JP2552654Y2 - 箱金物 - Google Patents

箱金物

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JP2552654Y2
JP2552654Y2 JP3469691U JP3469691U JP2552654Y2 JP 2552654 Y2 JP2552654 Y2 JP 2552654Y2 JP 3469691 U JP3469691 U JP 3469691U JP 3469691 U JP3469691 U JP 3469691U JP 2552654 Y2 JP2552654 Y2 JP 2552654Y2
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JP
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side frame
holes
reinforcing pin
box
frame plate
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JP3469691U
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JPH04120850U (ja
Inventor
登 江場
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株式会社新太陽
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、コンクリートの型枠を
組立るに際し、床面上に一定の間隔を離して平行に立設
する二列の型枠パネル群の向い合う各型枠パネルを固定
させるために使用する箱金物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のコンクリート型枠は例えば図6に
示すように枠組みされる。すなわち、一定の間隔を離し
て床面上に平行に並置した型枠パネル11,11間に両
端に螺子部を設けたセパレータ12を挿通し、また、両
型枠パネル11,11の外側面に複数本の縦杆13を添
設し、更に該各縦杆13に沿って複数本の横杆14を直
交状に添設してなる。両型枠パネル11,11の外側面
から突出するセパレータ12の両端部には箱金物15が
螺着され、前記横杆14を抱持して楔片16を箱金物1
5に串通することにより型枠パネル11,縦杆13及び
横杆14を一体に締付固定するようにしている。
【0003】ところで、前記箱金物15は図5に示すよ
うに、平面コ字状に形成され折曲部寄りの側枠板2a,
2a間には補強ピン7aを介装して構成されるが、まず
金属帯板の両側に打抜により楔片16を挿通する長孔5
a,5aを開設すると共に中央寄りに円形状の通孔3
a,3aを開設し、次いでこの金属帯板をプレスにより
適宜屈曲して平面略コ字状に形成する。そして、対向す
る側枠板2a,2aに開設した二つの通孔3a,3aに
全体の保形性を維持するため一方側から補強ピン7aを
挿通し、その端部と側枠板2aとを一体に溶接し、更に
溶接した関係上その後メッキ処理を施すという工程を経
ていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】このように、打抜,プ
レス,溶接,メッキ処理と多くの工程を経なければなら
ないので、その加工,処理作業が煩雑であった。また、
打抜,プレス加工と溶接は通常作業場所が異なり、しか
もメッキ処理になると処理専門の工場で行うことになる
ので、その都度逐一加工品を移動せねばならず、完成品
が出来るまで多くの時間と労力を必要とし、作業性が悪
く、引いてはコストを高くするといった課題を有してい
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案の箱金物はかかる
課題に鑑みなされたもので、表面処理した金属帯板をプ
レスにより適宜屈曲して平面略コ字状に形成し、対向す
る一対の側枠板にそれぞれ同一軸線上に位置すると共に
周縁に切欠溝を設けた円形状の通孔を開設してなる箱金
物本体と、その二つの通孔に挿通する補強ピンとよりな
り、該補強ピンの両端側にそれぞれ前記切欠溝内を通過
し、挿通したとき互いに各側枠板の内側面に当接するよ
うに位置する突片を一体に設け、前記各通孔に補強ピン
を挿通して各突片を各側枠板の内側面に当接させつつ回
転し、抜止めをした状態で補強ピンの端部をカシメるよ
うにした構成よりなる。
【0006】
【作用】あらかじめ表面処理を施した金属帯板を打抜,
プレス加工して平面コ形状に形成し、両側枠板に開設し
た通孔に補強ピンを挿通すると共に所望角度回転し、こ
の状態で前記補強ピンの端部をカシメるのみで完成品が
得られる。これにより、両側枠板は外側面で補強ピンの
端部がカシメられ、また内側面に突片が当接することに
より補強ピンと一体となり強固に固定される。
【0007】
【実施例】以下に本考案の一実施例を図面と共に説明す
る。図において1は予め表面処理が施された金属帯板を
平面略コ形状に屈曲した箱金物本体であり、対向する一
対の側枠板2,2の屈曲部寄りで同一軸線上の位置に円
形状の通孔3,3を開設する。そして、該各通孔3,3
はその周縁で対向する位置にそれぞれ二つの切欠溝4,
4が設けられる。また、両側枠板2,2の通孔3,3よ
り先端側には二つの長孔5,5をそれぞれ対向状に二組
開設し、更に屈曲部中央1aにはセパレータ(図示せ
ず)端部の螺子部を螺通するねじ孔6を設けている。
【0008】7は前記通孔3,3に一方側から挿通する
補強ピンであり、一端に軸部8より太径の頭部9を設
け、また軸部8の両端側で左右側に一対の突片10,1
0を突設している。この両端の各突片10,10は補強
ピン7を通孔3,3に挿通したとき各側枠板2,2の内
側面に当接する位置に設けられる。
【0009】しかして、前記補強ピン7を軸部8の先端
から二つの通孔3,3へ挿通する。この際、突片10,
10は切欠溝4,4に嵌入するので、挿通するに支障を
きたすことはない。そして、補強ピン7を90度回転し
て両端側の突片10,10を各側枠板2、2の内側面に
当接し、この状態で一方の側枠板2の外側面から突出す
る補強ピン7の軸部8先端をカシメる。これにより、図
3に示す如く各側枠板2,2は外側面に頭部9とカシメ
部9’、また内側面に各突片10,10が当接すること
によりそれぞれ挟着され、補強ピン7と一体に固定され
る。
【0010】以上のように、予め表面処理された金属帯
板を使用すれば、溶接及びこれに伴うメッキ処理をする
ことなく、単に打抜,プレス及びカシメのみで商品が完
成する。尚、前記突片10,10は本実施例では左右両
側に一対突設したものを示したが、それ以外に例えば、
1つもしくは3乃至4個設けても良いこと勿論である。
【0011】
【考案の効果】以上述べたように、本考案の箱金物によ
れば、溶接工程を省くと共にこれに伴うメッキ処理工程
をも不必要としたので、製作が簡単となると共に製作時
間の短縮が図られ、しかも量産化が可能となり、引いて
はコストを低廉になし得るなど有益な効果を有する。ま
た、製造工程を簡略化したにも拘らず、製品自体は従来
のものに比し何ら遜色なく、同等に使用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】箱金物の斜視図。
【図2】同分解斜視図。
【図3】同平面図。
【図4】要部を拡大して示す横断面図。
【図5】従来の箱金物の斜視図。
【図6】従来の箱金物の使用状態図。
【符号の説明】
1 箱金物本体 2,2 側枠板 3,3 通孔 4 切欠溝 7 補強ピン 10 突片

