JPH02212209A - サスペンションの圧力制御装置 - Google Patents

サスペンションの圧力制御装置

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JPH02212209A
JPH02212209A JP3209089A JP3209089A JPH02212209A JP H02212209 A JPH02212209 A JP H02212209A JP 3209089 A JP3209089 A JP 3209089A JP 3209089 A JP3209089 A JP 3209089A JP H02212209 A JPH02212209 A JP H02212209A
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pressure
suspension
valve
port
pressure control
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Application number
JP3209089A
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English (en)
Inventor
Naoki Yamada
直樹 山田
Toshiaki Hamada
敏明 浜田
Shuichi Takema
修一 武馬
Toshio Yuya
油谷 敏男
Toshio Onuma
敏男 大沼
Takashi Yonekawa
米川 隆
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は車両サスペンションの圧力制御に関し、特に、
車両運転状態の変化等による車体姿勢の変化を抑制する
ようにサスペンション圧を制御する装置に関する。
(従来の技術) 例えば実公昭62−38402号公報には、操舵角速度
をセンサで検出して、車速か設定値以上でしかも操舵角
速度が設定値以上のときにサスペンションの減衰力又は
ばね定数を増大させるサスペンション圧力制御が提案さ
れている。
また1例えば特開昭63−106133号公報には、操
舵角および操舵角速度より車両の旋回パターンを判別し
て、これに対応してゲインを変更し、該ゲインおよび車
両の横加速度に対応してサスペンション圧を定める旋回
時のサスペンション圧制御が提案されている。
これらのサスベンジ3ン圧制御においてサスペンション
には圧力制御弁により所要圧が与えられる。圧力制御弁
は例えば、高圧管路に連通したライン圧ポート、リザー
バへの流体戻し管路(リターン管)に連通した低圧ポー
ト、サスペンションに圧力を与える出力ポート、出力ポ
ートの圧力を一端に受けてこの圧力により前記ライン圧
ポートと出力ポートの適温度を低くし低圧ポートと出力
ポートの適温度を高くする方向に駆動されるスプール、
および、該スプールを出力ポートとライン圧ポートの適
温度を高くし出力ポートと低圧ポートの適温度を低くす
る方向に駆動するソレノイド。
を有するものであり(例えば特開昭63−106133
号公報)、ソレノイドの通電電流制御により、スプール
の位置を定めてこれに対応する圧力を出力ポート(サス
ペンション)に与えるものである。このような圧力制御
弁を用いる圧力制御システムでは、圧力制御停止中(例
えば駐車中)に圧力制御弁を通してサスベンジ1ン圧が
抜けて車高が下がるので、例えば実開昭62−2024
04号公報に開示の圧力制御システムのように、圧力制
御弁の出力ポートとサスペンションの間にカット弁を介
挿して、圧力制御停止中にはカット弁を遮断にして、圧
力制御弁からサスペンションを遮断するのが好ましい。
(R明が解決しようとする課!fi) 圧力制御弁の出力ポートとサスペンションの間にこのよ
うにカット弁を介挿した場合、サスペンション圧力制御
装置の電源スイッチ(例えばイグニションスイッチ)が
閉になると、該圧力制御装置の主制御手段である電子制
御装置がカット弁を開(通流)にして車体姿勢を所定適
値にするためのサスペンション圧を導出して、圧力制御
弁に鎮圧を出力させるが、サスペンション圧と圧力制御
弁の出力ポートの出力圧との差により、サスペンション
圧が急激に変化して車体姿勢が急激に変動する。
例えば、今回電源スイッチが閉になった(カット弁を通
流にした)ときの車体姿勢(例えば車高)と、前回電源
スイッチが閉がら開になった(カット弁が遮断した)と
きの車体姿勢は1例えばそれらの間に乗員の乗り降り、
荷物の載み降ろしなどがあって、大きく変動することが
あり、大きく変動していると、今回電源スイッチが開か
ら閑になったときに、電子制御装置は、IJ!車体姿勢
を所定適値にするようにサスペンション圧補正値を算出
して、サスペンション圧を補正するがこの補正量が大き
い、すると車体姿勢(サスペンション圧)が急激に変化
する。すなわち電源スイッチが閉になったとたんに車体
姿勢が急激に変化し、乗員に不安を与える。また、電源
スイッチがイグニションスイッチの場合、エンジン始動
と同時又はその直後であるので、高圧管路の圧力が十分
に上昇していないと、圧力制御弁を通してサスペンショ
ン圧が急激に抜けて、車高を上げるべきところ車高が一
度低下してから上昇を始めるなど、車体姿勢に急激な変
化を生ずる。
本発明は、電源スイッチが開から閉になった直後の、車
体姿勢の変化をゆるやがかつ円滑にすることを目的とす
る。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本発明の圧力制御装置は、供給される圧力に応じて伸縮
するサスペンション(100fr)に圧力流体を供給す
るための高圧管路(6)にリザーバ(2)より吸引した
流体を高圧で供給する圧力源(1);高圧管路(6)に
連通したライン圧ポート(82) 、リザーバ(2)に
流体を戻す低圧管路(11)に連通した低圧ポート(8
5) 、サスペンション(100fr)に圧力を与える
出力ポート(84) 、出力ポート(84)の圧力を一
端に受けてこの圧力によりライン圧ポート(82)と出
力ポート(84)の通流度を低くし低圧ポート(85)
と出力ポート(84)の通流度を高くする方向に駆動さ
れるスプール(90)、および、スプール(90)の他
端に前記駆動の方向とは逆方向の力を与えるための、電
気付勢による駆動手段(99)、を有する圧力制御弁装
置(80fr) ;圧力制御弁装$1(80fr)の出
力ポート(84)とサスベンジ1ン(100fr)の間
を開閉するカット弁(70fr) ;指定された圧力を
サスペンションに与えるように圧力制御弁装置(80f
r)の駆動手段(99)を電気付勢するサスペンション
圧設定手段(32,33) ;圧力制御弁装置1(80
fr)の出力ポート(84)とサスペンション(100
fr)の間を、全開通流とオリフィス通流の一方に定め
る開閉弁(130fr);開閉弁(130fr)を全開
通流/オリフィス通流に付勢する開閉制御手段(32,
33A) ;および、電源スイッチ(20)の閉直後に
開閉弁(130fr)をオリフィス通流のままサスペン
シコン圧設定手段(32,33)にサスペンション圧を
指示し、それから所定時間(ST X 16)後に開閉
制御手段(32,33A)に開閉弁(130fr)の全
開通流を指示するサスペンション圧制御手段(17) 
:を備える。
なお、カッコ内の記号は、図面に示し後述する実施例の
対応要素に付したものである。
(作用) 電源スイッチ(20)が開から閉になるとサスペンショ
ン圧制御手段(17)がサスペンション圧設定手段(3
2,33)にサスペンション圧を指示し、これに応答し
てサスペンション圧設定手段(32,33)が。
指示された圧力をサスペンションに設定するように圧力
制御弁装置1(80fr)の駆動手段(99)を電気付
勢する。カット弁は所定のタイミングで通流となる。し
たがって、仮に電源スイッチ(20)の前回の閉から開
への切換わりのときから、今回の開から閉の切換わりの
間に、乗員の乗降、荷物の載み降ろしなどにより、車載
重量が大きく変動したときには、サスペンション(10
0fr)の圧力と圧力制御弁装置E(80fr)の出力
ポート(84)出力圧とが大きく異なり、高い方から低
い方に圧力が抜けようとするが、開閉弁(130fr)
がオリフィス(133f)通流であるので、この圧力の
抜け(圧力差による流体の流れ)が緩やかに進む、した
がってサスペンション圧は緩やかに変化し、車体姿勢の
変化が緩やかである。その後いずれは、サスペンション
圧と圧力制御弁装置1(80fr)の出力圧とが実質上
等しくなる。
ところで、サスペンション圧制御手段(17)が、所定
時間(ST X 16)後に開閉制御手段(32,33
A)に開閉弁(130fr)の全開通流を指示し、これ
により開閉弁(130fr)がオリフィス通流から全開
通流に転換し、サスペンション(100fr)と圧力制
御弁装置(80fr)の間が、広開口を通して通流し、
圧力制御弁装置!(80fr)の出力圧がオリフィス(
133f)による伝播遅れなしに、サスベンジ1ン(1
00fr)に加わり、サスペンション圧が、圧力制御弁
装!(80fr)の出力圧の変更に速く応答して、応答
性が速い車体姿勢制御が実現する。
このように本発明によれば、電源スイッチ(20)のオ
ン直後の車体姿勢の急激な変化が抑制されて車体姿勢が
ゆるやかに変化し、電源スイッチ(20)のオフからオ
ンへの変化から所定時間(STX16)後は、車体姿勢
等の変動に対応して速い速度でサスペンション圧が補正
される。
本発明の他の目的および特徴は1図面を参照した以下の
実施例の説明より明らかになろう。
(実施例) 第1図に、車体支持装置の機構概要を示す、油圧ポンプ
1は、ラジアルポンプであり、エンジンルームに配設さ
れ、車両上エンジン(図示せず)によって回転駆動され
て、リザーバ2のオイルを吸入して、所定以上の回転速
度で、高圧ポート3に所定流量でオイルを吐出する。
サスペンション給圧用のラジアルポンプの高圧ポート3
には、脈動吸収用のアキュムレータ4゜メインチエツク
バルブ50およびリリーフバルブ60鵬が接続されてお
り、メインチエツクバルブ5゜を通して、高圧ポート3
の高圧オイルが高圧給管8に供給される。
メインチエツクバルブ50は、高圧ポート3が高圧給管
8の圧力よりも低いときには、高圧給管8から高圧ポー
ト3へのオイルの逆流を阻止する。
リリーフバルブ60mは、高圧ポート3の圧力が所定圧
以上になると高圧ポート3を、リザーバ2への戻り油路
の1つである、リザーバリターン管11に通流として、
高圧ポート3の圧力を実質上定圧力に維持する。
高圧給管8には、前輪サスペンション100f L 。
100frに高圧を供給するための前輪高圧給管6と。
後輪サスペンション100r L 、 100rrに高
圧を供給するための後輪高圧給管9が連通しており、前
輪高圧給管6にはアキュムレータ7(前輪用)が、後輪
高圧給管9にはアキュムレータ10(後軸用)が連通し
ている。
前輪高圧給管6には、オイルフィルタを介して圧力制御
弁80frが接続されており、この圧力制御弁80fr
が、前輪高圧給管6の圧力(以下前輪ライン圧)を、所
要圧(その電気コイルの通電電流値に対応する圧カニサ
スペンション支持圧)に調圧(降圧)してり、リーフバ
ルブ60frおよび開閉弁130frに与える。開閉弁
130frはそれが開(通流)のとき、圧力制御弁80
frの出力圧をカットバルブ70frに与える。
カットバルブ70frは、前輪高圧給管6の圧力(前輪
側ライン圧)が所定低圧未満では、圧力制御弁80fr
の(サスペンションへの)出力ポート84と。
開閉弁130frを通してのサスペンション100fr
のショックアブソーバ101frの中空ピストンロッド
102frとの間を遮断して、ピストンロッド102f
r(シミツクアブソーバ101fr)から圧力制御弁8
0frへの圧力の抜けを防止し、前輪側ライン圧が所定
低圧以上の間は、圧力制御弁80frの出力圧(サスペ
ンション支持圧)をそのままピストンロッド102fr
に供給する。
開閉弁130frは、それが閉(遮断)のときには、そ
の内部に含むオリフィス(133f :第12図)を通
して、圧力制御弁80frの出力圧をカットバルブ70
frに与えるので、このときには、圧力制御弁80fr
からサスペンション100frへの液体流量が低く(サ
スペンション加圧のとき)又は1oOfrから80fr
への液体流量が低い(サスペンション減圧のとき、)の
で、圧力制御弁80frの出力圧の変更に対応する、サ
スペンション圧の変化速度が遅い、閉(遮断)のときに
は開閉弁130frは、オリフィス(133f)を短絡
する形で、広開口を通して圧力制御弁の出力ポートにカ
ットバルブを接続するので、圧力制御弁80frの出力
圧の変更に対応するサスペンション圧の変化速度が速く
なる。
リリーフバルブ60frは、ショックアブソーバ101
frの内圧を上限値以下に制限する。すなわち、圧力制
御弁80frの出力ポート84の圧力(サスペンション
支持圧)が所定高圧を越えると出力ポート84を、リザ
ーバリターン管11に通流として、圧力制御弁80fr
の出力ポートの圧力を実質上所定高圧以下に維持する。
リリーフバルブ60frは更に、路面から前右車軸に突
き上げ衝撃があってショックアブソーバ101frの内
圧が衝撃的に上昇するとき、この衝撃の圧力制御弁80
frへの伝播を緩衝するものであり、ショックアブソー
バ101frの内圧が衝撃的に上昇するときシミツクア
ブソーバ101frの内圧を、ピストンロッド1oOf
rおよびカットバルブを介して、リザーバリターン管1
1に放出する。
サスペンション100frは、大略で、ショックアブソ
ーバ101frと、懸架用コイルスプリング119fr
で構成されており、圧力制御弁80frの出力ポート8
4およびピストンロッド102frを介してショックア
ブソーバ101fr内に供給される圧力(圧力制御弁8
0frで調圧された圧カニサスペンション支持圧)に対
応した高さ(前右車軸に対する)に車体を支持する。
ショックアブソーバ101frに与えられる支持圧は、
圧力センサ13frで検出され、圧力センサ13frが
、検出支持圧を示すアナログ信号を発生する。
サスベンジ遥ン100fr近傍の車体部には、車高セン
サ15frが装着されており、車輪センサ15frのロ
ータに連結したリンクが前右車輪の車軸に結合されてい
る。車高センサ15frは、前右車軸部の車高(車輪に
対する車体の高さ)を示す電気信号(デジタルデータ)
を発生する。
上記と同様な、圧力制御弁80fL、カットバルブ70
