JPH02209433A - 金属担体触媒からの白金族の回収方法 - Google Patents
金属担体触媒からの白金族の回収方法Info
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/20—Recycling
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本発明の方法は金属担体に白金族金属および／又はその
酸化物を担持した触媒を、加熱後急冷することにより熱
衝撃を与え、熱膨張率の差により金属担体から触媒活性
層として用いられているＴ−アルミナを剥離させた後、
その剥離物に対して回収処理することを特徴とする金属
担体触媒からの白金族の回収方法に係るものである。
酸化物を担持した触媒を、加熱後急冷することにより熱
衝撃を与え、熱膨張率の差により金属担体から触媒活性
層として用いられているＴ−アルミナを剥離させた後、
その剥離物に対して回収処理することを特徴とする金属
担体触媒からの白金族の回収方法に係るものである。
（従来技術とその問題点）
従来より、ステンレス、Ｆ ｅ、 Ｎ Ｉ ＳＡ ｊ！
等の金属担体上に白金、パラジウム、ロジウム、ルテニ
ウム、酸化パラジウム等の白金族を担持した触媒が自動
車排ガスの浄化触媒、燃焼用触媒、脱臭用触媒等に使用
されている。
等の金属担体上に白金、パラジウム、ロジウム、ルテニ
ウム、酸化パラジウム等の白金族を担持した触媒が自動
車排ガスの浄化触媒、燃焼用触媒、脱臭用触媒等に使用
されている。
このような触媒は、使用中に白金族の活性が低下し、一
定の性能を維持できなくなった際には新しい触媒に取り
替える必要がある。
定の性能を維持できなくなった際には新しい触媒に取り
替える必要がある。
又、搭載機器の寿命に伴い付随的に発生する。
こうした使用済触媒中には尚相当量の高価な白金族が残
存し、これを回収し有効利用することは工業上重要であ
る。
存し、これを回収し有効利用することは工業上重要であ
る。
従来の方法としては、塩酸、王水等に代表される酸溶解
法があるが、これらの方法は金属担体ならびに白金族も
溶解するため、多大な量の薬品を必要とするばかりでな
く、その後の白金族の分離工程で白金族を効率的に分離
回収する為の中和を行うと、金属担体金属の水酸化物が
析出する為、効率が悪く工業的に最適な方法とはいえな
い。
法があるが、これらの方法は金属担体ならびに白金族も
溶解するため、多大な量の薬品を必要とするばかりでな
く、その後の白金族の分離工程で白金族を効率的に分離
回収する為の中和を行うと、金属担体金属の水酸化物が
析出する為、効率が悪く工業的に最適な方法とはいえな
い。
（発明の目的）
本発明は、叙上の事情に鑑みなされたもので、その目的
は、金属担体触媒から白金族を簡便かつ効率良く回収す
る方法を提供することにある。
は、金属担体触媒から白金族を簡便かつ効率良く回収す
る方法を提供することにある。
（発明の構成）
本発明は、金属担体触媒から白金族を回収する方法にお
いて、金属担体に白金族金属および／又はその酸化物を
担持した触媒を加熱後急冷することによる熱衝撃を与え
、金属担体より触媒活性層として用いられているＴ−ア
ルミナ層を熱膨張率の差により剥離する。
いて、金属担体に白金族金属および／又はその酸化物を
担持した触媒を加熱後急冷することによる熱衝撃を与え
、金属担体より触媒活性層として用いられているＴ−ア
ルミナ層を熱膨張率の差により剥離する。
金属担体上に触媒活性層のＴ−アルミナを付ける方法と
しては、金属担体にアルミニウムを添加して酸化処理を
行い金属担体表面上にアルミニウムの酸化膜を作り、触
媒活性層との密着力を高める方法や、溶射による金属担
体上へアルミニウム被覆し、酸化処理を行い触媒活性層
との密着力を高める手法が用いられる。
しては、金属担体にアルミニウムを添加して酸化処理を
行い金属担体表面上にアルミニウムの酸化膜を作り、触
媒活性層との密着力を高める方法や、溶射による金属担
体上へアルミニウム被覆し、酸化処理を行い触媒活性層
との密着力を高める手法が用いられる。
これらの酸化皮膜部分は、金属担体とは金属状態で結合
しており熱衝撃によっても完全にこの皮膜とも剥離する
ことは困難であるが、実質的に白金族が担持されるＴ−
アルミナ層のほとんどは脱落、剥離する。
しており熱衝撃によっても完全にこの皮膜とも剥離する
ことは困難であるが、実質的に白金族が担持されるＴ−
アルミナ層のほとんどは脱落、剥離する。
剥離物の白金族濃度は金属担体に担持されていた状態に
比べ、１０倍〜３０倍まで濃縮される事になり、後の工
程が大幅に小型、簡略化される。
比べ、１０倍〜３０倍まで濃縮される事になり、後の工
程が大幅に小型、簡略化される。
熱衝撃による剥離の効率は、冷却速度のみで決定され特
に方法を限定するものではないが、剥離物に微細なアル
ミナ粉が多い為、水中へ急冷することが容易に大きな冷
却速度が得られ、剥離物の飛散が防止できるという効果
があり有も効率の良い方法と言える。
に方法を限定するものではないが、剥離物に微細なアル
ミナ粉が多い為、水中へ急冷することが容易に大きな冷
却速度が得られ、剥離物の飛散が防止できるという効果
があり有も効率の良い方法と言える。
（実施例１）
