JP2000160935A - ドア制御装置 - Google Patents

ドア制御装置

Info

Publication number
JP2000160935A
JP2000160935A JP34053698A JP34053698A JP2000160935A JP 2000160935 A JP2000160935 A JP 2000160935A JP 34053698 A JP34053698 A JP 34053698A JP 34053698 A JP34053698 A JP 34053698A JP 2000160935 A JP2000160935 A JP 2000160935A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
state
motor
closer
slide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34053698A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Itami
栄二 伊丹
Ryoichi Fukumoto
良一 福元
Katsuhisa Yamada
勝久 山田
Masao Ohashi
正夫 大橋
Shintaro Suzuki
信太郎 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP34053698A priority Critical patent/JP2000160935A/ja
Priority to US09/449,677 priority patent/US6405485B1/en
Publication of JP2000160935A publication Critical patent/JP2000160935A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
    • E05B81/00Power-actuated vehicle locks
    • E05B81/12Power-actuated vehicle locks characterised by the function or purpose of the powered actuators
    • E05B81/20Power-actuated vehicle locks characterised by the function or purpose of the powered actuators for assisting final closing or for initiating opening
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
    • E05B83/00Vehicle locks specially adapted for particular types of wing or vehicle
    • E05B83/36Locks for passenger or like doors
    • E05B83/40Locks for passenger or like doors for sliding doors
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05FDEVICES FOR MOVING WINGS INTO OPEN OR CLOSED POSITION; CHECKS FOR WINGS; WING FITTINGS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, CONCERNED WITH THE FUNCTIONING OF THE WING
    • E05F15/00Power-operated mechanisms for wings
    • E05F15/60Power-operated mechanisms for wings using electrical actuators
    • E05F15/603Power-operated mechanisms for wings using electrical actuators using rotary electromotors
    • E05F15/632Power-operated mechanisms for wings using electrical actuators using rotary electromotors for horizontally-sliding wings
    • E05F15/635Power-operated mechanisms for wings using electrical actuators using rotary electromotors for horizontally-sliding wings operated by push-pull mechanisms, e.g. flexible or rigid rack-and-pinion arrangements
    • E05F15/638Power-operated mechanisms for wings using electrical actuators using rotary electromotors for horizontally-sliding wings operated by push-pull mechanisms, e.g. flexible or rigid rack-and-pinion arrangements allowing or involving a secondary movement of the wing, e.g. rotational or transversal
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05FDEVICES FOR MOVING WINGS INTO OPEN OR CLOSED POSITION; CHECKS FOR WINGS; WING FITTINGS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, CONCERNED WITH THE FUNCTIONING OF THE WING
    • E05F15/00Power-operated mechanisms for wings
    • E05F15/60Power-operated mechanisms for wings using electrical actuators
    • E05F15/603Power-operated mechanisms for wings using electrical actuators using rotary electromotors
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05YINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES E05D AND E05F, RELATING TO CONSTRUCTION ELEMENTS, ELECTRIC CONTROL, POWER SUPPLY, POWER SIGNAL OR TRANSMISSION, USER INTERFACES, MOUNTING OR COUPLING, DETAILS, ACCESSORIES, AUXILIARY OPERATIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, APPLICATION THEREOF
    • E05Y2900/00Application of doors, windows, wings or fittings thereof
    • E05Y2900/50Application of doors, windows, wings or fittings thereof for vehicles
    • E05Y2900/53Type of wing
    • E05Y2900/531Doors

