JPH02189216A - サスペンションとパワーユニットの総合制御装置 - Google Patents

サスペンションとパワーユニットの総合制御装置

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JPH02189216A
JPH02189216A JP949289A JP949289A JPH02189216A JP H02189216 A JPH02189216 A JP H02189216A JP 949289 A JP949289 A JP 949289A JP 949289 A JP949289 A JP 949289A JP H02189216 A JPH02189216 A JP H02189216A
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control
suspension
characteristic
valve
vehicle
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JP949289A
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English (en)
Inventor
Shin Takehara
伸 竹原
Shigefumi Hirabayashi
繁文 平林
Toshio Nakajima
敏夫 中島
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Vehicle Body Suspensions (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、車両におけるサスペンションとパワーユニッ
トの総合制御装置に関する。
(従来の技術) 従来、車両のサスペンション装置として、ダンパーの減
衰力を変化させてサスペンション特性をハード又はソフ
トに変更するものがある。また、例えば実公昭58−4
5129号公報に開示されるように、車両の高速走行時
に前輪側のダンバーの減衰力を後輪側よりも高めるよう
サスペンション特性を変えてステアリング特性をアンダ
ー傾向とし、車両の走行安定性を高めるようにしたもの
がある。
ところで、車両に搭載するエンジンには、例えば実開昭
62−6449号公報に開示されるように、スロットル
弁をアクセルペダルとは機械的に連繋せず、パルスモー
タ等で電気的に駆動する形式のものがある。
(発明が解決しようとする課題) 而して、上記形式のエンジンを搭載した車両に対してサ
スペンション特性を可変に制御する場合、サスペンショ
ン特性の可変制御とアクセルペダルの操作量に応じたス
ロットル弁の開度制御とは各々独自に行うのが一般的で
ある。
本発明は、上記両制御の間を特殊に関連付けることによ
り、車両の運転性の向上を図ることを目的とする。
つまり、例えばサスペンション特性をハードに変更する
場合には、スロットル弁の動作応答性を良くすれば、比
較的硬い乗心地と良好な加速性とが合致して、いわゆる
スポーツ走行時の運転性を向上できる。また、サスペン
ション特性を高速走行時にアンダーステア傾向に変更し
て車両の走行安定性を確保する場合にスロットル弁の動
作応答性を良くすれば、エンジンレスポンスが高まるの
で、高速走行時の車両の安定性と走行性とが相俟って、
高速走行時の運転性が向上する。従って、本発明では、
サスペンション特性の変更に合せてスロットル弁の制御
特性を適宜変更することとする。
(課題を解決するための手段) つまり、本発明の具体的な解決手段は、サスペンション
特性を可変にするサスペンション特性可変手段を備える
と共に、エンジンのスロットル弁を電気的に駆動する弁
駆動手段と、アクセルペダルの操作に基いて上記弁駆動
手段を制御する弁制御手段とを備えたものを対象とする
。そして、上記サスペンション特性可変手段によるサス
ペンション特性の変更に同期して、上記弁制御手段によ
るアクセルペダルの操作量に対する弁駆動手段の制御特
性(例えばスロットル弁開度の目標値や変化速度等)を
変更する制御特性変更手段を設ける構成としている。
(作用) 従って、本発明では、車両のサスペンション特性が変更
されれば、これに同期してスロットル弁の制御特性も変
更される。例えば、サスペンション特性がアンダーステ
アの減少傾向に変更されると、これに同期してスロット
