JP2934644B2 - ブラシホルダー装置 - Google Patents

ブラシホルダー装置

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JP2934644B2
JP2934644B2 JP6281272A JP28127294A JP2934644B2 JP 2934644 B2 JP2934644 B2 JP 2934644B2 JP 6281272 A JP6281272 A JP 6281272A JP 28127294 A JP28127294 A JP 28127294A JP 2934644 B2 JP2934644 B2 JP 2934644B2
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JP
Japan
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brush holder
holder
brush
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circular hole
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JP6281272A
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JPH08124645A (ja
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猛彦 杉山
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Fuji Kaabon Seizosho Kk
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Fuji Kaabon Seizosho Kk
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転子軸が挿通する
形穴を中央部に有するホルダー本体と、同ホルダー本体
の一側面に設けたブラシホルダーを備え、同ブラシホル
ダーに嵌挿されたブラシの先端を前記回転子軸に設けた
整流子、接触子等の外周に弾撥的に当接させるブラシホ
ルダー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ブラシホルダー装置の一形式として実公
昭35−30624号公報、実公平5−8785号公報
に示されているように、回転子軸が挿通する挿通孔を中
央部に有する合成樹脂製のホルダー本体と、同ホルダー
本体の一側面に組付けた金属製で箱形のブラシホルダー
を備えた形式のものと、ホルダー本体とブラシホルダー
とが合成樹脂で一体的に成形された形式のものとに大別
される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した前
者のブラシホルダー装置においては、ブラシホルダーが
金属製であることからブラシで発生する熱の放熱性が良
好で、発熱に起因するブラシの早期の摩耗を低減できる
という利点がある。しかしながら、当該ブラシホルダー
装置においては、ブラシホルダーをホルダー本体に組付
ける手段としてかしめ手段を採っているため、ブラシホ
ルダーの組付け作業が煩雑になるとともに、ブラシホル
ダーをかしめる際にブラシホルダーを変形させるおそれ
があり、かしめ作業には細心の注意を払わなければなら
ない。
【0004】また、上記した後者のブラシホルダー装置
においては、ブラシホルダーがホルダー本体と一体的に
形成されているため、ブラシホルダーのホルダー本体へ
の組付け作業を必要としないという利点がある。しかし
ながら、当該ブラシホルダー装置においては、ブラシホ
ルダーが合成樹脂製であることからブラシに発生する熱
の放熱性が悪く、ブラシが高温になってブラシの摩耗が
早期に増大するという問題があるとともに、ホルダー本
体とブラシホルダーとを一体成形するために成形金型が
複雑で高価なものとなる。
【0005】従って、本発明の目的は、ブラシホルダー
が合成樹脂製のホルダー本体とは別個の金属性のブラシ
ホルダーであって、ブラシホルダーをかしめ手段を採用
することなくホルダー本体に組付けることにより、上記
した両形式のブラシホルダー装置の利点を共に有するブ
ラシーホルダー装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、回転子軸が挿
通する円形穴を中央部に有する合成樹脂製のホルダー本
体と、同ホルダー本体の一側面に組付けた金属製で箱形
のブラシホルダーを備え、同ブラシホルダーに嵌挿され
たブラシの先端を前記回転子軸に設けた整流子、接触子
等の外周に弾撥的に当接させるブラシホルダー装置にお
いて、前記ホルダー本体の一側面に互いに並列して径方
向に延びる一対の起立壁を設けてこれら各起立壁の互い
に対向する内壁側に径方向へ延びる溝部を形成するとと
もに、前記ブラシホルダーにはその両側に前記各起立壁
の溝部に挿入される挿入片と、先端の下面から先端側へ
延びる係止片とを設け、これら各挿入片を前記各起立壁
の溝部に挿入すると共に、該係止片を折曲げて前記円形
穴の周縁に係止することにより、前記ブラシホルダーを
前記ホルダー本体の一側面に組付けたことを特徴とする
ものである。
【0007】
【発明の作用・効果】このように構成したブラシホルダ
ー装置において、ブラシホルダーをホルダー本体に組付
ける場合には、ブラシホルダーの両挿入片をホルダー本
体に設けた溝部に挿入し、その挿入後、ブラシホルダー
係止片をホルダー本体の円形穴に係止する。これによ
り、ブラシホルダーはホルダー本体の一側面に組付けら
れて固定される。また、ブラシホルダー装置を特に振動
が激しい電動モータ等に取付ける場合には、上記したご
とくブラシホルダーの係止片がホルダー本体の円形穴の
周縁に係止されているため、ブラシホルダーは耐振性に
優れた固定状態となって確実に保持される。
【0008】このように、当該ブラシホルダー装置にお
いては、ブラシホルダーをホルダー本体に組付ける場合
にはブラシホルダーの挿入片をホルダー本体の溝部に挿
して係止片を円形穴に係止させるという簡単な作業で
よく、このため、従来のごときブラシホルダーをかしめ
止めする煩雑な組付け作業を廃止することができるとと
もに、ブラシホルダーのかしめ作業時の変形の発生を防
止することができるという利点を有する。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
するに、図1に示すブラシホルダー装置は円盤状のホ
ルダー本体10aと、2つのブラシホルダー10bとに
より構成されている。ホルダー本体10aは合成樹脂に
