JPH02196788A - ジデオキシジデヒドロ炭素環式ヌクレオシド - Google Patents

ジデオキシジデヒドロ炭素環式ヌクレオシド

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JPH02196788A
JPH02196788A JP1008744A JP874489A JPH02196788A JP H02196788 A JPH02196788 A JP H02196788A JP 1008744 A JP1008744 A JP 1008744A JP 874489 A JP874489 A JP 874489A JP H02196788 A JPH02196788 A JP H02196788A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ジデオキシ炭素環式ヌクレオシド類似体に関
する。より詳細には、本発明は、炭素環式2’、3’−
ジデオキシ−2°、3°−ジデヒドロプリンヌクレオシ
ド類似体および、その治療における、特に抗ウィルス剤
としての用途に関する。
ウィルスと宿主の細胞機能が似ていることから、宿主細
胞をそのままにしながらウィルスを選択的に攻撃するこ
とは困難である。従って、ウィルスそれ自体に対して有
効的な薬剤は、比較的少なく、許容され得る治療係数を
有する抗ウィルス剤、すなわち、薬剤が許容され得る毒
性、または副作用プロフィールを有する程度の投与量で
、意義のある抗ウイルス効果のあるものを見い出すこと
は困難である。
最近、非常に重要視されてきたウィルス群のひとつとし
て、ヒト後天性免疫不全症候群(エイズ。
AIDS)の原因であるレトロウィルスがある。
かかるウィルスは、従来いろいろな名前で呼ばれていた
が、現在は、−股肉に、ヒト免疫不全ウィルス(HI 
V)と称されており、かかるウィルスの2つHIV−I
およびHIV−I[が、エイズおよびその関連症状、例
えばエイズ関連合併症(ARC)および持続的な全身性
リンパ節症の患者から再現的に単離された。
幾らかのヌクレオシドが、HIV感染症を伴なう症状の
治療において有用であるとして教示されているけれども
、シトプシン(zldovudine)(A Z T、
  レトロビール)のみが、かかる症状の治療に関して
、正規に認可されている。しかしながら、シトプシンに
は、ひどい副作用があり、それにより、骨髄の抑圧が生
じて、白面細胞数の低下を沼き、その結果、はっきりと
した貧血症状が現われることが知られており、より細胞
毒性の少ない効果的な薬剤が必要とされる。
今般、本発明者らは、抗ウィルス活性を有する新規なヌ
クレオシド類似体を見い出した。本発明の1つの態様に
よれば、式(I) (以下余白) (式中、Xは水素、NRR’ 、SR,ORまたはハロ
ゲンであり、 Zは水素、OR2またはNRR’であり、■ R,RおよびR2は同じがまたは異 なっており、水素、C1−4アルキルおよびアリールか
らなる群より選択される)の化合物およびその薬学的に
許容され得る誘導体が提供される。
式(I)の化合物は、シス化合物であり、さらに、その
シクロペンテン環は、2個のキラル中心(式(I)にお
いて*印で示される)を含有し、それ故、2個の光学異
性体(すなわちエナンチオマー)および、ラセミ混合物
を包含する、その混合物の形態で存在することを、当業
者は理解されよう。かかる異性体およびラセミ混合物を
包含する、その混合物は、すべて本発明の範囲内に包含
される。従って、式(I)の化合物において、塩基が結
合しているキラル中心はR配置であり、そして、CH2
0H部分が結合しているキラル中心はS配置である(以
後、D異性体と称する)か、または、塩基が結合してい
るキラル中心はS配置であり、そして、CH20H部分
が結合しているキラル中心はR配置である(以後、L異
性体と称する)。好都合には、化合物は、ラセミ混合物
または実質的には純粋なり異性体の形態で存在する。
D異性体は、式(Ia) (以下余白) (式中、XおよびZは、式(1)で定義されたとおりで
ある。) で表わされる。以後、式(1)の化合物について言及す
る場合は式(Ia)の化合物を包含する。
ある種の式(J)の化合物は、幾つかの互変異性形態と
して存在し、かがる互変異性体は、すべて本発明の範囲
内に包含される。
本明細書で使用される「ハロゲン」なる用語は、フッ素
、塩素、臭素およびヨウ素を示し、Xがハロゲンである
場合は、好ましくは、塩素である。
rc、4アルキル」なる用語は、直鎖または分子鎖のア
ルキル基、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、i
−プロピル、n−ブチル、5ee−ブチルおよびt−ブ
チルを示す。好都合には、C1−4アルキルはメチルで
ある。
「アリール」なる用語は、何れかの、単環式または多環
式芳香族部分を示し、未置換のおよび置換されたアリー
ル(例えば、フェニル、トリル、キシリル、アニシル)
、並びに、未置換のおよび置換されたアラルキル(例え
ば、ベンジルまたはフェネチルのような(C1−4)フ
ェニルアルキル等の、アルキル部分が(C1,)のアラ
ルキルを包含する)を包含する。
式(1)の化合物において、Zは好ましくはアミノであ
る。好ましい式(I)の化合物群において、XはOR,
特にOHである。さらに、好ましい式(I)の化合物群
において、XはNRR’(特にN H2)または水素で
ある。
特に好ましい式(1)の化合物は、式中、2がNHであ
り、XがH,NH2または特にOHであるものである。
特にかかる化合物は抗ウィルス剤として、とりわけ望ま
しい治療係数を有する。
「薬学的に許容され得る誘導体」とは、式(1)の化合
物または、レシピエンドへの投与により、式(1)の化
合物または抗ウイルス活性代謝産物またはその残基の(
直接的にまたは間接的に)供給が可能である他の化合物
の、薬学的に許容され得る塩、エステル、またはかかる
エステルの塩を意味する。
式(1)の化合物の好ましいエステルは、エステル群の
非カルボニル部分が、水素、直鎖または分枝鎖のアルキ
ル(例えば、メチル、エチル、n−プロピル、t−ブチ
ル、n−ブチル)、アルコキシアルキル(例えば、メト
キシメチル)、アラルキル(例えばベンジル)、アリー
ルオキシアルキル(例えばフェノキシメチル)、アリー
ル(例えば、場合によってはハロゲン、Cl−4アルキ
ルまたはC1−4アルコキシによって置換されたフェニ
ル)から成る群より選択されるものである、カルボン酸
エステル;アルキル−またはアラルキルスルホニル(例
えば、メタンスルホニル)のようなスルホネートエステ
ル;アミノ酸エステル(例えば、L−バリルまたはL−
イソロイシル)および、モノ−ジーまたはトリホスフェ
ートエステルを包含する。
上記のエステルに関して、特に断りがない限り、存在す
るアルキル部分は、有利には、1〜18個の、特に1〜
4個の炭素原子を含有する。かかるエステル中に存在す
る、何れのアリール部分も、有利には、フェニル基を含
有する。
式(1)の化合物の薬学的に許容され得る塩は、薬学的
に許容され得る無機および有機の酸および塩基から誘導
されたものを包含する。好適な酸の例としては、塩酸、
シュウ酸、硫酸、硝酸、過塩素酸、フマル酸、マレイン
酸、リン酸、グリコール酸、乳酸、サリチル酸、コハク
酸、トルエン−p−スルホン酸、酒石酸、酢酸、クエン
酸、メタンスルホン酸、ギ酸、安息香酸、マロン酸、ナ
フタレン−2−スルホン酸およびベンゼンスルホン酸が
挙げられる。シュウ酸のようなその他の酸は、それ自体
は薬学的に許容され得ないが、本発明の化合物および、
その薬学的に許容され得る酸付加塩を得る際に、中間体
として有用な塩の製造において有用であり得る。
適当な塩基から誘導された塩は、アルカリ金属(例えば
、ナトリウム)、アルカリ土類金属(例えば、マグネシ
ウム)、アンモニウムおよびNR”(Rが01−4アル
キルの場合)塩を包含する。
以後、本発明の化合物を言及する場合は、式(I)の化
合物およびその薬学的に許容され得る誘導体の両方を包
含する。
式(1)の特定の化合物は、ラセミ混合物または単一の
エナンチオマーの形態で存在する。
(1α、4α)−4−(6−クロロ−9H−プリン−9
−イル)−2−シクロペンテニル−カルビノール; (1α、4α)−4−(6−ヒドロキシ−9H−プリン
−9−イル)−2−シクロペンテニル−カルビノール; (1α、4α)−4−(6−アミノ−9H−プリン−9
−イル)−2−シクロペンテニルーカルピノール; (1α、4α)−4−(6−メルカブトー9H−プリン
−9−イル)−2−シクロペンテニル−カルビノール; (1α、4α)−4−(2−アミノ−6−クロロ−9H
−プリン−9−イル)−2−シクロペンテニル−カルビ
ノール; (1α、4α)−4−(2−アミノ−6−ヒドロキシ−
9H−プリン−9−イル)−2−シクロペンテニル−カ
ルビノール; (1α、4α)−4−(2,6−ジアミツー9H−プリ
ン−9−イル)−2−シクロペンテニル−カルビノール を包含する。
本発明の化合物は、それぞれ、抗ウィルス活性を有し、
モして/または、かかる化合物への新陳代謝が可能であ
る。特に、これらの化合物は、エイズの原因とされる、
ヒト免疫不全ウィルス(HI V)のようなヒト レト
ロウィルスを包含する、レトロウィルスの複製を阻止す
るのに有効である。
本発明のある種の化合物は、抗がん活性を有し、特に、
Zが水素である化合物はそうである。
従って、本発明の別の態様によれば、例えば、レトロウ
ィルス感染の治療における、特に抗ウィルス剤としての
活性治療剤、または抗がん剤として使用するための、式
(I)の化合物またはその薬学的に許容され得る誘導体
が提供される。
他の態様によれば、有効量の式(1)の抗ウィルス化合
物またはその薬学的に許容され得る誘導体を投与するこ
とからなる、ヒトを包含する噴孔動物におけるウィルス
感染、特に、HIVのようなレトロウィルスに上って引
き起こされる感染の治療方法が提供される。
他の態様によれば、ウィルス感染の治療のための薬剤の
製造または抗がん剤としての使用のために、式(1)の
化合物、またはその薬学的に許容され得る誘導体の使用
もまた提供される。
抗ウィルス活性を有する本発明の化合物は、また、例え
ばエイズ関連合併症(ARC) 、進行性全身性リンパ
節症(PGL)、エイズ関連神経疾患(例えば痴呆また
は熱帯性部分的麻痺)、抗−HIV抗体陽性およびHI
V−陽性の疾患、カボジ肉腫そして血小板減少性紫斑病
のような、エイズ関連疾患の治療において有用である。
本発明の抗ウィルス化合物は、また抗−HIV抗体また
はHIV−抗原陽性である個体の臨床上の疾患への進行
の予防および、次に続(HI V3露の予防において有
用である。
式(1)の抗ウィルス化合物またはその薬学的に許容さ
