JPS581039Y2 - スピ−カ用ボイスコイル - Google Patents

スピ−カ用ボイスコイル

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Publication number
JPS581039Y2
JPS581039Y2 JP1978009554U JP955478U JPS581039Y2 JP S581039 Y2 JPS581039 Y2 JP S581039Y2 JP 1978009554 U JP1978009554 U JP 1978009554U JP 955478 U JP955478 U JP 955478U JP S581039 Y2 JPS581039 Y2 JP S581039Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voice coil
resin
speaker
utility
coil
Prior art date
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Expired
Application number
JP1978009554U
Other languages
English (en)
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JPS54113541U (ja
Inventor
奥沢和朗
Original Assignee
松下電器産業株式会社
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Publication date
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  • Insulating Of Coils (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は耐熱性の優れたスピーカ用ボイスコイルを提供
しようとするものである。
一般にスピーカは、第1図に示すように構成されている
すなわち、センターポール1を備えたプレート2、リン
グ状のマグネット3、同じくリング状の上部プレート4
によって構成される界磁部5にフレーム6を結合し、こ
のフレーム60周縁部にガスケット7とともに振動板8
0周縁部を結合し、この振動板8の中央部にボイスコイ
ル9を結合しこのボイスコイル9の中間部をダンパー1
0で保持して、ボイスコイル9を上記界磁部5の磁気ギ
ャップ11に偏心することなくはまり合うように構成し
、振動板8の中央部上面にダストキャップ12を貼付け
て構成されている。
このようなスピーカにおいて、最近では大入力を印加し
て大出力の再生を楽しむ傾向にあり、このように大人力
がボイスコイル9に印加されるとジュール熱によって発
熱するため、ボイスコイル9としては耐熱性に優れたも
のが要望されている。
従来におけるボイスコイル9としては、ポリウレタン系
や、ポリエステル系絶縁被膜を形成した絶縁導線にポリ
アミド系樹脂を接着剤として、これをメタノール溶剤に
より再活性させながらコイルボビン巻線し接着結合して
構成されていた。
ところが、ポリウレタン系樹脂被膜導線を用いたボイス
コイル9ではl 20−、、l 30’C,ポリエステ
ル系樹脂被膜導線を用いたボイスコイル9では約150
℃、変性ポリアミド系樹脂被膜導線を用いたボイスコイ
ル9では最高200’Cの耐熱性しか得られないものが
あった。
この程度の耐熱性のボイスコイル9では、高大カスピー
カとして使用すると、温度上昇によって絶縁被膜が炭化
溶融して絶縁導線間が短絡したり、線ばらげが発生して
本来の機能が破壊されてしまうことになる。
さらに、上述のボイスコイル9にフェノール樹脂やエポ
キシ樹!信をコーティングして耐熱性の向上を計る方法
も試みられているが、その耐熱温度は200℃程度であ
り十分とはいえ/よいものであった。
本考案は300’C以上の耐熱性を有したボイスコイル
を提供しようとするものCある。
以下、本考案の実施例を図面第2図、第3図により説明
する。
すなわち、本考案のボイスコイル9は、アルミニウムや
チタンなどの金属箔あるいはイミドフィルムなどの高耐
熱性の樹脂フィルムによって円筒状に形成されたコイル
ボビン13の下部外周部にシリコーン系樹脂、イミド系
樹脂あをいは無機系基材を銅などの導線14の絶縁被膜
15とした耐熱性被膜導線16を巻装し、フッ素系樹脂
接着剤17によってコイルボビン13との結合および耐
熱性被膜導線16間の結合を計って構成されている。
コノフッ素系樹脂接着剤17としては、フッ化ビニリデ
ン−六フッ化プロピレン樹脂などの六フッ化系樹脂、四
フッ化エチレン樹脂を用いることができる。
この六フッ化系樹脂はメチルエチルケトンやアセトンな
どのケトン類に可溶性で、ヘキサメチレンテトラミンな
どのアミン類やパーオキサイド類などの加硫剤で容易に
加硫するので、これらの性虜を生かして耐熱性被膜導線
16をコイルボビン13に巻線するときに接着剤として
利用できる。
また、四フッ化エチレン樹脂の不溶剤性樹脂は乳化重合
させた状態で用い、350〜4001:の高温Vこて焼
付ける。
次に従来例と本考案によるボイスコイル9を作成し、こ
れをスピーカに組込んで高人力を印加し、ボイスコイル
9の破損時の温度を測定した結果を下表に示す。
なお、コイルボビンとしてはアルミニウム箔を使用しも 上記表の結果からも明らかなように本考案のボイスコイ
ルは、短時間ならば400℃以上モノ高温に耐え、従来
例に比較して著しく優れた耐熱性を有している。
以上のように、本考案のスピーカ用ボイスコイルは、き
わめて優れた耐熱性をもっことになり、鳥人カスピー力
に利用するのに最適となり、300℃以上の高温にも耐
え、大入力の印加を長時間続けても断線や短絡のおそれ
がなく、信頼性の高いものとすることができ、実用的価
値の犬なるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は一般的なスピーカを示す半断面図、第2図は本
考案のスピーカ用ボイスコイルの一実施例を示す半断面
正面は第3図は同要部拡大断面図である。 13・・・・・・コイルボビン、14・・・・・・導線
、15・・・・−・絶縁被膜、16・・・・・・耐熱性
被膜、17・・・・・・フッ素系樹脂接着剤。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1) 金属箔や高耐熱性樹脂フィルムによって形成
    されたコイルボビンに、シリコーン系樹脂、イミド系樹
    脂あるいは無機霞の絶縁被膜を形成した絶縁被膜導線を
    フッ素系樹脂接着剤を介して巻線して構成したスピーカ
    用ボイスコイル。
  2. (2)フッ素系樹脂接着剤として、rント類に可溶で、
    アミン類、パーオキサイド°類の加硫剤によって加硫さ
    れる六フッ化系樹脂を用いてなる実用新案登録請求の範
    朋第1項記載のスピーカ用ボイスコイル。
  3. (3)フッ素系樹脂接着剤として乳化重合状態の四フッ
    化エチレン樹脂を用いてなる実用新案登録請求の範囲第
    1項記載のスピーカ用ボイスコイル0
JP1978009554U 1978-01-27 1978-01-27 スピ−カ用ボイスコイル Expired JPS581039Y2 (ja)

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JP1978009554U JPS581039Y2 (ja) 1978-01-27 1978-01-27 スピ−カ用ボイスコイル

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JPS54113541U JPS54113541U (ja) 1979-08-09
JPS581039Y2 true JPS581039Y2 (ja) 1983-01-08

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ID=28820534

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS517495U (ja) * 1974-07-05 1976-01-20

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS517495U (ja) * 1974-07-05 1976-01-20

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JPS54113541U (ja) 1979-08-09

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