fL、リリーフバルブ60fL−車高センサ15fLお
よび圧力センサ13fLが、同様に、前左車輪部のサス
ペンション100f Lに割り当てて装備されており、
圧力制御弁80f Lが前輪高圧給管6に接続されて、
所要の圧力(支持圧)をサスペンション100f Lの
ショックアブソーバ101f Lのピストンロッド10
2fLに与える。
上記と同様な、圧力制御弁80rr 、カットバルブ7
0rre リリーフバルブ60rr *車高センサ15
rrおよび圧力センサ13rrが、同様に、後右車輪部
のサスペンション100rrに割り当てて装備されてお
り、圧力制御弁80rrが後輪高圧給管9に接続されて
、所要の圧力(支持圧)をサスペンション100rrの
ショックアブソーバ101rrのピストンロッド102
rrに与える。
更に上記と同様な、圧力制御弁80rし、カットバルブ
70rL* リリーフバルブ60rL、車高センサ15
rLおよび圧力センサ13r Lが、同様に、前左車軸
部のサスペンション100r Lに割り当てて装備され
ており、圧力制御弁80r Lが後輪高圧給管9に接続
されて、所要の圧力(支持圧)をサスペンション100
r Lのショックアブソーバ101r Lのピストンロ
ッド102r Lに与える。
この実施例では、エンジンが前輪側に装備されており、
これに伴って油圧ポンプ1が前輪側(エンジンルーム)
に装備され、油圧ポンプ1から後輪側サスペンション1
00rr、 100rLまでの配管長が、油圧ポンプ1
から前輪側サスペンション100fr 。
100f Lまでの配管長よりも長い、したがって、配
管路による圧力降下は後輪側において大きく、仮に配管
に油漏れなどが生じた場合、後輪側の圧力低下が最も大
きい、そこで、後輪高圧給管9に、ライン圧検出用の圧
力センサ13rmを接続している。
一方、リザーバリターン管11の圧力はリザーバ2側の
端部で最も低く、リザーバ2から離れる程、圧力が高く
なる傾向を示すので、リザーバリターン管11の圧力も
後輪側で、圧力センサ13rシで検出するようにしてい
る。
後輪高圧給管9には、バイパスバルブ120が接続され
ている。このバイパスバルブ120は、その電気コイル
の通電電流値に対応する圧力に、高圧給管8の圧力を調
圧する(所要ライン圧を得る)ものである、また、イグ
ニションスイッチが開(エンジン停止:ポンプl停止)
になったときには、ライン圧を実質1零(リザーバリタ
ーン管11を通してリザーバ2の大気圧)にして(この
ライン圧の低下により、カットバルブ70fr、70f
 L 。
70rr 、 70r Lがオフとなって、ショックア
ブソーバの圧力抜けが防止される)、エンジン(ポンプ
1)再起動時の負荷を軽くする。
第2図に、サスペンション100frの拡大縦断面を示
す、ショックアブソーバ101frのピストンロッド1
02frに固着されたピストン103が、内筒104内
を、大略で上室105と下室106に2区分している。
カットバルブ70frの出力ポートより、サスペンショ
ン支持圧(油圧)がピストンロッド102frに供給さ
れ、この圧力が、ピストンロッド102frの側口10
7を通して、内筒104内の上室105に加わり、更に
、ピストン103の上下貫通口108を通して下室10
6に加わる。この圧力と、ピストンロッド102frの
横断面積(ロッド半径の2乗×π)の積に比例する支持
圧がピストンロッド102frに加わる。
内筒104の下室106は、減衰弁装M109の上空間
110に連通している。減衰弁装置109の上空間は。
ピストン111で下室112と上室113に区分されて
おり、下室112には減衰弁装置109を通して上空間
110のオイルが通流するが、上室113には高圧ガス
が封入されている。
前右車軸の突上げ上昇により、相対的にピストンロッド
102frが内筒104の下方に急激に進入しようとす
ると、内筒104の内圧が急激に高くなって同様に上空
間110の圧力が下室112の圧力より急激に高くなろ
うとする。このとき、減衰弁装置109の、所定圧力差
以上で上空間110から下室112へのオイルの通流は
許すが、逆方向の通流は阻止する逆止弁を介してオイル
が上空間110から下室112に流れ、これによりピス
トン111が上昇し、車輪より加わる衝!l!(上方向
)のピストンロッ)′102frへの伝播を緩衝する。
すなわち、車体への、車軸衝撃(玉突上げ)の伝播が緩
衝される。
前右車軸の急激な落込みにより、相対的にビストンロッ
ド102frが内筒104より上方に抜けようと°する
と、内筒104の内圧が急激に低くなって同様に上空間
110の圧力が下室112の圧力より急激に低くなろう
とする。このとき、減衰弁装置109の、所定圧力差以
上で下室112から上空間110へのオイルの通流は許
すが、逆方向の通流は阻止する逆止弁を介してオイルが
下室112から上空間110に流れ。
これによりピストン111が降下し、車輪より加わる衝
撃(下方向)のピストンロッド102frへの伝播を緩
衝する。すなわち、車体への、車輪術!(下落込み)の
伝播が緩衝される。
なお、車高上げなどのためにショックアブソーバ101
frに加えられる圧力が上昇するに従がい。
下室112の圧力が上昇して、ピストン111が上昇し
、ピストン111は、車体荷重に対応した位置となる。
駐車中など、内筒104に対するピストンロッド102
frの相対的な上下動がないときには、内筒104とピ
ストンロッド102frの間のシールにより、内筒10
4より外筒114内へのオイルの漏れは実質上無い、し
かし、ピストンロッド102frの上下動負荷を軽くす
るため、該シールは、ピストンロッド102frが上下
動するときには、わずかなオイル漏れを生ずる程度のシ
ール特性を有するものとされている。外筒114に漏れ
たオイルは、外筒114を通して、大気解放のドレイン
14fr (第1図)を通して、第2のリターン管であ
るドレインリターン管12(第1図)を通して、リザー
バ2に戻される。リザーバ2には、レベルセンサ28 
(第1図)が装備されており、レベルセンサ28は、リ
ザーバ2内オイルレベルが下限値以下のとき、これを示
す信号(オイル不足信号)を発生する。
他のサスペンション100f L 、 100rrおよ
び100r Lの構造も、前述のサスペンション100
frの構造と実質上同様である。
第3図に、圧力制御弁80frの拡大縦断面を示す。
スリーブ81には、その中心にスプール収納穴が開けら
れており、スプール収納穴の内面に、ライン圧ポート8
2が連通ずるリング状の溝83および低圧ポート85が
連通ずるリング状の溝86が形成されている。これらの
リング状の溝83と86の中間に、出力ポート84が開
いている。スプール収納穴に挿入されたスプール90は
、その側周面中間部に、溝83の右縁と溝86の左縁と
の距離1;相当する幅のリング状の溝91を有する。ス
プール90の左端部には、弁収納穴が開けられており、
この弁収納穴は溝91と連通している。該弁収納六には
、圧縮コイルスプリング92で押された弁体93が挿入
されている。
この弁体93は中心に貫通オリフィスを有し、このオリ
フィスにより、溝91の空間(出力ポート84)と、弁
体93および圧縮コイルスプリング92を収納した空間
とが連通している。したがって、スプール90は、その
左端において、出力ポート84の圧力(調圧した、サス
ペンション100frへの圧力)を受けて、これにより
、右に駆動される力を受ける。なお、出力ポート84の
圧力が衝撃的に高くなったとき、これにより圧縮コイル
スプリング92の押し力に抗して弁体93が左方に移動
して弁体93の右端に緩衝空間を生じるので、出力ポー
ト84の衝撃的な上昇のとき、この衝撃的な上昇圧はす
ぐにはスプール90の左端面には加わらず、弁体93は
、出力ポート84の衝撃的な圧力上昇に対して、スプー
ル90の右移動を緩衝する作用をもたらす、また逆に。
出力ポート84の衝撃的な圧力降下に対して、スプール
90の左移動を緩衝する作用をもたらす。
スブ、−ル90の右端面には、オリフィス88fを介し
て高圧ポート87に連通した目標圧空間88の圧力が加
わり、この圧力により、スプール90は、左に駆動され
る力を受ける。高圧ポート87には、ライン圧が供給さ
れるが、目標圧空間88は、流路94を通して低圧ポー
ト89に連通しており、この流路94の通流開口を、ニ
ードル弁95が定める。ニードル弁95が流路94を閉
じたときには、オリフィス88fを介して高圧ポート8
7に連通した目標圧空間88の圧力は、高圧ポート87
の圧力(ライン圧)となり、スプール90が左方に駆動
され、これにより、スプール90の溝91が溝83(ラ
イン圧ポート82)と連通し、溝91(出力ポート84
)の圧力が上昇し、これが弁体93の左方に伝達し、ス
プール90の左端に、右駆動力を与える。ニードル弁9
5が流路94を全開にしたときには、目標圧空間88の
圧力は、オリフィス88fにより絞られるため高圧ポー
ト87の圧力(ライン圧)よりも大幅に低下し、スプー
ル90が右方に移動し、これにより、スプール90の溝
91が溝86(低圧ポート85)と連通し、溝91(出
力ポート84)の圧力が低下し、これが弁体93の左方
に伝達し、スプール90の左端の右駆動力が低下する。
このようにして、スプール90は、目標圧空間80の圧
力と出力ポート84の圧力がバランスする位置となる。
すなわち、目標圧空間88の圧力に実質上比例する圧力
が、出力ポート84に現われる。
目標圧空間88の圧力は、ニードル弁95の位置により
定まりこの圧力が、流路94に対するニードル弁95の
距離に実質上反比例するので、結局、出力ポート84に
は、ニードル弁95の距離に実質上反比例する圧力が現
われる。
ニードル弁95は磁性体の固定コア96を貫通している
。固定コア96の右端は、戴頭円錐形であり、この右端
面に磁性体プランジャ97の有底円錐穴形の端面が対向
している。ニードル弁95は、このプランジャ97に固
着されている。固定コア96およびプランジャ97は、
電気コイル99を巻回したボビンの内方に進入している
電気コイル99が通電されると、固定コア96−磁性体
ヨーク98a−磁性体端板98b−プランジャ97−固
定コア96のループで磁束が流れて、プランジャ97が
固定コア96に吸引されて左移動し、ニードル弁95が
流路94に近づく(前記距離が短くなる)、ところで、
ニードル弁95の左端は目標圧空間88の圧力を右駆動
力として受け、ニードル弁95の右端は、大気解放の低
圧ポート98cを通して大気圧であるので、ニードル弁
95は、目標圧空間88の圧力により、その圧力値(こ
れはニードル弁95の位置に対応)に対応する右駆動力
を受け、結局、ニードル弁95は流路94に対して、電
気コイル99の通am流値に実質上反比例する距離とな
る。このような電流値対距離の関係をリニアにするため
に、上述のように、固定コアとプランジャの一方を戴頭
円錐形とし、他方を、これと相対応する有底円錐穴形と
している。
以上の結果、出力ポート84には、電気コイル99の通
電電流値に実質上比例する圧力が現われる。
この圧力制御弁80frは1通電電流が所定範囲内で、
それに比例する圧力を出力ポート84に出力する。
第12図に、開閉弁130frの拡大縦断面を示す。
圧力制御弁80frの出力ポート84に連通した入力ポ
ート131には、大径の開口133■を通して出力ポー
ト132に連通しているが、この間口133と出力ポー
ト132との間が弁体134で開/閉される。出力ポー
ト132はカットバルブ70frに連通している。弁体
134は、圧力制御弁80frのソレノイド装置(96
〜99)と同一構造のソレノイド装置(135〜139
)で開閉駆動される。
この実施例では、電気コイル139に通電することによ
り弁体134が左駆動されて開口133■と出力ポート
132との間の通流面積が狭くなり、通電電流値が最高
値のときに、開口133履全体が弁体134で閉じられ
る(全閉)、電気コイル139が非通電のときには、開
口133■(入力ポート131)の圧力により弁体13
4が最右方に駆動されて、開口133■と出力ポート1
32の間が最大面積の通流(全開)となる。
開口133mが形成された幹体には、入力ポート131
と出力ポート132をつなぐ流量親制御用のオフリフイ
ス133fが開けられている。したがって、開口133
層が弁体134で完全に閉じられていても、入力ポート
131(圧力制御弁80frの出力ポート84)から出
力ポート132(カットバルブ70frを通してサスペ
ンション100fr)へ、又はその逆に、流体が流れる
が、その流量は少く、入力ポート131(圧力制御弁8
0frの出力ポート84)と出力ポート132(カット
バルブ70frを通してサスペンション100fr)の
間に圧力差を生じた場合、圧力差が実質上零となるまで
に比較的に時間がかかる(圧力制御弁80frの出力圧
に対するサスペンション圧の応答速度が遅い)電気コイ
ル139が非通電で弁体134が最右方に退避している
ときには、入力ポート131と出力ポート132の間が
、開口133mおよびオリフィス133fを通して連通
しているので、入力ポート131(圧力制御弁80fr
の出力ポート84)と出力ポート132(カットバルブ
70frを通してサスペンション1oofr)の間に圧
力差を生じた場合、圧力差が実質上零になるまでの時間
は極く短い(圧力制御弁80frの出力圧に対するサス
ペンション圧の応答速度が速い)。
第4図に、カットバルブ70frの拡大縦断面を示す、
バルブ基体71に開けられたバルブ収納穴には、ライン
圧ポート72.調圧入カポ−ドア3.排油ポート74お
よび出力ポードア5が連通している。ライン圧ポート7
2と調圧入力ポードア3の間はリング状の第1ガイド7
6で区切られ、調圧入力ポードア3と出力ポードア5の
間は1円筒状のガイド77a、77bおよび77cで区
切られている。排油ポート74は、第2ガイド77cの
外周のリング状溝と連通し、第2ガイド77a、77b
および77cの外周に漏れたオイルをリターン管路11
に戻す。
第1および第2ガイド76.77a〜77cを、圧縮コ
イルスプリング79で左方に押されたスプール78が通
っておりスプール78の左端面にライン圧が加わる。
スプール78の左端部が進入した、第2ガイド77cの
中央突起の案内孔は、第2ガイド77cの外周のリング
状の溝および排油ポート74を通してリターン管11に
連通している。ライン圧が所定低圧未満では第4図に示
すように、圧縮コイルスプリング79の反発力でスプー
ル78が最左方に駆動されており、出力ポードア5と調
圧入力ポードア3の間は、スプール78が第2ガイド7
7aの内聞口を全閉していることにより、遮断されてい