れ得る誘導体は、また、インビトロでの血液または精液
のような生理学的体液のウィルスコンタミネーションの
予防のために使用され得る。
式(1)のある種の化合物は、また、本発明の他の化合
物の製造において中間体として有用である。
本明細書で、治療について言及された場合、確定された
感染または症状の治療だけでなく、予防にまで拡大され
ることを当業者は理解されよう。
さらに、治療に必要とされる本発明の化合物の量は、選
択された特定の化合物だけでなく、投与方法、治療され
る症状の状態、患者の年令、症状に応じて変動し、そし
て、結局、付添いの医者および獣医の判断に一任される
ことを理解されよう。
しかしながら、一般に、好適な投与量は、1日あたり約
1〜約750a+g/kgの範囲内にあり、例えば、1
0あたりレシピエンドの体重1kgにつき3〜約120
mgのように、1日あたり約10〜約750mg/kg
体重であり、好ましくは6〜901g / kg / 
L、Iの、最も好ましくは15〜60mg/kg/日の
範囲内にある。
望ましい投与量は、好都合には、単一の投与量で、また
は適当な間隔をおいて、例えば1日あたり2. 3.4
またはそれ以上の回数のサブ投与量で投与される分割さ
れた投与量であり得る。
化合物は、好都合には単位投与形態で投与され、例えば
、単位投与形態物あたり10〜150hg、好都合には
20〜1000mg、最も好都合には50〜700mg
の活性成分を含有する。
理想的には、活性成分は、活性化合物の約1〜約75μ
M1好ましくは約2〜50μM1最も好ましくは約3〜
約30μMの血しょう濃度が達成されるように投与され
るべきである。
このことは例えば、場合によっては塩水中である活性成
分の0.1〜5%溶液の静脈注射によって、または約1
〜約100■/kgの活性成分を含有する巨丸剤として
投与することにより達成される。所望の血中レベルは、
約0.O1〜約5.0■/kg/時の活性成分を供給す
る連続注入、または約0.4〜約1!>a+g/kgの
活性成分を含有する断続的な注入により維持され得る。
治療用として本発明の化合物は、精製していない化学薬
品として投与することが可能であるが、好ましくは、活
性成分は医薬製剤として存在する。
従って、さらに本発明は、式(1)の化合物またはその
薬学的に許容され得る誘導体を、1個またはそれ以上の
、そのための薬学的に許容され得る担体、および場合に
よっては他の治療および/または予防成分とともに含有
する医薬製剤を提供するものである。担体(複数回)は
、製剤の他の成分と融和性があり、そしてそのレシピエ
ンドに有害でないという意味で「許容され得るもの」で
なけれはならない。
医薬製剤は、経口的、直腸的、鼻内、局所的(口腔内お
よび舌下を含む)、膣内もしくは、非経口的(筋肉内お
よび静脈内を含む)な投与に適したもの、または、吸入
もしくは吹入による投与に適した形態のものを包含する
。好適には、製剤は、別個の投与単位で好都合に存在し
、そして薬剤学の分野において良く知られている方法に
よって製造できる。すべての方法は、活性化合物を液体
担体または微粉状の固体担体または両方と会合させ、次
いで、必要ならばその生成物を所望とする製剤に形づく
る工程を包含する。
経口投与に適した医薬製剤は、好都合には、所定の量の
活性成分をそれぞれ含有するカプセル剤、カシェ−剤、
錠剤;粉剤または顆粒剤;溶剤、懸濁剤または乳濁剤の
ような別個の単位として存在し得る。活性成分は、また
巨丸剤、し剤、またはペースト剤として存在し得る。経
口投与用の錠剤およびカプセル剤は、慣用の賦形剤、例
えば、結合剤、充てん剤、潤滑剤、崩壊剤または湿潤剤
を含有してもよい。錠剤は、当該技術分野において良く
知られている方法によってコーチングされる。
経口液体製剤は、例えば、水性または油性の懸濁剤、溶
剤、乳剤、シロップ剤またはエリキシル剤ノ形態で、ま
たは使用前に水または他の適当なビヒクルと配合される
乾燥薬品として存在し得る。
かかる液体製剤は、慣用の添加剤、例えば、懸濁化剤、
乳化剤、非水性のビヒクル(食用油を含んでもよい)、
または保存料を含んでもよい。
本発明の化合物は、また、非経口的投与(例えば、巨丸
剤注射または連続的注入のような注射剤による)用に製
剤化され、そしてアンプル、プレ充てん注射器中の単位
投与形態で、または保存料を加えて、数多用量の容器中
に存在し得る。該組成物は、油性または水性のビヒクル
中、懸濁剤、溶剤または乳剤のような形態をとり、そし
て懸濁化剤、安定化剤および/または分散剤のような処
方化剤、を含有してもよい。一方、活性成分は、滅菌固
体の無菌的単離または溶液からの凍結乾燥によって得ら
れる、使用する前に適当なビヒクル、例えば滅菌の発熱
性でない水と配合される粉末形態であってもよい。
表皮への局所的投与のために、本発明の化合物は、軟膏
剤、クリーム剤、またはローション剤として、または経
皮用バッチとして製剤化され得る。
軟膏剤およびクリーム剤は、例えば適当な濃稠化剤およ
び/またはゲル化剤を加えて、水性または油性の基剤を
用いて製剤化される。ローション剤は、水性または油性
の基剤を用いて製剤化され、そして、一般にさらに1つ
またはそれ以上の乳化剤、安定化剤、分散剤、懸濁化剤
、濃稠化剤または着色剤を含有する。
日中における局所的投与に適した製剤は、フレーバー基
剤、通常はスクロースおよびアラビアゴムまたはトラガ
カントゴム中に、活性成分を含有するトローチ剤;ゼラ
チンおよびグリセリンまたはスクロースおよびアラビア
ゴムのような不活性基剤中に活性成分を含有するパステ
ル剤;適当な液体担体中に活性成分を含有する口内洗剤
を包含する。
担体が固体である、直腸的投与に適した医薬製剤は、最
も好ましくは、単位投与止剤である。好適な担体として
は、カカオ脂および当該技術分野において通常用いられ
る他の物質が挙げられ、モして半割は好都合には、活性
化合物を軟化されたまたは融解された担体(複数回)と
混合し、次いで冷却し、鋳型中で成形することにより製
剤化される。
膣内投与に適した製剤は、活性成分の他に、当該技術分
野において知られているような適当な担体を含有する、
ペッサリー、タンポン、クリーム剤、ゲル剤、ペースト
剤、泡剤またはスプレー剤として存在し得る。
鼻腔内投与用として、本発明の化合物は、液体スプレー
剤として、または層剤の形態で使用される。
層剤は、1つまたはそれ以上の分散剤、可溶化剤または
懸濁化剤をさらに含有する、水性または非水性の基剤を
用いて製剤化される。液体スプレー剤は、好都合には加
圧されたパックから噴出される。
吸入投与用として、本発明の化合物は、好都合には吹大
器、ネブライザーまたは加圧されたパックまたはエアゾ
ルスプレー剤を噴出させるのに好都合な他の手段を用い
て噴出される。加圧されたパックは、適当な噴射剤、例
えばジクロロジフルオロメタン、トリクロロフルオロメ
タン、ジクロロテトラフルオロエタン、二酸化炭素また
は他の適当な気体を含有してもよい。加圧エアゾル剤の
場合、投与単位は、計量された量を噴出するバルブを付
与することにより決定される。
一方、吸入または吹入による投与については、本発明の
化合物は、乾燥粉末組成物、例えば該化合物およびラク
トースまたは澱粉のような適当な粉末基剤の混合粉末の
形態をとってもよい。粉末組成物は、粉末が吸入器また
は吹大器を用いて投与されるような、例えばカプセルも
しくはカートリッジまたは、例えばゼラチンもしくはブ
リスターパック中の単位投与形態で存在してもよい。
所望ならば、活性成分の特効性を与えるような上記の製
剤が用いられる。
本発明の医薬組成物は、さらに抗菌剤のような他の活性
成分または保存料を含有してもよい。
本発明の化合物は、さらに他の治療剤、例えば他の抗感
染剤と組み合せて用いてもよい。特に、本発明の化合物
は既知の抗ウィルス剤とともに用いられる。
従って、本発明の他の態様によれば、式(1)の化合物
またはその生理学的に許容され得る誘導体と、他の治療
活性剤、特に抗ウィルス剤から成る組み合せが提供され
る。
上記に関連している組み合せは、好都合には医薬製剤の
形態での使用のために提示され、その結果、本発明の他
の態様として、その薬学的に許容され得る担体とともに
、上記で定義したとおりの組み合せからなる医薬製剤が
提供される。
、かかる組み合せにおいて、使用に適した治療剤として
は、アシクロビール(acyclovlr)のような非
環式ヌクレオシド、α−インターフェロンのようなイン
ターフェロン、プロベネシドのような腎性排出抑制剤、
ジピリダモールのようなヌクレオシド輸送抑制剤、2°
、3°−ジデオキシシチジン、2゛、3°−ジデオキシ
アデノシン、2°、3°−ジデオキシイノシン、2゛、
3°−ジデオキシチミジンおよび2゛、3°−ジデオキ
シ−2°、3°−ジデヒドロチミジンのような2°、3
°−ジデオキシヌクレオシド、インターロイキンII(
IL2)のような免疫モジュレータ−および顆粒球大食
細胞コロニー(granuloeytemacroph
age colony)刺激因子(GM−C3F)、エ
リスロポエチンおよびアンプリゲン(aIIlpl I
gen)が挙げられる。
かかる組み合せの個々の成分は、単独で、または医薬製
剤と組み合せて連続的に、または同時に投与される。
式(1)の化合物またはその薬学的に許容され再る誘導
体が同じウィルスに対して活性である第二の治療剤と組
み合せて用いられる場合、各々の化合物の投与量は、化
合物が単独で用い^れる場合の量と違ってもよい。好適
な投与量は当業者によって容易に理解されよう。
式(1)の化合物およびその薬学的に許容され得る誘導
体は、当該技術分野において知られた、類似構造の化合
物の製造方法によって製造することができる。
式(T)の化合物およびその薬学的に許容され得る誘導
体を製造するための好適な方法を下記に記載するが、特
に断りがない限り、XおよびZは上記で定義したとおり
である。
下記の反応は、所望の化合物を得るために、保護された
官能基を有する出発原料の使用を必要としてもよいし、
または好都合には適用してもよく、その結果、中間のま
たは最終の工程において脱保護が必要とされる。官能基
の保護および脱保護は、慣用の方法を用いて行なわれる
。従って、例えばアミノ基はアラルキル(例えばベンジ
ル)、アシルまたはアリール(例えば2.4−ジニトロ
フェ、ニル)からなる群より選択される基によって保護
され、所望ならばその後の保3基の除去は、好適には標
準的な条件を用いて、加水分解または水素化分解によっ
て行なわれる。ヒドロキシル基は、例えばEd、 J、
 F、 W、 McOa+icのrProtectiv
e Groups in Organlc Chca+
1stryJ(Plenum Press、 1973
)または、Theodora W。
Greeneのr Protectlve Group
