JP2952846B2 - 弾性舗装部材 - Google Patents

弾性舗装部材

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JP2952846B2
JP2952846B2 JP7227268A JP22726895A JP2952846B2 JP 2952846 B2 JP2952846 B2 JP 2952846B2 JP 7227268 A JP7227268 A JP 7227268A JP 22726895 A JP22726895 A JP 22726895A JP 2952846 B2 JP2952846 B2 JP 2952846B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、道路等の施工に適する
弾性舗装部材に関する。尚、本発明において舗装部材と
は、舗道のみに用いられる狭義の概念ではなく、舗道は
勿論であるが、プール回り,老人ホーム,保育園の構造
物等にも用いられる広義の概念で用いるものとする。
【0002】
【従来の技術】最近、歩行者等の安全を重視することを
目指して、住宅街の舗道,老人ホーム,保育園等でレン
ガ状やタイル状の高分子弾性体を敷設する方法が採用さ
れている。かかる方法は数通り実施されているが、最も
一般的方法の一つとして、ラバータイル接着工法と言わ
れている工法がある。この方法による舗道の施工法につ
いて以下に説明する。
【0003】先ず、枠石層を作り、生コンクリート,生
アスファルト等を流し、必要な時間を置いて硬化させ、
化学系プライマー,接着剤等を刷毛等で櫛目状に塗布
し、その上面に廃タイヤ等より得られたゴムチップをポ
リウレタンバインダーで固めた前記レンガ状やタイル状
の高分子弾性体を敷設し両者を接着していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記ラバータ
イル接着施工法は、枠石層上に流し込まれた生コンクリ
ート,生アスファルトが硬化するのに相当な時間を要
し、しかも、硬化後の上面にプライマーや接着剤を櫛目
状に塗布し、タイミングよくレンガ状又はタイル状の高
分子弾性体を敷設するのは、相当な熟練と手間とを要
し、その上、前記プライマーや接着剤は高価であり、コ
ストアップの大きな要因となるのみならず、完工後の経
日によりコンクリート層又はアスファルト層と前記弾性
高分子体との間の膨張係数の差、水分に対する挙動の違
い等により、接着力が低下し、めくれ上がったりする虞
れがあった。本発明は前記従来の技術が有していた欠点
を全て解決しうる弾性舗装部材を提供することを目的と
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本発明に係る弾性舗装
部材は、繊維とシリカと消石灰と水との水和物を圧縮成
形した繊維ボードからなり、当該繊維ボードに無数の隙
間を有する薄膜(2)を形成し、当該薄層(2)の一側
面側に発泡体液状体を密着して配設し、前記薄層(2)
の無数の隙間に発泡体液状体が投錨効果を生じるように
侵入した状態で当該発泡体液状体を発泡・硬化し、前記
薄層(2)の他側面側に生コンクリート又は生アスファ
ルトを密着して配設し、前記薄層(2)の無数の隙間に
生コンクリート又は生アスファルトが投錨効果を生じる
ように侵入した状態で当該生コンクリート又は生アスフ
ァルトを硬化し、前記発泡体液状体を発泡・硬化してな
る高分子弾性厚層(1)と薄層(2)とが係合し、当該
薄層(2)とコンクリート又はアスファルトブロック
(3)とが係合して順次積層されて形成されるものであ
る。このように本発明によれば、発泡体液状体を繊維と
シリカと消石灰と水との水和物を圧縮成形した繊維ボー
ドからなる薄層(2)の無数の隙間に侵入させて発泡・
硬化することにより、この発泡・硬化した高分子弾性厚
層(1)と薄層(2)とが投錨効果により係合し、この
薄層(2)の無数の隙間に生コンクリート又は生アスフ
