JPH0520610Y2 - - Google Patents
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- JPH0520610Y2 JPH0520610Y2 JP1986066163U JP6616386U JPH0520610Y2 JP H0520610 Y2 JPH0520610 Y2 JP H0520610Y2 JP 1986066163 U JP1986066163 U JP 1986066163U JP 6616386 U JP6616386 U JP 6616386U JP H0520610 Y2 JPH0520610 Y2 JP H0520610Y2
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- exterior component
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- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 43
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- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
- Connection Of Plates (AREA)
- Insertion Pins And Rivets (AREA)
- Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本考案は、自動車のボデイパネルに外装部品を
取り付ける取付構造の改良に関するものである。
取り付ける取付構造の改良に関するものである。
「従来の技術」
従来のこの種取付構造として、例えば実公昭60
−第33038号公報に示すものが存在する。
−第33038号公報に示すものが存在する。
該従来の取付構造は、具体的には図示しない
が、金属製外装部品の背面側に、ボルトを一体に
突設したクリツプ体を一定の間隔をおいて配設
し、該各クリツプ体のボルトをボデイパネルに穿
設されている複数の取付孔に夫々挿通して、ボデ
イパネルの裏側から該各ボルトの先端にナツトを
螺合することにより、外装部品をボデイパネルに
取り付ける構造となつている。
が、金属製外装部品の背面側に、ボルトを一体に
突設したクリツプ体を一定の間隔をおいて配設
し、該各クリツプ体のボルトをボデイパネルに穿
設されている複数の取付孔に夫々挿通して、ボデ
イパネルの裏側から該各ボルトの先端にナツトを
螺合することにより、外装部品をボデイパネルに
取り付ける構造となつている。
「考案が解決しようとする問題点」
従つて、従来の取付構造にあつては、ボルト・
ナツトの螺合により、外装部品をボデイパネルに
取り付けるものであるから、外装部品の強固な取
付状態が得られる利点を有する反面、煩雑なボル
ト・ナツトの螺合作業が要求されて、取付作業が
頗る大変となるばかりか、必要に応じて外装部品
を取り外す必要が生じたような場合には、逆にボ
ルト・ナツトの強固螺合が禍して、外装部品を容
易にボデイパネルから取り外すことができないと
言う大きな問題点を有していた。そこで、実開昭
61−38248号公報に示す取付構造が提案されてい
る。
ナツトの螺合により、外装部品をボデイパネルに
取り付けるものであるから、外装部品の強固な取
付状態が得られる利点を有する反面、煩雑なボル
ト・ナツトの螺合作業が要求されて、取付作業が
頗る大変となるばかりか、必要に応じて外装部品
を取り外す必要が生じたような場合には、逆にボ
ルト・ナツトの強固螺合が禍して、外装部品を容
易にボデイパネルから取り外すことができないと
言う大きな問題点を有していた。そこで、実開昭
61−38248号公報に示す取付構造が提案されてい
る。
この取付構造は、金属製外装部品の背面側に一