s In OrganicSynthesfsJ   
(John  Wlley  and  5ons、 
 19H)(こi己載の慣用のヒドロキシル保護基を用
いて保護される。好適なヒドロキシル保護基の例として
は、アルキル(例えば、メチル、t−ブチルまたはメト
キシメチル)、アラルキル(例えば、ベンジル、ジフェ
ニルメチルまたはトリフェニルメチル)から成る群より
選択される基、テトラヒドロピラニル、アシル(例えば
、アセチルまたはベンゾイル)のような複素環基および
トリアルキルシリル(例えば、t−ブチルジメチルシリ
ル)のようなシリル基が挙げられる。ヒドロキシル保3
1基は、慣用の方法を用いて除去される。従って、例え
ば、アルキル、シリル、アシルおよび複索環基は、加溶
媒分解、例えば、酸性または塩基性条件ドでの加水分解
によって除去される。トリフェニルメチルのようなアラ
ルキル基は、同様にして加溶媒分解、例えば、酸性条件
下での加水分解によって除去される。ベンジルのような
アラルキル基は、貴金属触媒、例えばPd/cの存在下
で、水素化分解により開裂される。シリル基は、また好
都合にはフッ化物イオン源、例えばフッ化テトラ−n−
ブチルアンモニウムを用いて除去される。
最初の工程(A)において、式(1)の化合物およびそ
の薬学的に許容され得る誘導体は、式(n) (式中、Xおよび2は、式(1)の定義を有する置換基
、またはその保護された形態であり、そしてシクロペン
テニルカルビノール基中のヒドロキシル基は保護された
形態である。)の化合物またはその薬学的に許容され得
る誘導体を、ギ酸およびその反応性誘導体から選択され
る試薬と反応させ、次いで必要に応じて該試薬によって
導入された不必要な基を除去し、モして/または存在す
る何れかの保護基を除去することにより製造される。
上記工程(A)において用いられるのに適したギ酸誘導
体の例としては、オルトギ酸塩(例えば、オルトギ酸ト
リエチル)、ジアルコキシメチル酢酸塩(例えば、酢酸
ジェトキシメチル)、ジチオギ酸、ホルムアミド、s−
トリアジンまたはホルムアミジン酢酸塩が挙げられる。
ギ酸またはその反応性誘導体によって導入された不必要
な基は、好都合には、例えば塩酸水溶液のような無機酸
を用いて、緩やかな加水分解によって除去される。
オルトギ酸トリエチルのようなオルトギ酸トリアルキル
を用いた場合、これは反応用溶媒としてもまた好都合で
ある。用いられる他の溶媒としては、アミド(例えば、
ジメチルホルムアミドまたはジメチルアセトアミド)、
塩素化炭化水素(例えば、ジクロロメタン)、エーテル
(例えば、テトラヒドロフラン)またはニトリル(例え
ば、アセトニトリル)が挙げられる。
ある場合(例えば、オルトギ酸トリエチルのようなオル
トギ酸トリアルキルが用いられた場合)には、反応は、
好ましくは強酸(例えば、濃縮された塩酸、硝酸または
硫酸)のような触媒の存在下で行なわれる。反応は、−
25”〜150℃、例えば0″〜100℃の範囲の温度
、そして好都合には周囲温度で行なわれる。
別の工程(B)において、式(1)の化合物およびその
薬学的に許容され得る誘導体またはその保護された形態
を、相互変換反応に付して、最初に存在する置換基Xを
異なる置換基Xに置換し、そして/または最初に存在す
る基Zを異なる基Zに置換して、次いで必要に応じて存
在する何れかの保護基を除去する。
工程(B)の一つの態様において、式(1)〔式中、X
は基RR’  (ここで、RおよびR1は前述の通りで
ある。)である。〕の化合物は、その相当する式(I)
(式中、Xはハロゲン原子、例えば塩素である。)の化
合物のアミノ化によって製造できる。アミノ化は、好都
合にはアルコール(例えば、メタノール)のような溶媒
中、試薬HNRR(ここでRおよびR1は、前述の通り
である。)と反応させることにより行なわれる。
反応は、適当な温度で、好都合には、還流下のような高
められた温度で、または液体アンモニアが用いられた場
合は、密封された管の中、約50〜80℃で行なわれる
。ハロゲン化物を、第2および第3アミンへ変換させる
のに適した条件は、また1、 T、 1larriso
等のrcoipendluIIgl’ Organic
Synthetic MethodsJ  (Wlle
y−1nLorselence。
New York (1971))の250〜252真
に記載されている。
工程(B)の別の態様において、式(■)〔式中、Xは
基OR(ここで、Rは前述の通りである。)である。〕
1の化合物は、ハロゲン原子(例えば塩素)を、適当な
アニオンRO″″と置換させることにより製造される。
Rが水素原子である場合、置換反応は、加水分解により
達成され、これは、水中または水および水に混和する溶
媒、例えば、アルコール(例えば、メタノールまたはエ
タノール)、エーテル(例えば、ジオキサンまたはテト
ラヒドロフラン)、ケトン(例えば、アセトン)、アミ
ド(例えば、ジメチルホルムアミド)または、スルホキ
シド(例えば、ジメチルスルホキシド)の混合物中、好
都合には酸または塩基の存在下で行なわれる。好適な酸
としては、p−トルエンスルホン酸のような有機酸およ
び塩酸、硝酸または硫酸のような無機酸が挙げられる。
好適な塩基としては、アルカリ金属水酸化物または炭酸
塩(例えば、ナトリウムまたはカリウムの水酸化物また
は炭酸塩)のような無機塩基が挙げられる。水性の酸ま
たは塩基もまた反応溶媒として用いられる。加水分解は
、好都合には一1O°〜150℃の範囲の温度、例えば
還流温度で行なわれる。RがCl−4アルキルまたはア
リール基である場合、アニオンROは、好都合には無機
塩基、例えばアルカリ金属(例えばナトリウム金FA)
またはアルカリ金属水素化物(例えば水素化ナトリウム
)を用いて、相当するアルコールROMから形成される
。その場で形成されたアニオンとの反応は、好都合には
周囲温度で行なわれる。
工程(B)の他の態様において、式(I)(式中、Xは
SH基である)の化合物は、式(1)のハロ化合物を高
められた温度(例えば還流温度)で、アルコール(例え
ば、n−プロパツール)のような適当な溶媒中、チオ尿
素と反応させ、次いでアルカリ性加水分解を行なうこと
により製造できる。用いられる好適な塩基としては、ア
ルカリ金属水酸化物(例えば、水酸化ナトリウム)が挙
げられる。反応は、好都合には、G、 G、 Urgu
arLらの、rorg、 Syn、 Co1t、 Vo
L、3.383(1953)Jに記載の方法に従って、
例えば中間生成物を、NaOH水溶液とともに、約0.
25〜約5時間、還流させることにより達成される。
工程(B)の他の態様において、式(I)(式中、Xは
水素原子である。)の化合物は、残りの分子に影響を及
ぼさない還元系を用いて、式(I)のハロ化合物を還元
することにより製造される。
所望の脱ハロゲン化反応を行なうのに用いられる好適な
還元剤としては、J、 R,MarshallらのrJ
、 Chew、 Soc、、 10G4(1951)J
に記載の方法を用いる亜鉛金属/水が挙げられる。一方
、反応はV、 Na1r らのrJ、 Org、 Ch
ew、、  52.1344(1987)Jに記載の方
法に従って、10%トリエチルアミンを含有するテトラ
ヒドロフランのような適当な溶媒中、および好都合には
、Rayonet光化学反応容器中で光分解することに
より行なうことができる。
工程(B)の、さらに別の態様において、式(I)(式
中、Xはハロゲン原子である。)の化合物は、慣用の、
ハロゲン化物−ハロゲン化物交換方法を用いて、異なる
式(1)のハロ化合物から製造される。一方、Xが塩素
である場合、この置換基は、既知の方法に従って、各種
のp−(ハロ)ベンゼンジアゾニウム塩酸塩を用いて、
他のハロゲン原子と置換することができる。
式(■)〔式中、XはSR基(ここでRはCl−4アル
キルまたはアリール基である)である。〕の化合物は、
例えば米国特許第4.383.114号に記載の標準的
なアルキル化またはアリール化の方法を用いて、相当す
るチオールから製造される。
式(1)(式中、2はヒドロキシル基である。)の化合
物は、好都合には、例えば、J、 DavollのrJ
、 AIIer、 CheIl、 Soc、、  73
.3174(1951)Jに記載の方法を用いて、亜硝
酸と反応させることにより、相当する式(I)(式中、
ZはN H2である。)の化合物から製造される。
上記記載の反応の多くは、プリンヌクレオシド合成の分
野、例えば、R,T、 WalkerらのrNucle
oside  Analogs−Chemlsytry
、  Biology  andMedical Ap
pHcationsJ  (Plenum Press
、 NewYork(1979))、 193〜228
頁に広範囲にわたって報告されており、この開示は、本
明細書に参考文献として引用する。
本発明の化合物の薬学的に許容され得る塩は、米国特許
第4.383.114号の記載に従って製造することが
でき、この開示は、本明細書に参考文献として引用する
。従って、例えば、式(1)の化合物の酸付加塩を製造
することを所望する場合、上記方法からの生成物を、そ
の結果得られる遊離塩基を、慣用の方法を用いて、適当
な酸で処理することによって、塩に変換することができ
る。薬学的に許容され得る酸付加塩は、場合によっては
、エステル(例えば、酢酸エチル)またはアルコール(
例えばメタノール、エタノールまたはインプロパツール
)のような適当な溶媒の存在下、遊離塩基を適当な酸と
反応させることにより製造できる。無機塩基塩は、場合
によってはアルコール(例えばメタノール)のような溶
媒の存在下、遊離塩基を、アルコキシド(例えばナトリ
ウムメトキシド)のような適当な塩基と反応させること
により製造できる。薬学的に許容され得る塩は、また慣
用の方法を用いて式(1)の化合物の他の塩(他の薬学
的に許容され得る塩を含む)から製造することができる
式(1)の化合物は、好適には、200g3のようなリ
ン酸化剤または酸ハロゲン化物または無水物のような適
当なエステル化剤と反応させることにより、薬学的に許
容され得るリン酸塩または他のエステルに変換できる。
式(1)の化合物のエステルまたは塩は、例えば加水分
解によって親の化合物に変換できる。
式(II)の化合物およびその塩は新規な化合物であり
、本発明の他の特徴の1つを成す。
2が水素またはヒドロキシルである式(II)の化合物
は、化合物2a から、過剰量の、式(m) のピリミジンと、上記のZが水素またはヒドロキシルで
ある式(n)の化合物の製造において用いられた条件と
同様にして反応させて、式(V)(式中、Yはハロゲン
原子、例えば塩素であり、Zは水素またはヒドロキシル
である。)のピリミジンと、トリエチルアミンのような
アミン塩基の存在下、アルコール溶媒(例えばn−ブタ
