JPH07297049A - 面実装型コイル - Google Patents

面実装型コイル

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JPH07297049A
JPH07297049A JP6091198A JP9119894A JPH07297049A JP H07297049 A JPH07297049 A JP H07297049A JP 6091198 A JP6091198 A JP 6091198A JP 9119894 A JP9119894 A JP 9119894A JP H07297049 A JPH07297049 A JP H07297049A
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JP
Japan
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winding
electrodes
coil
electrode
mounting
Prior art date
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Pending
Application number
JP6091198A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Inaba
稲葉一夫
Shigetoshi Ishii
石井重敏
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
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Publication date
Application filed by Taiyo Yuden Co Ltd filed Critical Taiyo Yuden Co Ltd
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Publication of JPH07297049A publication Critical patent/JPH07297049A/ja
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  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動実装時の巻線の破損、断線を防止するよ
うにした構造の面実装型コイルを提供する。 【構成】 高周波トランス40は巻線27が捲回される
巻軸部22と該巻軸部22の両端に延設された鍔部2
3、24とからなるドラム型フェライトコア25に対し
巻線27を捲回し該先端を一方の鍔部24主面(底面)
に形成された電極29a、29b、29c、29dに導
出して導電固着した構造の面実装型コイルであって、特
に前記電極29a…が形成された鍔部24の側面形状を
平行に対向する2組の平面30Aと30B、30Cと3
0Dを頂とする凸部と該凸部に隣接する凹部32A、3
2B、32C、32Dとから構成するとともに、巻軸2
2に捲回された巻線27端部を前記凹部32A…を渡し
て前記鍔部24主面に形成された電極29a…に導電固
着した構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ドラム型フェライトコ
アを用いた高周波用トランス、チョークコイル等の面実
装型コイルの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器等に対する小型・高性能
化の消費者ニーズは強く、これに伴い電子回路基板に搭
載される電子部品において比較的大きい容積を占めるコ
イル部品のトランスやチョークコイル等も小型・低背化
を図りつつ面実装に適合した構造のものが開発されてい
る。
【0003】例えば、ノート型パーソナルコンピュータ
等のDC/DCコンバーター、インバーター等で使用さ
れる高周波トランスやチョークコイルは、垂直方向に配
設された柱状のコイル巻軸部の上端及び下端にそれぞれ
鍔部を配設した形状の磁性体材料からなるドラム形コア
の前記コイル巻軸部に巻線を捲回し、一方の鍔部の主面
(底面)に形成した電極に導電接続した電極直付けタイ
プの面実装型コイル(チップコイルとも称する)が汎用
されている。
【0004】上記ドラム形コア41は一般に抵抗率が高
いことから高周波用のコア材料として利用されている酸
化物磁性体であるフェライト(特にニッケル亜鉛系フェ
ライト)の粉末を加圧成型し、焼結することによって作
られる。このフェライトコアは高抵抗なので絶縁体を介
さずに直接表面に電極が形成できるので低背化に適する
ものである。
【0005】図7は上記従来の面実装型コイル例として
の高周波トランスの構造及び実装基板への実装状態を示
す斜視図である。
【0006】図中、高周波トランス20は一般に、巻線
が捲回される巻軸部2と該巻軸部2の両端に延設された
鍔部3、4とからなるドラム型フェライトコア5に対し
巻線7(一次巻線、二次巻線)を捲回し、該巻線先端を
一方の鍔部4の主面(底面)に形成された電極9a…に
導出して導電固着した構造を有している。
【0007】上記従来の高周波トランス20を実装基板
10へ実装する際は、別途ポンプにて吸引している吸着
ノズル12の先端にて鍔部3の主面3aを吸着させ、マ
ウンター(自動実装機)のメカチャック13A、13B
にて高周波トランス20の鍔部4の平行に対向する側面
15、16部分を両側より矢印のように一旦挟むことに
より位置出し(水平方向の実装基板面との前後左右の方
向性を合わせる。)を行った後、吸着ノズル12が垂下
して直下の実装基板10上のクリーム半田が置かれた電
極パターン18に前記高周波トランス20の各電極9a
…が正確に載置固定される。