る。ライン圧が所定低圧以上になるとこの圧力により圧
縮コイルスプリング79の反発力に抗してスプール79
が右方に駆動され始めて、所定低圧より高い圧力でスプ
ール79が最右方に位置(全開)する、すなわち、スプ
ール78が第2ガイド77aの内聞口より右方に移動し
調圧入力ポードア3が出力ポードア5に連通し、ライン
圧(ライン圧ポート72)が所定低圧まで上昇したとき
カットバルブ70frは、調圧入力ポードア3(圧力制
御弁80frの調圧出力)と出力ポードア5(ショック
アブソー /< 101fr)の間の通流を始めて、ラ
イン圧(ポート72)が更に上昇すると、調圧入力ポー
ドア3(圧力制御弁80frの調圧出力)と出力ポード
ア5(ショックアブソーバ101fr)の間を全開とす
る。ライン圧が低下するときには、この逆となり、ライ
ン圧が所定低圧未満になると、出力ポードア5(ショッ
クアブソーバ101fr)が、調圧入力ポードア3(圧
力制御弁80frの調圧出力)から完全に遮断される。
第5図に、リリーフバルブ60frの拡大縦断面を示す
、バルブ基体61のバルブ収納穴に、入力ポートロ2と
低圧ポート63が開いている。該バルブ収納穴には、円
筒状の第1ガイド64と第2ガイド67が挿入されてお
り、入力ポートロ2は、フィルタ65を通して、第1ガ
イド64の内空間と連通している。第1ガイド64には
、中心部にオリフィスを有する弁体66が挿入されてお
り、この弁体66は、圧縮コイルスプリング66aで左
方に押されている。第1ガイド64の、弁体66および
圧縮コイルスプリング66aを収納した空間は、弁体6
6のオリフィスを通して、入力ポートロ2と連通してお
り、また、ばね座66bの開口を通して、第2ガイド6
7の内空間と連通ずる0円錐形状の弁体68が、圧縮コ
イルスプリング69の反発力で左に押されて、ばね座6
6bの上記開口を閉じている。入力ポートロ2の圧力(
制御圧)が所定高圧未満のときには、弁体66のオリフ
ィスを通して入力ポートロ2に連通した、コイルスプリ
ング66a収納空間の圧力が、圧縮コイルスプリング6
9の反発力よりも相対的に低いため、弁体68が、第5
図に示すように、弁座66bの中心開口を閉じており、
したがって、出力ポートロ2は、低圧ポート63と穴6
7aを通して連通した。第2ガイド67の内空間とは遮
断されている。すなわち、出力ポートロ2は、低圧ポー
ト63から遮断されている。
入力ポートロ2の圧力(制御圧)が所定高圧に上昇する
と、この圧力が弁体66のオリフィスを通して弁座66
bの中心開口に加わり、弁体68がこの圧力で右駆動さ
れ始めて、入力ポートロ2の圧力が更に上昇すると、弁
体68が最右方に駆動される。すなわち、入力ポートロ
2の圧力が、低圧ポート63に放出され、制御圧が所定
高圧程度以下に抑制される。
なお、入力ポートロ2に衝撃的に高圧が加わると、弁体
66が右駆動されて、入力ポートロ2が第1ガイド64
の側口64aを通して基体61のバルブ収納空間に連通
して低圧ポート63に通通し、この流路面積が大きいの
で、出力ポートロ2の急激な圧力上昇(圧力衝撃)が緩
衝される。
第6図に、メインチエツクバルブ50の拡大縦断面を示
す、バルブ基体51に開けられたバルブ収納穴には入力
ポート52と出力ポート53が連通している。バルブ収
納穴には有底円筒状の弁座54が収納されており、弁座
54の通流口55を、圧縮コイルスプリング56で押さ
れたボール弁57が閉じているが、入力ポート52の圧
力が出力ポート53の圧力より高いとき、ボール弁57
が入力ポート52の圧力で右方に押されて通流口55を
開く、すなわち、入力ポート52から出力ポート53方
向にはオイルが通流する。しかし、出力ポート53の圧
力が入力ポート52の圧力よりも高いときには、ボール
弁57が還流口を閉じるので、出力ポート53から入力
ポート52方向にはオイルは通流しない。
第7図に、バイパスバルブ120の拡大縦断面を示す、
入力ポート121は、第1ガイド123の内空間と連通
しており、該内空間に、圧縮コイルスプリング124b
で左方に押された弁体124aが収納されている。この
弁体124aは、左端面中央にオリフィスを有し、この
オリフィスを通して、入力ポート121が第1ガイド1
23の内空間と連通している。該内空間は、流路122
bを通して低圧ポート122と連通するが、この流路1
22bがニードル弁125で開閉される。
ニードル弁125〜電気コイル129でなる、ソレノイ
ド装置は、第3図に示すニードル弁95〜電気コイル9
9でなるソレノイド装置と同一構造および同一寸法のも
の(圧力制御弁とバイパス弁に共用の設計)であり、オ
リフィス122bに対するニードル弁125の距離が電
気コイル129の通電電流値に実質上反比例する。オリ
フィス122bの通流開度が、この距離に反比例するの
で、入力ポート121から弁体124aのオリフィスを
通り第1ガイド123の内空間を通ってオリフィス12
2bを通って低圧ポート122に抜けるオイル流量が、
弁体124aの左端面のオリフィスの前後差圧に比例す
る。
以上の結果、入力ポート121の圧力は、電気コイル1
29の通電電流値に実質上比例する圧力となる。このバ
イパスバルブ120は、入力ポート121の圧力(ライ
ン圧)を1通電電流が所定範囲内で、それに比例する圧
力とする。また、イグニションスイッチがオフ(エンジ
ン停止:ポンプ1停止)のときには、電気コイル129
の通電が停止されることにより、ニードル弁125が最
右方に移動し、゛入力ポート121(ライン圧)がリタ
ーン圧近くの低圧となる。
入力ポート121の圧力が衝撃的に上昇するときには、
この圧力を左端面に受けて弁体124aが右方に駆動さ
れて、低圧ポート122に連通した低圧ポート122a
が、入力ポート121に連通する。低圧ポート122a
は比較的に大きい開口であるので、入力ポート21の衝
撃的な上昇圧は即座に低圧ポート122aに抜ける。
リリーフバルブ60mは、前述のリリーフバルブ60f
rの構造と同じ構造であるが1円錐形状の弁体(68:
第5図)を押す圧縮コイルスプリング(69)が、ばね
力が少し小さいものとされており、入力ポート(62)
の圧力(高圧ポート3の圧力)が、リリーフバルブ60
frがその入力ポートロ2の圧力を低圧ポート63に放
出する圧力よりも少し低い圧力である所定高圧未満のと
きには、出力ポート(62)は、低圧ポート(63)か
ら遮断されている。入力ポート(62)の圧力が所定高
圧以上になると、弁体(68)が最右方に駆動される。
すなわち、入力ポート(62)の圧力が、低圧ポート(
63)に放出され、高圧ポート3の圧力が所定高圧以下
に抑制される。
以上の構成により、第1図に示す車体支持装置において
、メインチエツクバルブ−50は、高圧ポート3から高
圧給管8へのオイルは供給するが、高圧給管8から高圧
ポート3への逆流は阻止する。
リリーフバルブ601mは、高圧ポート3の圧力すなわ
ち高圧給管8の圧力を所定高圧以下に抑制し、高圧ポー
ト3の圧力が衝撃的に上昇するとき、それをリターン管
11に逃して、高圧給管8への衝撃的な圧力の伝播を緩
衝する。
バイパスバルブ120は、後輪高圧給管9の圧力を、所
定の範囲内で実質上リニアにコントロールし、定常時に
は後輪高圧給管9の圧力を所定定圧に維持する。この定
圧制御は、圧力センサ13rmの検出圧を参照したバイ
パスバルブ120の通電電流値制御による行なわれる。
また、後輪サスペンションに衝撃的な圧力上昇があると
きには、それをリターン管11に逃がして高圧給管8へ
の伝播を緩衝する。更には、イグニションスイッチが開
(エンジン停止:ポンプl停止)のときには、通電が遮
断されて、・後輪高圧給管9をリターン管11に通流と
して、後輪高圧給管9(高圧給管8)の圧力を抜く。
圧力制御弁80fr、80f L 、80rr、80r
 Lは、サスペンション圧力制御により、所要の支持圧
をサスペンションに与えるように、電気コイル(99)
の通電電流値が制御され、該所要の支持圧を出力ポート
(84)に出力する。出力ポート(84)へ、サスペン
ションからの衝撃圧が伝播するときには、これを緩衝し
て、圧力制御用のスプール(91)の乱調(出力圧の乱
れ)を抑制する。すなわち安定して所要圧をサスペンシ
ョンに与える。
開閉弁130fr、130f L 、130rr、13
0r Lは、その電気コイル139の通電が最大電流値
のときには、オリフィス133fを通してのみ、圧力制
御弁80fr等の出力ポート84をカットバルブ70f
r等を通してサスペンション100fr等に接続する。
この場合は、圧力制御弁とサスペンションの間の通流抵
抗が大きいので、両者間に圧力差を生じてから1両者の
圧力が実質上等しくなるまでの時間が長い、電気コイル
139が非通電のときには、オリフィス133fおよび
大径の開口133mを通して圧力制御弁80fr等の出
力ポート84をカットバルブ70fr等を通してサスペ
ンション100fr等に接続する。この場合は、圧力制
御弁トサスペンションの間の通流抵抗が極く低いので1
両者間に圧力差を生じてから両者の圧力が実質上等しく
なるまでの時間が極く短い、なお、イグニションスイッ
チ20が開から閉になってから所定時間(STI X 
16)の間は、開閉弁130fr等には最高電流が流さ
れ、これにより、圧力制御弁/サスペン232間の通流
抵抗が高くなり、サスペンション圧と圧力制御弁出力圧
との差による急激なサスペンション圧(車体姿勢)変化
が抑制される。
所定時間(STI X 16)後は、次第に電気コイル
139の電流値が低減されて最後に零(非通電)とされ
る。
これにより、圧力制御弁の圧力制御にサスペンション圧
が高速で応答する。
カットバルブ70fr、70f L 、70rr、70
r Lは、ライン圧(前軸高圧給管6.後輪高圧給管9
)が所定低圧未満のとき゛には、サスペンション給圧ラ
イン(圧力制御弁の出力ポート84とサスペンションの
間)を遮断して、サスペンションよりの圧力の抜けを防
止し、ライン圧が所定低圧以上のときに、給圧ラインを
全開通流とする。これにより、ライン圧が低いときのサ
スペンション圧の異常低下が自動的に防止される。
リリーフバルブ60fr、60f L 、60rr、6
0r Lは、サスペンション給圧ライン(圧力制御弁の
出力ポート84とサスペンションの間)の圧力(主にサ
スペンション圧)を電圧上限値未満に制限し、車輪の突
上げ、高重量物の搭載時の投げ込み等により、給圧ライ
ン(サスペンション)に衝撃的な圧力上昇があるときに
はこれをリターン管11に逃がし、サスペンションの衝
撃を緩和すると共にサスペンションに接続された油圧ラ
インおよびそれに接続された機械要素の耐久性を高める
第8図に、車両に搭載された各種スイッチおよびセンサ
の状態に対応して、車両の運転状態、姿勢等を判定しこ
れに対応して第1図に示す各サスペンションの所要圧力
を、車体姿勢を所望のものとするものに設定す、る電気
制御系の構成概要を示す。
前述の車高センサ15f L 、 15fr、 15r
 L 、 15rrには、ローパスフィルタ311が接
続されており、ローパスフィルタ311が、車高センサ
それぞれの車高検出信号(アナログ信号)の高周波(ノ
イズ)分を遮断し、かつ比較的に周波数が高い振動分を
平滑化し、このように整形された車高信号を増幅器30
1が所定のレベル範囲に増幅して、A/D変換器(IC
)29.に与える。
各サスペンションの油圧を検出する圧力センサ13f 
L 、 13fr、 13r L 、 13rrには、
ローパスフィルタ312が接続されており、このローバ
スフィルタ312が、圧力センサそれぞれの圧力検出信
号(アナログ信号)の高周波(ノイズ)分を遮断し。
かつ比較的に周波数が高い振動分を平滑化し、このよう
に整形された圧力信号を増幅器302が所定のレベル範
囲に増幅して、A/D変換器(IC)292に与える。
後輪高圧給管9の圧力を検出する圧力センサ13rmお
よびリターン管11の後輪側の圧力を検出する圧力セン
サ13rシには、ローパスフィルタ313が接続されて
おり、このローパスフィルタ318が、圧力センサそれ
ぞれの圧力検出信号(アナログ信号)の高周波(ノイズ
)分を遮断し、かつ比較的に周波数が高い振動分を平滑
化し、このように整形された圧力信号を増幅器30aが
所定のレベル範囲に増幅して、A/D変換器(I C)
293に与える。
また、車両に搭載された車両前後方向の縦加速度(+:
加速度、−:減速度)を検出する縦加速度センサ16p
および車両横方向の横加速度(+:左から右方向の加速
度、−右から左方向の加速度)を検出する横加速度セン
サ16rにも、ローパスフィルタ313が接続されてお
り、このローパスフィルタ313が、加速度センサそれ
ぞれの圧力検出信号(アナログ信号)の高周波(ノイズ
)分を遮断し、かつ比較的に周波数が高い振動分を平滑
化し、このように整形された加速度信号を増幅器303
が所定のレベル範囲に増幅して、A/D変換器(IC)
293に与える。
圧力制御弁80f L a 80fr # 80r L
 z 80rrの電気コイル99ならびにバイパス弁1
20の電気コイル129には、コイルドライバ33が接
続されており、開閉弁130fr、 130f L 、
 130rr、 130r Lの電気コイル139には
コイルドライバ33Aが接続されている。コイルドライ
バ33は、電気コイルのそれぞれに通電するスイッチン
グ回路と、電気コイルそれぞれの通電電流値を検出して
電流値を示すアナログ信号を発生する電流検出回路とを
有し、デユーティコントローラ(IC)32よりのオン
(通電)/オフ(非通電)の指示に対応して、オンが指
示されたときには電気コイルと定電流回路の出力端の間
を導通(オン)とし、オフが指示されると遮断する。
そして、検出電流値を示すアナログ電圧を常時A/D変
換器(IC)29aに与える。
コイルドライバ33Aは、電気コイルのそれぞれに通電
するスイッチング回路を有し、デユーティコントローラ
(IC)32よりのオン(通電)/オフ(非道ff1)
の指示に対応して、オンが指示されたときには電気コイ
ルと定電流回路の出力端の間を導通(オン)とし、オフ
が指示されると遮断する。
デユーティコントローラ32は、電気コイルのそれぞれ
(圧力制御弁のそれぞれおよびバイパス弁)宛てに、マ
イクロプロセッサ(以下CPUと称す)18から与えら
れる通電電流値指定データを記憶(ラッチ)して、コイ
ルドライバ33がフィードバックする検出電流値が指定
電流値になるように、オン/オフデユーティを調整し、
このデユーティに対応する時系列のオン/オフの指示を
、コイルドライバ33に与える。コイルドライバ33A
