JP2778733B2 - スピーカー用ボイスコイル - Google Patents
スピーカー用ボイスコイルInfo
- Publication number
- JP2778733B2 JP2778733B2 JP7547689A JP7547689A JP2778733B2 JP 2778733 B2 JP2778733 B2 JP 2778733B2 JP 7547689 A JP7547689 A JP 7547689A JP 7547689 A JP7547689 A JP 7547689A JP 2778733 B2 JP2778733 B2 JP 2778733B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voice coil
- speaker
- adhesive
- adhesive layer
- wound
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Audible-Bandwidth Dynamoelectric Transducers Other Than Pickups (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、セラミックス等より成るボイスコイルボ
ビンや振動板に巻装されるボイスコイルに使用される接
着剤に関するものである。
ビンや振動板に巻装されるボイスコイルに使用される接
着剤に関するものである。
[従来の技術] 第2図はこの発明のものを含めた従来のボイスコイル
の巻装状態を示す断面図であり、図において(1)は例
えばセラミックス製のボイスコイルボビン、(6)はこ
のボイスコイルボビンに巻装されたボイスコイル、
(7)はその端末である。
の巻装状態を示す断面図であり、図において(1)は例
えばセラミックス製のボイスコイルボビン、(6)はこ
のボイスコイルボビンに巻装されたボイスコイル、
(7)はその端末である。
第3図は上記ボイスコイルの要部の拡大断面図であ
り、(1)は上記のボイスコイルボビン、(2)はその
外周面に施され被巻線部となる接着剤層、(3)は銅や
アルミから成り表面にポリエステル系、イミド系又はセ
ラミック系などの電気絶縁層(3a)を有する絶縁導線、
(4)はこの絶縁導線の表面に被着された接着剤層であ
り、この接着剤層を溶剤で溶かしながら上記の被巻線部
上にコイル状に巻回されている。
り、(1)は上記のボイスコイルボビン、(2)はその
外周面に施され被巻線部となる接着剤層、(3)は銅や
アルミから成り表面にポリエステル系、イミド系又はセ
ラミック系などの電気絶縁層(3a)を有する絶縁導線、
(4)はこの絶縁導線の表面に被着された接着剤層であ
り、この接着剤層を溶剤で溶かしながら上記の被巻線部
上にコイル状に巻回されている。
[発明が解決しようとする課題] 近年スピーカーの高入力化の要求によって耐熱性の優
れたボイスコイルが必要となり、フェノール樹脂やエポ
キシ樹脂を接着剤層として用いたボイスコイルやイミド
系樹脂を使用したボイスコイルが使用されてきたが、そ
の硬化のさい接着剤層に発泡作用が伴うという問題点が
あった。
れたボイスコイルが必要となり、フェノール樹脂やエポ
キシ樹脂を接着剤層として用いたボイスコイルやイミド
系樹脂を使用したボイスコイルが使用されてきたが、そ
の硬化のさい接着剤層に発泡作用が伴うという問題点が
あった。
この発明は上記の発泡作用を無くすことを目的とす
る。
る。
[課題を解決するための手段] この発明の場合は、ボイスコイルボビン等の被巻線部
に、濃い第1の濃度の熱硬化性接着剤を塗布することに
より接着剤層(2a)を設け、この被巻線部上には上記第
1の濃度よりうすい第2の濃度の同様の熱硬化性接着剤
(5)を塗布しながら絶縁導線(3)を巻回している。
に、濃い第1の濃度の熱硬化性接着剤を塗布することに
より接着剤層(2a)を設け、この被巻線部上には上記第
1の濃度よりうすい第2の濃度の同様の熱硬化性接着剤
(5)を塗布しながら絶縁導線(3)を巻回している。
[作 用] この発明の場合は、濃度のうすい接着剤を絶縁導線間
の接着に使用しているので、加熱硬化のさい絶縁導線間
に生じる発泡現象が防がれる。
の接着に使用しているので、加熱硬化のさい絶縁導線間
に生じる発泡現象が防がれる。
[実施例] 以下この発明の一実施例について説明する。すなわち
第1図において第3図のものと同一個所は同一符号を付
してその重複説明は省略することにするが、図中の
(5)はボイスコイルボビン(1)の被巻線部となる個
所に形成された例えばトリアジン系樹脂から成る第1の