定の間隔をおいて頭部付のスタツドを溶接する一
方、ボデイパネルの取付孔に大径挿入孔部と小径
挿入孔部を有する係止具を嵌着して、該係止具の
大径挿入孔部に上記頭部付のスタツドを挿入し、
スタツドを大径挿入孔部から小径挿入孔部にスラ
イドして、該スタツドの頭部を小径挿入孔部の孔
縁に係止することにより、外装部品をボデイパネ
ルに取り付けようとするものである。
定の間隔をおいて頭部付のスタツドを溶接する一
方、ボデイパネルの取付孔に大径挿入孔部と小径
挿入孔部を有する係止具を嵌着して、該係止具の
大径挿入孔部に上記頭部付のスタツドを挿入し、
スタツドを大径挿入孔部から小径挿入孔部にスラ
イドして、該スタツドの頭部を小径挿入孔部の孔
縁に係止することにより、外装部品をボデイパネ
ルに取り付けようとするものである。
従つて、斯る取付構造においては、煩雑な螺合
作業が要求されるボルト・ナツトが不要となるば
かりか、外装部品を正逆二方向にスライドさせる
だけで、外装部品をボデイパネルに取り付けたり
取り外したりすることが可能となるので、少なく
とも、この点に関しては、作業性の向上がかなり
期待できることとなるが、反面、この取付構造の
下では、頭部付のスタツドを直接金属製外装部品
の背面に溶接する関係で、今度は、外装部品の表
面側に溶接痕跡が現われて、外装部品の商品価値
を著しく低下させてしまう問題点を有することと
なる。
作業が要求されるボルト・ナツトが不要となるば
かりか、外装部品を正逆二方向にスライドさせる
だけで、外装部品をボデイパネルに取り付けたり
取り外したりすることが可能となるので、少なく
とも、この点に関しては、作業性の向上がかなり
期待できることとなるが、反面、この取付構造の
下では、頭部付のスタツドを直接金属製外装部品
の背面に溶接する関係で、今度は、外装部品の表
面側に溶接痕跡が現われて、外装部品の商品価値
を著しく低下させてしまう問題点を有することと
なる。
この為、斯る問題点を解決するために、当該溶
接スタツドの代りに、先に説明した取付構造のク
リツプ体を使用することも考えられるが、このク
リツプ体自体はスタツドを突設した板状体を呈す
るだけで、自らの位置決め手段を有していないの
で、専用の独立した位置決め手段の使用が余儀な
くされて、部品点数が徒に増加する嫌いがある。
接スタツドの代りに、先に説明した取付構造のク
リツプ体を使用することも考えられるが、このク
リツプ体自体はスタツドを突設した板状体を呈す
るだけで、自らの位置決め手段を有していないの
で、専用の独立した位置決め手段の使用が余儀な
くされて、部品点数が徒に増加する嫌いがある。
その上、クリツプ体を外装部品の背面側に配設
する場合には、位置決め手段と一緒にクリツプ体
を、外装部品の端面口から差し込んで、その長手
方向の所定位置まで強制的に移動させなければな
らなくなるので、今度は、クリツプ体の外装部品
の背面に対する配設作業が徒に大変となつてしま
い、やはり、作業性の面で問題視されることは免
れ得ない。
する場合には、位置決め手段と一緒にクリツプ体
を、外装部品の端面口から差し込んで、その長手
方向の所定位置まで強制的に移動させなければな
らなくなるので、今度は、クリツプ体の外装部品
の背面に対する配設作業が徒に大変となつてしま
い、やはり、作業性の面で問題視されることは免
れ得ない。
「問題点を解決するための手段」
而して、本考案は、斯る従来構造の種々の問題
点を有効に解決するために開発されたもので、ボ
デイパネルの取付孔に嵌着される係止具と、外装
部品の背面側に配設されるクリツプ体を用いて、
外装部品をボデイパネルに着脱可能に取り付ける
取付構造を前提として、係止具に対しては、単に
連続する大径挿入孔部と小径挿入孔部のみを形成
し、クリツプ体に対しては、上記係止具の大径挿
入孔部の径と略等しい頭部を有するスタツドを一
体に突設すると共に、その上端部に外装部品の上
部折返片を弾性係合する溝付係合部を形成し、下
端部に外装部品の下部折返片内に差し込まれる差
