JP2006089951A - 土地基盤面の模様仕上げ施工法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 土地基盤面に熟練を要せずに短期間で綺麗な模様仕上げ施工が容易にできる施工法を提供する。
【解決手段】 土地基盤面を清掃する第1工程と、その上面に目地形成薄膜層を形成する第2工程と、第2工程で形成された目地形成薄膜層の上面に、裏面に粘着剤層を備えた各種模様・形状の打ち抜き穴部を有する粘着性型紙を貼着する第3工程と、第2工程と第3工程を終えて得られた目地形成層と各種模様・形状の穴あき部を有する粘着性型紙との全面に表層材を塗布する第4工程と、第4工程を終えた粘着性型紙を剥離・撤去する第5工程とからなる。
【選択図】 図1
【解決手段】 土地基盤面を清掃する第1工程と、その上面に目地形成薄膜層を形成する第2工程と、第2工程で形成された目地形成薄膜層の上面に、裏面に粘着剤層を備えた各種模様・形状の打ち抜き穴部を有する粘着性型紙を貼着する第3工程と、第2工程と第3工程を終えて得られた目地形成層と各種模様・形状の穴あき部を有する粘着性型紙との全面に表層材を塗布する第4工程と、第4工程を終えた粘着性型紙を剥離・撤去する第5工程とからなる。
【選択図】 図1
Description
本願発明は、例えば、商店街の歩道、公園、学校あるいは駐車場等の土地基盤面に対する模様仕上げ施工法に関する。
一般に、商店街の歩道、公園、駐車場等の表面は単純なアスファルト又はコンクリート舗装されていて、審美性に欠けるものが多く、また、その表面は滑り易いものであったりした。
そこで従来、土地基盤面上に滑り止め・審美性仕上げを行うには、アスファルト又はセメントコンクリート舗装層の表面に、合成樹脂材やモルタルを塗布して、表面処理を行なうか、又は磁器タイルやコントリートブロックを敷き詰める等をしていた。
そこで従来、土地基盤面上に滑り止め・審美性仕上げを行うには、アスファルト又はセメントコンクリート舗装層の表面に、合成樹脂材やモルタルを塗布して、表面処理を行なうか、又は磁器タイルやコントリートブロックを敷き詰める等をしていた。
前記したごとく滑りにくく、審美性のよい土地基盤面を得るためには、合成樹脂材等により表面処理を行なったり、磁器タイルを敷き詰めていたが、施工が容易でないことやコスト面でも有利でない問題があった。
よって、本願発明は、審美性に優れ、かつ容易に施工できる土地基盤面の模様仕上げ施工法を提供することを目的とする。
すなわち本願発明は下記構成の土地基盤面の模様仕上げ施工法である。
(1)土地基盤面を清掃する第1工程と、その上面に目地形成薄膜層を形成する第2工程と、第2工程で形成された目地形成薄膜層の上面に、裏面に粘着剤層を備えた各種模様・形状の打ち抜き穴部を有する粘着性型紙を貼着する第3工程と、第2工程と第3工程を終えて得られた目地形成薄膜層と各種模様・形状の穴あき部を有する粘着性型紙との全面に表層材を塗布する第4工程と、第4工程を終えた粘着性型紙を剥離・撤去する第5工程とからなることを特徴とする土地基盤面の模様仕上げ施工法。
(2)第1工程の土地基盤面が、土地基盤の上にコンクリートが打設されてなるものである場合は、そのコンクリート打設面の清掃面にプライマー処理を施した後、第2工程以下を適用することを特徴とする前記(1)記載の土地基盤面の模様仕上げ施工法。
(3)第1工程の土地基盤面が、土地基盤の上にアスファルト舗装がなされているものである場合は、そのアスファルト面に第2工程以下を適用することを特徴とする前記(1)記載の土地基盤面の模様仕上げ施工法。
(1)土地基盤面を清掃する第1工程と、その上面に目地形成薄膜層を形成する第2工程と、第2工程で形成された目地形成薄膜層の上面に、裏面に粘着剤層を備えた各種模様・形状の打ち抜き穴部を有する粘着性型紙を貼着する第3工程と、第2工程と第3工程を終えて得られた目地形成薄膜層と各種模様・形状の穴あき部を有する粘着性型紙との全面に表層材を塗布する第4工程と、第4工程を終えた粘着性型紙を剥離・撤去する第5工程とからなることを特徴とする土地基盤面の模様仕上げ施工法。
