JPH02189217A - 作業車のローリング制御装置 - Google Patents

作業車のローリング制御装置

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JPH02189217A
JPH02189217A JP956489A JP956489A JPH02189217A JP H02189217 A JPH02189217 A JP H02189217A JP 956489 A JP956489 A JP 956489A JP 956489 A JP956489 A JP 956489A JP H02189217 A JPH02189217 A JP H02189217A
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lifting
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、左右一対の走行装置のそれぞれの少なくとも
接地部を車体に対して各別に昇降操作自在な昇降駆動手
段と、前記車体の左右傾斜角度を検出する傾斜角検出手
段と、前記昇降駆動手段に昇降指令を指示する手動式の
昇降指示手段と、前記傾斜角検出手段の情報に基づいて
、目標傾斜角度に維持させるように前記昇降駆動手段に
昇降指令を指示する昇降制御手段と、前記昇降指示手段
にて前記昇降駆動手段に昇降指令を指示する手動モード
と前記昇降制御手段にて前記昇降駆動手段に昇降指令を
指示する自動モードとを選択する選択手段とが設けられ
、前記昇降制御手段は、前記左右の走行装置それぞれの
接地部を前記車体側に接近させるようにする下降基準昇
降制御状態と、前記左右の走行装置それぞれの接地部を
前記車体から離間させるようにする上限基準昇降制御状
態とに切換え操作自在に構成された作業車のローリング
制御装置に関する。
〔従来の技術〕
従来の作業車のローリング制御装置においては、手動用
の昇降スイッチが昇降指示手段として備えられており、
手動モードの際にはこの昇降スイッチを操作することで
昇降駆動手段に昇降指令が指示され、左右一対のクロー
ラ走行装置が車体に対して昇降操作するようになってい
る。また、自動モードの際には、昇降制御手段の上限基
準昇降制御状態と下限基準昇降制御状態とを、上限モー
ド用のボタンスイッチと下限モード用のボタンスイッチ
を選択して押し操作することで切り換えるようになって
いる(本出願人が先に提案した特願昭62−17032
1号参照)。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した作業車のローリング制御装置では、昇降スイッ
チは手動モードでのみで操作するのに対し、ボタンスイ
ッチは自動モードでのみ押し操作することになる。即ち
、手動モードと自動モードによってそれぞれの操作具が
異なるので、どちらか一方のモードを選択している場合
には、他方のモードで使用する操作具は常に使用しない
ことになる。したがって、手動モード及び自動モードそ
れぞれの操作具の使い分けが必要で、それ故に操作上の
迷いや誤りが発生しやすかった。
また、手動モードと自動のモードに要する各別の操作具
が必要になるため、操作具設置のための専有スペースが
大きくなる上に、機械的な構造が複雑になる難点があっ
た。
本発明は、このような実情に着目してなされたもので、
手動モード及び自動モードで操作する操作具を簡略化し
、上述した欠点を解消することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明に係わる作業車のロ
ーリング制御装置では、第1の発明では、自動モードに
おいて前記昇降指示手段が、前記下限基準昇降制御状態
と前記上限基準昇降制御状態との選択指令を前記昇降制
御手段に指示するように構成されている点に特徴がある
第2の発明は、上記第1の発明を実施するだめの好まし
い形態を特定するものであって、この第2の発明では、
昇降指示手段が、前記左右のクローラ走行装置の接地部
を同時に下降操作する指令を指示する下降指示状態と、
前記左右のクローラ走行装置の接地部を同時に上昇操作
する指令を指示する上昇指示状態と、前記車体を左方向
に傾ける昇降指令を指示する左傾用指示状態と、前記車
体を右方向に傾ける昇降指令を指示する右傾用指示状態