ル弁開度の変化速度などが高くなるので、曲り道等での
車両の向きの素早い変化と車両の加速性とが合致して、
スポーツ性の良い運転性が得られる。また、例えば車両
の高速走行時にサスペンション特性が車両のアンダース
テアの増大傾向に変更されると、車両は良好に安定する
と共に、このサスペンション特性の変更に同期してアク
セルペダル操作量に対するスロットル弁の開度目標値が
大仏に変更されるので、エンジンレスポンスが向上する
。その結果、車両の良好な安定性と走行性とが相俟って
、高速走行時での運転性が向上する。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明に係るサスペンションとパ
ワーユニットの総合制御装置によれば、サスペンション
特性の変更に同期してスロットル弁の制御特性を変更し
たので、サスペンション特性に合致したスロットル弁の
動作性能が得られ、運転性の向上を図ることができる。
特に、アンダーステアの減少傾向にサスペンション特性
を変更するのに同期してスロットル弁の制御特性を高め
れば、車両の素早い方向変化と良好な加速性とが合致し
て、曲り道等での車両のスポーツ走行性を向上できる。
また、アンダーステアの増大傾向にサスペンション特性
を変更するのに同期してスロットル弁の制御特性を高め
れば、高速走行時での車両の良好な安定性とエンジンレ
スポンスの良い走行性とが相俟って、高速走行時での運
転性の向上を図ることができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基いて説明する。
第1図において、1は車体、2Pは前輪、2Rは後輪で
あって、車体1と前輪2Fとの間、車体1と後輪2Rと
の間には、各々流体シリンダ3が配置されている。該各
派体シリンダ3内は、シリンダ本体3a内に嵌挿したピ
ストン3bにより液圧室3cが画成されている。上記ピ
ストン3bに連結したロッド3dの上端部は車体1に連
結され、シリンダ本体3aは各々対応する車輪2F’、
2Rに連結されている。
また、上記各流体シリンダ3の液圧室3Cには、各々、
連通路4を介してガスばね5が連通接続されている。該
各ガスばね5は、ダイヤフラム5eによりガス室5Fと
液圧室5gとに区画され、該液圧室5gが流体シリンダ
3の液圧室3cに連通する。
また、8は油圧ポンプ、9,9は該油圧ポンプ8に液圧
管路10を介して接続された比例流量制御弁であって、
各流体シリンダ3P、3Rの液圧室3Cへの流体の供給
、排出を行って液圧室3cの流量を:A整する機能を有
する。
さらに、12は油圧ポンプ8の油吐出圧を検出する吐出
圧針、13は各流体シリンダ3の液圧室3cの液圧を検
出する液圧センサ、14は対応する車輪2F、2Rの車
高(シリンダストローク量)を検出する車高センサ、1
5は車両の上下加速度(車輪2F、21?のばね上の上
下加速度)を検出する上下加速度センサであって、車両
の略水平面上で左右の前輪2Fの上方に各々1個及び後
輪2R間の車体左右方向の中央部に1個の合計3個配置
されている。また、16は車速を検出する車速センサで
ある。而して、上記各計器及びセンサの検出信号は各々
内部にCPU等を有するサスペンション特性の可変制御
用のコントローラ17に入力されて、サスペンション特
性の可変制御に供される。
また、同図において、50は車両に搭載されたエンジン
の吸気通路51に配設され、吸入空気量を調整するスロ
ットル弁であって、該スロットル弁50はアクセルペダ
ル52とは機械的な連繋はなく、パルスモータ等のスロ
ットルアクチュエータ(弁駆動手段)53により電気的
に駆動される。
さらに、上記アクセルペダル52には、その開度(操作
全)を検出するアクセル開度センサ54が設けられ、そ
の検出信号は上記スロットルアクチュエータ53を制御
するスロットル弁開度制御用のコントローラ55に入力
されている。
次に、流体シリンダ3の液圧室3cへの油の給排制御用
の油圧回路を第2図に示す。同図において、油圧ポンプ
8は、駆動源20により駆動されるパワーステアリング
装置用の油圧ポンプ21と二連に接続されている。油圧
ポンプ8の吐出管8aには、アキュムレータ22が連通
接続され、その下流側は前輪側配管23F及び後輪側配
管23Rが並列接続され、前輪側配管23Fには左輪側
配管23PL及び右輪側配管23PRが並列接続され、
該各配管23PL、23PRには対応する車輪の流体シ
