JPH02234832A - 自動車用空調機のインテークユニット - Google Patents

自動車用空調機のインテークユニット

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Publication number
JPH02234832A
JPH02234832A JP5377089A JP5377089A JPH02234832A JP H02234832 A JPH02234832 A JP H02234832A JP 5377089 A JP5377089 A JP 5377089A JP 5377089 A JP5377089 A JP 5377089A JP H02234832 A JPH02234832 A JP H02234832A
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JP
Japan
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intake
blower casing
air intake
air
outside air
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Application number
JP5377089A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Mizoguchi
溝口 博明
Bunji Furuyama
古山 文治
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JPH02234832A publication Critical patent/JPH02234832A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動車用空調機の中へ車室内空気及び車室外
空気を任意の混合割合で取り入れる為のインテークユニ
ットに係り、特に、右ハンドル車と左ハンドル車との何
れにも適用し得るように改良したインテークユニットに
関するものである。
〔従来の技術〕
自動車用空調機のインテークユニットは一般に、送風機
のケーシングに内,外気切替箱(以下,インテークダク
トという)を取り付けた構造である.第13図は従来例
のインテークユニットを示す斜視図である。
送風機ケーシング2にインテークダクト1′が装着され
て、このインテークユニットの外筐体を形成している。
上記インテークダクト1′には、開口状の内気導入口1
aと筒状の外気導入筒1bとが設けられている。
一方、送風機ケーシング2には、送風機の吸入口2aと
吐出口2bとが設けられている。
インテークダクト1′の中にはインテークドア3が設け
られていて、前記の内気導入口1aから吸入される車室
内空気と、外気導入筒1bから吸゛入される車室外空気
とを任意の割合で前記の吸入口2aに導くことが出来る
ようになっている。
空調機のインテークユニットに関する最近の技術として
は、実開昭62−60406号、及び特開昭59−12
051が公知である。
〔発明が解決しようとする課題〕
自動車用空調機のインテークユニットには、これを運転
室内に設置するための制約が有り、一般に右ハンドル車
では運転室の左側に,左ハンドル車では運転室の右側に
設置される。
第13図に示した従来例のインテークユニットは左ハン
ドル車用のもので、運転室の右側に設置されるようにな
っている.このため、送風機ケーシングの吐出口2bは
左側に開口している.説明の便宜上、本発明において左
,右の別は,自動車用空調機を装着した自動車の進行方
向に向いている者についての左右を言うものとする.こ
の第13図の従来例について見れば,このインテークユ
ニットを運転室の左側に設置することは出来ない。即ち
,仮にこのインテークユニットを運転室の左側に設置す
ると、送風機ケーシングの吐出口2・七が左を向いてし
まい,吐出空気を空調機本体(図示せず)に導くことが
困難となる。
さらに、このインテークユニット(第13図)を運転室
