JP2629393B2 - モータ式アクチュエータ - Google Patents

モータ式アクチュエータ

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JP2629393B2
JP2629393B2 JP937990A JP937990A JP2629393B2 JP 2629393 B2 JP2629393 B2 JP 2629393B2 JP 937990 A JP937990 A JP 937990A JP 937990 A JP937990 A JP 937990A JP 2629393 B2 JP2629393 B2 JP 2629393B2
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actuator
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帥男 三好
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
    • E05B81/00Power-actuated vehicle locks
    • E05B81/24Power-actuated vehicle locks characterised by constructional features of the actuator or the power transmission
    • E05B81/25Actuators mounted separately from the lock and controlling the lock functions through mechanical connections

Landscapes

  • Lock And Its Accessories (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、モータを駆動源とした例えば自動車のド
アロックに用いられるアクチュエータに関するものであ
る。
〔従来の技術〕
従来、この種のモータ式アクチュエータとして、例え
ば特公昭58−47551号公報や特開昭60−113856号および
特開昭60−253680号公報に開示されている。このような
アクチュエータは遠隔操作によってドアロックのロッ
ク,アンロック操作を行なうと同時に手動操作によるロ
ック,アンロック動作を確保するためにアクチュエータ
内にクラッチ機構を設け、遠隔操作による作動時以外は
ドアロック機構とモータとを切り離す構成とするのが一
般に行なわれている。
第3図は上記ドアロック用アクチュエータの取付状態
の正面図、第4図はアクチュエータの内部構造の平面
図、第5図は第4図のV−V線における断面図、第6図
はリンクバーの詳細図である。各図において、ドアロッ
クアクチュエータ1はドアロック機構2にロッド3を介
して連結されている。詳しくは、アクチュエータの出力
軸4に固着されたリンクバー5の自由端にロッド3の一
端がクランプ6で結合され、ロッド3の他端が先端にロ
ックノブ2bを有するレバー2aの途中にピン結合されてい
る。上記アクチュエータ1は合成樹脂からなる本体7に
カバー8をねじ結合して外囲体を構成し、本体7の外端
に切離部を有する透孔9aをあけた取付片9が設けられ、
この取付片9によってアクチュエータ1がドア内部にね
じ止めされる。また、上記ドアロック機構2に連結され
る出力軸4は本体7に開口した孔10にシール12を介して
突出している。
一方、本体7内の下部にはモータ13が配設され、その
モータ軸13aに減速機構の小歯車14が取付けられてい
る。そしてこの小歯車14にギア15が噛合い、このギア15
はピニオンギア17との間に回転方向に弾性を有するスプ
リング16を介して装着されている。上記ピニオンギア17
にはクラッチ入力ギア21がその外周歯21dが噛合い、こ
のクラッチ入力ギア21は第7図に示すように内部の扇形
の斜面からなるローラ案内壁21a,21aと弧状のレバー孔2
1bを設け、このローラ案内壁21a,21aにリターンスプリ
ング23の両端に連結されたローラ22,22が第8図に示す
ように係合されている。19はレバードラムで、その外周
部にブレーキばね20が装着され、このばね20の両端20a
は本体7のストッパ部7aに当接して移動を規制されてい
る。また、上記レバードラム19の一側面外周側にレバー