リンダ3FL、  3Pl?の液圧室3Cが連通接続さ
れる。同様に、後輪側配管23Rには左輪側及び右輪側
の配管23RL、  2B!?l?が並列接続され、該
各配管231?L、23RRには対応する車輪の流体シ
リンダ3RL、  3RI?の液圧室3cが連通接続さ
れている。
上記各流体シリンダ3FL〜if?に接続するガスばね
5PL〜51?J?は、各々、具体的には複数個(4個
)づつ備えられ、これ等は対応する流体シリンダ3の液
圧室3cに連通ずる共通連通路4に対して分岐連通路4
a〜4dを介して互いに並列に接続されている。また、
上記各車輪毎の複数個(第1〜第4)のガスばね5a〜
5dは、その分岐連通路4a〜4dに介設したオリフィ
ス25a〜25dを備えていて、その各々の減衰作用と
、ガス室5rに封入されたガスの緩衝作用の双方により
、サスペンション装置として基本的な機能を発揮する。
而して、各車輪のガスばね5PF〜5RRでは、各々、
第1ばね5aと第2ばね5bとの間の連通路に該連通路
の通路面積を調整する減衰力切換バルブ26が介設され
ている。該切換バルブ26は、連通路を開く開位置と、
その通路面積を絞る絞位置との二位置を有する。而して
、車両の旋回走行時には絞位置に切換えて、第2及び第
3バネ5b。
5cの各液圧室5gに対する油の流入、流出を抑制し、
このことにより車両旋回時での液圧シリンダ3の液圧室
5gに対する油の必要給排量を少なく制限して、その制
御の応答性の向上を図るようにしている。
同様に、分岐連通路4dには、開位置と絞位置を有する
切換弁27が介設されている。而して、該切換弁27の
開位置への切換により、第4ばね5dの液圧室5rに対
する浦の流入、流出を許容して、その分サスペンション
特性を通常(ソフト)にし、一方、絞位置への切換によ
り油の流入。
流出を抑制して、その分サスペンション特性を71−ド
化するするようサスペンション特性を可変にする第1の
サスペンション特性可変手段39を構成している。
また、油圧ポンプ8の吐出管8aには、アキュムレータ
22近傍にてアンロードリリーフ弁28が接続される。
該リリーフ弁28は、開位置と閉位置とを有し、吐出圧
計12で計alll L に油吐出圧が上限設定値以上
の場合に開位置に切換制御されて油圧ポンプ8の油をリ
ザーブタンク29に戻し、アキュムレータ22の油の蓄
圧値を設定値に保持制御する機能を有する。而して、各
流体シリンダ3への油の供給はアキュムレータ22の蓄
油でもって行う。
以下、左前輪、右前輪、左後輪、右後輪の構成は同一で
あるので、左前輪側のみを説明し、他はその説明を省略
する。つまり、左前輪側配管23PLには上記比例流量
制御弁9が介設される。該比例流量制御弁9は、全ポー
トを閉じる停止位置と、左前輪側配管23PLを開く供
給位置と、左前輪側配管23PLの流体シリンダ3側を
リターン配管32に連通ずる排出位置との三位置を有す
ると共に、圧力補償弁9aを内蔵し、該圧力補償弁9a
により上記供給位置及び排出位置の二位置にて流体シリ
ンダ3の液圧室3c内の液圧を所定値に保持する。
加えて、上記比例流量制御弁9の流体シリンダ3側には
、左前輪側配管23FLを開閉するノくイロット圧応動
型の開閉弁33が介設される。該開閉弁33は、比例流
量制御弁9の油ポンプ8側の左前輪側配管23PLの液
圧を導く電磁弁34の開時にその液圧がパイロット圧と
して導入され、このパイロット圧が所定値以上の時に開
作動して左前輪側配管23PLを開き、比例流量制御弁
9による流体シリンダ3への流量の制御を可能とすると
共に、その閉時に前輪側配管23FLを液密的に閉じて
、液圧シリンダ3の液圧室3Cの油の漏れを確実に防止
する機能を有する。
尚、図中、35は流体シリンダ3の液圧室3Cの液圧の
異常上昇時に開作動してその油をリターン配管32に戻
すリリーフ弁である。また、36は油圧ポンプ8の吐出
管8aのアキュムレータ22近傍に接続されたイグニッ
ションキ一連動弁であって、イグニッションオフ後に開
制御されてアキュムレータ22の蓄油をタンク29に戻
し、高圧状態を解除する機能を有する。37は油ポンプ
8の油吐出圧の異常上昇時にその浦をタンク29に戻し
て降圧するポンプ内リリーフ弁、38はリターン配管3
2に接続されたリターンアキュムレータであって、流体
シリンダ3からの油の排圧時に蓄圧作用を行うものであ
る。
次に、コントローラ17による各流体シリンダ3の流量
制御を第3図に基いて説明する。