ノール)中、好都合には、還流して反応させることによ
り直接製造できる。
ZがNF2である式(II)の化合物は、式2aの化合
物を用いて、過剰量の式(mV)(式中、Yは上記の式
(m)で定義したとおりである。) の化合物を得、この化合物を、ジアゾニウム塩A r 
N 2 E  (式中、Arは芳香族基、例えば、p−
クロロフェニルであり、E−はアニオン、例えばハロゲ
ン化物、例えば塩化物である。)を用いて、水のような
溶媒、酢酸のような有機酸、または、その混合物中、好
都合には、およそ周囲温度でジアゾ化して、式(Vl) (以下余白) (式中、A「は上記で定義したとおりである。)の化合
物とし、次いで酸、例えば酢酸の存在下、例えば亜鉛の
ような還元金属を用いて還元して、所望の式(n)の化
合物に変換することによって、製造できる。還元剤の選
択は、基Xの性質に依存することが理解されよう。
化合物2aは、用途の広い前駆体である、1α−アセチ
ルアミノ−3α−アセトキシ−メチルシクロペンタ−2
−エン(1a)から、アルカリ土類金属水酸化物のよう
な、緩やかな塩基の存在下で加水分解することにより製
造できる。
式(n)の6−クロロ化合物を経る、式(I)の化合物
の、特に好都合な合成を下記に示す。
0g 0g a a (I) 化合物2aおよび式(V)と(Vl)の化合物は新規な
中間体であり、本発明の別の特徴の1つを成す。
化合物1aは、米国特許節4.138.502号に記載
の公知の化合物である。
式(1)の化合物が単一の異性体として所望される場合
、それは最終生成物の分割または異性体的に純粋な出発
原料または好都合な中間体からの立体特異的合成によっ
て得られる。
最終生成物またはそのための中間体または出発原料の分
割は当該技術分野において公知の適当な方法、例えばE
、 L、 Ellelのr Stereochemls
tryof’ Carbon CompoundsJ 
 (McGrav 1lI11.1962)およびS、
 )1. WllenのrTables or Res
olvingAgentslに記載の方法によって行な
われる。
キラル的に純粋な式(I)の化合物を得るための、好都
合な方法の1つとして、該化合物のラセミ混合物または
その前駆体の酵素的変換によるものがある。かかる方法
によって、式(1)の0−および〇−化合物が光学的に
純粋な形態で得られる。好適な酵素として、アデノシン
デアミナーゼのようなデアミナーゼが挙げられる。
本発明を、下記の詳細な実施例を用いて、さらに詳しく
説明する。ここで元素分析は、M−11−曾ラボラトリ
ー、 Phoenix、 AZによって行なわれた。融
点は、Net−Te1p装置を用いて測定し補正した。
核磁気共鳴スペクトルは、Jcol PX90QFTま
たはN1collet NT’lOO分光計を用いて、
DMSO−d8中でn」定した。化学シフトはM e 
4 S 1から低磁場にお4するppfflで表現した
IRスペクトルは、N1collet 50XCFT−
IR分光計を用いて、KBr錠として測定し、モしてU
Vスペクトルは、Beclvann Dυ−8分光高度
計を用いて測定した。マススペクトルは、AEI 5c
lentlricApparatus Lim1ted
 MS−30質量分析計を用いて測定した。薄層クロマ
トグラフィー(TLC)は、メルク社のシリカゲル(2
30〜400メツシユ)の0.251の層を用いて行な
った。すべての化学薬品および溶媒は、特に断りがない
限り試薬級である。
実施例において用いられる「活性成分」なる用語は、式
(1)の化合物またはその薬学的に許容され得る誘導体
を意味する。
実施例 1 ■−(la、4α)−4−((5−アミノ−6−クロロ
−4−ピリミジニル)アミノコ2−シクロペンテニル−
カルビノール(3a)1α−アセチルアミノ−3α−ア
セトキシメチル シクロペンタ−2−エン(la)(3
,Og。
15nnol)および水酸化バリウム水溶液(0,5N
 、300m1)の混合物を一晩還流した。冷却後、そ
れをドライアイスで中和化した。沈殿物をろ去し、水溶
液を濃縮して乾固した。残留物を無水エタノールで抽出
し、再び濃縮して、無色のシロップとして、2a  (
1,6g、 14mmol)を得た。
このシロップに、5−アミノ−4,8−ジクロロピリミ
ジン(4,59g、 2gll1n+ol) 、トリエ
チルアミン(4,2g、 42a+ll1ol)および
n−ブタノール(50ml)を加え、混合物を24時間
還流した。揮発性の溶媒を除去し、残留物をフラッシュ
カラム(4,OX12cm)中に充てんされたシリカゲ
ル(7g)に吸収し、CHCI) a −Me OH(
20:1)で溶離して、化合物3a  (2,69g、
 74%)を得た。融点130〜132℃。
分析用の試料は、酢酸エチル(EtOAc)から再結晶
することにより得られた。
融点134〜135℃ MS (30ev、200℃)  ; m/a 240
および242(M およびM  +2) 、209(M
  −31)、144(B  )  。
I R: 3B00−2800(OH) 、1820.
1580(C−C,C−N) ;元素分析:  CC,
oH13CD N40)C,H,N実施例 2 ω−(1α、4α)−4−[(2−アミノ−6−クロロ
−4−ピリミジニル)−アミノコ2−シクロペンテニル
−カルビノール(4a)14no+olの粗製2a(実
施例1)に、2−アミノ−4,6−ジクロロピリミジン
(3,74sr、 22.8ml1ol)、トリエチル
アミン(15ml)およびn−ブタノール(75ml)
を加え、混合物を48時間還流した。揮発性溶媒を除去
し、残留物をメタノールで処理して、未溶解の副生成物
(ダブルピリミジンヌクレオシド)を分離した。メタノ
ール溶液を、カラム(4,OX14cm)中に充てんさ
れたシリカゲル(8g)に吸収し、CHCN a −M
eOH(40:1)で溶離して、粗製4a  (1,5
2g、 42%)を得た。生成物を酢酸エチルから再結
晶して4aを得た。
融点132〜134℃ MS (30ev、200℃)  ; vale 24
0および242(M+およびM” +2) 、209(
M”−3D、144(B  )  ; I R: 3800−3000(N)(2,OH)、1
620.1580(C−C。
C−N) ; 元素分析:(CHCρN4)C,H,No  13 実施例 3 ■−(1α、4α)−4−(((2−アミノ−6〜クロ
ロ−5−(410ロフエニル)−アゾツー4−ピリミジ
ニル−アミノ)−2−シクロペンテニル−カルビノール
(5a) ジアゾニウム塩冷溶液を、3NHCIl  (25ml
)中のp−クロロアニリン(1,47g、 11.5m
+1ol)および水(10ml)中の硝酸ナトリウム(
870mg、 12.5gll1ol)から調製した。
この溶液を4 a(2,4(l g 、 101Ilo
l)、酢酸(50ml) 、水(50ml)および酢酸
ナトリウム三水和物(20g)の混合物に加えた。反応
混合物を室温で一晩撹拌した。黄色の沈殿物をろ過し、
中和するまで冷水で洗浄し、次いでドラフトチャンバー
で空気乾燥して5a(3,80g、 94%)を得た。
融点229℃(分解) 分析用試料は、アセトン−メタノール(1: 2)から
得られた。
融点241〜243℃(分解) M S (30ev、2[i0℃)  ; ale 3
7111および380(M およびyl  +2) 、
282(B  )  ;I R: 3800−3000
(Nl2.OH)、1820.1580(C−C。
C−N) 。
元素分析:  CC16H16Cf) 2N60’)C
,H,N 実施例 4 ω−(1α、4α)−4−((2,5−ジアミノ−6−
クロロ−4−ピリミジニル)−アミノコ2−シクロペン
テニル−カルビノール(6a)5a (379mg、 
 1mmol) 、亜鉛末(0,85g、 10III
IIlol)、酢酸(OJ2ml) 、水(15ml)
およびエタノール(15ml)の混合物を窒素下3時間
還流した。
亜鉛を除去し、溶媒を蒸発させた。残留物をカラム(2
,OX18cm)中に充てんされたシリカゲル(2g)
に吸収し、CHCII s  −MeOH(15:1)
で溶離した。ピンク色のシロップが得られた。さらにメ
タノール−エーテルから精製して、ピンク色の結晶とし
て6a (17(tong、 88%)を得た。
融点tes〜170℃ M S (30ev、220℃)  ; ale 25
5および257(M+およびM  + 2) 、224
(M  −31)、159(B” ); I R: 3600−3000(N)12.OR)、1
620.1580(C−C。
C−N) ; 元素分析:  (C1oH14CIIN5)C,H,N
実施例 5 ω−(1α、4α)−4−(6−クロロ−9H−プリン
−9−イル)−2−シクロペンテニル−カルビノール(
7a) 3a  (IJOg、 5.4gmol)、オルトギ酸
トリエチル(30ml)および塩酸(12N、 0.5
0m1)の混合物を室温で一晩撹拌した。溶媒を真空下
35℃で蒸発させた。残留物に塩酸水溶液(0,5N、
 30m1)を加え、混合物を1時間撹拌した。混合物
をIN水酸化ナトリウムを用いて、pH7〜8に中和し
て、カラム(4,0X8(至))中に充てんされたシリ
カゲル(8g)に吸収し、CHC1) s −M e 
OH(20:1)で溶離して、白色の結晶の7a(1,
12g、 82%)を得た。粗製生成物を酢酸エチルか
ら再結晶して7aを得た。
融点108〜110℃ MS (30ev、200℃);m/e250および2
52(M+およびM  +2) 、219(M  −3
1)、154(B” )  ; I R: 3800−2800(OH) 、1600(
C−C,C−N) ;元素分析:  (C1、H,、(
17N40)C,H,N実施例 6 ω−(°1α、4α)−4−(6−ヒドロキシー9H−
プリン−9−イル)−2−シクロペンテニル−カルビノ
ール(8a) 7a (251mg、  1a+mol)および水酸化
ナトリウム水溶液<0.2N、 10m1)の混合物を
3時間還流した。
冷却後、反応混合物を酢酸を用いてpH5〜6に調整し
た。反応混合物をカラム(2,0Xllc+n)中に充
てんされたシリカゲル(2g)に吸収し、そしてCHC
N a −MeOH(10: 1)で溶離して、8a 
(105mg、 45%)を得た。粗製の白色生成物を
水−メタノール(3:1)から再結晶して8aを得た。
融点248〜250℃(分解) M S (30cv、300℃)  ; tale 2
32  CM” ) 、214(M” −18) 、1
3B(B  )  ;I R: 3600−2600(
OH) 、1880.160G(C−0,C−C。
C−N) ; 元素分析:(C1□H12N402)C,H,N実施例
