JPH0355636B2 - - Google Patents

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JPH0355636B2
JPH0355636B2 JP58067797A JP6779783A JPH0355636B2 JP H0355636 B2 JPH0355636 B2 JP H0355636B2 JP 58067797 A JP58067797 A JP 58067797A JP 6779783 A JP6779783 A JP 6779783A JP H0355636 B2 JPH0355636 B2 JP H0355636B2
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door
switch
closing
power supply
excitation coil
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、自動によるドア開閉に際して、慣性
力によるドアのオーバーランを防止するための自
動ドア開閉装置におけるドア保持装置に関する。
この種の自動ドア開閉装置においては、自動開
閉のためだけでなく、手動による開閉操作をも容
易とするため、駆動源としてのモータと、ドア開
閉手段との間に、クラツチ機構を介在させること
が多い。
しかしながら、このような装置では、ドアの自
動開閉操作中に、ドアを所望の位置で停止させよ
うとして、スイツチを切つたとしても、モータの
回転は停止するが、その場合、クラツチが切れて
ドアは所望の位置で停止することなく、慣性力に
より、更に若干の距離だけオーバーランするため
に、ドアに手等を挾んだりして非常に危険であ
り、開閉作動が安全に行えないという不具合が生
ずる。
本発明は、上述の欠点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、ドアのオーバーラ
ンを防止し得るようなブレーキ作用を設けて、安
全性及び操作性を向上させるようにした自動ドア
開閉装置におけるドア保持装置を提供することに
ある。
本発明は、上記目的を達成するため、駆動源と
ドア開閉手段との間に設けられた電磁クラツチの
励磁用コイルへの給電回路を、ドアの自動開扉用
又は自動閉扉用の操作スイツチを作動させたとき
には、励磁コイルに、クラツチを完全に結合し得
る程度の大きな電力を供給し、かつ操作スイツチ
が不作動状態で、しかもドアが開いているときに
は、励磁コイルに、クラツチを半クラツチ状態と
し得る小さな電力を供給するように構成し、もつ
て、電磁クラツチに、ドア開閉手段と駆動源との
連係を断続させる作用の他に、自動開扉作動終了
後のドアのオーバーランを阻止するとともに、開
扉状態にあるとき、ドアが、風が自重により妄り
に揺動するのを防止し、かつ手動操作によりドア
を開閉する際に、その開閉動作に適当な抵抗力を
与えて、操作性をよくする、いわゆるドアチエツ
ク作用を付加させてある。
以下、本発明を、図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。
1は、自動車車体のセンターピラーで、このセ
ンターピラー1の後部外面に、上下方向の枢軸2
を備える上下1対のドアヒンジ3をもつて、後部
のドア4が、開閉自在に取付けられている。
ドア4を構成するアウターパネル4aと、イン
ナーパネル4bと、前端板4cとによつて形成さ
れた部屋5内に、自動ドアの開閉装置が収納され
ている。
6は、インナーパネル4bに固着された基板
で、この基板6には、電磁クラツチ7が取付けら
れている。この電磁クラツチ7には、後で説明す
るように、減速機構およびドア保持機構が内蔵さ
れている。
電磁クラツチ7の一側には、駆動手段となるモ
ータ8が連結され、また電磁クラツチ7の出力軸
9の遊端には、ピニオン9aが固着されている。
10は、ドア4と車体とを連結するドア開閉手
段で、下記の如く、アーム11と押動杆13とに
よつて構成されている。
アーム11は、側方から見て「く」の字形をな
し、その中位部を、基板6にドア4の内外方向を
向く水平な軸12をもつて枢着されている。
アーム11の下方には、扇形をなすセクターギ
ア11aが連設され、このセクターギア11aの
歯11bは、前記ピニオン9aと噛合している。
アーム11の上端部には、前後方向をなす水平
な押動杆13が、ドア4の内外方向を向く水平な
ピン14をもつて枢着されている。
押動杆13の前端部は、ドア4の前端板4cに
穿設された窓15を貫通してドア外に突出し、車
体側のセンターピラー1に取付けられたブラケツ
ト16に、上下方向をなす軸17をもつて枢着さ
れている。
次に、電磁クラツチ7の構造を、第2図に基づ
いて説明する。
18はケースで、このケース18は、車内側に
開口する有底円筒状のケース本体19と、このケ
ース本体19の開口を覆う蓋20とからなり、内
部に部屋21が形成されるとともに、その鍔部
は、ねじ22をもつて基板6に止着されている。
ケース本体19の底壁19aの中心部には、部
屋21内へ突出するボス19bが連設されてい
る。このボス19bに、前記出力軸9の中間部が
軸支されている。この出力軸9のケース18内端
