JPH0194607A

JPH0194607A - 平面実装型巻線部品

Info

Publication number: JPH0194607A
Application number: JP25081087A
Authority: JP
Inventors: Noboru Kato; 昇加藤; Hiko Ota; 彦太田; Fumiaki Nakao; 文昭中尾; Shinichiro Umemura; 梅村　紳一郎
Original assignee: FDK Corp
Current assignee: FDK Corp
Priority date: 1987-10-06
Filing date: 1987-10-06
Publication date: 1989-04-13
Anticipated expiration: 2011-08-14
Also published as: JP2524604B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は、一つの平面部分を基板に対する実装面とし
た角型外形のコアに巻線を施したトランスやチョークコ
イルなどの平面実装型巻線部品に関し、特に、基板との
実装構造の改良に関する。

（従来の技術）従来の平面実装型トランスの代表的な構成を第３図に示
している。この例では、厚さの大きなフェライト製のＥ
型コア１ａと１ｂとを向かい合わせで組合わせて角型外
形のコア１が構成され、このコア１の中央の脚部に巻線
２が施されている。

この例では一次巻線と二次巻線の二つの巻線がある。

角型外形のコア１の一つの平面部分が基板に対する実装
面３となる。この実装面３には銀−パラジウムなどの導
電材料により電極パッド４が印刷形成されている。この
電極パッド４に巻線２のリード線５をはんだ付けしであ
る。

この構成のトランスを回路基板に実装するには、上記実
装面３を回路基板上にのせ、上記端子パッド４を回路基
板の導電パターンとはんだ付けする。

（発明が解決しようとする問題点）上述した従来技術ではコア１の表面に端子パッド４を直
接に印刷形成しているが、−船釣なコア材料は充分な絶
縁性を有しておらず、そのため端子パッド間の絶縁抵抗
が小さく、耐電圧が低くなってしまう。また、同一の端
子パッド４にリード線５をはんだ付けし、その後で回路
基板に再度はんだ付けするので、はんだ付は面に均一で
ない凹凸ができ、回路基板への実装時のはんだ付けの信
顆性が低下する。さらに、コア１の表面に直接はんだ付
けが行われるので、はんだ付けの熱の影響でコア１に亀
裂が生じたり、端子パッド４にクラックが入ることがあ
る。

この発明は上述した従来の問題点に鑑みなされたもので
、その目的は、平面実装型巻線部品において十分に高い
耐電圧を実現するとともに、回路基板への接続が確実に
行え、またコアに悪影響を与えないように実装＃Ｉ造を
改良することにある。

（問題点を解決するための手段）そこでこの発明では、角型外形のコアの実装面とこれに
つながっている他の面にわたってフレキシブル印刷配線
板を接着し、この配線板の上記実装面接着部分の表面側
に回路基板とはんだ付けするための端子パッドを形成し
、また上記配線板の上記的の面接着部分に上記端子パッ
ドと導通している中継パッドを形成し、この中継パッド
にコアに巻かれている巻線のリード線を接続する＃Ｊ造
とした。

（作　用）上記巻線のリード線は上記フレキシブル印刷配線板の中
継パッドに接続され、この配線板の印刷配線によって上
記端子パッドに導通している。この配線板の端子パッド
が回路基板にはんだ付けされる。

（実施例）第１図は本発明の第１実施例による平面実装型トランス
の構成を示している。第３図の従来例と同様に、厚さが
大きい二つのＥ型コア１ａと１ｂとを向かい合わせで組
合わせて角型外形のコア１が構成され、その中央の脚部
に巻線２が巻かれている。

角型外形のコア１の底面が実装面３である。この実装面
３とＥ型コア１ｂｌｌｌの両側面とにわたりてフレキシ
ブル印刷配線板６が接着されている。

この配線板６は実装面３に接着されている底面６−　　
　ａと、底面６ａから上方に折り曲げられた側面６ｂ、
６ｃからなり、コア１との接着面は全面的にプラスチッ
クになっており、反対側の表面に導電パターンが印刷さ
れている。