 7 ω−(1α、4α)−4−(6−アミノ−9H−プリン
−9−イル)−2−シクロペンテニル−カルビノール(
9a) 液体アンモニアを、−80℃でメタノール(5ml)中
、7a (250mg、  lnmol)の溶液を含有
するボンベ中に流し込んだ。ボンベを密閉し、そして2
4時間80℃で加熱した。アンモニアおよびメタノール
を蒸発させ、残留物を水から再結晶することにより、オ
フホワイトの結晶として9a (187mg、 81%
)を得た。
融点198〜200℃ MS (30ev、210℃)  ; ll1le 2
31  (M  ) 、213(M  −18) 、1
35(B” )  ;1 R: 3800−2600(
N13.011)、1700.1800(C−C。
C−N) 。
元素分析:(C1□H13N50)C,H,N実施例 
8 ω−(1α、4α)−4−(6−メルカブトー9H−プ
リン−9−イル)−2−シクロペンテニル−カルビノー
ル(10a) 7a (125mg、 0.5mmol)、チオ尿素(
40mg、 0.84mmol)およびn−プロパツー
ル(5ml )の混合物を2時間還流した。冷却後、沈
殿物をろ過により単離し、n−プロパツールで洗浄し、
そして水酸化ナトリウム(IN、5m1)中に溶解した
。溶液を酢酸を用いてpH5に調整した。粗製のlOa
(90mg。
73%)、融点280〜282℃(分解)を再び単離し
て、N、N−ジメチルホルムアミドから再結晶して10
a s融点283〜285℃(分解)を得た。
M S (30ev、290℃)  ; s/e 24
g  (M” ) 、23G(M  −18) 、15
2(B  )  ;I R: 3800−3200(O
H) 、3100.2400(88)、1800(C−
C,C−N) 。
元素分析:  (CIIHI□N40S)C,H,N実
施例 9 ■−(1α、4α)−4−(2−アミノ−6−クロロ−
9H−プリン−9−イル)−2−シクロペンテニル−カ
ルビノール(13a)6 a(1,41g 、 5.5
gmol)、オルトギ酸トリエチル(30ml)および
塩酸(12N、 1.40m1)の混合物を一晩撹拌し
た。懸濁液を真空下乾燥した。
希塩酸(0,5N、 40m1)を加え、混合物を室温
で1時間反応させた。混合物をIN水酸化ナトリウムを
用いてpH8に中和化し、カラム(4,OXIOcm)
中に充てんされたシリカゲル(7,5g)に吸収し、C
HCII s −Me OH(20: 1)で溶離して
、オフホワイトの結晶として13a(1,18g、 8
0%)を得た。粗製の生成物をエタノールから再結晶し
て13aを得た。
融点145〜147℃ MS (30ev、220℃) ; tale 285
および267(M およびM  +2) 、235(M
”−30)、169(B  )  。
I Ru 3800−2600(N13.0+1)、1
820〜1580、(C−C。
C−N) : 元素分析:  (C,、H1□N50CN J/4H2
0)C,H,N 実施例 1O Q−(1α、4α)−4−(2−アミノ−6−ヒドロキ
シ−9H−プリン−9−イル)−2−シクロペンテニル
−カルビノール(14a)13a (288mg、  
lnmol)および水酸化ナトリウム水溶液(OJ3N
)の混合物を5時間還流し、カラム(2,0X7゜5c
m)中に充てんされたシリカゲル(2g)に吸収し、C
HC、Q a  −M e OH(5:1)で溶離した
。粗製の生成物をメタノール−水(1:4)から再結晶
して、白色の結晶として14a (152ng、 81
%)を得た。
融点254〜256℃(分解) M S (30ev、200℃)  ; m/e 24
7(M  )、217(M” −30) 、151(B
  )  ;I R: 3600−2600(Nl2.
O1+)、1700.1600、(C−0゜C−C,C
−N) ; 元素分析:  (CHN  OJ/4H20)C,H,
N 実施例 11 (ト)−(1α、4α)−4−(2,8−ジアミノ−9
H−プリン−9−イル)−2−シクロペンテニル−カル
ビノール(15a) 液体アンモニアをボンベ中−80℃で、メタノール(1
0ml)中13a (265mg、  1mmol)の
溶液中に流し込んだ。ボンベを密閉し、48時間75℃
で加熱した。アンモニアおよびメタノールを蒸発させた
。残留物をカラム(2,OXlocm)中に充てんされ
たシリカゲル(2g)に吸収し、CHCg3MeOH(
15:1)で溶離した。粗製の生成物をエタノールから
再結晶して15a (198a+g、 80%)を得た
融点152〜155℃ M S (30ev、200℃)  ; tale 2
4B(M” )、229(M” −17) 、21B(
M”−30)、150(B  )  ; I R: 3800−3000(Nl2.OH)、17
00.1650.1600(C−0,C−C,C−N)
 ; 元素分析:  (C1、H14N60) C,H,N実
施例 12 (is、4R) −4−(2,6−ジアミノ−9H〜プ
リンー9−イル)−2−シクロペンテニルカルビノール [(ls、4R) −4−(2,6−ジアミツー9H−
プリン−9−イル)−2−シクロペンテン−メタノール
〕 (a)  中間体1 乾燥ジメチルホルムアミド(85ml)中、(IR,2
R。
3R,5R)−3−(6−アミノ−9H−プリン−9−
イル)  −5−(((1,1−ジメチルエチル)−ジ
メチルシリルオキシ)メチル)−1,2−シクロベンク
ンジオール−(→−アリステロマイシン1)(12,5
05g) 、塩化t−ブチルジメチルシリル(7,8s
r)およびイミダゾール(12,96g)を周囲温度で
2.5時間撹拌した。その結果前られる溶液を酢酸エチ
ル(500ml)で希釈し、次いで水(3X100ml
)およびブライン(50ml)で洗浄して、白色の固形
物を結晶として得た。これをろ過により集め、酢酸エチ
ルで洗浄して、次いで真空上乾燥して標記の生成物(3
,92g)を得た。
’HNMR(DMSO−d6’) 8.15(l)I)
、8.09(LH)、7.19(2H)、5.00(I
I+)、4.72(IH)、4.69(IH)、4.3
6(1)1)、3.85(IH)、3.87 (2H)
、2.23(IH)、2.09(IH)、179(1)
1)、(1,g9(9H)、0.07(6H)。
1) Journal o「the A+++eric
an Chemlcal 5ociety1983、v
ol、105.4049−4055゜(b)  中間体
2 (4R,3aS、6R,6aR) −4−(6−アミノ
−9H−プリン−9−イル)−6−(((1,1−ジメ
チルエチル)−ジメチルシリルオキシ)メチル〕3a、
5.B、6a−テトラヒドロ−4H−シクロペンタ−1
,3−ジオキソ−ルー2−千オン乾燥ジメチルホルムア
ミド(56ml)中、中間体1 (3,45sr)の撹
拌懸濁液を1.1−チオカルボニルジイミダゾール(3
4g)で処理して、黄色の溶液を得た。周囲温度で15
.5時間後、その結果前られる溶液を、前の実験(6%
スケール)からのものと混合し、そして溶媒を蒸発させ
て除去した。
残留の油状物を酢酸エチル(100ml)で希釈し、次
いで水(2X 20m1)およびブライン(2X 20
m1)で洗浄し、乾燥(MgS04)L、そして蒸発さ
せて黄色の固形物とした。これをジエチルエーテル(2
5m1 )で洗浄し、次いでろ過により集め、さらにエ
ーテル(25ml)で洗浄し、次いで真空上乾燥して標
記の生成物を薄い色のクリーム固形物(3,81g)と
して得た。
λ   (エタノール) 240.Onm  (E’%
 459) ;wax               
legIHNMR(DMSO−d8) 8.27(IH
)、8.13(IH)、7.33(2H)、5.81(
IH)、5.17(IH)、5.28(11)、3.7
8(2H)、2.80(IH)、2.28 (2H)、
0.90(91)、0.09(8H)。
(c)  中間体3 (1’R,4’S)−9−(4−(((1,1−ジメチ
ルエチル)ジメチルシリルオキシ)メチル)−2−シク
ロペンテン−1−イル〕 −9H−プリン−6−アミン 乾燥テトラヒドロフラン(25ml)中、中間体2(3
,57g)の溶液を乾燥テトラヒドロフラン(loml
)中の、1.3−ジメチル−2−フェニル−1,3,2
−ジアザホスホリジン(4,94g)の溶液で処理し、
次いで周囲温度で8.75時間撹拌した。溶媒を蒸発さ
せることにより除去した。
残留の油状物を前の実験(40%スケール)からのもの
と混合し、次いでシリカ(200g 、メルク7734
)上のカラムクロマトグラフィーに付し、クロロホルム
、次いでクロロホルム−エタノール混合物で溶離して白
色の固形物を得た。この固形物をジエチルエーテル(2
5ml)で洗浄し、次いでろ過により集めた。固形物を
さらにエーテル(loml)で洗浄し、次いで真空下乾
燥して標記の生成物(1,47g)を得た。
λ   (エタノール) 261.4Hm  (E’%
 443) ;1axlCII IHNMR(DMS O−d6) 8.14(ill)
、8゜00(IH)、7.20(2H)、6.12(i
ll)、5.95(IH)、5.60(11()、3.
6B(2H)、2.98(Ill)、2.89(IH)
、1.65(IH)、0.74(9H)、0.02(8
H)。
(d)  中間体4 (1’R,4°S)−9−(4−(((1,1−ジメチ
ルエチル)ジメチルシリルオキシ)メチル)−2−シク
ロペンテン−1−イル〕 −9H−プリン−6−アミン
−1−オキシド クロロホルム((Oml)中の中間体3 (1,37g
)の溶液を、80〜90%のm−クロロ過安息香酸(1
,29g)で処理し、次いで周囲温度で3時間撹拌した
。溶媒を蒸発させて除去し、そして残留のガム状物を酢
酸エチル(loml)中に溶解した。白色の固形物を結
晶として得た。ろ過を蒸発させて再生したこの固形物お
よび物質をクロロホルム(100ml)中に溶解し、次
いで飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(3X 10m1)
およびブライン(2×10wl)で洗浄した。水性の洗
浄液をクロロホルム(50ml)で逆抽出した。合一し
た有機溶液を乾燥(MgSO4)L、次いで蒸発させて
固形物とした。この固形物をジエチルエーテル(25m
l)で洗浄し、次いでろ過により集めた。白色の固形物
をさらにエーテル(loml)で洗浄し、次いで真空下
乾燥して、標記の生成物(1,18g)を得た。
26L2ns(E ’%248)、30G、2Hg+(
E ’%75);IC■             l
e■IHNMR(CDC# 3) 8.72(Ill)
、8.02(IH)、7.18(2+1)、6.21(
1)1)、5.87 、 (ill)、5.72(11
1)、3.68(21+)、3.04(Ill)、2.
