JPH02206529A - ポリスチレン系熱収縮性フィルム - Google Patents

ポリスチレン系熱収縮性フィルム

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JPH02206529A
JPH02206529A JP2677889A JP2677889A JPH02206529A JP H02206529 A JPH02206529 A JP H02206529A JP 2677889 A JP2677889 A JP 2677889A JP 2677889 A JP2677889 A JP 2677889A JP H02206529 A JPH02206529 A JP H02206529A
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polystyrene
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Tomiaki Ito
富秋 伊藤
Yoshizo Shibata
喜三 柴田
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Mitsubishi Plastics Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は包装用、ラベル用等に用いて好適なポリスチ
レン系熱収縮性フィルムに係わるものである。
(従来の技術) 従来、熱収縮性を有するポリスチレン系フィルムとして
は、スチレン−ブタジェン系ブロック共重合体からなる
ものが広く知られているが、このものを製造するに当っ
ては、−船釣に延伸温度が高く、従って収縮を起す温度
も高くなり、包装用やラベル用などに用いる場合に必ず
しも好適なものといえなかった。
か−る問題点を改良するため、特定の分子量範囲、分子
量分布又は特定のブロック構造を有するスチレン−ブタ
ジェン系ブロック共重合体を用いることが提案されてい
るが、特殊の素材を用いるということが問題のほか、延
伸後のフィルムが、室温で保管中に、長時間経過すると
き収縮が起る、いわゆる自然収縮の現象が現われ、平面
性や寸法安定性において不都合が生じることがあった。
(本発明が解決しようとする課題) 本発明は、上記のような不都合を解消し、収縮性を付与
するためのフィルム延伸時の温度が低く、従って熱収縮
させるときの処理温度も低くてすみ、しかも、室温で保
管中に懸念される自然収縮も少い熱収縮性ポリスチレン
系フィルムを提供しようとするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記の課題を解決するものであって、その要旨
とするところはスチレン系炭化水素と共役ジエン系炭化
水素とからなるブロック共重合体又はこのブロック共重
合体にスチレン系重合体を配合してなる混合重合体に、
可塑剤を、この可塑剤と上記のブロック共重合体又は混
合重合体との合計量を基準として1〜25重量%添加し
・てなる混合物からのシート又はフィルムを延伸してな
るポリスチレン系熱収縮性フィルムに存する。
本発明のスチレン系炭化水素と共役ジエン系炭化水素と
からなるブロック共重合体において、スチレン系ブロッ
クとしてはスチレンのほかに0−メチルスチレン、P〜
メチルスチレン、α−メチルスチレン等のスチレン系炭
化水素が、また共役ジエン系ブロックとしてはブタジェ
ンのほかにイソプレン、1.3−ペンタジェン等の共役
ジエン系炭化水素が挙げられ、これらはそれぞれ2種以
上の共重合体、あるいは単独重合体であってもよい。
またその他の共重合可能なモノマーがそれぞれのブロッ
クに共重合されていてもよい。さらに直線型又は星型と
いったブロック共重合体の構造とか、完全ブロック又は
テーパードブロックといった各ブロック部分の構造形式
とかは特に限定されない。
スチレン系炭化水素と共役ジエン系炭化水素との割合は
30:10〜90:10(重量比)の範囲内にあるのが
よい。
本発明において、ブロック共重合体にさらに添加するス
チレン系重合体としては、一般の透明ポリスチレンであ
ればよいが、他のビニル系モノマーが共重合されている
もの、あるいは耐衝撃性ポリスチレンがブレンドされて
いるものでもよい。
スチレン系炭化水素と共役ジエン系炭化水素とのブロッ
ク共重合体にスチレン系重合体を混合する場合、後者の
スチレン系重合体の使用割合は、両者にさらに可塑剤を
混合した最終ブレンド物中の共役ジエン系炭化水素ブロ
ックの重量割合が5〜40重量%であることが肝要であ
る。即ちこの割合が5重量%未満では最終フィルムの耐
衝撃性が劣下してくるので好ましくなく、一方、40重
量%を越えるときは、フィルムとしての腰が小さくなり
好ましくない。
本発明で用いられる可塑剤としては、ポリスチレンにS
P値が近いものから選ばれ、具体的には下記に示すもの
が挙げられる。
たとえば、フタル酸エステルとしてDOP(フタル酸ジ
−2エチルヘキシル) 、DIDP (フタル酸ジイソ
デシル) 、DINP (フタル酸ジイソノニル)、D
HP (フタル酸ジヘブチル)、アジピン酸エステルと
してDINA (アジピン酸ジイソノニル)、DOA(
アジピン酸ジ−2エチルヘキシル) 、DID^(アジ
ピン酸ジイソデシル)、アゼライン酸エステルとしてD
OZ (アゼライン酸2エチルヘキシル)、DNH2(
アゼライン酸ジ−n−ヘキシル)、正燐酸エステルとし
てTCP () LJクレジルホスフェート)、TPP
(トリフェニルホスフェート)の他セバシン酸エステル
等である。そしてこれらは1種又は2種以上混合して用
