JPH0218206Y2 - - Google Patents

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JPH0218206Y2
JPH0218206Y2 JP1982175151U JP17515182U JPH0218206Y2 JP H0218206 Y2 JPH0218206 Y2 JP H0218206Y2 JP 1982175151 U JP1982175151 U JP 1982175151U JP 17515182 U JP17515182 U JP 17515182U JP H0218206 Y2 JPH0218206 Y2 JP H0218206Y2
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clutch
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magnet
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、被操作機構を遠隔操作する為の遠隔
操作用駆動装置に関する。
(従来の技術) 一般に、被操作機構を遠隔操作するこの種の装
置は、自動車等に於いて、例えば各ドアに装着さ
れるドアロツク装置の施解錠機構を、運転席より
遠隔操作で施錠又は解錠を行なう装置として使用
される。
従来、この種の装置としては、ソレノイドによ
り吸引するもの又はモータの回転により直接作動
させるか、モータの回転を減速ギヤによつて減速
してその動きで施解錠機構を作動させるものがあ
つたが、ソレノイド及びモータの回転で直接作動
させるものは、ソレノイド及びモータ自体が大型
化し且つ電流も多くコスト等にも問題がある。
又、モータの回転を減速するものは、手動で施解
錠機構を操作するとき逆に減速ギヤ及びモータを
動かすことになり、手動操作が重くなる問題点が
ある。
この問題点を解決したものとして、例えば、実
開昭57−179631号公報に開示されているものがあ
る。
この装置は、モータの駆動軸に遠心クラツチを
設け、手動操作時に駆動軸が逆転することがない
ようにしている。
この遠心クラツチは、モータの駆動軸に対し遊
転するクラツチドラムと、このクラツチドラム内
と遊嵌し、該駆動軸と一体となつて回転するクラ
ツチ体とより成り、該クラツチドラムには、大円
径部と該大円径部より内方に突出する係合突起が
形成され、該クラツチ体には、回転軸中心より放
射方向外方に開口する保持穴が穿設され、該保持
穴に、非駆動時、磁性体である前記駆動軸と吸引
し合つて没入し、駆動時、遠心力により突出して
前記クラツチドラムの係合突起に係合する永久磁
石を出没可能に遊動保持させた構成となつてい
る。
(考案が解決しようとする問題点) 上述のような遠心クラツチに設けた永久磁石
は、駆動時に係合突起に強く係合するところか
ら、妄りに割れることがない強度的に優れた高価
な材質のものを使用しなければならず、コスト高
になる問題点がある。
本考案は、上記問題点を解消するためになされ
たもので、その目的とするところは、モータの回
転軸に、この回転軸の回転時には伝達状態とな
り、非回転時には非伝達状態となるクラツチを配
設することにより、モータの回転による遠隔操作
を可能にし且つ手動による操作の場合には逆にモ
ータが回転されないようにして、手動操作が重く
なることなく円滑に行ない得るようにすると共
に、安価で且つ耐久性に優れた手動操作を備える
被操作機構の遠隔操作用駆動装置を提供すること
にある。
(問題点を解決するための手段) この目的を達成する為に本考案は、モータと、
該モータの回転軸に対し遊転し且つ内周面に大円
径部と該大円径部より内方に突出する係合突起が
形成されたクラツチドラムと該回転軸に駆動され
ると共に該クラツチドラム内に遊嵌されたクラツ
チ体と該クラツチ体に設けられ且つ遠心力によつ
て外方に突出可能な重鍾部材とを有するクラツチ
と、該クラツチドラムに形成されたギヤと噛み合
つて減速作用をなすギヤと、該ギヤに連動すると
共に被操作機構に連結される揺動レバーとを備え
た遠隔操作用駆動装置において、前記クラツチの
外周面に両側を開口した保持穴を形成すると共
に、該保持穴の略中央に磁石を固設し、更には、
前記重鍾部材を磁性体から成る1対の鋼球とし、
該鋼球を該磁石の両側に配置して、前記回転軸の
回転時には前記鋼球が前記保持穴から突出して前
記係合突起に係合することにより該回転軸の回転
が揺動レバーに伝達され、該回転軸の非回転時に
は該鋼球が磁石に吸引されて該保持穴内に保持さ
れ揺動レバーからの動きを該回転軸に伝達されな
いようにしたことを特徴としている。
(作用) モータの回転軸が所定回転数以上になると、遠
心力により両鋼球が磁石の吸引力に抗して、クラ
ツチ体の保持穴から突出して、クラツチドラムの
大円径部に当接して転動し、一方の鋼球が係合突
起に係合して伝達状態になる。これにより、モー
タの回転は、クラツチを介して揺動レバーに伝達
することができる。
モータの回転軸の非回転時には、両鋼球は、磁
石に吸引されてクラツチ体の保持穴に没入してい
て、クラツチは非伝達状態に保持されている。従
