JPH042333Y2 - - Google Patents

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JPH042333Y2
JPH042333Y2 JP1986134062U JP13406286U JPH042333Y2 JP H042333 Y2 JPH042333 Y2 JP H042333Y2 JP 1986134062 U JP1986134062 U JP 1986134062U JP 13406286 U JP13406286 U JP 13406286U JP H042333 Y2 JPH042333 Y2 JP H042333Y2
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heat
casing
electronic
cooling
ventilation passage
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  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
  • Drying Of Gases (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、電子冷却素子を用いた自然対流式
の電子除湿器に関するものである。
〔従来の技術〕
第7図は、従来の電子除湿器の一例の断面図で
ある。同図において、ケーシング1は下部の吸気
口2と上部の排気口3とを連絡する通風路4を形
成した縦長型のものであり、このケーシング1は
金属製の上部ケーシング1aと樹脂製の下部ケー
シング1bとから構成されている。
放熱体5は排気口3の近傍において通風路4に
配置され、冷却体6は吸気口2の近傍において通
風路4に配置されている。電子冷却素子7はその
冷却部7aを冷却体6に接合している。導熱体8
は放熱体5と電子冷却素子7の発熱部7aとをつ
ないでいる。排水路9は冷却体6の下方において
ケーシング1に形成されたもので、水受け部10
とこれに連通接続された排水ホース11とから成
つている。
上蓋12はケーシング1の上端に設けられてい
る。14はスペーサである。ねじ16は冷却体6
と導熱体8を電子冷却素子7をはさんで固定して
いる。保護ブツシユ18は電子冷却素子7からケ
ーシング1の外部の電源に接続される電源コード
(図示せず)がケーシング1を貫通する部分にお
いて電源コードに外嵌されるものである。
電源トランス21は放熱体5の上方においてケ
ーシング1に内装され、電子冷却素子7を駆動す
るためのものである。22は整流器である。
吸気口2より吸入された外湿空気は、電子冷却
素子7に接合した冷却体6を通過するとき露点と
なり、空気中の水分が取り除かれる。除湿された
空気は放熱体5から熱を奪い、乾燥空気となつて
排気口3より排出される。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このような従来の電子除湿器には、つぎのよう
な問題がある。
使用電源が交流に限られるため、直流電源が
供給される小型設備には使用が不可能である。
電子冷却素子7を駆動するための直流電源を
供給するために電源トランス21と整流器22
が必要なので、電子除湿器が大型となり、電子
除湿器を取り付けるために大きなスペースを要
する。
直流電源にて駆動するために電源トランス2
1を取除くと、自然対流が行われ難く、除湿性
能が極度に低下する。すなわち、この交流型の
除湿器においては、放熱体5の熱に加えて、電
源トランス21の発熱を利用して上昇気流を得
ており、電源トランス21がなくなると放熱体
5の熱だけとなる。そのため通風路4内の十分
な上昇気流が得られない。また、金属製の上部
ケーシング1aから外部の空気やこの除湿器を
取付けた設備へ放熱体5の熱が逃げることから
も、通風路4内の上部における十分な温度上昇
が得られない。そのため、通風路4内の十分な
自然対流が得られず、実用可能な除湿性能が得
られない。
この考案の目的は、直流電源が使用でき、従来
の交流型電子除湿器より小型で実用可能な除湿性
能を有する電子除湿器を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案の電子除湿器は、排気口と吸気口を上
下に有する通風路を形成したケーシングと、この
通風路内に互いに上下に配置した放熱体および冷
却体と、これら放熱体および冷却体に発熱部およ
び冷却部を直接または導熱体を介して各々接続し
た電子冷却素子とを備えた電子除湿器において、
前記ケーシングの前記放熱体および冷却体を囲む
部分を断熱材で構成し、前記電子冷却素子を前記
ケーシング外の直流電源に接続するものとしたこ
とを特徴とするものである。
この構成の特徴は、前記電子冷却素子に直接に
直流電源が供給されるので、交流を所定電圧の直
流に交換するための電源トランスや整流器が装着
されていない点、および前記ケーシングの前記冷
却体と前記放熱体を囲む部分を断熱体とした点で
ある。
〔作用〕
この考案の構成によれば、次の作用がある。
(a) 直流電源にて駆動されるので電源トランスと