Ｆｅ−２０Ｃｒ−５ＡＩを酸化処理し、Ｔ−アルミナの
触媒活性層を設けた金属担体に、Ｐ ｔ ０．０５７％
、Ｐｄ０．０５９％、Ｒｈ ０．０１８％を担持した触
媒１．３１９．５１ｇを電気炉に入れ、８５０℃までゆ
っくり加熱した。
触媒活性層を設けた金属担体に、Ｐ ｔ ０．０５７％
、Ｐｄ０．０５９％、Ｒｈ ０．０１８％を担持した触
媒１．３１９．５１ｇを電気炉に入れ、８５０℃までゆ
っくり加熱した。
その後、触媒を取り出し、素早＜１０１の水中へ入れ急
冷した。
冷した。
金属担体触媒が冷えたところで取り出し、冷却に用いた
水を全て濾紙を通し剥離物を回収した。
水を全て濾紙を通し剥離物を回収した。
この回収された剥離物を水酸化ナトリウム２０％溶液１
．５１に入れ１３５℃に加熱し８時間浸出した。
．５１に入れ１３５℃に加熱し８時間浸出した。
その後溶解液を取り出し、濾過を行い白金族を回収した
ところＰｔ、Ｐｄ、Ｒｈの回収率はそれぞれ９７％、９
７％、８６％であった。
ところＰｔ、Ｐｄ、Ｒｈの回収率はそれぞれ９７％、９
７％、８６％であった。
（実施例２）
Ｆｅ−２０Ｃｒ−５Ａｊ７を酸化処理し、Ｔ−アルミナ
の触媒活性層を設けた金属担体にＰｔＯ，０５７％、Ｐ
ｄ０．０５９％、Ｒｈ０．０１８％を担持した触媒１、
２０７．３０ｇを９００℃に加熱した電気炉に、不透明
石英製角槽を介し入れ加熱した。
の触媒活性層を設けた金属担体にＰｔＯ，０５７％、Ｐ
ｄ０．０５９％、Ｒｈ０．０１８％を担持した触媒１、
２０７．３０ｇを９００℃に加熱した電気炉に、不透明
石英製角槽を介し入れ加熱した。
その後触媒を取り出し、素早＜１０１の水中へ入れ急冷
した。金属担体触媒が冷えたところで取り出し、冷却に
用いた水、ならびに加熱時間用いた角槽内に残った昇温
時のものと思われる剥離物を洗浄した水の全てを濾紙を
通して剥離物を回収した。
した。金属担体触媒が冷えたところで取り出し、冷却に
用いた水、ならびに加熱時間用いた角槽内に残った昇温
時のものと思われる剥離物を洗浄した水の全てを濾紙を
通して剥離物を回収した。
この回収された剥離物を塩酸１８％液１ｊ２に入れ６０
℃に加熱し塩素ガスをバブリングしながら４時間浸出を
行った。
℃に加熱し塩素ガスをバブリングしながら４時間浸出を
行った。
その後、溶解液を取り出し、硫化ソーダを入れ白金族を
硫化物として回収したところ、Ｐｔ。
硫化物として回収したところ、Ｐｔ。
Ｐｄ、Ｒｈの回収率は、それぞれ９５％、９４％、７５
％であった。
％であった。
（実施例３）
Ｎｉの表面にアルミニウムを溶射した後、酸化処理を行
い、その上にＴ−アルミナの触媒活性層を設けた金属担
体に、酸化パラジウム２．０１％を担持した燃焼用触媒
９３８．９２ｇを電気炉に入れ８００℃までゆっくり加
熱した。
い、その上にＴ−アルミナの触媒活性層を設けた金属担
体に、酸化パラジウム２．０１％を担持した燃焼用触媒
９３８．９２ｇを電気炉に入れ８００℃までゆっくり加
熱した。
その後、触媒を取り出し素早＜１０１の水中へ入れ急冷
した。
した。
金属担体触媒が冷えたところで取り出し冷却に用いた水
を全て濾紙を通し剥離物を回収した。
を全て濾紙を通し剥離物を回収した。
この回収された剥離物を水酸化ナトリウム２０％溶液２
１に入れ１３５℃に加熱し８時間浸出した。
１に入れ１３５℃に加熱し８時間浸出した。
その後、溶解液を取り出し、濾過を行いＰｄを回収した
ところ回収率は９８％であった。
ところ回収率は９８％であった。
（従来例）
Ｆｅ−２０Ｃｒ−５Ａｊ！を酸化処理し、Ｔ−アルミナ
の触媒活性層を設けた金属担体にＰｔＯ，０５７％、Ｐ
ｄＯ，０５９％、Ｒｈ ０．０１８％を担持した触媒１
、３９２． Ｌｏｇを王水１５βに入れ７０℃に加熱し
４時間溶解した。
の触媒活性層を設けた金属担体にＰｔＯ，０５７％、Ｐ
ｄＯ，０５９％、Ｒｈ ０．０１８％を担持した触媒１
、３９２． Ｌｏｇを王水１５βに入れ７０℃に加熱し
４時間溶解した。
溶解液を煮つ狛脱硝後、硫化ソーダを添加し白金族を硫
化物として沈澱分離する方法で白金族を回収したところ
Ｐｔ、Ｐｄ５Ｒｈの回収率はそれぞれ９１％、９３％、
６５％であった。
化物として沈澱分離する方法で白金族を回収したところ
Ｐｔ、Ｐｄ５Ｒｈの回収率はそれぞれ９１％、９３％、
６５％であった。
この際、沈澱分離の効率を高める為、ｐＨを高くすると
Ｆｅの水酸化物が沈澱してしまい分離操作が不可能とな
る。
Ｆｅの水酸化物が沈澱してしまい分離操作が不可能とな
る。
（発明の効果）
以上詳述のように、本発明によれば従来例に比し、効率
良く、白金族金属を金属担体より分離回収することがで
き、しかも従来のように浸出に多量の薬品を必要としな
いことや金属担体金属の水酸化物の沈澱が発生しない為
、経済的にしかも効率良く回収することができるという
効果がある。
良く、白金族金属を金属担体より分離回収することがで
き、しかも従来のように浸出に多量の薬品を必要としな
いことや金属担体金属の水酸化物の沈澱が発生しない為
、経済的にしかも効率良く回収することができるという
効果がある。
Claims (1)
- １、金属担体に白金族金属および／又はその酸化物を担
持した触媒を加熱した後、急冷し、金属担体と触媒活性
層として設けられているγ−アルミナ層との熱膨張率の
