JPH0641626Y2 - 冷却装置 - Google Patents

冷却装置

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JPH0641626Y2
JPH0641626Y2 JP1988055106U JP5510688U JPH0641626Y2 JP H0641626 Y2 JPH0641626 Y2 JP H0641626Y2 JP 1988055106 U JP1988055106 U JP 1988055106U JP 5510688 U JP5510688 U JP 5510688U JP H0641626 Y2 JPH0641626 Y2 JP H0641626Y2
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JP
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cover
wall
heat absorbing
air
heat
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JP1988055106U
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雅雄 森下
幸雄 松原
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Nissin Electric Co Ltd
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Nissin Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電子冷却素子を使用した冷却装置に関し、特
に吸熱フインを覆うカバーの改良に係わるものである。
〔従来の技術〕
従来より、閉鎖配電盤や各種制御装置等の設備において
は、内部機器の高信頼性確保のため、設備箱体内の結露
防止または高温防止が図られているが、この場合、ペル
ティエ効果を利用した電子冷却素子を用いて冷却装置を
構成することが一般的に行なわれている。
たとえば、第6図は電子冷却素子を使用した従来の冷却
装置を示しており、箱体(1)の後壁に形成された透孔
に断熱材(2)を介して電子冷却素子(3)が配置さ
れ、箱体(1)の外側に素子(3)の発熱面に接して放
熱器(4)が取付けられると共に、箱体(1)の内側に
素子(3)の吸熱面に接して吸熱フイン(5)が取付け
られ、該フイン(5)がカバー(6)により覆われてい
る。
このカバー(6)には、上面に吸気孔(7)が、下部前
面に排気孔(8)がそれぞれ形成され、かつ、カバー
(6)の底部に排水口(9)を備えた水受け(10)が設
けられている。
さらに、カバー(6)内の吸熱フイン(5)の上方に、
箱体(1)内の空気をカバー(6)内に吸気する吸気フ
アン(11)が設けられている。
そして、電子冷却素子(3)を駆動すると、発熱面の温
度上昇により放熱器(4)の温度が上昇すると共に、吸
熱面の温度低下により吸熱フイン(5)の温度が低下
し、放熱器(4)の熱が外気に放出される一方、箱体
(1)内の高温多湿空気がフアン(11)の駆動により吸
気孔(7)より吸気されて吸熱フイン(5)に吹付けら
れ、該空気が吸熱フイン(5)に触れて温度低下すると
共に、空気中の水分がフイン(5)において結露する。
さらに、フイン(5)を通つて低温乾燥された空気は排
気孔(8)より箱体(1)内に戻され、他方、除湿水は
水受け(10)上に落下して排水口(9)より排水され
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、従来技術にあつては、吸熱フイン(5)で結露
した除湿水を円滑に排水するために、カバー(6)の吸
熱フイン(5)の下方位置に水受け(10)を配置する構
成であるため、第6図の取付け状態のものをたとえば箱
体(1)の天井壁に取付けようとすると、前記カバー
(6)に代えて、横方向の吸熱フイン(5)の下方に水
受けを有するようなカバーが別途必要となり、装置の取
付け方向に応じて2種類のカバーを用意しなければなら
ず、コスト高となるうえ、取付け方向に応じてカバーを
選定するといつた煩わしさを伴なう欠点がある。
本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に留意
してなされたものであり、その目的とするところは、取
付け方向にかかわらず吸熱フインからの除湿水を円滑に
排水し得るカバーを備えた冷却装置を提供しようとする
ものである。
〔課題を解決するための手段〕
前記課題を解決するために、本考案の冷却装置は、電子
