JPH0217621Y2 - - Google Patents

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JPH0217621Y2
JPH0217621Y2 JP1983160004U JP16000483U JPH0217621Y2 JP H0217621 Y2 JPH0217621 Y2 JP H0217621Y2 JP 1983160004 U JP1983160004 U JP 1983160004U JP 16000483 U JP16000483 U JP 16000483U JP H0217621 Y2 JPH0217621 Y2 JP H0217621Y2
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JP1983160004U
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、閉鎖配電盤等の内部の空気中の水分
を凝縮させて除湿する除湿装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、空気中の水分を凝縮させて除湿する除湿
装置においては、ペルチエ効果を利用した電子冷
却素子を用いたものがある。
例えば、実公昭44−6708号公報に見られる除湿
装置では、電子冷却素子(熱電素子)の放熱側及
び吸熱側にそれぞれ放熱部及び除湿部を熱伝導よ
く接着し、放熱部を空冷する一方、除湿部に被除
湿気体を導入して凝縮させ、気体中の水分を結露
させてドレインより排水するようにしている。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来の除湿装置にあつては、電子冷却素子の吸
熱側に熱接触した除湿部に被除湿気体を強制的に
導入して除湿させる構成であるため、被除湿気体
の導入のための送風手段を特に設ける必要があ
り、高価になる欠点がある。
一方、除湿装置は、その除湿運転によつて得ら
れた除湿水の有無を見ることによつて正しく作動
しているか否かを確認できるが、従来では、排水
口に接続された排水管が水をとどまりなく排水溝
等に案内できるように設けられているため、除湿
水を適確に確認することができず、装置が正しく
作動したか否かを確認することができない欠点が
ある。
特に、低湿度時には、除湿水量がほとんどない
ため、除湿水による装置の除湿性能の確認が全く
できないことになる。
なお、前記公報で示された除湿装置では、ドレ
インの先端を予め水を入れたドレイントラツプに
挿入することにより、除湿部内の気体が外部へ流
出しないようにしているが、ドレイントラツプ内
の水は予め貯溜させたものか除湿水かわからず、
結果的に除湿水の有無を判断することはできな
い。
本考案は、従来の技術の有するこのような問題
点に留意してなされたものであり、その目的とす
るところは、被除湿気体の導入のための送風手段
を要さず、しかも容易に除湿作動状況を確認する
ことのできる除湿装置を提供しようとするもので
ある。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するために、本考案の除湿装置
においては、上面が閉塞された縦長円筒状の除湿
器本体と、該本体の側壁の下部及び上部に設けら
れそれぞれ吸気口及び排気口が形成された取付用
の筒状体と、前記本体内に上下方向に形成され前
記吸気口及び排気口に連通した通風路と、該通風
路に配設され電子冷却素子の吸熱面及び発熱面に
接合した冷却フイン及び放熱フインをそれぞれ下
部及び上部に配置して構成された除湿ユニツト
と、前記本体の底部に形成され前記冷却フインで
凝縮した水分を排出する排水口と、該排水口に接
続され下端の排出口が排水溝等に開口された透明
管よりなる排水管と、該排水管の途中を横S字状
に折曲して形成された水の溜り部とを備えたこと
を特徴とするものである。
〔作用〕
前述のように構成された除湿装置にあつては、
電子冷却素子の駆動を開始すると、冷却フインが
温度低下すると共に、放熱フインが温度上昇し、
通風路内に下から上への自然対流が発生し、吸気
口より被除湿気体が通風路内に流入すると共に、
通風路内の気体が排気口より排出されるようにな
る。
そして、吸気口より流入した気体は冷却フイン
に触れて温度低下し、気体中の水分が凝縮されて
結露し、除湿された気体は放熱フインで温度上昇
して上動し、排気口より排出される。
一方、冷却フインの結露水は落下して排水口よ
り排水管に導かれ、排水管の溜り部に一旦貯溜さ
れて排出口より排水溝等に排水される。
この排水管は透明管で構成されていることか
ら、溜り部の水を容易に目視することができ、除
湿の作動状況を容易に確認できる。
〔実施例〕
実施例につき第1図を参照して説明する。
この実施例は閉鎖配電盤に適用した場合であ
り、上面が閉塞された縦長円筒状の除湿器本体1
の側壁の下部および上部にそれぞれ配電盤の側壁
への取付用の筒状部2,3が一体に設けられ、両
筒状部2,3の内部にそれぞれ吸気口4及び排気
口5が形成されると共に、本体1内に吸気口4及
び排気口5に連通する上下方向の通風路6が形成
され、さらに、本体1の下面開口が排水口7を有
する底板8により閉塞されている。
また、本体1の通風路6には上下方向の導熱板
10が底板8の中央部上に立設して配設されてお
り、導熱板10の下部の吸気口4側の一面にペル
チエ効果を利用した電子冷却素子11がその発熱
面を熱伝的に接合させて取り付けられると共に、
素子11の吸熱面に吸気口4よりやや上方に位置
する冷却フイン12が熱伝的に接合して取り付け
られ、さらに、導熱板10の上部の一面に排気口
5より下方に位置する放熱フイン13が熱伝的に
接合して取り付けられている。
さらに、通風路6の上部の排気口5の下方、す
なわち導熱板10の直上には、電子冷却素子11
の駆動用の電源トランス14が配設されており、
