JPH01317179A - 防滑施工法 - Google Patents

防滑施工法

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JPH01317179A
JPH01317179A JP14984988A JP14984988A JPH01317179A JP H01317179 A JPH01317179 A JP H01317179A JP 14984988 A JP14984988 A JP 14984988A JP 14984988 A JP14984988 A JP 14984988A JP H01317179 A JPH01317179 A JP H01317179A
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Seiji Shinkai
誠司 新開
Kazunori Furubayashi
和典 古林
Norihide Iyama
井山 典秀
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は防滑施工法に係り、特に小面積ないし局部的に
防滑層を形成する場合に好適な防滑施工法に関する。
[従来の技術] 建物の床、歩道、階段その他人の歩く面に防滑性を付与
するために、骨材等を配合した塗料樹脂を用いることは
知られている。例えば、特公昭52−39643号公報
には、床タイル表面に硬質粗粒子を分散させたエポキシ
樹脂層を形成することにより、床タイル表面の滑り止め
加工をすることが記載されている。
ところで、このような防滑施工を行なった面は、表面に
凸凹を有し、汚れが付着し易い上に一般には見栄えが悪
いために、通常の場合、防滑性が必要とされる面のみに
、部分的ないし局部的に防滑施工を施す場合が多い。
従来、部分的ないし局部的に防滑施工を施す場合、次の
ような方法が採用されている。即ち、まず施工予定面に
、所要の大きさの開口を有するマスクシートを置き、こ
のマスクシートの開口内に、防滑骨材を配合した樹脂液
を塗布ないし流し込みする。そして、この樹脂が硬化し
た後、マスクシートを取り去る。
[発明が解決しようとする課N] 上記従来の方法では、次のような欠点があった。
■ 施工予定面にマスクシートを置く必要があり、また
、コテでならすなど作業工数が多く施工能率が悪い。
■ マスクシートを正確に位置決めすることが比較的離
しい。
■ 均一厚さの塗膜を形成するのが難しく、厚みや形の
揃った施工面を形成し難い。
■ 上記のように防滑塗膜の位置、厚さ、形状等を精度
良く、正確に形成することが困難であるため、施工面の
防滑特性が不均一であったり、表面に段差ができて、歩
行時につまずいたりすることがある。また、外観も悪い
本発明は上記従来の問題点を解決し、部分的ないし局部
的に防滑施工を行なう場合においても、容易かつ効率的
に、防滑特性が良好で外観も良い防滑面な形成すること
ができる防滑施工法を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明の防滑施工法は、硬質粒子を樹脂で結合して得ら
れた薄板状多孔質成形体を施工面に置き、該成形体に樹
脂液を含浸させた後、硬化させることを特徴とする。
以下に本発明の詳細な説明する。
本発明方法の実施に際しては、まず、防滑骨材である硬
質粒子を樹脂で結合して、薄板状多孔質成形体を製造す
る。
用いる硬質粒子としては、ガラス粒、コランダム(結晶
アルミナ物質)、デンジツク(炭化珪素物質)、珪砂等
が挙げられる。これらの硬質粒子はその粒径が小さ過ぎ
ると気孔率の過度に小さい多孔質成形体となり、後工程
での樹脂液の含浸性の悪い上に、防滑性の改善効果が低
い。逆に大き過ぎると形状精度の良い多孔質成形体が得
られず、また形成される防滑塗膜の膜性能を阻害するお
それがある。従って、本発明において硬質粒子は、その
平均粒径が0.2〜1.0mm程度、特に0.5mm程
度であることが好ましい。
このような硬質粒子を用いて多孔質成形体を製造するに
は、硬質粒子に少量の樹脂液を加え、これを型内に入れ
て薄板状に成形すると共に、樹脂液を硬化させることに
より、硬質粒子同志を結合させれば良い。この際、必要
に応して型に適度な圧力を加えて成形したり、熱を加え
て樹脂を硬化させても良い。
多孔質成形体の製造にあたり、樹脂の使用量が多過ぎる
と、硬質粒子間が樹脂で埋まり、後工程での樹脂の含浸
性が良好な、適度な気孔率を有する多孔質成形体が得ら
れない。逆に、樹脂の使用量が少な過ぎると、硬質粒子
同志の結合が不十分で、得られる多孔質成形体の強度が
低く、取り扱い性が悪い。従って、樹脂液の使用量は硬
質粒子100重量部に対し、2〜15重量部重量上程る
のが好ましい。
このようにして製造される多孔質成形体の気孔率は、後
工程の樹脂の含浸性や成形体の強度等を考慮して適宜決
定される。即ち、後工程で含浸させる樹脂液の粘性が高
い場合には、ある程度気孔率を大きくとらないと、良好
な含浸効率が得られず、含浸不良のために、防滑層の防
滑性や下地との接着力に劣るものとなる。ただし、この
場合において、気孔率があまりに大きいと多孔質成形体
の強度が低下し、その取り扱い性が悪くなる。−方、含
浸させる樹脂液の粘性が低い場合には、成形体の気孔率
は比較的小さくても十分な含浸効率が得られ、気孔率が
小さく強度の高い成形体とすることができるが、反面、
あまりに気孔率が小さいと、樹脂量が少な過ぎて、形成
される防滑層と下地との接着性が悪く、また防滑層の強
度も低下するなどの不具合が生じる。このようなことか
ら、通常は、多孔質成形体の気孔率は5〜40%の範囲
とするのが好ましく、この範囲内で用いる樹脂液の粘性
に応じて適宜決定する。
本発明で用いる多孔質成形体の形状は任意であって、平
面形状が円形、方形、その他種々な板状体とすることが
できる。
なお、多孔質成形体の厚さは、施工対象によっても異な
るが、薄過ぎると十分な強度を有する防滑面が得られず
