JPH02173055A - フェノール樹脂組成物 - Google Patents

フェノール樹脂組成物

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JPH02173055A
JPH02173055A JP32604388A JP32604388A JPH02173055A JP H02173055 A JPH02173055 A JP H02173055A JP 32604388 A JP32604388 A JP 32604388A JP 32604388 A JP32604388 A JP 32604388A JP H02173055 A JPH02173055 A JP H02173055A
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JP
Japan
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pts
phenol resin
phenol
sepiolite
weight
Prior art date
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Pending
Application number
JP32604388A
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English (en)
Inventor
Hironobu Mori
森 宏延
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Sumitomo Bakelite Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Bakelite Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、耐熱性及び成形加工性に優れて、且つアスベ
スト繊維を全く含有しない、ブレーキバットの穴埋め用
に好適な成形材料に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、ブレーキバットには低摩耗性、高温時の寸法安定
性、フェノール樹脂との密着性及び経済性からアスベス
ト繊維を基材とするノボラック型のフェノール樹脂組成
物が長い間用いられてきた。
アスベスト繊維はブレーキバットの表面の摩耗に伴ない
空気中に飛散する。これを体内に吸引すると肺活量減少
、肺ガン等の健康障害の誘因となることから、年々アス
ベスト使用に反対する動きが強(なっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、アスベストを全く含まない自動車用の摺動材
に関し、ブレーキシューとの密着性、オイルシール性、
耐熱性を損うなうことなく成形加工性が優れ、且つ粉塵
発生の無い樹脂組成物を提供することにある。
〔課題の解決するための手段〕
本発明は、フリーPが5%以下で数平均分子量が500
〜1000であるジメチレンエーテル型自硬性フェノー
ル樹脂100重量部に対して、NBR10〜40重量部
、繊維長0.1〜5.0閣のセピオライト450〜60
0重量部及びエポキシシラン処理剤をコートした繊維長
0.5〜3.0mmのガラス繊維100〜250重量部
を配合して成ることを特徴とするフェノール樹脂組成物
である。
本発明に用いられる自硬性フェノール樹脂はジメチレン
エーテル型のもので、例えばフェノール!s1モルとホ
ルムアルデヒド1.2〜2.5モルを二価金属塩の中か
ら選ばれた付加反応に効果的な触媒と縮合反応に効果的
な触媒とを併用して反応し、脱水熟成反応を行うことに
より容易に得られる。
この自硬性フェノール樹脂にガラス繊維、セピオライト
、NBR1硬化促進剤、離型剤等を混合した配合物を通
常ロール混練等の混合・混練装置により、加温しながら
混練し、所定のモノホール流れに達したところで混練を
止めて冷却後粉砕して材料化する。
混線工程において、樹脂と基材との密着程度は、その材
料より成形された成形物の緒特性への影響が大きいため
、ガラス繊維、セとオライド、NBRに対する自硬性フ
ェノール樹脂の相溶性を種々検討した結果、フリーPが
5%以下、数分子量平均が500〜1000が最適で、
成形後の緒特性がバランスよく得られることを見い出し
た。
フIJ −Pが5%以上では、流れが急速に失われ基材
分散の均一化が不十分になる。また、数平均分子量が1
000以上では流れが短すぎ成形性に難点を生じ、50
0以下ではレジンがべとついて作業性が悪く、効率良く
材料を得ることができない。
本発明において、NBRは粉末状のものを使用し、結合
アクリロニトリルの割合が37〜43%程度の高ニトリ
ルラバーが好ましい0本発明に用いられる自硬性フェノ
ール樹脂との相当性が高いことから、NBRを混合した
配合物を熱ロールにて混練して冷却し、さらに粉砕した
後に例えば80メツシュ以上のgFAを除去してグラニ
ユール状にした成形材料は、別ロフトの混合、製品輸送
、成形機ホッパーへの投入等、装置と成形材料との衝撃
、Wl擦等により発生する粉塵が極めて少なく、製造時
の粒度分布がハンドリングの種類如何にかかわらず長期
に安定するという特徴がある。
結合アクリロニトリル量の少ないタイプのNBRは高ニ
トリルラバーより粉塵が多くなる傾向がある。
本発明において、NBRは自硬性フェノール樹脂100
重量部に対して10〜40重量部が望ましい。
40重量部以上すると熱ロール混練時のモノホールフロ
ーが大きすぎて成形性、硬化性が悪化する。
10重量部以下では粉塵発生を抑える作用が十分に認め
