JPH0217946Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0217946Y2 JPH0217946Y2 JP12358684U JP12358684U JPH0217946Y2 JP H0217946 Y2 JPH0217946 Y2 JP H0217946Y2 JP 12358684 U JP12358684 U JP 12358684U JP 12358684 U JP12358684 U JP 12358684U JP H0217946 Y2 JPH0217946 Y2 JP H0217946Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- molding
- base
- holder
- bolt
- resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000000465 moulding Methods 0.000 claims description 27
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 18
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims description 18
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 14
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 14
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 claims description 6
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 claims description 4
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 claims description 4
- 238000001746 injection moulding Methods 0.000 description 3
- BZHJMEDXRYGGRV-UHFFFAOYSA-N Vinyl chloride Chemical compound ClC=C BZHJMEDXRYGGRV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
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- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
- Connection Of Plates (AREA)
- Clamps And Clips (AREA)
- Insertion Pins And Rivets (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この考案は、自動車用モールの取付け構造に関
するものである。
するものである。
(従来の技術)
自動車のサイドプロテクタモール等(以下、単
にモールという。)は、通常合成樹脂製の保持具
を用いてボデイに止めつけられている。従来、用
いられてきた保持具1としては、第6図および第
7図に示すようなものが知られている。これは、
モールMの側方から嵌込んでスライドさせ、モー
ルMの第1、第2の両フランジf1,f2間にそ
れぞれ張出し形成された押え片10を利用してモ
ールMに先付けしておき、このもとで係合基部9
を自動車のボデイへ押し嵌めることによつて止め
付けるものである。
にモールという。)は、通常合成樹脂製の保持具
を用いてボデイに止めつけられている。従来、用
いられてきた保持具1としては、第6図および第
7図に示すようなものが知られている。これは、
モールMの側方から嵌込んでスライドさせ、モー
ルMの第1、第2の両フランジf1,f2間にそ
れぞれ張出し形成された押え片10を利用してモ
ールMに先付けしておき、このもとで係合基部9
を自動車のボデイへ押し嵌めることによつて止め
付けるものである。
(考案が解決しようとする問題点)
ところで、ボデイを損傷から保護するために、
通常はモールMの両フランジ縁部に塩ビ等の樹脂
を付着させて、樹脂部4を形成している。具体的