いてもよい。
上記可塑剤の配合量は、上記ブロック共重合体又はこの
重合体に上記スチレン系重合体を配合した混合重合体と
この可塑剤とを混合したものの合計量を基準として1〜
25重量%の範囲内にすることが必要である。・その範
囲内で好ましいのは5〜20重量%である。可塑剤の量
が1重量%未満であると、スチレン系−共役ジエン系ブ
ロック共重合体及びスチレン系重量体におけるポリスチ
レン部分の可塑化が充分達成されず、フィルムを延伸す
るときの低温延伸性及び延伸フィルムの低温熱収縮性が
得られない。−寿司塑剤の量が25重量%を越えるとき
は、可塑化されたポリスチレン部分のガラス転移温度が
室温に近(なり、室温で保管中の延伸フィルムが収縮を
起こし、フィルムの平面性等が悪くなる問題を生ずる。
即ち、本発明における可塑剤の特定範囲の添加は、重要
な意義を有し、主成分重合体のポリスチレン部分が適度
に可塑化されることによって、フィルムの低温延伸性が
付与され、延伸されたフィルムの低温熱収縮性、更に室
温付近に保管されるときの自然収縮性の防止が得られる
ものである。
本発明におけるブロック共重合体(場合によってはさら
にスチレン共重合体を加えたもの)及び可塑剤は同方向
二軸混焼機等で混焼され、ベレット11製後、通常の押
出機によって、Tダイ又は環状ダイでシート状、又はチ
ューブ状に押出し、得られるものを、−軸延伸、二輪延
伸又はチューブラ−延伸によって熱収縮性フィルムとす
ることができる。
延伸倍率は、−軸延伸の場合は1.5〜8倍、二軸延伸
の場合は縦方向及び横方向に、それぞれ1.5〜8倍の
範囲から選ばれる。
なお、上記フィルムの原料樹脂組成物中には、通常用い
られる各種添加剤、例えば紫外線吸収剤。
酸化防止剤、安定剤9着色剤、滑剤、充填剤等を目的に
応じて添加できる。
(実施例) 実施例1 スチレン70重量%とブタジェン30重量%とからなる
ブロック共重合体〔旭化成(株)製、アサフレックス8
10)25重量部とポリスチレン〔三菱モンサント化成
(株)製YG 689370重量部とDOP 5重量部
を同方向二軸混焼機で溶融混合し、樹脂組成物ベレット
を得た。
実施例2〜4及び比較例1〜3 次の点を除き、その他は上記実施例1と同様にして樹脂
組成物ベレットを得た。
化成(株)製、ア柊・クス850〕を用い、ブロック共
重合体、ポリスチレン及びDOPの配合量(重量部)は
下記第1表に示すものとした。
上記の実施例1〜4及び比較例1〜3の樹脂組成物それ
ぞれを、有効幅200mnのTダイを備えた30mmφ
押出機により、約200°Cで押出し、厚さ250μm
のシートを成形した。このシートを延伸機により、4倍
に一軸延伸し、延伸可能な最低温度を測定した。その結
果を下記の表1に示す。また表1に示した延伸温度で延
伸した(−軸方向4倍)フィルムの収縮特性(80°C
のオーブン中で5分間加熱したときの収縮率及び30°
Cで30日放置した後の収縮率)を求めた。また得られ
た各熱収縮性フィルムの特性につき、JIS K 67
32に準じて引張強度及び引張弾性率を求めた。これら
の特性を表1に示す。
表1において、ブロック共重合体のスチレン含量80%
とはスチレン80重量%、ブタジェン炭化水素20重量
%からなるブロック共重合体を指し、ブロック共重合体
70%とは、同様、スチレン70重量%、ブタジェン3
0重量%のブロック共重合体を指す。収縮特性の80°
C収縮率は、80°C中、5分間加熱したときの収縮率
、30°C収縮率は30日間放置した後の収縮率をいう
収縮率は次式による。
80°Cという比較的低い温度での熱収縮率が30〜6
7%と大きく、しかも30°C収縮率(30°C×30
日間)は2.0%以下と実用的な範囲に入っている。
そして可塑剤(DOP)を含まない比較例1,2は延伸
可能最低温度が120°C1115°Cと高いために、
80°C収縮率は1よりも小さい。
一方、可塑剤(DOP)を30重量%含有する比較例3
のものは、80°C収縮率は60%と大きいが、30°
C収縮率も6%と大きく、自然収縮のために波打ち等が
生じ易い。
(上式において、11は収縮前の長さ、22は収縮後の
長さを示す。) 引張強度の単位はkg / cffl 、引張弾性率の
単位はkg/Cシである。
表1から明らかなように、可塑剤(DOP)を本発明に
規定する範囲内で添加した実施例1〜4は(発明の効果
) 本発明のポリスチレン系熱収縮性フィルムにおいては、
特定量のポリスチレン用可塑剤を使用するだけで、従来
提案されている分子量を特定したり、又はブロック構造
を限定したスチレン−ブタジェンブロック共重合体を使
用するなどの煩雑な手段を採る必要がなく、即ち、−船
釣なスチレン系炭化水素−共役ジエン系炭化水素ブロッ
ク共重合体を、又はか−る共重合体と一般用途のポリス
チレンを使用し、低温延伸が可能であり、従って包装用
、ラベル用に好適な低温熱収縮性を示し、さらにはフィ
ルムの自然収縮も小さい優れた熱収縮性が得られる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)スチレン系炭化水素と共役ジエン系炭化水素とか
    らなるブロック共重合体又はこのブロック共重合体にス
    チレン系重合体を配合してなる混合重合体に、可塑剤を
    、この可塑剤と上記のブロック共重合体又は混合重合体
    との合計量を基準として1〜25重量%添加してなる混
    合物からのシート又はフィルムを延伸してなるポリスチ
    レン系熱収縮性フィルム。
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