Landscapes

  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドアを押して移動させる場合、モータを大型
化することなく、ドア閉状態においてスムーズにクロー
ザ動作に移行し、また、ドアの駆動媒体も従来に比べ強
くする必要がないようにする。 【解決手段】 スライドドア1を半ドア状態から完全閉
状態にするクローザCZを備え、スライドドア1とスラ
イドドア1を駆動するモータ81との間の動力伝達系に
クラッチ機構CLを介在させ、スライドドア1を電気的
に駆動する場合クラッチ機構CLのクラッチを接続して
動作させ、スライド動作後にクローザ動作が開始される
スライドドア制御装置において、スライドドア1の状態
が半ドア状態直前から全閉状態のときに接続がなされク
ローザに給電を行うジャンクションSW4cと、スライ
ドドア1の状態を検出するポールSW4dとを設け、ス
ライドドア1を閉動作中、ジャンクションSW4cが接
続された場合にクローザ動作を開始し、その後、所定距
離動いたところでモータ81を停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クローザを備え、
ドアを電気的に動作させ、ドアが半ドアとなる所定状態
まで閉まった後にクローザ動作が開始されるドア制御装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、1BOX等の車両においては、車
両後部にスライド動作によって乗降位置の開閉を行うス
ライドドアが設けられている。車両にはスライドドアの
状態が半ドア状態であるか、完全閉状態であるかを検出
するドア状態検出スイッチが設けられ、このドアを半ド
ア状態にするとそのスイッチ半ドア状態を検出し、スラ
イドドアを電動駆動する給電リレー(スライドドアコン
トロールリレー)に信号を出力する。これによりスライ
ドドアコントロールリレーはフルロックモータを回転さ
せ、スライドドアの状態を半ドア状態から自動的に全閉
状態にするスライドドアイージークローザー(以下、ク
ローザと称す)が採用されており、また、車両側には操
作スイッチが設けられ、スライドドアを電動駆動する操
作スイッチを操作することにより、スライドドアが自動
的に開閉する電動スライドドアと称される装置が採用さ
れ、このような装置は、例えば、グランビア新型車解説
書(1995年8月 トヨタ自動車株式会社発行)の4
−53〜62頁に開示されている。
【0003】この電動スライドドアでは、手動操作と自
動駆動を切り換えるために、スライドドアモータとスラ
イドドアとの間の動力伝達系に対し、その動力伝達経路
を接続または遮断するクラッチ機構が介在され、スライ
ドドアを電動駆動する場合にはクラッチ機構のクラッチ
が接続されるようになっている。この装置においては、
スライドドアモータの動力はモータベルトを介して、マ
グネットクラッチ、ローラープーリー、ゴムローラへと
伝達し、ゴムローラを回転させることによって、スライ
ドドアを移動させる。これによって、車両側部ボデーに
設けられたガイドレールに沿ってスライドドアが動作す
る。
【0004】この場合、スライドドアの電動駆動による
スライド動作からクローザ動作への移行は、ドア状態
(スライドドアの状態が完全閉(フルラッチ状態)であ
るか、半ドア状態(ハーフラッチ状態)であるか)を検
出し、スライドドアをハーフラッチ状態になるまでスラ
イド動作により閉側に移動させ、ハーフラッチ状態の信
号をトリガとしてスライド動作させるスライドモータを
オフする。その後、クローザを作動させ、クローザ動作
により完全閉となるようにしていた。
【0005】
【本発明が解決しようとする課題】しかしながら、スラ
イドドアを駆動するモータの動力によって、スライドド
アを半ドア状態であるハーフラッチ状態まで移動させる
場合、スライドモータを動作させて、その動力を駆動機
構により減速し、大きなスライドドアを動作させるとき
には、ハーフラッチ位置までスライドドアを移動させる
必要がある。このため、スライドドアを駆動機構により
押して移動させる場合にあっては、トルクのあるモータ
が必要となり、その結果、モータが大型化、高コスト化
してしまう。
【0006】また、この場合にあっては、スライドドア
を駆動させる駆動媒体は閉めるときにスライドドア周囲
に設けられた、風雨の車室内への浸入を防止するウェザ
ーストリップの撓みによる反発力に抗して押す必要があ
り、ドア全閉近くまで押し込めば、押し込む分だけ大き
な力がかかることになるため、より構造的に強いものに
しなければならない。
【0007】そこで、本発明は上記の問題点に鑑みてな
されたものであり、ドアを押して移動させる場合、モー
タを大型化することなく、ドア閉状態においてスムーズ
にクローザ動作に移行し、また、ドアの駆動媒体も従来
に比べ強くする必要がないようにすることを技術的課題
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに講じた技術的手段は、ドアを半ドア状態から完全閉
状態にするクローザを備え、ドアとドアを駆動するモー
タとの間の動力伝達系にクラッチ機構を介在させ、ドア
を電動駆動する場合にはクラッチ機構のクラッチを接続
して動作させ、所定状態後にクローザ動作が開始される
ドア制御装置において、ドアとドアが閉められる固定側
には、半ドア状態直前から全閉状態のときに接続がなさ
れクローザに給電が行われる接続手段と、ドアの状態が
半ドア状態および完全閉状態を検出するドア状態検出手
段とを設け、ドアを閉動作中、接続手段から接続信号が
出力された場合にクローザ動作を開始し、その後、ドア
が所定距離動いたところでクラッチ機構につながるモー
タの駆動を停止するようにしたことである。
【0009】これによれば、ドアの状態が半ドア状態直
前から全閉状態のときに接続がなされる接続手段により
接続信号が出力された場合にはクローザ動作が開始され
るのでクラッチ接続によるドア駆動動作とクローザ動作
をオーバーラップさせることができ、接続手段から接続
信号が出力され所定距離動いたところでモータを停止す
るようにしたので、半ドア直前からクローザを動作させ
ることができる。
【0010】例えば、このドアを車両におけるスライド
ドアとし、スライドドアを駆動機構により押して移動さ
せる場合には、この状態ではウェザーストリップの撓み
は少なく、反発力も少ないためスライドドアを移動させ
る力はウェザーストリップの反発力に抗して押す力が軽
減される。しかも、スライド動作により半ドア状態まで
移動させることも必要ないので、スライドドアを押して
移動させるモータは従来に比べ小さなモータで良い。
【0011】この場合、ドア状態検出手段の出力が半ド
ア状態になったとき、クラッチ機構のクラッチの接続を
遮断し、ドアが完全閉状態になったときにクローザ動作
を停止するようにしたので、クローザにできるだけ早く
引き渡し、クラッチ機構につながるモータは早めに停止
する為に、クローザ動作への移行がスムーズに行え、モ
ータの小型化、低電流化が可能となる。更に、駆動媒体
も従来に比べ強くなくて良い。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
を参照して説明する。尚、以下においては、ドアをスラ
イドドアに適用したものにおいて説明を行うが、これに
限定されないものとする。
【0013】図1に示されるように、スライドドア1は
車両の側部ボデー2に形成された矩形のドア開口21を
開閉するものであって、車両前後方向(図1に示す左右
方向)に延在するセンターガイドレール3および上下一
対のアッパーガイドレール41,ロアガイドレール42
により車両前後方向にスライド自在に支持されている。
【0014】アッパーガイドレール41は、ドア開口2
1の上縁に沿って上縁近傍に配置され側部ボデー2に固
定されている。また、ロアガイドレール42は、ドア開
口21の下縁に沿って下縁近傍に配置され側部ボデー2
に固定されている。センターガイドレール3は、ドア開
口21より車両後部の側面ボデー2の中央室外面に固定
されている。
【0015】スライドドア1には、ガイドレール3,4
1,42それぞれに摺動自在に案内される3組のガイド
ローラユニット5が取り付けられており、スライドドア
1はガイドローラ5のもつローラ5aが車両側に取り付
けられたガイドレール3,41,42内部を摺動するこ
とで、ローラ5aがガイドレール3,41,42内で案
内されて、ドア開口21をスライド移動して開閉する。
この場合、ガイドレール3,41,42は互いに平行で
あって且つこれらのガイドレール3,41,42は車両
の前後方向に延在しており、その前端はドア開口21の
閉時においてスライドドア1が側部ボデー2の室外面と
面一となるようにスライドドア1を案内するため、室内
方に向かって屈曲している。スライドドア1を動作さ
せ、ドア開口21の閉時において、スライドドア1の外
面と車両後部の側面ボデー2の面は一致する。
【0016】次に、スライドドア1をスライド動作させ
る機構について図1および図6を参照して説明する。
【0017】スライドドア1はスライドドア後部に取り
付けられるローラユニット5にピンで固定されるシュー
11を介してギヤドケーブル6がつながっており、この
ギヤドケーブル6がセンターガイドレール後部に設けら
れたグロメット23を介して車内へと導かれ、車両側部
ボデー2の室内側に固定された駆動機構(アクチュエー
タ)8により押し引きされることにより、ギヤドケーブ
ル6はセンターガイドレール3内に設けられたガイドパ
イプ3a内を摺動する(図6参照)。その結果、それぞ
れのガイドレール3,41,42内を3組のローラユニ
ット5は転がり、スライドドア1はガイドレール3,4
1,42に沿って開閉されるようになっている。
【0018】図2はスライドドア1を開閉駆動させる駆
動機構8の構成を示しており、この図において図3はA
−A断面図、図4はB−B断面図、図5はC−C断面図
を示している。駆動機構8は取付けブラケット85を介
して車両側部ボデー2の室内パネルの内側にネジ等の固
定部材により取り付けられる。駆動機構8のハウジング
82は内部に減速機構が配設されており、減速機構を駆
動する直流モータ81が取り付けられ、固定されてい
る。
【0019】直流モータ81は外部ハーネスを介して給
電がなされるとモータ内部のコイルに電流が流れ回転駆
動する。モータ81の回転はモータ出力軸に設けられた
ウォーム81a(図6参照)により、ウォームに噛み合
うウォームホイール(図示せず)に伝えられる。ウォー
ムホイールはハウジング82の内部に設けられており、
モータ回転を減速させるものであって、その回転出力が
ハウジング82に取り付けられたカバー89に軸支され
る出力軸87に伝わる。この出力軸87にはセレーショ
ンが設けられており、セレーションが設けられた位置に
内部中央にセレーションが設けられた出力ギヤ83が配
設され、出力軸87の回転により出力軸87と一体回転
を成す出力ギヤ83が回転される。この出力ギヤ83の
回転によりギヤドケーブル6は押し引きされ(開動作で
は図6に示す時計まわりに出力軸87が回転することで
引かれ、閉動作では半時計まわりに出力軸87が回転す
ることで押され)、スライドドア1が開閉動作する。こ
の場合、スライドドア1を押し引きするギヤドケーブル
6は、出力ギヤ83および出力ギヤ83が軸支される同
じハウジング89で従動軸88が軸支される。よって、
ギヤドケーブル6は出力ギヤ83と従動ギヤ84に挟ま
