JPH02184612A - 用時調整型化粧料 - Google Patents

用時調整型化粧料

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JPH02184612A
JPH02184612A JP365589A JP365589A JPH02184612A JP H02184612 A JPH02184612 A JP H02184612A JP 365589 A JP365589 A JP 365589A JP 365589 A JP365589 A JP 365589A JP H02184612 A JPH02184612 A JP H02184612A
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collagen
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Satoru Kudome
哲 久留
Teruo Miyata
宮田 暉夫
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、スポンジ状のコラーゲンを使用した用時調整
型化粧料に関し、特に、スポンジ状のコラーゲンの分散
溶解性を高め、短時間で使用可能な状態にできるように
した用時調整型化粧料に関する。
(従来の技術及び解決しようとする課M)従来よりコラ
ーゲンは主に基礎化粧品中の天然保湿成分として使用さ
れており、コラーゲンによる保湿効果或は化粧品の使用
感の向上効果などは良く知られている。化粧料に配合さ
れるコラーゲンには若い動物のコラーゲン組織を希酸で
抽出して得られる酸可溶性コラーゲンやペプシンで可溶
化したアテロコラーゲンなどがある。特にアテロコラー
ゲンは、抗原、抗体反応を示すテロペプチドを除去して
いるために化粧料に配合されるコラーゲンとしては最も
適している。しかし、アテロコラーゲンは中性領域にお
いて線維形成性を有するために中性領域での配合が困難
であり、又、等電点より低い円1の領域ではコラーゲン
分子がプラスの電荷を帯びるために、化粧品によく配合
されるコンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸などの負電荷
を持った高分子などとの相溶性が良くないなどの欠点を
有する。
そこで、これらの欠点をなくすためにコラーゲン分子の
側鎖のt−N112基をサクシニル化などの化学修飾を
行い、等電点を酸性側に移動させることにより中性領域
でも溶けるようにし、また、前述の負電荷の高分子物質
と混合可能にしたものが市販されるようになった(例え
ば高研(株)製アテロコラーゲンSS、アテロコラーゲ
ンMS等)。
従来、コラーゲンを化粧品に用いる場合、予め化粧品に
混合された形で販売されているが、稀れにではあるが保
存状態によっては変性してしまうこともある。そこで、
コラーゲンの熱安定性を高め、最良の状態で消費者が使
用できるようにするため、最近販売されている化粧品の
一つに、保湿効果の高いコラーゲン(第1剤)と美容液
(第2剤)とを別々に収容し、使用直前に混合して使用
する用時調整型化粧料がある。この場合、コラーゲンは
凍結乾燥などの方法によってスポンジ状に成形したもの
を使用している。しかし、現在、使用されている用時調
整型化粧料は混合してから、コラーゲンスポンジが完全
に溶解するまで20分以上もかかり、混合後直ちに使用
できないという欠点があった。
本発明者は、この点を改良し、コラーゲンスポンジの溶
解性を増し、混合してからできるだけ短時間のうちに使
用可能な状態になるように種々検討した結果、本発明を
完成したもので、本発明の目的は短時間で使用可能な状
態になる用時調整型化粧料を提供することにある。
(課題を解決するための手段) すなわち、本発明はコラーゲンスポンジからなる第1剤
と美容液からなる第2剤によって植成されている用時調
整型化粧料において、第1剤及び二種以上を第1剤に添
加することを特徴とする用時調整型化粧料である。
本発明について詳細に説明する。
本発明におけるコラーゲンとは水溶性コラーゲンを意味
し、アテロコラーゲン、化学修飾したコラーゲン、例え
ばサクシニル化コラーゲンなどを含むものである。そし
て、第1剤であるコラーゲンスポンジとはこれらのコラ
ーゲンに水素結合切断剤を加え凍結乾燥などの方法によ
ってスポンジ2剤は、通常化粧料に使用される美容液で
、この中にはグリセリンなどの多価アルコール類やヒア
ルロン酸なとのムコ多糖類や、 NMF成分などの角層
の水分を保つ種々の保湿剤や、種々の界面活性剤などが
含まれ、更に必要に応じて水素結合切断剤、賦型剤、崩
壊剤、分散剤等を加えてもよい。
そして、本発明においては、第1剤及び/又は第2剤に
水素結合切断剤を添加することが必須要件なのである。
この点について、更に詳細に述べると、本発明は、この
第1剤と第2剤とを混合し振盪して均一な溶液として使
用する用時調整型化粧料に関するものであるが、その際
、出来るだけ早く使用可能な状態にするためにはコラー
ゲンスポンジを均一に分散溶解させる必要がある。コラ
ーゲンスポンジを均一に分散溶解させるために必要なも
のとしては、一般に水素結合切断剤として知られるもの
と、コラーゲンスポンジの形を整え、分散性を良くする
ための賦形剤、崩解剤、分散剤と呼ばれるものの2VA
類がある。本発明では水素結合切断剤を添加することを
必須要件とし、それ以外の賦形剤、崩解剤1分散剤等の
いずれか一種若しくは二種以上を、必要ならば第1剤に
添加してもよい。
本発明で使用する水素結合切断剤には1代表的なものと
してアルギニン、アルギニン塩酸塩などのアミノ酸およ
びその塩類、グアニジンおよびその塩類、尿素などがあ
り、賦形剤には代表的なものとしてD−マンニ1−−ル
、D−ソルビトール、ラクチ1−−ルなどの糖アルコー
ル類、ブドウ糖、乳糖、澱粉、デキストリン、ペクチン
などの炭水化物、炭酸水素ナトリウム、リン酸水素ナト
リウムなどの無機化合物などがあり、崩解剤1分散剤に
は代表的なものとしてアルギン酸およびその塩類、カル