て形成されているもので、図1に示すように円盤部11
の中央部に円形穴11aを備え、円形穴11aの周縁部
には筒状のフランジ部12が形成されている。また、フ
ランジ部12は周方向に略90°離れた部位に所定幅の
切欠部12a、12bを備え、円盤部11の各切欠部1
2a、12bに対応する部位にそれぞれ一対の起立壁1
3、14が形成されている。
【0010】両起立壁13、14は図1および図2に示
すように、切欠部12a、12bの幅と同寸法の間隔を
保持して互いに並列して円盤部11の径方向へ延びてお
り、両起立壁13、14の互いに対向する内壁13a、
14a側にはその長手方向に延びる溝部13b、14b
が形成されている。各溝部13b、14bは、各起立壁
13、14内にて円盤部11の外周縁側が開口してい
て、内周縁側へ所定長さ延びている。ブラシホルダー1
0bは起立壁13、14の溝部13b、14bに挿入さ
れて組付けられている。なお、円盤部11の一側面に
は、接続線が螺着される接続端子が埋設される突起部1
5a、15bが形成されている。
【0011】ブラシホルダー10bは金属材料でマルチ
フォーミング加工により成形されているもので、図3に
示すように、先端が開口するとともに後端が閉塞した長
方体形状の筒体16と、筒体16の左右両側の下面から
外側へ所定幅延びる挿入片17a、17bと、筒体16
の先端の下面から先端側へ延びる係止片18にて構成さ
れている。筒体16はブラシ31が摺動可能に嵌挿され
る大きさに形成されており、また、両挿入片17a、1
7bは両起立壁13、14の溝部13b、14bに所定
の押圧力にて挿入される厚み、幅および長さに形成され
ている。
【0012】ブラシホルダー10bにおいては、その筒
体16内にブラシ31が圧縮スプリングを介し嵌挿され
ていて、この状態で筒体16に設けた両挿入片17a、
17bを両起立壁13、14の溝部13b、14bに挿
入し、筒体16の先端に設けた係止片18を折曲げて円
盤部11の円形穴11aの周縁に係止する。これによ
り、ブラシホルダー10bはホルダー本体10aの円盤
部11の一側面に組付けられてブラシ31を円形穴11
a内に所定量突出させ、例えば発電機に取り付けられた
状態では、円形穴11aを挿通するコミュテータ32の
外周にブラシ31を弾撥的に当接させる。
【0013】このように構成したブラシホルダー装置に
おいて、ブラシホルダー10bをホルダー本体10aに
組付ける場合には、ブラシホルダー10bの筒体16に
設けた両挿入片17a、17bをホルダー本体10aの
両起立壁13、14に設けた両溝部13b、14bに挿
入するとともに、挿入後係止片18を折曲げて円盤部
11の円形穴11aの周縁に係止すればよい。これによ
り、ブラシホルダー10bはホルダー本体10aの一側
面に組付けられて固定される。また、ブラシホルダー装
置を特に振動が激しい電動モータに取付けて使用する場
合においても、ブラシホルダー10bの係止片18をホ
ルダー本体10aの円形穴11aの周縁に係止している
ため、ブラシホルダー10bは耐振性の高い固定状態と
なって確実に保持される。
【0014】上述したように、当該ブラシホルダー装置
においては、ブラシホルダー10bをホルダ本体10a
に組付ける場合にはブラシホルダー10bの挿入片17
a、17bをホルダー本体10aの溝部13b、14b
に挿入して、係止片18を折曲げて円盤部11の円形穴
11aの周縁に係止するという簡単な作業でよい。この
ため従来のごときブラシホルダーをかしめ止めする煩
雑な組付け作業を廃止することができるとともに、ブラ
シホルダーのかしめ作業時の変形の発生を防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るブラシホルダー装置の平
面図
【図2】同装置における図1の矢印A−A線方向の部分
縦断面図
【図3】同装置を構成するブラシホルダーの平面図
(a)、正面図(b)、および側面図(c)
【符号の説明】
10a→ホルダー本体 10b→ブラシホルダー 11→円盤部 11a→円形穴 12→フランジ部 12a、12b→切欠部 13、14→起立壁 13a、14a→内壁 13b、14b→溝部 15a、15b→突起部 16→筒体 17a、17b→挿入片 18→係止片 31→ブラシ 32→コミュテータ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転子軸が挿通する円形穴を中央部に有す
    る合成樹脂製のホルダー本体と、同ホルダー本体の一側
    面に組付けた金属製で箱形のブラシホルダーを備え、同
    ブラシホルダーに嵌挿されたブラシの先端を前記回転子
    軸に設けた整流子、接触子等の外周に弾撥的に当接させ
    るブラシホルダー装置において、前記ホルダー本体の一
    側面に互いに並列して径方向に延びる一対の起立壁を設
    けてこれら各起立壁の互いに対向する内壁側に径方向へ
    延びる溝部を形成するとともに、前記ブラシホルダー
    はその両側に前記各起立壁の溝部に挿入される挿入片
    と、先端の下面から先端側へ延びる係止片とを設け、
    れら各挿入片を前記各起立壁の溝部に挿入すると共に、
    該係止片を折曲げて前記円形穴の周縁に係止することに
    より、前記ブラシホルダーを前記ホルダー本体の一側面
    に組付けたことを特徴とするブラシホルダー装置。
JP6281272A 1994-10-19 1994-10-19 ブラシホルダー装置 Expired - Lifetime JP2934644B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP6281272A JP2934644B2 (ja) 1994-10-19 1994-10-19 ブラシホルダー装置

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Publication Number Publication Date
JPH08124645A JPH08124645A (ja) 1996-05-17
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ID=17636765

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5231563Y2 (ja) * 1973-05-22 1977-07-19
JPH0514699Y2 (ja) * 1986-10-13 1993-04-19

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JPH08124645A (ja) 1996-05-17

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