れ、両ギヤ83,84によりギヤドケーブル6は確実な
噛合をしている。
【0020】また、出力軸87には軸方向にクラッチ機
構CLが設けられている。出力軸はハウジング82およ
びカバー82に圧入された軸受90,91により、回転
自在に軸支されている。出力軸87には上下2ケ所にセ
レーションが設けられており、このセレーションの設け
られた位置にロータ98および外歯を有する出力ギヤ8
3が設けられている。
【0021】環状のコア99には中心部に軸受91が圧
入され、ケース82内に収められる。コア99は中心部
に軸受91が圧入される中心孔が設けられ、その外径に
円周状凹部を有している。この円周状凹部に外部よりハ
ーネスを介して給電が可能な出力軸87と同軸で円周状
に巻かれた環状のコイル80が配設される。また、コア
99の円周状凹部の開口を閉塞するようにコア99と同
軸でロータ98が設けられている。ロータ98は外周縁
と同径となるように、リング状の磁石97が固定され
る。この磁石97は外周面において80組のN/S極が
それぞれ交互となるよう磁化された状態でロータ98に
固定されており、ロータ98と磁石97は出力軸87の
回転に伴い一体回転する。磁石97に対向して設けら
れ、磁石97に形成されたN/S極性により信号が切り
換わるホール素子を用いた回転位置検出センサが周方向
に2つ並んで配設され、位相が互いに90°ずれた波形
を出力する。これらのセンサは、本実施形態においては
モータ81の回転状態、即ち、モータ回転によりスライ
ドドア1がどれだけ開いた状態になったかを検出するセ
ンサとして機能するため、ドアセンサ43,44と称す
るものとする。そのセンサにより得られた信号はハーネ
スを介して外部に出力されるようになっている(図4参
照)。
【0022】更に、このロータ98は磁性体材料から成
り立っており、ロータ98には磁石97が固定された内
径に円周状の凸部98aが形成されている。軸方向にお
いてこのロータ98に形成された凸部98aとリング部
材95に形成された凸部95aが同径位置に設けられ、
軸方向に所定の空隙をもって通常は対向しているものと
する。
【0023】一方、リング部材95には凸部95aが形
成された内径には電磁力発生時に電磁力を強める磁性体
材料から成る環状のアマーチャ100がリング部材96
に固定して設けられており、コア内に設けられたコイル
80に外部から電流を流すことにより、コア80、ロー
タ98、アマーチャ100との間で磁気的な閉ループが
形成される。よって、この電磁力によりロータ98の凸
部98aとリング部材95の凸部95aが電磁力の発生
により軸方向に吸引され、ロータ98とリング部材95
は一体回転することが可能となり、コア99、コイル8
0、ロータ98、アマーチャ100、リング部材95は
電磁クラッチCLとして機能する。
【0024】更に、リング部材95の凸部95aが形成
された反対面には板バネ94を介してハブ93が設けら
れている。リング部材95とハブはリベット96により
固定されている。具体的には、板バネ94を介してリン
グ部材95とアマーチャ100をリベット96によりか
しめると共に、板バネ94を介してハブ93をかしめる
ことによりリング部材95とハブ93は一体となり、リ
ング部材95の回転によりハブ93は回転する。
【0025】ハブ93にはダンパを介在させてギヤ92
が嵌合しており、モータ81が回転した場合、ウォーム
ホイールの回転をダンパで衝撃を吸収し、ギヤ92で受
けるようになっている。
【0026】このような構成によって、スライドドア1
を電動で開閉動作させる場合には、まずコイル80に通
電する。コイル80に外部から電流を流すと、コア8
0、ロータ98、アマーチャ100との間で磁気的な閉
ループが形成され、電磁力によりロータ98の凸部98
aとリング部材95の凸部95aが電磁力により軸方向
に吸引され、電磁クラッチCLがオンした状態となり、
ロータ98とリング部材95は一体回転で回転する。こ
のように、電気的にクラッチをオン(ロータ98の凸部
98aとリング部材95の凸部95aを電磁力により吸
引させ、両者が一体となった)状態にして、モータ81
を駆動する。この状態の基で、モータ81の回転はモー
タ出力軸に設けられたウォーム81aにより減速機構の
ウォームホイールに伝わる。ウォームホイールの回転は
ハブ93およびギヤ92の間に介在するダンパにより衝
撃を吸収してギヤ92の外歯で受け、ギヤ92と一体回
転するリング部材95を介してクラッチオンとなってい
るので、その時の回転力はロータ98に伝わる。ロータ
98に伝わった力は出力軸87を回転させる。その結
果、出力軸87と一体回転を行う出力ギヤ83を回転さ
せ、出力ギヤ83の回転により従動ギヤ84がギヤドケ
ーブル6の反対側に配設されることで、ギヤドケーブル
6を確実に噛合させた状態の基でギヤドケーブル6を動
作させ、スライドドア1を開閉動作させることができ
る。
【0027】一方、手動操作によりスライドドア1を開
閉するときには、コイル80およびモータ81に給電し
ないようにすれば、クラッチCLがオフ(ロータ98の
凸部98aとリング部材95の凸部95aが一定の空隙
を保ち、動力伝達系の機械的接続がなされていない状
態)となり、スライドドア1の手動動作により出力ギヤ
83およびロータ98は回転するが、モータ81に接続
される動力伝達経路は遮断され、手動によりスライドド
ア1の開閉を行うことができる。
【0028】次に、この駆動機構8に付加されるブレー
キ機構BKについて説明する。このブレーキ機構BKは
図2に示すように、ギヤドケーブル6が動く過程に設け
られる。これは、ギヤドケーブル6の動きを規制し、ス
ライドドア1の電気的な動作がなされていないとき、ケ
ーブル動作時にブレーキをかけるよう作用する。
【0029】ギヤドケーブル6にはブレーキ軸71に設
けられたブレーキギヤ73およびブレーキ機構BKの従
動軸72に設けられた従動ギヤ74が両側から噛合して
おり、両ギヤ73,74はセレーション結合がされ、ブ
レーキ軸71および従動軸72と一体回転を行う。ま
た、両ギヤ73,74はカバー89に設けられた軸受6
1,62およびハウジング82に設けられた軸受63,
75により軸支され、回転可能となっている。ブレーキ
軸71は途中にフランジ部が形成されており、このフラ
ンジ部が軸受75の軸方向端面にワッシャーを介して当
接して一方向の動きが規制される。ブレーキ軸71には
更にハウジング82に対して固定されるブラケット76
に軸受75が圧入されている。ブラケット76には内部
に凹部を有し、この凹部にコイル78が配設された円筒
状の磁性体から成るコア77が溶接等によりブラケット
の片側面に固定されている。一方、コア77のコイル7
8が配設される凹部の内側には段部が形成され、この段
部にはコイル78が配設される開口を塞ぐよう、SUS
から成る環状の金属板83および金属板83に重ねて摩
擦板84が配設される。金属板83と摩擦板84が段部
に配設された状態において、コア77の一端面から摩擦
板84が若干はみ出す。更に、摩擦板84が設けられる
コア77の凹部開口端を閉塞するよう、磁性体から成る
円板状のアマーチャ80がコア77と同軸で取り付けら
れる。このアマーチャ80とブレーキ軸71はセレーシ
ョン結合がなさ、ブレーキ軸71がギヤドケーブル6の
移動によりギヤ面の噛合により動かされたとき、一体回
転する。尚、この場合、従動ギヤ74がブレーキギヤ7
3の反対側に配設されることから、ギヤドケーブル6の
噛合は確実になされる。
【0030】また、ブレーキ軸71にはアマーチャ80
を摩擦板84側に付勢するようスプリング79がブレー
キ軸71の外周に設け、このスプリング79を圧縮させ
た状態でブレーキ軸71の端部近傍に設けられた溝部に
リング部材86が嵌着されている。これにより、ブレー
キ軸71はフランジ部で一方向の動き(抜け)が係止さ
れていることから、スプリング79の付勢力により、ア
マーチャ80は摩擦板84に接するようコア側に押圧さ
れている。
【0031】このような構成において、コイル78に外
部からハーネス70を介して通電を行うことにより、ブ
レーキ軸71に対して周方向に巻かれたコイル78に電
流が流れ、コイル78、コア77、アマーチャ80の間
に閉ループの磁気回路が形成されるので、電磁力の作用
により摩擦板80がコイル側、即ち、摩擦板84の方に
吸引される。このように、アマーチャ80が摩擦板84
側に吸引され、非回転側のコア77とブレーキ軸71と
一体で回転するアマーチャ80の間にはギヤドケーブル
6が移動して相対回転が生じた場合、その回転を規制す
ることが可能となる。つまり、これはコイル78、コア
77、アマーチャ80で構成される電磁クラッチ(ブレ
ーキクラッチ)BKの作動によりブレーキ軸71にブレ
ーキをかけ規制することが可能になる。この場合、コイ
ル78に流す電流の量や、通電時間によってアマーチャ
80と一体回転するブレーキ軸の回転を規制すること
で、ブレーキギヤ73の回転が抑制されるので、その結
果として、ブレーキギヤ73と噛み合うギヤドケーブル
6の移動が規制され、てギヤドケーブル6にブレーキ力
が作用することになる。
【0032】以上、スライドドア1の開閉を行う駆動機
構8のクラッチ機構CLおよびブレーキ機構BKについ
て説明してきたが、ここで、スライドドア1の動作につ
いて概要を説明する。
【0033】スイッチ操作により電気的な動作を行うス
ライドドア(電動スライドドア)は、運転席近傍にある
操作スイッチを操作する(操作スイッチを押す)ことに
より、スライドドア1の自動全開閉を行うと共に、手動
によりスライドドア1を全閉状態から少し開閉すると自
動的に全開または全閉を行うものである。具体的に開動
作では、キャンセルスイッチ(スライド制御を行わない
スイッチ)4aがオフの時、操作スイッチ開(操作スイ
ッチは開/閉の2段階スイッチでも良い)を押すと、ス
ライドドア1がラッチ状態の時は自動的にラッチを解除
し、操作スイッチを押し続けている間は自動的にスライ
ドドアを前全開まで開ける動作を行う。一方、キャンセ
ルスイッチ4aがオフの時、操作スイッチ閉を押し続け
ている間は自動的にスライドドアを閉方向に動作させ、
閉じきりではクローザCZによりスライドドア1を全閉
させる動作を行う。
【0034】また、キャンセルスイッチ4aがオフの
時、スライドドア全閉から手動で開けると全開まで開け
る動作を行うと共に、キャンセルスイッチ4aがオフの
時、スライドドア全開から手動で閉めるか、若しくはド
アハンドルを引くと自動的にドアを全閉まで閉める動作
を行うものである。
【0035】本実施形態においては、スライドドア1の
駆動伝達系が電気的に断たれ、スライドドア1がフリー
の状態になった時(スライドドア1を電気的に動作させ
る駆動機構のクラッチがオフ状態となり、スライドドア
1が手動操作により自由に動く状態)に車両が下り坂等
で傾斜した状態にある場合、スライドドア1は自重によ
り動き出し、このスライドドア1の移動による挟み込み
を防止するため、スライドドア1がある一定の速度以上
にならないようにしたブレーキ機構BKを備えている。
【0036】次に、図7を参照しながら、挟み込み防止
機能を備えた制御装置CNの外部接続について説明す
る。コントローラ30は各種スイッチ、センサからの信
号を入力インターフェース31により受け、これらの信
号を基にスライドドア1の開閉制御を行うものである。
スライドドア1を駆動させる駆動機構8はコントローラ
30からの出力信号により駆動回路32によりドライブ
