JPH0530595A - スピーカ用ボイスコイル - Google Patents

スピーカ用ボイスコイル

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JPH0530595A
JPH0530595A JP18436991A JP18436991A JPH0530595A JP H0530595 A JPH0530595 A JP H0530595A JP 18436991 A JP18436991 A JP 18436991A JP 18436991 A JP18436991 A JP 18436991A JP H0530595 A JPH0530595 A JP H0530595A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voice coil
black
speaker
wire
bobbin
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Pending
Application number
JP18436991A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukimi Hiroshima
幸美 廣嶋
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ワイヤ巻線部及び/または、ボイスコイルボ
ビン部表面を黒色とすることを特徴とするものである。 【効果】 ワイヤ及び/または、ボビン表面を黒色とす
ることにより、ボイスコイルの熱の放射効率を向上し、
発熱が抑制されることにより従来品と比較して入力容量
を増大したスピーカを得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音響機器等に使用する
スピーカ用ボイスコイルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のスピーカ用ボイスコイルは、銅若
しくはアルミニウムの導体素線をポリエステルもしくは
ポリウレタン樹脂等の絶縁層、さらにその外層にナイロ
ン系ポリアミド等の接着層を設けたワイヤと、該ワイヤ
が巻回固定されるボビンとにより構成される。
【0003】一方、スピーカに入力される音声電流は、
ボイスコイルと磁気回路の相互作用により、機械的エネ
ルギーさらには、音響エネルギーに変換されるが、その
変換効率は甚だしく低く、音声電流の大部分の電力は熱
エネルギーに変換されることになる。このような理由か
らボイスコイルは著しく発熱し、ボイスコイルには耐熱
性が要求され、上記の絶縁樹脂、接着剤または、ボビン
材質によりその耐熱限界、ひいては入力限界が決定され
ることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のボイス
コイル自身の発熱を速やかに発散放熱し、温度上昇を抑
制することにより、入力容量の増大をはかることにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によるスピーカ用
ボイスコイルは、ワイヤ巻線部及び/または、ボイスコ
イルボビン部表面を黒色とすることを特徴とするもので
ある。
【0006】
【作用】本発明におけるスピーカ用ボイスコイルは、ワ
イヤ巻線部及び/または、ボイスコイルボビン部表面を
黒色とすることにより、ボイスコイル表面層からの熱の
放射効率を向上しボイスコイルの温度上昇を抑制し、ス
ピーカの入力容量を増大することができる。
【0007】
【実施例】実施例1 ポリエステル樹脂を絶縁層とする銅ワイヤの表面に、平
均粒径5ミクロン以下のカーボンブラックを固形分比で
40%混入した、ポリアミド樹脂溶液を塗布後乾燥し、
膜厚10ミクロンの黒色樹脂層を得、該黒色樹脂層を接
着層とし、溶剤再活性によりワイヤを巻回固着して、黒
色のワイヤ巻線部を有するボイスコイルを構成する。
【0008】図1は本実施例によるワイヤの断面図を示
す。図中の符号1は導体である銅素線部、2はポリエス
テル樹脂の絶縁層、3はカーボンブラックが分散され黒
色を呈するポリアミド樹脂の接着層である。
【0009】図2に本実施例によるスピーカ用ボイスコ
イルa1と従来のスピーカ用ボイスコイルb1の同等品
との入力電力とコイル温度の上昇とを比較した説明図を
示す。
【0010】実施例2 カーボンブラックを固形分比で50%混入したブチラー
ル樹脂溶液を、厚み50ミクロンのアルミニウムに塗
布、乾燥、固着の後、ワイヤを巻回し、表面が黒色を呈
するアルミニウムボビンを有するボイスコイルを構成す
る。
【0011】図3は本実施例によるスピーカ用ボイスコ
イルの断面図を示す。図中の符号4はアルミニウムボビ
ン基体、5は黒色を呈するブチラール樹脂層、6はワイ
ヤである。
【0012】図4に本実施例によるスピーカ用ボイスコ
イルa2と表面黒色化処理していないアルミニウムボビ
ンによるボイスコイルb2との入力電力とコイル温度の
上昇とを比較した説明図を示す。
【0013】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ワイヤ及
び/または、表面を黒色とすることにより、ボイスコイ
ルの熱の放射効率が向上し、発熱が抑制されることによ
り、従来品と比較して入力容量を増大したスピーカを得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスピーカ用ボイスコイルに実施するワ
イヤの断面図である。
【図2】実施例1によるスピーカ用ボイスコイルと従来
の同等品との入力電力とコイル温度の上昇とを比較した
説明図である。
【図3】本発明のスピーカ用ボイスコイルの断面図であ
る。
【図4】実施例2によるスピーカ用ボイスコイルと従来
の同等品との入力電力とコイル温度の上昇とを比較した
説明図である。
【符号の説明】
1 銅素線部 2 絶縁層 3 黒色を呈する接着層 4 アルミニウムボビン基体 5 黒色を呈する樹脂層 6 ワイヤ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導体を被覆する絶縁層及び/または、接
    着層に黒色顔料を混入分散せしめ、ワイヤ表面を黒色と
    したことを特徴とするスピーカ用ボイスコイル。
  2. 【請求項2】 ワイヤ固着用の接着剤を用い形成するボ
    イスコイルにおいて、該接着剤に黒色顔料を混入し、ワ
    イヤ巻線部表面を黒色としたことを特徴とするスピーカ
    用ボイスコイル。
  3. 【請求項3】 ボイスコイルボビンの外面及び/また
    は、内面を黒色としたことを特徴とするスピーカ用ボイ
    スコイル。
JP18436991A 1991-07-24 1991-07-24 スピーカ用ボイスコイル Pending JPH0530595A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2007046230A1 (ja) * 2005-10-17 2007-04-26 Pioneer Corporation スピーカユニットおよびスピーカ装置
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