込部を形成する一方、上記溝付係合部の近傍に該
溝付係合部の上下方向への撓みを許容する凹部を
形成する構成を採用した。
点を有効に解決するために開発されたもので、ボ
デイパネルの取付孔に嵌着される係止具と、外装
部品の背面側に配設されるクリツプ体を用いて、
外装部品をボデイパネルに着脱可能に取り付ける
取付構造を前提として、係止具に対しては、単に
連続する大径挿入孔部と小径挿入孔部のみを形成
し、クリツプ体に対しては、上記係止具の大径挿
入孔部の径と略等しい頭部を有するスタツドを一
体に突設すると共に、その上端部に外装部品の上
部折返片を弾性係合する溝付係合部を形成し、下
端部に外装部品の下部折返片内に差し込まれる差
込部を形成する一方、上記溝付係合部の近傍に該
溝付係合部の上下方向への撓みを許容する凹部を
形成する構成を採用した。
「作用」
依つて、本考案にあつても、ボデイパネルの取
付孔に係止具を嵌着して、該係止具の大径挿入孔
部内に外装部品の背面側に配設されたクリツプ体
のスタツドを挿入して、該スタツドを当該大径挿
入孔部から小径挿入孔部にスライドさせれば、ス
タツドの頭部が小径挿入孔部の孔縁に係止するの
で、これにより、外装部品がボデイパネルに簡単
に取り付けられることとなる。
付孔に係止具を嵌着して、該係止具の大径挿入孔
部内に外装部品の背面側に配設されたクリツプ体
のスタツドを挿入して、該スタツドを当該大径挿
入孔部から小径挿入孔部にスライドさせれば、ス
タツドの頭部が小径挿入孔部の孔縁に係止するの
で、これにより、外装部品がボデイパネルに簡単
に取り付けられることとなる。
しかし、本考案にあつて、外装部品の取り付け
に先駆けて、クリツプ体を外装部品の背面側に配
設する場合には、単に、クリツプ体の差込部を外
装部品の下部折返片内に差し込んだ後、凹部の作
用を得て、クリツプ体の溝付係合部を撓ませなが
ら、外装部品の上部折返片側に押し込めば、該上
部折返片が溝付係合部に弾性的に係合して、クリ
ツプ体自体を単独で外装部品背面側の所定位置に
即座に固定することが可能となるので、クリツプ
体の配設作用が頗る簡略化されることとなる。
に先駆けて、クリツプ体を外装部品の背面側に配
設する場合には、単に、クリツプ体の差込部を外
装部品の下部折返片内に差し込んだ後、凹部の作
用を得て、クリツプ体の溝付係合部を撓ませなが
ら、外装部品の上部折返片側に押し込めば、該上
部折返片が溝付係合部に弾性的に係合して、クリ
ツプ体自体を単独で外装部品背面側の所定位置に
即座に固定することが可能となるので、クリツプ
体の配設作用が頗る簡略化されることとなる。
「実施例」
以下、本考案を図示する一実施例に基づいて詳
述すれば、該実施例に係る取付構造も、基本的に
は、外装部品の背面側に配設される複数のクリツ
プ体と、ボデイパネル側に設けられる係止具を用
いて、金属製外装部品をボデイパネルに着脱可能
に取り付けることを前提とする。
述すれば、該実施例に係る取付構造も、基本的に
は、外装部品の背面側に配設される複数のクリツ
プ体と、ボデイパネル側に設けられる係止具を用
いて、金属製外装部品をボデイパネルに着脱可能
に取り付けることを前提とする。
即ち、第1図に示す如く、ボデイパネル1に複
数の取付長孔2を一定の間隔をおいて穿設すると
共に、該各取付長孔2に大径挿入孔部3aと小径
係止孔部3bを連続して有する樹脂製の係止具3
を個々に嵌着する構成となす。尚、係止具3の嵌
着に際しては、該係止具3に別途形成されている
フランジ4と係合爪5により、取付長孔2に嵌着
するものとする。
数の取付長孔2を一定の間隔をおいて穿設すると
共に、該各取付長孔2に大径挿入孔部3aと小径
係止孔部3bを連続して有する樹脂製の係止具3
を個々に嵌着する構成となす。尚、係止具3の嵌
着に際しては、該係止具3に別途形成されている
フランジ4と係合爪5により、取付長孔2に嵌着
するものとする。
更に、本実施例にあつては、金属製外装部品6
の背面側に配設されるクリツプ体7を合成樹脂で
