JP2000311816A - コモンモードチョークコイル - Google Patents
コモンモードチョークコイルInfo
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- JP2000311816A JP2000311816A JP11119057A JP11905799A JP2000311816A JP 2000311816 A JP2000311816 A JP 2000311816A JP 11119057 A JP11119057 A JP 11119057A JP 11905799 A JP11905799 A JP 11905799A JP 2000311816 A JP2000311816 A JP 2000311816A
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- Japan
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- flanges
- wire
- winding
- wound part
- core
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
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- 230000008878 coupling Effects 0.000 claims abstract description 11
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 claims abstract description 11
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- 238000003466 welding Methods 0.000 abstract description 2
- 238000000465 moulding Methods 0.000 abstract 1
- WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N lead(0) Chemical compound [Pb] WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
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- 101000867860 Homo sapiens Carbonic anhydrase 13 Proteins 0.000 description 1
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Landscapes
- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】バイファイラ巻きをしながら整列巻きするのが
困難で、線材の重なりが発生し、ノーマルモードのとき
の高周波領域におけるインピーダンスが増大してしま
う。 【解決手段】 平板状の巻線部11と、巻線部11の両端に
位置する鍔12と、巻線部11に平行に延びて鍔12同士を連
結する結合板13を、磁性体で一体に成形したコア10を備
える。鍔12に複数の電極14を設け、巻線部11に2本のコ
イル20をバイファイラ巻きで、かつ整列巻きする。
困難で、線材の重なりが発生し、ノーマルモードのとき
の高周波領域におけるインピーダンスが増大してしま
う。 【解決手段】 平板状の巻線部11と、巻線部11の両端に
位置する鍔12と、巻線部11に平行に延びて鍔12同士を連
結する結合板13を、磁性体で一体に成形したコア10を備
える。鍔12に複数の電極14を設け、巻線部11に2本のコ
イル20をバイファイラ巻きで、かつ整列巻きする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種の電気機器におい
て雑音防止用に用いられるチップ型のコモンモードチョ
ークコイルの構造に関するものである。
て雑音防止用に用いられるチップ型のコモンモードチョ
ークコイルの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5はコモンモードチョークコイルの従
来例を示すもので、端子1を設けたベース2の上に、め
がね形のコア3に巻いたコイル4を取付け、コイル4の
リード線を端子1に接続したものである。従来は、この
ようなめがね形のコア3等に巻いたコイル4を、端子1
が取付けられたベース2の上に固定した構造が一般的で
あった。
来例を示すもので、端子1を設けたベース2の上に、め
がね形のコア3に巻いたコイル4を取付け、コイル4の
リード線を端子1に接続したものである。従来は、この
ようなめがね形のコア3等に巻いたコイル4を、端子1
が取付けられたベース2の上に固定した構造が一般的で
あった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】コイル4は、2本の線
材を平行に並べてその絶縁皮膜を融着したペア線などを
用い、いわゆるバイファイラ巻きされる。2本の平行な
線材は、一巻きずつの巻径が互いに同寸法になるよう
に、線材同士が重なったり交差したりすることなく巻か
れる(以下、整列巻きという)のが良い特性を得る上で
好ましい。ところが、コア3は巻線部が狭い上に湾曲し
ているので、バイファイラ巻きをしながら整列巻きする
のが困難で、線材の重なりが発生していた。このため、
それぞれの線材のインダクタンス値のバランスがくずれ
易く、その結果ノーマルモードのときの高周波領域にお