され、ギヤドケーブル6を押し引きすることにより、ス
ライドドアを開閉させるものである。ギヤドケーブル6
の動きを規制するブレーキクラッチBKはPWM制御回
路33により制御されるようになっている。
【0037】そこで、車両状態を検出するSWおよびセ
ンサについて説明すると、キャンセルSW(スイッチ)
4aはオンでパワースライド制御を無効にするスイッチ
であり、操作スイッチ4bはドア開でスライドドア1を
自動的に開させ、ドア閉でスライドドア1を自動的に閉
するスイッチである。ポールスイッチ4dはドアクロー
ザCZのアクチュエータ内に設けられスライドドアの状
態がハーフラッチ位置(ラッチ状態が不完全である半ド
ア状態)、フルラッチ位置(ラッチ状態が完全である完
全閉状態)であるかを検出するスイッチ、カーテシSW
4eはオンでスライドドア開、オフでスライドドア閉状
態を検出するスイッチ、タッチSW4fはスライドドア
1が閉まる位置に設けられタッチスイッチが押されてい
るかまたは断線しているかを検出するスイッチ、PKB
(パーキングブレーキ)SW4jはパーキングブレーキ
が引かれているかを検出するスイッチ、ジャンクション
SW4cは、スライドドア1が閉時にスライドドア側に
設けられたクローザCZに給電を行うものであり、ジャ
ンクションが接続されているかを検出、またはドア全閉
時にジャンクションスイッチを介してラッチレリーズ
(ラッチを解除する)RRを行うアクチュエータに電源
供給を行うスイッチである。その他、車両状態を検出す
るために、IG(イグニッション)信号4g、シフトP
信号4h、フットブレーキ4i、E/G信号4l、車速
を検出する車速センサ4kからの信号、スライドドア1
の開閉状態を検出するドアセンサ43,44からの信号
が、入力インターフェースに入力されている。
【0038】一方、ドアクローザCZはスライドドア閉
時のハーフラッチ状態から全閉までの動作を行うもので
あり、ラッチレリーズRRはドア開時にラッチ解除を行
う。
【0039】制御装置CNは、このような概略各種スイ
ッチ(キャンセルSW,ドア開SW,ドア閉SW,ポー
ルSW,カーテシSW,タッチSW,IG SW,PK
B信号)およびセンサ(車速センサ,ドアセンサ)から
の信号および車両の状態信号(IG信号,シフトP信
号,フットブレーキ信号,E/G信号)が入力され、こ
れらの信号を基に、コントローラ30は車両の状態を判
断し、駆動回路32を介してスライドドアのスライドモ
ータ81およびクラッチCLを動作させると共に、コン
トローラ30はPWM制御回路33に信号を出力し、P
WM制御回路33からPWM信号を出力してブレーキク
ラッチBKを作動させる。
【0040】次に、図8を参照して、スライドドア1を
動作させる制御装置CNのコントローラ30における処
理について説明する。制御装置CNはバッテリーから電
源が供給されると、図8に示すメインルーチンを実行す
る。尚、ここでは、本発明の要所部分に限って説明を行
うことにする。
【0041】図8において、最初、ステップS101で
はイニシャル処理が行われる。ここでは、ROM、RA
Mの状態がチェックされると共に、この処理に必要なメ
モリに初期値が設定された後、本システムが正常に動作
するかといったチェックがなされる。ステップS102
ではスライドドア1の状態が全閉であるかがチェックさ
れる。ドア全閉状態は、ポールSW4dおよびカーテシ
SW4eの状態から判断され、ポールSW4dがラッチ
状態(ハーフラッチ状態またはフルラッチ状態)のとき
カーテシSW4eがオフ(ドア閉)状態のときで判断さ
れる。ステップS102においてスライドドア1が全閉
になった場合には、ステップS103において入力処理
を行う。入力処理は、制御装置CNの入力インターフェ
ース31に入力される現在の車両状態を示す各種セン
サ、各種スイッチ(図7参照)が入力された後、これら
の信号がコントローラ30に入力され、コントローラ内
の必要なメモリに記憶される。
【0042】その後、ステップS104ではスライドド
ア1の電気的動作(パワースライド動作)をキャンセル
するキャンセルSW4aがおされたかがチェックされ
る。ここで、キャンセルSW4aが押されている場合
(オン状態)には、ステップS120においてスライド
ドア1の動きを制御する加速防止制御を行い、ステップ
S103に戻る。しかし、キャンセルSW4aが押され
ていない場合(オフ状態)には、ステップS105にお
いて今度はパワースライド動作中であるかがチェックさ
れる。このパワースライド動作中であるかの判定ではパ
ワースライド開動作および閉動作フラグの状態を見て判
定しており、パワースライド動作中でない場合にはステ
ップS115に移るが、パワースライド動作中である場
合にはステップS106を実行し、ステップS106に
おいて挟み込み検知処理を行う。この挟み込み検知処理
ではスライドドア1の移動に伴う車体側(ピラー)への
挟み込みを検知する。
【0043】挟み込み検知処理が行われた後、ステップ
S107において開または閉の操作スイッチ4bが押さ
れたかがチェックされる。ここで、操作スイッチ4bが
押されていない場合には、ステップS108において、
クラッチCLはオンの状態でパワースライド開および閉
動作フラグをクリアすると共に、モータ81をオフして
パワースライド動作を停止した後、ステップS103に
戻る。
【0044】ステップS105においてパワースライド
動作中でない場合にはステップS115に移るが、ここ
では操作スイッチ4bが開側に押されたかがチェックさ
れ、開側に押された瞬間を検知し、ステップS116に
おいてパワースライド開動作中のフラグをセットしてパ
ワースライド開動作を開始し、ステップS103に戻
る。
【0045】一方、ステップS115の条件が成立しな
い場合(開側に操作スイッチ4bが押された瞬間以外)
には、今度は操作スイッチ4bが閉側に押されたかがチ
ェックされる。ここで、操作スイッチ4bが閉側に押さ
れた瞬間を検知し、ステップS118においてクラッチ
接続処理を行う。このクラッチ接続処理はスライドドア
1を電動で動かすため操作スイッチ4bを操作した場
合、手動による操作(マニュアル操作)でスライドドア
1を動かし、スライドドア1が所定距離のところまで動
いた場合に、駆動機構8のコイル80に通電を行い電磁
力を発生させてクラッチCLを接続(ロー98とリング
部材95が一体回転する状態にする)し、電動によるパ
ワースライド動作を行う。この場合、スライドドア1の
移動するドア速度が所定速度より速くなっていないかを
見て、速くなっている場合にはスライドドア1の閉方向
の動きに対して、ブレーキ機構BKによりブレーキをか
け、スライドドア1の移動速度を落としてからクラッチ
CLを接続するというものである。クラッチ接続処理が
なされた後には、ステップS119においてパワースラ
イド閉動作フラグをセットし、ステップS103に戻
る。
【0046】ステップS107において開または閉側に
操作スイッチ4bが押されているときには、ステップS
109以降の処理を行う。ステップS109ではパワー
閉動作中にジャンクションSW4cがオフからオンにな
ったか、つまり、車体側のスライドドア1が当接する部
位に設けられているフィメール端子とスライドドア側に
設けられているフィメール端子と接合するメール端子と
がスライドドア閉動作中に接続した(具体的には、クロ
ーザCZが動作する前のスライドドア1の状態が、全閉
から10数mm手前で殆ど閉まっている状態(ハーフラ
ッチ状態となる前の半ドア状態直前)から全閉状態の間
にある)かがチェックされ、ジャンクションSW4cが
オフからオンになった場合には、ステップS110にお
いてスライド動作からクローザ動作へと以降して、スラ
イドドア1を不完全な閉状態から完全な閉状態に閉じき
るドア閉じきり制御を行い、ステップS111において
モータ81をオフ、クラッチCLをオフ、パワースライ
ド閉動作フラグをクリアして、パワースライド動作を停
止した後に、ステップS103に戻る。
【0047】一方、ステップS109において、ジャン
クションSW4cがオフからオンにならない(閉じきり
状態でない)場合には、ステップS112において今度
はパワー開動作中にスライドドア1が全開になったかが
チェックされる。ここで、ステップS112の条件が成
立しない場合(パワースライド開動作中にドア全開にな
らない場合)には何も行わずにステップS103に戻る
が、ドアがパワースライド動作により全開になった場合
には、ステップS113においてモータ81をオフ、ク
ラッチCLをオフ、パワースライド開動作フラグをオフ
してパワースライド動作を停止する。その後、この状態
ではスライドドア1が全開位置となっているため、ステ
ップS114において車両が傾斜状態で開状態になって
ドアがフリーな状態になった場合に保持する位置(車両
側のロアーガイドレールに設けられたチェックスプリン
グの作用により、スライドドア1を支えるローラユニッ
ト5のローラ5aが係止される保持位置)まで戻すよう
断続的にブレーキをかけるブレーキ制御を行う。これに
より、図13の(a)のように車両が傾斜状態にあって
もクラッチCLをオフしてスライドドア1の状態がフリ
ーな状態になっても、係止部近くまでローラ5aの位置
をもってくることができ、開状態のスライドドア1がチ
ェックスプリングの係止部を乗り越えないようにでき
る。これにより、確実にチェックスプリングの係止部で
ローラ5aが止まり、坂道等でも確実にスライドドア1
を保持することが可能となる。
【0048】次に、図9に示す割込処理について説明す
る。制御装置CNにはドアセンサ43,44からの信号
が入力されており、この信号の立ち上がりエッジと立ち
下がりエッジが入力された場合、自動的にメインルーチ
ン対して割込みの処理がなれるものである。この処理に
おいて、ステップS201ではドアセンサ43(DS
1)のエッジ方向とその時のもう1つのセンサ44(D
S2)の電位レベルにより、ドアの移動方向を確定する
(フローの注釈参照)。その後、スライドドア1が全閉
状態から開方向に動いたか(信号がオンからオフに変化
したか)がチェックされ、スライドドア1が全閉状態か
ら開いた場合に、ドア全閉位置としてドア位置をリセッ
トし、DS1のエッジと1つ前のDS1のエッジ間の時
間を取得し、その逆数を計算することでドア速度を得
る。
【0049】この処理ではスライドドア1が開いた瞬
間、現在どの位置にスライドドア1があるかを記憶して
いるドア位置カウンタの値をリセットして、全閉状態で
初期化を行う。しかし、スライドドア1が全閉状態から
開かない場合にはリセットを行わず、ステップS203
において、ドアの移動方向によりドア位置カウンタを開
方向ではインクリメント、閉方向ではデクリメントし、
逐次ドア状態を記憶し、その後、ステップS205にお
いてエッジ間距離は一定であることから、エッジ間隔時
間の逆数をとってドア速度の算出を行う。
【0050】具体的には、DS1のエッジを検知する
と、その時のDS2の状態を読み取り、DS1の立ち下
がりエッジでDS2がハイ(高電位H)、またはDS1
の立ち上がりエッジでDS2がロー(低電位L)の時は
ドア開方向、DS1の立ち下がりエッジでDS2がロー
またはDS1の立ち上がりエッジでDS2がハイの時は
ドア閉方向に1パルス動いたことを検知し、ドア全閉位
置を初期化して原点とし、DS1にエッジが入る毎にド
ア位置のカウント数を増減しドア位置を認識する。
【0051】これにより、ドアセンサ43,44からの