一体成形し、該クリツプ体7の上端部に、外装部
品6の上部折返片6aに係合する溝付係合部7a
を形成すると共に、下端部に外装部品6の下部折
返片6b内に差し込まれる差込部7bを形成し
て、該下部差込部7bを外装部品6の下部折返片
6b内に差し込み、上部係合部7aを自身の近傍
に形成されている凹部7cの作用で撓ませなが
ら、外装部品6の上部折返片6aに係合すること
により、クリツプ体7を外装部品6の背面所定個
所に固定できる構成となす。
の背面側に配設されるクリツプ体7を合成樹脂で
一体成形し、該クリツプ体7の上端部に、外装部
品6の上部折返片6aに係合する溝付係合部7a
を形成すると共に、下端部に外装部品6の下部折
返片6b内に差し込まれる差込部7bを形成し
て、該下部差込部7bを外装部品6の下部折返片
6b内に差し込み、上部係合部7aを自身の近傍
に形成されている凹部7cの作用で撓ませなが
ら、外装部品6の上部折返片6aに係合すること
により、クリツプ体7を外装部品6の背面所定個
所に固定できる構成となす。
又、斯るクリツプ体7は、上記係止具3の大径
挿入孔部3aの径と略等しい頭部8aを有するス
タツド8を一体に突設し、該スタツド8を係止具
3の大径挿入孔部3aから挿入して、小径係止孔
部3bにスライドさせることにより、頭部8aの
小径係止孔部3bの孔縁に対する当接で、該小径
係止孔部3bに確実に係止できる構成となす。
挿入孔部3aの径と略等しい頭部8aを有するス
タツド8を一体に突設し、該スタツド8を係止具
3の大径挿入孔部3aから挿入して、小径係止孔
部3bにスライドさせることにより、頭部8aの
小径係止孔部3bの孔縁に対する当接で、該小径
係止孔部3bに確実に係止できる構成となす。
依つて、斯るクリツプ体7と上記係止具3を用
いて、外装部品6をボデイパネル1に取り付ける
場合には、まず第2図Aに示す如く、ボデイパネ
ル1の各取付長孔2に、フランジ4と係合爪5を
介して係止具3を個々に嵌着する。この場合、大
径挿入孔部3aと小径係止孔部3bの位置関係
は、各係止具3毎に同一となるように嵌着する。
いて、外装部品6をボデイパネル1に取り付ける
場合には、まず第2図Aに示す如く、ボデイパネ
ル1の各取付長孔2に、フランジ4と係合爪5を
介して係止具3を個々に嵌着する。この場合、大
径挿入孔部3aと小径係止孔部3bの位置関係
は、各係止具3毎に同一となるように嵌着する。
他方、外装部品6の背面側の上記係止具3と対
応する個所に、同図Bに示す如く、下部折返片6
b内に対する差込部7bの差し込みと、上部折返
片6aに対する係合部7aの係合状態を得て、ク
リツプ体7を個々に固定する。
応する個所に、同図Bに示す如く、下部折返片6
b内に対する差込部7bの差し込みと、上部折返
片6aに対する係合部7aの係合状態を得て、ク
リツプ体7を個々に固定する。
そして、第3図Aに示す如く、クリツプ体7を
固定した外装部品6を把持して、各クリツプ体7
のスタツド8を対応する係止具3の大径挿入孔部
3aに挿入した後、外装部品6を小径係止孔部3
b方向にスライドすれば、同図Bに示す如く、大
径挿入孔部3a内のスタツド8が小径係止孔部3
b内に夫々移動して、自身の頭部8bを各小径係
止孔部3bの孔縁に当接して、スタツド8が該小
径係止孔部3bに係止するので、これにより外装
部品6は確実にボデイパネル1に取り付けられる
こととなる。しかも、この外装部品6の取り付け
に先駆けて行なわれるクリツプ体7の配設作業
は、先に説明した位置決め手段等を使用しなくと
も、単に、クリツプ体7の差込部7bを外装部品
6の下部折返片6b内に差し込んだ後、凹部7c
の作用を得て、クリツプ体7の溝付係合部7aを
撓ませながら、外装部品6の上部折返片6a側に
押し込むだけで、該上部折返片6aが溝付係合部
7aに弾性的に係合して、クリツプ体7自体が外
装部品6の背面の所定位置に即座に固定されるの
で、従来クリツプ体の如く、外装部品6の端面口
にクリツプ体7を差し込んで、その長手方向の所