差による熱衝撃を与え、金属担体から触媒活性層を剥離
した後、回収処理することを特徴とする金属担体触媒か
らの白金族の回収方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1030788A JPH02209433A (ja) | 1989-02-09 | 1989-02-09 | 金属担体触媒からの白金族の回収方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1030788A JPH02209433A (ja) | 1989-02-09 | 1989-02-09 | 金属担体触媒からの白金族の回収方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02209433A true JPH02209433A (ja) | 1990-08-20 |
Family
ID=12313413
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1030788A Pending JPH02209433A (ja) | 1989-02-09 | 1989-02-09 | 金属担体触媒からの白金族の回収方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH02209433A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE4122717A1 (de) * | 1991-07-09 | 1993-01-21 | Ear Gmbh | Verfahren und vorrichtung zur aufbereitung von metalltraeger-katalysatoren |
| JPH05287393A (ja) * | 1992-03-27 | 1993-11-02 | Ind Technol Res Inst | 使用済酸化銀ボタン電池からの酸化銀および金属回収方法 |
| WO2004067172A1 (en) * | 2003-01-28 | 2004-08-12 | Calsonic Kansei Corp. | Metal catalyst recovery system |
| US7134619B2 (en) | 2003-02-06 | 2006-11-14 | Nippon Mining & Metals Co., Ltd. | Method of separating and processing catalyst carriers |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5446120A (en) * | 1977-09-20 | 1979-04-11 | Osaka Gas Co Ltd | Recovering method for platinum group metals |
| JPS57152433A (en) * | 1981-03-17 | 1982-09-20 | Daido Metal Kogyo Kk | Separating and recovering method for layered material from multilayered material |
| JPH01263229A (ja) * | 1988-04-14 | 1989-10-19 | Cataler Kogyo Kk | 排気ガス浄化用触媒からの有価金属回収方法 |
-
1989
- 1989-02-09 JP JP1030788A patent/JPH02209433A/ja active Pending
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| JPS5446120A (en) * | 1977-09-20 | 1979-04-11 | Osaka Gas Co Ltd | Recovering method for platinum group metals |
| JPS57152433A (en) * | 1981-03-17 | 1982-09-20 | Daido Metal Kogyo Kk | Separating and recovering method for layered material from multilayered material |
| JPH01263229A (ja) * | 1988-04-14 | 1989-10-19 | Cataler Kogyo Kk | 排気ガス浄化用触媒からの有価金属回収方法 |
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| US7134619B2 (en) | 2003-02-06 | 2006-11-14 | Nippon Mining & Metals Co., Ltd. | Method of separating and processing catalyst carriers |
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