JPS61216599A

JPS61216599A - スピ−カ装置

Info

Publication number: JPS61216599A
Application number: JP5792385A
Authority: JP
Inventors: Haruhisa Saito; 斎藤　晴久
Original assignee: Mitsubishi Electric Corp
Current assignee: Mitsubishi Electric Corp
Priority date: 1985-03-22
Filing date: 1985-03-22
Publication date: 1986-09-26

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は渦巻状プリントボイスコイルを有する振動膜を
使用したスピーカ装置に関し、特にボイスコイルからの
リード引出構造の改良に関する。

〔従来の技術〕

従来のこの種渦巻状プリントボイスコイルを有する振動
膜を用いてなるスピーカ装置は、概略第７図（ａ）　、
（ｂ）に示すような構成とされていた。これを簡単に説
明すると１図中符号ｌは中央部に円筒状部１ａを有する
ポールピース、２はその上部で円筒状部１ａを取囲むよ
うにして積層された環状のフェライトマグネット、３は
同じくその上部で前記円筒状部１ａを取囲むようにして
積層された環状の磁性プレートで、これによって磁気回
路が構成されている。４は上述したプレート３の上部に
配設された環状のフレームで、これらプレート３とフレ
ーム４とによって、渦巻状プリントボイスコイル５を有
する環状振動膜６の外周部が挟持して圧接固定され、一
方この振動膜６の内周部は前記ポールピースｌの円筒状
部１ａと１端部にねじ７を介して固定されたセンタイコ
ライザを兼る振動膜固定子８によって挟持固定されてい
る。

なお１図中９は吸音材である。

また、１０ａ、ｌＯｂは前記振動［６上の渦巻状プリン
トボイスコイル５の両端にそれぞれ接続される入力端子
で、その一方（１０ａ）はボイスコイル５の内方端５ａ
に対しリード線１１ａ、　フレーム４に固設された中継
端子１２、さらにリード線１１ｂを介して接続され、他
方（１０ｂ）はボイスコイル５の外方端５ｂに対しリー
ド線ｌＩＣを介して接続されている。なお、図中１３は
前記振動膜６の内、外周部を導電材からなるポールピー
ス１の円筒状部１ａ、プレート３に対し絶縁状態で接触
させるための絶縁シートで、また前記フレーム４および
固定子８は共に絶縁体として形成されている。

そして、上述した構成において、ポールピース１、フェ
ライトマグネット２およびプレート３からなる磁気回路
によって構成される磁場内に配置された振動膜６は、そ
の表面に形成された渦巻状プリントボイスコイル５に対
し入力端子１０ａ。

１０ｂからの音声信号としての入力電流により適宜振動
し、所要の音波を発生するものである。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、上述した構成による従来装置によれば、
振動膜６上の渦巻状プリントボイスコイル５からのリー
ド引出構造として、引出リード線１１ａ、ｌｌｂ；ｌｌ
ｃや中継端子１２等といった電気的な接続用部品を用い
ているため、その構造が複雑で、使用部品点数も多く、
製造、組立てに時間を要する等といった欠点があり、さ
らにこの種スピーカ装置の意匠面に引出リード線１１ａ
が露呈してデザイン面で問題となる等といった不具合も
あった。

本発明は上述した事情に鑑みてなされたもので、渦巻状
プリントボイスコイルからのリード引出し用として、固
定子やポールピース、さらにはプレート等を適宜選択的
に利用することにより、部品点数を削減して構成の簡略
化を図り、組立作業性等を向上させることが可能となる
安価なスピーカ装置を得ることを目的とするものである
。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明に係るスピーカ装置によれば、振動膜上に形成さ
れた渦巻状プリントボイスコイルの内方端から入力端子
までの信号経路を、固定子により振動膜の内周部が圧接
して固定される磁気回路を構成するポールピースを利用
するようにし、また必要に応じてボイスコイルの外方端
から入力端子までの信号経路としても、フレームにより
振動膜外周１部が圧接固定される磁気回路を構成する磁
性プレートを利用し得るようにしたものである。