82(Ill)、1.74(111)、0.89(91
1)、0.06  (all)。
(e)  中間体5 (1°R,4’S)−7−(4−(((1,1−ジメチ
ルエチル)ジメチルシリルオキシ)メチル)−2−シク
ロペンテン−1−イル〕 −2−イミノ−1,2−ジヒ
ドロ(1,2,4)オキサジアゾロ(3゜2−1)−9
H−プリン−臭化水素酸塩メタノール(20ml)中の
中間体4 (1,08g)の撹拌された水冷懸濁液を、
メタノール(20ml)中の臭化シアン(0,34,)
の溶液を、5分間にわたって加えて処理した。15分後
、懸濁液を周囲温度まで加温せしめて溶液を得た。90
分後、溶媒を蒸発させて除去した。残留物をジエチルエ
ーテル(25ml)で洗浄し、次いでろ過により集めた
。固形物をさらにエーテル(25ml)で洗浄し、次い
で轟空下乾燥して、標記の生成物(1,37g)を得た
IH 285,2ns(E 1%445) ;1cm NMR(CDCI! 3) 10.20(IH) 、1
0.02(IH)、8.37(IH)、8.25(IH
)、8.01(1M)、5.90(IH)、3.69(
2H)、3.05(IH)、2.88(IH)、1.7
3(IH)、0.86(9H)、0.03(8H)。
(r)  中間体6 (1°R,4°S)−9−(4−(((1,1−ジメチ
ルエチル)ジメチルシリルオキシ)メチル)−2−シク
ロペンテン−1−イル〕 −6−ジアノイミノ−1,6
−シヒドロー1−メトキシ−9H−プリン ジメチルホルムアミド(IOml)中の中間体5(1,
36g)の溶液を周囲温度で撹拌し、次いでトリエチル
アミン(1,2m1)で処理した。40分後ヨードメタ
ン(0,54m1)を加えて黄色の溶液を得た。
3.75時間後、溶媒を蒸発させて除去した。残留物を
酢酸エチル(100ml)および水(20ml)に分配
した。有機溶液をさらに水(2X20ml)およびブラ
イン(20ml)で洗浄し、乾燥(M g S O4)
 L、そして蒸発させて固形物とした。この固形物をジ
エチルエーテル(25ml)で洗浄し、次いでろ過によ
り集めた。この白色の固形物をさらにエーテル(IOm
l)で洗浄し、次いで真空下乾燥して標記の生成物(0
,865sr)を得た。
λ   (エタノール) 227.2Hm  (E’ 
 449)、max              1e
a287.0ni(E 1% 544) ;1cm IHNMR8,23(LH) 、7.98(IH)、6
.24(IH)、5.85(18)、5.85(IH)
、4.21(3H)、3.68(2H)、3.04(1
)1)、 2.77<IH)、 1.6111(II)
、 0.88(9H)、0.05(88)。
(g)  中間体7 (1’!?、4’S)−9−[4−(((1,1−ジメ
チルエチル)ジメチルシリルオキシ)メチル)−2−シ
クロペンテン−1−イル〕 −6−メドキシアミノー9
H−プリン−2−アミン エタノール(80ml)中の中間体6 (802+ng
)および1.8−ジアザビシクロ(5,4,0)ウンデ
カ−7−エン(0,45m1)の溶液を撹拌し、加熱還
流した。
9時間後に加熱を止め、そして溶液を周囲温度で一晩放
置した。溶媒を蒸発させて除去した。残留の油状物を前
の実験(4%スケール)からのものと混合して、次いで
クロロホルム、次いでクロロホルムエタノール混合物を
溶離剤とするシリカ(40g、  メルク9385)上
のカラムクロマトグラフィーに付して泡状物を得た。こ
の泡状物をジエチルエーテル(loml)で摩砕してそ
の結果得られる固形物をろ過により集めた。固形物をさ
らにエーテル(5ml )で洗浄し、次いで真空下乾燥
して標記の生成物(594mg)を得た。
用NMR(DMS O−d6)9.78(I)l)、7
.32(IH)、8.53(211)、6.08(IH
)、5.88(IH)、5.26(II)、3.72(
3H)、3.Bl(211)、2.90(IH)、2.
50(l)1)、1.52(1+1)、0.83(91
1)、0.02(el+)。
(h)  中間体8 (IS、41?)−4−(2−アミノ−6−メドキシア
ミノー9H−プリン−9−イル〕 −2−シクロペンテ
ン−メタノール テトラヒドロフラン(35ml)中の中間体7 (35
6mg)の溶液を周囲温度で撹拌し、次いでフッ化テト
ラブチルアンモニウム(テトラヒドロフラン中の1.0
M溶液、1.4m1)で処理した。90分後、反応を水
(1ni)で冷却し、次いで溶媒を蒸発させて除去した
。残留の油状物をクロロホルム、次いでクロロホルム−
エタノール混合物を溶離剤とするシリカ(20g、 メ
ルク7734)上のカラムクロマトグラフィーに付して
、標記の生成物を固形物(243mg)として得た。
IHNMR(DMSO−d6) 9.75(Ill)、
7.39(Ill)、8.52(211)、8.10(
Ill)、5.84(ill)、5.27(Ill)、
4.73(Ill)、3.40(2+1)、2.83(
ill)、2.55(ill)、1.52(Ill)。
(IS、4R)−4−(2,fi−ジアミノ−9H−プ
リン−9−イル〕 −2−シクロペンテン−カルビノー
ル 水(lomりおよびテトラヒドロフラン(50ml)中
の、中間体8 (210mg)の撹拌された水冷の溶液
を、アルミニウムアマルガム〔アルミニウム(237m
g)および0.5%塩化第二水銀水溶液から〕で処理し
、15分間にわたって少しずつ加えた。40分後、撹拌
混合物を周囲温度まで加温せしめた。15時間後、その
結果得られる混合物を珪藻上を通してろ過して不溶物を
除去した。これらを水:テトラヒドロフラン中(1: 
5.60m1)で洗浄した。合一したろ液を蒸発させた
。残留物を(クロロホルム−エタノール)混合物を溶離
剤とするシリカ<10g、 メルク9385)上のカラ
ムクロマトグラフィーに付して、標記の生成物を泡状物
(159+ag)として得た。
280.8ns (E ’% 881) 。
lc■ IHNMR(DMS O−d6) 7.81(IH)、
6.68(2H)、8.10(IH)、5.87(IH
)、5.76(2H)、5.38(IH)、4.78(
IH)、3.45(211)、2.87(IH)、2.
80(111)、1.80(ill)。
実施例 13 (ls、4R) −4−(2−アミノ−6−ヒドロキシ
−9H−プリン−9−イル)−2−シクロペンテニル−
カルビノール (1’R,4°5)−2−アミノ−1,9−ジヒドロ−
9〔4−ヒドロキシメチル−2−シクロペンテン−1−
イル〕 −6H−プリン−6−オン0.1 MのpH6
緩衝液(10ml)  (オルトリン酸を用いて調製さ
れた水2p中のオルトリン酸二ナトリウム2g、4.か
らのもの)中の実施例12の標記化合物(144■)の
濁った溶液を、50%グリセロール−0,01Mリン酸
カリウム(pH8,0)中のアデノシンデアミナーゼ(
0,5ml、 77gユニット)溶液で処理し、次いで
撹拌し37@まで加温した。18.5時間後′、その結
果得られる懸濁液を冷蔵した。集められた固形物を水か
ら再結晶して標記の生成物を白色の固形物(86mg)
として得た。
〔α)D−49° (eo、5.ジメチルスルホキシド
) ; λ  (pH6緩衝液) 252Jna+  (E’%
 531) ;wax               
      lc■IHNMR(DMS O−d6”)
 10.80(ill)、7.60(111)、6.4
7(2H)、8.10(ill)、5.86(IH)、
5.33(IH)、4.72(IH)、3.45(2+
1)、2.59(111)、1.521(IH)。
実施例 14 (1α、4α)−4−(2−アミノ−6−ヒドロキシ−
9H−プリン−9−イル)−2−シクロペンテニル−カ
ルビノールのエナンチオマーの製造 (a)  (IS、4R)  −4−(2−アミノ−6
−ヒドロキシ−9H−プリン−9−イル)−2−シクロ
ペンテニル−カルビノール ジアミノ類似体(100■)(実施例■)を、3mlの
0.05M  K2PO4緩衝液(pH7,4)中に加
熱(50℃)して溶解した。この溶液を室温まで冷却し
、40ユニツトのアデノシンデアミナーゼ(シグマ、■
型、子牛の腸粘膜)を加えた。室温でのインキュベーシ
ョンの3日後、沈殿物が形成し、ろ過により収集した。
収量18.2mg、ろ液を濃縮して1.5mlとし、そ
して2日間冷蔵した。ろ過によりさらに固形物が得られ
た。収量26.8mg、 2つの固形物画分を水から再
結°晶して純粋な標記生成物を得た。
融点269〜272℃; [a]”’−62.1(co、3 MeOH);(b)
  (lR,4s)  −4−(2−アミノ−6−ヒド
ロキシ−9H−プリン−9−イル)−2−シクロペンテ
ニル−カルビノール IS、4R−異性体(実施例14a)の製造で得られた
ろ液を合一し、そして蒸発させて乾固させた。
未反応のジアミノ出発原料を、10%メタノール/クロ
ロホルムを用いるシリカゲルフラッシュカラムで分離し
た。ジアミノ化合物を0.05MK2P04緩衝液(p
H7,4,15m1)中に溶解し、そして800ユニツ
トのアデノシンデアミナーゼを加えた。溶液を37℃で
9H時間インキニベートした。
TLCより幾つかの未反応の生成物が残留していること
が確認された。溶液を沸騰水中、3分間の加熱をし、そ
してろ過して変性タンパク質を取り除いた。さらに80
0ユニツトのアデノシンデアミナーゼを加え、工程を繰
り返した。タンパク質の取り除かれた溶液を蒸発させて
乾固し、そして生成物を水から結晶させた。白色の固形
物としての標記生成物を水からろ過することにより集め
た。
融点265〜270℃; (a) ”+81.1 (cO,3MeOH) ;実施
例 15 ■−(1α、4α)−4−(2−アミノ−6−ヒドロキ
シ−9H−プリン−9−イル)−2−シクロペンテニル
−アセトキシカルビノールアセトニトリル(6ml )
およびトリエチルアミン(0,09m1.0.88mm
ol)の混合物中の実施例1Oの生成物(130mg、
 0.50IImol)および4−ジメチルアミノピリ
ジン(5mg、 0.04marol)の懸濁液に、酢
酸無水物(0,06m1.0.8ma+ol)を加えた
。混合物を室温で3時間撹拌した。メタノール(1ml
)を反応を冷却するために加えた。溶液を濃縮し、カラ
ム(2,OX12cm)中に充てんされたシリカゲル(
1,5g)に吸収し、CHCIIa −MeOH(20
:1)で溶離した。生成物の画分を集め、濃縮して白色
の固形物を得た。固形物の生成物をMeOH−AcOE
tで洗浄した。収11123mg (85%)メタノー
ルから、さらに精製して標記の生成物を針状結晶として
得た。
融点237〜239℃; 元素分析:  (C13H15N5 C3) C,H,
N実施例 16 (IS、4R)−4−(2−アミノ−9H−プリン−9
−イル〕 −2−シクロペンテニル−カルビノール テトラヒドロフラン(250ml)および水(50ml
)中の(IS、4R)−4−(2−アミノ−6−メドキ
シアミノー9H−プリン−9−イル〕 −2−シクロペ
ンテン−メタノール(中間体8、実施例12)(1,2
02g)の撹拌された水冷の溶液を、アルミニウムアマ
ルガム(アルミニウム(1,781g )および0.5
%塩化第二水銀水溶液からのもの)を、1時間47分か
けて少しずつ加えて処理した。35分後、撹拌混合物を
周囲温度まで加温せしめた。さらに4時間10分後、そ
の結果得られた混合物を珪藻土を通してろ過して不溶物
を取り除いた。これらをテトラヒドロフラン:水(5:
 1.300m1)で洗浄した。合一したろ液を蒸発さ
せて黄色の泡状物とした。泡状物をクロロホルム中で調
製されたシリカ(33,8g、 メルク7734)上の
カラムクロマトグラフィーに付し、(クロロホルム−エ
タノール)混合物で溶離して、幾つかの画分(578m