けるインピーダンスが増大してしまう問題があった。ま
た、端子付きのベースを備えた構造では、小型化、薄型
化が難しい問題もあった。
材を平行に並べてその絶縁皮膜を融着したペア線などを
用い、いわゆるバイファイラ巻きされる。2本の平行な
線材は、一巻きずつの巻径が互いに同寸法になるよう
に、線材同士が重なったり交差したりすることなく巻か
れる(以下、整列巻きという)のが良い特性を得る上で
好ましい。ところが、コア3は巻線部が狭い上に湾曲し
ているので、バイファイラ巻きをしながら整列巻きする
のが困難で、線材の重なりが発生していた。このため、
それぞれの線材のインダクタンス値のバランスがくずれ
易く、その結果ノーマルモードのときの高周波領域にお
けるインピーダンスが増大してしまう問題があった。ま
た、端子付きのベースを備えた構造では、小型化、薄型
化が難しい問題もあった。
【0004】
【発明の目的】本発明は、整列巻きを容易に行え、かつ
小型化、薄型化が可能なコモンモードチョークコイルを
提供することを目的とする。
小型化、薄型化が可能なコモンモードチョークコイルを
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のコモンモードチ
ョークコイルは、平板状の巻線部と、この巻線部の両端
に位置する鍔と、巻線部とほぼ平行に延びて二つの鍔同
士を連結する結合板とを、磁性体で一体に成形したコア
を備え、それぞれの鍔に複数の電極を設けるとともに、
巻線部に2本のコイルをバイファイラ巻きで、かつ整列
巻きし、それぞれのコイルのリード線を異なる電極に接
続した構成を特徴とする。
ョークコイルは、平板状の巻線部と、この巻線部の両端
に位置する鍔と、巻線部とほぼ平行に延びて二つの鍔同
士を連結する結合板とを、磁性体で一体に成形したコア
を備え、それぞれの鍔に複数の電極を設けるとともに、
巻線部に2本のコイルをバイファイラ巻きで、かつ整列
巻きし、それぞれのコイルのリード線を異なる電極に接
続した構成を特徴とする。
【0006】
【実施例】図1及び図2は本発明によるコモンモードチ
ョークコイルの一実施例を示し、図1は斜視図、図2は
倒置した斜視図である。コア10は、図3に示すように平
板状の巻線部11と、巻線部11の両端に位置する鍔12と、
巻線部11に対して平行に延びて二つの鍔12同士を連結す
る結合板13とを、磁性体で一体に成形した構造となって
いる。二つの鍔12には、その下面から側面にかけて、導
体の印刷焼き付け、あるいはメッキ等の手段で電極14を
設けてある。
ョークコイルの一実施例を示し、図1は斜視図、図2は
倒置した斜視図である。コア10は、図3に示すように平
板状の巻線部11と、巻線部11の両端に位置する鍔12と、
巻線部11に対して平行に延びて二つの鍔12同士を連結す
る結合板13とを、磁性体で一体に成形した構造となって
いる。二つの鍔12には、その下面から側面にかけて、導
体の印刷焼き付け、あるいはメッキ等の手段で電極14を
設けてある。
【0007】コア10の巻線部11には2本のコイル20を束
にして巻くバイファイラ巻きで、かつ重ならないように
整列巻きしてあり、それぞれのコイル20のリード線21を
異なる電極14に溶接や半田付けにより接続してある。水
平方向に延びた巻線部11の上方で結合板13が二つの鍔12
を連結することによって、閉磁路を形成している。
にして巻くバイファイラ巻きで、かつ重ならないように
整列巻きしてあり、それぞれのコイル20のリード線21を
異なる電極14に溶接や半田付けにより接続してある。水
平方向に延びた巻線部11の上方で結合板13が二つの鍔12
を連結することによって、閉磁路を形成している。
【0008】図4は本発明の別な実施例を示している。
この実施例のコア10は図3のコア10の上下を逆にした形
をしており、水平方向に延びた巻線部11の下方で結合板
13が二つの鍔12を連結している。この場合の電極14は、
鍔12の上面から側面を経て下面にまで延長して設けてあ
る。前述の実施例と同様に巻線部11には2本のコイル20
をバイファイラ巻きで、かつ整列巻きしてあり、それぞ
れのコイル20のリード線21を異なる電極14に接続してあ
る。そして、二つの鍔12の上面に薄い絶縁板30を接着固
定してある。
この実施例のコア10は図3のコア10の上下を逆にした形
をしており、水平方向に延びた巻線部11の下方で結合板
13が二つの鍔12を連結している。この場合の電極14は、
鍔12の上面から側面を経て下面にまで延長して設けてあ
る。前述の実施例と同様に巻線部11には2本のコイル20
をバイファイラ巻きで、かつ整列巻きしてあり、それぞ
れのコイル20のリード線21を異なる電極14に接続してあ
る。そして、二つの鍔12の上面に薄い絶縁板30を接着固
定してある。
【0009】
【発明の効果】本発明によれば、薄型化が可能となるば
かりでなく、コアの巻線部が平板状なのでペア線等の整
列巻きが容易であり、2本のコイルのインダクタンス値
のバランスが得やすい。また、上面を広くフラットな角
形状にできるので、上面を吸着保持してプリント基板に
実装する実装機に適する。図4のように構成した場合
は、実装時に半田付けされる電極14の下面にリード線21
が接続されないので、この半田付け部分の半田濡れ性や
平坦性が向上する利点がある。
かりでなく、コアの巻線部が平板状なのでペア線等の整
列巻きが容易であり、2本のコイルのインダクタンス値
のバランスが得やすい。また、上面を広くフラットな角
形状にできるので、上面を吸着保持してプリント基板に
実装する実装機に適する。図4のように構成した場合
は、実装時に半田付けされる電極14の下面にリード線21
が接続されないので、この半田付け部分の半田濡れ性や
平坦性が向上する利点がある。