〔作用〕

本発明によれば、渦巻状プリントボイスコイルの内方端
からの信号経路としてポールピースを用い、さらに選択
的にボイスコイル外方端からの信号経路として磁性プレ
ートも用いるような構成としているため、従来に比べ接
続用のリード線や中継端子などを省略し得るものである
。

〔実施例〕

以下、本発明を図面に示した実施例を用いて詳細に説明
する。

第１図（ａ）、（ｂ）は本発明に係るスピーカ装置の−
・実施例を示すものであり、これらの図において前述し
た第７図（ａ）、（ｂ）と同一または相当する部分には
同一番号を付してその説明は省略する。

さて、本発明によれば、渦巻状プリントボイスコイル５
を有する振動膜６を用いたスピーカ装置において、ボイ
スコイル５の内方端５ａから入力端子１０ａまでの信号
経路を、前記振動膜６の内周部を挟持して固定する固定
子８および磁気回路を構成するポールピースｌを用いた
ところに特徴を有している。

゛すなわち１本実施例では、固定子８を金属材等といっ
た導電性材料で形成し、これを振動膜６上の渦巻状プリ
ントボイスコイル５の内方端５ａに接合させて電気的に
接続するとともに、この固定子８が連結されている導電
性材料にて形成されているポールピース１を、従来のリ
ード線に代えて信号経路として用いるようにしている。

なお、図中１４は入力端子１０ａをポールピース１の任
意の個所、本実施例では下面側に固定しているねじであ
る。

このような構成によれば、振動ｐＨ６上の渦巻状プリン
トボイスヨイル内方端５ａは、ねじ７を締付けることに
よって固定子８と導通し、さらにこの固定子８を介して
ポールピースｌの円筒状部ｌａに電気的に接続されるこ
とになる。そして、これら固定子８およびポールピース
ｌは上述したように電気的良導体として機能するため、
このポールピースｌの任意の個所に入力端子１０ａを取
付けておけば、従来のリード線（ｌｌａ、１ｌｂ）、中
継端子（１２）と同等の役割を果たし、これらを省略し
て部品点数を削減することができ、これにより装置構成
の簡素化を図り、組立作業性等を向上させることが可能
となるものである。

なお、上述した実施例では、固定子８として金属材等の
導電性材料を用いた場合を示したが、本発明はこれに限
定されるものではなく、少なくとも固定子８のボイスコ
イル５への接合面が導電性をもつ構成であればよく、た
とえば第２図に示すように、樹脂成形品や絶縁体として
形成されている固定子８に対し、その下面に金属油や金
属膜等といった導電膜２０を介在させたり、あるいは第
３図に示すように、固定子８の表面前部に金属メッキＦ
ＢＩ２１を施すようにしてもよいことは明らかであろう
、そして、このような構成によれば。

第４図（ａ）、（ｂ）に示すように、フレーム４と固定
子８とが複数本の架橋部１５により一体的に連結された
状態でたとえば樹脂成形されている場合等において、そ
の効果を発揮し得るものである。

第５図（ａ）、（ｂ）は本発明の別の実施例を示すもの
で、この実施例では、渦巻状プリントボイスコイル５を
有する振動膜６を、前述した実施例とは逆にその導電面
がポールピース１等の磁気回路側に面するようにして設
け、これにより振動膜６上のボイスコイル内方端５ａが
、固定子８によって振動膜６内周部が圧接して固定され
る磁気回路を構成するポールピースｌに対し電気的に接
続され、またボイスコイル外方端５ｂが、フレーム４に
よって振動膜６外周部が圧接して固定される磁気回路を
構成する磁性プレート３に対し電気的に接続されるよう
に構成している。勿論、ボイスコイル５の内、外方端５
ａ、５ｂに接続される入力端子１０ａ、ＬＯｂは、上述
したポールピースｌおよび磁性プレート３の任意の個所
に設けられているものである。

そして、このような構成において、上述したポールピー
スｌと磁性プレート３との間に介装されているフェライ
トマグネット２は、その主成分がＦｅｚ　０３であり、
一般的なスピーカ装置のボイスコイル５のインピーダン
ス４〜ＩＢΩに対し充分に大きな抵抗値を有するため、
実質上絶縁体として見なすことができるものである。し
たがって、上述したポールピース１と磁性プレート３は
それぞれボイスコイル５の両端から入力端子１０ａ　。

