JPH02175773A - フレキシブルプリント回路用基板の製造方法 - Google Patents

フレキシブルプリント回路用基板の製造方法

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JPH02175773A
JPH02175773A JP32885988A JP32885988A JPH02175773A JP H02175773 A JPH02175773 A JP H02175773A JP 32885988 A JP32885988 A JP 32885988A JP 32885988 A JP32885988 A JP 32885988A JP H02175773 A JPH02175773 A JP H02175773A
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polyamic acid
dianhydride
acid soln
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JP32885988A
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Yoshitaka Okugawa
良隆 奥川
Toshio Nakao
中尾 俊夫
Yoshiyuki Yamamori
義之 山森
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Sumitomo Bakelite Co Ltd
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Sumitomo Bakelite Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (リ  テトラカルボン酸二無水物成分とジアミン成分
とを、酸成分/アミン成分(モル比)を0.90〜1.
00として反応させるに当たり、3.3’、4.4′−
ビフェニルテトラカルボン酸二無水物とパラフェニレン
ジアミンとを反応させて得られたポリアミック酸溶液(
A)と、ピロメリット酸二無水物と4.4′−ジアミノ
ジフェニルエーテルを反応させて得られたポリアミック
融溶w1(B)とを、A/B=55/45〜7F5/2
5の割合で混合攪拌し、硬化収縮後の分子の再配列によ
る塗布前後の寸法(産業上の利用分野) 本発明は、特殊なポリアミック酸溶液を金属箔上に直接
流延塗布し、特定の加熱方法により硬化イミド化した、
耐熱性、耐寒性、電気特性、機械特性、耐摩耗性、耐薬
品性、耐放射線性等が優れた、カールのないフレキシブ
ルプリント基板の製造方法に係るものである。
(従来の技術) 従来、フレキシブルプリント回路用基板はポリイミドフ
ィルムと金属箔とを、低温硬化可能な接着剤で貼合わせ
て製造されていた。高温硬化の接着剤であると、熱圧着
時の熱履歴により、常温に戻したときに、基板のカール
、ネジレ、反りなどが発生し、その後のバターニング等
の作業が不可能な為である。ところが低温硬化の接着剤
を使用しても、接着剤はもともと耐熱性に劣るため、基
板として耐熱性の良いポリイミドフィルム本来の耐熱性
を発揮させることが出来なかった。そこで接着剤を使用
しないでフレキシブルプリント回路用基板を製造する方
法が検討された0例えば米国特許3,179,634号
に示されている櫟などロメリット酸等のテトラカルボン
酸と4.4′−ジアミノジフェニルエーテル等の芳香族
第一級アミンとの重合により得られたポリアミック酸溶
液をi?4に直接塗布し、次いで加熱する事により溶媒
の除去及びポリアミック酸の縮合反応によるポリイミド
の生起により、ポリイミド鋼張板を製造する方法である
ところがこの方法では、上記の縮合反応が脱水縮合反応
である為に体積収縮が発生するが、その前後の分子の再
配列のためと思われる膨張による銅箔とイミド層との応
力の緩和が不十分なため従来からの汎用のポリアミック
酸で製造した回路基板には、カールや、シワ、チヂレ等
が発生し、この方法でフレキシブルプリント回路用基板
を製造する事は、実際上不可能とされていた。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、これまでにかかる欠点を克服すべく鋭意検討
した結果、本発明で特定するポリアミック酸を本発明で
特定する硬化方法を用いて製造したフレキシブルプリン
ト回路用基板を用いて製造したフレキシブルプリント回
路用基板がカールを発生しないとの知見を得、本発明を
完成するに至ったものである。
(課題を解決するための手段) 本発明はテトラカルボン酸二無水物成分とジアミン成分
とを、酸成分/アミン成分くモル比)を0.90〜1.