19aが突設され、このレバー19aは上記クラッチ入力ギア
21のレバー孔21bに挿入されている。24はクラッチ出力
ギアを示し、これに設けた伝達凸部24aがクラッチ入力
ギア21の内壁21cに係合されて組合されている。上記ク
ラッチ入力ギア21,レバードラム19およびクラッチ出力
ギア24はクラッチ軸25に一軸に回転自在に支軸されてい
る。また、クラッチ出力ギア24のギア24bは上記出力軸
4と同軸に設けた出力ギア26と噛合い、出力ギア26はそ
の凹部26bがプレート27の凸部27bと係合されている。そ
して、このプレート27と、上記出力軸4がカシメ固定さ
れている。なお、28は出力ギア26の回動範囲を規制する
ストッパである。
次に動作について説明する。ロックノブ2bが引き上げ
られロック機構2がアンロック状態にある時ドアロック
アクチュエータ1のリンクバー5はUNLOCK側となってい
る。この状態において運転者が手元スイッチ(図示せ
ず)をロック側に投入すると保持回路(図示せず)が作
動し、設定された時間(例えば0.5秒)だけモータ13が
回転され小歯車14,減速ギア15を介してスプリング16を
回転圧縮しつつピニオンギア17を回転させる。
このピニオンギア17の回転は、連結されたクラッチ入
力ギア21に伝達され、クラッチを接続状態にする。クラ
ッチの接続は第8図(ア)に示す様にクラッチ入力ギア
21に入力された時計方向の回転は、レバー19aと相対回
転し、レバー19aによってローラ22の移動を阻止しリタ
ーンスプリング23を引き伸ばして、ローラ案内壁21aに
そって径方向外周に押し出され、ローラ22がクラッチ入
力ギア内壁21cに当接し移動が停止する。(第8図
(イ))その時レバー19aはレバードラム19外周に縮設
されたブレーキスプリング20とレバードラム19とのすべ
りによりクラッチ入力ギア21と同速度で回転される。
径方向外周に押し出されたローラ22はクラッチ入力ギ
ア21の回転に伴ないクラッチ出力ギア24に設けられた伝
達凸部24aと係合し、クラッチ出力ギア24を回転させ
る。そしてクラッチ出力ギア24の回転によって出力ギア
26,プレート27を介して出力軸4を回転させ、リンクバ
ー5,ロッド3を介してレバー2aを引下げ、ロック機構2
を仮想線で示すロック状態に動作する。その後、設定時
間が経過してタイマーにより給電が中止されると、スプ
リング16の反発ばね力によりモータ13に逆回転方向の回
転力が伝達される。この逆回転によりクラッチ入力ギア
21およびクラッチ出力ギア24間に第7図(ウ)に示すよ
うに点線で示す緩みが生じ、リターンスプリング23の復
元力でローラ22は初期位置(第7図(ア))へ戻り、ク
ラッチの遮断状態となる。なお、ロック状態からアンロ
ック状態への自動操作時並びにアンロック状態からロッ
ク状態への手動操作時においては、上記動作と同一であ
るため説明は省略する。また、ロック機構2の強制解除
(ドアロックのLOCK動作中のドア閉止による強制解除)
等による出力側からの衝撃力は、プレート27の凸部27b
と係合する出力ギア26の凹部26bが弾性変形し吸収して
他のギアへの影響を防止することができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来のモータ式アクチュエータは以上のように構成さ
れているので、ドアロック機構2からの衝撃力のくり返
しにより出力ギア26の凹部26bが次第に劣化して広が
り、これによって、プレート27の凸部27bとのガタによ
ってアクチュエータのストロークが不足するといった問
題点があった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになさ
れたもので、ドアロック機構からの衝撃力に対しても出
力ギアが劣化することなくアクチュエータのストローク
不足を防止したモータ式アクチュエータを得ることを目
的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明に係わるモータ式アクチュエータは、モータ
軸に連動される原動部材と、出力軸に連動される従動部
材との間に設けられたクラッチ部材によって上記原動部
材の回転を従動部材に伝達し、モータの停止時に上記伝
達を解除するようにしたモータ式アクチュエータにおい
て、上記出力軸と同軸に設けた出力ギアと、上記出力軸
に固着されたプレートとが、上記出力ギアをくり抜いて
形成した凸部をプレートに形成した凹部に弾性係合した