【図1】 本発明のコモンモードチョークコイルの一実
施例を示す斜視図
施例を示す斜視図
【図2】 同チョークコイルを倒置した斜視図
【図3】 同チョークコイルのコアの斜視図
【図4】 本発明の他の実施例を示す分解斜視図
【図5】 従来例を示す斜視図
10 コア 11 巻線部 13 結合板 20 コイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 磯野 清志 埼玉県鶴ケ島市大字五味ケ谷18番地 東光 株式会社埼玉事業所内 Fターム(参考) 5E043 AA02 AB01 EB01 5E070 AA01 AA20 AB01 BA20 CA13 EA01 EB03
Claims (3)
- 【請求項1】 平板状の巻線部と、該巻線部の両端に位
置する鍔と、該巻線部とほぼ平行に延びて二つの鍔同士
を連結する結合板とを、磁性体で一体に成形したコアを
備え、それぞれの鍔に複数の電極を設けるとともに、該
巻線部に2本のコイルをバイファイラ巻きで、かつ整列
巻きし、それぞれのコイルのリード線を異なる電極に接
続したことを特徴とするコモンモードチョークコイル。 - 【請求項2】 水平方向に延びた巻線部の上方で結合板
が二つの鍔を連結し、二つの鍔の少なくとも下面に電極
を形成した請求項1のコモンモードチョークコイル。 - 【請求項3】 水平方向に延びた巻線部の下方で結合板
が二つの鍔を連結し、二つの鍔の上面に絶縁板を固定し
た請求項1のコモンモードチョークコイル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11119057A JP2000311816A (ja) | 1999-04-27 | 1999-04-27 | コモンモードチョークコイル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11119057A JP2000311816A (ja) | 1999-04-27 | 1999-04-27 | コモンモードチョークコイル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000311816A true JP2000311816A (ja) | 2000-11-07 |
Family
ID=14751848
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11119057A Pending JP2000311816A (ja) | 1999-04-27 | 1999-04-27 | コモンモードチョークコイル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000311816A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6965289B2 (en) | 2001-09-18 | 2005-11-15 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Common-mode choke coil |
US7078988B2 (en) * | 2003-04-03 | 2006-07-18 | Tdk Corporation | Common-mode filter |
EP1763044A1 (en) * | 2005-09-12 | 2007-03-14 | Sumida Corporation | Inductor |
WO2009044514A1 (ja) * | 2007-10-03 | 2009-04-09 | Hitachi Metals, Ltd. | コイル部品 |
CN113178300A (zh) * | 2020-01-27 | 2021-07-27 | Tdk株式会社 | 线圈部件及具备其的电路基板 |
-
1999
- 1999-04-27 JP JP11119057A patent/JP2000311816A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6965289B2 (en) | 2001-09-18 | 2005-11-15 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Common-mode choke coil |
US7078988B2 (en) * | 2003-04-03 | 2006-07-18 | Tdk Corporation | Common-mode filter |
EP1763044A1 (en) * | 2005-09-12 | 2007-03-14 | Sumida Corporation | Inductor |
WO2009044514A1 (ja) * | 2007-10-03 | 2009-04-09 | Hitachi Metals, Ltd. | コイル部品 |
CN113178300A (zh) * | 2020-01-27 | 2021-07-27 | Tdk株式会社 | 线圈部件及具备其的电路基板 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050523 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050531 |
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A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050729 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050927 |