、及び昇降停止状態とに切換え自在に構成され、その昇
降指示手段の下降指示状態及び上昇指示状態の指令が、
前記昇降制御手段の選択指令になるように構成されてい
る点に特徴がある。
第3の発明は、第2の発明を実施するのに好適な形態を
特定するものであって、この第3の発明では、自動モー
ドにおいて前記昇降指示手段が左傾用指示状態又は右傾
用指示状態に切り換えられるに伴って、その指令に基づ
いて前記昇降駆動手段が作動されるように構成されてい
る点に特徴がある。
〔作 用〕
第1の発明によれば、手動モードにおいて昇降駆動手段
に昇降指令を指示する手動式の昇降指示手段が、自動モ
ードにおいては昇降制御手段に下限基準昇降制御状態と
上限基準昇降制御状態との選択指令を指示するようにな
るのである。
第2の発明によれば、手動モードにおいて昇降指示手段
を上昇指示状態へ切り換えれば、昇降指令が指示されて
上昇指示状態となり、左右のクローラ走行装置の接地部
は同時に上昇操作され、昇降指示手段を下降指示状態へ
切り換えれば、昇降指令が指示されて下降指示状態とな
り、左右のクローラ走行装置の接地部は同時に下降操作
される。また、昇降指示手段を左傾指示状態へ切り換え
れば、車体を左方向に傾ける昇降指令を指示する左傾用
指示状態となり、昇降指示手段を右傾指示状態へ切り換
えれば、車体を右方向に傾ける昇降指令を指示する右傾
用指示状態となる。そして、昇降指示手段を昇降停止状
態へ切り換えれば、停止指令が指示されて車体の昇降は
停止する。
この手動モードにおける昇降指示手段による下降指示状
態と上限指示状態との切り換えは、自動モードにおいて
は下限基準昇降制御状態と上限基準昇降制御状態との選
択指令を指示するものとなる。したがって、自動モード
において昇降指示手段を下降指示状態へ切り換えれば下
限基準昇降制御状態となり、昇降指示手段を上昇指示状
態へ切り換えれば上限基準昇降制御状態となる。
第3の発明によれば、自動モードにおいて前記昇降指示
手段を左傾用指示状態へ切り換えると、前記昇降駆動手
段が作動して車体が左に傾(。前記昇降指示手段を右傾
用指示状態に切り換えると、その指令に基づいて前記昇
降駆動手段が作動して車体が右に傾く。
〔発明の効果〕
第1の発明では、本来手動モードの際に使用する昇降指
示手段が、自動モードの際には、昇降制御手段を下限基
準昇降制御状態と上限基準昇降制御状態とに切り換える
選択手段として利用できるので、操作具の数が少な(な
る。したがって、手動モードと自動モードでの操作具の
使い分けが簡略化され、操作上の迷いや誤りが減少する
。また、専有スペースが小さくなるとともに機械的な構
造が簡略化され、更にメインテナンスの点で有利となる
第2の発明では、手動モードで、左右のクローラ走行装
置の接地部を同時に下降操作して車高を高(したり上昇
操作して車高を低くすることや、或いはまた、車体を右
方向に傾けたり左方向に傾けるとかでき、種々の操作を
一つの手動の昇降指示手段によって自在に行うことがで
きる。そして自動モードでは、昇降指示手段による下降
操作によって下限基準昇降制御状態に切り換え、上昇操
作によって上限基準昇降制御状態に切り換えるとかでき
るので、操作が分かりやすくなる。したがって、操作上
の迷いや誤りが減少する。
第3の発明では、自動モードでありながらも、車体を右
方向に傾けたり左方向に傾けるたりすることに関しては
手動モードが優先されるので、作業状況に対応しやすく
て咄嗟の場合でも迅速に対処できる。
〔実施例〕
以下、本発明の好適なる実施例を図面に基づいて説明す
る。
第9図に示されているのは作業車の一例であるコンバイ
ンである。このコンバインは、植立殻稈を引き起こす引
起し装置(1)、・引き起された殻稈を刈り取る刈取装
置(2)、刈取殻稈を後方の脱穀装置(3)へ向けて搬
送する後方搬送装置(4)などを備えた刈取前処理装置
(5)を、左右一対のクローラ走行装置(6L)、 (
6R)を備えた走行機体(7)の前部に、油圧式の昇降
シリンダ(26)によって横支軸(X)周りで上下揺動
自在に取付けたものである。
次に、左右のクローラ走行装置(6L)、 (6R)の
走行機体(7)への取付構造について説明する。
第7図及び第8図に示すように、角パイプ材を枠組みし
てなる主フレーム(9)の下方に複数本の横向きフレー
ム(10)を前後方向に沿って所定間隔で取付け、これ