には、インジエクシヨン成形によつてなされるの
であるが、この作業は上記した保持具の取付け後
になされるため、金型の型合わせが困難となつて
いた。したがつて、樹脂が必要箇所以外にもはみ
出し、これを放置すれば、自動車の外観を損ね、
また除去することとすれば、作業の繁雑さと作業
効率の低下を招くことになる。そこで、本考案は
上記したモールの樹脂部の成形を綺麗に行うこと
ができるように、モールの取付け構造を改良せん
としたものである。
通常はモールMの両フランジ縁部に塩ビ等の樹脂
を付着させて、樹脂部4を形成している。具体的
には、インジエクシヨン成形によつてなされるの
であるが、この作業は上記した保持具の取付け後
になされるため、金型の型合わせが困難となつて
いた。したがつて、樹脂が必要箇所以外にもはみ
出し、これを放置すれば、自動車の外観を損ね、
また除去することとすれば、作業の繁雑さと作業
効率の低下を招くことになる。そこで、本考案は
上記したモールの樹脂部の成形を綺麗に行うこと
ができるように、モールの取付け構造を改良せん
としたものである。
(問題点を解決するための手段)
上記目的を達成するために、本考案は、第1、
第2の両フランジ縁部に対し樹脂部が後成形され
たモールを、合成樹脂製の保持具を用いて自動車
のボデイへ固定保持させるための取付け構造であ
つて、前記保持具は前記両フランジ縁間に嵌合可
能に形成された板状の基片と、この基片に穿孔さ
れかつ前記両フランジ縁間においてモール内面か
ら突出されたボルト等の軸部と弾性係合可能な爪
片を備えた差込み穴と、この差込み穴と連通可能
に前記基片の一方の面から突出されかつ前記ボル
ト等の頭部を嵌入しうる中空状の台部と、該台部
から突出されて前記ボデイへ押し嵌め可能な係合
基部とから構成することとしたのである。
第2の両フランジ縁部に対し樹脂部が後成形され
たモールを、合成樹脂製の保持具を用いて自動車
のボデイへ固定保持させるための取付け構造であ
つて、前記保持具は前記両フランジ縁間に嵌合可
能に形成された板状の基片と、この基片に穿孔さ
れかつ前記両フランジ縁間においてモール内面か
ら突出されたボルト等の軸部と弾性係合可能な爪
片を備えた差込み穴と、この差込み穴と連通可能
に前記基片の一方の面から突出されかつ前記ボル
ト等の頭部を嵌入しうる中空状の台部と、該台部
から突出されて前記ボデイへ押し嵌め可能な係合
基部とから構成することとしたのである。
(実施例)
以下、本考案を具体化した実施例を図面にした
がつて詳細に説明する。
がつて詳細に説明する。
まず、モールMについて説明する。モールMは
金属製の薄板材にて形成されており、その両縁は
それぞれ内側に折り曲げられて第1、第2のフラ
ンジ縁f1、f2が形成されている。また、両フ
ランジ縁f1、f2におていモールMの内面には
所定間隔毎(ボデイBに貫通された取付け穴3に
対応した間隔)にボルト2(Tスタツドあるいは
スタツドボルト等)が溶接されている。さらに、
両フランジ縁f1、f2にはインジエクシヨン成
形によつて、例えば塩化ビニル製の樹脂部4がそ
れぞれの縁に沿つて形成されている。
金属製の薄板材にて形成されており、その両縁は
それぞれ内側に折り曲げられて第1、第2のフラ
ンジ縁f1、f2が形成されている。また、両フ
ランジ縁f1、f2におていモールMの内面には
所定間隔毎(ボデイBに貫通された取付け穴3に
対応した間隔)にボルト2(Tスタツドあるいは
スタツドボルト等)が溶接されている。さらに、
両フランジ縁f1、f2にはインジエクシヨン成
形によつて、例えば塩化ビニル製の樹脂部4がそ
れぞれの縁に沿つて形成されている。
次に、保持具1について説明すると、保持具1
は合成樹脂材にて一体に成形されている。また、
基片5には前記ボルト2に対する差込み穴6が貫
通されている。該差込み穴6はボルト2の頭部を
遊挿しうる挿通部6aと、これに連通してやや小
さめに形成された係合部6bとからなり、かつ係
合部6bの一部からは弾性変形可能な爪片7が形
成されており、ボルト2の軸部2aを保持するこ
とができる。
は合成樹脂材にて一体に成形されている。また、
基片5には前記ボルト2に対する差込み穴6が貫
通されている。該差込み穴6はボルト2の頭部を
遊挿しうる挿通部6aと、これに連通してやや小
さめに形成された係合部6bとからなり、かつ係
合部6bの一部からは弾性変形可能な爪片7が形
成されており、ボルト2の軸部2aを保持するこ
とができる。
一方、基片5の一面側中央部には、基片5とほ
ぼ同幅に形成された台部8が一体に突出されると