の左側に設置し、かつ、吐出口2bを右に向けようとす
ると、送風機ケーシング2の中心線の回りに180°回
動させて設置しなければならないが、このように回動さ
ると外気導入筒1bが下を向いてしまい、車体の外気導
入口(図示せず)と接続できなくなる. 以上に述べた理由により、従来一般に、右ハンドル車用
のインテークユニットと左ハンドル車用のインテークユ
ニットとは仕様の異なる機器であるとされ、製造,供給
もそれぞれ独立して行われでいた。
このため両者の間に部品の互換性が少なくて製造コスト
を割高にし,その上、製造されたインテークユニットの
車体への装着についても左,右の区別に従わねばならな
いという制約が有った。
本発明は上述の事情に鑑みて為されたもので、左ハンド
ル車にも右ハンドル車にも装着し得るインテークユニッ
トを提供することを目的とする。
さらに本発明は,上記のように左ハンドル車,右ハンド
ル車に共通して適用し得るようにすることと併せて、次
記の各課題も解決しようとするものである.即ち、 (イ) 自動車用空調機のインテークユニットを車体の
外気導入口に接続する構造を簡単にして取付作業性を向
上させると共に,取付用の部品点数を減少させて製造コ
ストを低減せしめること。
(口)車体の外気導入口に対するインテークユニットの
接続関係と併せて、空調機本体に対するインテークユニ
ットの取付構造をも左右対称として,該インテークユニ
ットの車体に対する左,右共用性の実用的効果を一層有
効ならしめること。
(ハ)寒冷地における公害問題となっている、タイヤ防
滑手段(スパイクタイヤ等)による粉塵の害を防止する
こと。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、第1の発明のインテークユ
ニットは, 基本的には同形同寸の2つの空気取入口を、送風機ケー
シングの中心線に関して対称に配設する。
そして、上記2つの空気取入口の内の任意の片方を内気
取入口として使用し、他方を外気取入口として使用し得
る構造とする. 即ち,本発明のインテークユニットは、付属部材を除外
した本体部分について見れば、内気取入口と外気取入口
との区別の無い2つのほぼ同形同寸の空気取入口を、送
風機ケーシングの中心線について対称をなすように配設
する. 第2の発明のインテークユニットは、上記第1の発明に
おける2つの空気取入口の内,外気取入口として使用さ
れる方の空気取入口を,シール材を介して車体の外気導
入口に直接的に(アタッチメントを用いずに)固定する
構造とする。
第3の発明のインテークユニットは、前記第1の発明に
おける2つの空気取入口の内で外気取入口として使用さ
れる方の空気取入口は、車体の外気導入口に接続するた
めの筒状アタッチメントを備えたものとし、該筒状アタ
ッチメントの中にフィルタを設ける. 第4の発明のインテークユニットは,前記第1の発明に
おける送風機ケーシングの吐出口の中心点と該送風機ケ
ーシングの中心点とを結ぶ線が、上記吐出口の取付面に
対して垂直となるように構成する。
吐出口の取付面とは、送風機の吐出空気を供給する相手
部材に対して、吐出口の周囲が当接している面をいう。
第5の発明のインテークユニットは、一つの外気取入口
と1対の内気取入口とを有する構造とし、上記一つの外
気取入口の取付面(吸入空気を供給される相手部材に当
接する面)を、送風機ケーシングの中心線に直交せしめ
るとともに、該外気取入口の中心点を上記送風機ケーシ
ングの中心線上に位置せしめて配設し、 かつ,前記1対の内気取入口を、前記送風機ケーシング
の中心線に関して対称な位置に配設する。
また第6の発明のインテークユニットは,上記第5の発
明における送風機ケーシングの吐出口の中心点と該送風
機ケーシングの中心点とを結ぶ線が、上記吐出口の取付
面に対して垂直となるように構成する。
〔作用〕
前記第1の発明について述べたように、内気取入口と外
気取入口との区別無く構成された2つの空気取入口は,
その中の任意の片方の空気取入口を車体の外気導入口に
接続すると,この接続された空気取入口は外気取入口と
なる.そして他方の空気取入口はそのまま内気取入口と
なる.上記のように空気取入口を内,外気取・入口とし