定位置まで個々に移動させる作業が全く不要とな
つて、クリツプ体7の配設作業が頗る簡略化され
ることとなる。
固定した外装部品6を把持して、各クリツプ体7
のスタツド8を対応する係止具3の大径挿入孔部
3aに挿入した後、外装部品6を小径係止孔部3
b方向にスライドすれば、同図Bに示す如く、大
径挿入孔部3a内のスタツド8が小径係止孔部3
b内に夫々移動して、自身の頭部8bを各小径係
止孔部3bの孔縁に当接して、スタツド8が該小
径係止孔部3bに係止するので、これにより外装
部品6は確実にボデイパネル1に取り付けられる
こととなる。しかも、この外装部品6の取り付け
に先駆けて行なわれるクリツプ体7の配設作業
は、先に説明した位置決め手段等を使用しなくと
も、単に、クリツプ体7の差込部7bを外装部品
6の下部折返片6b内に差し込んだ後、凹部7c
の作用を得て、クリツプ体7の溝付係合部7aを
撓ませながら、外装部品6の上部折返片6a側に
押し込むだけで、該上部折返片6aが溝付係合部
7aに弾性的に係合して、クリツプ体7自体が外
装部品6の背面の所定位置に即座に固定されるの
で、従来クリツプ体の如く、外装部品6の端面口
にクリツプ体7を差し込んで、その長手方向の所
定位置まで個々に移動させる作業が全く不要とな
つて、クリツプ体7の配設作業が頗る簡略化され
ることとなる。
尚、この時に、スタツド8と溝付係合部7aを
把持すれば、凹部7cの作用を助長して、溝付係
合部7aを簡単に撓ませることが可能となる。
把持すれば、凹部7cの作用を助長して、溝付係
合部7aを簡単に撓ませることが可能となる。
又、外装部品6の交換等で、外装部品6をボデ
イパネル1から取り外す必要が生じたような場合
には、同様に外装部品6を把持して、上記とは逆
に該外装部品6を係止具3の大径挿入孔部3a方
向にスライドさせれば、今度はスタツド8の頭部
8aが小径係止孔部3bの孔縁から自動的に離れ
て、大径挿入孔部3a内に移動するので、これに
より外装部品6をボデイパネル1から容易に取り
外すことが可能となる。
イパネル1から取り外す必要が生じたような場合
には、同様に外装部品6を把持して、上記とは逆
に該外装部品6を係止具3の大径挿入孔部3a方
向にスライドさせれば、今度はスタツド8の頭部
8aが小径係止孔部3bの孔縁から自動的に離れ
て、大径挿入孔部3a内に移動するので、これに
より外装部品6をボデイパネル1から容易に取り
外すことが可能となる。
しかも、外装部品6の取り外しに際しても、ボ
デイパネル1を損傷する心配がないことは勿論で
あるが、特に、本実施例にあつては、逆止爪等を
設けることなく、係止具3側の大径挿入孔部3a
と小径挿入孔部3bとを単に連続して形成してい
るだけであるから、スタツド8の円滑なスライド
移動が保障されるので、クリツプ体7や係止具3
が破損する心配も全くなくなつて、再使用も十分
に可能となる。
デイパネル1を損傷する心配がないことは勿論で
あるが、特に、本実施例にあつては、逆止爪等を
設けることなく、係止具3側の大径挿入孔部3a
と小径挿入孔部3bとを単に連続して形成してい
るだけであるから、スタツド8の円滑なスライド
移動が保障されるので、クリツプ体7や係止具3
が破損する心配も全くなくなつて、再使用も十分
に可能となる。
尚、具体的には図示しないが、係止具3の小径
係止孔部3bの孔径に多少の遊びを持たせておく
と、外装部品6に対するクリツプ体7の固定位置
等に誤差が生じていても、クリツプ体7の固定位
置をいちいち修正せずに、該遊びで効率良く吸収
できると共に、遊びの範囲内で外装部品6を左右
に移動させれば、外装部品6をボデイパネル1の
正確な位置に取り付けることも可能となる。
係止孔部3bの孔径に多少の遊びを持たせておく
と、外装部品6に対するクリツプ体7の固定位置
等に誤差が生じていても、クリツプ体7の固定位
置をいちいち修正せずに、該遊びで効率良く吸収
できると共に、遊びの範囲内で外装部品6を左右
に移動させれば、外装部品6をボデイパネル1の