g、 42hgおよび40mg)を得た。2つの大きな
方の両分を、1−プロパツールから別々に結晶させた。
ろ液を最少のカラム画分と合一し、そして調製薄層クロ
マトグラフィー(メルク5717)に付して、クロロホ
ルム:メタノール(10:1)中3回展開させた。
プレートを酢酸エチルおよび酢酸エチル−エタノール(
1二1)で溶離して、かつ色の固形物(45■)を得た
。この固形物をクロロホルム中で調製されたシリカ(2
,7g、メルク7734)上のカラムクロマトグラフィ
ーに付し、(クロロホルム−メタノール−トリエチルア
ミン)混合物で溶離して、ガム状物(17+*g)を得
た。不成功に終ったi−プロパツールからの結晶化およ
びメタノール中のチャーコール処理に続いて、再生物質
の水溶液を凍結乾燥して、標記の生成物(15mg)を
得た。
IHNMR(DMSO−d6) 1.82(IH)、2
.63(ill)、2.89(211)、3.45(i
ll)、4.73<Ill)、5.48(Ill)、5
.91(111)、8.14(111)、8.50(2
11)、7.98(IH)、11.57(IH)。
質量分析:  (MH) ” 232 実施例 17 錠剤 A、水中のポビドン溶液を用いて下記成分を湿式顆粒形
成させ、乾燥し、篩にかけ、続いてステアリン酸マグネ
シウムを添加しそして圧縮することにより錠剤を製造す
る。
(a)活性成分 (b)  ラクトースB、P。
(c)  ポビドンB、P。
B、下記成分を直接圧縮する。
接圧線用である。
ラクトースは直 (以下余白) 1錠当りのll1g 活性成分        250 ラクトース           145アビセル  
      !00 ステアリン酸マグネシウム     5C,(放出調節
製剤) この製剤は水中のポビドン溶液を用いて下記成分を湿式
顆粒形成させ、乾燥し、篩にかけ、続いてステアリン酸
マグネシウムを添加しそして圧縮することにより調製す
る。
1錠当りのfilg (a)活性成分       250 (b)  ヒドロキシブリビルメチル   112セル
ロース(Methocel K2OPrelum)(c
)  ラクトースB、  P、        53(
d)  ポビドンB、 P、      2B(e) 
 ステアリン酸マグネシウム   7実施例 1B カプセル 下記成分を混合しモして2パート硬カプセル中に充てん
することによりカプセルを調製する。
活性成分 ラクトース アビセル 1カプセル 当りの鳳g 72.5 実施例 19 注射用製剤 活性成分    0.200g 0.1M水酸化 ナトリウム溶液 適量加えてpH約11となす滅菌水 
   適量加えて全量10m1となす活性成分を幾分か
の水(加温しても可)に懸濁させそして水酸化ナトリウ
ム溶液を用いてpH約11に調製する。次にこのバッチ
を所定量となしそして滅菌等級メンブランフィルタ−を
通してろ過して無菌の10m1ガラスバイアル中に充て
んし、滅菌クロージヤーおよびオーバーシールで密封す
る。
実施例 20 生薬 生薬1個当りのmg 活性成分(63如)250 硬質脂肪B P        1770硬質脂肪の1
15の蒸気ジャケラ付き錫で最高45℃で融解させる。
活性成分を200如の篩に通し、そして融解した基剤中
に滑らかな分散物が得られるまで高剪断撹拌器を用いて
混合しながら加える。
この混合物を45℃に維持しながら、残りの硬質脂肪を
加えそして均質な混合物となるまで撹拌する。
この懸濁液全体を250血のステンレス鋼製篩に通し、
そして撹拌を維持しながら40℃に冷却せしめる。38
℃〜40℃でこの混合物2.02gを適当な2mlのプ
ラスチック型に充てんする。この生薬を室温まで冷却さ
せる。
(以下余白) 実施例 21−抗ウィルス活性 (A)抗−HIMアッセイ 式(I)の化合物を抗−HIV活性に関してNatlo
nal Cancer In5titute、 Pre
derlck CancerResearch Pac
lllty、 Frederlck、 Marylan
d(FCRP)でスクリーニングした。下記のものがF
CRFで用いられる現在のスクリーニングモード操作法
である。このプロトコルは3分野、すなわち、(1)感
染した細胞の調製およびテストプレートへの分配、(■
)薬物希釈プレートの:Ai!!12およびテストプレ
ートへ分配、そして(m)XTTアッセイ操作、から成
っている。D、A。
5cudlero他、″A  New  51mpHf
led  TctrazollumAssay for
 Ce1l Growth and Drug 5cn
sltivlty1n Cu1ture、”Cance
r Res、、48.4827 (1988)参照。
1、ATH8細胞の感染およびマイクロタイタートレー
への分配 感染予定の細胞(CD4を発現する正常なリンパ芽球細
胞系)を円錐形の50m1遠心分離管に入れそして37
℃でポリブレン(polybrene) 1〜2 z/
m1で1時間処理する。次に細胞を1200rp■で8
分間遠心してペレットとなす。培地(RPMI〜164
0、10%ヒト血清または15%ウシ胎児血清(F C
S)含有、IL−2および抗生物質添加)中1=10に
希釈したHIVウィルスを加えてMOI  O,001
となす。ウィルスを含有しない対照細胞には培地のみを
加える。感染性ウィルス力価を10’とすると、MOI
  O,001は細胞10.000個当り感染性ウィル
ス粒子8個である。管1個当り約500.000個の細
胞をウィルス希釈物400Δに露出させる。得られる混
合物を空気−002937℃で1時間インキュベートす
る。感染したかまたは未感染細胞を希釈して細胞I X
 10’個(ヒト血清含有)または2 X to−4(
it (ウシ胎児血清含有)/100 mlとなす。
感染したかまたは未感染細胞(100m)を96−ウェ
ルのU学匠マイクロタイタープレートの適当なウェル中
に分配する。化合物のそれぞれの希釈物を感染細胞を用
いて2通りずつテストする。未感染細胞は1個のウェル
で化合物の各希釈物に関し薬物感受性について検査する
。薬物を含有しない感染および未感染の対照細胞は3通
り操作する。
ウェルB2−02は試薬対照として用いられこれは培地
のみ加えられる。プレートは薬物が添加されるまで空気
−002937℃でインキュベートする。
■、薬物の希釈および添加 希釈プレート(フラット底96ウエル マイクロタイタ
ープレート)をアッセイ前日に開始して、少くとも1%
のFe2または1%のヒト血清(試験で用いられる培地
の如何による)を含有する燐酸塩緩衝食塩水(P B 
S)または培地で一夜処理する。この「ブロッキング」
操作は希釈工程期間中におけるマイクロタイタートレー
への薬物の吸着を制限するのに用いられる。ウェルをブ
ロッキング溶液で完全に充たしそしてフードで蔽われた
湿度調節した室内で室温で放置する。
希釈工程は試験化合物をはじめに1:20に希釈するこ
とにより開始する。ブロッキング溶液のしずくを落とし
、そして滅菌ガーゼ上で吸取らせて乾かすことによりブ
ロックされた希釈プレートを調製する。次に各プレート
のすべてのウェルをセッス(Cetus)液体取扱いシ
ステムを用いて適当な培地225ホで充たす。次に1:
20希釈された各化合物25ホずつをブロッキングされ
充てんされた希釈プレートのA列に手で加える。2個の
テストプレートに供給するに充分な4種の化合物が1希
釈プレート当り加えられる。次にこの4化合物をセッス
液体取扱いシステムを用いてA列からH列まで連続的に
10倍希釈する。A列中の各化合物の出発希釈度はこの
時点で1 : 200である。この希釈プレートを必要
時まで氷上で保持する。
6マイクロチツプを有するマルチチャンネルピペッタ−
を用い、各薬物希釈物loomをすでに100 mの培
地プラス細胞を含有するテストプレートに移す。テスト
プレート中の最終希釈は1 :400で開始される(ウ
ェルB4−04)。この希釈(0,25% DMSOま
で)によりDMSOが細胞の増殖を妨害するのが阻止さ
れる。薬物不含の感染または未感染細胞(ウェルB5−
03)および試薬対照(B2−G2)には培地のみが加
えられる。次に終りの2化合物をウェルH7−HI2か
ら同じ操作を用いて第2のテストプレートに移す。
このテストプレートは空気−002937℃で7〜14
日間インキュベートするかまたは肉眼で判定してウィル
ス対照が溶菌されるまでインキュベートする。
■、ウィルス細胞変性性および薬物活性の量化A、材 
料 1、 2.3−ビス(2−メトキシ−4−ニトロ−5−
スルホフェニル)−5−((フェニルアミノ)カルボニ
ル〕 −2H−テトラゾリウムヒドロキサイドの溶液(
XTT)。−FCS不含培地中1mg/ml溶液。4℃
で貯蔵。毎週調製。
2、フェナジンメトスルホネート(PMS)ストック溶
液−これは調製できそして必要時まで一20℃で凍結し
て保持される。このものはPBS中で濃度15.3mg
/mlとなされねばならない。
B、マイクロカルチャー テトラゾリウム アッセイ(
MTA) 1、XTT−PMS溶液の調製−XTT−PMSは培養
皿のウェルに添加する直前に調製される。ストックPM
S溶液を1 : 100に希釈する(0.153ng/
ml) 、希釈されたPMSを最終的なPMS′a度0
.02m Mとなすに必要なXTTの各mlに加える。
XTT −PMS混合物501!Iを適当なウェルのそ
れぞれに加え、そしてプレートを37℃で4時間インキ
ュベートする。プレートのふたをはずしそして接着性プ
レートシーラー(Dynatechcat 001−0
10−3501)で置き代えた。このシールされたプレ
ートをマイクロカルチャー プレートミキサー上で振盪
しそして450no+での吸収を測定する。
■、結 果 第1図は実施例10の化合物の漸増濃度の函数としての
、感染および未感染細胞の両方に関する未感染細胞に比
較した試験細胞%のプロットを示す。
第1図にプロットされたデータにより、感染細胞に関す
る有効濃度(EC5o)約0.15s/ml、正常細胞
に関する阻止濃度(IC50)約100趨/ ml s
および治療インデックス(T I 50)約667が計
算されうるo 5outhern Re5earch 
In5tituteで以前に行われたアッセイではMT
−2細胞をH9/HTLV−mBと培養した場合にT 
I so約200であった。
実施例7.9. to、 ttおよび14(b)の化合
物について前記のようにして測定されたHIVに対する
阻止濃度を第1表に示す。
第    1    表 実施例5および8の化合物もこのスクリーニングにおい
て抗ウィルス活性を示した。
(B)  ネコ白血病ウィルスに対する活性FeLV−
FAIDSに対する抗ウィルス活性のスクリーニングは
、10%熱不活性化ウシつ児血清(F B S)を補添
したイスコープ(l5eove)改良ダルベツコ培地中
で81Cインデイケータ−細胞を用い9B−ウェルブレ
ー) (Corning)中で実施された。アッセイ2
0時間前にプレートに81C細胞を5Xl口3個/ウェ
ルで播種した。アッセイ当日、細胞をハンクス平衡塩類
溶液0.1ml中のDEAE−デキストラン(25s/
 ml )で37℃、30分間予備処理した。これをと
り出し、そして次に32TCID5oのFeLV−FA
IDSを含有する増殖用培地0.1mlまたは増殖用培
地単独0.1mlを各ウェルに加えた。ウィルスを1時
間吸着せしめ、次に試験化合物または正の対照化合物(
2’、3’−ジデオキシシチジン、dde)、または増
殖用培地の0.1mlを添加した。プレートを37℃で
インキュベートした。細胞には感染節4臼目に化合物を
含有する新たな増殖用培地を供給した。感染節7ロ目に
化合物を含有する新たな培地により培地を完全にとり代
えた。感染lO日ロー細胞をホルマリンで固定し、0.