冷却素子の前面の吸熱面に接合した吸熱フインを前方よ
り前壁,上壁,下壁,両側壁を有するカバーにより覆
い、該カバーの上壁に吸気孔を形成するとともに、両側
壁の下部に排気孔を形成し、前記カバーの下壁の内側
に、後部が高く前部が低くかつ左右側部の一方が高く他
方が低い下側傾斜面を形成し、前記カバーの前壁の内側
に、上部が後方へ寄り下部が前方へ寄りかつ左右側部の
一方が後方へ寄り他方が前方へ寄つた前側傾斜面を形成
し、前記下側傾斜面と前記前側傾斜面と前記カバーの側
壁の内面との交点の位置に外部に連通した排水口を形成
してなるものである。
〔作用〕
電子冷却素子(17)を駆動すると、吸熱面の温度低下に
よりこれに接合した吸熱フイン(18)の温度が低下し、
吸気孔(20)よりカバー(19)内に流入した空気が吸熱
フイン(18)を通過する際、吸熱されて温度低下すると
共に、空気中の水分が凝縮して結露し、低温乾燥された
空気が排気口(21)より排出され、結露した除湿水がカ
バー(19)の下側傾斜面(23)上に落下する。
したがつて、この除湿水は、下側傾斜面(23)の傾斜に
従つて前方及び左右の他方に流れ、排水口(25)より排
水される。
ここで、この冷却装置を素子(17)の吸熱面が下方に向
くような状態で使用すると、吸熱フイン(18)で結露し
た除湿水はカバー(19)の前側傾斜面(24)に落下する
ことになるが、このとき、前側傾斜面(24)は吸気孔
(20)側が高く,排気孔(21)側が低く、しかも左右の
一方が高く,他方が低い傾斜となるため、除湿水はこの
傾斜に従つて流れ、前記排水口(25)より排水される。
〔実施例〕
つぎに、本考案の実施例につき第1図ないし第5図を用
いて説明する。
これらの図面において、(12)は閉鎖配電盤や各種制御
装置等の箱体であり、後壁に冷却装置の取付用の角形透
孔(13)が形成されている。
(14)は透孔(13)の周縁の外側面(後面)に断熱・断
水効果を有する環状のパツキングを介してねじ止めされ
た上下方向に長い放熱器であり、前面に後述の電子冷却
素子等の取付面が形成され、透孔(13)に対向してい
る。
(15)は放熱器(14)の直下にねじ止めされた軸流フア
ンからなる放熱フアンであり、箱体(12)外の空気を放
熱器(14)に下方より送風し、該放熱器(14)を強制空
冷する。
(16)は放熱器(14)の前面の取付面に添着され透孔
(13)との対向面を覆う断熱シートであり、電子冷却素
子のための2個の角孔を有する。(17)はペルテイエ効
果を利用した2個の電子冷却素子であり、断熱シート
(16)の両角孔にそれぞれ嵌装されて後面の発熱面を放
熱器(14)に接合している。
(18)は箱体(12)内に位置し上下方向の多数のひれ片
を並設してなる吸熱フインであり、放熱器(14)と吸熱
フイン(18)とで2個の素子(17)を挾むようにして放
熱器(14)にねじ止めされ、吸熱フイン(18)が素子
(17)の前面の吸熱面に接合している。
(19)は透孔(13)を介して放熱器(14)の前面にねじ
止めされ吸熱フイン(18)を覆った樹脂製のカバーであ
り、前壁、上壁、下壁,両側壁を有し、後面が開口され
ると共に、上壁に吸気孔(20)が,両側壁の下部に排気
孔(21)がそれぞれ形成されている。
このカバー(19)における吸熱フイン(18)の直上の位
置には、その前側を後方へ絞り込んで後述の吸熱フアン
からの空気を吸熱フイン(18)に集中案内する絞り部
(22)が形成されている。
また、カバー(19)の下壁の内側には、第2図に示すよ
うに左側部が高く右側部が低くなると共に第3図に示す
ように後部が高く前部が低くなるような下側傾斜面(2
3)が形成され、カバー(19)の前記絞り部(22)より
下側における前壁の内側には、第3図に示すように上部
が後方へ寄り下部が前方へ寄ると共に第4図に示すよう
に左側が後方へ寄り右側が前方へ寄るような前側傾斜面
(24)が形成されている。
さらに、カバー(19)における下側傾斜面(23)と前側
傾斜面(24)と右側壁の内面との交点の位置には、外部
に連通した排水口(25)が形成されており、これに接続
された排水ホース(図示せず)が箱体(12)外へ導出さ
れ、外部に開口されている。
(26)はカバー(19)内の上部に位置しL形の取付板
(27)により断熱シート(16)を介して放熱器(14)の
前面に固定された軸流フアンからなる吸気フアンであ
り、吸気孔(20)より箱体(12)内の空気をカバー(1
9)内に吸気し、下方の吸熱フイン(18)に送風する。
(28)はカバー(19)内の吸熱フイン(18)の下方に設
けられカバー(19)の前壁に支持された山状の傾斜案内
板であり、吸熱フイン(18)を通過した空気を左右に分
岐してそれぞれ排気孔(21)に案内する。この案内板