らの横向きフレーム(10)の両端部それぞれに左右の
トラックフレーム(11)をそれぞれ連結固定し、以て
走行機体(7)のフレーム部分を構成しである。これら
のトラックフレーム(11)のそれぞれ前方と後方には
、クローラ(8)に駆動力を付与する駆動スプロケット
(12)と、張力を付与するテンションスプロケット(
13)を配備しである。前記トラックフレーム(11)
は下向き開放のチャンネル形状に形成してあり、その開
放空間内には複数個の遊転輪体(14)を枢支した前後
一対の可動フレーム(15A)。
(15B)を平行移動可能に装着しである。但し、前後
の可動フレーム(15A)、 (15B)は1つの枠体
となるように接続されている。前記遊転輪体(14)群
の中間位置には、前記トラックフレーム(11)に対し
て上下揺動可能な大径遊転輪体(16)を支承しである
また、前記前後可動フレーム(15A)、 (15B)
のそれぞれには、トラックフレーム(11)に上下揺動
可能に枢支された前後ベルクランク(17A)。
(17B)の下端を連結してあり、これら前後ベルクラ
ンク(17A)、 (17B)の上部を連結ロッド(1
8)を介して連結しである。後ベルクランク(17B)
の上端部には、ローリング用の昇降シリンダ(19L)
、 (19R)を連結してあり、この昇降シリンダ(1
9L)、 (19R)の制御バルブ(VL)、 (VR
)には、マイクロコンピュータとしてユニット化された
制御装置(20)を接続しである(第1図参照)。
そして制御装置(20)から制御バルブ(VL)、 (
VR)へ昇降指令が指示されて昇降シリンダ(19L)
(19R)が伸縮作動すると、前後ベルクランク(17
A)、 (17B)が一体揺動して前後可動フレーム(
15A)、 (15B)が同一方向に同量だけ昇降し、
左右のクローラ走行装置(6L)、 (6R)における
接地部の走行機体(7)に対する高さが変わるようにし
である。
尚、ローリング用の昇降シリンダ(19L)、 (19
R)とその制御を司る電磁ソレノイド付の制御バルブ(
VL)、 (VR)とを合わせて昇降駆動手段(19V
)と称する。
第6図に示すように、前記走行機体(7)の運転部には
、手動モードと自動モードの切り換えを行うモード切換
えスイッチ(SW)や、前記制御装置(20)を用いて
前記昇降駆動手段(19V)に昇降指令を指示するめの
十字レバー(21) (特許請求の範囲中の昇降指示手
段の一例)などを設けである。前記十字レバー(21)
は、前後及び左右に揺動操作自在に、且つ、中立位置に
復帰付勢されるものであって、第1図に示すように、そ
の揺動操作によって上昇スイッチ(21a)、下降スイ
ッチ(21b)、左傾用スイッチ(21c)、及び、右
傾用スイッチ(21d)を操作して昇降指令を指示する
ようになっている。つまり、中立位置では全てのスイッ
チ(21a乃至21d)を操作しない昇降停止状態とな
り、中立位置から前に操作して上昇スイッチ(21a)
を操作すれば、両接地部を上昇させて走行機体(7)を
下降操作する指令を指示する下降指示状態となり、中立
位置から後に操作すれば、両接地部を下降させて走行機
体(7)を上昇操作する指令を指示する上昇指示状態と
なり、中立位置から左に操作して左傾用スイッチ(21
c)を操作すれば、走行機体(7)を左方向に傾ける左
傾用指示状態となり、中立位置から右に操作して右傾用
スイッチ(21d)を操作すれば、走行機体(7)を右
方向に傾ける右傾用指示状態となる。
第7図に示しているように、前後ベルクランク(17A
)、 (17B)の両揺動端位置にリミットスイッチ(
LSWI)、 (LSW2)を設けてあり、後ベルクラ
ンク(17B)ひいてはローリング用の昇降シリンダ(
19)が可動ストローク端に至ったかどうかを検出する
ようにしである。ここで、走行機体(7)に対してクロ
ーラ走行装置(6)が最も離間した位置にくる状態を検
出するリミットスイッチを上限リミットスイッチ(LS
WI)、最も近接した位置にくる状態を検出するリミッ
トスイッチを下限リミットスイッチ(LSW2)とし、
これらリミットスイッチ(LW+ )、 (LWz )
の検出結果が制御装置(20)に入力されるようになっ
ている。
第1図に示すように、前記走行機体(7)の左右の傾斜
角を検出する傾斜角検出手段(22)が設けられている
。この傾斜角検出手段(22)は、左右揺動自在な重錘