に関しては、フィードバック制御は行なわない。
デユーティコントローラ32は、電気コイルのそれぞれ
(圧力制御弁のそれぞれおよびバイパス弁)宛てに、マ
イクロプロセッサ(以下CPUと称す)18から与えら
れる通電電流値指定データを記憶(ラッチ)して、フィ
ードバックする検出電流値をA/D変換器(IC)29
3よりCPU18に入力し、CPU18によって指定電
流値になるように、オン/オフデユーティを調整し、こ
のデユーティに対応する時系列のオン/オフの指示を、
コイルドライバ33に与える。
A/D変換器291〜293は、入力ポートが4個(但
し、293にはコイルドライバ33より圧力制御弁およ
びバイパス弁の検出電流値を示すアナログ電圧が入力さ
れる)の、サンプルホールド回路を内蔵するA/D変換
用のICであり。
CPU18から変換の指示があると、入力ポートのアナ
ログ電圧をサンプルホールド回路に保持してデジタルデ
ータ(車高データ、圧力データ、加速度データ)に変換
して、デジタルデータを。
CPU18が与えるクロックパルスに同期してシリアル
にCPU18に転送する。このアナログ電圧のホールド
とデジタル変換およびデジタルデータの転送を、入力ポ
ート1〜4について順次に行なう、すなわちCPU18
が一部A/D変換を指示すると、4個の入力ポートのア
ナログ電圧を順次にデジタル変換して、デジタルデータ
を順次にCPU18に転送する。
CPU18は、C:PU17に、データ送受信関係に接
続されている。CPU17には、サスペンションの圧力
制御を指示する指示スイッチSC3の開(L:圧力制御
の指示なし)/閉(H:指示あり)を示す信号、ブレー
キペダルの踏込み有(H)/無(L)を示す信号、イグ
ニションスイッチ20の開(L)/閉(H)を示す信号
、車両上変速機の出力軸の所定小角度の回転につき1パ
ルスの電気信号を発生する車速同期パルス発生器25の
発生パルス、ステアリングシャフトに結合され、その所
定小角度の回転につき1パルスの第1組のパルスと、そ
れより90度位相がずれた第2組のパルスを発生するロ
ータリエンコーダ26の、該第1組および第2組のパル
ス、エンジンのスロットルバルブの回転軸に結合され、
スロットルバルブ開度を示す3ビツトデータを発生する
アブソリュートエンコーダ27の発生データ、および、
リザーバ2のオイルレベルを検出するレベルセンサ28
の信号(H:下限レベル以下、L:下限レベルより高゛
いレベル)、が与えられると共に1図示しない他のセン
サからの信号も、入/出力回路34から与えられる。入
/出力回路34には、警報灯等の表示器が接続されてお
り、サスペンションの圧力制御において、異常等を判定
すると、CPU17が入/出力回路34にその表示を指
示する。
車両上バッテリ19には、低容量のバックアップ電源回
路23が接続されており、これが定電圧をCPU17に
与えるので、バッテリ19の電圧が所定値以上である間
、CPU17は常時、動作状態にあり、その内部メモリ
のデータを保持している。
車両上バッテリ19には、イグニションスイッチ20を
介して高容量の定電圧電源回路21が接続されており、
この電源回路21が、CPU18等の弱電素子および回
路に低定電圧を与えると共に、ローパスフィルタ311
〜313および入/出力回路34等の回路には、高定電
圧を与える。
イグニションスイッチ20には、自己保持用リレー22
の接片が並列に接続されており、このリレー22のオン
(閉)/オフ(開)をCP U ・1・7が行なう。
CPU17および18には、サスペンションそれぞれの
圧力を制御するプログラムが格納されている。このプロ
グラムに従がって、CPU1Bは主に、第1図に示すサ
スペンションシステムに備わった車高センサ15f L
 # 15fr、 15r L l 15rrおよび圧
力センサ13f L 、13fr、13r L 、13
rr、13rm、13rt、ならびに、車上の縦加速度
センサ16Pおよび横加速度センサ16r、の検出値の
読込みと、圧力制御弁80f L、80fr、80r 
L 、80rrおよびバイパス弁120の電気コイル(
99,129)への通電電流値の制御を行なう。
CPU17は、イグニションスイッチ20が閉になって
から開になるまで、および閉直後に渡って、サスペンシ
ョンシステム(第1図)のライン圧の設定/解除、車両
運転状態の判定、および、判定結果に対応した。適切な
車高および車体姿勢の確立に要する所要圧力(サスペン
ションそれぞれに設定すべき圧力)の算出を行ない、車
両運転状態の判定のために各種検出値をCPU18から
もらい、所要圧力を設定するに要する通電電流値をCP
U18に与える。
以下、第9a図以下に示すフローチャートを参照して、
CPU17および18の制御動作を説明するが、まず理
解を容易にするために、CPU17の内部メモリに割り
当てられている主なレジスタに割り当てた記号と、各レ
ジスタに書込まれる主なデータの内容を、第1表に要約
して示す。
なお1図面のフローチャートおよび後述の説明において
、レジスタ記号そのものがレジスタの内容を意味するこ
ともある。
第1表 レジスタ 書込みデータ 書込みデータの内容記号  
 記号 PFLOPfLo     ショックアブソーバ101
f Lの標準圧PFROPfrl)     ショック
アブソーバ101frの標準圧PRLOPrLo   
  ショックアブソーバ101r Lの標準圧PRRo
 Prr(1ショックアブソーバ101rrの標準圧D
PHDph      高圧ライン8の後輪側圧力DP
L   DPL      リターン管路11の後輪側
圧力SS   Ss     舵角速度 SA    Sa      舵角加速度TP    
Tp      スロットル開度TS    Ts  
    スロットル開閉速度ST    ST    
  CPU17が検出値を読込む周期VS    Vs
      車速 PG    Pg      縦加速度(センサ16p
)PA    Pa      縦加速度の変化率RG
    Rg      横加速度(センサ16r)R
A    Ra      横加速度の変化率DFL 
  DfL     前左車軸部の車高DFRDfr 
     前右車軸部の車高DRL   DrL   
 後左車輪部の車高DRRDrr      後右車輪
部の車高HT    Ht      ヒープ目標値P
T    Pt      ピッチング目標値RT  
  Rt      ローリング目標値WT    W
e      ワープ目標値まず第9a図を参照する。
それ自身に電源が投入される(ステップ1:バックアッ
プ電源回路23が定電圧を発生する:バッテリ19が車
体に装着される)と、CPU17は、内部レジスタ、カ
ウンタ、タイマ等を初期待機状態の内容に設定して、出
力ポートには、初期待機状S(機構各要素の電気的付勢
なし)とする信号レベルを出力する(ステップ2:以下
カッコ内では、ステップとかサブルーチンとかの語を省
略し、それらに付した記号のみを記す)0次にCPU1
7は、イグニションスイッチ20が閉であるかをチエツ
クして(3)、それが開であるときには、閉になるのを
待つ。
イグニションスイッチ20が閉になると、リレー22の
コイルに通電して、自己保持リレー22の接片を閉とす
る(4)、イグニションスイッチ20が閉になったこと
により、高容量定電圧電源回路21がバッテリ19に接
続されて、電源回路21が低定電圧をCPU18等の弱
電素子および電気回路に与え、高定電圧をローパスフィ
ルタ311〜313および入/出力回路34等の回路に
与えているので、CPU18等も電気的に付勢されて動
作状態となっているが、リレー22のオンにより、リレ
ー接片を介しても電源回路21がバッテリ19に接続さ
れるので、それ以後、仮にイグニションスイッチ20が
開になっても、CPU17がリレー22をオフにするま
では、第8図に示す電気回路系はすべて電気的に付勢さ
れて動作状態を維持する。
CPU17は、リレー22をオンにすると、その割込み
入力ポートASRO〜ASR2へのパルス信号の到来に
応答して実行する割込み処理を許可する(5)ここで入
力ポートASRO〜ASR2へのパルス信号に応答した
割込み処理の概要を説明する。ます車速同期パルス発生
器25の発生パルスに応答した割込み処理(入力ポート
ASR2)を説明すると、発生器25が1パルスを発生
すると、これに応答して割込処理(ASR2)に進み、
そのときの車速計時レジスタの内容を読取って車速計時
レジスタを再スタートし、読取った内容(車速同期パル
スの周期)より車速値を算出し、それまでに保持してい
る前数回の車速算出値と荷重平均をとって得た値Vsを
車速レジスタvSに書込み、この割込み処理に進む直前
のステップに戻る(リターン)、この割込み処理(AS
R2)の実行により、車速レジスタvSに、常時、その
ときの車速(車速演算値の時系列平滑値)を示すデータ
Vsが保持されている。
ステアリングシャフトの回転方向を検出するためのロー
タリエンコーダ36の、第1組の発生パルスに応答した
割込み処理(入力ポートASRO)を説明すると、第1
組の発生パルスの立上りと立下がりでこの割込み処理(
ASRO)に進み、立上りに応答して割込み処理(AS
RO)に進んだときには、回転方向判別用のフラグレジ
スタにHを書込み、立下がりに応答して割込み処理(A
SRO)に進んだときには、該フラグレジスタをクリア
(Lを書込み)して、この割込み処理に進む直前のステ
ップに戻る。
なお、ロータリエンコーダ26の第1組のパルスの立上
り(フラグレジスタ=H)の次に第2組のパルスの立上
りが現われるときには、ステアリングシャフトは左回転
駆動されており、第1組のパルスの立下り(フラグレジ
スターL)の次に第2組のパルスの立上りが現われると
きには、ステアリングシャフトは右回転駆動されている
ステアリングシャフトの回転速度(舵角速度)を検出す
るためのロータリエンコーダ36の、第2組の発生パル
スに応答した割込み処理(入力ポートASRI)を説明
すると、第2組のパルス(の立下がり)が到来すると、
これに応答して割込処理(ASRI)に進み、そのとき
のステアリング計時レジスタの内容を読取ってステアリ
ング計時レジスタを再スタートし、読取った内容(舵角
速度同期パルスの周期)に、前記回転方向判別用のフラ
グレジスタの内容がHであると+(左回転)の符号を、
該フラグレジスタの内容がLであると−(右回転)の符
号を付して、それより速度値(方向+、−を含む)を算
出し、それまでに保持している前数回の速度算出値と荷
重平均をとって得た値Ssを舵角速度レジスタSSに書
込み、この割込み処理に進む直前のステップに戻る(リ
ターン)、この割込み処理(ASRI)の実行により、
舵角速度レジスタSSに、常時、そのときの舵角速度(
速度演算値の時系列平滑値)を示すデータSs(+は左
回転、−は右回転)が保持されている。
CPU17は、上述の割込み処理を許可すると、CPU
18がレディ信号を与えているか否かをチエツクしく6
)、かつサスペンション圧制御が指示されそいる(SC
Sオフ)か否(SCSオフ)かをチエツクする(7)。
ところでCPU18は、それ自身に電源が投入される(
イグニションスイッチ20が閉になる:電源回路21が
Vc=5Vを出力する)と初期化を実行して、内部レジ
スタ、カウンタ、タイマ等を初期待機状態の内容に設定
して、出力ポートには、初期待機状態(機構各要素の電
気的付勢なし)とする信号レベル(デユーティコントロ
ーラ32には、全電気コイルオフを指定するデータ)を
出力する。
そして、デユ−テコントローラ32に、バイパス弁12
0の全開をもたらす最高電流値データを与えて、バイパ
ス弁120への通電を指示する0以上の設定により、圧
力制御弁80f L 、80fr、80r L 、80
rrは通電電流値が零で、その出力ポート(84)には
リターン管11の圧力を出力するが、バイパス弁120
が全開になったことにより、またイグニションスイッチ
20が閉(エンジン回転)でポンプ1が回転駆動される
ことにより、高圧給管8.前輪高圧給管6(アキュムレ
ータ7)および後輪高圧給管9(アキュムレータ10)
の圧力が上昇を始める。その後CPU18は、第1設定
周期で、車高センサ15f L 、15fr、15r 
L 、15rr、圧力センサ13f L 、13fr、
13r L 、13rr、13rm、13rt、縦加速
度センサ16pおよび横加速度センサ16rの検出値、
ならびに、コイルドライバ33の電流検出値、を読込ん
で内部レジスタに更新書込みし、CPtJ17が検出デ
ータの転送を要求して来ると、そのときの内部レジスタ
のデータをCPU17に転送する。また、CPU17が
、圧力制御弁80f L 180fr + 80r L
 180rrおよびバイパス弁120の通電電流値デー
タを送って来ると、これらをデユーティコントローラ3
2に与える。
さてCPU17は、前述のステップ6.7のチエツクに
おいて、CPU18がビジィ信号を与えているか、ある
いはSC8がオフのときには、そこで待機して待機処理
(8〜11)を実行する。なお、後述するステップ14
以下のサスペンション圧力制御に進んだ後にも、後述の
ステップ21でSC8のオン/オフをチエツクして、オ
フ(サスペンション圧力制御停止の指示)があると、待
機処理(8〜11)に進むので、待機処理(8)では、
全圧力センサの圧力検出値、コイルドライバ33の、全
電気コイルの電流検出値および全車高センサの車高検出
値を参照して異常有無の判定と、サスペンションの制御
待機時(停止中)の圧力設定(バイパス弁120を非通
電として全開とし、圧力制御弁を非通電とする)を行な
い、異常を判定すると、異常に対応した報知および圧力
設定(バイパス弁120非通電、圧力制御弁非通電)を
行なう(10)、異常を判定しないと、異常処理を解除
(異常報知をクリア)する(11)。
さて、CPU18がレディを知らせかつスイッチSC8
がオン(サスペンション圧力制御を指示)であると、あ
るいはそのようになると、前述の異常処理(実行してい
ない場合もある)を解除しく12) 、前述の待機処理
(実行していない場合もある)を解除する(13)。
そして、CPU17は、CPU18に、開閉弁130f
 L 、130fr、130r L 、130rrの全
閉を指示(開閉弁のすべての電気コイルに最高電流値の
通電を指示)するデータを与えて、デユーティコントロ
ーラ32への転送を指示する。CPU18はこのデータ
を受信すると、コントローラ32に、該データを与え、
コントローラ32が、該データを記憶してそれが示す電
流値に対応する通電デユーティで、開閉弁130f L
