JPH02229289A - 空気タイヤ - Google Patents

空気タイヤ

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JPH02229289A
JPH02229289A JP1049194A JP4919489A JPH02229289A JP H02229289 A JPH02229289 A JP H02229289A JP 1049194 A JP1049194 A JP 1049194A JP 4919489 A JP4919489 A JP 4919489A JP H02229289 A JPH02229289 A JP H02229289A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] バイアスタイヤでは、カーカスとトレッドとの間にプレ
ー力と呼ばれるカーカス保護用補強層が設けられる。ラ
ジアルタイヤでは、カーカスとトレッドとの間にベルト
と呼ばれる補強層が設けられ、このベルトがカーカスを
半径方向に締付ける。これら空気タイヤにおいて、プレ
ー力又はベルトにスチールコー・ドを埋設してタイヤの
耐久性を向上させることがある。
本発明は、カーカスとトレッドとの間のプレー力又はベ
ルトと呼ばれるゴム層がスチールコドによって補強され
た空気タイヤに関する。
[従来の技術] プレー力又はベルトは、複数の層からなる場合がある。
特に空気タイヤの耐カット性を高くする必要がある場合
には、プレー力又はベルトの最外層すなわちトレッド側
の層に、伸度が大きい複数本のスチールコードを適当な
間隔で埋設する。
従来のスチールコードでは、次に説明するように、複撚
構造を採用することによって大きい伸度を実現するのが
常であった。
第9図及び第10図は、ともに従来の空気夕イヤに使用
されていた複撚スチールコードの断面図であり、第9図
はr4X4Xo.23Jの構成のものを、第10図はr
3X7xQ,22」の構成のものをそれぞれ示す。
第9図において、スチールコード10は4本のストラン
ドL8を撚合せたものである。各ストランドIBは4本
の素線12を撚合せたものであって、各素線l2は直径
0.231III1のスチール線である。
素線12どおしの撚ピッチは3.5關であり、ストラン
ド16どおしの撚ピッチは5.51!1である。
第10図に示すスチールコード10は、3本のストラン
ド1Bを撚合せたものである。各ストランドIBは7本
の素線12を撚合せたものであって、各素線l2は直径
0.22mmのスチール線である。
素線12どおしの撚ピッチは4、Oml1であり、スト
ランド16どおしの撚ピッチは7.5mmである。
これらのスチールコードlOは、低ピッチの復撚構造で
あることから、伸度が大きく、柔軟性に富み、衝撃吸収
性が大である。したがって、これらのスチールコード1
0を使用した従来の空気タイヤは、耐カット性が高かっ
た。
[発明が解決しようとする課題] 以上に説明した複撚構造のスチールコードを使用した従
来の空気タイヤには、次のような問題があった。
すなわち、従来の複撚構造のスチールコード10では、
いわゆる強力の1撚減り」の程度が大きく、各素線12
の強力を有効に利用することができなかった。したがっ
て、スチールコード10の所望の強力を得ようとすると
、多数の素線12を要するため、スチールコードIOが
重くなる。
更に、柔軟性が高いスチールコード10を使用している
ために、空気タイヤが接地部で大きく変形し、転勤抵抗
が大きく燃費が悪くなるという問題があった。
また、第9図及び第10図に示すように、断面円形の素
線l2が互いに密接していたために、各ストランド1B
のほぼ中央に閉じた空隙18ができる。したがって、こ
のスチールコード1oは、空隙18内にゴムが入りにく
い。つまり、空隙18内にゴムが充填されていないプレ
ー力又はベルトができることになる。この場合にトレッ
ドが外傷を受け、この外傷から水が空隙l8内に侵入す
ると、侵入した水がこの空隙18内をスチールコード1
0に沿って移動し、滞留する。したがって、スチールコ
ード10に錆が生じ、ゴムとの間の接着力の低下を招く
。この接着力低下が昂進すると、いわゆるセパレーショ
ンを引起す。
そこで、本願出願人は、先に特許願昭和63年第793
99号において、「カーカスとトレッドとの間のゴム層
が切断時4%以上の伸びを有する単撚構造からなるスチ
ールコードで補強された空気タイヤ」を提案した。
第11図は、この未公開出願に係る空気タイヤのスチー
ルコードの断面図である。
このスチールコードlOは、rlX5XO.38」の単
撚構造である。すなわち、直径0.  38lil1の
スチール線である素線1、2を5本撚合せたものである
。撚ピッチは6.5mmであって、切断時の伸びは6.