同図では、基本的に、各車輪の車高センサ14の検出信
号に基いて車高を目標車高に(シリンダストローク量を
目標量に)制御する制御系へと、3個の上下加速度セン
サ15の検出信号に基いて車両の上下振動の低減を図る
制御系Bと、各車輪の液圧センサ13の検出信号に基い
て前輪側及び後輪側で各々左右の車輪間の支持荷重の均
一化を図る制御系Cとを有する。
而して、制御系Aにおいて、40は車高センサ14のう
ち、左右の前輪2F側の出力XFR,XPLを合計する
と共に左右の後輪2R側の出力XI?I?。
X肛を合計して、車両のバウンス成分を演算するバウン
ス成分演算部である。また、41は左右の前輪2F側の
出力XFR,XPLの合計値から、左右の後輪2R側の
出力XRR,XRLの合計値を減算して、車両のピッチ
成分を演算するピッチ成分演算部、42は左右の前輪2
F側の出力の差分XFR−XPLと、左右の後輪2R側
の出力の差分XRR−XRLを加算して、車両のロール
成分を演算するロール成分演算部である。
また、43は上記バウンス成分演算部40で演算した車
両のバウンス成分を入力して下記のPD制御(比例−微
分制御)式 %式% に基いてバウンス制御での各車輪の流量制御弁9に対す
る制御量を演算するバウンス制御部である。
また、44はピッチ成分演算部41で演算した車両のピ
ッチ成分を入力して上記と同一の比例−微分制御式に基
いてピッチ制御での各流量制御弁9の制御量を演算する
ピッチ制御部、同様に45はロール成分演算部42で演
算した車両のロール成分、及び車両の目標ロール角TP
OLL(後述)を入力して上記と同一の比例−微分制御
式に基いて、目標ロール角T ROLLで傾斜した車高
にするよう、ロール制御での各流量制御弁9の制御量を
演算するロール制御部である。
而して、車高を目標車高に制御すべ(、上記各制御部4
3〜45で演算した各制御量を各車輪毎で反転(車高セ
ンサ14の信号入力の正負方向とは逆方向に反転)させ
た後、各車輪に対するバウンス、ピッチ、ロールの各制
御量を加算して対応する比例流量制御弁9の制御ff1
QPR,QPL、 QI?R、QRLとする。
また、制御系Bにおいて、50は3個の上下加速度セン
サ15の出力GI’R,GFL、 GRを合計して車両
のバウンス成分を演算するバウンス成分演算部、51は
3個の上下加速度センサ15のうち、左右の前輪2F側
の出力GPI?、 GPLの各半分値の合計値から後輪
2R側の出力GRを減算して、車両のピッチ成分を演算
するピッチ成分演算部、52は右側前輪2F側の出力G
PRから、左側前輪2F側の出力G[’Lを減算して、
車両のロール成分を演算するロール成分演算部である。
加えて、53は上記バウンス成分演算部50で演算した
車両のバウンス成分を人力して下記のIPD制御(積分
−比例一徹分制御)式 1式% に基いてバウンス制御での各車輪の流量制御弁9に対す
る制御量を演算するバウンス制御部である。
また、54はピッチ成分演算部51で演算した車両のピ
ッチ成分を入力して上記と同様の積分−比例一徹分制御
式に基いてピッチ制御での各流量制御弁9の制御量を演
算するピッチ制御部、同様に55はロール成分演算部5
2で演算した車両のロール成分を入力して上記と同様の
積分−比例一徹分制御式に基いてロール制御での各流量
制御弁9の制御量を演算するロール制御部である。
そして、車両の上下振動をバウンス成分、ピッチ成分、
ロール成分で抑えるべく、上記各制御部53〜55で演
算した各制御量を各車輪毎で上記と同様に反転させた後
、各車輪に対するバウンス、ピッチ、ロールの各制御量
を加算して、対応する流体シリンダ3の制御量QPR,
QPL、 QRI?、 QRLとする。尚、各制御部5
3〜55で演算した車輪毎の制御量は、前後輪の分担荷
重が異なる関係上、前輪側の制御量を重み付は係数k(
k−1,08)で大協に補正している。
さらに、制御系Cにおいて、60は、前輪側の2個の液
圧センサ13の液圧PPR,PPL信号を入力し、前輪
側の合計液圧に対する左右輪の液圧差(P PR−P 
FL)の比(荷重移動比)を演算する前輪側の荷重移動
比演算部60aと、後輪側で同様の荷重移動比を演算す
る後輪側の荷重移動比演算部60bとからなるウォーブ
制御部である。面して、後輪側の荷重移動比を係数Wr
で所定倍した後、前輪側の荷重移動比からこれを減算し
、その結果を係数WAで所定倍すると共に前輪側で重み
付けし、その後、各車輪に対する制御量を左右輪間で均