つて、揺動レバー側からの動きは、回転軸に伝達
されることはない。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
蓋2と底板3とがビス3aで締結されたケーシ
ング1内部には、正逆回転可能なモータ4が設け
られ、このモータ4の回転軸5にはクラツチ6が
配設されている。
クラツチ6は、内側中心に回転軸5の先端が遊
転自在に嵌挿されて支持されるクラツチドラム7
と、クラツチドラム7内に遊嵌し回転軸5に駆動
されるクラツチ体8と、クラツチ体8の内部に固
設される永久磁石9と、クラツチ体8内に出没可
能に遊動保持される磁性体の重鍾部材をなす2個
の鋼球10,10と、クラツチ体8をクラツチド
ラム7内に密閉し回転軸に対して遊転する密閉蓋
11とより構成される。
クラツチドラム7の背面にはギヤ7aが一体的
に形成され、このギヤ7aは、回転軸5と略直角
方向の軸12によつて回転自在に支持された減速
作用をなすギヤ13と噛み合つている。ギヤ13
の背面には小ギヤ13aが一体的に形成され、こ
の小ギヤ13aは減速作用をなすセクターギヤ1
4と噛み合つている。セクターギヤ14は、ケー
シング1に回転自在に支持された揺動軸15に固
着され、揺動軸15にはケーシング1外に設けら
れる揺動レバー16が結合されている。この揺動
レバー16は、自動車のドア内等に装着されるド
アロツク装置の施解錠機構(図示略)に連結ロツ
ド17によつて連結される。
クラツチ6の詳細につき、さらに第4図乃至第
6図を参照して説明すると、クラツチドラム7は
一方を開口した空洞7bを有する円筒形をしてお
り、空洞7bの開口端に密閉蓋11が固着され、
内周面には大円径部7cとこの大円径部7cから
内方に突出する係合突起7d,7dが形成され、
背壁7eの中心には、回転軸5の先端に遊嵌支持
される挿通穴7fが穿設されている。さらに背壁
7eの背面にはギヤ7aが形成されている。
クラツチ体8は、円柱状をしており、その外径
はクラツチドラム7の係合突起7dが形成する内
径よりやや小さく、帥間隙を以つてクラツチドラ
ム7内に遊嵌している。クラツチ体の中心には断
面略半月状の軸穴8aが穿設され、これに対応し
て同一断面形状に形成されている回転軸5に挿通
係合して駆動されるようになつている。また、ク
ラツチ体8には、軸穴8aより偏心した位置で外
周面に両側を開口するように貫通した保持穴8b
が穿設され、この保持穴8bの略中央には永久磁
石9が固設され、更に永久磁石9の両側には磁性
体の重鍾部材をなす鋼球10,10が保持穴8b
に出没可能に遊動保持されている。この鋼球1
0,10は、クラツチ体8が回転していないとき
は磁石9によつて吸引されて保持穴8b内に保持
されており、回転軸5がいずれかの方向に回転し
てクラツチ体8が回転したときは鋼球10,10
が磁石9の吸引力以上に作用する遠心力により保
持穴8bから突出し、いずれか一方の鋼球10が
係合突起7dの一端と係合するようになつてい
る。
次に作用を説明する。モータ4の回転軸5が静
止しているときは、両鋼球10は磁石9に吸引さ
れてクラツチ体8の保持穴8b内に没入している
から、クラツチ体8はクラツチドラム7に対して
遊転可能な非伝達状態である。このとき、ドアロ
ツク装置の施解錠機構が手動で操作され、連結ロ
ツド17を介して揺動レバー16が揺動して、セ
クターギヤ14、ギヤ13と伝達されてクラツチ
ドラム7が回転しても、クラツチドラム7は空転
してクラツチ体8には回転を伝達されず、モータ
4の回転軸5が回転することはない。また、この
とき、両鋼球10は磁石9によつて吸引されて保
持穴8b内に保持されているので、両鋼球10が
保持穴8bを遊動することによつて発生するガタ
音は防止され、更には、保持穴8bから突出して
係合突起7dに係合して逆に、クラツチドラム7
からクラツチ体8に回転が伝達されて操作力が重
くなるようなことはない。
モータ4で施解錠機構を遠隔操作する場合は、
モータ4に通電し回転軸5を第5図に示す矢印方
向に回転させる。回転軸5が所定回転数以上にな
ると、遠心力により両鋼球10が磁石9の吸引力
に抗して、両鋼球10は第5図に示すように保持
穴8bを遊動して突出し、クラツチドラム7の大
内径部7cに当接して転動し、一方の鋼球10
(第5図において右側の鋼球)が係合突起7dの
一端に係合して迅速に伝達状態となる。そこで、
モータ4の回転力はクラツチドラム7に伝達さ
れ、ギヤ7a,13、セクターギヤ14の順に伝
達して、揺動レバー16を第1図に示す矢印方向
に揺動させ、連結ロツド17を介して施解錠機構
を施錠又は解錠操作することができる。なお、第
3図において18,18は、セクターギヤ14を
揺動端で受け止める緩衝材である。
第7図はクラツチ6の他の実施例を示し、クラ
ツチドラム7に形成した係合突起7dを一個に
し、その係合突起7dの両端近傍にのみ大円径部
7cを形成し、大円径部7cより係合突起7dに
対向する部位に向かつて内径を小さくした小内径
部7gに連続させたものである。
本実施例によれば、両鋼球10が保持穴8bか
ら突出するとき、大円径部7cに直接当接するこ
とは少なく、先ず小内径部7gの近傍に突出して
