JPS6021908Y2 - 車両用回転電機の刷子装置 - Google Patents
車両用回転電機の刷子装置Info
- Publication number
- JPS6021908Y2 JPS6021908Y2 JP1976088320U JP8832076U JPS6021908Y2 JP S6021908 Y2 JPS6021908 Y2 JP S6021908Y2 JP 1976088320 U JP1976088320 U JP 1976088320U JP 8832076 U JP8832076 U JP 8832076U JP S6021908 Y2 JPS6021908 Y2 JP S6021908Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- brush
- lead wire
- mounting member
- negative
- fixed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
この考案は車輌用回転電機の刷子装置に関するもので特
に機関のスターティングモータなどの直流電動機におけ
る刷子リード線の断線防止構造に関するものである。
に機関のスターティングモータなどの直流電動機におけ
る刷子リード線の断線防止構造に関するものである。
従来周知のこの種直流電動機の刷子装置を第１〜第２図
に示す。
に示す。
即ち、第１図、第２図において、１は直流電動機の一部
を構成する筒状のエンドブラケット、２はこのエンドブ
ラケットに固着され、電動機本体外殻へアースされた環
状の刷子保持板、３はこの刷子保持板に固着されたマイ
ナス側刷子ホルダで刷子保持部３ａとスプリング取付部
３ｂを有する。
を構成する筒状のエンドブラケット、２はこのエンドブ
ラケットに固着され、電動機本体外殻へアースされた環
状の刷子保持板、３はこの刷子保持板に固着されたマイ
ナス側刷子ホルダで刷子保持部３ａとスプリング取付部
３ｂを有する。
４は上記刷子保持部３ａ内に挿入されたマイナス側刷子
、５は上記スプリング取付部３ｂに取付けられた刷子ス
プリングで上記マイナス側刷子４を一方向に押圧してい
る。
、５は上記スプリング取付部３ｂに取付けられた刷子ス
プリングで上記マイナス側刷子４を一方向に押圧してい
る。
６は上記電動機のアマチュアに装着された整流子でその
外周面には上記マイナス側刷子４が常に圧接している。
外周面には上記マイナス側刷子４が常に圧接している。
７は上記刷子保持板２にかしめられた絶縁板、８はこの
絶縁板７に固着されたプラス側刷子ホルダ、９はこのプ
ラス側刷子ホルダ内に摺動可能に設けられたプラス側刷
子で上記電機子６の外周面に押し付けられている。
絶縁板７に固着されたプラス側刷子ホルダ、９はこのプ
ラス側刷子ホルダ内に摺動可能に設けられたプラス側刷
子で上記電機子６の外周面に押し付けられている。
１０はプラス側リード線でその一端はプラス側刷子９に
、他端は直流電動機のフィールド巻線１１に各々電気的
に接続されている。
、他端は直流電動機のフィールド巻線１１に各々電気的
に接続されている。
１２はマイナス側リード線でその一端は、上記マイナス
側刷子４に、他端は上記刷子保持板２に溶接、ロー付け
あるいはネジ止めなどの方法で電気的に接合されている
。
側刷子４に、他端は上記刷子保持板２に溶接、ロー付け
あるいはネジ止めなどの方法で電気的に接合されている
。
尚、前記プラス側刷子９およびマイナス側刷子はそれぞ
れプラス側刷子ホルダ８およびマイナス側刷子ホルダ３
内において整流子６の径方向に摺動可能なようにプラス
側リード線１０およびマイナス側リード線１２各々たる
みを持たせて組付けである。
れプラス側刷子ホルダ８およびマイナス側刷子ホルダ３
内において整流子６の径方向に摺動可能なようにプラス
側リード線１０およびマイナス側リード線１２各々たる
みを持たせて組付けである。
以上の様に構成されたものにおいて、直流電動機が長時
間の大きな振動を受けた場合、前記プラス側リード線１
０およびマイナス側リード線１２が振動によって、プラ
ス側刷子９マイナス側刷子４および刷子保持板２、フィ
ールド巻線１１に対して相対的運動をすることにより、
往々にしてプラス側リード線１０およびマイナス側リー
ド線１２が断線したり、導電撚り線にて作られた該り−
ド線１０，１２がばらけて前記刷子ホルダ３．８にひっ
かかって刷子の摺動を防げることがあった。
間の大きな振動を受けた場合、前記プラス側リード線１
０およびマイナス側リード線１２が振動によって、プラ
ス側刷子９マイナス側刷子４および刷子保持板２、フィ
ールド巻線１１に対して相対的運動をすることにより、
往々にしてプラス側リード線１０およびマイナス側リー
ド線１２が断線したり、導電撚り線にて作られた該り−
ド線１０，１２がばらけて前記刷子ホルダ３．８にひっ
かかって刷子の摺動を防げることがあった。
後者のリード線１０，１２のばらけについては該リード