00として反応させるに当たり、3.3’、4.4’−
ビフェニルテトラカルボン酸二無水物とバラフェニレン
ジアミンとを反応させて得られたポリアミック酸溶液(
A)と、ピロメリット酸二無水物と4,4ξジアミノジ
フエニルエーテルを反応させて得られたポリアミック酸
溶液(B)とを、A/B=55/45〜75/25の割
合で混合攪拌してポリアミック酸溶液を合成し、これを
金属箔上に流延塗布して80℃〜450℃まで連続的に
、あるいは段階的に0. 5時開以上かけて昇温または
保持加熱を行いイミド化して、フレキシブルプリント回
路用基板を製造するに当たり、硬化収縮前後の分子の再
配列により塗布前後の寸法変化率が、−2%以上20%
以下となるポリアミック酸を用いることを特徴とするフ
レキシブルプリント基板の製造方法である。
本発明で使用するテトラカルボン酸二無水物は、3.3
’、4.4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物と
、ピロメリット酸二無水物であるが、この他の酸、例え
ば2,3.3’4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無
水物、3.3’ 、4.4’−ベンゾフェノンテトラカ
ルボン酸二無水物、3.3”、4.4”−P−テルフェ
ニルテトラカルボン酸二無水物、2,3,6.7−ナフ
タレンテトラカルボン酸二無水物、3,3′、4.4’
−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、3.3’
、4.4”−P−テルフェニルテトラカルボン酸二無水
物、4.4’−ヘキサフルオロイソプロピリデンビス(
フタル酸無水物)等も併用することが出来る。
本発明で使用するジアミンは、パラフェニレンジアミン
と4.4′−ジアミノジフェニルエーテルであるがこの
他のアミン例えば4,4゛−ジアミノジフェニルメタン
、3.3′−ジメチルベンジジン、4.4゛−ジアミノ
−P・テルフェニル、4,411+−ジアミノ−P−ク
ォーターフェニル、2.8−ジアミノジフェニレンオキ
サイドなども併用することができる。
テトラカルボン酸二無水物成分とジアミン成分との反応
は酸成分/アミン成分(モル比)0.90〜1.OOで
行うのが好ましく、0.90より低いと重合度が上がら
ず硬化後の皮膜特性が悪い。
1、OOより大きいと、硬化時にガスを発生し、平滑な
皮膜を得ることが出来ない。
反応は通常、テトラカルボン酸二無水物またはジアミン
類と反応しない有機極性溶媒中で行われる0反応系に対
して不活性であり、かつ生成物に対して溶媒であること
以外に、この有機極性溶媒は反応成分の少なくとも一方
、好ましくは両者に対して良溶媒でなければならない、
この種の溶媒として代表的なものは、N、N−ジメチル
ホルムアミド、N、N−ジメチルアセトアミド、ジメチ
ルスルホン、ジメチルスルホキシド、N−メチル−2−
ピロリドン等があり、これらの溶媒は単独または組み合
わせて使用される。この他にも溶媒として絹み合わせて
用いられるものとしてベンゼン、ジオキサン、キシレン
、トルエン、シクロヘキサ等の非極性溶媒が、原料の分
散媒、反応調節剤あるいは生成物からの揮散調節剤、皮
膜平滑剤等として使用される。
反応は一般的に無水の条件下で行うことが好ましい、こ
れはテトラカルボン酸二無水物が水により閉環し、不活
性化し、反応を停止させる恐れがあるためである。この
ため仕込原料中の水分も溶媒中の水分も除去する必要が
ある。しかし一方、反応の進行を調節し、樹脂重合度を
コントロールするためにあえて水を添加することも行わ
れる。
また反応は不活性ガス雰囲気中で行われることが好まし
い、これはジアミン類の酸化を防止するためである。不
活性ガスとしては一般的に乾燥窒素ガスが使用される。
本発明になるポリイミド樹脂の合成反応は以下の様な方
法で行われる。即ち、3.3″、4.4’−ビフェニル
テトラカルボン酸二無水物とバラフェニレンジアミンと
を反応させて得られたポリアミック酸(八とする)とピ
ロメリット酸二無水物と4.4′・ジアミノジフェニル
エーテルとを反応させて得られたポリアミック酸(Bと
する)とをA/B = 55745〜75/215の割