て任意に選択使用して、左,右ハンドル車のいずれにも
対応するためには、 2つの空気取入口が、送風機ケーシングの中心線に関し
て対称に配置されていること,及び、2つの空気取入口
が、基本的には同形同寸であること、を必要とする. 同形同寸の2つの空気取入口が、送風機ケーシングの中
心線に関して対称に配置されていれば,該送風機ケーシ
ングを180°回動させたとき,上記2つの同形同寸の
空気取入口はその位置が入れ替わるだけである.しかも
、送風機ケーシングの180°回動に伴って吐出口の位
置が左,右反転し,左ハンドル車,右ハンドル車への適
応が自在となる. 前記第2の発明を適用して、2つの空気取入口の中の片
方の空気取入口を、シール材を介して直接的に車体の外
気導入口に固定すると、この固定された空気取入口は外
気取入口として作用する。
その取付関係を反転させると他方の空気取入口が外気取
入口となる.このように,第2の発明によれば外気導入
の為の専用部材がシール材1個で足り,部品点数が少な
くて製造コストが安く、しかも取付作業性が良い. 前記第3の発明を適用して筒状アタッチメントの中にフ
ィルタを設けると、導入外気中の粉塵,特に寒冷地にお
ける防滑手段(スパイクタイヤなど)によって発生した
粉塵を有効に除去することが出来る. 前記第4の発明を適用して、吐出口の中心点と送風機ケ
ーシングの中心点とを結ぶ線が、該吐出口の取付面と垂
直となるように構成しておくと、このインテークユニッ
トを180°回動させて左,右ハンドル車に適応させる
際、該吐出口とその相手部材(一般に空調機のクーリン
グユニットの入口)との取付関係が同様となり、左,右
ハンドル車への適応が一層容易である。
即ち,前記第1の発明によって、左,右ハンドル車に設
置する場合の車体(外気導入口)に対する共用性が得ら
れ、第4の発明においては更に空調機との取付関係が左
,右ハンドル車の別なく一様になる。
前記第5の発明の構成によれば、外気取入口の中心点が
送風機ケーシングの中心線上に位置し、かつ、該外気取
入口の取付面が上記中心線に直交しているので、送風機
ケーシングを中心線の回りに180°回動させても,外
気取入口とその相手部材との対向関係が変わらない。
また、1対の内気取入口が送風機ケーシングの中心線に
関して対称に配設されているので、該送風機ケーシング
を中心線の回りに180°回動させても、1対の内気取
入口の位置が入れ替わるだけでインテークユニットとし
てのマクロな形状は変化しない。
このため、送風機ケーシングを180°回動させて左ハ
ンドル車,右ハンドル車の何れにも装着することができ
る. さらに,上記第5の発明における送風機ケーシングに第
6の発明を適用して,該送風機ケーシングの吐出口の中
心点と該送風機ケーシングの中心点とを結ぶ線が、上記
吐出口の取付面に対して垂直をなすように構成すると,
送風機ケーシングを1800回動させたとき,吐出口取
付面の相手部材に対する位置関係が同様に保たれるので
、この送風機ケーシングを左ハンドル車と右ハンドル車
との内の何れかに適応させる際、吐出口の取付が容易で
ある. 〔実施例〕 第1の発明および第2の発明のインテークユニットの実
施例について、第1図および第2図を参照しつつ,次に
説明する. 本例のインテークユニットは、インテークダクト1を送
風機ケーシング2の上に設置してある.上記送風機ケー
シング2内にはフデン6が設けられ、モータ5によって
駆動される。この送風機ケーシング2の側面には吐出口
8が設けられている。
前記インテークダクト1は二等辺三角柱状に構成され、
その底面13は送風機ケーシング2への取付面であって
吸入口2a(第1図)が設けられている. 1対の斜面にはそれぞれ空気取入口11. 12が設け
られ、送風機ケーシング2の中心線Zに関して対称に配
置されている. 上記空気取入口11. 12には,それぞれ格子16,
17が取り付けられている. 14. 15は,前記二等辺三角柱状インテークダクト
1の側壁である. 第2図に示すように、1対の空気取入口11. 12の
内の片方である空気取入口12にシールパッキン7を密
着させ,このシールパッキン7を介して上記空気取入口