部には、電磁性軟鉄からなり、かつ円板状をなす
アーマチユア23の側面の中心部が固着されてい
る。
24は、環状をなす励磁用コイルで、ケース本
体19の底壁19aの内側に、ボス19bに嵌挿
された状態で固着されている。
この励磁用コイル24と、前記モータ8とで形
成されるドア開扉用の電気回路については、後で
説明する。
25は、電磁性軟鉄からなり、ほぼ円板状をな
すロータで、このロータ25は、前記アーマチユ
ア23と、励磁用コイル24との間に、通電時に
フイールドを形成するように、極くわずかの間隙
を形成するように配設され、かつその側面中心部
に水平に貫設された内孔は、前記ボス19bの外
周面に嵌挿され、回転自在に軸支されている。
上記アーマチユア23と、ロータ25と、励磁
用コイル24とによつて、電磁クチツチ機構が構
成されている。
すなわち、励磁用コイル24への通電によつて
フイールドが励磁されたとき、ロータ25がアー
マチユア23を吸着し、励磁用コイル24への給
電が断たれたときにはは、ロータ25の吸着力は
解消するようになつている。
ロータ25の外周面には、非磁性体からなる環
状のウオームホイール26が外嵌固着されてい
る。このウオームホイール26は、その下端部に
おいて、ケース本体19に回転自在に枢支された
ウオーム27に非可逆的に噛合して、減速機構を
構成している。なおウオーム27は、図示しない
前記モータ8の出力軸に連結されている。
28は、皮あるいは合成樹脂等からなり、摩擦
力を高めるためのライニングで、このライニング
28は、アーマチユア23の側面と対向するロー
タ25の環状溝25a内に固着されている。
次に、第3図に基づいて、上記励磁用コイル2
4への給電回路を含むドア開閉用の電気回路につ
いて説明する。
自動車に載置されたバツテリー等の直流の電源
Eには、運転席等に設けたドア開閉用の操作スイ
ツチS1を介して、正逆回転可能なモータ8が接続
され、このモータ8の両端には、前記操作スイツ
チS1の作動時に「閉」となるスイツチL1を介し
て、励磁用コイル24が並列に接続されている。
なお、操作スイツチS1は、常時は第3図に示す中
立位置に保持されており、スイツチ操作により、
開扉用接点OP側又は閉扉用接点CL側に切換可能
となつている。
電源Eの両端子間には、前記操作スイツチS1
作動時に「開」となるスイツチL2と、ドア全閉
時に「開」で、ドアがわずかでも開くと「閉」と
なる開扉検出スイツチS2と、抵抗Rとが直列に接
続されている。
操作スイツチS1を、開扉用接点OP側又は閉扉
用接点CL側のいずれかに操作すれば、スイツチ
L1が閉じ、電源Eからモータ8及び励磁用コイ
ル24に通電されて、電磁クラツチ機構が作動
し、ロータ25にアーマチユア23が磁着され
て、モータ8の回転が出力軸9に伝達される。
また、操作スイツチS1を切つた状態において、
ドアを開閉する場合には、第3図に示すように、
スイツチL1が「開」となつており、スイツチL2
及び開扉検出スイツチS2が「閉」となるため、抵
抗Rを介して励磁用コイル24に、上述の操作ス
イツチS1を操作したときよりも、小さな電力(電
流)が給電される。そのため電磁クラツチ機構の
励磁力が小さくなり、吸着力が弱められて、アー
マチユア23とロータ25は半クラツチの状態と
なり、ドア開閉手段10側からの回転力が、出力
軸9を介してアーマチユア23に伝えられた場合
には、所要の抵抗力を付与しながら、アーマチユ
ア23の回転を許すようになつている。
かくして、第3図に示す電気回路において、電
源Eより、操作スイツチS1及びスイツチL1を経
て、励磁用コイル24に至る回路により、操作ス
イツチS1の作動時に、励磁用コイル24に、クラ
ツチを完全に結合させるのに十分な電力を供給す
る第1給電回路が形成され、かつ電源Eより、ス
イツチL2、開扉検出スイツチS2及び抵抗Rを経
て、励磁用コイル24に至る回路により、操作ス
イツチS1が不作動状態にあり、かつドアが開いて
いるときに、励磁用コイル24に、第1給電回路
により供給される電力より小さく、かつクラツチ
を半クラツチ状態に維持するに十分な程度の電力
を供給する第2給電回路が形成されている。
抵抗Rの値は、励磁用コイル24の巻数や、電
源Eの電圧等の電気的諸条件に基づいて定める。
なお、この抵抗Rを可変抵抗とし、その抵抗値を
変えることにより、電磁クラツチ7の半クラツチ
状態における拘束力を変化させ、ドア保持力を調
節し得るようにしてもよい。
次に、以上のように構成された本発明における
装置の作動について説明する。
操作スイツチS1を開扉用接点OP側に入れると、
バツテリEの電源より、モータ8及び励磁用コイ
ル24に給電される。電磁クラツチ機構が接続さ
れて、出力軸9が回転すると、アーム11は、第
1図反時計方向に回動して、押動杆13を前方へ
押動する。
そのため、ドア4は相対的に開かれ、半開位置
で操作スイツチS1を切るか、またはドア4の全開
位置を検知する図示しないスイツチによつて、モ
ータ8への給電は停止される。
また、ドアを閉じる場合には、操作スイツチS1
を閉扉用接点CL側に入れる。すると、モータ8
は逆転し、上述の作動とは逆に、アーム11は第
1図時計方向に回動し、押動杆13は牽引され
て、ドア4が閉じられ、半開位置で操作スイツチ