5%である。
このスチールコード10は、単撚構造であるにもかかわ
らず切断時の伸びが4%以上の高伸度であるから、複撚
構造の場合と同等の高耐カット性が実現される。また、
単撚構造であるから強力利用率が向上する。したがって
、スチールコードの総重量を低減してもこのコードの所
望の強力を得ることができ、軽い空気タイヤを実現する
ことができる。また、スチールコード1Gの適度な曲げ
硬さのために空気タイヤの剛性が向上する。したがって
、タイヤの変形が小さくなって転勤抵抗が小さくなり、
燃費が向上する。
更に、長手力向のところどころで素線12間に隙間がで
き、素線12間の空隙14が開放される。したがって、
このスチールフード10を埋設したプレー力又はベルト
を有する空気タイヤの加硫の際に空隙14内にゴムが侵
入し、この中がゴムで満たされる。これにより、前記セ
バレーションの発生を抑制することができる。
これに対して、同じrlX5Xo.38Jの単撚構造を
有するスチールコードであっても、撚ピッチが18.0
+amと大きく、伸度が2.5%程度の小さい値である
場合には、耐力・ント性が劣る。また、第12図に示す
ように素線12間に閉じた空隙l8が生じる。したがっ
て、空隙lε内へのゴム侵入が阻害される点は、前記複
撚構造のものと同様である。
ところが、前記先願に係る空気タイヤにおいて、同径の
全ての素線12の形付け率を同一にして撚る場合には、
第11図に示すように全素線12が共通の1つの外接円
22を形成する。したがって、セバレーションの発生が
抑制されるものの、プレー力又はベルトを構成するゴム
に対するスチールコードの投錨効果が小さく、一旦発生
したセバレーションが容易に成長することから、十分に
満足すべきものではなかった。
そこで、本願出願人は、未公開の特許願昭和63年第1
24698号において、「カーカスとトレッドとの間の
ゴム層がスチールコードによって補強された空気タイヤ
であって、前記スチールコードが、切断時4%以上の伸
びの単撚構造を有するとともに、共通の外接円を有しな
い構成素線を備えることを特徴とする空気タイヤ」を更
に提案した。
ところが、このスチールコードを使用する場合であって
も、全構成素線の断面に外接する曲線の最大差渡方向が
各スチールコードにおいて任意の方向を向いている場合
には、外接曲線の最大差渡方向が最外層の厚み方向に一
致するものが生じるため、スチールコード端部間の間隔
が従来より大きくなってクギ等が入りやすくなっていた
本発明は、以上の事情に鑑みてなされたものであって、
従来と同等の高い耐カット性を維持しながら素線強力を
有効利用し、タイヤ剛性を向上させ、しかもセバレーシ
ョンの発生及び成長を抑制した空気タイヤであって、ク
ギ踏貫通性能を向上させたものを提供することを目的と
する。
[課題を解決するための手段] 本発明に係る空気タイヤは、カーカスと1・レッドとの
間の複数のゴム層のうち少なくとも最外層が複数本のス
チールコードによって補強された空気タイヤであって、
最外ゴム層を補強するスチールコードがそれぞれ切断時
4%以上の伸びの単撚構造を有するとともに、各スチー
ルコードにおいて全構成素線の断面に外接する曲線が真
円でなく、大部分のスチールコードに関し外接曲線の最
大差渡方向が最外ゴム層の幅方向にほぼ一致することを
特徴とする。
[作 用] 全構成素線の断面に外接する曲線が真円でない各スチー
ルコードは、一部素線の形付け率を他と異ならせたり、
一部素線径を他と異ならせたりすることによって実現す
ることができる。
また、真円外接曲線を有するスチールコードに口−ラを
かけてこれを扁平にしても良い。
スチールコード外接曲線の最大差渡方向を最外ゴム層の
幅方向にほぼ一致させるには、例えばカレンダに設けた
溝を利用してスチールコードの姿勢を揃えておいて、こ
のコードにゴムをト・ノビングすれば良い。
本発明に係る空気タイヤは、スチールコートの切断時の
伸びが4%以上の高仲度であるから、複撚構造の場合と
同等の高耐カット性が実現される。また、スチールコー
ドが単撚構造であるから強力利用率が向上し、適度な曲
げ硬さのゆえにタイヤ剛性が向上する。更に、素線間の
空隙がところどころで開放し、この空隙内へのコムの侵
入を許容する。したがって、セバレーションの発生を抑
制することができる。しかも、各スチールコードにおい
て全構成素線の断面に外接する曲線が真円でないから、
スチールコード表面に凹凸が生じる。したがって、スチ
ールコードとゴムとの接着界面が分散されて、タイヤ走
行中に加わるスチールコードとゴムとの間の剪断歪が分
散される。つまり、小さいセバレーションが生じても、
その伝搬すなわち成長が抑制される。しかも、大部分の
スチールコードに関し外接曲線の最大差渡方向がゴム層
の最外層幅方向にほぼ一致するから、スチールコード端
部間の■】隔が小さく、クギ踏貫通性能が向上する。