線１０．１２にチューブを挿入することにより容易にこ
れを防止できるが、前者のリード線の断線についてはこ
れまで簡便かつ有効な防止方法がなく、特にマイナス側
リード線１２については刷子保持装置の寸法上あるいは
複雑化を避けるための制約を受けるため、該リード線の
断面積増加あるいは該リード線の長さ短縮などの方法が
なされたが、これらの方法はブラシの摺動を妨げるため
、制約があり、有効な断線防止効果を果し得なかった。
線１０．１２にチューブを挿入することにより容易にこ
れを防止できるが、前者のリード線の断線についてはこ
れまで簡便かつ有効な防止方法がなく、特にマイナス側
リード線１２については刷子保持装置の寸法上あるいは
複雑化を避けるための制約を受けるため、該リード線の
断面積増加あるいは該リード線の長さ短縮などの方法が
なされたが、これらの方法はブラシの摺動を妨げるため
、制約があり、有効な断線防止効果を果し得なかった。
本考案は以上のような問題を解決するためになされたも
ので以下に述べる優れた車両用回転電機の刷子装置を提
供するものである。
ので以下に述べる優れた車両用回転電機の刷子装置を提
供するものである。
以下、第３図乃至第５図に示すこの考案の一実施例につ
いて説明する。
いて説明する。
即ち、第３図乃至第５図において、１３は上記マイナス
側リード線１２の外周に嵌挿された可撓性チューブ、１
４は上記刷子保持板２の一部を切り起こして形威された
係止部であるクリップで、上記可撓性チューブ１３が嵌
挿された上記マイナス側リード線１２を上記可撓性チュ
ーブ１３共々上記刷子保持板２に係止させるものである
。
側リード線１２の外周に嵌挿された可撓性チューブ、１
４は上記刷子保持板２の一部を切り起こして形威された
係止部であるクリップで、上記可撓性チューブ１３が嵌
挿された上記マイナス側リード線１２を上記可撓性チュ
ーブ１３共々上記刷子保持板２に係止させるものである
。
このクリップ１４と上記マイナス側刷子４間における上
記可撓性チューブ１３が挿入された上記マイナス側リー
ド線１２は、上記マイナス側刷子４の摺動を損なうこと
なくたるみをもたせて組付けである。
記可撓性チューブ１３が挿入された上記マイナス側リー
ド線１２は、上記マイナス側刷子４の摺動を損なうこと
なくたるみをもたせて組付けである。
以上のように構成された実施例によれば、直流電動機が
長時間大きな振動を受ける場合でも、振動によってマイ
ナス側リード線１２に生ずるマイナス側刷子４と刷子保
持板２との相対運動に起因した揺動は、可撓性チューブ
１３が嵌挿されたマイナス側リード線１２をクリップ１
４によって刷子保持板２に係止することにより可撓性チ
ューブ１３のもつ可撓性によってマイナス側刷子４の摺
動を妨げることなく、有効的に減少させることができる
。
長時間大きな振動を受ける場合でも、振動によってマイ
ナス側リード線１２に生ずるマイナス側刷子４と刷子保
持板２との相対運動に起因した揺動は、可撓性チューブ
１３が嵌挿されたマイナス側リード線１２をクリップ１
４によって刷子保持板２に係止することにより可撓性チ
ューブ１３のもつ可撓性によってマイナス側刷子４の摺
動を妨げることなく、有効的に減少させることができる
。
また振動によってマイナス側リード線１２がばらけるこ
とも、マイナス側リード線１２に可撓性チューブ１３を
嵌挿させているので容易に防止できる。
とも、マイナス側リード線１２に可撓性チューブ１３を
嵌挿させているので容易に防止できる。
尚、上述では直流電動機の刷子装置について説明したが
、これに限定されることなく他の回転電機に応用できる
ことは勿論である。
、これに限定されることなく他の回転電機に応用できる
ことは勿論である。
以上の様にこの考案は一端が刷子に他端が回転子の筐体
に固着された取付部材に各々電気的に接続されたリード
線に可撓性の保護部材を嵌挿させているので、従来の如
く上記リード線が振動によってばらける支障が解消され
、しかも、取付部材に係止片を形威し、この係止片によ
り、上記リード線を上記保護部材共々、上記刷子が所定
方向に移動可能な如く、リード線と取付部材との固定部
近傍で取付部材に係止するようにしているので、刷子の
所定方向の移動を妨げることなく、効果的にリード線の
揺動を減少することができるので、リード線の断線も防
止でき、確実な耐振性を有する車両用回転電機の刷子装
置を提供するものである。
に固着された取付部材に各々電気的に接続されたリード
線に可撓性の保護部材を嵌挿させているので、従来の如
く上記リード線が振動によってばらける支障が解消され
、しかも、取付部材に係止片を形威し、この係止片によ
り、上記リード線を上記保護部材共々、上記刷子が所定
方向に移動可能な如く、リード線と取付部材との固定部
近傍で取付部材に係止するようにしているので、刷子の
所定方向の移動を妨げることなく、効果的にリード線の
揺動を減少することができるので、リード線の断線も防
止でき、確実な耐振性を有する車両用回転電機の刷子装
置を提供するものである。