ァルトが侵入した状態で硬化することにより、この硬化
したコンクリート又はアスファルトブロック(3)と薄
層(2)とが投錨効果により係合し、この中間の薄層
(2)を介して高分子弾性厚層(1)とコンクリート又
はアスファルトブロック(3)とが一体化できる。この
ように高価なプライマーや接着剤を用いることなく、高
分子弾性厚層(1)の発泡・硬化と同時に、またコンク
リート又はアスファルトブロック(3)の硬化と同時に
一体化できることから、特性の異なる部材を迅速・簡略
且つ確実・強固に積層体として形成できる。
【0006】 本発明に係る弾性舗装部材は、繊維とシ
リカと消石灰と水との水和物を圧縮成形した繊維ボード
からなり、当該繊維ボードに無数の隙間を有する薄膜
(2)を形成し、発泡体液状体で箱体を形成し、当該発
泡体液状体の箱体内面に前記薄層(2)を密着して配設
し、前記薄層(2)の無数の隙間に発泡体液状体が投錨
効果を生じるように侵入した状態で当該発泡体液状体を
発泡・硬化し、前記箱体状に配設された薄層(2)の内
側に生コンクリート又は生アスファルトを密着して配設
し、前記薄層(2)の無数の隙間に生コンクリート又は
生アスファルトが投錨効果を生じるように侵入した状態
で当該生コンクリート又は生アスファルトを硬化し、前
記発泡体液状体を発泡・硬化してなる高分子弾性厚層
(1)と繊維とシリカと消石灰と水との水和物を圧縮成
形した繊維ボードからなる薄層(2)とが係合し、当該
薄層(2)とコンクリート又はアスファルトブロック
(3)とが係合して順次積層されて形成されるものであ
る。このように本発明によれば、特性が異なる各部材間
にプライマー、接着剤を用いることなく薄層(2)の無
数の隙間に対する高分子弾性厚層(1)、コンクリート
又はアスファルトブロック(3)の各投錨効果により一
体化できることから、立方体状の積層体を迅速・簡略且
つ確実・強固に形成できる。
【0007】 本発明に係る弾性舗装部材は、繊維とシ
リカと消石灰と水との水和物を圧縮成形した繊維ボード
からなり、当該繊維ボードに無数の隙間を有する薄膜
(2)を形成し、発泡体液状体で断面略L字状の部材を
形成し、当該発泡体液状体の断面略L字状の部材内面
前記薄層(2)を密着して配設し、前記薄層(2)の無
数の隙間に発泡体液状体が投錨効果を生じるように侵入
した状態で当該発泡体液状体を発泡・硬化し、前記箱体
状に配設された薄層(2)の内側に生コンクリート又は
生アスファルトを密着して配設し、前記薄層(2)の無
数の隙間に生コンクリート又は生アスファルトが投錨効
果を生じるように侵入した状態で当該生コンクリート又
は生アスファルトを硬化し、前記発泡体液状体を発泡・
硬化してなる高分子弾性厚層(1)と薄層(2)とが係
合し、当該薄層(2)とコンクリート又はアスファルト
ブロック(3)とが係合して順次積層されて形成され
る。このように本発明によれば、特性が異なる各部材間
にプライマー、接着剤を用いることなく繊維とシリカと
消石灰と水との水和物を圧縮成形した繊維ボードからな
薄層(2)の無数の隙間に対する高分子弾性厚層
(1)、コンクリート又はアスファルトブロック(3)
の各投錨効果により一体化できることから、断面L字状
の積層体を迅速・簡略且つ確実・強固に形成できる。
【0008】 本発明に係る弾性舗装部材は、繊維とシ
リカと消石灰と水との水和物を圧縮成形した繊維ボード
からなり、当該繊維ボードに無数の隙間を有する薄膜
(2)を形成し、発泡体液状体で断面略U字状の部材を
形成し、当該発泡体液状体の断面略U字状部材の内面
前記薄層(2)を密着して配設し、前記薄層(2)の無
数の隙間に発泡体液状体が投錨効果を生じるように侵入
した状態で当該発泡体液状体を発泡・硬化し、前記箱体
状に配設された薄層(2)の内側に生コンクリート又は
生アスファルトを密着して配設し、前記薄層(2)の無
数の隙間に生コンクリート又は生アスファルトが投錨効
果を生じるように侵入した状態で当該生コンクリート又
は生アスファルトを硬化し、前記発泡体液状体を発泡・
硬化してなる高分子弾性厚層(1)と薄層(2)とが係