【0008】なお、上記メカチャック13A、13Bは
一方向のみが示されているが実際は二方向4個が備わっ
ており、前後左右四方から位置出しが行われる。
【0009】また、上記実装工程はドラム型フェライト
コアを用いたチョークコイル(チップコイル)において
も全く同様である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記形
状のドラム型フェライトコア5を用いた面実装型コイル
は、鍔部4の側面15、16をメカチャック13A、1
3Bにて挟む位置出し時に、チャック先端面が巻線7の
鍔部側面15、16を渡る部分を機械的に叩くように押
さえるので当該巻線部分を断線させる危険が大きいとい
う問題点があった。特に0.2mm以下程度の細い巻線
では断線の恐れが大きい。
【0011】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、従来のドラム形フェライトコアの構造を鍔部側
面形状を凹凸のある形状にして、該鍔部側面を渡る巻線
部分がメカチャックの位置出し時にチャックに当たらな
いようにして上記巻線の断線を防止するようにした構造
の面実装型コイルを提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、巻線が捲回さ
れる巻軸部と該巻軸部の両端に延設された鍔部とからな
るドラム型フェライトコアに対し巻線を捲回し該先端を
一方の鍔部主面に形成された電極に導出して導電固着し
た構造の面実装型コイルにおいて、前記電極が形成され
た鍔部側面形状を平行に対向する1組または2組の平面
を頂とする凸部と該凸部に隣接する凹部とから構成する
とともに、捲回された巻線を前記凹部を渡して前記電極
に導電固着したことを特徴とする面実装型コイルを提供
することにより、上記目的を達成するものである。
【0013】
【作用】本発明に係わる面実装型コイルにおいては、ド
ラム型フェライトコアの鍔部側面形状が凹凸になってい
るので、該凹部に巻軸部に捲回された巻線の導出部を渡
すことにより鍔部側面の凸面の平坦な頂から完全に巻軸
側寄りに位置させて当該鍔部主面(底面)に形成された
電極(直付け電極)に導電接続できる。
【0014】したがって、実装基板への実装におけるマ
ウンターのメカチャックによる位置出し時には、チャッ
ク先端面は前記鍔部側面の凸部の平坦面からなる頂部に
当たって挟むことになり、巻線には触れることがなく断
線の恐れは解消する。
【0015】上記巻線が渡る部分は比較的広い凹部とし
て確保されており、巻軸部への捲回前後の鍔部主面の電
極との渡しの際に位置寸法の誤差は問題にならず確実に
当該凹部を渡すことができる。
【0016】
【実施例】本発明の実施例を、図面に基いて詳細に説明
する。
【0017】図1は本発明に係わる面実装型コイルの典
型例としての高周波トランスの構造を示す斜視図であ
り、図2は裏面から見た上記高周波トランスを示す斜視
図である。また、図3は実装基板への実装におけるマウ
ンターのメカチャックによる位置出し時の工程を説明す
るための正面図であり、図4はメカチャックと高周波ト
ランスとの関係を説明するための平面図である。さら
に、図5及び図6は本発明に係わる他の実施例の面実装
型コイルを裏面側から見た斜視図である。
【0018】図1ないし図2において、高周波トランス
40は巻線27が捲回される巻軸部22と該巻軸部22
の両端に延設された鍔部23、24とからなるドラム型
フェライトコア25に対し巻線27を捲回し該先端を一
方の鍔部24主面(底面)に形成された電極29a、2
9b、29c、29dに導出して導電固着した構造の面
実装型コイルであって、特に前記電極29a…が形成さ
れた鍔部24の側面形状を平行に対向する2組の平面3
0Aと30B、30Cと30Dを頂とする凸部と該凸部
に隣接する凹部32A、32B、32C、32Dとから
構成するとともに、巻軸22に捲回された巻線27端部
を前記凹部32A…を渡して前記鍔部24主面に形成さ
れた電極29a…に導電固着したことを特徴とする。
【0019】以下、本高周波トランス40の各部材につ
いて詳述する。
【0020】先ずドラム型フェライトコア25は酸化物
磁性材料として一般的なフェライト粉末を加圧成型し、
焼結することによって作られる。このフェライトは比較
的抵抗が大きく、高周波損失が小さいことから、特に高
周波用の磁性材料として汎用されており、ニッケルコバ
ルト系フェライト、ニッケル亜鉛系フェライト、マンガ
ン亜鉛系フェライトなどの種類がある。尚、従来例で述
べた如く上記フェライトコア特にニッケル亜鉛系フェラ
イトは抵抗率が高いため電極を直付けすることが可能で
ある。
【0021】次に巻線27は太さ0.05〜0.5mm
程度のエナメル被覆導線またはポリウレタン被覆導線で
あり、自動巻線機にてコアの巻軸部22に捲回される前
後で電極29a…に半田接続される。
【0022】電極29a…はAgペーストあるいはAg
ーPdペースト(AgーPd合金粉末、ガラス、ビヒク
ル等から成る)を塗布し150℃前後で乾燥した後、6
00〜800℃で焼成してなる。これに半田ディップ、
ペースト半田を印刷、塗布するか、または半田メッキを
施すことにより半田層が形成され導電接続が容易とな
る。
【0023】以上に述べた構造の面実装型の高周波トラ
ンス40では、図3に示される実装基板10への実装時
に巻線27の断線の恐れが生じない。
【0024】即ち、吸着ノズル12で上面の鍔23が吸
着され、実装基板10の直上でマウンターのメカチャッ
ク13A、13Bによる鍔24の側面の挟み込みによっ
て位置出しが為される際に、チャック先端面35A、3
5Bは凸部の平坦面からなる頂部30A、30Bに当接
して挟むことになり、凹部32A…を渡して電極29a
…に導出され導電固着された巻線27には全く触れるこ
とがなくメカチャック13A、13Bが叩くことに起因
する断線の恐れは解消するのである。
