JPH0439438Y2 - - Google Patents

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JPH0439438Y2
JPH0439438Y2 JP1984142960U JP14296084U JPH0439438Y2 JP H0439438 Y2 JPH0439438 Y2 JP H0439438Y2 JP 1984142960 U JP1984142960 U JP 1984142960U JP 14296084 U JP14296084 U JP 14296084U JP H0439438 Y2 JPH0439438 Y2 JP H0439438Y2
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JP
Japan
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casing
protrusion
plate
side plate
cylindrical multi
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JP1984142960U
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JPS6158700U (ja
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、組み立て容易な円筒形多翼フアンの
ケーシングに関するものである。
(従来の技術) 従来から、組み立てが容易に行える円筒形多翼
フアンとして実開昭57−43392号公報に記載され
ているものが提案されている。
上記公報に記載されている円筒形多翼フアンの
ケーシングは、所要形状に形成した二枚の側板を
互いに対向せしめると共に、この両側板間に円形
に湾曲せしめた周板を配設し、且つこの周板両側
縁に突設した係片を側板に穿孔した係合孔に挿入
後、折り曲げて一体とする構成を有しており、上
記構成によつてケーシングの組み立てを簡単化す
ると共に、必要に応じて係片の折り曲げを元の状
態に戻すだけで簡単にケーシングを解体すること
ができる。
また、第5〜第11図に示すようなスポツト溶
接を用いて組み立てた円筒形多翼フアンのケーシ
ングも公知である。
このケーシングを第5〜11図を参照して説明
すると、第5図は同ケーシングの平面図、第6図
は同ケーシングの正面図、第7図は同ケーシング
の側面図であり、更に第8〜10図は側板と周板
とをスポツト溶接によつて固定する説明図、第1
1図はケーシングの斜視図である。
第5〜7図からも明らかなようにこのケーシン
グは二枚の側板2と円形に湾曲せしめた一枚の周
板3とからなり、二枚の側板2に形成した差し込
み孔4(第9図参照)に、周板3の端部に形成し
た突出部5を差し込んだ後、第一次工程として図
9に示す如くプレス加工により約45度に折り曲
げ、次いで第2次工程として第8図に示す如く直
角に曲折して突出部5を側板2に押し当てる。更
に第3次工程で第8図に示すようにスポツト溶接
6で側板2と周板3とを固定してケーシングを形
成するものである。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記実開昭57−43392号公報に
記載されている円筒形多翼フアンのケーシングに
あつては、周板の係片を側板の係合孔に挿入した
後、係片を折り曲げて抜け止めとして組み立てる
ものであるため、係片の折り曲げ代が必要とな
り、組み立て後この係片が側板よりそのまま突出
状態となるため危険である。更に係止を折り曲げ
て抜け止めとするための折り曲げ作業が面倒であ
る等々の問題がある。
また、第5図〜第11図に示すケーシングにあ
つては、現在のプレス加工では突出部を一度に直
角に折り曲げることが困難であるため二度の折り
曲げ工程が必要となる。更に側板と突出部とを溶
接で固定するためにプレス機とは別に新たにスポ
ツト溶接機を設ける必要があり、設備面でも多額
の費用がかかる等の理由から、全体として加工工
程が多くケーシングを安価に製造することが困難
である等々の問題がある。
そこで本考案は、側板に形成した差し込み孔か
ら突出した周板の突出部に凹部を形成し、この時
の突出部の変形により、側板と周板とを強固に固
定できるようにし、これによつて加工工程が少な
くかつ安価に製造できるケーシングを提案し、従
来の円筒形多翼フアンのケーシングが持つ問題点
を解決することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) このため本考案は、側板2と周板3とを組み立
てて構成した円筒形多翼フアンのケーシングにお
いて、前記周板3の端部は突出部5を有し、一
方、前記側板2には、前記突出部5に対応した位
置に突出部5を略きつちりと嵌入できる差し込み
孔4を設け、前記側板2に形成した差し込み孔4
に、前記周板3の端部に形成した突出部5を差し
込んだ状態で、前記突出部5の前部に凹部を形成
し、この時の突出部5の拡開変形により前記突出
部5を前記差し込み孔4に固定したことを特徴と
する円筒形多翼フアンのケーシングであり、これ
を課題解決るための手段とするものである。
(作用) 二枚の側板2に形成した差し込み孔4(第9図