整流器が不要であり、電子除湿器の小型化が図
れる。
(b) ケーシングは放熱体と冷却体を囲む部分が断
熱材となつているので、ケーシング外部への熱
拡散を防ぎ、放熱体自身の温度上昇が高くな
る。したがつて、放熱体のみの発熱で通風路4
内の空気の十分な対流効果を生じ、実用可能な
除湿性能が得られる。
〔実施例〕
この考案の一実施例を第1図〜第5図に基づい
て説明する。第1図は電子除湿器の縦断側面図、
第2図はその縦断正面図、第3図は第2図の−
矢視図、第4図は第2図のー矢視図、第5
図は電子除湿器の正面図である。
この実施例が第7図の従来例と異なる構成は、
次のとおりである。
ケーシング1の放熱体5と冷却体6を囲んでい
る部分すなわち上部ケーシング1a′を合成樹脂等
の断熱材で形成した点と、第7図のような電源ト
ランス21と整流器22が装着されていない点で
ある。
なお、放熱体5と冷却体6はフインを有してい
る。13は上蓋12を導熱体8の上方に固定する
ねじ、15は導熱体8をケーシング1に固定する
ねじ、17はスペーサである。19はケーシング
1の上部ケーシング1a′と下部ケーシング1bと
をつなぐねじである。
その他の構成は従来例と同様であるので、説明
を省略する。
この実施例によれば、次の作用効果がある。
(a) 直流電源にて駆動されるので第7図の電源ト
ランス21と整流器22が不要であり、除湿器
の小型化が図れる。
(b) 放熱体5と冷却体6を囲む上部ケーシング1
a′は合成樹脂等の断熱材で形成されているの
で、熱拡散を防ぎ放熱体自身の温度上昇が高く
なる。したがつて、放熱体のみの発熱で通風路
4内の空気の十分な対流効果を生じ、実用可能
な除湿性能が得られる。
第6図は他の実施例を示す。この例は放熱体5
と冷却体7を囲む上部ケーシング1a′を、金属製
のケーシング外皮とその内面に重ねた断熱材20
とで構成したものである。他は前記実施例と同様
である。
この例においても前記実施例と同様の作用効果
がある。
なお、前記実施例は放熱体5を導熱体8を介し
て電子冷却素子7に接合したが、冷却体6を導熱
体8を介して電子冷却素子7に接合してもよい。
また、前記実施例では電子冷却素子を用いた
が、ヒートポンプ式の冷却装置を用いても良い。
〔考案の効果〕
この考案の電子除湿器によれば、次の効果があ
る。
(a) 直流電源が使用できる。
(b) 直流電源が使用できるので、直流電源が供給
される小型設備においても使用可能である。
(c) 直流電源にて駆動するので電源トランスと整
流器が不要となり、除湿器の小型化が図れ、狭
いスペースにも取付可能である。
(d) ケーシングの放熱体と冷却体を囲む部分を断
熱体としたので、ケーシング外部への熱拡散を
防ぎ放熱体自身の温度上昇が高くなる。したが
つて、放熱体のみの発熱で通風路内の空気の十
分な対流効果を生じ、実用可能な除湿性能が得
られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の縦断側面図、第
2図はその縦断正面図、第3図は第2図の−
矢視図、第4図は第2図のー矢視図、第5図
は同じくその正面図、第6図は他実施例の縦断側
面図、第7図は従来例の縦断側面図である。 1……ケーシング、2……吸気口、3……排気
口、4……通風路、5……放熱体、6……冷却
体、7……電子冷却素子、7a……冷却部、7b
……発熱部、8……導熱体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 排気口と吸気口を上下に有する通風路を形成し
    たケーシングと、この通風路内に互いに上下に配
    置した放熱体および冷却体と、これら放熱体およ
    び冷却体に発熱部および冷却部を直接または導熱
    体を介して各々接合した電子冷却素子とを備えた
    電子除湿器において、前記ケーシングの前記放熱
    体および冷却体を囲む部分を断熱材で構成し、前
    記電子冷却素子を前記ケーシング外の直流電源に
    接続するものとしたことを特徴とする電子除湿
    器。
JP1986134062U 1986-09-01 1986-09-01 Expired JPH042333Y2 (ja)

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JP1986134062U JPH042333Y2 (ja) 1986-09-01 1986-09-01

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JP1986134062U JPH042333Y2 (ja) 1986-09-01 1986-09-01

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JPS6340722U JPS6340722U (ja) 1988-03-16
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JPS6340722U (ja) 1988-03-16

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