S1を切るか、またはドア4の全閉位置を検知する
リミツトスイツチ(図示略)が作動して、モータ
8への給電は停止される。
上述のように、ドア4の開閉操作時において、
モータ8への給電が停止されるとともに、電磁ク
ラツチ機構の切離作動に伴つて、ドア4の慣性力
が働き、そのまま、ドア開閉手段10及び出力軸
9を介して、アーマチユア23を続けて回転させ
ようとする。
しかし、前述したように、ドアが開いた状態で
は、スイツチL2及び開扉検出スイツチS2が閉じ
ているので、励磁用コイル24は、第2給電回路
により小さな電力を供給され、それによつて励磁
され、アーマチユア23を、所要の抵抗力を付与
しながら回転させるような半クラツチ状態とな
る。
そのため、アーマチユア23とライニング28
の摩擦力によるブレーキ作用で、ドアの動きは止
まり、ドアは、安全かつ円滑な動きで、開扉ある
いは閉扉されることとなる。
なお、上述の励磁用コイル24によるブレーキ
作用は、自動によるドアの開閉に際し、ドアが半
開状態で途中で停止された場合や、あるいは手動
によつてドアを開閉する場合にも作動して、所望
のドアの開度を保持するという効果を有してい
る。
前記実施例は、本発明を、スウイング式の自動
ドア開閉装置に適用した場合のものであるが、本
発明は、これに限定されるものではない。例え
ば、自動車の車体に沿つて前後方向に開閉可能な
スライド式の自動ドア開閉装置にも、適用可能で
あることは言うまでもない。
以上詳細に説明したように、本発明は、自動ド
ア開閉装置における電磁クラツチに、本来のクラ
ツチ作用とドアチエツク作用の両方の作用を行わ
せるように構成している。
したがつて、ドア開閉操作時において、ドア
を、所望の位置で確実に停止させることが出来る
ので、その安全性及び操作性が向上する効果を有
する。
また、ドアを全開する場合に、ストツパ等に大
きな衝撃を与えることなく、ドアを円滑に自動で
開閉できる利点がある。
さらに、ドアを手動で開く場合にも、適宜のド
ア保持力が働き、安全である等の利点がある。
なお、上述の実施例においては、第2給電回路
において、抵抗Rを設けることにより、電源Eの
電力を弱めて、励磁用コイル24に小さな電力を
供給するようにしてあるが、抵抗を設ける代り
に、電源電圧を低下させたり、又は第1給電回路
の電源より電圧の低い別の電源を用いるようにし
てもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を備える自動車ド
アを、一部切欠して示す正面図、第2図は、第1
図のX−X線に沿う縦断面図、第3図は、開閉扉
用電気回路図である。 4……ドア、7……電磁クラツチ、8……モー
タ、9……出力軸、10……ドア開閉手段、18
……ケース、23……アーマチユア、24……励
磁用コイル、25……ロータ、26……ウオーム
ホイール、27……ウオーム、28…ライニン
グ、S1……操作スイツチ、S2……開扉検出スイツ
チ、L1,L2……スイツチ、R……抵抗、E……
電源。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 適宜の駆動源と、ドアと車体とを連結するド
    ア開閉手段との間に、電磁クラツチを介在させ
    て、ドアを開閉させるようにした自動ドア開閉装
    置において、 前記電磁クラツチにおける励磁用コイルへの給
    電回路が、電源と、 ドアの自動開扉用又は自動閉扉用の操作スイツ
    チと、 ドアが開いたときに作動するようにした開扉検
    出スイツチと、 前記操作スイツチの作動時に、前記励磁用コイ
    ルに、クラツチを完全に噛合させるのに十分な電
    力を供給する第1給電回路と、 前記操作スイツチが不作動状態にあり、かつ前
    記開扉検出スイツチが作動状態にあるときにの
    み、前記励磁用コイルに、前記第1給電回路によ
    り供給される電力より小さく、かつクラツチを半
    クラツチ状態に維持するのに十分な程度の電力を
    供給する第2給電回路 とを具備してなる自動ドア開閉装置におけるドア
    保持装置。
JP58067797A 1983-04-19 1983-04-19 自動ドア開閉装置におけるドア保持装置 Granted JPS59195980A (ja)

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JPS59195980A JPS59195980A (ja) 1984-11-07
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JPH02284302A (ja) * 1989-04-25 1990-11-21 Tokyo Electric Co Ltd 間接照明器具
JPH0347374U (ja) * 1989-09-08 1991-05-01
JP3494540B2 (ja) * 1995-10-27 2004-02-09 株式会社大井製作所 自動駆動式開閉体の仮保持装置
JP4504042B2 (ja) * 2004-02-12 2010-07-14 アスモ株式会社 車両用開閉体開閉装置

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