合し、当該薄層(2)とコンクリート又はアスファルト
ブロック(3)とが係合して順次積層されて形成される
ものである。このように本発明によれば、特性が異なる
各部材間にプライマー、接着剤を用いることなく繊維と
シリカと消石灰と水との水和物を圧縮成形した繊維ボー
ドからなる薄層(2)の無数の隙間に対する高分子弾性
厚層(1)、コンクリート又はアスファルトブロック
(3)の各投錨効果により一体化できることから、立方
体状の積層体を迅速・簡略且つ確実・強固に形成でき
る。
【0009】本発明を実施するに当たって、高分子弾性
厚層(1)はポリエーテル系ポリウレタン,ポリ塩化ビ
ニル,天然ゴム又はスチレンブタジエン共重合ゴム,ア
クリロニトリルブタジエン共重合ゴム,ポリブタジエン
ゴム,ポリイソプレンゴム等の合成ゴム等が用いられる
が、耐候性,弾性,加工性,耐加水分解性等を有するポ
リエーテル系ポリウレタンが最も望ましい。
【0010】 この場合の材料費のコストダウンに寄与
するため、自動車の廃タイヤを粉砕してゴム分だけ取り
出したチップを混合することもでき、前記高分子弾性厚
層(1)を形成する高分子材料がバインダーの役目を
し、重量比で前記チップは高分子弾性体の10倍まで混
合することができる。前記薄層(2)としては、高分子
弾性厚層(1)の元となる発泡体液状体は勿論である
が、前記コンクリート又はアスファルトブロック(3)
両生素材を無数の隙間に侵入させることができる親和
性を有する織布、不織布、繊維ボード等が用いられる。
【0011】 前記、織布、不織布、繊維ボード等は
高分子弾性厚層(1)及びコンクリート又はアスファル
トブロック(3)ブロック等とも親和性がよい上、無数
の隙間を有するので投錨効果も発揮しうるので、両者に
対して係合性が良い。繊維ボードは繊維とシリカと消石
灰とを水で混練し、型内に入れ、遊離水を減少させなが
ら水和物とし、凝固・硬化させることにより得られる。
前記高分子弾性厚層(1)表面には、歩行者が滑らない
ように、そして外観を向上させるために波形、市松、動
植物、その他適宜の凹凸模様等を付することもできる。
【0012】 本発明の弾性舗装部材は、高分子弾性厚
層(1)と、薄層(2)と、コンクリート又はアスファ
ルトブロック(3)とが積層されて一体化することによ
って形成され、この高分子弾性厚層(1)及び薄層
(2)の一体化と、薄層(2)及びコンクリート又はア
スファルトブロック(3)の一体化と分けて説明する。
まず、本発明の弾性舗装部材のうちの高分子弾性厚層
(1)と薄層(2)との一体化物は、通常は射出成形法
及びプレス成形法によって得られる。前記射出成形法
は、型内の上面又は下面に予め前記コンクリート又はア
スファルトブロック(3)の親和性の良い薄層(2)を
仮止めしておき、注入ヘッドにより型内に高分子弾性厚
層(1)を形成しうる発泡体液状体を型容積の例えば約
60%入れ、適宜温度に加熱し、発泡させることによ
り薄層(2)の無数の隙間に対する発泡体液状体の投錨
効果により高分子弾性厚層(1)と薄層(2)とが係合
して一体化し、型内で生コンクリート又は生アスファル
トが充満さると同時に硬化させ、薄層(2)の無数の
隙間に生コンクリート又は生アスファルトが侵入して投
錨効果により薄層(2)と硬化したコンクリート又はア
スファルトブロック(3)が係合して一体する。この
場合には、注入ヘッドを使用する関係でヘッド内を通過
しにくいチップを混入したものはやや不適である。
【0013】前記プレス成形法は、蓋の働きをする上型
の下面に前記コンクリート又はアスファルトブロック
(3)と親和性の良い薄層(2)を仮止めしておき、下
型内に型容積の例えば約60%の高分子弾性厚層(1)
を形成しうる発泡性液状体を入れ、上型で閉じ、適宜温
度に加熱し発泡させることにより薄層(2)の無数の隙
間に対する発泡体液状体の投錨効果により高分子弾性厚
層(1)と薄層(2)とが係合して一体化し、型内で
泡体液状体が充充満さると同時に硬化させ、薄層