1%クマシー ブリリアントブルー R250で染色し
、そしてCPEおよび薬物の細胞毒性について顕微鏡に
より観察した。
実施例1Oの化合物はE D 5o1.9q/mlを有
していた。
(C)  マウスAIDSに対する活性Falcon 
 6−ウェル組織培養プレートに5%熱不活性化FBS
を含有する総量2.5mlのEMEM中の細胞1.75
X 105個/ウェルを播種した。細胞を播種して20
時間後、培地をデカンテーションしそして各ウェルに2
.5mlのDEAE−デキストラン(燐酸塩緩衝食塩水
中251R/ml)を加えた。
この培養物を37℃で1時間インキュベーションし、次
にDEAE−デキストラン溶液をデカンテーションし、
そして細胞層を2.5mlのPBSで1回すすいだ。正
常細胞対照物には2.5mlの培地のみ(薬物もウィル
スもなし)を再び加えた。薬物対照培養物には薬物は含
有するがウィルスは含有しない培地2.5mlを加えた
。ウィルス感染対照培養物にはストックCAS−BR−
Mを適当に希釈してプラーク計測可能としたもの0.5
mlプラス培地2.0mlを加えた。試験サンプルには
適当なウィルス希釈物0.5mlプラス薬物希釈培地2
.0mlを加えた。連続半一ΩoglO希釈した6種の
試験化合物濃度について試験した。正の対照薬物dde
は3種の濃度について試験した。各アッセイにおいて試
験化合物の各濃度および6種のウィルスおよび6種の細
胞対照培養物につき3通りずつのウェルを用いた。ウィ
ルス接種第38目に5C−1細胞に関する薬物の毒性を
、染色された2通りずつの細胞ならびに薬物対照培養物
の顕微鏡検査により測定した。残りの試験および対照培
養物には紫外灯を20秒間照射しそして各培養物にXC
細胞を加えた(10%熱不活化FBSを含有するEME
M2.5ml中の5×105細胞/ウエル)。UV照射
第3日目に培養物をホルマリンで固定しそしてクリスタ
ルバイオレットで染色した。解剖顕@鏡を用いてプラー
クを計測した。
CAS−BR−Mプラーク減少における抗ウィルス活性
は未処理の、ウィルス感染対照培養物で計測されたプラ
ークの平均数に比較した薬物処理、ウィルス感染培養物
で計測されたプラークの平均数の低下によって表わした
(対照の%)。実施例1Oの化合物はED5o1.1■
/mlを有していた。
(D)  シミアン レトロウィルス 5AIDS(S
 RV −2)に対する活性 5AIDSウイルス(D/ワシントン)に対する抗ウイ
ルススクリーニングはラジ(Rajl)細胞でのシンシ
チウム阻止アッセイにより行った。薬物を完全イスコー
プ培地で希釈しそして次に各希釈物100dずつを96
−ウェルプレートの適当なウェル中に加えた。次に完全
イスコープ培地50JJ2中の活性増殖性ラジ細胞5 
X 10”個を各ウェルに加えた。これに続いて5RV
−2/ラジ細胞共同培養物からの清澄化した上清50ハ
を添加した。このアッセイにおいてはDDCが正の対照
薬物として包含された。プレートを5%CO2を含有す
る湿度調節された雰囲気中37℃でインキュベートした
。感染71目にシンシチウムを計測した。薬物毒性は未
感染未処理対照の生存能力に対する未感染薬物処理サン
プルの生存可能な細胞数を比較することにより確認した
。実施例1Oの化合物はE D5o2.に/m+を有し
ていた。
(IE)  ビスナ マエジ ウィルス(Vlsna 
MaediVirus)に対する活性 ビスナ マエジ ウィルス (VMV)株WLC−1に
対する抗ウィルス活性をウィルス特異的な免疫組織化学
的染色の低下を計tIjすることにより判定した。羊の
脈絡脱去細胞の単分子層にVMVを感染させそして試験
化合物の連続希釈物を積層させた。5日間インキュベー
ションしたのち、この単分子層をセイヨウワサビ ペル
オキシダーゼ(HRP)に接合されたウィルス特異的抗
血清とさらにインキュベートした。続いて単分子層をH
RPの色原体基質とインキュベーションしてウィルス複
製領域を染色した。これら不連続の焦点を計測しそして
薬物未処理対照の焦点数をその50%まで低下させるの
に要する試験化合物濃度を計算した。
実施例L3の化合物はE D 5oO,に/mlを有し
ていた。
実施例 22 細胞毒活性 実施例5,7および8の化合物はR,G、^Ionqu
istおよびR,Vlnce、 J、 Med、 Ch
em、、 Is、 H2S(1973)に記載されるP
388マウス白血病細胞培養アッセイで試験した場合細
胞毒活性を示した。得られたE D 5o(x/ ml
 )は次のとおりであった。
実施例 512 実施例 740 実施例 83 特許出願人  リージャンツ・オブ・ザ・ユニパーシテ
ィ・オブ・ミネソタ 外2名

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、Xは水素、NRR^1、SR、ORまたはハロ
    ゲンであり、 Zは水素、OR^2またはNRR^1であり、R、R^
    1およびR^2は同じかまたは異 なっており、水素、C_1_−_4アルキルおよびアリ
    ールからなる群より選択される) の化合物およびその薬学的に許容され得る誘導体。 2)請求項1記載の式( I )の化合物およびその薬学
    的に許容され得る塩。 3)ZがH、OHまたはNH_2である請求項1または
    2記載の式( I )の化合物。 4)ZがNH_2である請求項1〜3の何れかの項に記
    載の化合物。 5)Xが水素、塩素、NH_2、SHまたはOHである
    請求項1〜4の何れかの項に記載の化合物。 6)XがOHである請求項1〜5の何れかの項に記載の
    化合物。 7)XがHまたはNH_2である請求項1〜5の何れか
    の項に記載の化合物。 8)(1α,4α)−4−(6−クロロ−9H−プリン
    −9−イル)−2−シクロペンテニル−カルビノール; (1α,4α)−4−(6−ヒドロキシ− 9H−プリン−9−イル)−2−シクロペンテニル−カ
    ルビノール; (1α,4α)−4−(6−アミノ−9H−プリン−9
    −イル)−2−シクロペンテニル−カルビノール; (1α,4α)−4−(6−メルカプト− 9H−プリン−9−イル)−2−シクロペンテニル−カ
    ルビノール; (1α,4α)−4−(2,6−ジアミノ−9H−プリ
    ン−9−イル)−2−シクロペンテニル−カルビノール
    ; (1α,4α)−4−(2−アミノ−6−クロロ−9H
    −プリン−9−イル)−2−シクロペンテニル−カルビ
    ノール;および (1α,4α)−4−(2−アミノ−9H−プリン−9
    −イル)−2−シクロペンテニル−カルビノール;から
    選択される化合物。 9)(1α,4α)−4−(2−アミノ−6−ヒドロキ
    シ−9H−プリン−9−イル)−2−シクロペンテニル
    −カルビノール。 10)実質的にラセミ混合物の形態である請求項1〜9
    の何れかの項に記載の化合物。 11)実質的に光学異性体として存在する請求項1〜9
    の何れかの項に記載の化合物。 12)実質的にD異性体として存在する請求項1〜9の
    何れかの項に記載の化合物。 13)活性治療剤として使用するための、請求項1〜1
    2の何れかの項に記載の式( I )の化合物、または、
    その薬学的に許容され得る誘導体。 14)ウィルス感染の治療用薬剤の製造における使用の
    ための、請求項1〜12の何れかの項に記載の式( I
    )の化合物、またはその薬学的に許容され得る誘導体。 15)請求項1〜12の何れかの項に記載の式( I )
    の化合物、または、その薬学的に許容され得る誘導体を
    、そのための薬学的に許容され得る担体とともに含有す
    る医薬製剤。 16)請求項1〜12の何れかの項に記載の式( I )
    の化合物、または、その薬学的に許容され得る塩を、そ
    のための薬学的に許容され得る担体とともに含有する医
    薬製剤。 17)さらに、別の治療剤を含有するものである、請求
    項14記載の医薬製剤。 18)式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中、Xは水素、NRR^1、SR、OR、ハロゲン
    またはその保護された形態であり、 YはOHまたはその保護された形態で あり、R、R^1およびR^2は同じかまたは異なって
    おり、水素、C_1_−_4アルキルおよびアリールか
    らなる群より選択さ れる) の化合物およびその薬学的に許容され得る誘導体。
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