ことを特徴とする。
〔作 用〕 この発明においては、プレートに形成した凹部に出力
ギアをくり抜いて形成した凸部を弾性係合するようにし
たので、弾性変形する部分が凸部の1箇所となり、これ
によって出力ギアとプレートとの間に緩みが生じること
がなく、アクチュエータのストローク不足が防止できる
作用が得られる。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を図について説明する。第
1図はこの発明によるモータ式アクチュエータの内部構
造の平面図、第2図は第1図のII−II線における断面図
であって、この発明は従来例で説明したアクチュエータ
と異なる点は、クラッチ出力ギア24と噛合い減速回転す
る出力ギア26に凸部26aをくり抜いて形成し、この凸部2
6aを出力軸4にカシメ固定したプレート27の凹部27aに
弾性係合し連結したものである。なお、その他の部分は
従来例と全く同一であるので同一符号を付して説明は省
略する。
上記のように構成したモータ式アクチュエータの動作
は従来例で説明したものと同一であるので説明は省略す
るが、この発明では、ドアロック機構からの衝撃力が出
力軸4に伝わると、出力軸4に固定されたプレート27の
凹部27aと係合している出力ギア26の凸部26aを弾性変形
して上記衝撃力を吸収する。これによって、出力ギア26
およびこれと噛合っているクラッチ出力ギア24等の損傷
を未然に防止できる。
また、出力ギア26の凸部26aは、プレート27の凹部27a
によって両側から支持されているので、凸部26aと凹部2
7aとの緩みは発生することもなくこの結果、アクチュエ
ータのストローク不足も生じることがない。
なお、実施例ではアクチュエータのストローク不足を
解消したものについて説明したが、出力ギア26の小径部
に凸部を設け、出力軸4の回転によって上記凸部がスイ
ッチをオンすることでその回転量を電気的に出力する方
式にすれば、凸部の変形もなく正確な出力が得られると
いう効果もある。
〔発明の効果〕
以上説明したようにこの発明によれば、クラッチ出力
ギアと噛合い減速回転する出力ギアに凸部を形成し、こ
の凸部を出力軸にカシメ固定したプレートの凹部に弾性
係合して連結するようにしたので、出力軸側からの衝撃
力を受けても出力ギアの上記凸部で吸収し、これによっ
て、出力ギアにガタが生じることなくアクチュエータの
ストローク不足を解消することができ、精度の高いモー
チ式アクチュエータとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例によるモータ式アクチュエ
ータの内部構造を示す平面図、第2図は第1図のII−II
線における断面図、第3図は従来のモータ式アクチュエ
ータを自動車のドアロックに適用した例の正面図、第4
図は従来のアクチュエータの内部構造の平面図、第5図
は第4図のV−V線における断面図、第6図はリンクバ
ーの詳細図、第7図は従来のクラッチ機構の分解斜視
図、第8図(ア)〜(ウ)は従来のクラッチ機構の動作
工程図である。 1……アクチュエータ、2……ドアロック機構、3……
ロッド、4……出力軸、5……リンクバー、7……本
体、8……カバー、13……モータ、14……小歯車、15…
…減速ギア、16……スプリング、17……ピニオンギア、
19……レバードラム、19a……レバー、20……ブレーキ
スプリング、21……クラッチ入力ギア、21a……ローラ
案内壁、21b……孔、21c……内壁、22……ローラ、23…
…リターンスプリング、24……クラッチ出力ギア、24a
……伝達凸部、25……クラッチ軸、26……出力ギア、26
a……凸部、27……プレート、27a……凹部。 なお、図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータ軸に連動される原動部材と、出力軸
    に連動される従動部材との間に設けられたクラッチ部材
    によって上記原動部材の回転を従動部材に伝達し、モー
    タの停止時に上記伝達を解除するようにしたモータ式ア
    クチュエータにおいて、上記出力軸と同軸に設けた出力
    ギアと、上記出力軸に固着されたプレートとが、上記出
    力ギアをくり抜いて形成した凸部をプレートに形成した
    凹部に弾性係合したことを特徴とするモータ式アクチュ
    エータ。
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