(2)の無数の隙間に発泡体液状体が侵入して投錨効果
により薄層(2)と硬化した高分子弾性厚層(1)が係
合して一体化る。大量生産を目指す場合は、多数の型
を有するサークルコンベヤー又はターンテーブルと注入
ヘッドとを組合わせ、前者を移動させるか、後者を移動
させるかして成形操作がおこなわれ、能率的である。
【0014】 高分子弾性厚層(1)を形成しうる材料
としては、前記各種のものが使用しうるが、代表例とし
て前記したポリエーテル系ポリウレタンは、いわゆるプ
レポリマーが使用され、型に注入する前は2液よりな
り、その一つの成分としては、化学量論的に過剰のジイ
ソシアネートとポリエーテル型ポリオールと反応させて
NCO末端プレポリマーを合成しておき、他の成分とし
ては、単分子ポリオール又はジアミンを用意しておき、
型に注入するときに2液をミキシングヘッド内に混入
し、型内で鎖延長・架橋を行なうものである、この方法
は均一に反応が進行し、高物性の高分子弾性厚層の素材
としては最適である。次に、本発明の弾性舗装部材のう
ちの薄層(2)とコンクリート又はアスファルトブロッ
ク(3)の一体化は、前記各方法により一体化された高
分子弾性厚層(1)と薄層(2)における薄層(2)の
他側面に生コンクリート又は生アスファルトを密着して
配設し、この生コンクリート又は生アスファルトが薄層
(2)の無数の隙間に侵入した状態で硬化させ、この無
数の隙間に侵入したコンクリート又はアスファルトが投
錨効果により薄層(2)に係合して一体化する。具体的
には、一体化された高分子弾性厚層(1)と薄層(2)
とを薄層(2)を上面に向けて枠体に収納し、この枠体
に生コンクリート又は生アスファルトを流し込んで硬化
させることにより、投錨効果により薄層(2)コンクリ
ート又はアスファルトブロック(3)とが係合して一体
化できる。
【0015】
【作用及び効果】 本発明の弾性舗装部材は、高分子弾
性厚層(1)とコンクリート又はアスファルトブロック
(3)ブロックとの間にこの両者に親和性が良い薄層
(2)が用いられているので、予投錨効果により相互
に係合して一体化された高分子弾性厚層(1)と薄層
(2)の、その後者の薄層(2)の上面に生コンクリー
ト等を流し込んで硬化させるだけで投錨効果により両者
を強く係合させて一体化させることができ、従来の前記
ラバータイル接着工法のように生コンクリート又は生ア
スファルトが完全に硬化するのを待って、高価なプライ
マーや接着剤を手間をかけて塗布する必要がなく、生産
工程の短縮とプライマーや接着剤を使用しなくても済む
故の材料費の節減との両々相まって全体のコスト削減に
大きく役立つ。
【0016】しかも、製造後の使用即ち、好ましくは図
1に示す弾性舗装部材は、掘り下げられ、砕石層が形成
された上面の周縁部を除いた個所に、図2及び図3に示
す弾性舗装部材は図1に示す弾性舗装部材と同じ個所に
も使用しうるが、むしろ周縁部の個所に、図4及び図5
に示す弾性舗装部材も図2及び図3に示す弾性舗装部材
とほぼ同じ個所に用いられる。
【0017】 又、図6及び図7に示す弾性舗装部材
は、前記図4及び図5に示す弾性舗装部材とほぼ同じ箇
所にも使用しうるが、むしろ、例えば公園等の舗道にお
いて、その両側部に長さ方向に線状になるように接して
置くことにより、舗道としての体裁を整えると伴に、歩
行者の足が当たっても弾性がある故安全である。何れに
しても、本発明の弾性舗装部材は砕石層上又は舗道上に
置くだけで良く、施工工事等が簡単であり、しかも各素
材の膨張係数、水分に対する挙動の違い等による係合
の低下に起因するめくれ上がり等生じない。即ち、各素
材に特性の相違があったとしても各素材に対して親和性
を有し、無数の隙間を有する薄層(2)に対する投錨効
果によりこの薄層(2)を介して一体化しているので、
高分子弾性体及びコンクリート又はアスファルトブロッ
ク(3)の各々の特性に基づいて係合力の劣化を生じる
ことがない。
【0018】
【実施例】 過剰のジイソシアネートとポリオールとを
反応させたNCO末端基を有するA液と、単分子ポリオ