【0025】上記メカチャック13A、13Bによる高
周波トランス40の位置出し状況は図4にて更に明白と
なる。メカチャック13A…の矢印のような動きによっ
て鍔部24の凸部の平坦な頂30A…を挟んだ状態で凹
部32A…を渡した巻線27はチャック先端面35A…
と離れており接触することがない。
【0026】上記の結果、本面実装型高周波トランス4
0においては信頼性の高い自動実装化によって生産性の
向上が果たされることになる。
【0027】また、上記巻線27が渡される凹部(谷)
は巻線の太さよりも十分幅のある凹部として確保されて
おり、鍔24主面の電極29a…への渡しの際に位置寸
法の誤差は問題にならず確実に当該凹部を渡して電極2
9a…へ導出できることは明らかである。
【0028】尚、本発明におけるドラム型フェライトコ
アの形状は上記実施例に限られるものではなく、例えば
図5のように凸部36A、36Bが一組のみの形状であ
ってもよく、この場合でも該凸部36A、36Bの各両
側に凹部37A、37Bが四ヶ所形成される。
【0029】また、図6のように円形鍔41の四方に凸
部38A…並びに隣接する凹部39A…を設けた構造で
も有効にメカチャックによる位置出しが為され、且つ巻
線の断線の防止ができることは云うまでもない。
【0030】尚、以上の実施例は高周波トランスの例で
あったが、チョークコイル等他のコイル部品においても
全く同様に巻線のメカチャックによる実装時の断線が防
止可能なことは勿論である。
【0031】
【発明の効果】本発明に係わる面実装型コイルは上記の
ように構成されているため、メカチャックによって鍔側
面に渡される巻線が破損、断線する恐れがなく、マウン
ターによる自動実装の生産性が向上するという優れた効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる面実装型コイルの典型例として
の高周波トランスの構造を示す斜視図である。
【図2】裏面から見た上記高周波トランスを示す斜視図
である。
【図3】実装基板への実装におけるマウンターのメカチ
ャックによる位置出し時の工程を説明するための正面図
である。
【図4】メカチャックと高周波トランスとの関係を説明
するための平面図である。
【図5】本発明に係わる他の実施例の面実装型コイルを
裏面側から見た斜視図である。
【図6】本発明に係わる他の実施例の面実装型コイルを
裏面側から見た斜視図である。
【図7】従来の面実装型コイル例としての高周波トラン
スの構造及び実装基板への実装状態を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】 2、22 巻軸部 3、4、23、24 鍔部 3a 主面 5、25 ドラム型フェライトコア 7、27 巻線 8 リード端子 9a…、29a… 電極 10 実装基板 12 吸着ノズル 13A、13B… メカチャック 15、16 鍔部側面 18 電極パターン 20、40 高周波トランス 30A…、38A…、36A… 凸部の頂 32A…、39A…、37A… 凹部 35A、35B チャック先端面 41 円形鍔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻線が捲回される巻軸部と該巻軸部の両
    端に延設された鍔部とからなるドラム型フェライトコア
    に対し巻線を捲回し該先端を一方の鍔部主面に形成され
    た電極に導出して導電固着した構造の面実装型コイルに
    おいて、前記電極が形成された鍔部側面形状を平行に対
    向する1組または2組の平面を頂とする凸部と該凸部に
    隣接する凹部とから構成するとともに、捲回された巻線
    を前記凹部を渡して前記電極に導電固着したことを特徴
    とする面実装型コイル。
JP6091198A 1994-04-28 1994-04-28 面実装型コイル Pending JPH07297049A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6091198A JPH07297049A (ja) 1994-04-28 1994-04-28 面実装型コイル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6091198A JPH07297049A (ja) 1994-04-28 1994-04-28 面実装型コイル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07297049A true JPH07297049A (ja) 1995-11-10

Family

ID=14019750

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6091198A Pending JPH07297049A (ja) 1994-04-28 1994-04-28 面実装型コイル

Country Status (1)

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JP (1) JPH07297049A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6373366B1 (en) 1999-09-20 2002-04-16 Tdk Corporation Common mode filter
JP2009231518A (ja) * 2008-03-23 2009-10-08 Ogawa Electric Inc 巻線型インダクタ及びその実装方法
JP2021102019A (ja) * 2019-12-26 2021-07-15 株式会社藤商事 遊技機

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20031007