 、 130fr、 130r L’ 、 130rr
の電気コイル139へのオン(通flり/lオフ非通電
)を、コイルドライバ33Aに指示する(INAI)、
これにより、開閉弁130f L 、 130fr、 
130r L 、 130rrの開口133mが全開(
圧力制御弁−サスペンション間の流量制限)となる。
CPU17は次に、CPU18に、圧力センサ13r−
の検出圧データDPhの転送を指示してこれを受取って
レジスタDPHに書込み(14)、検出圧(高圧給管8
の後輪側圧力)Dphが、所定値Pph(カットバルブ
70f L 、70fr、70r L 、70rrが開
き始める70Kg/cm”よりも低い圧力値)以上にな
ったか(ライン圧がある程度立上ったか)をチエツクす
る(15)、ライン圧が立上っていないと、ステップ6
に戻る。
ライン圧が立上ると、CPU17は、サスペンションの
それぞれに最初に設定する標準圧を示す標準圧データP
fLO、Pfro+PrLo 、Prr(1を格納して
いるレジスタPFLO#PFR,。
PRLO,PRROの内容を参照して、内部ROMの一
領域(テーブルl)の、所要圧力を得るに要する通電電
流値データを、レジスタPFJ、、、。
PFR,、PRLO、PRROの内容PfLo*Pfr
o 、 PrLO# Prroでアクセスして、圧力P
fL、を圧力制御弁80f Lの出力ポート84に出力
するに要する電気コイル99への通電電流値IhfL。
圧力Pfr(1を圧力制御弁80frの出力ポートに出
力するに要する通電電流値Ihfr、圧力PrLoを圧
力制御弁80r Lの出力ポートに出力するに要する通
電電流値IhrL、および、圧力Prr6を圧力制御弁
80rrの出力ポートに出力するに要する通電電流値I
 hrr、をテーブルlから読み出して、出力レジスタ
I Hf L 、 I Hfr、l1lr LおよびI
Hrrに書込み(17)、これらの出力レジスタのデー
タをCPU18に転送する。CPU18はこれらのデー
タを受は取るとデユーティコントローラ32に与える。
デユーティコントローラ32は、通電電流値データIh
fL、Ihfr、IhrLおよびI hrrを記憶(ラ
ッチ)して、CPU18がフィードバックする、圧力制
御弁80f Lの通電電流値(検出値)がIhfLにな
るように、圧力制御弁80f Lの電気コイル99のオ
ン(通電)lオフ(非通電)デユーティを調整し、この
調整したデユーティに対応する時系列のオン/オフの指
示を、コイルドライバ33に、圧力制御弁80f L宛
てに与え、他の圧力制御弁80fr 。
80r L 、80rr宛てにも、同様なデユーティ制
御を行なうように、時系列のオン/オフの指示をコイル
ドライバ33に与える。このような電流設定により、圧
力制御弁80f L 、 80fr、 80r L 、
 80rrは、ライン圧が所定低圧以上であると、それ
ぞれ実質上PfLO、Pfro 、PrLo 5Prr
aの圧力を出力ポート(84)に出力し、ライン圧の、
所定低圧以上への上昇に応答してカット弁70f L 
、 70fr、 70r L 。
70rrが開いたときには、その時の各サスペンション
の圧力(初期圧)PfLo +Pfr(1、PrLo。
Prroと実質上等しい圧力が、カット弁70fL。
70fr、 70r L 、 70rrを通して圧力制
御弁80fL。
80fr、 80rL、 80rrからサスペンション
100fL。
100fr、 100rL、 100rrに供給される
。したがって、イグニションスイッチ20が開(エンジ
ン停止:ポンプl停止)から閉(ポンプ1駆動)になっ
て、始めてカット弁70f L 、 70fr、 70
r L 、 70rrが開いて(ライン圧が所定低圧以
上)、サスペンションの油圧ラインが圧力制御弁の出力
ポートと連通ずるとき、圧力制御弁の出力圧とサスペン
ション圧とが実質上等しく、サスペンションの急激な圧
力変動を生じない、すなわち車体姿勢の衝撃的な変化を
生じない。
以上が、イグニションスイッチ20が開から閉ニ切換わ
ったとき(エンジンスタート直後)の。
圧力制御弁80f L 、 80fr* 80r L 
、 80rrの初期出力圧設定である。
次に、CPU17は、ST時限のタイマSTをスタート
する。STはレジスタSTの内容であり、レジスタST
には、CPU18が検出値を読込む第1設定周期よりも
長い第2設定周期を示すデータSTが書込まれている。
タイマSTをスタートするとCPU17は、状態読取(
20)を行なう、これにおいては、イグニションスイッ
チ20の開閉信号、サスペンション圧力制御指示スイッ
チSO8の開閉信号、ブレーキペダル踏込み検出スイッ
チBPSの開閉信号。
アブソリュートエンコーダ27のスロットル開度データ
、および、リザーバレベル検知スイッチ28の信号を読
込んで内部レジスタに書込むと共に、CPU18に検出
データの転送を指示して。
車高センサ15fw t 15frt 15rL、 1
5rrの車高検出データDfL、Dfr* DrL、D
rr、圧力センサ13fL、 13fr、 13rl−
、13rr、 13rm、 13rtの圧力検出データ
PfL、Pfr、PrL、Prr、Pre、Prt、な
らびに、圧力制御弁およびバイパス弁80f L 。
80fr、 80rL、 80rr、 120の通電電
流値検出データの転送を受けて、内部レジスタに書込む
、そして、これらの読込み値を参照して異常/正常の判
定をして、異常のときには、ステップ8に進む。
正常の場合にはCPU17は、次にライン圧制御(LP
C)を実行する。これにおいては、基準圧(リリーフバ
ルブ60■のリリーフ圧(所定高圧)より少し低い固定
値)に対する検出ライン圧Pr園の偏差の絶対値と極性
(高/低)を算出して、現在バイパス弁120に流して
いる通電電流値に、前記偏差に対応して該偏差を零とす
る補正値を加えて、今回のバイパス弁120通電電流値
を算出し、これを出力レジスタに書込む、なお、この出
力レジスタの内容は、後述するステップ36で、CPU
18に転送する。この「ライン圧制御J (LPC)に
より、後軸高圧給管9の圧力が、リリーフバルブ60■
のリリーフ圧(所定高圧)より少し低い所定値になるよ
うに、バイパス弁120の通電電流値が制御されること
になる。
次に第9b図を参照する。上記ライン圧制御(LPG)
を終えるとCPU17は、スイッチSCSの開閉信号を
チエツクして(21)、それが開であるとステップ8に
進む、閉であると、スイッチ20の開閉をチエツクして
(22)、それが開になっていると、停止処理(23)
を行ない、リレー22をオフにして、割込みASRO〜
ASR2を禁止する。なお、停止処理(23)において
は、まずバイパス弁120を非通電にして全開(ライン
圧をリターン管11に放出)にする、スイッチ20が開
(エンジン停止:ポンプ1停止)になってポンプ1の高
圧吐出が停止し、バイパス弁120が全開になったこと
により、高圧給管8.前輪高圧給管6(アキュムレータ
7)および後輪高圧給管9(アキュムレータ10)の圧
力がリターン管11の圧力となり、リターン管11の圧
力がリザーバ2に抜けることにより、高圧給管8等が大
気圧となる。高圧給管8等が、カットバルブ70f L
 −70fr、 70rL、 70rrが完全遮断に転
する所定低圧以下の圧力になったタイミングで、CPU
17は、圧力制御弁80fL、 80fr、 80rL
、 80rrを非通電とする。
さて、スイッチSO8が閉でスイッチ20が閉であると
きには、車両走行状態を示すパラメータを算出する(2
5)。すなわち、舵角速度レジスタSSの内容Ssを読
取って、〔今回読取った値Ss−前回読取った値)/D
T1=Sa(舵角加速度)、を算出してレジスタSAに
書込み、〔サブルーチン20で読込んだ、今回読込みの
スロットル開度TP−前回読込んだ久ロットル開度)=
Ts(スロットル開閉速度)、を算出してレジスタTS
に書込み、(サブルーチン20で読込んだ、今回読込み
の縦加速度Pg−前回読込んだ縦加速度)==Pa(縦
加速度の変化率)、を算出してレジスタPAに書込み、
〔サブルーチン20で読込んだ、今回読込みの横加速度
Rg−前回読込んだ横加速度)=Ra(横加速度の変化
率)、を算出してレジスタRAに書込む。
次にCPU17は、「車高偏差演算J(31)を実行し
て、目標車高に対する車体車高の偏差を算出してこれを
零とするに要するサスペンション圧力補正量(第1補正
量:各サスベンジ3ン毎)を算出する。この内容の詳細
は、第10a図を参照して後述する。
CPU17は、「車高偏差演算J (31)の次に「ピ
ッチングlローリング予測演算J(32)を実行して、
車体に実際に加わっている縦、横加速度に対応するサス
ペンション圧補正量(第2補正量:各サスペンション毎
)を算出して、〔サスペンション初期圧(PfLo、P
fro、PrLo 、Prro)+第1補正量十第2補
正量〕(算出中間値:各サスペンション毎)を算出する
。この内容の詳細は、第10b図を参照して後述する。
CPU17は次に、「圧力補正J(33)を実行して、
圧力センサ13rmで検出するライン圧(高圧)および
圧力センサ13rtで検出するリターン圧(低圧)に対
応して、前記「算出中間値」を補正する。この内容の詳
細は、第10c図を参照して後述する。
CPU17は次に、r圧力/電流変換J(34)で、上
記補正した「算出中間値」 (各サスペンション毎)を
、圧力制御弁(80f L t 80fr + 80r
 L 180rr)に流すべき電流値に変換する。この
内容は第10d図を参照して後述する。
CPU17は次に、「ワーブ補正J(35)で、横加速
度Rgおよびステアリング速度Ssに対応した。旋刑時
ワーブ補正値(電流補正値)を算出して、これを前記圧
力制御弁に流すべき電流値を加える。
この内容の詳細は、第10e図を参照して後述する。
CPU17は次に、r130fr等の開度制御J (I
NA2)で、イグニシミンスイッチ20が閉になってか
ら(ステップ4でリレー22をオンにしてから)所定時
間(STI X 16)が経過しているか否かをチエツ
クして、経過すると開閉弁130f L、 130fr
、 130r L 1130rrの通電電流値を、 S
TIの経過毎に1ステツプdIづつ下げるように開閉弁
130fr等宛てに出力すべきデータを更新して、通電
電流値が0(開閉弁180fr等全開)になるとそこで
、下げ動作を停止する。このr130fr等の開度制御
J (INA2)の内容は。
第10f図を参照して後述する。
CPU17は次に、「出力J  (36)で1以上のよ
うにして算出した、圧力制御弁に流すべき電流値を、各
圧力制御弁宛てで、CP、U18に転送すると共に、前
述の「ライン圧制御J  (LPC)で算出したバイパ
ス弁120に流すべき電流値を、バイパス弁120宛て
で、CPU18に転送する。
ここでCPU17は、lサイクルのサスペンション圧力
制御に含まれるすべてのタスクを完了したことになる。
そこで、タイマSTがタイムオーバするのを待って(3
7)、タイムオーバすると、ステップ19に戻って、タ
イマSTを再スタートして、次のサイクルのサスペンシ
ョン圧力制御のタスクを実行する。
以上に説明したCPU17のサスペンション圧力制御動
作により、CPU18には、ST同周期第2設定周期)
で、センサ検出値の転送がCPU17から要求(サブル
ーチン20)され、これに応答してCPU18が、第1
設定周期で読込んで過去数回の読込値と荷重平均平滑化
しているセンサ検出値データをCPU17に転送する。
また。
CPU18には、ST同周期、圧力制御弁のそれぞれお
よびバイパス弁120に流すべき電流値データが、CP
U17から転送され、CPU18は、この転送を受ける
毎に、これらの電流値データをデユーティコントローラ
32に出力(ラッチ)する、したがって、デユーティコ
ントローラ32は、ST同周期目標電流値データを更新
しつつ、圧力制御弁のそれぞれおよびバイパス弁120
の電流値(コイルドライバ33が検出した電流値)が目
標電流値になるように、通電デユーティを制御する。
第10a図を参照して、「車高偏差演算J(31)の内
容を説明すると、まず概要では、車高センサ15fL、
 15fr、 15rL、 15rrの車高検出値Df
L。
Dfr、DrL、Drr (レジスタDFL、DFR。
DRL、DRRの内容)より、車体全体としてのヒープ
(高さ)DHT、ピッチ(前軸側車高と後輪側車高の差
)DPT、ロール(右輪側車高と左輪側車高との差’)
DRTおよびワーブ(前右車軸車高と後左車輪車高の和
と、前左車輪車高と後右車軸車高の和との差)DWTを
算出する。すなわち、各軸車高(レジスタDFL、DF
R,DRL。
DRRの内容)を、車体全体としての姿勢パラメータ(
ヒープDHT、ピッチDPT、ロールDRTおよびワー
ブDWT)に変換する。
DHT=   DFL+DFR+DRL+DRR。
DPT=−(DFL+DFR)+(DRL+DRR)。
DRT=  (DFL−DFR)+(DRL−DRR)
DWT=  (DFL−DFR)−(DRL−DRR)
である、このDPTの算出は「ピッチングエラーcpの
算出J (51)で実行し、DRTの算出は「ローリン
グエラーCRの算出J(52)で実行し、DWTの算出
は「ワーブエラーCWの算出J(53)で実行する。
そして、[ヒープエラーCHの算出J(50)で。
車速Vgより目標ヒープHEを導出して、算出したヒー
プDHTの、目標ヒープHしに対するヒープエラー量を
算出し、PID (比例、積分、微分)制御のために、
算出したヒープエラー量をPID処理して、ヒープエラ
一対応のヒープ補正量CHを算出する。
同様に、[ピッチングエラーCPの算出J (51)で
、縦加速度Pgより目標ピッチPtを導圧して、算出し
たピッチDPTの、目標ピッチPLに対するピッチエラ
ー量を算出し、PID (比例、積分。
微分)制御のために、算出したピッチエラー量をPID
処理して、ピッチエラ一対応のピッチ補正量cpを算出
する。
同様に、[ローリングエラーCRの算出J(52)で、
横加速度Rgより目標ロールRしを導出して、算出した
ロールDRTの、目標ロールRしに対するロールエラー
量を算出し、PID (比例、積分。
微分)制御のために、算出したロールエラー量をPID
処理して、ロールエラ一対応のロール補正量CRを算出
する。
同様に、「・ワーブエラーCWの算出J(53)で、目
標ワーブWtを零として、算出したワーブDWTの、目
標ワーブWtに対するワーブエラー量を算出し、PID
 (比例、積分、微分)制御のために、算出したワーブ
エラー量をPID処理して、ワーブエラ一対応のワーブ
補正量CWを算出する。なお、算出したワーブエラー量