エッジが入力される毎にこの処理がなされ、ドア情報と
してスライドドア1のドア位置、ドア速度、移動方向に
関する情報が割込処理により得られるようになってい
る。
【0052】次に、本発明のドア閉じきり制御につい
て、図10を参照して詳細に説明するが、この制御を説
明する前に、ここで用いているクローザCZについて図
12、図13を参照しながら簡単に説明する。クローザ
CZはスライドドア1の状態が半ドア状態の場合に自動
的に全閉まで閉め込む動作を行うものである。これは、
スライドドア1を半ドア状態にすると、この半ドア状態
を検出SW4cにより検出し、この信号をスライドドア
クローザーリレー52に出力する。これを受けてスライ
ドドアクローザーリレー52は、スライドドアロック5
3を駆動するフルロックモータ(図示せず)を駆動して
正転動作を行いスライドドア1を全閉状態にするもので
ある。
【0053】そこで、図10に示すドア閉じきり制御を
説明する。この処理は、スライドドア1が閉動作中の閉
じきり間際に実行されるものであって、メインルーチン
のステップS109(図8参照)においてジャンクショ
ンSW4cがオフからオンになったときに実行される。
つまり、これは全閉手前の数10mm程度の位置にスラ
イドドア1がきたとき、ステップS301においてドア
クローザCZをオンし、クローザ動作を開始させるもの
であり、ステップS302においてクローザCZが動作
し始めた時のドア位置を基準位置とする。
【0054】その後、ステップS303においてジャン
クションSW4cがオン状態となっているか(車体側の
スライドドア1が当接する部位に設けられているフィメ
ール端子とスライドドア側に設けられているフィメール
端子と接合するメール端子とが接続した)かがチェック
され、ジャンクションSW4cがオン(端子間が接続)
されていない(未だスライドドア1が十分に閉じきって
いない)場合には、メインルーチンのA(ステップS1
03)へ移るが、ジャンクションSW4cがオン(端子
間が接続)の場合には、ステップS304において基準
位置から現在のドア位置の偏差をとり、クローザ動作が
開始された基準位置からどれだけ移動したかを示す移動
量を算出する。
【0055】その後、ステップS305においてドア全
閉確認をポールSW4dおよびカーテシSW4eよりチ
ェックし、ドア全閉(信号出力が全閉状態)の場合には
ステップS306に移るが、ドア全閉でない場合にはス
テップS309に移る。ドア全閉の場合には、ステップ
S306からステップS308においてモータ81をオ
フ(モータ81への通電を停止)、クラッチCLをオフ
(コイル80への通電を停止)、ドアクローザCZをオ
フしてこの処理を終了するが、信号出力が全閉でない場
合にはステップS309において、今度はハーフラッチ
状態であるかがチェックされる。ここで、ポールSW4
dの状態がハーフラッチ状態となっている場合には、ス
テップS310,S311においてモータ81およびク
ラッチCLをオフした後、ステップS303に戻る。
【0056】一方、ポールSW4dの状態がハーフラッ
チ状態となっていない場合には、移動量がモータ81を
止めるモータオフ移動量(移動量が基準位置から7.2
5mm)以上であるかがチェックされ、移動量がモータ
オフ移動量まで達していない場合にはステップS303
に戻るが、まだモータオフ移動量まで達している場合に
はステップS313においてモータ81をオフし、ステ
ップS303に戻る。
【0057】尚、ステップS303以降の処理は、ジャ
ンクションSW4cがオン(対の端子が接続状態)とな
った場合、直ぐにはドア全閉またはハーフラッチ状態と
はならないことから、通常ではジャンクションSW4c
の接続がなされると、スライドドア1をモータオフ移動
量(接続後、7.25mm)まで動かした後、モータ8
1をオフするようになっている。つまり、ジャンクショ
ンSW4c接続後に設けられたステップS305および
ステップS309は、フェールセーフ的なものであり、
ポールSW4d等が故障した場合には適切な制御が行え
ないことから、モータ81、クラッチをオフする。
【0058】つまり、この閉側の処理では、図11の
(b)に示されるように操作スイッチ4bを閉側に操作
する(押す)と、このタイミングでクラッチがオンにな
りスライドドア1は電動駆動を開始する。その後、スラ
イドドア1は電動動作によって閉まってゆき、ジャンク
ションSW4cの端子が接続する(オン状態)。この状
態になると、クローザCZに給電がなされ、ドアクロー
ザCZに電力が供給されるのでクローザCZが作動し始
める。この状態ではスライドドア1を動作させるモータ
81も同時に作動しており、クローザCZでスライドド
ア1を引っ張り込むと共に、モータ81による駆動力に
よりギヤドケーブル6によりスライドドア1を押してい
る状態にあるので、両方の駆動装置(クローザCZと電
動スライドドア装置)が作動していることになる。ここ
で両方をオーバーラップして動かすことによって、スラ
イドドア1を駆動するモータ動作からクローザ動作へと
移る場合での動作の引き渡しがスムーズになる。その
後、ポールSW44dがハーフラッチ状態になると電動
動作を行うクラッチをオフするが、モータ81はハーフ
ラッチ手前のジャンクションSW4cが接続(オン)に
なってから、所定距離(7.25mm)だけ動いたとこ
ろでオフする。ここでモータ81の駆動を停止すること
によって、モータ81に大電流を流す必要はなくなる。
【0059】尚、この場合、モータ81をオフする距離
はできるだけ電流値、駆動媒体へかかる力が小さく、し
かも、クローザCZにより確実に引き込める位置の2つ
の条件によって決定される。
【0060】クローザCZがまだスライドドア1を引き
込む位置まで来ていない場合、クラッチCLをオフてし
まう(電動動作を解除する)と、スライドドア1の状態
がフリーな状態となり、折角、モータ81がスライドド
ア1に対して、クローザCZが引き込める位置まで閉方
向にギヤドケーブル6を介して押し込んだにも関わら
ず、クラッチCLをオフした瞬間、風雨の車室内への浸
入を防止することを目的とし、スライドドアの周囲に設
けられたウェザーストリップの反発力等でスライドドア
1が開側に移動してしまう。このようにウェザーストリ
ップの反発力等で閉動作後に開側に戻ってしまうと、ク
ローザCZで閉めきることができなくなってしまうこと
から、モータ81をオフした後にハーフラッチ状態を検
出したときクラッチをオフしている。
【0061】モータオフ後、クローザCZ単体で全閉状
態となるようスライドドア1を閉めることになるが、ハ
ーフラッチ状態までスライドドア1が来ると、その位置
より開側にドアが動くことはないのでクラッチCLをオ
フし、その後は、クローザ単体でスライドドア1を全閉
まで閉める動作を行うようにしている。
【0062】
【効果】本発明によれば、ドアを半ドア状態から完全閉
状態にするクローザを備え、ドアとドアを駆動するモー
タとの間の動力伝達系にクラッチ機構を介在させ、ドア
を電動駆動する場合にはクラッチ機構のクラッチを接続
して動作させ、所定状態後にクローザ動作が開始される
ドア制御装置において、ドアとドアが閉められる固定側
には、半ドア状態直前から全閉状態のときに接続がなさ
れクローザに給電が行われる接続手段と、ドアの状態が
半ドア状態および完全閉状態を検出するドア状態検出手
段とを設け、ドアを閉動作中、接続手段から接続信号が
出力された場合にクローザ動作を開始し、その後、ドア
が所定距離動いたところでクラッチ機構につながるモー
タの駆動を停止するようにしたことにより、ドアの状態
が半ドア状態直前から全閉状態のときに接続がなされる
接続手段により接続信号が出力された場合にはクローザ
動作が開始されるのでクラッチ接続によるドア駆動動作
とクローザ動作をオーバーラップさせることができ、接
続手段から接続信号が出力され所定距離動いたところで
モータを停止するようにしたので、半ドア直前からクロ
ーザを動作させることができる。
【0063】例えば、このドアを車両におけるスライド
ドアとし、スライドドアを駆動機構により押して移動さ
せる場合には、この状態ではウェザーストリップの撓み
は少なく、反発力も少ないためスライドドアを移動させ
る力はウェザーストリップの反発力に抗して押す力が軽
減される。しかも、スライド動作により半ドア状態まで
移動させることも必要ないので、スライドドアを押して
移動させるモータは従来に比べ小さなモータで良い。
【0064】この場合、ドア状態検出手段の出力が半ド
ア状態になったとき、クラッチ機構のクラッチの接続を
遮断し、ドアが完全閉状態になったときにクローザ動作
を停止するようにしたので、クローザにできるだけ早く
引き渡し、クラッチ機構につながるモータは早めに停止
する為に、クローザ動作への移行がスムーズに行え、モ
ータの小型化、低電流化が可能となる。更に、駆動媒体
も従来に比べ強くなくて良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態におけるドア制御装置を
車両に取り付けたときの取付図である。
【図2】 図1に示す駆動機構の要所部分拡大図であ
る。
【図3】 図2に示す駆動機構のA−A断面図である。
【図4】 図2に示す駆動機構のB−B断面図である。
【図5】 図2に示す駆動機構のC−C断面図である。
【図6】 図2に示す駆動機構のモータからスライドド
アまでの動力伝達系を示した図である。
【図7】 本発明の一実施形態における制御装置の内部
構成および外部接続図である。
【図8】 図7に示すコントローラの処理を示すメイン
フローチャートである。
【図9】 図7に示すコントローラの割込処理を示すフ
ローチャートである。
【図10】 図8に示すドア閉じきり制御のフローチャ
ートである。
【図11】 コントローラに入力される各種SWの状態
とコントローラからの出力信号を示すタイミングチャー
トであり、(a)は操作スイッチによるドア開動作を示
し、(b)は操作スイッチによるドア閉動作を示してい
る。
【図12】 本発明の一実施形態におけるクローザの構
成を示した図である。
【図13】 本発明の一実施形態におけるクローザへの
給電を示した図である。
【図14】 車両が傾斜状態にある場合にスライドドア
をガイドレールに沿って移動するローラユニットの構成
を示し、(b)はローラユニットのローラとローラを所
定位置で係止するチェックスプリングの関係を示した図
である。
【符号の説明】
1 スライドドア(ドア) 2 側部ボデー(固定側) 4b 操作スイッチ 4c ジャンクションSW(接続手段) 4d ポールSW(ドア状態検出手段) 4e カーテシSW(ドア状態検出手段) 6 ギヤドケーブル(ドア駆動媒体) 8 駆動機構 81 モータ BK ブレーキ機構 CL クラッチ機構 CN 制御装置 CZ クローザ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大橋 正夫 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 (72)発明者 鈴木 信太郎 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 Fターム(参考) 2E052 AA09 BA02 CA06 DA01 DA03 DA08 DB01 DB03 DB08 EA16 EB01 EC01 GA07 GB06 GB12 GC07 GD02 GD09 KA01 KA02 KA06 KA13 KA15 KA16