正確な位置に取り付けることも可能となる。
「考案の効果」
以上の如く、本考案は、上記構成の採用によ
り、クリツプ体のスタツドを係止具の大径挿入孔
部から小径挿入孔部にスライドさせるだけで、外
装部品をボデイパネルに簡単に取り付けることが
可能となり、逆に、スタツドを小径挿入孔部から
大径挿入孔部にスライドさせるだけで、外装部品
をボデイパネルから簡単に取り外すことが可能と
なる他に、以下の作用効果をも期待できることと
なつた。
り、クリツプ体のスタツドを係止具の大径挿入孔
部から小径挿入孔部にスライドさせるだけで、外
装部品をボデイパネルに簡単に取り付けることが
可能となり、逆に、スタツドを小径挿入孔部から
大径挿入孔部にスライドさせるだけで、外装部品
をボデイパネルから簡単に取り外すことが可能と
なる他に、以下の作用効果をも期待できることと
なつた。
即ち、本考案にあつて、クリツプ体を外装部品
背面の所定位置に配設する場合には、単に、クリ
ツプ体の差込部を外装部品の下部折返片内に差し
込んだ後、凹部の作用を得て、クリツプ体の溝付
係合部を撓ませながら、外装部品の上部折返片側
に押し込めば、該上部折返片が溝付係合部に弾性
的に係合して、クリツプ体が外装部品背面の所定
位置に簡単且つ確実に固定されるので、従来の如
く、外装部品の端面口にクリツプ体を位置決め手
段と一緒に差し込んで、その長手方向の所定位置
に個々に移動させる作業が全く不要となる。
背面の所定位置に配設する場合には、単に、クリ
ツプ体の差込部を外装部品の下部折返片内に差し
込んだ後、凹部の作用を得て、クリツプ体の溝付
係合部を撓ませながら、外装部品の上部折返片側
に押し込めば、該上部折返片が溝付係合部に弾性
的に係合して、クリツプ体が外装部品背面の所定
位置に簡単且つ確実に固定されるので、従来の如
く、外装部品の端面口にクリツプ体を位置決め手
段と一緒に差し込んで、その長手方向の所定位置
に個々に移動させる作業が全く不要となる。
従つて、例え、クリツプ体の数が多くなつて
も、クリツプ体の配設作業は頗る簡略化される訳
である。
も、クリツプ体の配設作業は頗る簡略化される訳
である。
又、本考案にあつても、係止具に大径挿入孔部
と小径挿入孔部を形成するが、この両挿入孔部を
単に連続させているだけで、逆止爪等を一切設け
ていないので、外装部品をボデイパネルに取り付
ける場合も勿論であるが、外装部品をボデイパネ
ルから取り外す場合にも、スタツドをスムーズに
スライド移動させることが可能となるので、クリ
ツプ体や係止具を破損することなく、外装部品の
取外作業も頗る円滑に行なえることとなる。
と小径挿入孔部を形成するが、この両挿入孔部を
単に連続させているだけで、逆止爪等を一切設け
ていないので、外装部品をボデイパネルに取り付
ける場合も勿論であるが、外装部品をボデイパネ
ルから取り外す場合にも、スタツドをスムーズに
スライド移動させることが可能となるので、クリ
ツプ体や係止具を破損することなく、外装部品の
取外作業も頗る円滑に行なえることとなる。
第1図は本考案の実施例に係る取付構造を示す
要部分解斜視図、第2図Aは係止具をボデイパネ
ルの取付長孔に嵌着した状態を示す要部斜視図、
同図Bはクリツプ体を外装部品に固定した状態を
示す要部斜視図、第3図A,Bは外装部品をボデ
イパネルに取り付ける作業順を示す要部平断面図
である。 1……ボデイパネル、2……取付長孔、3……
係止具、3a……大径挿入孔部、3b……小径係
止孔部、6……外装部品、7……クリツプ体、8
……スタツド、8a……スタツドの頭部。
要部分解斜視図、第2図Aは係止具をボデイパネ
ルの取付長孔に嵌着した状態を示す要部斜視図、
同図Bはクリツプ体を外装部品に固定した状態を
示す要部斜視図、第3図A,Bは外装部品をボデ
イパネルに取り付ける作業順を示す要部平断面図
である。 1……ボデイパネル、2……取付長孔、3……
係止具、3a……大径挿入孔部、3b……小径係
止孔部、6……外装部品、7……クリツプ体、8