とその重錘の揺動位置を検出するポテンショメータとを
主要部として構成され、その検出情報が制御装置(20
)に入力される。
又、第6図にも示すように、前記走行機体(7)の目標
傾斜角度を設定するボリューム利用の傾斜設定器(23
)が設けられ、この設定情報が制御装置(20)に入力
されるようになっている。
従って、制御装置(20)は、自動モードにおいて傾斜
角検出情報に基づいて、前記傾斜設定器(23)にて設
定された目標傾斜角度に維持するように昇降駆動手段(
19V)に昇降指令を指示する昇降制御手段として機能
することになる。但し、この制御装置(20)は、手動
モードにおいて前記十字レバー(21)の指示情報に基
づいて昇降駆動手段(19V)に昇降指令を指示し、且
つ、自動モードにおいても、前記十字レバー(21)の
左傾用指示情報及び右傾用指示情報に基づいて昇降駆動
手段(19V)に昇降指令を指示する手動操作用の制御
手段としても機能するようになっている。
ここで自動モードにおける昇降制御について説明を加え
る。
自動モードにおける昇降制御は、基本的には、傾斜角検
出手段(22)の検出値と傾斜設定器(23)による目
標傾斜角度(以後単に設定値と略称する)との差偏角)
を求め、この差を小さくする方向で左右のクローラ走行
装置(6L)、 (6R)をに昇降操作し、ローリング
制御を行う。このローリング制御には、左右のクローラ
走行装置(6L)、 (6R)それぞれの接地部を走行
機体側に接近させるようにする下降基準昇降制御状態(
以後下限基準モードと呼称する)と、左右のクローラ走
行装置(6L)、 (6R)それぞれの接地部を走行機
体(7)から離間させるようにする上昇基準昇降制御状
態(以後上限基準モードと呼称する)とがあり、このモ
ード切換は、前記十字レバー(21)を用いて行われる
ようになっている。つまり、自動モードにおいて十字レ
バー(21)を中立位置から前に操作すれば、下限基準
モードが選択され、中立位置から後ろに操作すれば、上
限基準モードが選択されることになる。下限基準モード
では、走行機体(7)の左右傾斜角が目標傾斜角度に対
する不感帯内にあると、左右のクローラ走行装置(6L
)、 (6R)の接地部を走行機体側に接近させるよう
に昇降駆動手段(19V)が作動され、そして、上限基
準モードでは、走行機体(7)の左右傾斜角が目標傾斜
角度に対する不感帯内にあると、左右のクローラ走行装
置(6L)。
(6R)の接地部を走行機体から離間させるように昇降
駆動手段(19V)が作動されることになる。
つまり1.下限基準モードでは、走行機体(7)の対地
高さを極力低くするようにしながらローリング制御が行
われ、そして、上限基準モードでは、走行機体(7)の
対地高さを極力高くするようにしながらローリング制御
が行われることになる。尚、下限基準モード及び上限基
準モード夫々での詳しい制御作動について後述する。
尚、前記制御装置(20)は、刈高さを設定高さに維持
すべく前記刈取前処理装置(5)を昇降制御する機能を
も有している。すなわち、第1図及び第9図に示すよう
に、引起し枠辺(には超音波式の対地高さセンサ(25
)を設けてあり、この対地高さセンサ(25)の検出値
に基づいて制御バルブ付の昇降シリンダ(26)の制御
バルブ(26A)を制御することで、刈取前処理装置(
5)の対地高さ(穀稈に対する刈取高さ)を刈高さ設定
器(27)による設定高さに維持するようにしである。
第1図中の(23a)は、傾斜角検出手段(22)の走
行機体(7)への取付誤差を補正するための情報を出力
する微調節用のボリュームであって、後述する如く、そ
の出力情報をも利用して目標傾斜角度が設定されるよう
になっている。
以下ローリング制御について、フローチャートに基づい
て前記制御装置(20)の作動を説明しながら詳述する
。但し、制御装置(20)は詳述の如く刈高さ設定のた
めの昇降制御に対する処理をも行うものであるが、以下
においてはローリング制御についてのみ記載する。尚、
図中でのステップ番号については○印で表示する。
第2図に示されているのはローリング制御のメインフロ
ーである。先ずスタートしたら、タイマー並びに各種フ
ラグの初期化を行う。そして所定時間(約10m5EC
)経過したら、各種のフラグの内容を出力ポートに書き
込む出力制御を行うとともに、出力フラグをクリアする
