JPH0223075Y2 - - Google Patents

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JPH0223075Y2
JPH0223075Y2 JP1984046136U JP4613684U JPH0223075Y2 JP H0223075 Y2 JPH0223075 Y2 JP H0223075Y2 JP 1984046136 U JP1984046136 U JP 1984046136U JP 4613684 U JP4613684 U JP 4613684U JP H0223075 Y2 JPH0223075 Y2 JP H0223075Y2
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groove
motor case
protruding piece
motor
side wall
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JP1984046136U
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、小型モータ用モータケースの取付構
造に係り、特にモータケースの端部に設けられた
突出片を一箇所において曲げるだけでモータの側
壁とモータケースとを確実に固着することがで
き、それによつて小型モータの製造を容易にし、
しかも修理時における分解、組立も非常に簡単に
することができる小型モータ用モータケースの取
付構造に関する。
従来技術 従来の小型モータにおいて、モータケース(本
明細書では、モータのハウジングのうちロータの
回転軸の軸受けを有する部分を側壁と呼び、前後
の側壁をつなぐ部分をモータケースと呼ぶ。)を
側壁に取り付ける場合、モータケースの端部に突
出片を形成し、側壁の端部には溝を設け、モータ
ケースに側壁を密着させ、突出片を折り曲げて溝
に嵌め込むことにより取り付けていた。しかし小
型モータではモータケースの板金の板厚が薄く十
分な強度を持たないため、上記のような構造では
突出片が溝に沿つてずれてしまい、モータケース
の形状が安定しないという欠点があつた。
そこで従来、一般には、側壁に形成した溝に穴
を設け、モータケースの突出片を根元で折り曲げ
て溝に嵌め込み、更に該突出片の先端部を折り曲
げて溝に設けた穴に差し込んでモータケースと側
壁とを固着していた。しかしこれでは、突出片を
二箇所において二度折り曲げなければならないの
で工数が増え、しかも超小型モータでは突出片の
寸法も極小となるので、該モータの分解の際に突
出片を折り曲げ前の状態に戻す作用がしづらく、
場合によつては突出片が折損してしまうという欠
点があつた。
また実公昭51−42004には、1枚の鋼板をプレ
スで打ち抜いてメタル受板と一対のヨーク部とを
形成し、該メタル受板の両側のヨーク部を円筒形
に形成し、該円筒形の一方に突起を、他方に該突
起が係止される切欠きを形成し、また同様にメタ
ル受板に突起を、ヨーク部に該突起が係止される
切欠きを形成して、これらの突起を各対応した切
欠きに対して折り曲げて係止して組み立てるよう
にした電動機用ハウジングが開示されているが、
該従来例は、単に突起と同一の形状に打ち抜かれ
た切欠きに該突起を係止するだけのものであるか
ら、突起の折り曲げ時に発生する締付け力という
ものは存在せず、締め付けながら該締付け力が増
大して行くことがないため締付けが不十分とな
り、また係止された突起の周囲に小さな工具の入
る〓間もなくなるため、分解がしづらく、修理が
大変であるという欠点があつた。また特開昭52−
97104には、かしめ爪をハウジング外周面より内
側に位置するようにハウジング周縁に形成した小
型回転電機のハウジングが開示されているが、該
従来例は、このかしめ爪が係止される溝について
は、何ら新規な構成を開示しておらず、単なるコ
の字状の切欠き溝を開示しているに過ぎず、従つ
てかしめ爪を折り曲げる際には、やはり何らの締
付け力の増大は望めず、締付けは不十分となるお
それがあつた。
目 的 本考案は、上記した従来技術の欠点を除くため
になされたものであつて、その目的とするところ
は、モータケースの端部に設けられた突出片を、
基幹部と該基幹部から側方に向つて同一平面上に
延設された側延部とからなる形状にし、側壁には
突出片の基幹部と側延部とを嵌め込む溝を設け、
モータの製造工程においては突出片を根元で折り
曲げて側壁の溝に支障なく嵌め込むことができか
つモータの完成後においてはモータケースの弾性
により突出片の側延部が側壁の溝に押し着けられ
てセツトされて突出片が展開しないように突出片
と溝とを構成することによつて、突出片を一箇所
において一度折り曲げるだけで確実にモータケー
スを取り付けることができるようにすることであ
り、またそれによつてモータケースの取り付けを
容易にし、小型モータの製造工程を減少させて製
造コストの低減を図ることである。また他の目的
は、突出片の先端を側壁の穴に差し込んだりせ
ず、突出片の根元を一箇所において一度折り曲げ
るだけでモータケースを取り付ける構造にするこ
とによつて、小型モータの修理時において突出片
を展開して分解し、再び突出片を側壁の溝に嵌め
込んで組み立てるという作業を極めて容易に行う
ことができるようにすることである。また他の目
的は、側壁に設ける溝の底部を斜面とし、かつ側
壁の端部から中心部へ向つて次第に深くなるよう
に形成することによつて、突出片の側延部を嵌め
込む溝の側面に適度の傾斜を持たせ、その傾斜し
