JP2600363B2 - 電磁型発音体 - Google Patents
電磁型発音体Info
- Publication number
- JP2600363B2 JP2600363B2 JP1793389A JP1793389A JP2600363B2 JP 2600363 B2 JP2600363 B2 JP 2600363B2 JP 1793389 A JP1793389 A JP 1793389A JP 1793389 A JP1793389 A JP 1793389A JP 2600363 B2 JP2600363 B2 JP 2600363B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnet
- sounding body
- coil
- frame
- electromagnetic sounding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Electrostatic, Electromagnetic, Magneto- Strictive, And Variable-Resistance Transducers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は家電製品,OA機器，自動車，時計など各産業
分野の発音体として用いられる電磁型発音体に関するも
のである。
分野の発音体として用いられる電磁型発音体に関するも
のである。
従来の技術 近年、音響振動的に音を発生する電磁型発音体として
小型・薄型のものが注目されており、多機能になればな
るほどその構造は複雑になってきている。
小型・薄型のものが注目されており、多機能になればな
るほどその構造は複雑になってきている。
そこで回路基板に実装され耐洗浄タイプの電磁型発音
体について、先に我々が提案した例を図面を参照しなが
ら説明する。
体について、先に我々が提案した例を図面を参照しなが
ら説明する。
第４図が従来の電磁型発音体の平面図、第５図が同第
４図のＡ−Ｏ−Ｂ正面断面図である。
４図のＡ−Ｏ−Ｂ正面断面図である。
マグネット４とプレート１と、前記プレート１を固定
するフレーム９からなる磁気回路にコイル３が固定され
て界磁部を構成し、狭いギャップ７を介して透磁率の高
い、ダイアフラム11とサスペンション12からなる金属振
動板が上記フレーム９の上端部に保持されるように設け
られている。前記金属振動板はマグネット４による直流
磁界のためにあらかじめプレート１に吸引され支持され
ているが、端子５を通してコイル３に交流信号が印加さ
れると、それによる交流磁束が重畳され、吸引力が交流
信号の周波数に応じて変化するために、金属振動板が振
動し音が発生する。この発生した音は共鳴ケース14間の
キャビティ15によって増幅され、放音孔16を通じて外部
に放出されるものである。
するフレーム９からなる磁気回路にコイル３が固定され
て界磁部を構成し、狭いギャップ７を介して透磁率の高
い、ダイアフラム11とサスペンション12からなる金属振
動板が上記フレーム９の上端部に保持されるように設け
られている。前記金属振動板はマグネット４による直流
磁界のためにあらかじめプレート１に吸引され支持され
ているが、端子５を通してコイル３に交流信号が印加さ
れると、それによる交流磁束が重畳され、吸引力が交流
信号の周波数に応じて変化するために、金属振動板が振
動し音が発生する。この発生した音は共鳴ケース14間の
キャビティ15によって増幅され、放音孔16を通じて外部
に放出されるものである。
ここでは、耐洗浄タイプなので金属振動板を取付けた
フレーム９の上面に防水膜13を設け、放音孔16を共鳴ケ
ース14の側面下部に２個設けてある。また、基板へ直接
実装するため、コイル３のリード線と端子５の電気結合
部６を共鳴ケース14の外側でなく内部に設けてある。ま
た、マグネット４は割れにくいように樹脂のモールド部
10で包み込んである。
フレーム９の上面に防水膜13を設け、放音孔16を共鳴ケ
ース14の側面下部に２個設けてある。また、基板へ直接
実装するため、コイル３のリード線と端子５の電気結合
部６を共鳴ケース14の外側でなく内部に設けてある。ま
た、マグネット４は割れにくいように樹脂のモールド部
10で包み込んである。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、このような構造のものでは第６図
（Ａ）で示すように界磁部のインサート成形時に樹脂圧
によりマグネット４が上下方向にずれたり又、第６図
（Ｂ）で示すように円周方向に動いてモールド部10から
露出したりし、モールド部10より露出したマグネット４
にヒビが入り、落下試験でマグネット４が欠けたり、粉
砕する。それにより、マグネット４の破片が磁気ギャッ
プ７中に入り込んだり、マグネット４が割れたりして性
能不良が生じる等の問題点を有していた。
（Ａ）で示すように界磁部のインサート成形時に樹脂圧
によりマグネット４が上下方向にずれたり又、第６図
（Ｂ）で示すように円周方向に動いてモールド部10から
露出したりし、モールド部10より露出したマグネット４
にヒビが入り、落下試験でマグネット４が欠けたり、粉
砕する。それにより、マグネット４の破片が磁気ギャッ
プ７中に入り込んだり、マグネット４が割れたりして性
能不良が生じる等の問題点を有していた。
本発明は、このような問題点を解決することのできる
電磁型発音体を提供せんとするものである。
電磁型発音体を提供せんとするものである。
課題を解決するための手段 この課題を解決するために本発明はマグネットのずれ
防止として、マグネットモールド部の成形金型にマグネ
ットストッパーを設けたものである。
防止として、マグネットモールド部の成形金型にマグネ
ットストッパーを設けたものである。
作用 この技術的手段による作用は次のようになる。
すなわち、マグネットのずれ防止として、マグネット