[実施例コ 第1図は、本発明の実施例に係る空気タイヤのスチール
コードの断面図である。
同図に示すスチールコード10は、「1×5×0.38
」の単撚構造すなわち直径0.38mmのスチール線で
ある素線を5本撚合せたものである。同径の5本の素線
のうち、1本の素線13は他の4本の素線l2より形付
け率が大である。
したがって、素線13の外接円23は、スチールコード
10の中心と同心であるが、半径が他の素線12の共通
外接円よりdだけ大きい。この外径差dは0.06mm
である。素線12,13の撚ピッチは6、5寵であって
、スチールコード10の切断時の伸びは6.7%である
。また、長手力向のところどころで素線間に少なくとも
0.02mm程度の幅の隙間ができ、素線間の空隙14
が開放される。したがって、このスチールコードlOを
埋設したベルトを有するラジアルタイヤの加硫の際に素
線間の隙間を通して空隙l4内にゴムが侵入することが
でき、空隙14内にゴムが充填される。
第2図〜第5図は、スチールコード10の変形例を示す
断面図である。
これらのスチールコードlOは、いずれも5本の素線か
らなる単撚構造である点は第1図に示したものと同様で
ある。
ただし、第2図に示すスチールコード10は、1本の素
線13の形付け率を他の4本の素線J2より小さくした
ものである。第3図のスチールコード10は、】本の素
線13aの形付け率が3本の素線12より大であって、
残りの素線13bの形付け率が素線13aより更に大で
ある。以上のように一部素線の形付け率を他と異ならせ
ることによって、全構成素線の断面に対する真円でない
外接曲線を実現することができる。また、真円外接曲線
を有するスチールコードにローラをかけてこれを扁平に
しても良い。
一部素線径を他と異ならせることによって、同様のスチ
ールコード10を実現することもできる。第4図に示す
スチールコードlOは、5本の素線の形付け率が同一で
あるが、1本の素線l3を他の4本の素線12より太く
したものである。
第5図のスチールコード10では、1本の素線13が他
の4本の素線12より細い。
以上に説明したいずれの変形例の場合も、素線間の空隙
14が開放している点は、第1図の場合と同様である。
第6図は、以上に説明したスチールコードlOが最外層
に埋設されたベルトを備えるラジアルタイヤの一部断面
図であり、第7図は、ベルト最外層の一部拡大断面図で
ある。ただし、第6図ではスチールコード10の図示を
省略している。
第6図のラジアルタイヤ2の寸法は285/75R24
.5であって、カーカス4とトレッド6との間に4枚の
ベルト8a,8b.8c.8dを有する。カーカス側の
3枚のベルト8a,8b.8cには、r3x0.20+
6x0.35Jの構成のスチールコードが埋設されてい
る。つまり、このスチールコードは、直径0.20ml
Iの3本のスチール線と直径0.35mmの6本のスチ
ール線とからなる。コード打込は、2.5cm当り12
本である。これら3枚のベルト8a, 8b, 8cは
、ポリエステル・ブライからなるカーカス 4を半径方
向に締付ける。
最外層のベルト8dには、例えば第4図に構造を示した
スチールコードIOが、外接曲線の最大差渡方向が最外
層ベルト8dの幅方向にほほ一致するように埋設される
。スチールコードIOの外接曲線の最大差渡方向を最外
層ベル}8dの幅方向にほぼ一致させるには、例えばカ
レンダに設けた溝を利用してスチールコード10の姿勢
を揃えておき、このコード10の両側からゴムをトビン
クシてゴム層11とすれば良い。このゴム層l1には更
に加硫を施す。スチールコード10は、例えば最大差渡
寸法Dを1.38mmとし、最小差渡寸法を1.05m
mとする。このベルl−8dでもコード打込は2.5c
m当り12本であって、コード端部間の間隔を一律に0
.73mmとすることができる。なお、全てのスチール
線には、ゴムとの接着性を良くするために、しんちゅう
メッキが施されている。
3枚のベルト8a. 8b, 8eは、カーカス4の「
たが」として機能する。最外層のベルト8dは、以下に
説明するようにラジアルタイヤ2の高耐カット性等に寄
与する。
以上に説明した本発明の実施例に係るラジアルタイヤ2
について、スチールコードlO、最外層ベルト8d及び
タイヤ2の各特性を、第1表に「実施例1」として示す
。同表には、2つの比較例の特性をも示す。比較例1で
は、実施例1の場合と同様に第4図に構造を示したスチ
ールコード10を使用しているものの、第8図に最外層
ベルト8eの断面を示すように、全構成素線の断面に外
接する曲線の最大差渡方向が各スチールコード10にお
いて任意の方向を向いている。
したがって、コード端部間の間隔が0,73〜1.07
mmの広い範囲に分布している。比較例2は、素線が共
通の外接円を有する第11図の前記スチールコードを最
外層ベルトに使用したものである。各比較例の空気タイ
ヤも実施例1と同じ285/75R24.5の寸法のラ