合で混合攪拌することによって寸法変化率が一2%〜2
0%のポリアミックWi(Cとする)を得る方法である
Aの比率が上述の割合よりも少ないときにはカールが発
生し、逆に多いときには剛直になりすぎ、柔軟性がなく
なる。
A、  Bを合成し、また、これらを混合してCを得る
反応温度は0〜100℃であることが望ましい。
0℃以下だと反応の速度が遅く、100℃以上であると
生成したポリアミック酸の閉環反応および解重合反応が
開始するためである0通常、反応は20℃前後で行われ
る。
本発明により製造されたポリアミック酸生成物は、使用
するに当たって各種のシランカップリング剤、ボランカ
ップリング剤、チタネート系カップリング剤1、アルミ
ニウム系カップリング剤その他キレート系の接着性・密
着性向上剤や各種溶剤、フローエージェントを加えても
よく、またこれらに加えて通常の酸硬化剤、アミン硬化
剤やイミダゾール、3級アミン等の硬化促進剤の少量を
加えてもよく、またゴムや低分子エポキシ等の可どう性
状与剤や帖度調整剤、あるいはポリアミドイミド、ポリ
エーテルイミド、ポリエステルイミド等をブレンドして
もよくタルク、マイカ、石英粉末等の充填剤、カーボン
ブラック、フタロシアニンブルー等の着色剤、テトラブ
ロモフェニルメタン等の難燃剤、三酸化アンチモン等の
難燃助剤の少量を加えてもよい。
本発明で使用される金属箔は、一般に鋼箔が用いられる
が、アルミ箔、ニッケル箔、ステンレス箔、タングステ
ン箔なとも用いることが出来る。
金属箔は3〜200μの厚さのものが使用され、表面は
粗面化処理を施されているものが好ましい。
ポリアミック酸溶液を金属箔に塗布する方法は、ロータ
リーコーター、ナイフコーター、ドクターブレード、フ
ローコーター等の公知の塗布手段で50−1000μの
均一な厚さに流延塗布する方法がとられる0次に加熱に
よりポリアミック酸の溶媒を除去し、かつイミド環の形
成を行うが、ポリイミド皮膜が形成される以前に、始め
から強い加熱を行うと、粗面となりたりひきつつすする
ので、加熱は低温から徐々に高くする様にした方が好ま
しい0例えば、100℃から350℃まで0゜5時間以
上かけて連続的に加熱する。0.5時間未満であると膜
厚にもよるが、脱溶媒が不十分でありたり、イミドの閉
環が不十分で特性が十分に発揮されないことがある。ま
た例えば、100℃で30分、ついで150℃で30分
、200”Cで30分、250℃で30分、250℃で
30分、300℃で30分、350℃で20分という具
合いに段階的に昇温してもよい。加熱雰囲気も空気中で
さしつかえない場合もあるが減圧下ないしは不活性ガス
を流しながら非酸化性状態下に行う方が好ましい場合が
多い、この様にして形成されたポリイミド皮膜層は一般
的に10〜200μである。
(作用) 以上のような方法で得られるポリアミック酸は加熱に伴
い硬化収1するが、その前後の分子の再配列によると思
われる膨張により再び硬化前の状態(長さ)まで戻る事
が出来る。そのため硬化収縮時にたまフた金属箔と樹脂
層との間の残留応力が緩和されカールやネジレ、反り等
が発生しない。
一方、ポリアミック酸AまたはBのみでは、硬化時の収
縮が激しく基板にシワが残ると共に、分子の再配列も不
十分なためカールも見られる。
これらの挙動は熱機械分析(TMA)により観察するこ
とが出来る0図1に本発明の方法により得られた4、4
′−ジアミノジフェニルエーテルとピロメリット酸二無
水物およびバラフェニレンジアミンからなるポリアミッ
ク酸溶液と3.3’ 、4.4’−ビフェニルテトラカ
ルボン酸二無水物からなるポリアミック酸とを混合して
得られるポリアミック酸のTMAの結果を示す、荷重は
2g、昇温速度は5℃/分で行ったものだが、200℃
以下では収縮していることがわかる。また、200℃以
上では分子の再配列と思われる膨張により、概ね元の寸
法に戻っていることがわかる。一方、図2に、4゜4−
ジアミノジフェニルエーテルとピロメリット酸二無水物
からなるポリアミック酸、また図3にバラフェニレンジ
アミンと3.3’4.4’−ビフェニルテトラカルボン
酸二無水物からなるポリアミック酸のTMAの結果を示
す0図1と同様200℃以下では脱水縮合反応により収
縮しているが、200℃以上の膨張が不十分なため元の
