JPS5810807A - 樹脂モ−ルドコイル - Google Patents

樹脂モ−ルドコイル

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JPS5810807A
JPS5810807A JP11029481A JP11029481A JPS5810807A JP S5810807 A JPS5810807 A JP S5810807A JP 11029481 A JP11029481 A JP 11029481A JP 11029481 A JP11029481 A JP 11029481A JP S5810807 A JPS5810807 A JP S5810807A
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JP
Japan
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resin
layer
coil
insulating layer
bisphenol
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JP11029481A
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English (en)
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JPS6322447B2 (ja
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Koichi Hirakawa
平川 功一
Yoshikazu Yokose
義和 横瀬
Setsuo Terada
寺田 節夫
Masatake Akao
赤尾 正武
Takashi Shibano
柴野 貴
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F5/00Coils
    • H01F5/06Insulation of windings

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Insulating Of Coils (AREA)
  • Organic Insulating Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は高耐熱、高ヒートサイクル性に優れた樹脂モー
ルドコイルを得ることを目的とするもの    ′であ
る。
従来のモールドコイルは、第1図、第2図に示す如く、
導体3の表面に絶縁皮膜4を施した電線を巻回してなる
素コイ省1をモールド型に収納後、モールド樹脂2を注
入し加熱硬化して得ている。
従来のモールドコイルに用いる電線としては、モールド
コイルの耐熱区分がB種の場合には、その絶縁層として
ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂等を用い、さらにその
耐熱区分がF種の場合には3ページ ポリエステルイミド樹脂等を用いる。又、モールド樹脂
2としては、ビスフェノール型エポキシ樹脂(DGEB
A )に硬化剤としてヘキサヒドロ無水フタル酸(H)
IPA)を用い、さらにその反応触媒としてベンジルジ
メチルアミン(BDMA)、ジメチルシクロヘキシルア
ミン(DMCA)、 1−ベンゾイル2−メチルイミダ
ゾール(IB2MZ )等の第3アミンを用い、又モー
ルド樹脂2の熱膨張係数をコイル導体に出来る限り近ず
ける為に、シリカ粉、アルミナ粉等の無機粉末を適量混
入する。
前述のような従来のモールドコイルを高温側230℃、
低温側−40℃のヒートサイクル試験を行うと、数サイ
クルでモールド樹脂2にクラックが発生する。ところが
、そのクラックは、素コイル電線の絶縁皮膜4にも伝播
し、レヤーショートを起こす原因となる。
本発明は前記従来のモールドコイルのように仮にモール
ド樹脂層にクラックが発生しても、それが電線の絶縁皮
膜に伝播しないモールドコイルの絶縁システムを提供す
るものである。
以下、本発明を第3図〜第6図を参照して説明する。第
3図、第4図は本発明にががる低圧コイル、高圧コイル
を一体モールドしたコイルを示すもので、アルミシート
に層間絶縁材料として、ノーメックスやポリエチレンテ
レフタレート等の薄葉材料を用いて巻回した低圧コイル
1oと、特殊絶縁層を形成した電線により構成される高
圧コイル11をエアーダクト用スペーサーとセパレータ
ーを介して金型内に一体にして収納し、樹脂モールドを
行ない加熱硬化してモールド樹脂層12を得る。ここで
、用いるモールド樹脂としては、主剤としてビスフェノ
ールA系エポキシ樹脂(DGEBA)で常温(26℃)
で液状のものを主成分とする(耐クラツク性や耐熱性を
改善する為に高分子量のものや他の可撓性付与剤を若干
混入する場合もある)ものを主剤とし、硬化剤としてメ
チルテトレヒドロ無水7タール酸(MeTHPA )、
 メチルへキサヒドロ無水フタール酸(MeHHPA 
)、  ヘキサヒドロ無水フタール酸(HHPA)等の
酸無水物硬化剤の一種又は数種を混合したものを用いる
6ペーシ 前述の酸無水物硬化剤は充填材の混入が容易になり、か
つ硬化物の耐熱特性も向上し、熱エージングによる寸法
変化が少ない。
前記モールド樹脂の反応触媒としては、BDMA 。
DMCA、IB2MZ、DMP−30等の第3アミンを
0.06〜3PHR混入する(主剤樹脂中に水酸基を含
むものが含まれる場合、触媒を用いなくても硬化は可能
となる)。充填材としては、シリカ粉。
アルミナ粉、クレー、水利アルミナ等を適量混入したも
のを用いる。前記充填材がシリカ粉で、そのシリカ純度
が98%以上で、かつその硬化物の熱膨張係数が40X
10”−’/l::以下になるように約4oVOL%混
入したものは、後の実施例でも述べるが、優れた耐熱、
耐クラツク性能を有する。