。続いて傾斜角検出手段(22)や傾斜設定器(23)
等のセンサ類からの出力値を読み込む。次に目標傾斜角
度(目標角)を計算する。計算終了後、出力評価処理を
実行し、スッテプ2に戻る(ステップ1〜6)。
第3図に示されているのはステップ6で実行する目標角
計算処理のサブルーチンである。微調節用ボリューム(
23a)の出力値から補正値を求め、この補正値を用い
て傾斜設定器(23)の設定値の補正を行って目標角を
設定する(ステップ8,9)。尚、微調節用ボリューム
(23a)は出荷段階等において既に設定器である。
第4図(イ)、(0)に示されているのはステップ7で
実行する出力評価処理のサブルーチンである。但し、以
下の記載において、左下げ、左上げ、右下げ、及び右上
げの夫々は、走行機体(7)の左側部や右側部の上下操
作方向を意味するものである。十字レバー(21)が左
又は右のどちらにも操作されておらず、モード切換えス
イッチ(SW)で自動モードが選択され、更に脱穀スイ
ッチがONであり、しかも十字レバー(21)が後方に
操作されていれば、上限基準モードにセットし、また、
十字レバー(21)が前に操作されていれば、下限基準
モードにセットする(ステップ11〜17)。つまり手
動モードで使用される十字レバー(21)を、自動モー
ドにおいては上下限基準モードの切換え具として利用し
ている。
但し、ステップ11で十字レバー(21)が左又は右に
操作されていれば、手動モードに一時的に切り換える(
ステップ19 )。また、ステップ12でモード切換え
スイッチ(SW)が手動モードが選択されているか、或
いはステップ13で脱穀スイッチがOFFになっていれ
ば、下限基準モードにセットして手動モードに切り換え
(ステップ18と19 )、ステップ60へ進む。
第5図に示されているのはステップ19で実行する手動
モードのサブルーチンである。十字レバー(21)が前
に操作されれば、左下げソレノイド出力フラグをセット
するとともに、右下げソレノイド出力フラグをセットし
くステップ20゜21)、走行機体(7)の車高を低く
する。十字レバー(21)が後に操作されれば、左上げ
ソレノイド出力フラグをセットするとともに、右上げソ
レノイド出力フラグをセットしくステップ22゜23)
、走行機体(7)の車高を高くする。十字レバー(2り
が左に操作されれば、左下げソレノイド出力フラグをセ
ットするとともに、右上げソレノイド出力フラグをセッ
トしくステップ24゜25)、走行機体(7)を左に傾
ける。十字レバー(21)が右に操作されれば、左上げ
ソレノイド出力フラグをセットするとともに、右下げソ
レノイド出力フラグをセットしくステップ26.27)
、走行装置(7)を右に傾ける。
自動モードにおいて、下限基準モード又は上限基準モー
ドが設定された場合、先ずステップ9で設定された目標
角から傾斜角検出手段(22)で検出された傾斜角を引
いて偏角を計算する(ステップ28)。
下限基準モードであり、偏差の極性が正の左上がり状態
であり、偏角が不感帯外である場合において、更に前記
偏角が著しく大きく、しかも左の下限リミットスイッチ
(LSW2)がOFFであれば、左下げソレノイドの出
力フラッグをセットしてステップ60へ進む(ステップ
29〜34)。
但し、ステップ32で偏角が小さいことが判別され、且
つ、左の下限リミットスイッチ(LSW2)がONであ
ることが判別(ステップ35)された場合や、ステップ
33で左の下限リミットスイッチ(LSW2)がONで
あることが判別された場合には、右上げソレノイドの出
力フラッグの方をセットしくステップ36)、ステップ
60へ進む。また、ステップ35で左の下限リミットス
イッチ(LSW2)がOFFであることが判別されれば
、ステップ60へ進む。
下限基準モードであり、偏角の極性が正の左上がり状態
であるが、偏角が不感帯内にあり、左右の下限リミット
スイッチ(LSW2)が両方共OFFであれば、右下げ
ソレノイド出力フラグと左下げソレノイド出力フラグを
セットしてステップ60へ進み、また、左又は右の下限
リミットスイッチ(LSW2)の一方がONであれば、
そのままステップ60へ進む(ステップ29〜31.3
7.38)。
下限基準モードであり、偏角の極性が負になる右上がり
状態であり、偏角が不感帯外である場合において、更に
この偏角が著しく大きく、しかも右の下限リミットスイ