一化すべく反転して、対応する流量制御弁9の制御ff
1QPR,QFL、 QRR,QRLとする。
而して、上記ウォーブ制御での係数Wrは車速判定部6
1での車速判定に応じて異なる値に変更される。つまり
、車速判定部61は、車速センサ16で検出する車速■
信号を受け、車速Vを設定値Voと比較し、V≧Voの
場合には高車速信号Scを出力して係数Wr−1,5に
設定させる。
方、v<v□の場合には低車速信号Sdを出力して係数
Wr−1,Oに設定させる機能を有する。よって、低車
速時には、係数Wr−1,0の設定により前輪側の後輪
側に対する荷重移動比を等しくして、サスペンション特
性を通常の弱アンダーステア傾向にし、一方、高車速時
には係数Wr=1.5の設定により前輪側の後輪側に対
する荷重移動比を低車速時よりも大きくして前輪側のロ
ール剛性比を高め、サスペンション特性をアンダーステ
アの増大傾向に変更するようにした第2のサスペンショ
ン特性可変手段62を構成している。
加えて、同図においては、車両の旋回時で各流体シリン
ダ3の流量制御の応答性を高めるべく、制御系りで各種
の切換制御が行われる。
つまり、制御系りでは、ステアリングの舵角速度0間と
車速Vとを乗算し、その結果θ門・Vから基準値G1を
減算した値Slを旋回判定部65に入力する。また、車
両の現在の横加速度aSから2!阜値G2を減算した値
S2を旋回判定部65に入力する。そして、旋回判定部
65にて、入力S1又はS2≧0の場合には、車両の旋
回時と判断して、サスペンション特性のハード化信号S
aを出力して、各流体シリンダ3に対する流量制御の追
随性を向上すべく、減衰力切換バルブ26を絞り位置に
切換えると共に、上記各比例定数Kl(1=B1〜85
sPI〜P 5 )Rl〜R5)を各々大竹K11ar
dに設定し、また目標ロール角TI?O11を予め記憶
するマツプG map(Gs) (横加速度Gsの増大
に応じて大竹になり、所定値GslでTR0I+−0、
Gs1未満で負値、Gslを越える領域で正値のマツプ
)から、その時の横加速度Gsに対応する値に設定する
一方、旋回判定部65で入力S1及びS2く0の場合に
は、直進時と判断して、サスペンション特性のソフト化
信号sbを出力して、減衰力切換バルブ26を開位置に
切換えると共に、比例定数に1を各々通常値1(Sof
tに設定し、また目標ロール角TR011−0に設定す
る。
また、同図においては、運転者がその好みや走行状態に
合せて切換えるサスペンション特性可変用のマニュアル
スイッチ66が設けられていると共に、該スイッチ66
の手動選択された位置(rcOMPORT J位置又は
rsPORT J位置)を判別する位置判別部67が設
けられている。該位置判別部67は、rcOM[’01
?T J位置を判別した場合にはサスペンション特性の
ソフト化信号Seを出力して切換弁27をOFF制御し
て開位置に位置付ける一方、rsPORT J位置を判
別した場合にはサスペンション特性のハード化信号Sr
を出力して切換弁27をON制御し絞位置に位置付ける
機能を有する。
続いて、コントローラ18によるスロットル弁の開度制
御を第4図の制御フローに基いて説明する。スタートし
て、ステップS1でアクセル開度セ〕−・す54からの
アクセルペダル開度を読込むと共に、コントローラ17
での高車速信号Sc、低車速信号Sd、サスペンション
特性のソフト化信号Se、ハード化信号Srの出力状況
を読込んだ後、ステップS2で出力の有る信号Sを判別
し、この信号Sが高車速信号Sc又はソフト化信号SC
の場合には、ステップS3で第6図及び第7図に実線で
示す特性■でもってスロットル弁50の開度を制御する
。また、低車速信号Sd又はハード化信号Sfの場合に
は、ステップS4で同図に破線で示す特性1でもってス
ロットル弁50の開度を制御する。
ここに、第6図の目標スロットル弁開度特性I。
■は、アクセルペダル開度の増大に応じて目標開度も増
大する特性であるが、同一アクセルペダル弁開度に対し
て特性Iでは目標開度値が大きく、特性■では小さい。
また、第7図の特性は、第6図で決定される目標スロッ
トル弁開度と実開度との偏差△θに対するスロットルア
クチュエータ53の制御量特性であり、同−開度偏差△
θでは特性Iでは制御量は大きく、特性■では小さい。
っまり、特性■では開閉速度が速く、特性■では遅い。
よって、第4図の制御フローにおいて、ステップS3及