12を車体の外気導入口(図示せず)に固定する. これにより,空気取入口12は外気取入口として作用し
,空気取入口l1は内気取入口として作用する. 前記インテークダクト内に、インテークドア3が軸4に
より円弧矢印a − b方向の回動可能に支持されてい
て、鎖線で描いた3位置と破線で描いた3′位置との間
で任意の位置となるように調節できる構造になっている
.このインテークドア3の回動角の調節により,車室外
空気と車室内空気との混合率が任意に加減される6 第2図に示したシールパッキン7を同図の如く空気取入
口12に当接せしめる代りに、仮想線で描いた7′の如
く空気取入口11に当接せしめ,このシールパッキン7
′を介して空気取入口11を車体の外気導入口(図示せ
ず)に固定すると、この空気取入口11が外気取入口と
なり、前記の空気取入口は内気取入口となる. 第2図において、図の右方が自動車の走行方向であり、
このインテークダクト1の図示左側が座席である。
シールパッキン7を介して空気取入口12を車体の外気
導入口(図示せず)に固定すると、空気取入口l1は座
席に面して開口する.そして、ファン6の吐出空気をク
ーリングユニット(図示せず)に送りこむ吐出口8は紙
面の手前側に向けて開口する。
従って、この図示の状態は右ハンドル車用として使用し
ている状庵に相当する. 前述の如くシールパッキンを7′位置に移して空気取入
口11を車体の外気導入口(図示せず)に固定する際は
,インテークダクト1を送風機ケーシング2と共に中心
線Zの回りに180°回動させ,空気取入口■2を座席
側(図において左方)に向ける. 上記の180°回動により、吐出口8は紙面の向う側に
開口するようになり,左ハンドル車に適応する状態とな
る. 第1図に示した格子16. 17は、従来技術において
は内気取入口にのみ設けられていたものであるが、本実
施例においては、内気取入口として使用される可能性の
有る双方の空気取入口11. 12のそれぞれに設けて
ある. 本例の空気取入口11. 12は,何れか一方が内気取
入口として使用され、他方は外気取入口として使用され
るのであるが,内気取入口として使用される空気取入口
に設けられた格子は、車室内の紙片などが送風機に吸い
込まれることを防止するのに有効であ.る。また、外気
取入口として使用される空気取入口に設けられた格子は
枯葉などが送風機に吸い込まれることを防止するのに有
効である.次に,第3図を参照しつつ第4の発明につい
て゛説明する。
第3図(B)は、第1図に示した第1の発明に係る実施
例のインテークダクト1について,見る角度を変えて描
いた斜視図である。
このインテークダクト1の空気取入口11. 12は第
1の発明の効果により、左,右ハンドル車いずれの外気
導入口(図示せず)にも適用できるが,第4の発明は,
さらに吐出口8をも左,右ハンドル車のいずれの空調機
クーリングユニット入口にも適応させようとするもので
ある。
いま,第3図(B)のインテークダクト1に設けられて
いる吐出口8は左ハンドル用のものであるとする。仮に
、第4の発明を適用せずに右ハンドル用の吐出口を構成
しようとすると,第3図(A)に示すように(B)図と
左右勝手違いのインテークダクト1′や勝手違いの吐出
口8′を構成すれば良いことになる。
ところが、第3図(A),(B)を対比して容易に理解
できるように,吐出口を左右勝手違いに構成しようとす
ると、左ハンドル用送風機ケーシング2と勝手違いの右
ハンドル用送風機ケーシング2′を構成しなければなら
ず,左ハンドル用のモータ5に比して回転方向が反対の
モータ5′を用いなけばならない. そこで、送風機ケーシングやモータを左,右ハンドル車
兼用として、その吐出口8を左,右ハンドル車いずれの
クーリングユニット入口にも適用させるために第4の発
明を適用して次のように構成する. 第3図(B)において,吐出口8の中心点を0とし、送
風機ケーシング2の中心点をO′とし、上記吐出口8の
取付面8aと,直線00′とが直交するように構成する
.このように構成した送風機ケーシング1を,その中心
軸の回りに180°回動させると、送風機ケーシング2
を180°回動させる前に取付面8aが位置する平面と