ッチ(LSW2)がOFFであれば、右下げソレノイド
の出力フラッグをセットしてステップ60へ進む(ステ
ップ28〜30、39〜42)。但し、ステップ40で
偏角が小さいことが判別され、且つ、右の下限リミット
スイッチ(LSW2)がOFFであることが判別(ステ
ップ43)された場合や、ステップ41で右の下限リミ
ットスイッチ(LSW2)がONであることが判別され
れば、左上げソレノイドの出力フラッグの方をセットし
くステップ44)、ステップ60へ進む。また、ステッ
プ43で右の下限リミットスイッチ(LSW2)がON
であることが判別されれば、ステップ60に進む。
上限基準モードであり、偏角が極性が正の左上がり状態
であり、偏角が不感帯外である場合において、更にこの
偏角が著しく大きく、しかも右の上限リミットスイッチ
(LSWI)がONであれば、左下げソレノイド出力フ
ラッグをセットしてステップ60へ進む(ステップ29
.45〜49)。
但し、ステップ47で偏角が小さいことが判別され、且
つ、右の上限リミットスイッチ(LSWI”)がOFF
であることが判別(ステップ50)された場合や、ステ
ップ48で右の上限リミットスイッチ(LSWI)がO
FFであることが判別されれば、右上げソレノイドの出
力フラッグの方をセットしくステップ51)、ステップ
60へ進む。また、ステップ50で右の上限リミットス
イッチ(LSWI)がONであることが判別されれば、
ステップ60へ進む。
上限基準モードであり、偏角の極性が正の左上がり状態
であるが、偏角が不感帯内にある場合において、更に左
右の上限リミットスイッチ(LSWI)が両方ともOF
Fであれば、右上げソレノイド出力フラグと左上げソレ
ノイド出力フラグをセットしてステップ60へ進み、ま
た、左又は右の下限リミットスイッチ(LSW2)の一
方がONであれば、そのままステップ60へ進む。 (
ステップ29.45.46.52.53)。
上限基準モードであり、偏角の極性が負の右上がり状態
であり、偏角が不感帯外である場合において、更に偏角
が著しく大きく、しかも左の上限リミットスイッチ(L
SWI)がONであれば、右下げソレノイドの出力フラ
ッグをセットしてステップ60へ進む(ステップ29.
45.54〜57)。
但し、ステップ55で偏角が小さいことが判別され、且
つ、左の上限リミットスイッチ(LSWI)がOFFで
あることが判別(ステップ58)された場合や、ステッ
プ56で左の上限リミットスイッチ(LSWI)がOF
Fであることが判別されれば、左上げソレノイドの出力
フラッグの方をセットしくステップ59)、ステップ6
0へ進む。また、ステップ58で左の上限リミットスイ
ッチ(LSWI)がONであることが判別されれば、ス
テップ6゜へ進む。
次に第4図(ロ)に示すように、左下限リミットスイッ
チ(LSW2)がONであれば左下げソレノイド出力フ
ラグをクリアして次に進み、OFFであれば左下げソレ
ノイド出力フラグをそのままにして次へ進む(ステップ
60.61)。右下限リミットスイッチ(LSW2)が
ONであれば右下げソレノイド出力フラグをクリアして
次へ進み、OFFであれば右下げソレノイド出力フラグ
をそのままにして次へ進む(ステップ62.63)。左
上限リミットスイッチ(LSWI)がONであれば左上
げソレノイド出力フラグをクリアして次へ進み、OFF
であれば左上げソレノイド出力フラグをそのままにして
次へ進む(ステップ64.65)。右上限リミットスイ
ッチ(LSWI)がONであれば右上げソレノイド出力
フラグをクリアして次へ進み、OFFであれば右上げソ
レノイド出力フラグをそのままにしてメインフローへ復
帰する(ステップ66〜67)。
〔別実施例〕
本発明を実施するに、手動式の昇降指示手段としては十
字レバー以外に、上下左右に対応する4個のボタンスイ
ッチを用いてもよい。また、上限リミットスイッチ(L
SWI)や下限リミットスイッチ(LSW2)の替わり
にストロークセンサを用いてよい。この場合、上限リミ
ット位置や下限リミット位置を任意に変更してアルゴリ
ズムを構成できる利点がある。
更に、本発明はコンバインに以外に、例えば建設作業車
や雪上車などで実施することも可能である。勿論、走行
装置が車輪である田植機ような農作業車で実施すること
も可能である。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対象を便利にするた
