JPH0219113A - 自動製パン機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は所定材料を投入するだけで所定時刻にパンを自
動的に焼きあげる自動製パン機に関するものである。

従来の技術 従来の自動製パン機には、練り時に焼成室内に外気を吹
き込んでパン生地から気化熱を奪いパン生地が必要以上
に温度が上昇してしまうのを低く抑えたり、パン生地の
酸化を促進させグルテンを強化したり、焼成後、外の空
気を強制的に吹き込んで蒸気を追い出しパンの腰おれや
べとつきをなくすための送風装置およびそれにつながる
送風口が焼成室内に向けて設けられている。

発明が解決しようとする課題 従来の自動製パン機では、焼成室内に設けられた送風装
置とつながる送風口の部分が固定されているため、焼成
室内に吹き込まれる外気が一定の方向にしか流れず、練
り時に練り容器内のパン生地に効率よくあたらなかった
り、蒸気抜き時に焼き上っパンの上面の一部に外気が集
中してあたりすぎ、その部分がしわしわになってしまっ
たりしていた。

本発明はこのような従来の課題を解決したもので、パン
製造工程に応じて送風状態を変化させることにより良好
なパン作りが行えるような自動製パン機を提供すること
を目的としたものである。

課題を解決するための手段 このような目的を達成するために本発明の自動製パン機
は、練り時と焼成時の温度差を利用し、この温度差によ
り送風の方向や広がりを変えるようにしたものである。

作用 このような構成により、駆動装置の必要がなく簡単な構
成で自動的に練り時と蒸気抜き時に送風口より出る風の
方向や広がりを変えることができるため、練り時に練り
容器内のパン生地に集中して外気を当てることが出来、
パン生地が必要以上に温度上昇するのを抑えることがで
きるとともに、パン生地の酸化を促進させ、グルテンの
多い良好なパン生地を得ることができる。また、蒸気抜
き時には、焼成による熱で熱応動式の可動手段が動作し
、送風口の方向や広がりが変わるため、送風の流れがパ
ン上面全体に均一に流れるようになり、パンの一部がし
わしわになるのを防止することができる。

実施例 以下本発明の一実施例を第１図、第２図をもとに説明す
る。図において１は自動製パン機の本体、２は本体ｌ内
に設けられたシャーシ、３はこのシャーシ２上に取付け
られたモータ、４はモータ３のシャフト５の一端に設け
たモータ冷却用ファン、６はシャフト５の他端に取付け
た小プーリ、７は上記モータ冷却用ファン４の周囲に設
けたファンガイド、８は軸受９により支持されたシャフ
ト１０の一端に取付けた大プーリ、１１はシャフト１０
の他端に取付けたコネクター　１２は小プーリ６と大プ
ーリ８との間に掛は渡したベルト、１３はシャーシ２上
に設けた容器固定ガイド、１４は容器固定ガイド１３に
案内されて設置される練り容器、１５は練り容器１４の
内底部に突出したシャフト１６の端部に着脱自在に設け
た練り羽根、１７はシャフト１６を支持した軸受、１８
はシャフト１６の他端に取付は上記コネクター１１と着
脱自在に結合される練り容器側のコネクター　１９は練
り容器１４の下方周囲に設けたヒータ、２０はヒータ１
９を収容し練り容器１４が着脱自在に装着される焼成室
、２１は本体１の容器蓋、２２は容器Ｍ２１の中央に設
けたイースト容器、２３はイースト容器２２の蓋、２４
はその投入蓋、２５は練り容器１４を焼成室２０に装着
したときに練り容器１４の側壁に当接する温度検知部、
２６は自動製パン機の制御用の操作部で、この操作部２
６からの入力情報及び温度検知部２５の入力情報を基に
制御装ｆｆｉ！（図示せず）によりモータ３、ヒータ１
９等のホク御条件を決定するものである。また、２７は
焼成室２０に外気を吹き込むための送風装置、２８はそ
の送風口である。

上記送風口２８には混練時と焼成後の蒸気抜き時に送風
の方向や広がり方を変える熱応動式の可動手段を設けて
いる。この例では可動板２９及び可動板２９を可動させ
るための形状記憶合金３０（可動板２９そのものが形状
記憶合金であってもよい）からなっている。