,180°回動させた後に取付面8aが位置する平面と
が平行になり、しかも空気取入口11. 12に対する
相対的な位置が変わらない.このため,この送風機ケー
シングを1806回動させて左ハンドル車,右ハンドル
車の何れかに装着する場合、吐出口の取付面8aを相手
部材(一般にクーリングユニットの空気供給口)に適合
させることが容易である。
第4図は,第3の発明を実施するために構成した情状ア
タッチメント50の一部断面図である.本例の筒状アタ
ッチメント50は合成樹脂製であり、射出成型の都合で
二つ割りにした構造とし、半割筒50aと同50bとを
組み合わせてある。
その内部にフィルタホルダ50cを設けてあり,フィル
タ51を着脱自在に装着し得るようになっている. 第5図は,第1図に示した実施例のインテークユニット
に上記の筒状アタッチメント50を装着した状態を示す
斜視図である. 第5図の実施例では、空気取入口11に筒状アタッチメ
ント50を装着して車体の外気導入口(図示せず)に接
続し、この空気取入口11を外気取入口として使用する
とともに,空気取入口12を車室内に開放して内気取入
口として使用している.第5図の状態では、送風機ケー
シング2に設けられている吐出口は右側(車体進行方向
に関して右側・図において紙面の奥の方)を向いて隠れ
ていて,右ハンドル車に装着するようになっているが、
この送風機ケーシング2を中心線Zの回りに1806回
動させると吐出口が左側を向いて、左ハンドル車に装着
する状態となる。
上記のように送風機ケーシングを180°回動させると
,空気取入口11. 12が互いに入れ替るが、これら
の空気取入口11. 12は前記中心線Zに関して対称
に配列されているので,筒状アタッチメント50との接
続関係に不具合を生じない.本例のように筒状アタッチ
メント50内にフィルタ51を設けておくと、外気中の
塵埃などが空調機内に侵入することが防止される。
この塵埃侵入防止効果は,スパイクタイヤや防滑チェー
ンによって舗装路面から配設した粉塵の害を防止し得る
ので実用的価値が高い.この種の粉塵は、窓やドアから
車室内に入っても比較的速やかに沈降するので、内気取
入口から送風機ケーシング内には吸入されにくい。従っ
て外気取入口のみをフィルタ51で覆えば足りる.第6
図は第5の発明の一実施例を示す断面図である. 2′は送風機ケーシング、8′はその吐出口、5はモー
タ、6はファンである. 上記送風機ケーシング2′の吸入口2a’を覆って、台
形のインテークダクト20が設置されている.機能の面
から見れば上記インテークダクト20を四角柱状に構成
しても良いが、本例においては合成樹脂材を用いて射出
成形するために抜き勾配を付して台形とした。
上記インテークダクト20の頂面を,送風機ケーシング
2′の中心線Zに対して垂直に構成し、該中心線に対し
て中心を合致させて外気取入口22を設ける。
前記台形のインテークダクト20の側面に、前記中心線
2に関して対称に配置して1対の内気取入口21A,2
1Bを設ける. 以上のようにして本例のインテークダクト20は,送風
機ケーシング2′の中心線Zに関して左右対称に構成さ
れている. このため、送風機ケーシング2を中心線Zの回りに18
0°回動させて、その吐出口8′を図の右側に向けても
左側に向けても、前記の外気取入口22と車体の外気導
入口(図示せず)との接続関係が変らない. また、1対の内気取入口21Aと同21Bとは、互いに
入れ替わるだけで,インテークダクト20のマクロな形
状は前記180°回動によって変化しない。
従って,送風機ケーシング2′を180°回動させて右
ハンドル車と左ハンドル車とのいずれにも適応できる. 第7図は第5の発明に係り、第6図の実施例と異なる実
施例の分解斜視図である。
本例の送風機ケーシング31は、その中心線Zと垂直な
面によって下部31aと上部3lbとに分割され,仕切
板31cを備えている。
本例のインテークダクト20’は第6図の実施例におけ
るインテークダクト20と同様の構成部材であるが、送
風機ケーシング31の上部31bと一体に成形してある
この第7図の実施例のインテークユニットを模式的に描
いた平面図を第8図に示し、同じく側面図を第9図に示