(目標ワーブが零であるので、DWTである)の絶対値
が所定値以下(許容範囲内)のときには、PID処理す
るワーブエラー量は零とし、所定値を越えるときにPI
D処理するワーブエラー量を−DWTとする。
「ヒープエラーCHの算出J  (50)の内容を詳細
に説明すると、CPU17はまず、車速Vsに対応する
目標ヒープHtを、内部ROMの1領域(テーブル2H
)から読み出してヒープ目標値レジスタHtに書込む(
39)。
第10a図中に[テーブル2HJとして示すように、車
速Vsに対応付げられている目標ヒープHしは、車速V
sが80に+s/h以下の低速度では高い値Htlで、
車速Vsが120Kg+/h以上の高速度では低い値H
t2であるが、Vsが80に+*/hを越え120Km
/h未満の範囲では、車速Vsに対して目標値がリニア
(曲線でもよい)に変化している。このように目標値を
リニアに変化させるのは、例えば仮に100に禦/h以
下では目標値をHtlに、100に+w/h以上では目
標値をHt2に、段階的に切換わるようにすると、Vs
が1100K+/h付近のとき、Vsのわずかな速度変
化により目標ヒープが大きく段階的に変化して、車高が
高速で頻繁に大きく上下して車高安定性が悪くなるので
、これを防止するためである。
上記テーブル2Hの設定によれば、車速Vsのわずかな
高低変化では目標値はわずかに変わるだけであるので、
車高目標値の変化がわずかとなり、車高安定性が高くな
る。
CPU17は次に、前述のヒープDHTを算出する(4
0)、そして、前回算出したヒープエラー量を書込んで
いるレジスタEHT2の内容をレジスタEHTIに書込
み(41)、今回のヒープエラー量HT−DHTを算出
して、これをレジスタEHT2に書込む(42)、以上
により、レジスタEHTIには前回(Sr1前)のヒー
プエラー量が、レジスタEHT2には今回のヒープエラ
ー量が格納されている。CPU17は次に、前回迄のエ
ラー積分値を書込んでいるレジスタITH2の内容をレ
ジスタITHに書込み(43)、今回のPID補正量I
Thを次式で算出する。
ITh =  Kh 1・EHT2 +Kh2・(E)
IT2+にh3・ITH1)+にh4・Kh5・(E)
IT2− EHTI)にhl・EHT2は、PID演算
のP(比例)項であり、Khlは比例項の係数、E)I
T2はレジスタEHT2の内容(今回のヒープエラー量
)である。
にh2・(EHT2+Kh3・ITHI)は、■ (積
分)項であり、Kh2は積分項の係数、ITHは前回ま
での補正量積分値(初期圧の設定16〜18からの、補
正量出力の積分値)、にh3は今回のエラー量El(T
2と補正量積分値ITHとの間の重み付は係数である。
にh4・にh5・(EIIT2− E!1(Tl)は、
D(微分)項であり、微分項の係数が、Kh4・KhS
であるが、Kh4は車速Vsに対応付けられた値を用い
、Kh5は舵角速度Ssに対応付けられている値を用い
る。すなわち、内部ROMの1領域(テーブル3H)よ
ROMの1領域(テーブル4H)より、その時の舵角速
度vsに対応付けられている舵角速度補正係数にh5を
読み出して、これらの積Kh4・にh5を微分項の係数
とする。
第10a図中に「テーブル3HJとして示すように、車
速補正係数にh4は、大略で、車速Vgが高い程大きい
値であり、微分項の重みを大きくする。これは、微分項
がヒープの変化に対して速くこれを目標値に収めようと
する補正項であって、車速が高い程外乱に対する車高変
化の速度が速いので、車速に応じて高めている。一方、
車速Vsがある程度以上(テーブル3Hでは40に+w
/h以上)になると、ブレーキの踏込み/解放、アクセ
ルペダルによる加/減速、ステアリングの回転による旋
回/旋回戻し、等が急激に行なわれると車体姿勢の変化
が急激でしかもきわめて大きくなり、このような急激な
姿勢変化を速く補償するような過大な微分項は、車高制
御安定性がくずれる。したがってテーブル3Hの車速補
正係数KhAは、より細かくは、車速Vgの変化に対し
て、車速Vgが低いときには大きく変化し、車速Vsが
高い程小さく変化する。すなわち車速Vsが低Vときに
は、車速の変動に対して微分項の重みが大きく変わるが
、車速Vgが高いときには車速の変動に対して微分項の
重み変化が小さい。
第10a図中に「テーブル4HJとして示すように、舵
角速度補正係数Kh、は、大略で、舵角速度Ssが高い
程大きい値であり、微分項の重みを大きくする。これは
、微分項がヒープの変化に対して速くこれを目標値に収
めようとする補正項であって、舵角速度Ssが高い程外
乱に対する車高変化の速度が速いので、舵角速度に応じ
て高めている。一方、舵角速度Ssがある程度以下(テ
ーブル4Hでは50°/■sec以下)では、進行方向
の変化が極くゆるやかで微分項の重み付けは小さく、5
0゜/■secを越え400′″/慟sec以下では、
舵角速度Ssに実質上比例した速度で車高変化が現われ
る。400゜/asec以上の舵角速度では、車体姿勢
の変化が急激でしかもきわめて大きくなり、このような
急激な姿勢変化を速く補償するような過大な微分項は、
車高制御安定性がくずれて危険となる。したがって、舵
角速度Ssに対応する微分項の係数KhSは、Ssが5
0@/m5ec以下では一定値とし、50°7m5ec
を越え400@/1asec以下ではSsに実質上比例
する高い値とし、400@/m5ecを越えると400
@/yasecのときの値の一定値としている。
以上に説明した微分項Kh4・Kh、・(EllT2−
EHTI)の導入により、また更に、その係数Kh、を
車速Vsに対応して大きくシ、係数Kh、を舵角速度S
Sに対応して大きくすることにより、車速vSおよび舵
角速度Ssに対応した重み付けの微分制御が実現し、車
速Vgおよび舵角速度Vsの変動に対して、高い安定性
の車高制御が実現する。
上述のように、ヒープエラー補正量IThをPID演算
(44)で算出すると、CPU17は。
算出したヒープエラー補正量IThをレジスタITH2
に書込み(45)、それに、ヒーブエラ−補正量の重み
係数Kha  (後述するピッチエラー補正量、ロール
エラー補正量およびワーブエラー補正量に対する重み付
け:総補正量中の寄与比)を乗じて、ヒープエラーレジ
スタCHに書込む。
以上のようにヒープエラー〇Hの演算(50)を実行す
ると、CPU17は、rピッチングエラーCPの演算J
(51)を実行して、ピッチエラー補正量CPを、ヒー
プエラーCHと同様に算出してピッチエラーレジスタC
Pに書込む、なお。
、  これにおいて、ヒープ目標値HTに対応するピッ
チ目標値PTは、CPU17の内部ROMの一領域(テ
ーブル2P)より、その時の縦加速度pgに対応するデ
ータPt(縦加速度Pgに応じた目標値)を読み出して
得る。
第11a図に、テーブル2Pの内容を示す、縦加速度p
gに対応するピッチ目標値PLは、縦加速度pgによっ
て呪われるピッチを相殺する方向(減少)にある、aの
領域は縦加速度Pgの増大(減少)につれて目標ピッチ
を大きくし省エネルギを狙うもので、bの領域は異常な
pgに対してセンサの異常が考えられるのでピッチ目標
値を小さくして、実際はpgが発生していないにもかか
わらずピッ目標値を与えてしまうのを防止するためのも
のである。その他の演算処理動作は、前述の「ヒープエ
ラーCHの演算J(50)の内容と同様であり、そのス
テップ39のHT、Ht、&PT、Ptと置換し、ステ
ップ40のDHT算出式を前述のDPT 。
算出式に置換し、ステップ41のEHTI、EH11を
EPTI、EPT2に置換し、ステップ42のEH11
,HT、DHTtcEPT2.PT。
DPTに置換し、ステップ43のITHI、ITh2を
ITPI、ITP2に置換し、サブルーチン44のIT
h算出式を、それと全く対応関係にあるピッチエラー補
正量ITp算出式に置換し、テーブル3Hを、ピッチ補
正量ITp算出用の係数テーブル(3P)に置換し、テ
ーブル4 Hもピッチ補正量ITp算出用の係数テーブ
ル(4P)に置換し、ステップ45のITh2.ITh
をITP2.ITpに置換し、かつステップ46のC1
−1。
Kh6.IThをcp、にP6 *  I Tpと置換
することにより、[ピッチエラーCPの演算J(51)
の内容を示すフローチャートが現われる。CPU17は
このフローチャートで表わされる処理を実行する。
次にCPU17は、「ローリングエラーCRの演算J(
52)を実行して、ロールエラー補正量CRを、ヒープ
エラーCHと同様に算出してロールエラーレジスタCR
に書込む。なお、これにおいて、ヒープ目標値HTに対
応するロール目標値RTは、CPU17の内部ROMの
一領域(テーブル2R)より、その時の横加速度Rgに
対応するデータRt(横加速度Rgに応じたロール目標
値)を読み出して得る。
第11b図に、テーブル2Rの内容を示す、横加速度R
gに対応するロール目標値Rしは、横加速度Rgによっ
て呪われるロールを相殺する方向(減少)にある、aの
領域は横加速度Rgの増大(減少)につれて目標ロール
を大きくし省エネルギを狙うもので、bの領域は異常な
Rgに対してセンサの異常が考えられるのでロール目標
値を小さくして、実際はRgが発生していないにもかか
わらずロール目標値を与えてしまうのを防止するためで
ある。その他の演算処理動作は、前述の「ヒープエラー
CHの演算J(50)の内容と同様であり、そのステッ
プ39のHT、HtをRT。
Rtと置換し、ステップ40のDHT算出式を前述のD
RT算出式に置換し、ステップ41のEHTI、EH1
1をERTI、ERT2に置換し、ステップ42のEH
11,HT、DHTをERT2.RT、DPTに置換し
、ステップ43のITHI、ITh2をITRI、lT
R2に置換し、サブルーチン44のITh算出式を、そ
れと全く対応関係にあるロールエラー補正jtITr算
出式に置換し、テーブル3Hを、ロール補正量ITr算
出用の係数テーブル(3R)に置換し、テーブル4Hも
ロール補正量ITP算出用の係数テーブル(4R)に置
換し、ステップ45のITh2.IThをlTR2,I
Trに置換し、かつステップ46のCH,Khs 、 
 I ThをCR。
にr6.ITrと置換することにより、rロールエラ−
CRの演算J(51)の内容を示すフローチャートが現
われる。CPU17はこのフローチャートで表わされる
処理を実行する。
CPU17は次に、「ワープエラーCWの演算」(53
)を実行して、ワープエラー補正量CWを、ヒープエラ
ー〇〇と同様に算出してワープエラーレジスタCWに書
込む、なお、これにおいて、ヒープ目標値HTに対応す
るワープ目標値PWは零に定めている。その他の演算処
理動作は、前述の「ヒープエラーCHの演算J(50)
の内容と同様であり、そのステップ39のHT、Htを
WT、0と置換し、ステップ40のD HT算出式を前
述のDWT算出式に置換し、ステップ41のEHTI。
EHT2をEWTI、EWT2に置換し、ステップ42
の内容を、DWTの絶対値が所定値Ww以下(許容範囲
内)であるときにはWTを0に、Wmを越えるときには
WTに−DWTとして、WTtcレジスタEWT2に書
込む内容に変更し、ステップ43のITHI、ITH2
をITWI、ITW2に置換し、サブルーチン44のI
Th算出式を、それと全く対応関係にあるワープエラー
補正量ITv算出式に置換し、テーブル3 Hを、ワー
プ補正量ITr算出用の係数テーブル(3W)に置換し
、テーブル4Hもワーブ補正量ITv算出用の係数テー
ブル(41)に置換し、ステップ45のITH2,IT
hをr TW2.I Twに置換し、かつステップ46
のCH,Kh6.IThをCW。
K%’6 e  I Twと置換することにより、「ワ
ープエラーCWの演算J(53)の内容を示すフローチ
ャートが現われる。CPU17は、このフローチャート
で表わされる処理を実行する。
以上のように、ヒープエラー補正量CH,ピッチエラー
補正量CP、ロールエラー補正量CRおよびワープエラ
ー補正量WPを算出すると、CPU17は、これらの補
正量を、各車輪部のサスペンション圧力補正量EHfL
(サスペンション100fL宛て)、 E Hfr(1
00fr宛てLE HrL(100rL宛て)、 E 
Hrr(100rr宛て)に逆変換する。すなわち次の
ように、サスペンション圧力補正量を算出する。
E Hf L =Kf L−Kh7・(1/4)・(C
)I  CP+CR+CW)  。
E Hfr  =Kfr・にh7(1/4)・(CH−
CP−CR−CM)  。
EHrL:KrL・にb7 ・(1/4)・(C1l+
CP+CR−CM)  。
E Hrr  =Krr−Kh7 (1/4)・(C1
l+CP−CR+(J)係数Kf L 、Kfr、Kr
 L 、Krrは、ライン圧基準点13rmおよびリタ
ーン圧基準点13rtに対する。サスペンション100
f L 、 100fr、 100r L 、 100
rrの配管長の異なりによる、サスペンション供給圧偏
差を補償するための補正係数である。Kh7は、舵角速
度Ssに対応して、車高偏差補正量を増減するための係
数であり、CPU17の内部ROMの1領域(テーブル
5)より、舵角速度Ssに対応して読み出されるもので
ある。舵角速度Ssが大きいと大きい姿勢変化が見込ま
れ姿勢エラー量の増大が見込まれる。したがって、係数
Kh7は、大略で、舵角速度Ssに比例して大きく設定
されている。
しかし、舵角速度Ssがある程度以下(テーブル5では
50°/1asec以下)では、進行方向の変化が極く
ゆるやかで姿勢変化は小さくゆるやかで、50°ノm5
ecを越え400°/mace以下では、舵角速度Ss
に実質上比例した速度で姿勢変化が現われる。400゜
/1asecを越える舵角速度では、車体姿勢の変化が
急激でしかもきわめて大きくなり、このような急激な姿
勢変化を速く補償するような過大な補正量は、車高制御
安定性がくずれる。したがって、舵角速度Ssに対応す
る補正係数Kh7は、Ssが50゜/asec以下では
一定値とし、50″/ll1secを越え4000/■
sec以下ではSsに実質上比例する高い値とし。
400°/m5ecを越えると400” /a+sec
のときの値の一定値としている。
次に、第10b図を参照して、「ピッチング/ローリン
グ予測演算J(32)の内容を説明する。前述の「車高
偏差演算J(31)が、大略で、車体姿勢を所定の適切
なものに維持するように、現状の車高、縦加速度および
横加速度より現車体姿勢を判定して(フィードバックし
て)、現車体姿勢を該所定の適切なものにするようにサ
スペンション圧を調整(フィードバック制御)しようと