びS4でアクセルペダルが操作された際には、第6図及
び第7図の特性によりアクセルペダル操作に基いてその
開度に対応する目標スロットル弁開度を求めて、この目
標値にするようその時の開度偏差Δθに応じた制御量で
もってスロットルアクチュエータ53を制御するように
した弁制御手段70を構成している。また、ステップS
2、S3により、第1又は第2のサスペンション特性可
変手段39.62によるサスペンション特性の変更に同
期して、サスペンション特性がマニュアルスイッチ66
のr rllARDJ位置への切換えによりハードに、
又はウォーブ制御の係数Wr −1,0の設定に基づき
車両のアンダーステアの減少傾向に変更された場合には
、第6図及び第7図の特性Iを選択して、上記弁制御手
段70によるアクセルペダル52の操作ff1(開度)
に対する弁駆動手段53の制御特性(目標スロットル弁
開度、及び開度偏差に対する制御m)を高く変更する制
御特性変更手段71を構成している。
したがって、上記実施例においては、マニュアルスイッ
チ66がrcOMPORT J位置に切換られたときに
は、切換弁27が開位置に切換られて各車輪のガスばね
5PL〜5RRの第4ばね5dの油の流出、流入が許容
され、その分サスペンション特性がソフト化する。また
、このサスペンション特性の変更に同期して特性■が選
択されてスロットル弁50の目標開度が通常値に設定さ
れ且つ開度の変化速度が比較的緩やかに設定されて、ス
ロットル弁50の動作性が通常になる。その結果、車両
のソフトな乗心地とエンジンの緩かな加速性とが合致し
て、良好な運転性が得られる。
一方、マニュアルスイッチ66がrSPORT J 位
置に切換られたときには、切換弁27が絞位置に切換ら
れて各節4ばね5dの油の流出、流入が抑制され、その
分サスペンション特性がハード化する。また、車速Vが
v<v□の速度域、つまり曲り道の連続する状況等での
走行時には、ウォーブ制御の係数Wrがwr−t、oに
設定されて、前輪側の荷重移動比が後輪側と同一となり
通常の弱アンダーステア傾向(減少傾向)のサスペンシ
ョン特性に変更される。而して、これ等サスペンション
のハード化又はアンダーステアの減少傾向への変更時に
は、これに同期して第6図及び第7図の特性Iが選択さ
れてスロットル弁50の目標開度が大きく設定され且つ
この目標開度に向かう変化速度が速く設定されるので、
スロットル弁50の動作性が良くなる。その結果、車両
の比較的硬い乗心地とエンジンの素早い加速性とが合致
して運転性が向上すると共に、曲り道等の走行時には、
車両の進行方向の変化がステアリング操作に良好に追随
して良好になる共に、エンジンの加速性が向上するので
、車体の向きの素早い変化と良好なエンジン性能とが合
致して、車両のスポーツ走行性が向上する。
また、第5図はコントローラ18によるスロットル弁の
開度制御の他の実施例を示す。本実施例では、高速走行
時にサスペンション特性をアンダーステアの増大方向に
変更すると共にエンジンの加速性を向上させている。
つまり、同図の制御フローにおいて、ステップsAでア
クセルペダル開度を読込むと共に、コントローラ17で
の各種信号Sの出力の有無を読込んだ後、ステップS8
で出力の有る信号Sを判別して、この信号Sが高車速信
号Se又はハード化信号Srの場合には、ステップSC
で特性Iでもってスロットル弁50の開度を制御し、低
車速信号Sd又はソフト化信号Seの場合には、ステッ
プSDで特性■でもってスロットル弁50の開度を制御
するようにしている。
よって、第5図の1;す御フローにおいて、ステップS
B、SCにより、第]又は第2のサスペンション特性可
変手段39.62によるサスペンション特性の変更に同
期して、サスペンション特性がマニュアルスイッチ66
のl”IIARDJ位置への切換えによりハードに、又
はウォーブ制御の係数Wr−1,5の設定に基づき車両
のアンダーステアの増大傾向に変更された場合には、第
6図及び第7図の特性Iを選択して、上記弁制御手段7
0によるアクセルペダル52の操作m(開度)に対する
弁駆動手段53の制御特性(つまり目標スロットル弁開
度、及び開度偏差に対する制御量)を高く変更するよう
にした制御特性変更手段72を構成している。
したがって、本実施例では、V≧Voの高速走行時には
、ウォーブ制御の係数W「がWr−1,5に設定されて
、前輪側の荷重移動比が後輪側よりも大協になってアン