(28)の左右両側端とカバー(19)の左右内面との間に
は、結露,滴下した除湿水が通流し得る若干の隙間が形
成されている。
そして、第1図に示すように、前記冷却装置を箱体(1
2)の後壁に取付けたいわゆる縦型使用の状態におい
て、装置の駆動を開始すると、2個の電子冷却素子(1
7)により温度上昇した箱体(12)外の放熱器(14)
は、放熱フアン(15)により外気が下方より送風される
ことにより強制空冷される。
一方、両素子(17)により温度低下した箱体(12)内の
吸熱フイン(18)には、吸気フアン(26)によりカバー
(19)内に吸気された箱体(12)内の高温多湿空気が導
入され、吸熱フイン(18)がこの空気より吸熱して該空
気中の水分を結露させ、吸熱フイン(18)を通つて低温
乾燥された空気は案内板(28)により案内されて排気孔
(21)より箱体(12)内に戻される。
このとき、吸気フアン(26)からの空気は、カバー(1
9)の絞り部(22)で絞られて吸熱フイン(18)に集中
して案内されるので、フイン(18)における吸熱動作が
積極的に行われ、除湿,冷却効果が高まる。
このようにして、吸熱フイン(18)で結露した水は、案
内板(28)上に滴下され、該案内板(28)の傾斜を伝つ
て下側傾斜面(23)上に落下すると共に、該傾斜面(2
3)の傾斜に従つて右側前方へ流れ、排水口(25)より
排水ホースを介して箱体(12)外へ排水される。
ところで、前述した冷却装置は、第5図に示すような天
井取付けによる横型状態でも使用できる。
すなわち、この取付け状態では、カバー(19)の前壁が
底壁となり、前側傾斜面(24)が吸熱フイン(18)の下
方に位置し、排水口(25)側が最も低くなるような傾斜
となる。
したがつて、吸熱フイン(18)における吸熱動作によつ
て空気中の水分が結露し、これが前側傾斜面(24)上に
落下すると、この除湿水は傾斜面(24)の傾斜に従つて
流れ、案内板(28)とカバー(19)の両側壁の内面との
間を通つて排水口(25)に至り、箱体(12)外へ排水さ
れる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案の冷却装置によると、吸熱
フインを覆い該フインからの除湿水の水受けを兼ねたカ
バーに下側傾斜面及び前側傾斜面を形成し、下側傾斜面
の最も低い位置でかつ前側傾斜面の最も前方寄りの位置
に排水口を形成するようにしたので、装置の取付け方向
が縦方向及び横方向のいずれであつても、吸熱フインか
らの除湿水を円滑に排水口に案内して排水することがで
き、取付け方向によつてカバーを取替える必要がなく、
共通に使用でき、部品の共通化によるコスト低減が実現
するうえ、装置の取付け方向を自在に選定でき、実使用
上顕著なる効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本考案における冷却装置の1実施
例を示し、第1図は切断側面図、第2図,第3図及び第
4図はそれぞれカバーの正面図,切断側面図及び切断平
面図、第5図は他の取付け状態を示す一部切断側面図、
第6図は従来の冷却装置の切断側面図である。 (17)……電子冷却素子、(18)……吸熱フイン、(1
9)……カバー、(20)……吸気孔、(21)……排気
孔、(23)……下側傾斜面、(24)……前側傾斜面、
(25)……排水口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子冷却素子の前面の吸熱面に接合した吸
    熱フインを前方より前壁,上壁,下壁,両側壁を有する
    カバーにより覆い、該カバーの上壁に吸気孔を形成する
    とともに、両側壁の下部に排気孔を形成し、前記カバー
    の下壁の内側に、後部が高く前部が低くかつ左右側部の
    一方が高く他方が低い下側傾斜面を形成し、前記カバー
    の前壁の内側に、上部が後方へ寄り下部が前方へ寄りか
    つ左右側部の一方が後方へ寄り他方が前方へ寄つた前側
    傾斜面を形成し、前記下側傾斜面と前記前側傾斜面と前
    記カバーの側壁の内面との交点の位置に外部に連通した
    排水口を形成してなる冷却装置。
JP1988055106U 1988-04-22 1988-04-22 冷却装置 Expired - Lifetime JPH0641626Y2 (ja)

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JP1988055106U JPH0641626Y2 (ja) 1988-04-22 1988-04-22 冷却装置
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