寸法まで戻りきっていないことがわかる。
このように本発明の様な方法で製造したフレキシブルプ
リント回路用基板は、接着層がないために耐熱性に便れ
、カールがないために加工性も良く、またフィルムとし
ての特性も優れた基板であった。
本発明で得られる回路用基板は各種の電気、電子機器用
配線基板のみならず音響振動板やフラットモータ、テー
プキャリヤー、フロッピーディスクヘッド、高周波アン
テナ、電磁シールド板などにも利用される。
(発明の効果) 本発明の方法により、従来不可能とされていた、接着層
のないフレキシブルプリント回路用基板を製造すること
が可能になり、こうして得られたフレキシブルプリント
回路用基板は、接着層がないために耐熱性に優れ、カー
ルがないために加工性も良く、またフィルムとしての特
性も優れた基板であった。
(実施例1) 温度計、攪拌装置、環流コンデンサーおよび乾燥窒素ガ
ス吹き込み口を備えた4つロセバラブルフラスコに精製
した無水のバラフェニレンジアミン108gをとり、こ
れに無水のN−メチル−2−ピロリドン90j1量%と
トルエン10重量%の混合溶剤を、全仕込原料中の固形
分割合が20重量%になるだけの量を加えて溶解した。
乾燥窒素ガスは反応の準備段階より生成物取り出しまで
の全行程にわたり流しておいた。ついで精製した無水の
3゜3’、4.4’・ビフェニルテトラカルボン酸二無
水物294gを攪はんしながら少量ずつ添加するが発熱
反応であるため、外部水槽に約15℃の冷水を循環させ
てこれを冷却した。添加後、内部温度を20℃に設定し
、5時間攪拌し反応を終了してポリアミック酸溶液くA
とする)を得た0次に上記と同様の装置及び方法で無水
の4,4′−ジアミノジフェニルエーテル200gと精
製した無水のピロメリット酸二無水物218gを反応さ
せてポリアミック酸(Bとする)を得た。次にAおよび
Bを、モル比がA/B=60/40になるように混合攪
拌した。得られた生成物は、黄色透明の極めて粘稠なポ
リアミック酸溶液であり、N−メチル−2−ピロリドン
中0.5!量%溶液の固有粘度は0.81(30℃)で
あった。このポリアミック酸溶液を銅箔上に流延!th
布した後乾燥器にいれ100℃から350℃まで連続的
に2時間かけて昇温した。
この様にして製造されたフレキシブルプリント回路用基
板は寸法変化率が−0,2%でまったくカールがなく、
銅箔をエツチングした後のフィルムだけの耐熱性は50
0℃、引っ張り強度は21Kg/l11112、伸びは
30%と優れた物であった。
(実施例2) 実施例1と同様な装置及び方法で、バラフェニレンジア
ミンと3.3’4.4’・ビフェニルテトラカルボン酸
二無水物からなるポリアミック酸溶液(Aとする)と、
4.4′−ジアミノジフェニルエーテルとピロメリット
酸二無水物からなるポリアミックli溶液(Bとする)
を合成した。つぎに、AとBをモル比が70/30にな
るように混合攪拌した。生成物の固有粘度は0.90で
あった。このポリアミック酸溶液を銅箔上に流延塗布し
た後乾燥器に入れ、100℃で30分間、ll50℃で
30分間、200℃で30分間、260℃で20分間、
300℃で10分間それぞれ加熱した後、300℃から
350℃まで連続的に1時間かけて昇温し、アニールし
た。
この様にして製造されたフレキシブルプリント回路用基
板は寸法変化率が0. 4%で全くカールがなく銅箔を
エツチング除去した後のフィルムだけの耐熱性は500
℃、引っ張り強度は16kg/mm2、伸びは22%と
優れていた。
(比較例1) 実施例1と同様な装置及び方法で、バラフェニレンジア
ミンと3.3’4.4’−ビフェニルテトラカルボン酸
二無水物からなるポリアミック酸溶液(Aとする)と、
4,4′−ジアミノジフェニルエーテルとピロメリット
酸二無水物からなるポリアミック酸溶液(Bとする〉を
合成した。つぎに、AとBをモル比が45155になる
ように混合攪拌した。
実施例1と同様な方法でフレキシブル回路用基板を作成
したが、硬化収縮後の応力緩和が不十分だったためか、
寸法変化率が一71%でありこのためカールが激しく、
回路用基板としては不適当であ)た。
(比較例2) 実施例1と同様な装置及び方法で、バラフェニレンジア
ミンと3.3’4.4’−ビフェニルテトラカルボン酸