ボキシメチルセルロースおよびその塩類、ショ糖脂肪酸
エステルなどがある。
又、上述したように、水素結合切断剤をIll独で用い
ることも可能であるが、水素結合切断剤と賦形剤、水素
結合切断剤と崩解剤のような2種類以上の組合せで用い
ることが好ましい。水素結合切断剤は、コラーゲンスポ
ンジの第1液又は/及び第2液に加えられるが、賦形剤
、崩解剤1分散剤はコラーゲンスポンジの第1液に加え
る。
水素結合切断剤単独でコラーゲンスポンジに使用した場
合、コラーゲンスポンジの溶解性は未添加のものよりも
すぐれているが、その形は歪になってしまう。また、賦
形剤、崩解剤、分散剤単独でコラーゲンスポンジに使用
した場合は逆にコラーゲンスポンジの形は良くなるが、
溶解性は未添加のものとあまり変わらなくなってしまう
、従って、水素結合切断剤と賦形剤、崩解剤、分散剤と
を併用して第1剤に使用することが好ましい。
これらの添加剤の添加量としては、各添加剤ともに、コ
ラーゲンlに対して0.01以上の割合で加えられるが
、特に0.1〜30.0の範囲が望ましい。
賦形剤等の添加量が0.01以下の場合、コラーゲンス
ポンジの形が崩れ、水素結合切断剤の場合も同様に0.
O1以下では溶解性が未添加のものに比べて。
あまり優位な差は認められない。
次に、本発明の作用効果を示すために、水素結合切断剤
としてL−アルギニンを、また、賦形剤としてD−マン
ニトールをサクシニル化アテロコラーゲン水溶液に添加
し、凍結乾燥によりスポンジを調整したものについて無
添加のものと比較した結果を示すと第1表のようになる
第  1  表 No、I No、2 No、3 No、40.1%4g
クシニル化7テロコラーゲン5.0   5.0   
5.0   5.OL−アルギニン0 0.005 0
 0.005D−マンニトール    o   o  
o、os  o、osスポンジの状態    不良不良
 良  良溶解に要する時間   20分 7分 15
分 3分中溶解性は上記スポンジにリン酸緩衝液(pH
7,4)20m Qを加えて比較した。
この結果より、明らかなように、No、lとNo、4と
では溶解性およびスポンジの形態に優位な差が見られ、
したがって、水素結合切断剤としてL−アルギニン、賦
形剤としてD−マンニトールを加えたコラーゲンスポン
ジは、形状、溶解性共に未添加のものに比較して優れて
いる。
(実施例) 次に実施例に基づいて本発明を説明する。
実施例1 (A)0.1メアテロコラーゲン溶液     5.0
グアニジン炭酸塩(水素結合切断剤)  0.0050
−ソルビトール(賦型剤)       O,0S(B
)1.3−ブチレングリコール      2.0PO
E(20)ソルビタンモノラウレート 0.1香料  
             適量防腐剤       
       適量精製水を加えて合計20m Qとす
る。
(A)の溶液を調整し、凍結乾燥を行い、第1剤とする
。別に(II)溶液を調整し第2液とし、使用時に(A
)と(B)を混合する。
混合した結果、3〜4分程度で均一な分散液となり、使
用可能となった。
実施例2 L−アルギニン 0.01 D−マンニトール 0.05 (Uグリセリン          1.51.3−ブ
チレングリコール     1.0POE(20)ソル
ビタンモノラウレート0.1香料          
    適量防腐剤             適量精
製水を加えて合計2011Qとする。
実施例1と同様にして調整する。
使用時、混合振盪した結果、2〜3分程度で均一な分散
液となり、使用可能となった。
実施例3 デキストリン          o、1(B)グリセ
リン           2.0カルボキシメチルセ
ルロース   0.05尿素            
 0.05防腐剤             適量精製
水を加えて20m Qとする。
実施例1と同様にして調整する。
使用時、混合振盪した結果、3〜4分程度で均一な分散
液となり、使用可能となった。
(発明の効果) 以上述べたように5本発明はコラーゲンスポンジからな
る第1剤と、美容液からなる第2剤によって構成されて
いる用時調整型化粧料において、第1剤及び/又は第2
剤に水素結合切断剤を、更に、必要に応じて賦形剤、崩
壊剤或いは分散剤の一種若しくは二種以上を第1剤に添
加したことにより、コラーゲンスポンジの分数溶解性を
高めることができ、従って、混合後速やかに使用できる
用時調整型化粧料を提供することができる効果を奏する

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、コラーゲンスポンジからなる第1剤と美容液からな
    る第2剤によって構成されている用時調整型化粧料にお
    いて、第1剤及び/又は第2剤に水素結合切断剤を、更
    に必要に応じて賦形剤、崩壊剤、化粧品配合剤或いは分
    散剤の一種若しくは二種以上を第1剤に添加することを
    特徴とする用時調整型化粧料
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005306736A (ja) * 2004-04-16 2005-11-04 Hokuyo Kk コラーゲン化粧料、その製造方法、可溶化コラーゲン繊維及びその製造装置
JP2008214226A (ja) * 2007-03-01 2008-09-18 Midori Hokuyo Kk 可溶化コラーゲン繊維及びその製造方法
JP2008239507A (ja) * 2007-03-26 2008-10-09 Fancl Corp コラーゲンの三重螺旋構造安定化剤
JP2009067703A (ja) * 2007-09-11 2009-04-02 Midori Hokuyo Kk 可溶化コラーゲン粉末及びその製造方法
JP2014101355A (ja) * 2012-10-24 2014-06-05 Taki Chem Co Ltd 水溶性コラーゲンシート

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