導熱板10の他面の整流回路基板15に取り付け
られた整流用ダイオード16及び平滑用コンデン
サ17により、電源トランス14からの交流が直
流に変換され、該直流により電子冷却素子11を
駆動するようになつている。
なお、10〜17の記号に示すものにより、吸
気口4より流入された空気を冷却し該空気中の水
分を凝縮させて除湿する除湿ユニツト18が構成
されている。
一方、前記排水口7には、透明管により構成さ
れた排水管19が接続されており、該排水管19
の中腹の排水口7寄りにほぼ横S字状の折曲部2
0が形成されると共に、この折曲部20のU字部
に水の溜り部21が形成され、排水管19の下端
の排出口22が排水溝等に開口されている。
そして、電子冷却素子11を駆動すると、該素
子11の吸熱面の温度低下により冷却フイン12
の温度が低下すると共に、発熱面の温度上昇によ
り導熱板10を伝熱して放熱フイン13の温度が
上昇する。
したがつて、通風路6の上部の空気が放熱フイ
ン13及びトランス14の熱により暖められて膨
張し、排気口5より配電盤内に吐出され、これに
伴なつて、通風路6の下部の空気が上動し、配電
盤内の空気が吸気口4より本体1内に流入する。
さらに、本体1内に流入した空気は、通風路6
の下部において、冷却フイン12により冷却さ
れ、空気中に含まれた水蒸気が凝縮して水とな
り、、冷却フイン12に結露し、水分が取り除か
れた空気は乾燥空気となり、通風路6の上部にお
いて放熱フイン13及びトランス14により暖め
られ、排気口5より配電盤内に吐出される。
そして、これらの動作の繰り返しにより、配電
盤の内部と通風路6との間に空気の対流が生じ、
配電盤内の空気が順次通風路6に流入して乾燥さ
れ、配電盤内の除湿が行なわれる。
一方、冷却フイン12の結露水は落下して排気
口7より排水管19内に案内され、排水管19内
の溜り部21に貯溜されると共に、溜り部21よ
りあふれた水が排水管19を通つて順次下端の排
出口22より排出される。
この場合、除湿ユニツト18で除湿された水が
一旦排水管19の溜り部21に貯溜されて排出さ
れることにより、溜り部21に水があるか否かで
除湿の有無を確認することができ、しかも、排水
管19が透明管で構成されるため、目視により容
易に確認することができる。
勿論、低湿度時には、除湿水がほとんど得られ
なくなるが、高湿度時に正しく除湿動作していれ
ば溜り部21に水が貯溜されるため、この低湿度
時においても、高湿度時に正しく作動したことを
確認することができ、装置の除湿性能の点検が可
能となる。
なお、排水管19の溜り部21に水が貯溜する
ことにより、外部の気体や虫、小動物が排水管1
9を通つて本体1内に侵入することを防止できる
ばかりでなく、この溜り部21の水を目視できる
ことから、水の変色によつて何らかの異常を知る
こともできる。
〔考案の効果〕
本考案は、以上説明したように構成されている
ため、つぎに記載する効果を奏する。
除湿器本体内の通風路に、電子冷却素子の吸熱
面及び発熱面に接合された冷却フイン及び放熱フ
インをそれぞれ下部及び上部に配置してなる除湿
ユニツトを設けたため、通風路に下から上への自
然対流を形成して被除湿気体を順次除湿すること
ができ、該気体の送風手段を必要とせず、安価に
なるものである。
また、除湿ユニツトにおける凝縮で得られた除
湿水を透明管よりなる排水管の水の溜り部に一旦
貯溜して排水するようにしたため、溜り部の水を
目視することにより除湿の有無を確認することが
でき、低湿度時においても、高湿度時に正しく作
動して除湿されたかを容易に確認することがで
き、高、低湿度時に関係なく除湿性能を確認を容
易に実現でき、しかも、排水溝等から気体や虫、
小動物が本体内に侵入することも防止できるもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の除湿装置の1実施例を示す断
面図である。 1……除湿器本体、2,3……筒状体、4……
吸気口、5……排気口、6……通風路、7……排
水口、11……電子冷却素子、12……冷却フイ
ン、13……放熱フイン、18……除湿ユニツ
ト、19……排水管、21……溜り部、22……
排出口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上面が閉塞された縦長円筒状の除湿器本体と、
    該本体の側壁の下部及び上部に設けられそれぞれ
    吸気口及び排気口が形成された取付用の筒状体
    と、前記本体内に上下方向に形成され前記吸気口
    及び排気口に連通した通風路と、該通風路に配設
    され電子冷却素子の吸熱面及び発熱面に接合した
    冷却フイン及び放熱フインをそれぞれ下部及び上
    部に配置して構成された除湿ユニツトと、前記本
    体の底部に形成され前記冷却フインで凝縮した水
    分を排出する排水口と、該排水口に接続され下端
    の排出口が排水溝等に開口された透明管よりなる
    排水管と、該排水管の途中を横S字状に折曲して
    形成された水の溜り部とを備えた除湿装置。
JP16000483U 1983-10-14 1983-10-14 除湿装置 Granted JPS6067126U (ja)

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JPS6067126U JPS6067126U (ja) 1985-05-13
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JPS446708Y1 (ja) * 1968-09-26 1969-03-12
JPS562821A (en) * 1979-06-22 1981-01-13 Mitsubishi Electric Corp Water making apparatus

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