ールとジアミンとによりなるB液とを、前者と後者の重
量比を143:100の割合でミキシングヘッド内で均
一に混合させ、上面に不織布を仮止めした温度40℃の
型(型はターンテーブルに36個設置されており、長さ
200mm、幅100mm、深さ10mmの容積を有す
る)内に入れ、4.5秒に1個づつ発泡・硬化しうるサ
イクルで型出しできるようにして図1に示すような高分
子弾性厚層と薄層とがプライマー又は接着剤を用いるこ
となく投錨効果により一体化した半製品を得た。
【0019】この半製品と長さ,幅は同じで深さ90mm
の型内に入れ、その上面にポルトランドセメント1,砂
2,砂利4,水適量よりなる生コンクリートを充満する
ように流し込み、そのまま一昼夜放置して、本発明の弾
性舗装部材を得た。この物性は次の通りであった。 引張強さ(MPA) 5.4 JIS K6251による 伸び(%) 390 〃 硬さ(JIS) 65 〃 湿熱劣化 異常なし 温度75℃, 湿度95%,時間15時間 にセットした恒温恒湿機による。 耐磨耗性 (減重量mg) 216 西ドイツ規格 DIN 53516による。
【0020】この弾性舗装部材を30cmの深さに掘り下
げた住宅街の舗道地に砕石を20cmの厚みになりうるよ
うに形成し、その上にこの弾性舗装部材を全面に敷き詰
め、舗道を完工させた。この舗道上を約1年間多数の人
が歩いたが弾性舗装部材のずれやめくれは全くなかっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の弾性舗装部材の要部を示す縦断面図。
【図2】本発明の弾性舗装部材の他の例を示す底面図。
【図3】図2に於けるA−A線縦断面図。
【図4】本発明の弾性舗装部材の更に他の例を示す底面
図。
【図5】図4に於けるC−C線縦断面図。
【図6】本発明の弾性舗装部材の更に他の例を示す底面
図。
【図7】図6に於けるD−D線縦断面図。
【符号の説明】
1 高分子弾性厚層 2 薄層 3 コンクリート又はアスファルトブロック 4 内面 5 下面 7 断面L字状 8 断面逆U字状
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−207821(JP,A) 特開 昭59−210102(JP,A) 特開 平3−287901(JP,A) 特開 平5−285912(JP,A) 実開 平2−109807(JP,U) 実開 昭51−131827(JP,U) 実開 昭64−28402(JP,U) 実公4307(大正11年)(JP,Y1 T) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E01C 5/22 E01C 15/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維とシリカと消石灰と水との水和物を
    圧縮成形した繊維ボードからなり、当該繊維ボードに無
    数の隙間を有する薄膜(2)を形成し、 当該薄層(2)
    の一側面側に発泡体液状体を密着して配設し、 前記薄層(2)の無数の隙間に発泡体液状体が投錨効果
    を生じるように侵入した状態で当該発泡体液状体を発泡
    ・硬化し、 前記薄層(2)の他側面側に生コンクリート又は生アス
    ファルトを密着して配設し、前記薄層(2)の無数の隙
    間に生コンクリート又は生アスファルトが投錨効果を生
    じるように侵入した状態で当該生コンクリート又は生ア
    スファルトを硬化し、 前記発泡体液状体を発泡・硬化してなる高分子弾性厚層
    (1)と薄層(2)とが係合し、当該薄層(2)と生コ
    ンクリート又は生アスファルトが硬化してなるコンクリ
    ート又はアスファルトブロック(3)とが係合して順次
    積層されて形成されることを特徴とする弾性舗装部材。
  2. 【請求項2】 繊維とシリカと消石灰と水との水和物を
    圧縮成形した繊維ボードからなり、当該繊維ボードに無