めに符号を記すが、この記入より本発明は添付図面の構
造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】 図面は本発明に係る作業車のローリング制御装置の実施
例を示し、第1図は昇降制御手段の全体構成図、第2図
はメインフローを示す図、第3図は目標角計算処理のサ
ブルーチンを示す図、第4図(()、(0)は水平制御
処理のサブルーチンを示す図、第5図手動モードのサブ
ルーチンを示す図、第6図は昇降指示手段を示す図、第
7図はクローラ走行の側面図、第8図はクローラ走行の
縦断後面図、第9図はコンバインの側面図である。 (6L)、 (6R)・・・・・・走行装置、(7)・
・・・・・車体、(19V)・・・・・・昇降駆動装置
、(20)・・・・・・昇降制御手段、(21)・・・
・・・昇降指示手段、(22)・・・・・・傾斜角検出
手段、(SW)・・・・・・選択手段。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、左右一対の走行装置(6L)、(6R)のそれぞれ
    の少なくとも接地部を車体(7)に対して各別に昇降操
    作自在な昇降駆動手段(19V)と、前記車体(7)の
    左右傾斜角度を検出する傾斜角検出手段(22)と、前
    記昇降駆動手段(19V)に昇降指令を指示する手動式
    の昇降指示手段(21)と、前記傾斜角検出手段(22
    )の情報に基づいて、目標傾斜角度に維持させるように
    前記昇降駆動手段(19V)に昇降指令を指示する昇降
    制御手段(20)と、前記昇降指示手段(21)にて前
    記昇降駆動手段(19V)に昇降指令を指示する手動モ
    ードと前記昇降制御手段(20)にて前記昇降駆動手段
    (19V)に昇降指令を指示する自動モードとを選択す
    る選択手段(SW)とが設けられ、前記昇降制御手段(
    20)は、前記左右の走行装置(6L)、(6R)それ
    ぞれの接地部を前記車体(7)側に接近させるようにす
    る下降基準昇降制御状態と、前記左右の走行装置 (6L)、(6R)それぞれの接地部を前記車体(7)
    から離間させるようにする上限基準昇降制御状態とに切
    換え操作自在に構成された作業車のローリング制御装置
    であって、前記自動モードにおいて前記昇降指示手段(
    21)が、前記下限基準昇降制御状態と前記上限基準昇
    降制御状態との選択指令を前記昇降制御手段(20)に
    指示するように構成されている作業車のローリング制御
    装置。 2、請求項1記載の作業車のローリング制御装置であっ
    て、前記昇降指示手段(21)が、前記左右のクローラ
    走行装置(6L)、(6R)の接地部を同時に下降操作
    する指令を指示する下降指示状態と、前記左右のクロー
    ラ走行装置(6L)、(6R)の接地部を同時に上昇操
    作する指令を指示する上昇指示状態と、前記車体(7)
    を左方向に傾ける昇降指令を指示する左傾用指示状態と
    、前記車体(7)を右方向に傾ける昇降指令を指示する
    右傾用指示状態、及び昇降停止状態とに切換え自在に構
    成され、その昇降指示手段(21)の下降指示状態及び
    上昇指示状態の指令が、前記昇降制御手段(20)の選
    択指令になるように構成されている。 3、請求項2記載の作業車のローリング制御装置であっ
    て、前記自動モードにおいて前記昇降指示手段(21)
    が左傾用指示状態又は右傾用指示状態に切り換えられる
    に伴って、その指令に基づいて前記昇降駆動手段(19
    V)が作動されるように構成されている。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS637716A (ja) * 1986-06-28 1988-01-13 株式会社クボタ 作業車

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS637716A (ja) * 1986-06-28 1988-01-13 株式会社クボタ 作業車

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