次に上記実施例の動作について説明する。焼成室２０に
、練り羽根１５を装着し小麦粉・水等のイースト以外の
材料を入れた練り容器１４をセットし、容器蓋２１を閉
め、イースト容器２２に所定量のイーストを入れてお（
。この状態で操作部２６よりパンの出来上り時間を入力
しスタートさせる。すると、所定時間がくるとモータ３
の運転が始まり小プーリ６が回転しベルト１２を介して
大ブーＩＪ　８およびコネクター１１が回転を行う。

コネクター１１はコネクター１８に駆動伝達を行ない、
練り容器１４内の練り羽根１５を回転させ材料を練ると
同時にイースト投入Ｍ２４が開放しイーストが練り容器
１４内に落下する。これと同時に温度検知部２５の温度
情報にもとづいて、練り運転中に送風装置２７の運転を
行なうようになっている。このとき、焼成室２０内の温
度は室温レベルであり、形状記憶合金３０により図に示
すように練り容器１４内のパン生地に集中して送風され
るように可動板２９の角度が設定されている。これ以後
、制御装置のプロセス制御にもとづき温度検知部２５の
情報を入力しつつ、ヒータ１９で練り容器１４の温度を
調整しながら一次発酵、二次発酵、ガス抜き、成形発酵
、焼成の各行程を自動的に行ない、焼成の終了後焼き上
がったパンの蒸気抜きや冷却を行なうために送風装置２
７を運転し、焼成室２０内に外気を送り込んでパンを冷
却させるとともに蒸気を追い出すようにしている。この
とき焼成室２０内の温度はかなり高くなっているため、
送風口２８に設けられた形状記憶合金３０が可動板２９
の角度を変え送風の方向を焼成室２０の上面を流れるよ
うにしている。

そして、設定した時間にパンが焼き上るものである。

又、混練時と焼成後の蒸気抜き時に送風の方向や広がり
方を変える熱応動式の可動手段の他の実施例として第３
図、第４図に示すような方法も考えられる。第３図は、
送風口２８に形状記憶合金で構成した一対の可動板２９
ａを設け、練り時はＡ、蒸気抜き時はＢのように変化す
るものである。第４図は、送風口２８を練り容器１４内
に向いた送風口２８ａと、焼成室２０の上方に向いた送
風口２８ｂの２つにし、これらの送風口にいたるまでの
経路に熱応動素子により可動する切り換え弁３１を設け
、練り時はＡ、蒸気抜き時はＢのようになるものである
。いずれの実施例の場合も焼成室２０の温度状態により
送風の方向や広がりが自動的に変わるものである。

発明の効果 上記の実施例からあきらかなように本発明の自動製パン
機は、混練時と、蒸気抜き時の焼成室の温度状態の差を
利用して焼成室内に外気を送り込む送風口を変化させ、
焼成室内に吹き込まれる外気の方向や広がりを変えるこ
とが簡単な構成ででき、混練時は練り容器内のパン生地
に集中して外気が当たるようにし、効率よくパン生地に
空気を混入させパン生地の酸化を促進させることができ
る。また、蒸気抜き時はパンの上面を全体に分散して外
気が流れるようになるため、焼き上ったパンの一部に外
気が集中して当たり、その部分がしわしわになってしま
ったりすることなく、パン全体から効率的に蒸気を抜い
たり冷却したりすることが出来る等の効果がある。

【図面の簡単な説明】

ぞれ他の実施例における送風口部の断面図である。 １４・・練り容器、１５・・練り羽根、１９・・ヒータ
、２０・・焼成室、２７・・送風装置、２９・・可動板
、３１・・切り換え弁。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ヒータを有する焼成室と、この焼成室内に着脱自在に装
   着する練り容器と、焼成室内に向けて設けた送風口と、
   送風装置とを有し、前記送風口には混練時と焼成後の蒸
   気抜き時に送風の方向や広がり方を変える熱応動式の可
   動手段を設けた自動製パン機。