参照)に、周板3の端部に形成した突出部5を差
し込み、その後、プレス加工により、前記突出部
5の頭部略中央部に凹部を形成する。この凹部を
形成する際の突出部5の変形により突出部5は差
し込み孔4に確りと固定され、円筒形多翼フアン
のケーシングが構成される。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面を参照して説明す
ると、第1図は本実施例に係る円筒形多翼フアン
のケーシングの側面図、第2図はケーシングを構
成する周板突出部を変形し、周板を側板に固定し
た状態の側面図、第3図は第2図の平面図、第4
図は周板突出部を変形させる工程の説明図であ
る。
図において本実施例に係る円筒形多翼フアンの
ケーシングは二枚の側板2と円形に湾曲せしめた
一枚の周板3とによつて構成されている。
周板3の端部には複数の突出部5が形成されて
おり、一方、側板には、前記突出部に対応した位
置に突出部5を略きつちりと嵌入できる差し込み
孔4が形成されている。前記突出部5は前記差し
込み孔4に差し込んだ状態で側板より若干突出す
る長さをもつて形成されている。
以上のように構成された周板3と側板2とは次
のようにして組み立てられる。
即ち、先ず、二枚の側板2に形成した差し込み
孔4(第9図参照)に、周板3の端部に形成した
突出部5を差し込み、その後、プレス加工によ
り、前記突出部5の略中央部に凹部を形成する。
この凹部を形成する際の突出部5の変形(第2図
参照)により突出部5は差し込み孔4に確りと固
定され、こうして側板と周板とは組み立てられる
円筒形多翼フアンのケーシングが構成される。な
お、前記凹部は複数形成してもよいことは勿論で
ある。
(考案の効果) 本考案に係る円筒形多翼フアンのケーシングは
以上のように構成されているため、側板から突出
した突出部5の頭部に凹部を形成するだけでフア
ンの周板を側板にガタのない状態で確りと固定す
ることができ、その上工程が単純である上に、凹
部を形成する際の押圧力はそれほど高くなく、こ
のため、周板自身にも変形が発生することがな
い、更に突出部5に凹部を形成するための金型も
極めて簡単な形状であるため、金型費も安価です
み全体として製造コストを大幅に低減することが
できるようになつた。また、側板からの突出部の
突出代も少なくできるためケーシング取扱時の安
全性も向上し、更に加工工程数も減少し製造時間
も短縮できる等々の優れた効果を奏することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本実施例に係る円筒形多翼フアンのケ
ーシングの側面図、第2図はケーシングを構成す
る周板の突出部を変形し、周板を側板に固定した
状態の側面図、第3図は第2図の平面図、第4図
は周板の突出部を変形させる工程の説明図、第5
図は従来の円筒形多翼フアンのケーシングの平面
図、第6図は同ケーシングの正面図、第7図は同
ケーシングの側面図、第8図〜第10図は側板と
周板とをスポツト溶接によつて固定する説明図、
第11図はケーシングの斜視図である。 図の主要部分の説明、1……ケーシング、2…
…側板、3……周板、4……差し込み孔、5……
突起。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 側板2と周板3とを組み立てて構成した円筒形
    多翼フアンのケーシングにおいて、前記周板3の
    端部は突出部5を有し、一方、前記側板2には、
    前記突出部5に対応した位置に突出部5を略きつ
    ちりと嵌入できる差し込み孔4を設け、前記側板
    2に形成した差し込み孔4に前記周板3の端部に
    形成した突出部5を差し込んだ状態で前記突出部
    5に凹部を形成した時に生じる突出部5の変形に
    より前記突出部5を前記差し込み孔4に固定した
    ことを特徴とする円筒形多翼フアンのケーシン
    グ。
JP1984142960U 1984-09-22 1984-09-22 Expired JPH0439438Y2 (ja)

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JPS6158700U JPS6158700U (ja) 1986-04-19
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ID=30701272

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5743392B2 (ja) * 1976-12-07 1982-09-14

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5743392U (ja) * 1980-08-22 1982-03-09

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JPS5743392B2 (ja) * 1976-12-07 1982-09-14

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JPS6158700U (ja) 1986-04-19

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