ともに、該台部8前記差込み穴6と連通する中空
状に形成されて、ボルト2の頭部2bを収納しう
る。
ぼ同幅に形成された台部8が一体に突出されると
ともに、該台部8前記差込み穴6と連通する中空
状に形成されて、ボルト2の頭部2bを収納しう
る。
また、台部8の上面の中央部にはボデイBの取
付け穴3に押し嵌められる係合基部9が一体に突
出されている。該係合基部9は水平断面略S字状
に形成されるとともに、搾小方向の弾性変形が許
容されていて、ボデイBの取り付け穴3に対し弾
性係合することができる。
付け穴3に押し嵌められる係合基部9が一体に突
出されている。該係合基部9は水平断面略S字状
に形成されるとともに、搾小方向の弾性変形が許
容されていて、ボデイBの取り付け穴3に対し弾
性係合することができる。
なお、ボルト2の溶接作業については、樹脂部
4の成形前であるか、成形後であるかを問わな
い。
4の成形前であるか、成形後であるかを問わな
い。
本例保持具1は上記のように形成されたもので
ある。次に、モールMの装着作業の具体例を説明
する。
ある。次に、モールMの装着作業の具体例を説明
する。
保持具1の取付けに先立ち、モールMの両フラ
ンジ縁f1、f2の部分には前述したように、長
手方向に沿つて樹脂部4がインジエクシヨン成形
によつて形成される。この樹脂の付着作業を経た
後に、各ボルト2に対する保持具1の取付けがな
される。
ンジ縁f1、f2の部分には前述したように、長
手方向に沿つて樹脂部4がインジエクシヨン成形
によつて形成される。この樹脂の付着作業を経た
後に、各ボルト2に対する保持具1の取付けがな
される。
まず、差込み穴6のうち挿通部6aにボルト頭
部2bを適合させながら、基片5を両フランジ縁
f1、f2間に弾性的に嵌合させると、ボルト頭
部2bは挿通部6aを介して台部8内に収納され
る。この後、保持具1全体をずらしてボルト2を
挿通部6aから係合部6bへと導くと、この際に
ボルト2は爪片7を押しやりながら相対変位し、
係合部6bに嵌り込んだ時点で復帰され、その弾
性力によつて保持される。
部2bを適合させながら、基片5を両フランジ縁
f1、f2間に弾性的に嵌合させると、ボルト頭
部2bは挿通部6aを介して台部8内に収納され
る。この後、保持具1全体をずらしてボルト2を
挿通部6aから係合部6bへと導くと、この際に
ボルト2は爪片7を押しやりながら相対変位し、
係合部6bに嵌り込んだ時点で復帰され、その弾
性力によつて保持される。
このように、本例保持具1はモールMのボルト
2を利用して、これを爪片7によつて弾性係着さ
せるものである。したがつて、樹脂部4に成形後
であつても、保持具1の装着作業を行うことがで
きるため、樹脂部4の成形に際しては、従来と異
なり、モールM単独で行うことができる。このた
め、金型の型合せが容易であり、これに伴つて樹
脂のはみだしが回避され、もつてはみ出し部分の
除去による作業の遅延防止が図られるとともに、
自動車の外観も保持される。
2を利用して、これを爪片7によつて弾性係着さ
せるものである。したがつて、樹脂部4に成形後
であつても、保持具1の装着作業を行うことがで
きるため、樹脂部4の成形に際しては、従来と異
なり、モールM単独で行うことができる。このた
め、金型の型合せが容易であり、これに伴つて樹
脂のはみだしが回避され、もつてはみ出し部分の
除去による作業の遅延防止が図られるとともに、
自動車の外観も保持される。
こうして、モールMに保持具1が装着されれ
ば、次いでボデイBへの装着作業がなされる。該
作業では、係合基部9の先端部をボデイBの取付
け穴3に当てがい、このもとで強く押込んでや
る。こうすることによつて、係合基部9が搾小変
形しながらボデイBに弾性的に係合する。この結
果、モールMはボデイBに対し確実に取付けら
れ、かつ浮き上りもなく綺麗に取付けられる。
ば、次いでボデイBへの装着作業がなされる。該
作業では、係合基部9の先端部をボデイBの取付
け穴3に当てがい、このもとで強く押込んでや
る。こうすることによつて、係合基部9が搾小変
形しながらボデイBに弾性的に係合する。この結
果、モールMはボデイBに対し確実に取付けら
れ、かつ浮き上りもなく綺麗に取付けられる。
(考案の効果)
以上詳述したように、本考案によれば、従来と
異なり、両フランジ縁に対する樹脂の付着作業を
経たのち、その装着作業をなすことができる。す
なわち、モールM単独で成形することができるた
め、この際の型合わせが容易となり、またこれに
伴つて樹脂のはみ出しが解消される。したがつ