するものであるのに対して、「ピッチング/ローリング
予測演算J  (32)は、大略で、車体の縦、横加速
度を制御しようとするものである。すなわち、車体の縦
加速度pgおよび横加速度Rgの変化を抑制しようとす
るものである。
CPU17はまず、縦加速度Pgの変化によるピッチの
変化を抑制するための補正量CGTを算出する(55〜
58)、これにおいては前回の。
pg対応の補正量を書込んでいるレジスタGPT2の内
容をレジスタGPTIに書込み(55)、内部ROMの
1領域(テーブル6)より、VsおよびPg対応の補正
量Gptを読み出してこれをレジスタGPT2に書込む
(57)、テーブル6のデータGPシは、Vsを指標と
してグループ化されており、CPU17は、Vsでグル
ープを指定して、指定したグループ内の、Pg対応のデ
ータaptを読み出す、各グループは、小さいVsに割
り当てられているもの程、不感帯a幅(第10b図に示
すテーブル6中の、cpt=oの横幅)が大きく設定さ
れている。bは縦加速度PKの増加につれゲインを上げ
制御性能を上げる領域、Cはセンサ以上が考えられるた
め制御性能をおとす領域である。
次にCPU17は、縦加速度Pgの変化を抑制するため
の補正量CGPを次式で算出しレジスタCGPに書込む
(58)。
CGP = Kgpa・(Kgp t・GPT2+にg
P2・(GPT2−GPTI))GPT2はレジスタG
PT2の内容であり、今回、テーブル6より読み出した
補正量Gptである。
GPTIはレジスタGPTIの内容であり、前回にテー
ブル6より読み出した補正量である。P(比例)項Kg
P 1・GPT2のKgP 1は比例項の係数である。
D(微分)項KgP2・(GPT2−GPTI)のKg
P2は微分項の係数であり、この係数KgP 2は、車
速Vgに対応して内部ROMの一領域(テーブル7)か
ら読み出したものである。第10b図中に「テーブル7
」として示すように、係数にgP2は、大略で、車速V
gが高い程大きい値であり、微分項の重みを大きくする
。これは、微分項が縦加速度pgの変化を速く抑制しよ
うとする補正項であって、車速が高い程ブレーキの踏込
み/解放、アクセルペダルによる加/減速、ステアリン
グの回転による旋回/旋回戻し1等による縦加速度Pg
の変化が速いので、この速い変化に対応させて速くこれ
を抑制しようとするためである。一方、車速Vsがある
程度以上になると、ブレーキの踏込み/解放。
アクセルペダルによる加l減速、ステアリングの回転に
よる旋回/旋回戻し、等が急激に行なわれると縦加速度
Pgの変化が急激でしかもきわめて大きくなり、このよ
うな急激な変化を速く抑制するような過大な微分項は、
縦加速度抑制の安定性がくずれる。したがってテーブル
7の係数KgP2は、より細かくは、車速Vsの変化に
対して、車速Vgが低いときには大きく変化し、車速V
gが所定値以上では一定としている。すなわち車速Vs
が低いときには、車速の変動に対して微分項の重みが大
きく変わるが、車速Vsが高いときには車速の変動に対
して微分項の重み変化がなくなる。
算出した縦加速度pgの変化抑制用の補正量CGPは、
サスペンションに対してはピッチ補正量であり、KgP
aは、後述のロール補正量CGRおよびGESに対する
重み付は係数である。
CPU17は次に、横加速度Pgの変化によるロールの
変化を抑制(つまり横加速度Pgの変化を抑制)するた
めの補正量CGRを算出する(59〜62)、これにお
いては前回の、Rg対応の補正量を書込んでいるレジス
タGRT2の内容をレジスタGRTIに書込み(59)
、内部ROMの1領域(テーブル8)より、Vsおよび
Rg対応の補正量Grtを読み出してこれをレジスタG
RT2に書込む(61)、テーブル8のデータGrtは
、Vsを指標としてグループ化されており、CPU17
は、Vsでグループを指定して、指定したグループ内の
、Rg対応のデータGrtを読み出す、各グループは、
小さいVsに割り当てられているもの程、不感帯a幅(
第10b図に示すテーブル8中の、Crt = 0の横
幅)が大きく設定されている。bは横加速度Rgの増加
につれゲインを上げ制御性能を上げる領域、Cはセンサ
以上が考えられるため他制性能をおとす領域である。
次にCPU17は、横加速度Rgの変化を抑制するため
の補正量CGRを次式で算出しレジスタCGRに書込む
(62)。
CGR=Kgra ・(Kgrt ・GRT2+Kgr
2 (GRT2−GRTI))GRT2はレジスタGR
T2の内容であり、今回テーブル8より読み出した補正
量Grtである。
GRTIはレジスタGRTIの内容であり、前回テーブ
ル8より読み出した補正量である。P(比例)項Kgr
 1・GRT2のKgr 1は比例項の係数である。
D(微分)項Kgr2 ・(GRT2  GRTI)の
Kgr2は微分項の係数であり、この係数Kgr 2は
、車速Vgに対応して内部ROMの一領域(テーブル9
)から読み出したものである。第10b図中に「テーブ
ル9」として示すように、係数にgr2は、大略で、車
速Vsが高い程大きい値であり、微分項の重みを大きく
する。これは、微分項が横加速度Rgの変化を速く抑制
しようとする補正項であって、車速が高い程ステアリン
グの回転による旋回/旋回戻し、による横加速度Rgの
変化が速いので、この速い変化に対応させて速くこれを
抑制しようとするためである。一方、車速Vsがある程
度以上になると、ステアリングの回転による旋回/旋回
戻し、が急激に行なわれると横加速度Rgの変化が急激
でしかもきわめて大きくなり、このような急激な変化を
速く抑制するような過大な微分項は、横加速度抑制の安
定性がくずれる。したがってテーブル9の係数Kgr 
2は、より細かくは。
車速Vsの変化に対して、車速Vsが低いときには大き
く変化し、車速Vsが所定値以上では一定としている。
すなわち車速Vsが低いときには、車速の変動に対して
微分項の重みが大きく変わるが、車速Vgが高いときに
は車速の変動に対して微分項の重み変化がなくなる。
算出したCGRは、サスペンションに対してはロール補
正量であり、Kgr3は、前述のピッチ補正量CGPお
よび後述のロール補正量GESに対する重み付は係数で
あるが、車速Vsが低いときには、横加速度Rgの変化
率は低いので、低速域ではこのロール補正量CGRの寄
与比を下げ、高速域で一定値となるように、内部ROM
の一領域(テーブル10)に、速度Vs対応で係数デー
タにgraを格納している。CPU17は、速度Vsに
対応する係数Kgr3を読み出して、上述のCGRの算
出に用いる。
ステアリングポジション(回転位りの変化(舵角速度S
s)により横加速度Rgが変化し、この変化率は車速V
sにも依存する。すなわち横加速度Rgの変化が、舵角
速度SsおよびVsにも対応するので、この変化を抑制
するに要するロール補正量Ge5ti−CPU17の内
部ROMの一領域(テーブル11)に書込んでいる。C
PU17は、舵角加速度Saが実質1零であるかをチエ
ツクして(64)、それが実質1零でないと、テーブル
11より、VsおよびSsの組合せに対応するロール補
正量Gesを読比してレジスタGESに書込む(65)
、実質1零である(前回の舵角速度と今回の舵角速度が
等しい:前回読出したロール補正量Gesを、そのまま
今回のロール補正量とすればよい)と、レジスタGES
への更新書込み(65)は実行しない。
CPU17は次に、算出したピッチ補正量CGP、ロー
ル補正量CGRおよびロール補正量DESを、各サスペ
ンション宛ての圧力補正量に変換して、この圧力補正量
を、先に「車高偏差演算J(31)で算出した値EHf
 L y Ellfr l El(r L @EHrr
 (レジスタEHf L 、 El(fr、 EHr 
L 、 Ellrrの内容)に加算して、得た和Ehf
 L 、 Ehfr、 Ehr L 、 IEhrrを
レジスタEHf L 、 EHfr、 EHr L I
 EHrrに更新書込みする(66)。
EhfL=[HfL+KgiL(1/4)(CGP+K
cgrf’CGR+KgefL−GIES)Ehfr 
=EHfr+にgfr・(1/4)(CGP−Kcgr
f−CGR+Kgefr−GES)Ehr L =EH
r L +Kgr L ・(1/4)・(CGP+にc
grr−cGR+Kger L −GES)Ehrr 
=EHrr +Kgrr・(1/4)・(CGP+Kc
grr−CGR+Kgerr”GES)上式の右辺第1
項が、先に「車高偏差演算J (31)で算出した値で
あって、レジスタEHf L ? Ellfr 1EH
r L e EHrrに書込まれていたものであり、右
辺第2項が、前述のピッチ補正量CGP、ロール補正量
CGRおよびロール補正量GESを、各サスペンション
宛ての圧力補正値に変換した値である。
なお、右辺第2項の係数KgfL+にgfr、 Kgr
Lおよびにgrrは、 KgfL =Kf L −Kgs。
Kgfr  =にfr−Kgs。
KgrL=にrL41g。
Kgrr  =Krr0にgg であり、にf L 、Kfr、Kr L 、Krrは、
圧力基準点に対する各サスペンションの配管長のばらつ
きによる圧力誤差を補正するための係数(配管長補正係
数)であり、にg3は、テーブル12に示すように、舵
角速度Ssに対応付けて予め定めている係数であって、
前述の「車高偏差演算J(31)で算出した圧力補正値
に対する、「ピッチング/ローリング予′a演算J  
(32)で算出した、加速度変化抑制のための圧力補正
値(上記4式の右辺第2項: (1/4)・(−CGP
+にcgrf−cGR+にgef L−GES)等)の
重み付けを規定する。舵角速度Ssが大きいと速い加速
度変化が見込まれ、加速度変化抑制のための圧力補正値
の重み付けを大きくするのが良い、したがって、係数K
ggは、大略で、舵角速度Ssに比例して大きく設定さ
れている。しかし、舵角速度Ssがある程度以下(テー
ブル12では50°7m5ec以下)では、加速度の変
化が極く小さく、50°/5secを越え400°/a
sec以下では、舵角速度Ssに実質上比例した速度で
加速度が変化するe 400” /5sec以上の舵角
速度では、旋回半径の変化が急激でしかもきわめて大き
くなって加速度変化(特に横加速度)がきわめて大きく
、このような急激な加速度変化を速く補償するような過
大な補正量は、加速度制御の安定性がくずれる。したが
って、舵角速度Ssに対応する重み係数にggは、Ss
が50°/+5sec以下では一定値とし、 50@/
yasecを越え400°/■sec以下ではSsに実
質上比例する高い値とし、400@/m5ecを越える
と400°/−8ecのときの値の一定値としている。
CPU17は次に、初期圧レジスタPFL、。
PFR,、PRL、、PRRoに書込んでいる初期圧デ
ータ(ステップ16〜18で設定)を、サブルーチン6
6で算出した、車高偏差調整のための補正圧と加速度抑
制制御のための補正圧の和(レジスタElf L 、 
EHfr、 EHr L 、 EHrrの内容)に加算
して、各サスペンションに設定すべき圧力を算出して、
レジスタEHf L I Ellfr、 E)lr L
 、 Ellrrに更新書込みする(67)。
第10c図を参照して「圧力補正J(33)の内容を説
明すると、CPU17は、圧力センサ13rmの検出圧
oph (レジスタDPHの内容)に対応する、ライン
圧変動による圧力制御弁の出力圧の変動を補償する補正
値PHを内部ROMの1領域(テーブル13H)より読
み出し、かつ、圧力センサ13rtの検出圧DPL(レ
ジスタDPLの内容)に対応する、リターン圧変動によ
る圧力制御弁の出力圧の変動を補償する補正値PLf(
前輪側補正値)およびPLr(後軸側補正値)を内部R
OMの一領域(テーブル13L)より読み出して、圧力
制御弁に加わるライン圧およびリターン圧の変動による
圧力制御弁出力圧の変動を補償する圧力補正値PDf=
PH−PLfおよびP Dr= P H−P Lrを算
出する(68.69)、なお、リターン圧に対応する補
正値を前輪側と後軸側に分けているのは、前軸側はリザ
ーバに近く後輪側はリザーバに遠く、低圧検出用の圧力
センサ13rtは後輪側のリターン圧を検出するので、
後軸側と前輪側とでリターン圧着が比較的に大きいので
、これによる誤差を小さくするためである。テーブル1
3Lに、後輪側に割り当てる補正値データ群と前輪側に
割り当てる補正値データ群の2群を格納しており、前輪
側のサスペンションに関しては後者の、後輪側のサスボ
ンジョンに関しては前者のデータ群より、そのときの圧
力センサ13rtの検出圧に対応する補正値を読み出す
ようにしている。
CPU17は、補正値PDfおよびPDrを算出すると
、これらの補正値をレジスタEHf L g EHfr
 vElr、−、EHrrの内容に加えて、レジスタE
’1lfL、 IE)lfr、 EHr L 、 El
lrrに更新書込みする(70)。
第10d図を参照して、「圧力/電流変換J(34)の
内容を説明すると、CPU17は、レジスタElf L
 t EHfr、 EHr LおよびEHrrのデータ
II’)lfL。
EHfr、 EHrLおよびE Hr rが示す圧力を
発生するための、圧力制御弁80f L 、 80fr
、 80r Lおよび80rrに流すべき電流値I h
f L 、 Ihfr、 Ihr LおよびIhrrを
、圧力/電流変換テーブル1から読み出して、それぞれ
電流出力レジスタIHf L p IHfr。
IHrLおよびIHrrに書込む(34)。
第10e図を参照して、ワーブ補正(35)の内容を説
明する。このワープ補正(35)は、横加速度Rgと舵
角速度Ssから、適切な目標ワーブDWTを算出しく7
3)、また、前述のレジスタIHf L 、 IHfr
、 IHr L 、 IHrrの内容を出力した場合に
現われるワーブを算出して、これの、目標ワープDWT
に対するエラーワーブ量を算出しく74〜76)、この
エラーワーブ量を零とするに要する、電流補正値dIf
 L 、dIfr p dlr L m dIrrを算
出して(77)、これらの電流補正値をレジスタ111
f L 、 IHfr、 IHr L 、 IHrrの
内容に加算し、和をこれらのレジスタに更新書込みする
(78)。
CPU17の内部ROMの1領域(テーブル14)には
、横加速度Rg対応あワーブ目標値Idrが書込まれて
おり、またテーブル15には舵角速度Ss対応のワーブ
目標値Idsが書込まれており、テーブル16には、こ
れから出力しようとするレジスタIHf L I It
lfr* I+lr L t II(rrの値で規定さ
れる車体前後傾斜ならびに横加速度Rg(横領斜)に対
応するワーブ補正量Idrsが書込まれている。なお、