られない。
本発明に用いられるセとオライドは繊維長が0.1〜5
.0鵬のものが成形材料化後の見掛は密度が0.5〜0
.7g/ccとなって最も成形性が良く、且つ300’
C程度の高温でのオイルシール試験においてブレーキシ
ュー穴との密着性が優れ、最適である。
セピオライトはMg5Il意0口(OH) a・8H8
0の化学式で表すことができる。アスベストよりもOH
基の割合が高いことからフェノール樹脂との相溶性が高
く、フェノール樹脂への高配合の可能な無m基材であ名 セピオライトをフェノール樹脂100重量部に対して4
50〜600重量部配合する置部により、300’C程
度の高温での熱収縮が極めて少なく、粉塵発生の少ない
配合組成物を得ることができる。
セピオライトはアスベストのような長い繊維のものは産
出せず、5閣以上の繊維長のものは人手が困難である。
又繊維長の短かいものは成形材料の見掛は密度が0.8
g/cc以上と高く、成形加工時に充分な成形圧力を伝
達できないため、ボイド、割れ等の欠点が生じやすい。
ガラス繊維は機械強度の向上をはかるため繊維長0.5
〜3.0腸のものが使用できる。
ガラス繊維は、フェノール樹脂に対して100〜250
重量部配合する置部により充分な機械強度をバランス良
く発揮することができる。
ガラス繊維の処理剤はエポキシシランが最も望ましい、
この処理剤を用いたガラス繊維は適度に繊維がほぐれ、
金型内での材料圧縮がスムーズに行われ、金型のすみず
みに成形圧力を伝えることができる。
アミノシラン処理剤やアクリルシラン処理剤をコートし
たガラス繊維は、ガラス繊維の集束力が強過ぎて成形材
料化後の見掛は密度が高くなり、セビオライト短繊維の
時と同様に成形加工性に難点がある。
〔実施例〕
(実施例1) フェノール(P)2820gと80%バラホルムアルデ
ヒド(F) 1688g CF/Pモル比=1.5)を
酢酸マンガン12gと塩化亜鉛5gの存在下で還流反応
を行った後、115°Cまで昇温させ同温度で2時間熟
成させバット上に取り出した。フリーフェノール4%、
数平均分子量(Mn) 750、メチレン基、メチロー
ル基及びジメチレンエーテル基の比率が、各々35モル
%、9モル%、40モル%のフェノール樹脂3372 
gが得られた。この樹脂に表−1に記載する原料を混合
し、100°Cの熱ロールで混練し成形材料を得た。こ
の材料の特性を表−1に記載する。
ノボラ7り型フェノール樹脂を使用した場合に比ベシー
ル性、成形加工性が良好である。
(比較例1) 実施例1に用いた自硬性フェノール樹脂を用いて、実施
例1のセピオライトをマイカに置換して熱ロールで混練
し成形材料を得た。この材料の結果を表−1に記載する
(比較例2) フリーP5.5%、数平均分子量(Mn) 650のノ
ボラック型フェノール樹脂100重量部に表−1に記載
するアスベスト繊維、離型剤、硬化促進剤を混合し、1
50℃の熱ロールで混練後、冷却して成形材料を得た。
この成形材料の結果を表−1に記載する。
(比較例3) 比較例1に用いたノボラック型フェノール樹脂を用いた
アスベスト繊維を繊維長3閣のガラス繊維に置換して熱
ロールで混練して成形材料を得た。
この成形材料の結果を表−1に記載する。
表 〔発明の効果〕 本発明に従うと、寸法変化が少なく耐熱性の高いアスベ
ストフリーのフェノール樹脂組成物を高率で経済性良く
得ることができる。この様なフェノール樹脂組成物は、
従来の欠陥であるアスベスト原料の健康障害に対する規
制の問題がないので、自動車のブレーキバット及びその
穴埋め材料に通用することができ、アスベストフリーの
自動車用耐熱材料の樹脂組成物として好適である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)フリーPが5%以下で数平均分子量が500〜1
    000であるジメチレンエーテル型自硬性フェノール樹
    脂100重量部に対して、NBR10〜40重量部、繊
    維長0.1〜5.0mmのセピオライト450〜600
    重量部及びエポキシシラン処理剤をコートした繊維長0
    .5〜3.0mmのガラス繊維100〜250重量部を
    配合して成ることを特徴とするフェノール樹脂組成物。
JP32604388A 1988-12-26 1988-12-26 フェノール樹脂組成物 Pending JPH02173055A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0394608A2 (de) * 1989-04-27 1990-10-31 Rütgerswerke Aktiengesellschaft Reibmaterial
FR2750420A1 (fr) * 1996-06-27 1998-01-02 Akebono Brake Ind Materiau de friction sans amiante

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0394608A2 (de) * 1989-04-27 1990-10-31 Rütgerswerke Aktiengesellschaft Reibmaterial
EP0394608A3 (de) * 1989-04-27 1991-05-22 Rütgerswerke Aktiengesellschaft Reibmaterial
FR2750420A1 (fr) * 1996-06-27 1998-01-02 Akebono Brake Ind Materiau de friction sans amiante

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