第１図は従来装置の要部を示す正面図、第２図は従来装
置の刷子保持装置を示す正面図、第３図はこの考案の一
実施例における刷子保持装置の正面図、第４図は第３図
に示す実施例の要部を示す正面図、第５図は第３図に示
す実施例の要部を示す断面図である。 図中１はエンドブラケット、２は刷子保持板、３はマイ
ナス側刷子ホルダ、３ａは刷子保持部、４はマイナス側
刷子、５は刷子スプリング、６は整流子、７は絶縁板、
８はプラス側刷子ホルダ、９はプラス側刷子、１０はプ
ラス側リード線、１１はフィールド巻線、１２はマイナ
ス側リード線、１３は可撓性チューブ、１４はクリップ
である。 尚、図中、同一符号は同−又は相当部分を示す。
置の刷子保持装置を示す正面図、第３図はこの考案の一
実施例における刷子保持装置の正面図、第４図は第３図
に示す実施例の要部を示す正面図、第５図は第３図に示
す実施例の要部を示す断面図である。 図中１はエンドブラケット、２は刷子保持板、３はマイ
ナス側刷子ホルダ、３ａは刷子保持部、４はマイナス側
刷子、５は刷子スプリング、６は整流子、７は絶縁板、
８はプラス側刷子ホルダ、９はプラス側刷子、１０はプ
ラス側リード線、１１はフィールド巻線、１２はマイナ
ス側リード線、１３は可撓性チューブ、１４はクリップ
である。 尚、図中、同一符号は同−又は相当部分を示す。
Claims (1)
- 回転電機の筐体に固着された取付部材、この取付部材に
取付られた刷子保持体、この刷子保持体に所定方向に移
動可能な如く保持され、上記回転電機の回転子に結電す
るための刷子、一端が上記刷子に電気的に接続されると
共に他端が上記取付部材に固定されて電気的に接続され
た導電撚り線にて作られたリード線、このリード線の外
周に嵌挿された可撓性の保護部材、及び上記取付部材に
形成され、上記刷子が上記所定方向に移動可能な如く、
上記リード線を上記取付部材との固定部近傍で上記保護
部材共々、上記取付部材に係止する係止片を備えた車両
用回転電機の刷子装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1976088320U JPS6021908Y2 (ja) | 1976-07-02 | 1976-07-02 | 車両用回転電機の刷子装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1976088320U JPS6021908Y2 (ja) | 1976-07-02 | 1976-07-02 | 車両用回転電機の刷子装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS536502U JPS536502U (ja) | 1978-01-20 |
| JPS6021908Y2 true JPS6021908Y2 (ja) | 1985-06-29 |
Family
ID=28699065
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1976088320U Expired JPS6021908Y2 (ja) | 1976-07-02 | 1976-07-02 | 車両用回転電機の刷子装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6021908Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| AT351571B (de) * | 1978-02-27 | 1979-08-10 | Just Gmbh Walter | Baenderstempel |
| JPS54174987U (ja) * | 1978-05-30 | 1979-12-10 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5121106A (ja) * | 1974-08-14 | 1976-02-20 | Hitachi Ltd | Burashisochi |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4974401U (ja) * | 1972-10-14 | 1974-06-27 |
-
1976
- 1976-07-02 JP JP1976088320U patent/JPS6021908Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5121106A (ja) * | 1974-08-14 | 1976-02-20 | Hitachi Ltd | Burashisochi |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS536502U (ja) | 1978-01-20 |
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