JPH02171465A - アクリル系レジンコンクリートからなる塗床面への滑り止め施工法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 皮果よΩ■貝丘団 本発明は、樹脂塗床材であるアクリル系レジンコンクリ
ートからなる塗床面への滑り止め施工法に関し、詳しく
は、アクリル系レジンコンクリートからなる塗床面に強
固に接着された滑り止め突起を短時間に作業性よく形成
する滑り止め施工法に関する。

亘ｍ肴 建物の床或いは道路の舗装等に用いられるレジンコンク
リートは、従来、−ｍに用いられているセメントモルタ
ル系等に比較して、接着性が高く、硬化時間が短く、作
業時間が短縮されるので、近年、急速に普及しつつある
。このようなレジンコンクリートには、従来、種々のも
のが知られているが、特に、アクリル系レジンコンクリ
ートは、上記した硬化時間が特に短いことに加えて、耐
候性や低温施工性にもすぐれているが、反面、床面が濡
れているときに、滑りやすいという樹脂塗床に共通する
問題を有している。

そこで、従来、一般に、レジンコンクリートによる塗床
に滑り止め効果を与えるために、例えば、レジンコンク
リートが硬化する前に、その表面に滑り止め材として砂
を散布したり、或いは塗床の用途に応じて、砂に代えて
、適度の粒度のエメリー等の硬質骨材等を散布して、こ
れらを塗床面上に固定する方法が知られている。この方
法は、簡便ではあるが、仕上がり面の外観がよくないう
えに、短時間のうちに汚れたり、上記滑り止め材が床面
から剥離したり、摩耗したりするので、頻繁な補修を必
要とする。

また、特公昭６２−４７５９３号公報には、発泡ポリス
チレンからなる貫通孔を有する型枠を路面に接着し、セ
メント、樹脂エマルジョン等を鏝塗りし、乾燥硬化させ
た後、上記型枠としてのポリスチレンを破砕除去して、
路面上に突起乃至突条を付する方法が提案されている。

しかし、この方法をレジンコンクリートからなる床面に
適用しても、形成される突起乃至突条が滑り止めとして
は、床面に対する接着性に乏しく、容易に剥離し、更に
、型枠の除去に手間を要し、レジンコンクリートによる
塗床施工の利点を損なう。

しよ゛と　る 本発明は、上記したような従来のレジンコンクリートに
よる塗床に滑り止めを与える方法における問題を解決す
るためになされたものであって、アクリル系レジンコン
クリートからなる塗床に接着性にすぐれる滑り止め突起
を短時間に作業性よく形成する施工法を提供することを
目的とする。

ｉ　を”ン　るための 本発明によるアクリル系レジンコンクリートからなる塗
床面への滑り止め施工法は、アクリル系レジンコンクリ
ートからなる塗床面に貫通孔を有する型枠を載置し、上
記貫通孔にアクリル系レジンコンクリートを充填した後
、上記型枠を床面からそのまま除去し、上記アクリル系
レジンコンクリートを硬化させることを特徴とする。

本発明による施工法は、新規にアクリル系レジンコンク
リートによる塗床を施工する際に同時に滑り止め突起を
形成するのに適用することができ、また、既存のアクリ
ル系レジンコンクリートによる塗床に新たに滑り止め突
起を形成するのに適用することもできる。

そこで、以下に、新規にアクリル系レジンコンクリート
による塗床を施工する場合を例として、図面に基づいて
、本発明による施工法を説明する。

先ず、アクリル系レジンコンクリートによる塗床の施工
について説明する。

アクリル系レジンコンクリートによる塗床の施工に際し
ては、コンクリートやアスファルトからなる下地ｌに必
要に応じて下地処理を施す。かかる下地処理としては、
下地の汚れや付着物、脆弱部分を除去した後、清掃し、
第１図に示すように、プライマー２を塗布し、更に、不
陸部分３を平坦にする。この場合、主材として用いるア
クリル系レジンコンクリートと同じものを用いて、不陸
部分に充填し、これを平坦化するのが都合がよい。