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアを半ドア状態から完全閉状態にする
    クローザを備え、前記ドアと前記ドアを駆動するモータ
    との間の動力伝達系にクラッチ機構を介在させ、前記ド
    アを電動駆動する場合には前記クラッチ機構のクラッチ
    を接続して動作させ、所定状態後にクローザ動作が開始
    されるドア制御装置において、 前記ドアと前記ドアが閉められる固定側には、半ドア状
    態直前から全閉状態のときに接続がなされ前記クローザ
    に給電が行われる接続手段と、前記ドアの状態が半ドア
    状態および完全閉状態を検出するドア状態検出手段とを
    設け、前記ドアを閉動作中、前記接続手段から接続信号
    が出力された場合にクローザ動作を開始し、その後、前
    記ドアが所定距離動いたところで前記クラッチ機構につ
    ながる前記モータの駆動を停止するドア制御装置。
  2. 【請求項2】 前記ドア状態検出手段の出力が半ドア状
    態になった場合、前記クラッチ機構のクラッチの接続を
    遮断し、前記ドアが完全閉状態になった場合にクローザ
    動作を停止する請求項1に記載のドア制御装置。
JP34053698A 1998-11-30 1998-11-30 ドア制御装置 Pending JP2000160935A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34053698A JP2000160935A (ja) 1998-11-30 1998-11-30 ドア制御装置
US09/449,677 US6405485B1 (en) 1998-11-30 1999-11-30 Door control equipment