(2)第1工程の土地基盤面が、土地基盤の上にコンクリートが打設されてなるものである場合は、そのコンクリート打設面の清掃面にプライマー処理を施した後、第2工程以下を適用することを特徴とする前記(1)記載の土地基盤面の模様仕上げ施工法。
(3)第1工程の土地基盤面が、土地基盤の上にアスファルト舗装がなされているものである場合は、そのアスファルト面に第2工程以下を適用することを特徴とする前記(1)記載の土地基盤面の模様仕上げ施工法。
(4)第5工程の次に、MMA樹脂等の透明トップコート樹脂を吹き付け塗布する第6工程を付加することを特徴とする前記(1)〜(3)のいずれか1項に記載の土地基盤面の模様仕上げ施工法。この場合の、透明トップコート樹脂の吹き付けは、後記(6)又は(7)での骨材の固着のために行われ、0.1〜0.3kg/m2(標準的には0.2kg/m2前後)の厚みに、好ましくはスプレーで塗布(ローラー塗布では目地部に骨材粒子が入り仕上がりが汚れる)する。
(5)第6工程の次に、撥水剤を含むMMA樹脂等の透明トップコート樹脂をロール塗布する第7工程を付加することを特徴とする前記(4)に記載の土地基盤面の模様仕上げ施工法。
この場合の、透明トップコート樹脂のローラー塗布は、後記(6)又は(7)での骨材の凹凸を調整し、適度の滑り抵抗性を確保するとともに汚れが付きにくく、かつ汚れが落ちやすい仕上がりとするため、若干多めのMMA樹脂をローラー塗布(0.3〜0.5kg/m2(標準的には0.3kg/m2前後)の厚みにする。これにはシリコンなどの撥水剤を添加しておくことが好ましい。
(5)第6工程の次に、撥水剤を含むMMA樹脂等の透明トップコート樹脂をロール塗布する第7工程を付加することを特徴とする前記(4)に記載の土地基盤面の模様仕上げ施工法。
この場合の、透明トップコート樹脂のローラー塗布は、後記(6)又は(7)での骨材の凹凸を調整し、適度の滑り抵抗性を確保するとともに汚れが付きにくく、かつ汚れが落ちやすい仕上がりとするため、若干多めのMMA樹脂をローラー塗布(0.3〜0.5kg/m2(標準的には0.3kg/m2前後)の厚みにする。これにはシリコンなどの撥水剤を添加しておくことが好ましい。
(6)第2工程での目地形成薄膜層又は/及び第4工程での表層材が、細骨材を含む樹脂系塗料であることを特徴とする前記(1)〜(5)のいずれか1項に記載の土地基盤面の模様仕上げ施工法。
(7)細骨材が、球形と角形のものを混有してなることを特徴とする前記(6)に記載の土地基盤面の模様仕上げ施工法。
(8)粘着性型紙が、裏面に粘着剤層を有するプラスチックシート又は紙製シートであることを特徴とする前記(1)〜(7)のいずれか1項に記載の土地基盤面の模様仕上げ施工法。
(9)粘着性型紙が、剥離紙と粘着剤層とプラスチックシート又は紙製シートからなる3層構造のものであることを特徴とする前記(1)〜(7)のいずれか1項に記載の土地基盤面の模様仕上げ施工法。
(10)プライマー処理材と目地形成薄膜層形成材がMMA系樹脂であり、表層材形成材がウレタン変性アルキッド系樹脂であることを特徴とする前記(2)〜(9)のいずれか1項に記載の土地基盤面の模様仕上げ施工法。
(11)土地基盤が公園路面であることを特徴とする前記(1)〜(10)のいずれか1項に記載の土地基盤面の模様仕上げ施工法。
(12)土地基盤が市街地歩道面であることを特徴とする前記(1)〜(10)のいずれか1項に記載の土地基盤面の模様仕上げ施工法。
(13)土地基盤が商店街路面であることを特徴とする前記(1)〜(10)のいずれか1項に記載の土地基盤面の模様仕上げ施工法。