１０ｂまでの信号経路を独立して形成することとなり、
これにより従来の引出リード線や中継端子等といった電
気的な接続用部品をすべて省略することが可能で、その
利点は大きい。

また、このような構成による作用効果は、第６図（ａ）
、（ｂ）に示すようなフレーム４と固定子８とを複数の
架橋部１５で連結してなる一体型構成においても同様で
あることは容易に理解されよう。

さらに、上述した渦巻状プリントボイスコイル５の外方
端５ｂを磁性プレート３に対し接続させる構成としては
、前述した第１図（ａ）、（ｂ）等に示した実施例と同
様に、フレーム４を導電性材料で形成したり、第２図お
よび第３図に示すように少なくともその接合面に導電膜
２０等を形成することによっても可能となるもので、振
動膜６の導電面を必ずしも反転させて配設する必要はな
いものである。要は、渦巻状プリントボイスコイル５の
内、外方端５ａ、５ｂをそれぞれポールピース１、磁性
プレート３側に電気的に接続し得る構成であればよいも
のである。

〔発明の効果〕

以上説明したように１本発明に係るスピーカ装置によれ
ば、振動膜上に形成された渦巻状プリントボイスコイル
の内方端から入力端子までの信号経路を、固定子により
振動膜の内周部が圧接して固定される磁気回路を構成す
るポールピースを利用するようにしたので、簡単かつ安
価な構成にもかかわらず、渦巻状プリントボイスコイル
の内方端からの信号経路として既存のポールピースを用
いることができ、従来に比べ接続用のリード線や中継端
子などを省略し、その構成部品点数を削減して構成の簡
素化を図り、また組立作業性を向上させることが可能で
、さらに従来のように引出しリード線が装置意匠面に露
呈しないデザイン構成が可能である等といった種々優れ
た効果がある。

また、本発明によれば、渦巻状プリントボイスコイルの
外周部側も、磁気回路を構成する磁性プレートを利用し
て外部接続可能に引出すことによって、上述した効果を
より一層発揮させ得るもので、特に部品点数を削減し１
組立作業性を向上させるうえでその効果は大きいもので
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）、（ｂ）は本発明に係るスピーカ装置の一
実施例を示す概略平面図および要部断面図、第２図ない
し第４図（ａ）、（ｂ）はその変形例をそれぞれ示す説
明図、第５図（ａ）、（ｂ）は本発明の別の実施例を示
す概略平面図および要部断面図、第６図（ａ）　、（ｂ
）はその変形例を示す説明図、第７図（ａ）。（ｂ）は従来例を示す概略平面図および要部断面図であ
る。　　　　　・１・・拳・ポールピース、１ａ・・Φ・円筒状部、２・
−・・フェライトマグネット、３・・・・磁性フレート
、４・拳拳・フレーム、５・・Φｅ渦巻状プリントボイ
スコイル、５ａ拳・・・内方端、５ｂ・・・争外方端、
６・・・拳振動膜。８φ・・・振動膜固定子、ｌＯａ、ｌＯｂ・・・・入力
端子、２０・・・・導電膜、２１・ｅΦ・金属メッキ層
。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）渦巻状プリントボイスコイルを有する振動膜を用
いたスピーカ装置において、前記振動膜上のボイスコイ
ル内方端を、固定子によって振動膜内周部が圧接して固
定される磁気回路を構成するポールピースに対し電気的
に接続し、かつこのポールピースに前記ボイスコイル内
方端と電気的に接続される入力端子を設けたことを特徴
とするスピーカ装置。
（２）渦巻状プリントボイスコイルを有する振動膜を用
いたスピーカ装置において、前記振動膜上のボイスコイ
ル内方端を、固定子によって振動膜内周部が圧接して固
定される磁気回路を構成するポールピースに対し電気的
に接続するとともに、前記ボイスコイル外方端を、フレ
ームによって振動膜外周部が圧接して固定される磁気回
路を構成する磁性プレートに対し電気的に接続し、かつ
これらポールピースおよび磁性プレートに対し前記ボイ
スコイルの内、外方端とそれぞれ電気的に接続される入
力端子を設けたことを特徴とするスピーカ装置。