ジアルタイヤであって、カーカス4及び3枚のベルト8
a,8b,8cは実施例1と同一である。
(以 下 余 白) 実施例1及び比較例1の最外層ベルトは、比較例2の場
合に比べてベルト構成ゴムに対するスチールコードの投
錨効果が大きいばかりでなく、ゴム侵入性が良好である
。したがって、セバレーションの発生と成長とを有効に
抑制することができる。同表には、10万km走行中の
クギ踏時のベルト貫通回数をも示す。実施例1の場合に
はこの貫通が皆無であった。なお、実施例1の空気タイ
ヤは、同表には示さないが、複撚構造の場合と同等の高
耐カット性が実現されるとともに、複撚構造の場合に比
べて素線強力利用率が向上する。
スチールコード】0を埋設するベルトの数は必要に応じ
て適宜増やしてもよい。例えばトレッド側の2枚のベル
ト8c.llldとする。また、以上はラジアルタイヤ
について説明したが、本発明はバイアスタイヤにおいて
プレー力に適用することもできる。
[発明の効果] 以上に説明したように、本発明に係る空気夕イヤは、ス
チールコードが切断時4%以上の伸びの単撚構造を有す
るから、複撚構造の場合と同等の高耐カット性が実現さ
れる。
スチールコードが単撚構造であるから、素線の強力利用
率が向上する。したがって、スチールコードの総重量を
低減してもこのコードの所望の強力を得ることができ、
軽いタイヤを実現することがで4る。
また、本発明によれば、スチールコードの適度な曲げ硬
さのためにタイヤの剛性が向上する。
したがって、タイヤの変形が小さくなって転勤抵抗が小
さくなり、燃費が向上する。
更に、素線間の空隙がところどころで開放し、この空隙
内へのゴムの侵入を許容する。したかって、ゴム層すな
わちプレー力やベルトのセバレーションの発生を抑制す
ることができる。しかも、スチールコードにおいて全構
成素線の断面に外接する曲線が真円でないから、スチー
ルコード表面が凹凸を有する。したがって、ゴム層への
スチールコードの投錨効果が向上し、セバレーションの
成長が抑制される。
しかも、大部分のスチールコードに関し外接曲線の最大
差渡方向がゴム層の最外層幅方向にほぼ一致するから、
スチールコード端部間の間隔が小さく、クギ踏貫通性能
が向上する。
以上のことから、本発明によれば、従来と同等の高い耐
カット性を維持しながら素線強力を有効利用し、タイヤ
剛性を向上させ、しかもセバレーションの発生及び成長
を抑制した空気タイヤであ−)で、クギ踏貫通性能を向
上させたものを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例に係る空気タイヤのスチール
コードの断面図、 第2図は、本発明の他の実施例に係る空気タイヤのスチ
ールコードの断面図、 第3図は、本発明の更に他の実施例に係る空気タイヤの
スチールコードの断面図、 第4図は、本発明の更に他の実施例に係る空気タイヤの
スチールコードの断面図、 第5図は、本発明の更に他の実施例に係る空気タイヤの
スチールコードの断面図、 第6図は、第4図のスチールコードによってカーカスと
トレッドとの間の最外ゴム層が補強された本発明の実施
例に係る空気タイヤの一部断面図、 第7図は、前図の最外ゴム層の一部拡大断面図、 第8図は、前図の最外ゴム層の比較例を示す一部拡大断
面図、 第9図は、従来のスチールコードの断面図、第10図は
、従来の他のスチールコードの断面図、 第11図は、本願出願人の未公開の先願に係る空気タイ
ヤのスチールコードの断面図、第12図は、前図のスチ
ールコードの比較例の断面図である。 2・・・ラ ッ  ド 、 一ド、 1B・・・ス 円、D 符号の説明 ジアルタイヤ、4・・・カーカス、6・・・トレ8a.
8b,8c,8d・・・ベルト、IO・・・スチールコ
11−・・ゴム層、12.13.13a,Hb −=素
線、トランド、22,23.23a.23b −・・素
線の外接・・最大差渡寸法、d・・・外径差。 第7図 第8図 第9図 第11図 第10図 第12図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、カーカスとトレッドとの間の複数のゴム層のうち少
    なくとも最外層が複数本のスチールコードによって補強
    された空気タイヤであって、前記最外層を補強するスチ
    ールコードがそれぞれ切断時4%以上の伸びの単撚構造
    を有するとともに、各スチールコードにおいて全構成素
    線の断面に外接する曲線が真円でなく、大部分の前記ス
    チールコードに関し外接曲線の最大差渡方向が前記最外
    層の幅方向にほぼ一致することを特徴とする空気タイヤ
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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