(14)土地基盤が駐車場路面であることを特徴とする前記(1)〜(10)のいずれか1項に記載の土地基盤面の模様仕上げ施工法。
(15)前記(1)〜(14)のいずれか1項に記載の土地基盤面の模様仕上げ施工法において目地形成薄膜層の上面に貼着されて使用される粘着性型紙であって、剥離紙−粘着剤層−プラスチックシート又は紙製シートを順次複層してなり、内側に各種模様・形状の打ち抜き穴部を有する各種模様・形状の打ち抜き穴部を有する粘着性型紙。
(7)細骨材が、球形と角形のものを混有してなることを特徴とする前記(6)に記載の土地基盤面の模様仕上げ施工法。
(8)粘着性型紙が、裏面に粘着剤層を有するプラスチックシート又は紙製シートであることを特徴とする前記(1)〜(7)のいずれか1項に記載の土地基盤面の模様仕上げ施工法。
(9)粘着性型紙が、剥離紙と粘着剤層とプラスチックシート又は紙製シートからなる3層構造のものであることを特徴とする前記(1)〜(7)のいずれか1項に記載の土地基盤面の模様仕上げ施工法。
(10)プライマー処理材と目地形成薄膜層形成材がMMA系樹脂であり、表層材形成材がウレタン変性アルキッド系樹脂であることを特徴とする前記(2)〜(9)のいずれか1項に記載の土地基盤面の模様仕上げ施工法。
(11)土地基盤が公園路面であることを特徴とする前記(1)〜(10)のいずれか1項に記載の土地基盤面の模様仕上げ施工法。
(12)土地基盤が市街地歩道面であることを特徴とする前記(1)〜(10)のいずれか1項に記載の土地基盤面の模様仕上げ施工法。
(13)土地基盤が商店街路面であることを特徴とする前記(1)〜(10)のいずれか1項に記載の土地基盤面の模様仕上げ施工法。
(14)土地基盤が駐車場路面であることを特徴とする前記(1)〜(10)のいずれか1項に記載の土地基盤面の模様仕上げ施工法。
(15)前記(1)〜(14)のいずれか1項に記載の土地基盤面の模様仕上げ施工法において目地形成薄膜層の上面に貼着されて使用される粘着性型紙であって、剥離紙−粘着剤層−プラスチックシート又は紙製シートを順次複層してなり、内側に各種模様・形状の打ち抜き穴部を有する各種模様・形状の打ち抜き穴部を有する粘着性型紙。
本願発明によれば、熟練を要せずに綺麗な模様仕上げ施工が容易にできる。
施工においては、型紙を容易・確実に貼着でき、綺麗な模様仕上げ層を短期間に形成することができる。
また、表面層又は/及び目地形成薄膜層に球形と角形の細骨材を混在させる発明においては、汚れが少なくかつ滑り止め効果のよい土地基盤面の模様仕上げ面が得られる。
施工においては、型紙を容易・確実に貼着でき、綺麗な模様仕上げ層を短期間に形成することができる。
また、表面層又は/及び目地形成薄膜層に球形と角形の細骨材を混在させる発明においては、汚れが少なくかつ滑り止め効果のよい土地基盤面の模様仕上げ面が得られる。
本発明の実施の形態について説明する。
以下、図面を参照しながら本願発明の一実施例を詳細に説明する。
図1は本願発明実施例の施工工程を示す工程図、図2は本願発明実施例の施工工程における断面説明図、図3は本願発明実施例に用いられる型紙の一部断面説明図、図4は土地基盤面に形成される各種模様仕上げ面の平面図である。
図1は本願発明実施例の施工工程を示す工程図、図2は本願発明実施例の施工工程における断面説明図、図3は本願発明実施例に用いられる型紙の一部断面説明図、図4は土地基盤面に形成される各種模様仕上げ面の平面図である。
図においてGは土地基盤面、1はプライマー層、2は目地形成薄膜層、2’は充填材又は細骨材、3は表面層、4は細骨材、4aは球形の細骨材、4bは角形の細骨材、5は型紙、5aはプラスチックシート又は紙製シート、5bは粘着剤層、5cは剥離紙、6は目地部、7:各種模様・形状の打ち抜き穴部である。
本願発明実施例の施工法について説明する。
図1に示すごとく、まず第1工程において、土地基盤面Gを必要に応じて不陸調整を行った後、清掃する。