二無水物からなるポリアミック酸溶液(Aとする)と、
4,41−ジアミノジフェニルエーテルとピロメリット
酸二無水物からなるポリアミック酸溶液(Bとする)を
合成した。つぎに、AとBをモル比が80/20になる
ように混合攪拌した。
実施例1と同様な方法でフレキシブル回路用基板を作成
したが、硬化収縮後の応力緩和が不十分だったためか、
寸法変化率が一96%と大きく、また剛直なため鋼箔と
の密着性が悪く接着強度がO132k g / c m
 L7かなく、回路用基板としては不適当であった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法により得られたポリアミック酸の
熱機械分析(TMA)の測定結果、第2図は4,4′−
ジアミノジフェニルエーテルとピロメリット酸二無水物
からなるポリアミック酸のTMA、第3図はバラフェニ
レンジアミンと3.3’4.4’−ビフェニルテトラカ
ルボン酸二無水物からなるポリアミック酸のTMAであ
る。荷重は2g、昇温遠度は5℃/分で行った。第1図
で左縦軸はサンプルの寸法変化を表しており、負号はサ
ンプルの収縮を意味する0図より昇温に伴い、サンプル
が収縮し、200度付近で収縮が最大となることがわか
る。さらに200度以上になると逆に膨張しはじめ、3
50度付近で元のサンプル長付近にまで復元しているこ
とがわかる。 この様に、本発明の方法で得られたボリアミッり酸は加
熱硬化後のサンプル長が元のサンプル長と同じ程度であ
るため、硬化収縮に伴う応力が緩和され、従って、カー
ルがないフレキシブルプリント回路用基板を得ることが
出来る。 一方、第2図や第3図に示すようなポリアミック酸では
350度付近まで加熱しても元のサンプル長に戻らず、
収縮したままとなっている。このようなポリアミック酸
では得られたフレキシブルプリント回路用基板は、硬化
収縮にともなう応力によって著しくカールする。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)テトラカルボン酸二無水物成分とジアミン成分と
    を、酸成分/アミン成分(モル比)を0.90〜1.0
    0として反応させるに当たり、3,3’,4,4’−ビ
    フェニルテトラカルボン酸二無水物とパラフェニレンジ
    アミンとを反応させて得られたポリアミック酸溶液(A
    )と、ピロメリット酸二無水物と4,4’−ジアミノジ
    フェニルエーテルを反応させて得られたポリアミック酸
    溶液(B)とを、A/B=55/45〜75/25の割
    合で混合撹拌し、硬化収縮後の分子の再配列による塗布
    前後の寸法変化率が、−2〜20%としたポリアミック
    酸混合溶液を金属箔上に流延塗布して80℃〜450℃
    まで連続的に、あるいは段階的に0.5時間以上かけて
    昇温および保持加熱を行いイミド化して、フレキシブル
    プリント回路用基板を製造する方法。
JP32885988A 1988-12-28 1988-12-28 フレキシブルプリント回路用基板の製造方法 Pending JPH02175773A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5326245A (en) * 1992-06-26 1994-07-05 International Business Machines Corporation Apparatus for extruding materials that exhibit anisotropic properties due to molecular or fibril orientation as a result of the extrusion process

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63161023A (ja) * 1986-12-25 1988-07-04 Sumitomo Bakelite Co Ltd フレキシブルプリント回路用基板の製造方法

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