JP2786715B2 - エクステリア材及びその製造法 - Google Patents

エクステリア材及びその製造法

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はエクステリア材及びその製造方法に関し、詳
細には、公園や海岸等の施設における床材,壁材,階段
等として、ノンスリップ性,デザイン性に優れ、しかも
軽量かつ高強度のエクステリア材及びその製造方法に関
するものである。
[従来の技術] 近年居住空間の質向上に対する要望が高まりつつあ
り、特に遊歩道や公園等の公共性の高い施設においては
路面を様々な色や模様でデザイン化し、新しい都市景観
を創造する工夫がなされている。路面をデザイン化する
方法としては、タイル等を並べる方法があるが、雨天時
にはスリップして危険であることが指摘されており、最
近ではスリップ防止効果を有する軟質プラスチック材料
にカラー剤やモルタル等を適宜配合して耐候性や耐摩耗
性を向上させた材料を用い、路面上に幾何学模様等を直
接形成してカラー舗装する方法が開発され実用化されて
いる。
第4図は上記カラー舗装が施された路面の一例を示す
断面説明図である。まず表面凹凸の修正等の下地処理し
た路盤21にプライマー22を塗布し、さらに路面を完全に
平坦とするために目地下塗材23を金ごて等により塗布し
養生を行なう。次に図示しない型紙等を貼り付けて、カ
ラー剤とモルタルを配合した軟質プラスチック材料から
なる上塗材25を上記型紙の空白部内に塗布して養生を行
なう。そして型紙を除去し、ローラー刷毛等でトップコ
ート材26を塗布すれば完成する。
上記舗装方法によれば、各種の基本模様を有する型紙
と上塗材25に調合するカラー剤の組合せによって、希望
するデザインに応じて色や模様の異なる様々なカラー舗
装を直接路面に施すことが可能である。しかもこの様に
舗装された路面は雨天時のスリップ防止効果が高いの
で、優れた舗装方法であると言える。
しかしながら前記下塗材及び上塗材塗布後には養生の
為夫々半日以上放置する必要があるので、舗装工事の施
工期間は最低3日を要し、また該施工期間中に降雨の可
能性がある場合には作業ができないという制限があり、
且つ養生中に人や動物等の通行によって表面を荒らされ
るケースも発生している。
また上記方法ではその適用場所が公園や遊歩道等の路
面上に限定されており、上記方法に用いられるモルタル
配合軟質プラスチック材料の耐水性,ノンスリップ性を
活かして、種々の用途に適用できる様な技術の開発が要
望されている。
ところで最近開発された繊維強化ウレタン樹脂(以下
FRUと言う)は、硬質発泡ウレタン中に多量のガラス長
繊維が均一に分散されたものであり、軽量でかつ強度が
ありしかも耐食性に優れている為に、様々な用途の展開
が期待されているが、いまだ充分活用されているとは言
えない。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は上記事情に着目してなされたものであって、
前記モルタル配合軟質プラスチック材料と前記FRUの優
れた特性を利用し、エクステリア材として充分な強度を
有すると共にノンスリップ性,デザイン性に優れた新し
い材料の提供を目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成した本発明のエクステリア材は、シー
ト基材にモルタル配合軟質プラスチック材料が積層され
てなる弾性モルタルシートの裏面側に、繊維強化発泡ウ
レタン樹脂層が一体的に形成されてなることを要旨とす
るものである。
また本発明の他のエクステリア材は、シート基材に積
層されたモルタル配合軟質プラスチック材層の表面に木
目状の凹凸が形成されると共に、該凹凸形成面の反対側
に繊維強化発泡ウレタン樹脂層が一体的に形成されたも
のがある。
一方上記エクステリア材を製造する第1の本発明方法
は、シート基材,モルタル配合軟質プラスチック材料を
順次積層した上へデザイン型紙を載置し、該型紙の空白
部に複合軟質プラスチック材料を充填し、該複合軟質プ
ラスチック材料を硬化して表層材を形成し、型紙を付け
た状態のままの表層材を上下反転して型枠の底部に敷