第4図において、離型層13は、低圧コイル1゜と高圧
コイル11が接する部分に埋設する。具体的ニは、ポリ
エチレンテレフタレートにシリコン系の離型剤を塗布し
たものやテフロン等もエポキシ樹脂との接着性が悪いも
のを用いる。この離型層13によシ低圧コイル10と高
圧コイル11に発生する複雑な応力はかなり緩和される
。なお、14は高圧端子、16は低圧コイル11の立上
り線、16はエアダクト、17は溝部分を示す。
第6図は高圧コイル部分の拡大断面図を示し、第6図は
高圧コイル11を構成する電線の絶縁構成を示すもので
、18は導体、19は導体18の表面に形成した絶縁層
で、1,2,3.4ブタンテトラカルボン酸とジアミン
とをモノマ一単位として水溶性溶媒又はそれと水との共
存下で反応を進行させて得られる酸価残存率3〜30チ
のポリイミド前駆体をアンモニウム塩を形成させて水溶
化して塗布焼付形成したものである。2oけ電線皮膜の
耐コロナ性を向′上させる為に塗布形成したイソミド系
のポリエステルイミド樹脂層よりなる中間層である。さ
らに21はビスフェノールA系エポキシ樹脂4の平均分
子量900以上の樹脂、例えばフェノキシ樹脂等で場合
によっては硬化剤を適量混入したものを溶剤に溶解し塗
布形成してなる。
なお、前述のような絶縁層の組合せは、一般常7ページ 識としては行なわれていない。即ち、エステルイミド樹
脂皮膜は、巻線時に損傷しやすいからである。そして、
損傷時に下層の皮膜にも′悪い影響を与える可能性があ
る。ところが1、本発明に係る前述のような組合せにお
いては、従来問題にされていたようなことが起こらない
ことを確認した。即ち、仮に中間層20であるエステル
イミド樹脂層に大きな力が作用し、皮膜が損傷しても、
下層の特殊ポリイミド樹脂層は殆んど損傷を受けない。
したがって、耐コロナ性が要求される場合には、その層
を形成することにより大きな効果を生、むことができる
次に本発明の一実施例を比較例とともに説明する。試料
は、導体が2.1〜2.8φのアルミニウム電線で、ツ
イストペアを作成し、その周囲を樹脂モールド絶縁した
もの、試験条件は加熱温度240℃、220℃、ヒート
サイクル条件は一40℃、チェック電圧は6「で1分間
印加、外挿法によりoo、ooo時間の温度を求めた結
果を下表に示す。
9 ペー二 ※1                       
  ※2基本樹脂組成     フィラー シリカ粉D
GEBA   1oo    5to2.純[9B、5
%Me)IHPA   83 DMCA     O,6 PIW:ポリイミド樹脂 EIW:イソミド系ポリエステルイミド融着層=フェノ
キシ樹脂で若干架橋剤を含み、加熱融着により熱硬化型
となる。
上表より比較例1〜6の従来の電線は、樹脂モールドす
ることにより耐熱性が若干低下する(モールドナシは記
載していないがモールドしたものより6〜10℃高い)
。又、モールド樹脂のフィラー混入率により大きく影響
を受ける。本発明に係る実施例のものは、まず特徴的に
言えることは、適正なモールドにより耐熱温度が上昇す
ることである。これはモールド樹脂との相溶性が非常に
優れていることを示すものである。。
即ち、モールド樹脂の充填材混入率が40 VOLチ以
上のものについては、加熱劣化の初期段階で0  − は・電線皮膜とモールド樹脂との間に機械的応力による
劣化が殆んど起らず、電線とモールド樹脂間に微少な間
隙が生じ、そこから酸素が供給されるか、もしくはモー
ルド樹脂にクラックが発生してから劣化が進んだ為に耐
熱温度が高くなったものと思われる。
前記の充填材混入率が40VOL%を下まわると、熱膨
張係数が大きくなり、それ故に電線皮膜に作用する熱応
力も大きくなって電線皮膜が損傷を受けやすくなるため
に耐熱温度も低くなる。
実施例1の試料と実施例6の試料について耐コロナ性の
比較試験として線間に2W印加して連続試験を行なった
場合の寿命時間は、実施例6の試料が前者のものより約
60%寿命が長いことがわかった。なお、このときの電
線の各皮膜厚の比率は下層の特殊ポリイミド層30〜6
0、中間層のポリエステルイミド層40〜70.上層の
融着層6〜3oのものが適しており、又前記範囲のもの
であれば作業中の損傷もあまり問題にならない程度であ
る。なお、実施例はフィラーとしてシリカ11、、、、
、−i 純度98.596のものを用いたが、それはシリカ粉に
限定されるものではない。ところが、シリカ純度98%
以上のものについては、特に優れた特性を得ることが出
来る。
又モールドコイルのモールド樹脂と電線との間に作用す
る応力は、コイルの構造により異なり、複雑なコイル構
造はど前述の応力も複雑に作用し、耐熱寿命を短かくす
る原因にもなるので、それに適合した絶縁システムを採
用することが要求されるが、本発明は低圧コイルと高圧
コイルを一体構造にしたモールドコイルにおいても優れ
た耐熱耐ヒートサイクル性を発揮するものである。これ
は前にも述べた如くモールド樹脂の組成と電線の絶縁皮
膜の組成ならびに構成が非常に優れている為である。な
お、レヤー絶縁材料を用いないコイルで、そのレヤー電
圧が高くなると本発明に係るような性能を有する絶縁シ
ステムが強く要求され、それに適用することによシ大き
な、効果を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のモールドコイルの断面図、第2図は同要
部の拡大断面図、第3図は本発明にかかる低圧コイル、
高圧コイルを導体モールドしたモールドコイルの断面図
、第4図は同平面図、第6図は同モールドコイルにおけ
る高圧コイルの断面図、第6図は同高圧コイルに用いる
電線の拡大断面図である。 12・・・・・・モールド樹脂層、18・・・・・・導
体、19・・・・・・絶縁層、2o・・・・・・中間層
、21・・・・・融着層。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 ほか1名第1
図 第2図 第3図 f3      (1