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面処理した金属帯板をプレスにより適
    宜屈曲して平面略コ字状に形成し、対向する一対の側枠
    板にそれぞれ同一軸線上に位置すると共に周縁に切欠溝
    を設けた円形状の通孔を開設してなる箱金物本体と、そ
    の二つの通孔に挿通する補強ピンとよりなり、該補強ピ
    ンの両端側にそれぞれ前記切欠溝内を通過し、挿通した
    とき互いに各側枠板の内側面に当接するように位置する
    突片を一体に設け、前記各通孔に補強ピンを挿通して各
    突片を各側枠板の内側面に当接させつつ回転し、抜止め
    をした状態で補強ピンの端部をカシメるようにしたこと
    を特徴とする箱金物。
JP3469691U 1991-04-17 1991-04-17 箱金物 Expired - Lifetime JP2552654Y2 (ja)

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JP3469691U JP2552654Y2 (ja) 1991-04-17 1991-04-17 箱金物

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JP3469691U JP2552654Y2 (ja) 1991-04-17 1991-04-17 箱金物

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JPH04120850U JPH04120850U (ja) 1992-10-28
JP2552654Y2 true JP2552654Y2 (ja) 1997-10-29

Family

ID=31917053

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20170070016A (ko) 2014-10-14 2017-06-21 가부시끼가이샤 타쿠미나 왕복동 펌프

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20170070016A (ko) 2014-10-14 2017-06-21 가부시끼가이샤 타쿠미나 왕복동 펌프

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Publication number Publication date
JPH04120850U (ja) 1992-10-28

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