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34053698A JP2000160935A (ja) 1998-11-30 1998-11-30 ドア制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000160935A true JP2000160935A (ja) 2000-06-13

Family

ID=18337936

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34053698A Pending JP2000160935A (ja) 1998-11-30 1998-11-30 ドア制御装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6405485B1 (ja)
JP (1) JP2000160935A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6739646B2 (en) 2001-03-02 2004-05-25 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Opening and closing device for a vehicle door
JP2005127438A (ja) * 2003-10-24 2005-05-19 Mitsui Mining & Smelting Co Ltd 動力装置
JP2005163853A (ja) * 2003-11-28 2005-06-23 Mitsui Mining & Smelting Co Ltd 動力装置のクラッチ機構
JP2005163852A (ja) * 2003-11-28 2005-06-23 Mitsui Mining & Smelting Co Ltd 動力装置のクラッチ機構
JP2006328932A (ja) * 2005-04-28 2006-12-07 Denso Corp 車両ドア制御システム
KR100765596B1 (ko) * 2005-12-09 2007-10-09 기아자동차주식회사 파워슬라이딩도어 제어방법
JP2008303706A (ja) * 2008-08-06 2008-12-18 Mitsuba Corp 車両用開閉装置
US8479445B2 (en) 2004-12-28 2013-07-09 Mitsui Kinzoku Act Corporation Door opening/closing device
CN105178769A (zh) * 2015-09-06 2015-12-23 深圳市泛海三江电子有限公司 一种用于电动闭门器的总线型控制装置和监控系统