、防滑性の改善効果が低い。逆に、厚過ぎてもコストア
ップを招く上に、後工程の樹脂の含浸効率が悪く、また
歩行者がつまずいたりするおそれがある。従って、通常
の場合、多孔質成形体の厚さは0.5〜2.0mm程度
、特に1mm程度とするのが好ましい。また、その犬き
さは特に制限はないが、多孔質成形体の成形性、取り扱
い性等の面から150mmX150mm程度以下とする
のが好ましい。
゛ このような多孔質成形体を用いて、本発明の方法に
より防滑施工を行なうには、まず施工予定面を必要に応
じて洗浄した後、該施工予定面上に多孔質成形体を載置
する。この際、形成させる防滑層と下地(施工予定面)
との接着性を向上させるために、施工予定面にブライマ
ーを塗布しておくのが好ましい。ブライマーとしては、
例えはカップリング剤を揮発性溶媒で希釈したものを用
いることができ、ローラー等を用いて容易に塗布するこ
とができる。
次いで、施工予定面に載置した多孔質成形体の上方から
樹脂液を注ぎ、成形体の気孔内に満遍なく樹脂液を含浸
させる。
多孔質成形体への樹脂液の注入、含浸は、多孔質成形体
の気孔内に樹脂液が充填され、全体に透明感が得られる
まで行なうのが好ましい。
その後は、含浸させた樹脂液が硬化するまで放置して施
工を完了する。
硬化した樹脂は、多孔質成形体の硬質粒子間を強固に接
着すると共に、多孔質成形体と下地とを強固に接着し、
優れた防滑面を提供する。
なお、本発明において、多孔質成形体の成形に用いる樹
脂及び多孔質成形体に含浸させる樹脂は同種のものであ
っても異種のものであっても良い。また、これらの樹脂
は常温硬化型であっても、熱硬化型であっても良い。熱
硬化型樹脂の場合には、温風を当てるなどして加熱して
硬化させる。用いる樹脂としては、エポキシ樹脂、アク
リル樹脂、ウレタン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、フ
ッ素樹脂等が挙げられ、これらは主剤と硬化剤とを十分
に攪拌混合して均一状態として用いる。
本発明の防滑施工法は、プラットホームの防滑帯、階段
の踏面先端の防滑帯、その他公園、道路等の様々な場所
に部分的ないし局部的に防滑面を形成する場合に極めて
有利である。勿論、本発明の方法は広い面積に防滑面を
形成する場合にも適用できることは言うまでもない。
[作用コ 本発明の防滑施工法においては、施工予定面に予め所定
の形状に成形した硬質粒子よりなる多孔質成形体を載置
し、これに樹脂液を含浸させる。
この多孔質成形体の位置決めは容易に行なうことができ
、また、マスクシートは不要である。多孔質成形体は厚
さを均一にできるので、防滑層も均一厚さに形成できる
[実施例コ 以下に実施例を挙げて、本発明をより具体的に説明する
実施例1 ガラスパウダー(平均粒径500μm)1.4gに、エ
ポキシ樹脂0,1gを加えて十分に混合して、ガラスパ
ウダーの表面に樹脂を付着させた。これをテフロン製型
枠内に入れ、上方からプレートで押えて平坦にした。こ
れをオーブンにて80℃で30分加熱し、10mmX7
010mmX70厚さ)の多孔質成形体(気孔率15%
)を得た。
下地(タイル、みがき石)表面を洗浄した後、ブライマ
ー(シランカップリング剤をメチルエチルケトンで3重
量%に希釈したもの)を施工予定面にローラーで塗布し
、この上に、上記多孔質成形体を載置した。
次いで、この多孔質成形体に、上方からエポキシ樹脂液
(主剤: DT377.硬化剤二81968(いずれも
大部産業社製)、粘度:1300cps)を多孔質成形
体全体が透明になるまで注入して含浸させ、その後、約
半日常温で放置して硬化させた。なお、エポキシ樹脂液
の注入量は多孔質成形体1枚当り約0.15gであった
形成された防滑層は下地に強固に結合しており、また、
゛その耐久性も極めて高いことが認められた。
[発明の効果] 以上詳述した通り、本発明の防滑施工法によれば、 ■ マスクシートを用いることがないため、作業工数が
低減され、施工効率が向上する。
■ 位置決めが容易で、防滑面の形成位置の精度が向上
される。
■ 防滑層の厚さを均一にすることができ、その形状精
度にも優れるため、厚みや形状の揃った防滑層を形成す
ることができる。また、歩行者がつまずいたりすること
も防止できる。
■ 防滑面の防滑特性が均等になり、外観も良いものと
なる。
等の効果が奏され、容易かつ効率的に、防滑特性や外観
に優れた防滑面を形成することができる。
特許出願人 株式会社イナックス 代 理 人 弁理士 重 野  剛

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)硬質粒子を樹脂で結合して得られた薄板状多孔質
    成形体を施工面に置き、該成形体に樹脂液を含浸させた
    後、硬化させることを特徴とする防滑施工法。
JP14984988A 1988-06-17 1988-06-17 防滑施工法 Granted JPH01317179A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14984988A JPH01317179A (ja) 1988-06-17 1988-06-17 防滑施工法

Applications Claiming Priority (1)

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JP14984988A JPH01317179A (ja) 1988-06-17 1988-06-17 防滑施工法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01317179A true JPH01317179A (ja) 1989-12-21
JPH054356B2 JPH054356B2 (ja) 1993-01-19

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