き、その上方へ繊維強化発泡ウレタン樹脂材料を供給し
て発泡成形を行ない、型枠から取り出した後、前記型紙
を除去するものである。
また第2の本発明方法は、型枠の底部に木目の陰型を
形成若しくは配置し、その上方よりモルタル軟質プラス
チック材料を流し込み、これにシート基材を積層して表
面が木目状の表層材を形成し、該表層材を陰型から離型
した後、上記表層材の表面を下側にして型枠の底部に敷
き、その上方へ繊維強化発泡ウレタン樹脂材料を供給し
て発泡成形を行ない、型枠から取り出す方法である。
[作用] 本発明者らは前記FRUの優れた特性を利用してFRUを本
体として用い、該FRU材にモルタルを配合した軟質プラ
スチック材料を一体的に形成することによって、充分な
強度を有すると共にノンスリップ性に優れた新しいエク
ステリア材を完成させた。
また該エクステリア材を製造するに当たっては、型枠
を使用することによって均一なものを効率的に製造でき
る様になり、エクステリア材の施工工事も簡易迅速に行
なうことができるようになった。
[実施例] 第1図(a)は本発明に係るエクステリア材の代表例
を示す概略図であり、弾性モルタルシート6とFRU15が
一体的に形成されたものである。第1図(b)は上記エ
クステリア材の積層構造を示す概略断面図であり、弾性
モルタルシート6は寒冷紗や不織布等のシート基材2
に、モルタル配合軟質プラスチック材料からなる下塗材
3が積層されたものであり、該下塗材3の面には、種々
のカラー剤が添加されると共にデザイン型紙によって型
抜きされた上塗材5が積層され、所定の模様が形成され
る。
上記下塗材3及び上塗材5はモルタル用骨材が適正量
配合された軟質プラスチック材料であれば良いが、代表
的にはアクリル樹脂系エマルジョンをベースとしたもの
が挙げられ、下塗材3としては、上記アクリル樹脂系エ
マルジョンにポルトランドセメント,白セメント,硅砂
を加え、さらに耐食性の向上を目的として耐アルカリ顔
料を加えたものが例示できる。一方上塗材5としては上
記アクリル樹脂系エマルジョンにセラミックサンドや硅
砂を加え、着色のためカラーサンドを加えたものが例示
できる。
第2図は本発明に係る他のエクステリア材を示すもの
であり、上記弾性モルタルシート6で用いた上塗材5を
塗布せずに、下塗材3の表面も木目状の凹凸を形成し、
該モルタルシート6をFRU15と一体化したものである。
次に第1図(a)に示したエクステリア材の代表的な
本発明の製造方法例を第3図に基づいて説明する。
まず弾性モルタルシート6を製造するにあたっては、
周縁に凸部を有する平面型1を用いる。(a)図に示す
様に該平面型1に上述したシート基材2を敷く、次に十
分混合撹拌した下塗材3を(b)図に示す様にコテ塗す
るか、あるいはスプレーガンによって吹付ける。この下
塗材3を養生して硬化させた後、(c)図の如く片面に
のり付加工の施されたデザイン型紙4を貼付ける。さら
に該デザイン型紙4上に、十分混合撹拌した上塗材5を
(d)図の様にコテ塗するか、あるいはスプレーガンに
よって吹付け、養生後離型して弾性モルタルシート6を
得る[(e)図参照]。
次にデザイン型紙4を貼り付けたままの弾性モルタル
シート6を該デザイン型紙4を下側にして(f)図の如
く凹形の型枠7の底部に敷く。次いで(g)図の様にシ
ート基材2が上面側に配置された弾性モルタルシート6
上に繊維集合体8をならしながら供給し、均一に分散す
る。そして(h)図の様に該繊維集合体8の表面上に所
定量の樹脂発泡体原液9を、均一に拡散する様に供給す
ると共に、直ちに凹型7の内面に嵌合するフタ10を嵌め
込み[(i)図参照]、該フタ10に上方より押圧負荷を
かける。このとき繊維集合体8の空隙体積が樹脂発泡体
原液9の体積と同程度になるまで押圧負荷をかけて圧縮
し、繊維集合体8の空隙が樹脂発泡体原液9でほぼ完全
に満たされるように含浸させる。次いで負荷を低減し、
樹脂発泡体原液9を泡化膨張させ、これにより繊維集合
体8も一緒に膨張させる。所定の全発泡倍率に達したと
ころで、膨張を停止させその状態で硬化熟成する。そし
て(k),(l)図に示す様に型枠7より離型し、デザ
イン型紙4をはがしてバリ等を取る。最後に(m)図の