次いで、前記土地基盤の上にコンクリート打設されている場合は、コンクリート打設面の清掃面にプライマー処理を施してプライマー層1を形成する。プライマー層1を形成するプライマー処理材としては、MMA系樹脂のプレポリマーを用い、0.2kg/m2程度塗布する。
次に第2工程において、そのプライマー層1の上面に、アスファルト舗装の場合はアスファルト舗装面に、充填材(例えば珪砂、大理石粉等)又は細骨材(珪砂、砂、スラグ細粒等)2’を10〜90重量%混有させたMMA系樹脂樹脂塗料である下地目地形成材を吹き付け又はロール塗布等により塗着(不陸の程度に応じて0.2〜3.0kg/m2)して目地形成薄膜層2を形成する。
第3工程において、第2工程で形成された目地形成薄膜層2の上面に、裏面に粘着剤層5bを備えたプラスチックシート又は紙製シート5aからなる各種模様・形状の打ち抜き穴部7を有する粘着性型紙5を貼着する。(以上、図2のA図参照。)
前記プラスチックシート又は紙製シート5aとしては、厚さ0.4mmのものを使用したが、熱膨張・収縮の少ない紙製のもの、リサイクル可能な再生紙を使用することも好ましい。
特に、紙製のものは、夏期の炎天下又は厳寒時においても熱による膨張・収縮が殆どなく、かつ一定の柔軟性を保持するため、型紙が反ったりして変形することがなく、また硬化して取り扱いにくくなるようなことはなく、正確な模様・形状の審美性に優れた土地基盤面の模様仕上げ施工ができる。
また、生分解性のプラスチックシートを使用してもよい。
図1に示すごとく、まず第1工程において、土地基盤面Gを必要に応じて不陸調整を行った後、清掃する。
次いで、前記土地基盤の上にコンクリート打設されている場合は、コンクリート打設面の清掃面にプライマー処理を施してプライマー層1を形成する。プライマー層1を形成するプライマー処理材としては、MMA系樹脂のプレポリマーを用い、0.2kg/m2程度塗布する。
次に第2工程において、そのプライマー層1の上面に、アスファルト舗装の場合はアスファルト舗装面に、充填材(例えば珪砂、大理石粉等)又は細骨材(珪砂、砂、スラグ細粒等)2’を10〜90重量%混有させたMMA系樹脂樹脂塗料である下地目地形成材を吹き付け又はロール塗布等により塗着(不陸の程度に応じて0.2〜3.0kg/m2)して目地形成薄膜層2を形成する。
第3工程において、第2工程で形成された目地形成薄膜層2の上面に、裏面に粘着剤層5bを備えたプラスチックシート又は紙製シート5aからなる各種模様・形状の打ち抜き穴部7を有する粘着性型紙5を貼着する。(以上、図2のA図参照。)
前記プラスチックシート又は紙製シート5aとしては、厚さ0.4mmのものを使用したが、熱膨張・収縮の少ない紙製のもの、リサイクル可能な再生紙を使用することも好ましい。
特に、紙製のものは、夏期の炎天下又は厳寒時においても熱による膨張・収縮が殆どなく、かつ一定の柔軟性を保持するため、型紙が反ったりして変形することがなく、また硬化して取り扱いにくくなるようなことはなく、正確な模様・形状の審美性に優れた土地基盤面の模様仕上げ施工ができる。
また、生分解性のプラスチックシートを使用してもよい。
第4工程において、第2工程と第3工程を終えて得られた目地形成薄膜層2と各種模様・形状の穴あき部7を有する粘着性型紙5との全面に上方から細骨材4を混有したウレタン変性アルキッド系樹脂塗料からなる表層材3を吹き付けて塗布(0.5〜1.5kg/m2×1層又は2層)・形成する。細骨材は、球状形のものと角形のものを混有させることが好ましく、混合比は1:0.5〜2程度が好ましく、それらの粒径は0.1mm〜2.0mmが好ましい。(以上、図2のB図参照。)
その後、第5工程において、第4工程を終えた粘着性型紙5を剥離・撤去して目地部6を形成し、本発明の土地基盤面の模様仕上げ施工が完了する。(以上、図2のC図参照。)