す。
31は送風機ケーシング,O′はその中心点である。8
′は吐出口、Oはその中心点である.第9図に示した8
a’は上記吐出口8′の取付面である, 上記の2点o,o’を結ぶ線は、吐出口の取付面8a’
の位置する平面に対して垂直をなしている。
このように構成しておくと.送風機ケーシング31を1
800回動させる前の吐出口取付面と、180°回動さ
せた後の吐出口取付面とが平行になる。このため,該吐
出口取付面と相手部材(一般にクーリングユニットの空
気供給口)との取付関係に困難を生じる虞れが無い. 以上説明したように、第1〜第6の発明の適用によって
,送風機ケーシングを180°回動させて左,右ハンド
ル車のいずれにも適応し得るようになるが,本発明を実
施する際、インテークユニットを車体に装着するための
固定手段も180°回動を行い易いように構成しておく
ことが必要である。
インテークユニットの固定は一般に,送風機ケーシング
やインテークダクトに一体成形されたステーを用いて行
われている。
第7図に示した実施例の装置に、従来技術に基づいてス
テーを一体成形すると、第10図(A)に示したステー
A,B,Cの如くになる。ただし本第10図(A)は読
図の便宜上,仕切板31cを省略して描いてある. 第10図(A)の平面図を模式的に描くと第10図(B
)の如くであり、0は吐出口8′の中心点+ 07は送
風機ケーシング31の中心点である。
従来例のステーA,B,Cは,直線○○′に関して非対
称の配列であるから、送風機ケーシング31を180°
回動させると,これらのステ−A,B,Cによる固定が
困難になる。
そこで4第11図(A)に分解斜視図を示し,第11図
(B)にその模式的平面図を示したように,前記の直3
00′に関して対称に配列してステーA’HB’,C’
を設けると、180°回動させたときの固定が容易であ
る。
第11図(A),(B)に示した位置にステーを設ける
ことについて何らかの支障が有るときは、ステー以外の
固定手段を設けても良い. 〔発明の効果〕 以上説明したように、第1の発明を適用して同形同寸の
1対の空気取入口を送風機ケーシングの中心軸に関して
対称に配設すると、上記1対の空気取入口の何れか一方
を車体の外気導入口に接続して外気取入口として用い、
他方を室内に開放して内気取入口として用いることがで
きるので,上記の何れか一方の空気取入口と他方の空気
取入口とを入れ替えて接続して,左ハンドル車,右ハン
ドル車のいずれにも適応することが出来る。
上記第1の発明を実施する際、併せて第2の発明を適用
して、外気取入口として用いる方の空気取入口を直接的
にパッキン材を介して車体の外気導入口に装着する構造
にすれば、外気取入口接続用のアタッチメント部材を節
減することが出来る。
また、前記第1の発明を実施する際,併せて第3の説明
を適用して,外気取入口として使用する方の空気取入口
と車体の外気導入口との間に筒状のアタッチメントを介
装するとともに、該筒状アタッチメント内にフィルタを
設けると、外気中の塵埃を空調機内に吸入することを防
止でき,特に,防滑チェーンやスパイクタイヤによって
発生する粉塵の吸入防止に有効である。
前記第1の発明を実施する際,併せて第4の発明を適用
して,送風機ケーシングの吐出口の中心点と送風機ケー
シングの中心点とを結ぶ線に対して上記吐出口の取付面
を垂直に構成すると,当該インテークユニットを左ハン
ドル車,右ハンドル車に適用させる際の吐出口の接続が
容易である.また、第5の発明を適用して、インテーク
ユニットの外気取入口の中心点を送風機ケーシングの中
心線上に位置せしめると共に上記中心線に対して外気取
入口取付面を直交させ,かつ、1対の内気取入口を上記
中心線に関して対称に配列すると,当該インテークユニ
ットを180°回動して左ハンドル車,右ハンドル車の
いずれにも適応することができる。
上記第5の発明を実施する際、併せて第6の発明を適用
して、送風機ケーシングの吐出口の中心点と送風機ケー
シングの中心点とを結ぶ線に対して上記吐出口の取付面
を垂直に構成すると、当該インテークユニットを左ハン
ドル車,右ハンドル車に適用させる際の吐出口の接続が
容易である.