ダーステアの増大傾向のサスペンション特性に変更され
て、車両が良好に安定する。また、この変更に同期して
特性Iが選択され、この特性Iに基づき目標スロットル
弁開度が大きく設定され且つ開度の変化速度が速く設定
されて、スロットル弁50の動作性が高くなりエンジン
レスポンスが向上する。従って、この高速走行時には、
車両の良好な安定性と加速性の良い走行性とが相俟って
、高速走行性能が向上する。
尚、以上の説明では、ガスばね5を備えたサスペンショ
ン装置に適用したが、本発明はその他、ガスばねを備え
ず、流体シリンダ3のみを備えてサスペンション特性を
可変にするサスペンション装置にも同様に適用できるの
は勿論である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図は全体概略構成図
、第2図は油圧回路図、第3図はコントローラによるサ
スペンション特性の可変制御を示す制御ブロック図、第
4図及び第5図は各々スロットル弁の開度制御を示すフ
ローチャート図、第6図はアクセルペダル開度に対する
目標スロットル弁開度特性を示す図、第7図は開度偏差
に対するスロットルアクチュエータの制御量特性を示す
図である。 3PF〜3RR・・・流体シリンダ、9・・・比例流量
制御弁、17.18・・・コントローラ、27・・・切
換弁、39.62・・・サスペンション特性可変手段、
50・・・スロットル弁、52・・・アクセルペダル、
53・・・スロットルアクチュエータ(弁駆動手段)、
66・・・マニュアルスイッチ、70・・・弁制御手段
、71゜72・・・制御特性変更手段。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)サスペンション特性を可変にするサスペンション
    特性可変手段を備えると共に、エンジンのスロットル弁
    を電気的に駆動する弁駆動手段と、アクセルペダルの操
    作に基いて上記弁駆動手段を制御する弁制御手段とを備
    え、さらに上記サスペンション特性可変手段によるサス
    ペンション特性の変更に同期して上記弁制御手段による
    アクセルペダルの操作量に対する弁駆動手段の制御特性
    を変更する制御特性変更手段を備えたことを特徴とする
    サスペンションとパワーユニットの総合制御装置。
  2. (2)制御特性変更手段は、サスペンション特性可変手
    段によりサスペンション特性が車両のアンダーステアの
    減少傾向に変更されるのに同期してアクセルペダルの操
    作量に対する弁駆動手段の制御特性を高く変更するもの
    である請求項(1)記載のサスペンションとパワーユニ
    ットの総合制御装置。
  3. (3)制御特性変更手段は、サスペンション特性可変手
    段によりサスペンション特性が車両のアンダーステアの
    増大傾向に変更されるのに同期してアクセルペダルの操
    作量に対する弁駆動手段の制御特性を高く変更するもの
    である請求項(1)記載のサスペンションとパワーユニ
    ットの総合制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7720583B2 (en) 2005-06-14 2010-05-18 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle control apparatus and method of suppressing vibration of vehicle
US7904221B2 (en) 2005-07-04 2011-03-08 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle control apparatus and vehicle control method

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JPS632604B2 (ja) * 1979-08-30 1988-01-20 Raaresu Purodootosu Domeesuteikusu Sa
JPS63109254A (ja) * 1986-10-27 1988-05-13 Mazda Motor Corp エンジンの制御装置

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