JPH0225468Y2 - - Google Patents

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JPH0225468Y2
JPH0225468Y2 JP1983179342U JP17934283U JPH0225468Y2 JP H0225468 Y2 JPH0225468 Y2 JP H0225468Y2 JP 1983179342 U JP1983179342 U JP 1983179342U JP 17934283 U JP17934283 U JP 17934283U JP H0225468 Y2 JPH0225468 Y2 JP H0225468Y2
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heat
dehumidifier
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JP1983179342U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、屋外取付形の除湿器に関する。
〔従来の技術〕
一般に、屋外用閉鎖配電盤等の屋外用小形箱の
内部を除湿する場合、除湿器を小形化しても箱内
に除湿器を収容するだけのスペースがない場合が
あり、このため、従来より屋外用小形箱に外付け
して箱内の除湿を行なう小形除湿器が考えられて
いる。
そして、除湿器を小形化する場合、従来より、
ペルチエ効果を利用した電子冷却素子を用いるこ
とが行われており、例えば、実公昭44−6708号公
報に見られる除湿器では、電子冷却素子(熱電素
子)の放熱側および吸熱側にそれぞれ放熱部およ
び除湿器を熱伝導よく接着し、放熱部を空冷する
一方、除湿器に被除湿気体を導入して凝縮させ、
気体中の水分を結露させてドレインより排水する
ようにしている。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来の除湿器にあつては、電子冷却素子の吸熱
側に熱接触した除湿部に被除湿気体を強制的に導
入して除湿する構成であるため、被除湿気体の導
入のための送風手段を特に設ける必要があり、高
価になる欠点がある。
また、前記除湿器を屋外箱に外付けした際、電
子冷却素子および除湿部を断熱材で覆つたとして
も放熱部が直射日光の影響を受けることになり、
これが日射熱により高温になると除湿能力が低下
する欠点がある。
本考案は、従来の技術の有するこのような問題
点に留意してなされたものであり、その目的とす
るところは、被除湿空気の導入のための送風手段
を要さず、しかも、直射日光による除湿能力の低
下を防止できる屋外取付形の除湿器を提供しよう
とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するために、本考案の除湿器に
おいては、コ字形管状の除湿器本体の両端部にそ
れぞれ屋外箱への取付部を形成するとともに、下
部および上部の前記取付部のそれぞれの開口端に
吸気口および排気口を形成し、前記本体の中央部
の鉛直管部内に、ペルチエ効果を利用した電子冷
却素子の吸熱面および発熱面にそれぞれ接合され
た冷却フイン及び放熱フインを下部および上部に
配置して構成され前記吸気口より流入された空気
中の水蒸気を凝縮して除湿する除湿ユニツトを設
け、前記鉛直管部の外周に空気層を介して日射の
遮へい用兼前記空気層の対流用の筒体を設けたこ
とを特徴とするものである。
〔作用〕
前述のように構成された除湿器にあつては、電
子冷却素子の駆動を開始すると、冷却フインが温
度低下するとともに、放熱フインが温度上昇し、
除湿器本体内に下から上への自然対流が発生し、
吸気口より屋外箱内の空気が流入するとともに、
本体内の空気が排気口より屋外箱内に排出される
ようになる。
そして、吸気口より流入した空気は冷却フイン
に触れて温度低下し、空気中の水分が凝縮されて
排出され、除湿された空気は放熱フインで温度上
昇して上動し、排気口より排出される。
一方、除湿ユニツトが内設された本体の鉛直管
部は、その外周の筒体により直射日光及び屋外箱
からの反射日光が遮へいされ、さらに、筒体との
間の空気層が断熱層となり、しかもこの空気層に
は下から上への煙突効果による対流が生じること
から、放熱効率が高まる。
したがつて、日射熱により除湿ユニツトが高温
になることはなく、除湿能力の低下が防止され
る。
〔実施例〕
実施例につき第1図を参照する。
屋外用閉鎖配電盤等の屋外用小形箱Aに外付け
される除湿器本体1は屋外環境に耐え得るコ字形
管状に構成され、該本体1の上端部および下端部
にそれぞれ小形箱Aの側壁への取付部2,3が形
成されるとともに、下部の取付部3および上部の
取付部2のそれぞれの開口端に本体1内と小形箱
A内とを連通する吸気口4および排気口5が形成
され、本体1の中央部の鉛直管部6内に除湿ユニ
ツト7が収容されている。
この除湿ユニツト7は、上下方向の導熱板8の
下部の一面にペルチエ効果を利用した電子冷却素
子9の発熱面を熱伝的に接合するとともに、電子
冷却素子9の冷却面および導熱板8の上部の一面
にそれぞれ冷却フイン10および放熱フイン11
を熱伝的に接合して構成されており、電子冷却素
子9の外周には該素子9の発熱側と吸熱側とを熱
遮断する断熱材12が設けられている。
また、鉛直管部6内の除湿ユニツト7の上方に
は、電子冷却素子9の駆動用の電源トランス13
が設けられ、該トランス13の交流出力が、整流
用ダイオードおよび平滑用コンデンサ等を基板に
組み込んでなる電源回路14により直流に変換さ
れ、該直流により電子冷却素子9を駆動するよう
になつており、さらに、本体1の底部に排水口1
5が形成され、これに排水管16が接続されてい
る。
前記鉛直管部6の外周には、環状の空気層17
を介して日射の遮へい用および空気層17の対流
用の筒体18が設けられている。
そして、電源トランス13により電子冷却素子
9を駆動すると、該素子9の冷却面の温度低下に
より冷却フイン10の温度が低下するとともに、
発熱面の温度上昇により導熱板8を伝熱して放熱