【図面の簡単な説明】
第1図は第1の発明に係る自動車用空調機のインテーク
ユニットの一実施例を示す斜視図、第2図は第2の発明
に係る自動車用空調機のインテークユニットの一実施例
を示す側面図,第3図は第4の発明に係る自動車用空調
機のインテークユニットの説明図であって、同図(A)
は説明の為の仮空のインテークユニットの斜視図、同図
(B)は第1図に示した第1の発明の実施例にさらに第
4の発明を適用した実施例の斜視図である。 第4図及び第5図は第3の発明に係る自動車用空調機の
インテークユニットの一実施例を示し、第4図は筒状ア
タッチメントの一部断面図、第5図は上記筒状アタッチ
メントを装着した状態の斜視図である. 発 第6図は第5か扮明に係る自動車用空調機のインテーク
ユニットの一実施例を示す断面図である。 第7図乃至第9図は第6の発明に係る自動車用空調機の
インテークユニットの一実施例を示し、第7図は分解斜
視図、第8図は模式的な平面図、第9図は模式的な側面
図である. 第10図(A),(B)および第11図(A),(B)
は、第7図に示した実施例の自動車用空調機のインテー
クユニットを車体に装着するための固定手段の説明図で
ある。 ノコ 第H図は従来例のインテークユニットの斜視図である。 1・・・インテークダクト.2.2’・・・送風機ケー
シング、3,3′・・・インテークドア、5・・・モー
タ,6・・・ファン、7,7′・・・.シールパッキン
.8.8’・・・吐出口、8a, 8a’・・・吐出口
取付面、11. 12・・・空気取入口、20. 20
’・・・インテークダクト、21A,21B・・・内気
取入口,22・・・空気取入口、25. 26・・・イ
ンテークドア、31・・・送風機ケーシング、31a・
・・送風機ケーシング下部、3lb・・・送風機ケーシ
ング上部,31c・・・送風機ケーシング仕切板,50
・・・筒状アタッチメント、50a, 50b・・・半
割筒、50c・・・フィルタホルダ,51・・・フィル
タ. 集 2 図 代理人弁理士  秋  本  正  実纂 図 (A’) (B) 第 + 図 稟 図 察 図 纂 図 挑 l0 図 (A) CB) 第 fl  図 (A)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1.  1.自動車用空調機の送風機ケーシングにインテーク
    ダクトを固着したインテークユニットにおいて、 上記インテークダクトに、送風機ケーシングの中心線に
    関して対称に1対の空気取入口が設けられており、 上記1対の空気取入口の内の任意の片方の空気取入口を
    内気取入口とし、他方の空気取入口を外気取入口として
    使用し得る構造であることを特徴とする自動車用空調機
    のインテークユニット。
  2.  2.前記1対の空気取入口の内、外気取入口として使
    用される方の空気取入口は、シール材を介して車体の外
    気導入口に固定されるものであることを特徴とする、請
    求項1に記載した自動車用空調機のインテークユニット
  3.  3.前記1対の空気取入口の内、外気取入口として使
    用される方の空気取入口は、筒状のアタッチメントを介
    して車体の外気導入口に接続されるものであり、かつ、
    上記筒状のアタッチメントは、その中にフィルタが設け
    られているものであることを特徴とする、請求項1に記
    載した自動車用空調機のインテークユニット。
  4.  4.前記の送風機ケーシングは、吐出口の中心点と送
    風機ケーシングの中心点とを結ぶ線が、上記吐出口の取
    付面に対して垂直であることを特徴とする、請求項1に
    記載した自動車用空調機のインテークユニット。
  5.  5.自動車用空調機の送風機ケーシングにインテーク
    ダクトを固着したインテークユニットにおいて、 上記インテークダクトの外気取入口の取付面が送風機ケ
    ーシングの中心線に対して垂直であり、 上記外気取入口の中心点は前記送風機ケーシングの中心
    線上に位置しており、 前記インテークダクトには、送風機ケーシングの中心線
    に関して対称をなすように1対の内気取入口が設けられ
    ていることを特徴とする、自動車用空調機のインテーク
    ユニット。
  6.  6.前記の送風機ケーシングは、吐出口の中心点と送
    風機ケーシングの中心点とを結ぶ線が、上記吐出口の取
    付面に対して垂直であることを特徴とする、請求項5に
    記載した自動車用空調機のインテークユニット。
JP5377089A 1989-03-08 1989-03-08 自動車用空調機のインテークユニット Pending JPH02234832A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013523514A (ja) * 2010-03-31 2013-06-17 ヴァレオ システム テルミク フィルタを再生するように構成された暖房、換気および/または空調装置、および実施方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59216721A (ja) * 1983-05-25 1984-12-06 Hitachi Ltd 車両用空調装置の空気導入装置

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