その後、第5工程において、第4工程を終えた粘着性型紙5を剥離・撤去して目地部6を形成し、本発明の土地基盤面の模様仕上げ施工が完了する。(以上、図2のC図参照。)
なお、第5工程の次に、MMA樹脂等の透明トップコート樹脂を吹き付け塗布する第6工程を付加することもできる。この場合の、透明トップコート樹脂の吹き付けは、骨材の固着のために行われ、0.1〜0.3kg/m2(標準的には0.2kg/m2前後)の厚みに、好ましくはスプレーで塗布(ローラー塗布では目地部に骨材粒子が入り仕上がりが汚れる)する。
さらに、第6工程の次に、撥水剤を含むMMA樹脂等の透明トップコート樹脂をロール塗布する第7工程を付加することもできる。この場合の、透明トップコート樹脂のローラー塗布は、骨材の凹凸を調整し、適度の滑り抵抗性を確保するとともに汚れが付きにくく、かつ汚れが落ちやすい仕上がりとするため、若干多めのMMA樹脂をローラー塗布(0.3〜0.5kg/m2(標準的には0.3kg/m2前後)の厚みにする。これにはシリコンなどの撥水剤を添加しておくことが好ましい。
なお、型紙5は図3にその一部断面説明図を示すごとく、剥離紙5c−粘着剤層5b−プラスチックシート又は紙製シート5aが順次複層される3層構造からなり、内側に図4に例示する各種模様仕上げ面における目地部6を形成する各種模様・形状の打ち抜き穴部7を有するものであり、使用時には、剥離紙5cを剥がして取り除いてから、図2(A)に示すごとく粘着剤層5bを目地形成薄膜層2面に圧着するごとくして貼着する。
さらに、第6工程の次に、撥水剤を含むMMA樹脂等の透明トップコート樹脂をロール塗布する第7工程を付加することもできる。この場合の、透明トップコート樹脂のローラー塗布は、骨材の凹凸を調整し、適度の滑り抵抗性を確保するとともに汚れが付きにくく、かつ汚れが落ちやすい仕上がりとするため、若干多めのMMA樹脂をローラー塗布(0.3〜0.5kg/m2(標準的には0.3kg/m2前後)の厚みにする。これにはシリコンなどの撥水剤を添加しておくことが好ましい。
なお、型紙5は図3にその一部断面説明図を示すごとく、剥離紙5c−粘着剤層5b−プラスチックシート又は紙製シート5aが順次複層される3層構造からなり、内側に図4に例示する各種模様仕上げ面における目地部6を形成する各種模様・形状の打ち抜き穴部7を有するものであり、使用時には、剥離紙5cを剥がして取り除いてから、図2(A)に示すごとく粘着剤層5bを目地形成薄膜層2面に圧着するごとくして貼着する。
上記実施例においては、細骨材に球形と角形のものを用いた結果、靴底が角形の細骨材に接触して高い滑り抵抗を示し、また、球形の細骨材によって表層材の強度を向上させることとなる。その結果、滑り抵抗があって歩行者が足を取られることなく、かつ表層材の摩耗量も少ない土地基盤面の模様仕上げ層となる。
本願発明の土地基盤面の模様仕上げ施工法は、市街地の歩道面、公園路面、商店街路面、学校あるいは駐車場路面等の土地基盤面に好適に適用できる。
1:プライマー層、
2:目地形成薄膜層、
2’:充填材又は細骨材、
3:表面層、
4:細骨材、
4a:球形の細骨材、
4b:角形の細骨材、
5:型紙、
5a:プラスチックシート又は紙製シート、
5b:粘着剤層、
5c:剥離紙、
6:目地部、
7:各種模様・形状の打ち抜き穴部
G:土地基盤面、
2:目地形成薄膜層、
2’:充填材又は細骨材、
3:表面層、
4:細骨材、
4a:球形の細骨材、
4b:角形の細骨材、
5:型紙、
5a:プラスチックシート又は紙製シート、
5b:粘着剤層、
5c:剥離紙、
6:目地部、
7:各種模様・形状の打ち抜き穴部
G:土地基盤面、
Claims (15)
- 土地基盤面を清掃する第1工程と、その上面に目地形成薄膜層を形成する第2工程と、第2工程で形成された目地形成薄膜層の上面に、裏面に粘着剤層を備えた各種模様・形状の打ち抜き穴部を有する粘着性型紙を貼着する第3工程と、第2工程と第3工程を終えて得られた目地形成薄膜層と各種模様・形状の穴あき部を有する粘着性型紙との全面に表層材を塗布する第4工程と、第4工程を終えた粘着性型紙を剥離・撤去する第5工程とからなることを特徴とする土地基盤面の模様仕上げ施工法。