前後傾斜を。
K= l (Ihf L +Ihfr)/(Ibr L
 +Ihrr) lで表わし、テーブル16にはこのに
対応のデータグループが書込まれており、各データグル
ープの各データは、横加速度Rgに対応付けられている
CPU17は、テーブル14より、横加速度Rgに対応
するワーブ目標値Idrを読み出し、舵角速度Ssに対
応するワーブ目標値Idrを読み出し。
かつ、レジスタIHf L 、 IHfr、 IHr 
L 、 IHrrの値で規定される車体前後傾斜ならび
に横加速度Rg(横領斜)に対応するワーブ補正量Id
rsをテーブル16から読み出して、ワーブ目標値DW
Tを次式のように計算する(73)。
DWT=にdw14dr+Kdv2 ・IdS+Kdv
3 ・IDrsCPU17は次に、レジスタIHf L
 、 IHfr、 IHr L 。
IHrrの内容Ihf L 、Ihfr、Ihr L 
、Ihrrで規定されるワーブ (Ihf L −Ihfr)  (Ihr L  Ih
rr)を算出して、それが許容範囲(不感帯)内にある
か否かをチエツクして(74)、許容範囲を外れている
と、目標ワープDWTより算出ワーブ(Ihf L  
Ihfr) −(Ihr L −Ihrr)を減算した
値をワーブエラー補正量レジスタDWTに書込み(75
)、許容範囲内のときには、レジスタDWTの内容(D
WT)を変更しない、そして、ワーブエラー補正量DW
T (レジスタDWTの内容)に、重み係数Kdw4を
乗算して積をレジスタDWTに更新書込みして(76)
、このワーブエラー補正量DWTを、各サスペンション
圧力補正量(正確には、圧力補正量に対応する圧力制御
弁通電電流補正値)に変換して(77)、その分の補正
を電流出力レジスタIHfL、 IHfr、 IHrL
およびI Hr rの内容に加える(78)。
こ、れらの電流出力レジスタIHf L 、 IHfr
、 IHr LおよびIHrrのデータは、「出力J(
36)のサブルーチンで、圧力制御弁80fL*80f
r、80rrおよび80rr宛てで、CPU18に転送
され。
CPU18がデユーティコントローラ32に与える。
第10f図を参照してr130fr等の開度制御」(I
NA2)の内容を説明すると、これに進むとCPU17
は、フラグレジスタSFFの内容が1 (開閉弁130
fr等を全開に設定している)であるかをチエツクする
(81)、1でないと、回数カウントレジスタSFNの
内容を1大きい数値を示すものに更新して(82)、そ
の数値が16以上になったかをチエツクする(83)、
16未満であると、メインルーチンに戻る(サブルーチ
ン36に進む)。
数値が16になる(イグニションスイッチ20が閉にな
ってこれに応答してリレー22をオンにしてから、16
回このサブルーチンlNA2に進んだ:ST X 16
m5ecの時間が経過する)と、開閉弁130f L 
130fr、 130r L 、 130rrの電気コ
イル139の通電電流値を指定する出力レジスタSFI
の内容より1ステツプの電流値降下量dIを減算して、
残漬SFI −dIがθ以下かをチエツクして(84)
、0を越えている(開閉弁を全開にしていない)と、残
漬SFI −dIをレジスタSFXに更新書込みして(
85)、メインルーチンに戻り、「出力J (36)の
サブルーチンで、SFIのデータを、開閉弁130f 
L 、130fr、130r L 。
130rr宛てで、CPU18に転送する。CPU18
がこのデータをデユーティコントローラ32にラッチし
、デユーティコントローラ32がこのデータに対応する
デユーティに開閉弁130f L 。
130fr、130r L 、130rrのオン/オフ
を変更するので、開閉弁の通電電流値がdIだけ低くな
る(開閉弁の開度が1ステップ大きくなる)。
このようにして、ステップ84で算出した残漬SFI 
−dIが0以下になると、CPU17は、開閉弁宛ての
出力レジスタSFIのデータを、電流値Oを指定するも
のに更新しく86)、フラグレジスタSFFに1を書込
む(87)、出力レジスタSFIのデータは、次のサブ
ルーチン[出力J(36)でCPU18に転送されてデ
ユーティコントローラ32にラッチされるので、開閉弁
130f L 、130fr。
130r L *130rrが全開となる。以後、イグ
ニションスイッチ20が開になるまでは、r130fr
等の開度制御J (INA2)に進むと、ステップ81
を経てメインルーチンに戻り(「出力」36に進む)の
で、開閉弁130f L 、130fr、130r L
 、130rrは全開のままとなる。
以上に説明した、サブルーチンr130fr等に初期値
を設定J(INAI :第9a図)とr130fr等の
開度制御」(INA2 :第9b図および第10f図)
とにより、イグニションスイッチ20が開から閉になる
と、サブルーチンlNAlで、開閉弁130f L a
 130f r a 130r L 1130r rが
すべて全閉とされて、それらの入力ポート131と出力
ポート132の間の大径開口133脂が閉じられるので
、入力ポート131(圧力制御弁の出力ポート)と出力
ポート132(サスペンション)の間は、流量制限用の
オリフィス133fを介して通流するので。
通流流量が極く低い、したがって、仮に、前述の「初期
圧の設定J(16,17)の後に、イグニションスイッ
チ20が前回閉から開に変わったとき車体姿勢と、今回
スイッチ20が開から閉に変わったとき(今回のエンジ
ン始動二発進)の標準車体姿勢とが大きく異なって、し
たがって、この差が解消するように、開閉弁を介して圧
力制御弁からサスペンションに又はその逆に流体が流れ
ようとするが、流量がオリフィス133fで制限されて
いるので、サスペンション圧の変化が緩やかで、車体姿
勢は緩やかに変化し、急激には変化しない、したがって
イグニションスイッチ20を開から閉に切換えた直後の
車体姿勢の変化は緩やかかつ円滑となる。
車体姿勢が適値になった後、ならびに、車両が走行して
いるときには2乗員の乗降や荷物の載み降ろしによる車
体姿勢の変化、ならびに、転舵や路面状態の変化による
車体姿勢の変化を修復するように、サスペンション圧は
圧力制御弁の出力の変更に対して速く追従するのが好ま
しいが、上記実施例では、スイッチ20が閉になってか
ら5TX16の時間の後に、Wi電流値漸減により開閉
弁130f L。
130fr、130r L 、130rrの開度が次第
に高くなり、最後に開閉頁が全開となるので、圧力制御
弁の出力圧に対するサスペンション圧の連動速度が速く
なり、車体姿勢の変化抑制補償が高速で働く。
〔発明の効果〕
以上の通り本発明によれば、電源スイッチ(20)のオ
ン直後の車体姿勢の急激な変化が抑制されて車体姿勢が
ゆるやかに変化し、電源スイッチ(20)のオフからオ
ンへの変化から所定時間(STX16)後は、車体姿勢
等の変動に対応して速い速度でサスペンション圧が補正
されるので、イグニションスイッチなどの電源スイッチ
のオン直後の急激な車体姿勢変化が現われなくなり、車
体姿勢を適値とする車体姿勢変化が緩やかかつ円滑にな
る。にもかかわらず、所定時間(ST X 16)後に
は、圧力制御弁の出力圧の変化に対するサスペンション
圧の追従速度が高速になるので、比較的に高速度の姿勢
変化に対して車体姿勢を安定に維持するサスペンション
圧制御が効果的に発揮される。
【図面の簡単な説明】
第1図は1本発明の一実施例のサスペンション給圧シス
テムを示すブロック図である。 第2図は、第1図に示すサスペンション100f L’
の拡大縦断面図である。 第3図は、第1図に示す圧力制御弁80f Lの拡大縦
断面図である。 第4図は、第1図に示すカットバルブ70f Lの拡大
縦断面図である。 第5図は、第1図に示すリリーフバルブ60f Lの拡
大縦断面図である。 第6図は、第1図に示すメインチエツクバルブ50の拡
大縦断面図である。 第7図は、第1図に示すバイパスバルブ120の拡大縦
断面図である。 第8図は、第1図に示すサスペンション給圧システムの
車高センサ、圧力センサ等の検出値に対応してサスペン
ション圧を制御する電気制御系の構成を示すブロック図
である。 第9a図および第9b図は、第8図に示すマイクロプロ
セッサ17の制御動作を示すフローチャートである。 第10a図、第10b図、第10e図、第10d図、第
10e図および第10f図は。 第9b図に示すサブルーチンの内容を示すフローチャー
トである。 第11a図および第11b図は、CPU17の内部RO
Mに書込まれているデータの内容を示すグラフである。 第12図は、第1図に示す開閉弁130frの拡大縦断
面図である。 1:ポンプ     2:リザーバ   3:高圧ポー
ト4:アキュムレータ  6:前軸高圧給管  7:ア
キユムレータ8:高圧給管     9:後輪高圧給管
 10:アキュムレータ11:リザーバリターン管  
    12ニドレインリターン管13f L 、 1
3fr、 13r L 、 13rr、 13rm、 
13rt :圧力センサ14fw 、14fr、14r
l−,14rr :大気解放のドレイン15f L l
 15fr、 15r L 、 15rr :車高セン
サ16P:縦加速度センサ       16r:横加
速度センサ17:マイクロプロセッサ      18
:マイクロプロセッサ19 : /<ッテリ     
      20:イグニションスイッチ21:定電圧
電源回路 22:リレー  23:バックアップ電源回
路24ニブレーキランプ        25:車速同
期パルス発生器26:ロータリエンコーダ 27:アブソリュートエンコーダ 28:場面検出スイッチ   29.〜29. : A
/D変換器301〜303:信号処理回路     3
1:ローバスフィルタ32:デユーティコントローラ 
   33.33A :コイルドライバ34:入/出力
回路         50:メ ンチェ・クバルブ5
1:バルブ基体   52:入力ポート  53:出力
呆−ト54:弁座      55:通流口 56:圧縮コイルスプリング       57:ボー
ル弁60fr 60f  60rr 60r  :ロー
フバルブ 61:パルブ基体62:入力ポー1−63:
低圧ポート  64:第1ガイド65:フィルタ   
 66:弁体     67:第2ガイド68:弁体 
     69:圧縮コイルスプリング71:バルブ基
体   72ニライン圧ポート73:調圧入力ポードア
4:排油ポート75:出力ポート  76:第1ガイド
77:ガイド     78ニスブール79:圧縮コイ
ルスプリング 80fr 80k 80rr 80r  :  J81
ニスリーブ    82ニライン圧ポート83:溝84
:出力ポート   85:低圧ポート  86:溝87
:高圧ポート88二目標圧空間  88fニオリフイス
89:低圧ポート   90ニスブール   91:溝
92:圧縮コイルスプリング       93:弁体
94:流路      95:二−ドル弁  96:固
定コア97:プランジャ  98a=ヨーク    9
8b:端板98c:低圧ポート  99:電気コイル用
度ら用射工100rr 1想匠り辷力入凶2ンジ2川M
−yリエ1男n−埠kk上ショックアブソーバ102f
r、 102f L 、 102rr、 102r L
 :ピストンロッド103:ピストン   104:内
筒     105:上室106:下室     10
7:側口     108:上下貫通ロ109:弁衰弁
装置  110:上空間    111:ピストン11
2:下室     113:上室     114:外
筒120:バイパスバルブ         121:
入力ポート122:低圧ポート122a:低圧ポート 
122b:流路123:第1ガイド  124a:弁体
124b :圧縮コイルスプリング      125
:二−ドル弁129:電気コイル 130fr 130f  130rr 130r  :
131:入力ポート  132:出力ポート133f 
:流量制御用のオリフィス     133■二大径の
開口134:弁体     135:固定コア   1
36:ブランジャ137:ヨーク    138:端板
     139:電気コイル東9b図 声10f図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 供給される圧力に応じて伸縮するサスペンションに圧力
    流体を供給するための高圧管路にリザーバより吸引した
    流体を高圧で供給する圧力源;前記高圧管路に連通した
    ライン圧ポート、前記リザーバに流体を戻す低圧管路に
    連通した低圧ポート、前記サスペンションに圧力を与え
    るための出力ポート、前記出力ポートの圧力を一端に受
    けてこの圧力により前記ライン圧ポートと出力ポートの
    通流度を低くし前記低圧ポートと出力ポートの通流度を
    高くする方向に駆動されスプール、および、該スプール
    の他端に前記駆動の方向とは逆の力を与えるための、電
    気付勢による駆動手段、を有する圧力制御弁装置; 該圧力制御弁装置の出力ポートとサスペンションの間を
    開示するカット弁; 指定された圧力を前記サスペンションに与えるように前
    記圧力制御弁装置の駆動手段を電気付勢するサスペンシ
    ョン圧設定手段; 前記圧力制御弁装置の出力ポートとサスペンションの間
    を、全開通流と、オリフィス通流の一方に定める開閉弁
    ; 該開閉弁を、全開通流/オリフィス通流に 付勢する開閉制御手段;および、 電源スイッチの閉直後には前記開閉弁をオリフィス通流
    のまま前記サスペンション圧設定手段にサスペンション
    圧を指示し、それから所定時間後に前記開閉制御手段に
    前記開閉弁の全開通流を指示するサスペンション圧制御
    手段; を備えるサスペンションの圧力制御装置。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60213513A (ja) * 1984-04-04 1985-10-25 Mazda Motor Corp 自動車の車高調整装置
JPS62194918A (ja) * 1986-02-20 1987-08-27 Nissan Motor Co Ltd 流体圧サスペンシヨン制御装置
JPS63235112A (ja) * 1987-03-24 1988-09-30 Nissan Motor Co Ltd 能動型サスペンシヨン装置

Patent Citations (3)

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