た側面が側延部を押さえ付けて突出片の展開を防
止するようにし、より確実にモータケースを固定
できるようにすることである。
概 要 要するに本考案は、端部の突出片が形成された
モータケースに、ロータの軸受けを備え端部に溝
が設けられた側壁を密着させ、前記突出片を折り
曲げて前記溝に嵌め込み、前記モータケースを前
記側壁に固着させるものにおいて、前記突出片
は、基幹部と、該基幹部と同一平面上にかつ該基
幹部の側方へ向つて該基幹部と一体的に延設され
た側延部とからなり、前記溝は前記基幹部を嵌め
込む溝と前記側延部を嵌め込む溝とからなり、か
つ該側延部を嵌め込む溝は、該溝の底部が斜面に
なつておりかつ前記側壁の端部から中心部へ向つ
て次第に深くなつているものであることを特徴と
するものである。
構 成 以上本考案を図面に示す実施例に基いて説明す
る。第1図から第3図に示すものは、本考案の第
1実施例であり、第1図は本考案に係る小型モー
タ用モータケースの取付構造1によつて組み立て
られた超小型のモータ2の完成品を示すものであ
る。モータ2は、例えば長さ14mm、幅10mm、高さ
9mm程度の寸法のモータケース3を有し、該モー
タケースは導電体(例えば軟鋼板)で形成され、
絶縁的に2分割されており、夫々のモータケース
3A,3Bが正電極、負電極を兼ねている。モー
タケース3には、ロータの回転軸4の軸受け5を
備えた樹脂製の側壁6が密着し、モータケース3
と側壁6とでモータハウジング8を形成してい
る。また、モータケース3には、該モータケース
の内側に突出形成された刷子取付部9が設けら
れ、スプリング刷子10が取り付けられている。
次に、第2図に示すモータハウジング8の分解
斜視図に基いて、上記各部の細部について説明す
る。モータケース3の端部3aには、打ち抜き加
工によつて該モータケースと一体的に形成された
突出片11が設けられており、該突出片は、基幹
部12と該基幹部から同一平面上にかつ該基幹部
の側方へ向つて直角に延設された側延部13とか
らなり、L字形の形状をしている。モータケース
3は板厚の非常に薄いもので形成されており強度
が小さいので、直角に折り曲げられたモータケー
ス3の角部3bの一部を内側に凹陥させてリブ1
4を形成し、角部3bの角度が変化するのを防止
している。側壁6の端部6aには溝15が設けら
れており、該溝は基幹部12を嵌め込むための溝
16と側延部13を嵌め込むための溝17とから
なり、L字形の形状となつている。溝15の底部
15aは、勾配のついた斜面になつており、かつ
側壁6の端部6aから中心部6bに向つて次第に
深くなつている。そして、突出片11を折り曲げ
て溝15に嵌め込む際に、側延部13が溝17に
支障なく嵌合するように溝17の側面17aは傾
斜を持つており、かつ、突出片11を溝15に嵌
め込んでモータケース3を側壁4に固着した後で
は、モータケース3の弾性により側延部13の側
面13aが溝17の側面17aに押し着けられて
セツトされるようになつている。
第4図に示す本考案(第2実施例)は、モータ
ケース18と電極(図示せず)を兼用しない一般
の小型モータ19に備えられた小型モータ用モー
タケースの取付構造20である。モータケース1
8に設けられた突出片21は、基幹部22の端部
22aから左右両側に向つて側延部23を延設し
たT字形になつており、側壁25には突出片21
の形状に対応したT字形の溝26が設けられ、突
出片21を折り曲げて溝26に嵌め込み、モータ
ケース18が側壁25に固着されるようになつて
いる。
作 用 本考案は、上記のように構成されており、以下
その作用について説明する。第1図から第3図に
おいて、モータケース3を側壁6に取り付けるに
あたつては、突出片11を基幹部12の一箇所に
おいて一度折り曲げて溝15に嵌め込めばよく、
しかも突出片11の側延部13が嵌合する部分の
溝17の側面17aは斜面になつているため何ら
支障なく嵌め込むことができるので、超小型のモ
ータ2においても極めて容易に取り付けを行うこ
とができる。この際、底部15aは中心部へ向つ
て次第に深くなるように斜面になつているため、
側延部13を折り曲げると、該折曲げが進行する
につれてモータケース3を側壁6の中心部へ引き
込んで行くことになり、締付け力は次第に増大
し、該締付けが完了したときには、側延部13
a、即ち突出片11によるモータケース3の側壁
6に対する締付け力が十分に大きくなつている。
また、取り付けた後は、溝15の底部15aが傾
斜しており、かつ側延部13の側面13aがモー
タケース3の弾性によつて溝18の側面18aに
押し着けられてセツトされるので、一旦嵌め込ま
れた突出片11が展開することはなく、確実にモ
ータケース3と側壁6とが固着される。更に、取
付後においては、側延部13の周囲には工具が入
る十分な〓間が存在するため、突出片11を起こ
して展開することが容易であり、従つて分解修理
も容易となる。
また、第4図に示す実施例においても、上記と
全く同様に、突出片11を基幹部22の一箇所に
おいて一度折り曲げて溝26に嵌め込んだ後は、
モータケース18の弾性により側延部23の側面
23aが溝26の側面26aに押し着けられてセ
ツトされるので、モータケース18を極めて容易
に、しかも確実に側壁25へ取り付けることがで
きる。
効 果 本考案は、上記のように構成され、作用するも
のであるから、モータケースの端部に設けられた
突出片を、基幹部と該基幹部から側方に向つて同
一平面上に延設された側延部とからなる形状に
し、側壁には突出片の基幹部と側延部とを嵌め込
む溝を設け、モータの製造工程においては突出片
を根元で折り曲げて側壁の溝に支障なく嵌め込む