モールド部の成形金型にストッパーを設けたことにより
モールド成形時にマグネットが円周方向や上下方向に動
いてもストッパーによりマグネットが樹脂モールド部よ
り、はみ出たり露出したりしなくなるのである。
モールド部の成形金型にストッパーを設けたことにより
モールド成形時にマグネットが円周方向や上下方向に動
いてもストッパーによりマグネットが樹脂モールド部よ
り、はみ出たり露出したりしなくなるのである。
実施例 以下、本発明の実施例を第１図〜第３図を用いて説明
する。
する。
17はセンターポール18を有するプレートで、このプレ
ート17上のセンターポール18の周囲にはリング状に巻回
されたコイル19と、このコイル19の外周にリング状のマ
グネット20が配置され界磁部を構成している。また、プ
レート17上にはコイル19の端部と電気的に接続されて端
子21へ導びかれる接続部22が配置されている。
ート17上のセンターポール18の周囲にはリング状に巻回
されたコイル19と、このコイル19の外周にリング状のマ
グネット20が配置され界磁部を構成している。また、プ
レート17上にはコイル19の端部と電気的に接続されて端
子21へ導びかれる接続部22が配置されている。
これらの界磁部には、上記プレート17の外周縁部を被
うように成形され、上端に段部23をもった筒状部24を有
するフレーム25が形成され、このフレーム25の形成時に
上記プレート17上のマグネット20,コイル19を同時にモ
ールドするモールド部26が形成され、センターポール18
のみがこのモールド部26の上面に表出している。
うように成形され、上端に段部23をもった筒状部24を有
するフレーム25が形成され、このフレーム25の形成時に
上記プレート17上のマグネット20,コイル19を同時にモ
ールドするモールド部26が形成され、センターポール18
のみがこのモールド部26の上面に表出している。
上記フレーム25の筒状部24の段部23には、高透磁率材
料からなるダイヤフラム27を中央に結合したサスペンシ
ョン28とからなる金属振動板の周縁部が保持されてい
る。
料からなるダイヤフラム27を中央に結合したサスペンシ
ョン28とからなる金属振動板の周縁部が保持されてい
る。
さらに、フレーム25の筒状部24の金属振動板の上面に
は防水膜29が結合されている。
は防水膜29が結合されている。
また、フレーム25には共鳴ケース30が被せられ、この
共鳴ケース30によってキャビティ31を形成し、この共鳴
ケース30の下部の２個所に、放音孔32を設けてある。
共鳴ケース30によってキャビティ31を形成し、この共鳴
ケース30の下部の２個所に、放音孔32を設けてある。
このような構成で端子21を通してコイル19に交流信号
が印加されると、それによる交流磁束が重畳され、吸引
力が交流信号の周波数に応じて変化するために金属振動
板が振動し音が発生する。この発生した音は共鳴ケース
30のキャビティ31によって増幅され、放音孔32を通して
外部に放出される。
が印加されると、それによる交流磁束が重畳され、吸引
力が交流信号の周波数に応じて変化するために金属振動
板が振動し音が発生する。この発生した音は共鳴ケース
30のキャビティ31によって増幅され、放音孔32を通して
外部に放出される。
また、33がマグネット20のずれ防止のため成形金型よ
り形成されるストッパー部であり、第３図（Ａ），
（Ｂ）で示すように、マグネット20が上下方向や円周方
向に動いてもモールド部26より露出することはなく、上
記界磁部のコイル19のマグネット20はモールド部26によ
って完全に被われているため、マグネット20にヒビが入
ったり欠けたりすることがなく、たとえ衝撃などで欠け
たりしてもマグネット20の破片が金属振動板と界磁部と
の間の磁気ギャップに入り込んで異常音を発生させたり
性能不良を発生させるといったことが防止できる。
り形成されるストッパー部であり、第３図（Ａ），
（Ｂ）で示すように、マグネット20が上下方向や円周方
向に動いてもモールド部26より露出することはなく、上
記界磁部のコイル19のマグネット20はモールド部26によ
って完全に被われているため、マグネット20にヒビが入
ったり欠けたりすることがなく、たとえ衝撃などで欠け
たりしてもマグネット20の破片が金属振動板と界磁部と
の間の磁気ギャップに入り込んで異常音を発生させたり
性能不良を発生させるといったことが防止できる。
発明の効果 本発明は、マグネットのずれ防止として、マグネット
モールド部の成形金型にストッパーを設けたことにより
モールド成形時にマグネットにヒビやクラックが入って
も、マグネットが包まれている樹脂モールド部よりはみ
出したり、露出したりしないので、マグネットが欠けた
り、粉砕したりしなくなるのである。
モールド部の成形金型にストッパーを設けたことにより
モールド成形時にマグネットにヒビやクラックが入って
も、マグネットが包まれている樹脂モールド部よりはみ
出したり、露出したりしないので、マグネットが欠けた
り、粉砕したりしなくなるのである。
よって、マグネットの破片が磁気ギャップ中に入り込
んだり、マグネットが割れたりしないので、界磁部によ
る発音体の性能不良は全く発生しなくなるのである。
んだり、マグネットが割れたりしないので、界磁部によ
る発音体の性能不良は全く発生しなくなるのである。
第１図は本発明の一実施例の電磁型発音体の平面図、第
２図は同第１図のＣ−Ｏ−Ｄ断面図、第３図（Ａ）は同
要部拡大図、第３図（Ｂ）は同第３図（Ａ）のＥ−Ｏ−
Ｆ断面図、第４図は同平面図、第５図は同第４図のＡ−
Ｏ−Ｂ断面図、第６図（Ａ）は従来の電磁型発音体の要
部断面図、第６図（Ｂ）は同要部拡大図である。 17……プレート、18……センターポール、19……コイ
ル、20……マグネット、21……端子、22……導伝部、23
……段部、24……筒状部、25……フレーム、26……モー
ルド部、27……ダイヤフラム、28……サスペンション、
29……防水膜、30……共鳴ケース、31……キャビティ、