フイン11の温度が上昇する。
このため、鉛直管部6内の中央部および上部の
空気が放熱フイン11およびトランス13の熱に
より暖められて膨脹し、排気口5より小形箱A内
に吐出され、これに伴なつて、鉛直管部6内の下
部の空気が上動するとともに、小形箱A内の空気
が吸気口4より本体1内に流入する。
さらに、本体1内に流入した空気は、鉛直管部
6内の下部において、冷却フイン10により冷却
され、空気中に含まれた水蒸気が凝縮して水とな
り、これが本体1の下部の内面を伝つて排水口1
5より排出され、他方、水分が取り除かれた空気
は乾燥空気となり、その上部において放熱フイン
11およびトランス13により暖められ、排気口
5より小形箱A内に吐出される。
そして、前述の動作の繰り返しにより、小形箱
Aの内部と本体1の内部との間に空気の対流が生
じ、小形箱A内の空気が順次本体1内に流入して
乾燥され、小形箱A内の除湿が行なわれる。
一方、小形箱Aに外付けされた除湿器本体1
は、屋外環境にさらされ、直射日光の影響を受け
ることになるが、本体1の鉛直管部6の外周が筒
体18により覆われるため、鉛直管部6への直射
日光は筒体18により遮へいされ、小形箱Aで反
射した鉛直管部6への反射日光も筒体18で遮へ
いされ、日射光の影響がなくなり、さらに、鉛直
管部6の外周の空気層17が断熱層となり、しか
も、この空気層17の上下両端が開口されて煙突
効果による対流が生じるため、放熱効率が高ま
り、日射熱もなくなり、鉛直管部6が高温になる
ことはなく、除湿能力の低下が防止される。
〔考案の効果〕
本考案は、以上説明したように構成されている
ため、つぎに記載する効果を奏する。
屋外箱に外付けされるコ字形管状の除湿器本体
の鉛直管部内に、電子冷却素子の放熱面および発
熱面に接合された冷却フイン及び放熱フインをそ
れぞれ下部及び上部に配置してなる除湿ユニツト
を設けたため、鉛直管部内に下から上への自然対
流を形成して屋外箱内の空気を順次除湿すること
ができ、空気の導入のための送風手段を必要とせ
ず、安価になり、本体の小形化に大きく寄与でき
るものである。
さらに、鉛直管部の外周に空気層を介して筒体
を設けたため、鉛直管部への直射日光および屋外
箱からの直射日光を遮へいできるとともに、空気
層における対流によつて断熱効果が高まり、鉛直
管部内の除湿ユニツトが直射および反射日光の熱
影響を受けることを防止でき、除湿能力の低下を
防止できるとともに、日光の高熱による部品破損
等の問題も解消でき、筒体を設けるのみの極めて
簡単な構成で、屋外環境に左右されることなく安
定した除湿能力を発揮できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の除湿器の1実施例を示す断面
図である。 1……除湿器本体、2,3……取付部、4……
吸気口、5……排気口、6……鉛直管部、7……
除湿ユニツト、9……電子冷却素子、10……冷
却フイン、11……放熱フイン、17……空気
層、18……筒体、A……屋外用小形箱。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コ字形管状の除湿器本体の両端部にそれぞれ屋
    外箱への取付部を形成するとともに、下部および
    上部の前記取付部のそれぞれの開口端に吸気口お
    よび排気口を形成し、前記本体の中央部の鉛直管
    部内に、ペルチエ効果を利用した電子冷却素子の
    吸熱面および発熱面にそれぞれ接合された冷却フ
    イン及び放熱フインを下部および上部に配置して
    構成され、前記吸気口より流入された空気中の水
    蒸気を凝縮して除湿する除湿ユニツトを設け、前
    記鉛直管部の外周に空気層を介して日射の遮へい
    用兼前記空気層の対流用の筒体を設けた除湿器。
JP17934283U 1983-11-19 1983-11-19 除湿器 Granted JPS6086436U (ja)

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JP17934283U JPS6086436U (ja) 1983-11-19 1983-11-19 除湿器

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JP17934283U JPS6086436U (ja) 1983-11-19 1983-11-19 除湿器

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Publication Number Publication Date
JPS6086436U JPS6086436U (ja) 1985-06-14
JPH0225468Y2 true JPH0225468Y2 (ja) 1990-07-12

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ID=30389142

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JP17934283U Granted JPS6086436U (ja) 1983-11-19 1983-11-19 除湿器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015093515A (ja) * 2013-11-08 2015-05-18 本田技研工業株式会社 車両用空調装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS446708Y1 (ja) * 1968-09-26 1969-03-12
JPS4716551U (ja) * 1971-03-29 1972-10-26
JPS54112549A (en) * 1978-02-22 1979-09-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd Dehumidifier

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