から大円径部7cに向かつて転動して係合突起7
dに係合するから、鋼球10は大円径部7cに向
かつて徐々に突出し、動作時に鋼球10の突出音
が小さくなるという利点がある。
(考案の効果) 以上の様に、本考案に係る手動操作を備える被
操作機構の遠隔操作用駆動装置によれば、モータ
の非回転時には両鋼球が磁石によつて吸引されて
クラツチ体の保持穴に保持されてクラツチを非伝
達状態に保持しているので、手動による操作の場
合には逆にモータが回転されることなく手動操作
を円滑に行ない得ることができると共にガタ音を
防止することができ、又、モータの回転時には、
両鋼球が突出してクラツチドラムの大内径部に当
接して転動し、いずれか一方の鋼球がクラツチド
ラムの係合突起に係合することによつて円滑且つ
迅速にクラツチを伝達状態にするので、回転力の
伝達が確実になる効果を有し、更には、磁石は単
に1対の鋼球を吸引保持する為のもので他部材に
当接させるようにして使用するものでないから、
むやみに強度に優れた高価なものを使用する必要
性がなく、ひいては装置を安価なものとし、コス
トを低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の一実施例に係る装
置を示し、第1図は平面図、第2図は縦断面図、
第3図は底板を取り外して示した底面図、第4図
はクラツチを示す第3図に於けるA−A断面図、
第5図は第4図と同様な作動説明図、第6図は第
3図に於けるB−B断面図、第7図は他の実施例
に於けるクラツチの横断面図である。 1……ケーシング、4……モータ、5……回転
軸、6……クラツチ、7……クラツチドラム、7
c……大円径部、7d……係合突起、8……クラ
ツチ体、8b……保持穴、9……磁石、10,1
0……鋼球、13……ギヤ、14……セクターギ
ヤ、16……揺動レバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. モータと、該モータの回転軸に対し遊転し且つ
    内周面に大円径部と該大円径部より内方に突出す
    る係合突起が形成されたクラツチドラムと該回転
    軸に駆動されると共に、該クラツチドラム内に遊
    嵌されたクラツチ体と該クラツチ体に設けられ且
    つ遠心力によつて外方に突出可能な重鍾部材とを
    有するクラツチと、該クラツチドラムに形成され
    たギヤと噛み合つて減速作用をなすギヤと、該ギ
    ヤに連動すると共に手動操作を備える被操作機構
    に連結される揺動レバーとを備えた遠隔操作用駆
    動装置において、前記クラツチの外周面に、両側
    を開口した保持穴を形成すると共に、該保持穴の
    略中央に磁石を固設し、更には、前記重鍾部材を
    磁性体から成る1対の鋼球とし、該鋼球を該磁石
    の両側に配置して、前記回転軸の回転時には、前
    記鋼球が前記保持穴から突出して前記係合突起に
    係合することにより該回転軸の回転が揺動レバー
    に伝達され、該回転軸の非回転時には該鋼球が磁
    石に吸引されて該保持穴内に保持され揺動レバー
    からの動きを該回転軸に伝達されないようにした
    ことを特徴とする手動操作を備える被操作機構の
    遠隔操作用駆動装置。
JP1982175151U 1982-11-19 1982-11-19 手動操作を備える被操作機構の遠隔操作用駆動装置 Granted JPS5978465U (ja)

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JP1982175151U JPS5978465U (ja) 1982-11-19 1982-11-19 手動操作を備える被操作機構の遠隔操作用駆動装置

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JPS5978465U JPS5978465U (ja) 1984-05-28
JPH0218206Y2 true JPH0218206Y2 (ja) 1990-05-22

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JP1982175151U Granted JPS5978465U (ja) 1982-11-19 1982-11-19 手動操作を備える被操作機構の遠隔操作用駆動装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08319748A (ja) * 1995-05-24 1996-12-03 Yuhshin Co Ltd 組合せギア及び該組合せギアを備えたアクチュエータ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0211625Y2 (ja) * 1981-05-09 1990-03-27

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JPS5978465U (ja) 1984-05-28

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