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  導体の表面に1.2.3. 4ブタンテトラ
    カルボン酸とジアミンとをモノマ一単位として、水溶性
    溶媒もしくはそれと水との共存下で反応を進行せし込て
    得られる酸価残存率3〜30%のポリイミド前駆体をア
    ンモニウム塩を形成させて水溶化したものを塗布焼付し
    て絶縁層を形成し、その上層に融着層として平均分子量
    が900以上のビスフェノールA系エポキシ樹脂を溶剤
    に溶解しそれを塗布形成して電線を作成し、この電線を
    巻回してなる素コイルの周囲を、ビスフェノールA系エ
    ポキシ樹脂を主成分とする主剤と、メチルテトサ ラヒドロ無水フタール酸、メチルへキオヒドロ無水フタ
    ール酸、ヘキサヒドロ無水フタール酸より選ばれた1種
    又は数種類を混合したものを硬化剤の主成分とし、さら
    に充填材として硬化物の熱膨張係数が40X10−6/
    ℃以下になるように混入してなるモールド樹脂によりモ
    ールドしてなる樹脂モールドコイル。
  2. (2)前記電線は、下層の絶縁層と上層の融着層の間に
    イソミド係のポリエステルイミド樹脂層よりなる中間層
    を介在させ、かつそれらの皮膜厚さの比率を下層の絶縁
    層30〜60.中間層40〜70゜上層の融着層6〜3
    0としてなる特許請求の範囲第1項記載の樹脂モールド
    コイル。
JP11029481A 1981-07-14 1981-07-14 樹脂モ−ルドコイル Granted JPS5810807A (ja)

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JPS6322447B2 JPS6322447B2 (ja) 1988-05-12

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5393805A (en) * 1990-06-23 1995-02-28 Hitachi, Ltd. Epoxy resin composition for insulating a coil, and a coil molded from the composition
CN102122855A (zh) * 2009-12-18 2011-07-13 通用汽车环球科技运作有限责任公司 电绝缘涂层、涂层系统及方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5393805A (en) * 1990-06-23 1995-02-28 Hitachi, Ltd. Epoxy resin composition for insulating a coil, and a coil molded from the composition
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