かかる下地処理は、下地の性状等に応じて、一部の処理
のみを行なってもよい。

次いで、上記のように、不陸調整した下地のプライマー
面に、主材としてのアクリル系レジンコンクリート４を
塗布し、硬化させて、床面５を形成する。アクリル系レ
ジンコンクリートは、主としてメタクリル酸メチルから
なる重合性単量体と硬化剤と珪砂とからなり、例えば、
「シリカル［Ｆ］」（三井石油化学工業■製）として市
販されている。

この後、第２図に示すように、滑り止め突起に対応する
貫通孔６を多数備えた型枠７を上記アクリル系レジンコ
ンクリートからなる床面５に！！置し、第３図に示すよ
うに、型枠７の貫通孔６に再び、アクリル系レジンコン
クリートを鏝等を用いて、充填し、硬化させる。この場
合、型枠の上にレジンコンクリートが残らないようにす
るのが好ましい。型枠を構成する材料は、時に、限定さ
れるものではないが、例えば、発砲ポリエチレンからな
るものが軽量且つ柔軟で、型抜き作業がしやすく、下地
への密着度もよく、材料が接着しないので、便利である
。

このようにして、型枠の貫通孔内へのレジンコンクリー
トの鏝塗りの完了後、型枠を床面から除去する。レジン
コンクリートが硬化する前に、型枠をそのまま、床面か
ら持ち上げれば、型枠は床面から容易に除去することが
できる。この後、レジンコンクリートを硬化させること
によって、第４図に示すように、床面に強固に接着した
滑り止め突起８を床面に形成することができる。

この後、必要に応じて、第５図に示すように、床面５及
び滑り止め突起８を例えばメタクリル酸メチルからなる
トップコート樹脂を薄＜塗布し、硬化させて、トップコ
ート９を形成させる。

尚、樹脂塗床材として、エポキシ樹脂やウレタン樹脂系
の材料を用いるときは、本発明の方法によって、滑り止
めを形成しようとしても、エポキシ樹脂やウレタン樹脂
の硬化物は、反応前の材料によっては溶解されないし、
反応前の材料と新たに反応もしないので、滑り止めとな
る突起の床面への完全な接着は困難である。また、仮に
接着したとしても、既に硬化物からなる床面と突起の界
面にて溶着乃至化学的な結合が生じていないために、突
起が床面から剥がれやすく、耐久性がない。

従来からのセメントコンクリートの塗床の場合について
も、セメントの水硬物に対して、セメントが新たに反応
しないので、一般に、セメント混和用重合体ディスバー
ジョンをセメントに添加して接着力を与えても、同様に
、本発明による工法を適用することはできない。

見所■匹来 本発明の方法によれば、アクリル系レジンコンクリート
からなる塗床面に型枠を載置し、型枠の有する貫通孔に
アクリル系レジンコンクリートを充填するので、後者の
レジンコンクリートに含まれるメタクリル酸メチル等の
単量体が床面を構成するレジンコンクリート中の重合体
を少なくとも一部溶解させ、相溶し、硬化と同時に完全
に溶着するので、か（して形成される滑り止め突起は強
固に床面に接着され、従って、床面から容易に剥離せず
、耐久性にすぐれる。

更に、滑り止めを形成するレジンコンクリートを床面と
異なるように着色したり、或いは滑り止め突起の配列自
体に模様を描かせれば、床面に意匠性をもたせつつ、滑
り止めを形成することもできる。

【図面の簡単な説明】

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）アクリル系レジンコンクリートからなる塗床面に
   貫通孔を有する型枠を載置し、上記貫通孔にアクリル系
   レジンコンクリートを充填した後、上記型枠を床面から
   そのまま除去し、上記アクリル系レジンコンクリートを
   硬化させることを特徴とするアクリル系レジンコンクリ
   ートからなる塗床面への滑り止め施工法。