濃度の熱硬化性接着剤層(2a)に比べ、特に濃度のうす
い第2の濃度の同様の熱硬化性接着剤で、このうすい接
着剤(5)を塗布しつつ絶縁導線(3)が上記接着剤層
(2a)上に巻回され、その後において全体が加熱硬化さ
れるようになっている点にこの発明の特徴がある。
第1図において第3図のものと同一個所は同一符号を付
してその重複説明は省略することにするが、図中の
(5)はボイスコイルボビン(1)の被巻線部となる個
所に形成された例えばトリアジン系樹脂から成る第1の
濃度の熱硬化性接着剤層(2a)に比べ、特に濃度のうす
い第2の濃度の同様の熱硬化性接着剤で、このうすい接
着剤(5)を塗布しつつ絶縁導線(3)が上記接着剤層
(2a)上に巻回され、その後において全体が加熱硬化さ
れるようになっている点にこの発明の特徴がある。
すなわちこの発明に成るボイスコイルでは、加熱硬化
のさい隣接絶縁導線(3)間の接着剤に泡が生じたり、
また該部の接着剤の目減りによる各絶縁導線(3)の浮
き上り現象も無くなる。
のさい隣接絶縁導線(3)間の接着剤に泡が生じたり、
また該部の接着剤の目減りによる各絶縁導線(3)の浮
き上り現象も無くなる。
[発明の効果] この発明のスピーカー用ボイスコイルは以上のように
接着剤を使い分けているので、絶縁導線間の接着剤に熱
硬化による発泡現象が生じることなく、物性接着性に優
れた高耐入力のスピーカー用ボイスコイルがきわめて簡
単に得られるという効果がある。
接着剤を使い分けているので、絶縁導線間の接着剤に熱
硬化による発泡現象が生じることなく、物性接着性に優
れた高耐入力のスピーカー用ボイスコイルがきわめて簡
単に得られるという効果がある。
第1図はこの発明のスピーカー用ボイスコイルの要部を
示す断面図、第2図はこの発明のものを含めた従来一般
のボイスコイルの巻装状態を示す断面図、第3図は従来
のボイスコイルの要部の断面図である。 なお図中(1)はボイスコイルボビン、(2a)は接着剤
層、(3)は絶縁導線、(3a)は電気絶縁層、(5)は
接着剤である。その他図中同一符号は同一部分を示すも
のとする。
示す断面図、第2図はこの発明のものを含めた従来一般
のボイスコイルの巻装状態を示す断面図、第3図は従来
のボイスコイルの要部の断面図である。 なお図中(1)はボイスコイルボビン、(2a)は接着剤
層、(3)は絶縁導線、(3a)は電気絶縁層、(5)は
接着剤である。その他図中同一符号は同一部分を示すも
のとする。
Claims (1)
- 【請求項1】ボイスコイルボビン等の被巻線部に、下記
第2の濃度より濃い第1の濃度の熱硬化性接着剤層を形
成させると共に、その上に巻回され表面に電気絶縁層を
有する絶縁導線には、上記第1の濃度よりうすい第2の
濃度の熱硬化性接着剤を使用するようにしたことを特徴
とするスピーカー用ボイスコイル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7547689A JP2778733B2 (ja) | 1989-03-28 | 1989-03-28 | スピーカー用ボイスコイル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7547689A JP2778733B2 (ja) | 1989-03-28 | 1989-03-28 | スピーカー用ボイスコイル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02253796A JPH02253796A (ja) | 1990-10-12 |
JP2778733B2 true JP2778733B2 (ja) | 1998-07-23 |
Family
ID=13577390
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7547689A Expired - Lifetime JP2778733B2 (ja) | 1989-03-28 | 1989-03-28 | スピーカー用ボイスコイル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2778733B2 (ja) |
-
1989
- 1989-03-28 JP JP7547689A patent/JP2778733B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02253796A (ja) | 1990-10-12 |
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