様にトップコート材14をローラにて塗布し、養生して完
成品を得る。
尚上記製造方法において型紙4を貼りつけたままでFR
Uを一体的に形成する理由は、型紙4を外した状態で上
塗材層を下側にして弾性モルタルシートのシート基材裏
面側にFRUを積層すると、凸状に形成された上塗材が樹
脂発泡体の泡化膨張時の圧力によりつぶされて、平坦に
なってしまいスリップ防止効果が低減するからである。
一方擬木状シート16を製造するにあたっては、底部に
木目の陰型を形成若しくは配置した型枠を用いる。まず
該型枠内にシリコンを十分混合撹拌した下塗材を流し込
み、コテを使って平滑にする。この上に不織布等からな
るシート基材を置き、この上からローラーによって圧力
をかけ下塗材とシート基材をなじませ、養生後離型す
る。彩色を要するときには上記擬木状シート表面に適宜
塗装を施せば完成する。擬木状シート16における上記下
塗材としては、アクリル樹脂系エマルジョンに硅砂と耐
アルカリ顔料を加えたモルタル配合軟質プラスチックが
例示できる。
上記擬木状シート16とFRU15を一体的に形成するに当
たっては、木目状の凹凸面を下側にして第3図(f)〜
(k)の工程と同様に行なえばよい。
尚本発明のエクステリア材に用いられるFRUは硬質発
泡ウレタン中に多量のガラス長繊維を分散させ、圧縮固
化したものであるが、上記硬質発泡ウレタン以外でもポ
リエステルフェノール等の樹脂発泡体を用いてもよい。
[発明の効果] 本発明は以上の様に構成されているので、軽量でかつ
高強度であり、しかもスリップ防止性能が高くデザイン
性に優れた施設,構造物,建屋等用の素材が提供できる
こととなった。
また本発明方法によって上記エクステリア材を効率的
に生産できる様になった。
【図面の簡単な説明】
第1図,第2図は本発明の代表例を示す一部断面説明
図、第3図(a)〜(m)は本発明の製造方法を示す工
程概略説明図、第4図は従来の路面カラー舗装を示す一
部破断説明図である。 1……平面型、2……シート基材 3……下塗材、4……デザイン型紙 5……上塗材、6……弾性モルタルシート 8……繊維集合体、9……樹脂発泡体 15……FRU、16……擬木状シート

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート基材にモルタル配合軟質プラスチッ
    ク材料が積層されてなる弾性モルタルシートの裏面側
    に、繊維強化発泡ウレタン樹脂層が一体的に形成されて
    なることを特徴とするエクステリア材。
  2. 【請求項2】シート基材に積層されたモルタル配合軟質
    プラスチック材層の表面に木目状の凹凸が形成されると
    共に、該凹凸形成面の反対側に繊維強化発泡ウレタン樹
    脂層が一体的に形成されてなることを特徴とするエクス
    テリア材。
  3. 【請求項3】請求項(1)のエクステリア材を製造する
    に当たり、シート基材,モルタル配合軟質プラスチック
    材料を順次積層した上へデザイン型紙を載置し、該型紙
    の空白部に複合軟質プラスチック材料を充填し、該複合
    軟質プラスチック材料を硬化させて表層材を形成し、型
    紙を付けた状態のままの表層材を上下反転して型枠の底
    部に敷き、その上方へ繊維強化発泡ウレタン樹脂材料を
    供給して発泡成形を行ない、前記型枠から取り出した
    後、上記型紙を除去することを特徴とするエクステリア
    材の製造法。
  4. 【請求項4】請求項(2)のエクステリア材を製造する
    に当たり、型枠の底部に木目の陰型を形成若しくは配置
    し、その上方よりモルタル配合軟質プラスチック材料を
    流し込み、これにシート基材を積層して表面が木目状の
    表層材を形成し、該表層材を陰型から離型した後、上記
    表層材の表面を下側にして型枠の底部に敷き、その上方
    へ繊維強化発泡ウレタン樹脂材料を供給して発泡成形を
    行ない、型枠から取り出すことを特徴とするエクステリ
    ア材の製造法。
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