Families Citing this family (37)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6799669B2 (en) * 2001-09-13 2004-10-05 Siemens Vdo Automotive Corporation Dynamic clutch control
CA2468643C (en) * 2001-11-29 2010-11-23 Intier Automotive Closures Inc. Drive assembly for a power closure panel
US6898900B2 (en) * 2002-03-20 2005-05-31 Delphi Technologies, Inc. Electronic position sensor for power operated accessory
JP3894431B2 (ja) * 2002-04-08 2007-03-22 株式会社大井製作所 移動体のケーブル張力装置
JP3934022B2 (ja) * 2002-10-09 2007-06-20 株式会社大井製作所 車両用開閉体の速度制御装置
US7243461B2 (en) * 2003-03-19 2007-07-17 Rogers Jr Lloyd W Hinge mechanism for a sliding door
US7325361B2 (en) * 2003-03-19 2008-02-05 Delphi Technologies, Inc. Apparatus and method for providing a modular sliding door mechanism
US9523231B2 (en) 2003-11-10 2016-12-20 Strattec Power Access Llc Attachment assembly and drive unit having same
JP3987976B2 (ja) * 2003-11-25 2007-10-10 自動車電機工業株式会社 バックドア自動開閉装置
US20050237015A1 (en) * 2004-04-27 2005-10-27 The Chamberlain Group, Inc. Method and apparatus using movable barrier zones
EP1713160B1 (en) * 2005-04-11 2020-06-17 Delphi Technologies, Inc. Drive device for motor operated vehicle door with movement sensor
US9260882B2 (en) 2009-03-12 2016-02-16 Ford Global Technologies, Llc Universal global latch system
EP2325426B1 (en) * 2009-11-20 2015-06-17 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Driving device
US9234979B2 (en) 2009-12-08 2016-01-12 Magna Closures Inc. Wide activation angle pinch sensor section
US8493081B2 (en) 2009-12-08 2013-07-23 Magna Closures Inc. Wide activation angle pinch sensor section and sensor hook-on attachment principle
JP2011132771A (ja) * 2009-12-25 2011-07-07 Aisin Seiki Co Ltd 車両用ドア開閉装置
DE102011081618A1 (de) * 2011-08-26 2013-02-28 Ford Global Technologies, Llc Schiebetürfeststeller
US9551166B2 (en) 2011-11-02 2017-01-24 Ford Global Technologies, Llc Electronic interior door release system
DE102012018093A1 (de) * 2012-09-13 2014-03-13 Kiekert Aktiengesellschaft Kraftfahrzeugtür sowie Verfahren zur Beaufschlagung einer solchen Kraftfahrzeugtür
GB2518142B (en) * 2013-08-22 2017-06-28 Inteva Products Llc Energy dampening arrangement for vehicle latch assembly
US9416565B2 (en) 2013-11-21 2016-08-16 Ford Global Technologies, Llc Piezo based energy harvesting for e-latch systems
US10337216B2 (en) 2014-01-02 2019-07-02 Strattec Power Access Llc Vehicle door
US9903142B2 (en) 2014-05-13 2018-02-27 Ford Global Technologies, Llc Vehicle door handle and powered latch system
US10323442B2 (en) 2014-05-13 2019-06-18 Ford Global Technologies, Llc Electronic safe door unlatching operations
US10273725B2 (en) 2014-05-13 2019-04-30 Ford Global Technologies, Llc Customer coaching method for location of E-latch backup handles
US10119308B2 (en) 2014-05-13 2018-11-06 Ford Global Technologies, Llc Powered latch system for vehicle doors and control system therefor
US9909344B2 (en) 2014-08-26 2018-03-06 Ford Global Technologies, Llc Keyless vehicle door latch system with powered backup unlock feature
FR3026424A1 (ja) * 2014-09-30 2016-04-01 Inteva Products Llc
US9725069B2 (en) 2015-10-12 2017-08-08 Ford Global Technologies, Llc Keyless vehicle systems
US10227810B2 (en) 2016-08-03 2019-03-12 Ford Global Technologies, Llc Priority driven power side door open/close operations
US10087671B2 (en) 2016-08-04 2018-10-02 Ford Global Technologies, Llc Powered driven door presenter for vehicle doors
US10329823B2 (en) 2016-08-24 2019-06-25 Ford Global Technologies, Llc Anti-pinch control system for powered vehicle doors
US10458171B2 (en) 2016-09-19 2019-10-29 Ford Global Technologies, Llc Anti-pinch logic for door opening actuator
JP6992263B2 (ja) * 2017-03-17 2022-01-13 株式会社アイシン 車両用開閉体制御装置
US10604970B2 (en) 2017-05-04 2020-03-31 Ford Global Technologies, Llc Method to detect end-of-life in latches
DE102017220324A1 (de) 2017-11-15 2019-05-16 Ford Global Technologies, Llc Überwachungsvorrichtung zur Überwachung einer Fahrzeugschiebetür und Verfahren zur Überwachung
US10907386B2 (en) 2018-06-07 2021-02-02 Ford Global Technologies, Llc Side door pushbutton releases

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2029134A5 (ja) * 1969-01-14 1970-10-16 Mecanismes Comp Ind De
JPS5876669A (ja) * 1981-10-29 1983-05-09 株式会社大井製作所 自動車等における自動扉開閉装置
US4665710A (en) * 1985-09-20 1987-05-19 George Kyzer Bypass and monitoring circuit for refrigeration system
GB2237060B (en) * 1989-05-22 1993-04-28 Ohi Seisakusho Co Ltd Automatic door operating system
JP2505445Y2 (ja) * 1990-02-23 1996-07-31 株式会社大井製作所 ドアロックのハ―フラッチ及びフルラッチ検知装置
JP2840039B2 (ja) * 1994-12-12 1998-12-24 株式会社大井製作所 ドアクロージャ
JP3074116B2 (ja) * 1994-12-12 2000-08-07 株式会社大井製作所 ドアクロージャ
US5832669A (en) * 1995-08-24 1998-11-10 Mitsui Kinzoku Kogyo Kabushiki Kaisha Latch device for vehicle sliding door

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6739646B2 (en) 2001-03-02 2004-05-25 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Opening and closing device for a vehicle door
JP2005127438A (ja) * 2003-10-24 2005-05-19 Mitsui Mining & Smelting Co Ltd 動力装置
JP2005163853A (ja) * 2003-11-28 2005-06-23 Mitsui Mining & Smelting Co Ltd 動力装置のクラッチ機構
JP2005163852A (ja) * 2003-11-28 2005-06-23 Mitsui Mining & Smelting Co Ltd 動力装置のクラッチ機構
US8479445B2 (en) 2004-12-28 2013-07-09 Mitsui Kinzoku Act Corporation Door opening/closing device
JP2006328932A (ja) * 2005-04-28 2006-12-07 Denso Corp 車両ドア制御システム
KR100765596B1 (ko) * 2005-12-09 2007-10-09 기아자동차주식회사 파워슬라이딩도어 제어방법
JP2008303706A (ja) * 2008-08-06 2008-12-18 Mitsuba Corp 車両用開閉装置
CN105178769A (zh) * 2015-09-06 2015-12-23 深圳市泛海三江电子有限公司 一种用于电动闭门器的总线型控制装置和监控系统

Also Published As

Publication number Publication date
US6405485B1 (en) 2002-06-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000160935A (ja) ドア制御装置
JP2000158946A (ja) 開閉体の自動駆動装置
JP3675202B2 (ja) 開閉体制御装置
JP4120074B2 (ja) 自動開閉体の挟み込み防止装置
JP3843626B2 (ja) 車両用スライドドア制御装置
US9260901B2 (en) Door-opening/closing device for use in vehicle
EP0078662B1 (en) An automatic door opening and closing device
JP3656787B2 (ja) 車輛用スライドドアの自動開閉装置
US7063373B2 (en) Door-opening/closing apparatus
US7406377B2 (en) Vehicle-use automatic opening/closing device
JPH0747585Y2 (ja) 自動ドア開扉装置
JPH06344773A (ja) 車両ドア・コントローラ
JPH06328941A (ja) 車両ドア・コントローラ
JP2000179232A (ja) 車両用スライドドア装置
US20070295852A1 (en) Seat Belt Retractor, Control Method Thereof, and Seat Belt Device
KR100719144B1 (ko) 구동장치 및 도어클로저
JP3857459B2 (ja) ドア開閉装置
US7151323B2 (en) Control method of sliding a vehicle door by a powered sliding device
JP3723037B2 (ja) 車両用開閉体の自動開閉装置
JP2006022513A (ja) 車両用自動開閉装置
JPS60199722A (ja) 電動スライドドアの開閉制御装置
JP4262641B2 (ja) 車両用自動開閉装置
JPH0355636B2 (ja)
JP2000130021A (ja) パワーウインド装置
JP2006009486A (ja) 車両用開閉体制御方法