ことができかつモータの完成後においてはモータ
ケースの弾性により突出片の側延部が側壁の溝に
押し着けられて突出片が展開しないように突出片
と溝とを構成してあるので、突出片を一箇所にお
いて一度折り曲げるだけで確実にモータケースを
取り付けることができ、この結果モータケースの
取り付けが容易になり、小型モータの製造工程が
減少し、製造コストが低減されるという効果が得
られる。また、突出片の先端を側壁の穴に差し込
んだりせず、突出片の根元を一箇所において一度
折り曲げるだけでモータケースを取り付ける構造
になつているので、小型モータの修理時において
突出片を展開して分解し、再び突出片を側壁の溝
に嵌め込んで組み立てるという作業を極めて容易
に行うことができるという効果がある。また、側
壁に設ける溝の底部を斜面とし、かつ側壁の端部
から中心部へ向つて次第に深くなるように形成し
たので、突出片の側延部を嵌め込む溝の側面に傾
斜を持たせ、その傾斜した側面が側延部を押さえ
付け、突出片の展開を防止し、より確実にモータ
ケースを固定することができる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例に係り、第1図は本考案
(第1実施例)に係る取付構造によつてモータケ
ースを取り付けた小型モータの斜視図、第2図は
本考案(第1実施例)に係るモータケースと側壁
の分解斜視図、第3図は第2図の−矢視横断
面図、第4図は本考案(第2実施例)に係る取付
構造の要部斜視図である。 1,20は小型モータ用モータケースの取付構
造、2,19は小型モータ、3,18はモータケ
ース、4はロータの回転軸、5は軸受、6,24
は側壁、6aは側壁の端部、6bは中心部、1
1,21は突出片、12,22は基幹部、13,
23は側延部、15は溝、15aは底部、16は
基幹部を嵌め込む溝、17は側延部を嵌め込む溝
である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 端部の突出片が形成されたモータケースに、
    ロータの軸受けを備え端部に溝が設けられた側
    壁を密着させ、前記突出片を折り曲げて前記溝
    に嵌め込み、前記モータケースを前記側壁に固
    着させるものにおいて、前記突出片は、基幹部
    と、該基幹部と同一平面上にかつ該基幹部の側
    方へ向つて該基幹部と一体的に延設された側延
    部とからなり、前記溝は前記基幹部を嵌め込む
    溝と前記側延部を嵌め込む溝とからなり、かつ
    該側延部を嵌め込む溝は、該溝の底部が斜面に
    なつておりかつ前記側壁の端部から中心部へ向
    つて次第に深くなつているものであることを特
    徴とする小型モータ用モータケースの取付構
    造。 2 前記突出片は、前記基幹部から直角に前記側
    延部を延設したL字形のものであることを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第1項に記載の
    小型モータ用モータケースの取付構造。 3 前記突出片は、前記基幹部の端部から左右両
    側に向つて前記側延部を延設したT字形のもの
    であることを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第1項に記載の小型モータ用モータケースの
    取付構造。
JP4613684U 1984-03-30 1984-03-30 小型モ−タ用モ−タケ−スの取付構造 Granted JPS60160053U (ja)

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JP4613684U JPS60160053U (ja) 1984-03-30 1984-03-30 小型モ−タ用モ−タケ−スの取付構造

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JPS60160053U JPS60160053U (ja) 1985-10-24
JPH0223075Y2 true JPH0223075Y2 (ja) 1990-06-22

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ID=30560254

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JP4613684U Granted JPS60160053U (ja) 1984-03-30 1984-03-30 小型モ−タ用モ−タケ−スの取付構造

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5142004U (ja) * 1974-09-24 1976-03-29
JPS5297104A (en) * 1976-02-12 1977-08-15 Hitachi Ltd Housing of small size rotary electric machine

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5142004U (ja) * 1974-09-24 1976-03-29
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JPS60160053U (ja) 1985-10-24

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