    数の隙間を有する薄膜(2)を形成し、 泡体液状体で箱体を形成し、当該発泡体液状体の箱体
    内面に前記薄層(2)を密着して配設し、前記薄層
    (2)の無数の隙間に発泡体液状体が投錨効果を生じる
    ように侵入した状態で当該発泡体液状体を発泡・硬化
    し、 前記箱体状に配設された薄層(2)の内側に生コンクリ
    ート又は生アスファルトを密着して配設し、前記薄層
    (2)の無数の隙間に生コンクリート又は生アスファル
    トが投錨効果を生じるように侵入した状態で当該生コン
    クリート又は生アスファルトを硬化し、 前記発泡体液状体を発泡・硬化してなる高分子弾性厚層
    (1)と薄層(2)とが係合し、当該薄層(2)と生コ
    ンクリート又は生アスファルトが硬化してなるコンクリ
    ート又はアスファルトブロック(3)とが係合して順次
    積層されて形成されることを特徴とする弾性舗装部材。
  3. 【請求項3】 繊維とシリカと消石灰と水との水和物を
    圧縮成形した繊維ボードからなり、当該繊維ボードに無
    数の隙間を有する薄膜(2)を形成し、 泡体液状体で断面略L字状の部材を形成し、当該発泡
    体液状体の断面略L字状の部材内面に前記薄層(2)を
    密着して配設し、前記薄層(2)の無数の隙間に発泡体
    液状体が投錨効果を生じるように侵入した状態で当該発
    泡体液状体を発泡・硬化し、 前記箱体状に配設された薄層(2)の内側に生コンクリ
    ート又は生アスファルトを密着して配設し、前記薄層
    (2)の無数の隙間に生コンクリート又は生アスファル
    トが投錨効果を生じるように侵入した状態で当該生コン
    クリート又は生アスファルトを硬化し、 前記発泡体液状体を発泡・硬化してなる高分子弾性厚層
    (1)と薄層(2)とが係合し、当該薄層(2)と生コ
    ンクリート又は生アスファルトが硬化してなるコンクリ
    ート又はアスファルトブロック(3)とが係合して順次
    積層されて形成されることを特徴とする弾性舗装部材。
  4. 【請求項4】 繊維とシリカと消石灰と水との水和物を
    圧縮成形した繊維ボードからなり、当該繊維ボードに無
    数の隙間を有する薄膜(2)を形成し、 泡体液状体で断面略U字状の部材を形成し、当該発泡
    体液状体の断面略U字状部材の内面に前記薄層(2)を
    密着して配設し、前記薄層(2)の無数の隙間に発泡体
    液状体が投錨効果を生じるように侵入した状態で当該発
    泡体液状体を発泡・硬化し、 前記箱体状に配設された薄層(2)の内側に生コンクリ
    ート又は生アスファルトを密着して配設し、前記薄層
    (2)の無数の隙間に生コンクリート又は生アスファル
    トが投錨効果を生じるように侵入した状態で当該生コン
    クリート又は生アスファルトを硬化し、 前記発泡体液状体を発泡・硬化してなる高分子弾性厚層
    (1)と薄層(2)とが係合し、当該薄層と(2)生コ
    ンクリート又は生アスファルトが硬化してなるコンクリ
    ート又はアスファルトブロック(3)とが係合して順次
    積層されて形成されることを特徴とする弾性舗装部材。
  5. 【請求項5】 前記高分子弾性厚層(1)がポリエーテ
    ル系ポリウレタン、ポリ塩化ビニル、天然ゴム、合成ゴ
    ムよりなる群から選ばれた一つ又は二つ以上を主体とす
    る弾性体である請求項1〜4記載のうちの何れか一つで
    ある弾性体舗装部材。
  6. 【請求項6】 前記高分子弾性厚層(1)内に高分子弾
    性チップが混合されている請求項1〜5記載のうちの何
    れか一つである弾性舗装部材。
  7. 【請求項7】 前記高分子弾性厚層(1)の表面に凹凸
    模様が形成されている請求項1〜記載のうちの何れか
    一つである弾性舗装部材。
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