……スタツド、8a……スタツドの頭部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 ボデイパネルの取付孔に嵌着される係止具と、
外装部品の背面側に配設されるクリツプ体を用い
て、外装部品をボデイパネルに着脱可能に取り付
ける取付構造において、 係止具に対しては、単に連続する大径挿入孔部
と小径挿入孔部のみを形成し、クリツプ体に対し
ては、上記係止具の大径挿入孔部の径と略等しい
頭部を有するスタツドを一体に突設すると共に、
その上端部に外装部品の上部折返片を弾性係合す
る溝付係合部を形成し、下端部に外装部品の下部
折返片内に差し込まれる差込部を形成する一方、
上記溝付係合部の近傍に該溝付係合部の上下方向
への撓みを許容する凹部を形成したことを特徴と
する外装部品の取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986066163U JPH0520610Y2 (ja) | 1986-05-02 | 1986-05-02 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986066163U JPH0520610Y2 (ja) | 1986-05-02 | 1986-05-02 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62178250U JPS62178250U (ja) | 1987-11-12 |
JPH0520610Y2 true JPH0520610Y2 (ja) | 1993-05-27 |
Family
ID=30903913
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986066163U Expired - Lifetime JPH0520610Y2 (ja) | 1986-05-02 | 1986-05-02 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0520610Y2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB788742A (en) * | 1955-04-30 | 1958-01-08 | Ernest Taylor | Improvements in fastening means |
JPS5531731B2 (ja) * | 1975-12-27 | 1980-08-20 | ||
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JPS6138248B2 (ja) * | 1980-06-12 | 1986-08-28 | Sumitomo Metal Ind |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS6138248U (ja) * | 1984-08-11 | 1986-03-10 | 株式会社 東郷製作所 | モ−ルの取付け構造 |
-
1986
- 1986-05-02 JP JP1986066163U patent/JPH0520610Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (4)
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JPS6033038U (ja) * | 1983-08-09 | 1985-03-06 | 日清製粉株式会社 | 重包装袋 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62178250U (ja) | 1987-11-12 |
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