つまり、フレキシブル印刷配線板６の底面６ａの両脇部
分には４個の端子パッド゛７が形成されている。この端
子パッド７は本トランスを回路基板に実装する際に回路
基板にはんだ付けする部分である。また、フレキシブル
印刷配線板６の側面６ｋ）、６ｃには端子パッド７と印
刷配線で導通している中継パッド８が形成されている。

この中継パッド８に巻線２のリード線５がはんだ付けさ
れている。

なお、実施例のようにフレキシブル印刷配線板６をＥ型
コアの一方にのみ接着するようにすれば、Ｅ型コア１ａ
と１ｂを組合わせる前に配線板６をＥ型コアｌｂ側に接
着しておくことができ、組立が簡単になる。また、フレ
キシブル印刷配線板６の底面６ａと側面６ｂ、６ｃの折
れ曲り部分には適当なＲを付けておけば、導電パターン
の断線の惧れがない。

第２図は本発明の第２実施例を示している。この例では
、厚さの小さいＥ型コア１ａと１ｂとを向かい合わせに
組合わせてコアｌが形成され、厚み方向の一方の平面部
分を実装面３としている。

この実装面３はＥ型コア１ａと１ｂの両方にわたってい
る。

第２図に示すように、左右対称な二つのフレキシブル印
刷配線板９が薄いコア１の両脇部分に接着されている。

配線板９は、コア実装面３に接する底面９ａと、コア１
の側面に接する側面９ｂと、コア１の上面に接する上面
９ｃとからなり、断面がコ字形になるように折り曲げら
れている。この底面９ａに回路基板とはんだ付けするた
めの端子パッド７が形成され、上面９ｃ側に中継パッド
（図示省略）が形成され、その中継パッドに巻線２のリ
ード線がはんだ付けされている。もちろん、端子パッド
７と中継パッドとは印刷配線によって導通している。

（発明の効果）以上詳細に説明したように、この発明に係る平面実装型
巻線部品にあっては、コアが導電性のある材料から構成
されていても、巻線の実装配線はコアから絶縁されてフ
レキシブル印刷配線板によって形成されているので、絶
縁性や耐電圧の点で問題はまったくなくなる。また、巻
線のリード線をはんだ付けするパッド部分と、当該巻線
部品を回路基板に実装する際にはんだ付けするパッド部
分とが別々になっているので、はんだ付は作業が非常に
容易であり、はんだ付は部分の凸凹によって回路基板と
の接続が不安定になる惧れもない。

また、コアには直接はんだ付けしないので、はんだ付け
の熱によってコアが痛む心配もない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例による平面実装型トランス
の構成図、第２図は同じく第２実施例によるトランスの
構成図、第３図は従来の平面実装型トランスの構成図で
ある。ｌ・・・・・・コア　　　　　　ｌａ、ｌｂ・・・Ｅ型
コア２・・・・・・巻　線　　　　　３・・・・・・実
装面４・・・・・・端子パッド　　　５・・・・・・リ
ード線６・・・・・・フレキシブル印刷配線板６ａ・・
・底　面　　　　　６ｂ、６ｃ・・・側　面７・・・・
・・端子パッド　　　８・・・・・・中継パッド９・・
・・・・フレキシブル印刷配線板９ａ・・・底面　　９
ｂ・・・開面９Ｃ・・・上　面

Claims

【特許請求の範囲】

（１）一つの平面部分を回路基板に対する実装面とした
角型外形のコアに巻線を施した平面実装型巻線部品であ
って、上記コアの実装面とこれにつながつている面にわ
たってフレキシブル印刷配線板が接着され、この配線板
の上記実装面接着部分の表面側に上記基板とはんだ付け
するための端子パッドが形成されているとともに、上記
配線板の上記他の面接着部分に上記端子パッドと導通し
ている中継パッドが形成され、この中継パッドに上記巻
線のリード線が接続されていることを特徴とする平面実
装型巻線部品。