て、モールを確実に取着することができるのは勿
論のこと、作業全体が円滑かつ迅速に進行し、作
業効率の向上を図りうるとともに、自動車の美観
保持等の優れた効果を発揮することができる。
異なり、両フランジ縁に対する樹脂の付着作業を
経たのち、その装着作業をなすことができる。す
なわち、モールM単独で成形することができるた
め、この際の型合わせが容易となり、またこれに
伴つて樹脂のはみ出しが解消される。したがつ
て、モールを確実に取着することができるのは勿
論のこと、作業全体が円滑かつ迅速に進行し、作
業効率の向上を図りうるとともに、自動車の美観
保持等の優れた効果を発揮することができる。
第1図は本例の保持具を表面側から見た斜視
図、第2図は同裏面側から見た斜視図、第3図は
樹脂部成形前のモールの斜視図、第4図は樹脂部
成形後のモールの斜視図、第5図はモールの取付
け状態を示す断面図、第6図および第7図はそれ
ぞれ従来の保持具の装着作業を示す斜視図であ
る。 1……保持具、2……ボルト、4……樹脂部、
5……基片、6……差込み穴、7……爪片、8…
…台部、9……係合基部、B……ボデイ、M……
モール。
図、第2図は同裏面側から見た斜視図、第3図は
樹脂部成形前のモールの斜視図、第4図は樹脂部
成形後のモールの斜視図、第5図はモールの取付
け状態を示す断面図、第6図および第7図はそれ
ぞれ従来の保持具の装着作業を示す斜視図であ
る。 1……保持具、2……ボルト、4……樹脂部、
5……基片、6……差込み穴、7……爪片、8…
…台部、9……係合基部、B……ボデイ、M……
モール。
Claims (1)
- 第1、第2の両フランジ縁部に対し樹脂部が後
成形されたモールを、合成樹脂製の保持具を用い
て自動車のボデイへ固定保持させるための取付け
構造であつて、前記保持具は前記両フランジ縁間
に嵌合可能に形成された板状の基片と、この基片
に穿孔されかつ前記両フランジ縁間においてモー
ル内面から突出されたボルト等の軸部と弾性係合
可能な爪片を備えた差込み穴と、この差込み穴と
連通可能に前記基片の一方の面から突出されかつ
前記ボルト等の頭部を嵌入しうる中空状の台部
と、該台部から突出されて前記ボデイへ押し嵌め
可能な係合基部とから構成されてなるを特徴とす
るモールの保持具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12358684U JPS6138248U (ja) | 1984-08-11 | 1984-08-11 | モ−ルの取付け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12358684U JPS6138248U (ja) | 1984-08-11 | 1984-08-11 | モ−ルの取付け構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6138248U JPS6138248U (ja) | 1986-03-10 |
JPH0217946Y2 true JPH0217946Y2 (ja) | 1990-05-21 |
Family
ID=30682334
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12358684U Granted JPS6138248U (ja) | 1984-08-11 | 1984-08-11 | モ−ルの取付け構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6138248U (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0241045Y2 (ja) * | 1984-09-20 | 1990-11-01 | ||
JPH0520610Y2 (ja) * | 1986-05-02 | 1993-05-27 | ||
JPH0741926Y2 (ja) * | 1989-08-07 | 1995-09-27 | 株式会社ニフコ | モール取付け用クリップ |
-
1984
- 1984-08-11 JP JP12358684U patent/JPS6138248U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6138248U (ja) | 1986-03-10 |
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