- 第1工程の土地基盤面が、土地基盤の上にコンクリートが打設されてなるものである場合は、そのコンクリート打設面の清掃面にプライマー処理を施した後、第2工程以下を適用することを特徴とする請求項1記載の土地基盤面の模様仕上げ施工法。
- 第1工程の土地基盤面が、土地基盤の上にアスファルト舗装がなされているものである場合は、そのアスファルト舗装面に第2工程以下を適用することを特徴とする請求項1記載の土地基盤面の模様仕上げ施工法。
- 第5工程の次に、MMA樹脂等の透明トップコート樹脂を吹き付け塗布する第6工程を付加することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の土地基盤面の模様仕上げ施工法。
- 第6工程の次に、撥水剤を含むMMA樹脂等の透明トップコート樹脂をロール塗布する第7工程を付加することを特徴とする請求項4に記載の土地基盤面の模様仕上げ施工法。
- 第2工程での目地形成薄膜層又は/及び第4工程での表層材が、細骨材を含む樹脂系塗料であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の土地基盤面の模様仕上げ施工法。
- 細骨材が、球形と角形のものを混有してなることを特徴とする請求項6に記載の土地基盤面の模様仕上げ施工法。
- 粘着性型紙が、裏面に粘着剤層を有するプラスチックシート又は紙製シートであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の土地基盤面の模様仕上げ施工法。
- 粘着性型紙が、剥離紙と粘着剤層とプラスチックシート又は紙製シートからなる3層構造のものであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の土地基盤面の模様仕上げ施工法。
- プライマー処理材と目地形成薄膜層形成材がMMA系樹脂であり、表層材形成材がウレタン変性アルキッド系樹脂であることを特徴とする請求項2、4〜9のいずれか1項に記載の土地基盤面の模様仕上げ施工法。
- 土地基盤が公園路面であることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の土地基盤面の模様仕上げ施工法。
- 土地基盤が市街地歩道面であることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の土地基盤面の模様仕上げ施工法。
- 土地基盤が商店街路面であることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の土地基盤面の模様仕上げ施工法。
- 土地基盤が駐車場路面であることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の土地基盤面の模様仕上げ施工法。
- 請求項1〜14のいずれか1項に記載の土地基盤面の模様仕上げ施工法において目地形成薄膜層の上面に貼着されて使用される粘着性型紙であって、剥離紙−粘着剤層−型紙表層を順次複層してなり、内側に各種模様・形状の打ち抜き穴部を有する各種模様・形状の打ち抜き穴部を有する粘着性型紙。
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JP2018012916A (ja) * | 2016-07-19 | 2018-01-25 | 株式会社クエスト | ルーフドレン、ルーフドレン用ストレーナ及びルーフドレン用ストレーナの製造方法 |
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