32……放音孔、33……ストッパー。
２図は同第１図のＣ−Ｏ−Ｄ断面図、第３図（Ａ）は同
要部拡大図、第３図（Ｂ）は同第３図（Ａ）のＥ−Ｏ−
Ｆ断面図、第４図は同平面図、第５図は同第４図のＡ−
Ｏ−Ｂ断面図、第６図（Ａ）は従来の電磁型発音体の要
部断面図、第６図（Ｂ）は同要部拡大図である。 17……プレート、18……センターポール、19……コイ
ル、20……マグネット、21……端子、22……導伝部、23
……段部、24……筒状部、25……フレーム、26……モー
ルド部、27……ダイヤフラム、28……サスペンション、
29……防水膜、30……共鳴ケース、31……キャビティ、
32……放音孔、33……ストッパー。
Claims (1)
- 【請求項１】プレート上にマグネットおよびコイルを配
置して構成される界磁部にマグネットのずれ防止用のス
トッパー部を設けた成形金型で樹脂成形により上記界磁
部を被うモールド部とフレームを形成し、フレームの筒
状部上に金属振動板を配置するとともに共鳴ケースを被
せてなる電磁型発音体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1793389A JP2600363B2 (ja) | 1989-01-27 | 1989-01-27 | 電磁型発音体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1793389A JP2600363B2 (ja) | 1989-01-27 | 1989-01-27 | 電磁型発音体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02199997A JPH02199997A (ja) | 1990-08-08 |
| JP2600363B2 true JP2600363B2 (ja) | 1997-04-16 |
Family
ID=11957576
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1793389A Expired - Lifetime JP2600363B2 (ja) | 1989-01-27 | 1989-01-27 | 電磁型発音体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2600363B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2014041612A1 (ja) * | 2012-09-11 | 2014-03-20 | パイオニア株式会社 | 振動発生装置及び該振動発生装置を用いた電子機器 |
| CN105025420A (zh) * | 2014-04-28 | 2015-11-04 | 全艺电子(昆山)有限公司 | 用于扁平型扬声器的导磁性振动板 |
-
1989
- 1989-01-27 JP JP1793389A patent/JP2600363B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02199997A (ja) | 1990-08-08 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4443667A (en) | Electromagnetic transducer | |
| CN115119115B (zh) | 发声装置以及电子设备 | |
| JP4159408B2 (ja) | スピーカ | |
| CN106028234B (zh) | 一种振膜及扬声器单体 | |
| KR100478985B1 (ko) | 전자음향변환기 | |
| JP2600363B2 (ja) | 電磁型発音体 | |
| JP4553278B2 (ja) | 多機能型発音体およびその製造方法 | |
| JP3151814B2 (ja) | 電磁型発音体 | |
| JP2004177624A (ja) | 電気音響変換器 | |
| EP1120991A2 (en) | Electroacoustic transducer and attachment structure thereof | |
| US4799266A (en) | Electroacoustic converter | |
| JP4603124B2 (ja) | 多機能型発音体 | |
| JPS5936479B2 (ja) | 電磁型音響変換装置 | |
| JP3255171B2 (ja) | 電磁型発音体 | |
| US6654478B2 (en) | Electroacoustic transducer | |
| JP3747361B2 (ja) | 電磁音響変換器 | |
| JP2516987B2 (ja) | 電磁型発音体 | |
| JP3639784B2 (ja) | 電気音響変換器 | |
| KR0140317Y1 (ko) | 스피커 | |
| JP2773347B2 (ja) | 電磁型発音体の製造方法 | |
| JP2001245386A (ja) | 多機能型発音体 | |
| CN210639973U (zh) | 一种防潮耐高温型电子蜂鸣器 | |
| JP2964966B2 (ja) | 電磁型発音体 | |
| JP3732088B2 (ja) | 電気音響変換器 | |
| JPH06113395A (ja) | 電気音響変換器 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080129 Year of fee payment: 11 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090129 Year of fee payment: 12 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |