JPH0768517A - タイル一体化コンクリートパネルの製造方法 - Google Patents
タイル一体化コンクリートパネルの製造方法Info
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- JPH0768517A JPH0768517A JP22135393A JP22135393A JPH0768517A JP H0768517 A JPH0768517 A JP H0768517A JP 22135393 A JP22135393 A JP 22135393A JP 22135393 A JP22135393 A JP 22135393A JP H0768517 A JPH0768517 A JP H0768517A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 脱型時のタイル表面に付着したモルタル等を
容易に除去できるタイル一体化コンクリートパネルの製
造方法を提供する。 【構成】 Aに示すように、型枠11の表面に、アルカリ
膨潤型コンクリート非硬化剤と、水溶性粘着剤または接
着剤とを混合した混合物12を塗布する。Bに示すよう
に、水溶性粘着または接着剤が硬化する前に、その塗布
面に個々のタイル13をタイル表面側が接するように並べ
て接着する。その後、Cに示すように型枠内に流動モル
タル15を打設した上で、さらにコンクリート16を打設す
る。蒸気養生後、脱型してタイル表面まで回り込んで付
着したモルタル等を洗浄除去する。 【効果】 アルカリ膨潤型コンクリート非硬化剤により
タイル表面に付着したモルタル等の硬化を防止でき、高
圧ジェット水等で容易に洗浄除去できる。
容易に除去できるタイル一体化コンクリートパネルの製
造方法を提供する。 【構成】 Aに示すように、型枠11の表面に、アルカリ
膨潤型コンクリート非硬化剤と、水溶性粘着剤または接
着剤とを混合した混合物12を塗布する。Bに示すよう
に、水溶性粘着または接着剤が硬化する前に、その塗布
面に個々のタイル13をタイル表面側が接するように並べ
て接着する。その後、Cに示すように型枠内に流動モル
タル15を打設した上で、さらにコンクリート16を打設す
る。蒸気養生後、脱型してタイル表面まで回り込んで付
着したモルタル等を洗浄除去する。 【効果】 アルカリ膨潤型コンクリート非硬化剤により
タイル表面に付着したモルタル等の硬化を防止でき、高
圧ジェット水等で容易に洗浄除去できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カーテンウォール、壁
等に適用されるタイル一体化コンクリートパネルの製造
方法に関するものである。
等に適用されるタイル一体化コンクリートパネルの製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3に示されるように一般的タイルキッ
トは、表層ビニール1に塗布された水溶性粘着剤2に多
数のタイル3の表面側を粘着し、各タイル3の間にウレ
タン製モルタル付着防止材4を挿入している。
トは、表層ビニール1に塗布された水溶性粘着剤2に多
数のタイル3の表面側を粘着し、各タイル3の間にウレ
タン製モルタル付着防止材4を挿入している。
【0003】次に、従来のタイル一体化コンクリートパ
ネルの製造方法を説明すると、次の通りである。
ネルの製造方法を説明すると、次の通りである。
【0004】型枠に個々のタイルまたはタイルキット
(図3に示されるように別工程で作成された組合せタイ
ル)をセットする。個々のタイルは型枠にタイル表面を
接するように置き、また、タイルキットはその表層ビニ
ール1を両面テープで型枠に接着させる。
(図3に示されるように別工程で作成された組合せタイ
ル)をセットする。個々のタイルは型枠にタイル表面を
接するように置き、また、タイルキットはその表層ビニ
ール1を両面テープで型枠に接着させる。
【0005】平板(床面)にタイルまたはタイルキッ
トを設置したときは流動モルタルを打設し、また、垂直
面にタイルまたはタイルキットを設置したときは、コン
クリートを打設する。
トを設置したときは流動モルタルを打設し、また、垂直
面にタイルまたはタイルキットを設置したときは、コン
クリートを打設する。
【0006】蒸気養生後、脱型する。
【0007】タイル表面に付着した硬化モルタルまた
はコンクリートを高圧ジェット水や手作業で除去し、梱
包して出荷する。
はコンクリートを高圧ジェット水や手作業で除去し、梱
包して出荷する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記ウレタン製モルタ
ル付着防止材は、タイル間よりタイルの表面側に回り込
もうとするモルタルを阻止して、タイル表面へのモルタ
ル付着を防止しようとするものであるが、このウレタン
製モルタル付着防止材があっても、流動モルタルが隙間
から流出してタイル表面側の端部に付着する。
ル付着防止材は、タイル間よりタイルの表面側に回り込
もうとするモルタルを阻止して、タイル表面へのモルタ
ル付着を防止しようとするものであるが、このウレタン
製モルタル付着防止材があっても、流動モルタルが隙間
から流出してタイル表面側の端部に付着する。
【0009】そして、従来技術の中で、のタイル表面
に付着した硬化モルタルまたはコンクリートを除去する
作業が、カーテンウォール(タイル一体化)製造工程な
どでは全体の50%以上の作業量を占め、コスト低減の
ネックになっている。また、作業効率も手作業で悪い。
すなわち、タイル表面またはタイル端部に付着する硬化
モルタルおよびコンクリートを容易に除去できれば、作
業工程の大幅短縮とコスト低減、品質向上に貢献し得
る。
に付着した硬化モルタルまたはコンクリートを除去する
作業が、カーテンウォール(タイル一体化)製造工程な
どでは全体の50%以上の作業量を占め、コスト低減の
ネックになっている。また、作業効率も手作業で悪い。
すなわち、タイル表面またはタイル端部に付着する硬化
モルタルおよびコンクリートを容易に除去できれば、作
業工程の大幅短縮とコスト低減、品質向上に貢献し得
る。
【0010】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、脱型時のタイル表面でのモルタル等の付着量を低
減させるとともに、タイル表面に付着したモルタル等を
容易に除去できるタイル一体化コンクリートパネルの製
造方法を提供することを目的とするものである。
ので、脱型時のタイル表面でのモルタル等の付着量を低
減させるとともに、タイル表面に付着したモルタル等を
容易に除去できるタイル一体化コンクリートパネルの製
造方法を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された発
明は、個々のタイルを用いてタイル一体化コンクリート
パネルを製造する方法において、型枠の表面に、アルカ
リ膨潤型コンクリート非硬化剤と粘着または接着剤とを
混合したものを塗布し、その塗布面にタイルの表面側を
粘着または接着し、その後、型枠内にコンクリート等を
打設し、養生後、脱型してタイル表面の付着物を洗浄除
去する構成のタイル一体化コンクリートパネルの製造方
法である。
明は、個々のタイルを用いてタイル一体化コンクリート
パネルを製造する方法において、型枠の表面に、アルカ
リ膨潤型コンクリート非硬化剤と粘着または接着剤とを
混合したものを塗布し、その塗布面にタイルの表面側を
粘着または接着し、その後、型枠内にコンクリート等を
打設し、養生後、脱型してタイル表面の付着物を洗浄除
去する構成のタイル一体化コンクリートパネルの製造方
法である。
【0012】請求項2に記載された発明は、タイルキッ
トを用いてタイル一体化コンクリートパネルを製造する
方法において、表層材にアルカリ膨潤型コンクリート非
硬化剤および粘着または接着剤を介し多数のタイルの表
面側を粘着または接着させたタイルキットを用意し、こ
のタイルキットの表層材を型枠に一体化し、型枠内にコ
ンクリート等を打設し、養生後、脱型してタイル表面の
付着物を洗浄除去する構成のタイル一体化コンクリート
パネルの製造方法である。
トを用いてタイル一体化コンクリートパネルを製造する
方法において、表層材にアルカリ膨潤型コンクリート非
硬化剤および粘着または接着剤を介し多数のタイルの表
面側を粘着または接着させたタイルキットを用意し、こ
のタイルキットの表層材を型枠に一体化し、型枠内にコ
ンクリート等を打設し、養生後、脱型してタイル表面の
付着物を洗浄除去する構成のタイル一体化コンクリート
パネルの製造方法である。
【0013】
【作用】請求項1に記載された発明は、個々のタイルを
用いてタイル一体化コンクリートパネルを製造する際
に、型枠表面に粘着または接着剤とともに塗布されたア
ルカリ膨潤型コンクリート非硬化剤の作用により、タイ
ル表面に付着したモルタル等の硬化を防止して洗浄除去
する。
用いてタイル一体化コンクリートパネルを製造する際
に、型枠表面に粘着または接着剤とともに塗布されたア
ルカリ膨潤型コンクリート非硬化剤の作用により、タイ
ル表面に付着したモルタル等の硬化を防止して洗浄除去
する。
【0014】請求項2に記載された発明は、タイルキッ
トに仕込まれたアルカリ膨潤型コンクリート非硬化剤の
作用により、タイル表面に付着したモルタル等の硬化を
防止して洗浄除去する。
トに仕込まれたアルカリ膨潤型コンクリート非硬化剤の
作用により、タイル表面に付着したモルタル等の硬化を
防止して洗浄除去する。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1および図2に示
された各々の実施例に基づき詳細に説明する。
された各々の実施例に基づき詳細に説明する。
【0016】(実施例1)先ず、個々のタイルを用いて
タイル一体化コンクリートパネルを製造する方法を、図
1に基づき説明する。
タイル一体化コンクリートパネルを製造する方法を、図
1に基づき説明する。
【0017】(A)図1Aに示されるように、型枠11の
表面に、アルカリ膨潤型コンクリート非硬化剤と、水溶
性粘着剤または接着剤とを混合した混合物12を塗布す
る。前記アルカリ膨潤型コンクリート非硬化剤として
は、例えば不飽和ポリエステル、アクリル酸およびその
変成体を主成分とするものがある。また、前記水溶性接
着剤としては、デンプン系のりおよび水溶性高分子樹脂
から成るものがある。
表面に、アルカリ膨潤型コンクリート非硬化剤と、水溶
性粘着剤または接着剤とを混合した混合物12を塗布す
る。前記アルカリ膨潤型コンクリート非硬化剤として
は、例えば不飽和ポリエステル、アクリル酸およびその
変成体を主成分とするものがある。また、前記水溶性接
着剤としては、デンプン系のりおよび水溶性高分子樹脂
から成るものがある。
【0018】(B)図1Bに示されるように、前記水溶
性接着剤が硬化する前に、その接着剤塗布面に個々のタ
イル13をタイル表面側が接するように並べて接着する。
本実施例では、さらに各タイル13の間にウレタン製モル
タル付着防止材14を挿入しているが、これは特に挿入し
なくてもよい。また割タイルのごとく特殊な形状の場合
はこの付着防止材14を挿入しない。
性接着剤が硬化する前に、その接着剤塗布面に個々のタ
イル13をタイル表面側が接するように並べて接着する。
本実施例では、さらに各タイル13の間にウレタン製モル
タル付着防止材14を挿入しているが、これは特に挿入し
なくてもよい。また割タイルのごとく特殊な形状の場合
はこの付着防止材14を挿入しない。
【0019】(C)その後、図1Cに示されるように型
枠内に流動モルタル15を打設した上で、さらにコンクリ
ート16を打設する。なお、型枠内にコンクリート16のみ
を直接打設しても良い。
枠内に流動モルタル15を打設した上で、さらにコンクリ
ート16を打設する。なお、型枠内にコンクリート16のみ
を直接打設しても良い。
【0020】(D)蒸気養生後、脱型してタイル表面に
付着したモルタル等の付着物を洗浄除去する。このと
き、タイル表面に付着したアルカリ膨潤型コンクリート
非硬化剤の作用により、タイル表面に付着したモルタル
等の付着物は硬化しにくいため、高圧ジェット水等で容
易に洗浄除去できる。
付着したモルタル等の付着物を洗浄除去する。このと
き、タイル表面に付着したアルカリ膨潤型コンクリート
非硬化剤の作用により、タイル表面に付着したモルタル
等の付着物は硬化しにくいため、高圧ジェット水等で容
易に洗浄除去できる。
【0021】(実施例2)次に、タイルキットを用いて
タイル一体化コンクリートパネルを製造する方法を、図
2に基づき説明する。
タイル一体化コンクリートパネルを製造する方法を、図
2に基づき説明する。
【0022】(A)先ず、図2Aに示されるような改良
型タイルキットを別工程で準備する。このタイルキット
の特徴は、表層材としての表層ビニール21にアルカリ膨
潤型コンクリート非硬化剤22の層を介して水溶性粘着剤
または接着剤23を塗布し、その塗布面に多数のタイル13
をタイル表面側が接するように配列して粘着または接着
させる。本実施例では、さらに各タイル13の間にウレタ
ン製モルタル付着防止材14を挿入しているが、これは特
に挿入しなくてもよい。また割タイルのごとく特殊な形
状の場合はこの付着防止材14を挿入しない。
型タイルキットを別工程で準備する。このタイルキット
の特徴は、表層材としての表層ビニール21にアルカリ膨
潤型コンクリート非硬化剤22の層を介して水溶性粘着剤
または接着剤23を塗布し、その塗布面に多数のタイル13
をタイル表面側が接するように配列して粘着または接着
させる。本実施例では、さらに各タイル13の間にウレタ
ン製モルタル付着防止材14を挿入しているが、これは特
に挿入しなくてもよい。また割タイルのごとく特殊な形
状の場合はこの付着防止材14を挿入しない。
【0023】または、珪砂、フライアッシ等の粉体を核
としてその表面にアルカリ膨潤型コンクリート非硬化剤
を付着処理させた微粉末と、水溶性粘着剤または接着剤
とを混合したものを表層ビニール21に塗布し、その塗布
面にタイル13の表面側を粘着または接着させたタイルキ
ットでもよい。
としてその表面にアルカリ膨潤型コンクリート非硬化剤
を付着処理させた微粉末と、水溶性粘着剤または接着剤
とを混合したものを表層ビニール21に塗布し、その塗布
面にタイル13の表面側を粘着または接着させたタイルキ
ットでもよい。
【0024】(B)図2Bに示されるように、上記タイ
ルキットの表層ビニール21を両面テープ24により型枠11
に接着する。その後、型枠内に流動モルタル15を打設
し、さらにコンクリート16を打設する。なお、型枠内に
コンクリート16のみを直接打設しても良い。
ルキットの表層ビニール21を両面テープ24により型枠11
に接着する。その後、型枠内に流動モルタル15を打設
し、さらにコンクリート16を打設する。なお、型枠内に
コンクリート16のみを直接打設しても良い。
【0025】(C)蒸気養生後、脱型してタイル表面に
付着したモルタル等の付着物を洗浄除去する。このと
き、水溶性粘着剤または接着剤を通してタイル表面まで
浸透したアルカリ膨潤型コンクリート非硬化剤22の作用
により、タイル表面に付着したモルタル等の付着物は硬
化しにくいため、高圧ジェット水等で容易に洗浄除去で
きる。
付着したモルタル等の付着物を洗浄除去する。このと
き、水溶性粘着剤または接着剤を通してタイル表面まで
浸透したアルカリ膨潤型コンクリート非硬化剤22の作用
により、タイル表面に付着したモルタル等の付着物は硬
化しにくいため、高圧ジェット水等で容易に洗浄除去で
きる。
【0026】なお、図1または図2の各実施例におい
て、前記ウレタン製モルタル付着防止材14は設けなくて
も良いとしたのは、タイル13の表面にモルタルが付着し
ても、アルカリ膨潤型コンクリート非硬化剤の働きによ
り、付着モルタルを簡単に洗浄除去できるからである。
て、前記ウレタン製モルタル付着防止材14は設けなくて
も良いとしたのは、タイル13の表面にモルタルが付着し
ても、アルカリ膨潤型コンクリート非硬化剤の働きによ
り、付着モルタルを簡単に洗浄除去できるからである。
【0027】次に、タイルキットによる試作結果を図4
および図5に示す。図4はモルタルを打設したタイル一
体化パネルの洗浄後の表面であり、図5はコンクリート
を打設したタイル一体化パネルの洗浄後の表面である。
および図5に示す。図4はモルタルを打設したタイル一
体化パネルの洗浄後の表面であり、図5はコンクリート
を打設したタイル一体化パネルの洗浄後の表面である。
【0028】これによれば、本発明に係る改良工法によ
り製造されたタイル一体化コンクリートパネル(図4B
および図5B)では、同一程度の洗浄後にタイル表面側
に付着硬化しているモルタルMの付着量が、従来のもの
(図4Aおよび図5A)と比較して、1/5〜1/20
に低減できたことがわかる。
り製造されたタイル一体化コンクリートパネル(図4B
および図5B)では、同一程度の洗浄後にタイル表面側
に付着硬化しているモルタルMの付着量が、従来のもの
(図4Aおよび図5A)と比較して、1/5〜1/20
に低減できたことがわかる。
【0029】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、型枠表面にア
ルカリ膨潤型コンクリート非硬化剤と粘着または接着剤
とを混合したものを塗布し、その塗布面に個々のタイル
の表面側を粘着または接着し、その後、型枠内にコンク
リート等を打設したから、脱型時、タイル表面側に付
着する硬化モルタルまたはコンクリート量を低減でき
る。すなわち、タイル表面側のアルカリ膨潤型コンクリ
ート非硬化剤の作用により、付着モルタルまたはコンク
リートの硬化を防止できる。さらに、タイル表面側の
付着物を除去する際に、硬化防止されたタイル表面の付
着モルタル等を容易に洗浄除去できる効果がある。さ
らに従来技術を利用する工程の中でおよびを実現で
きる利点もある。
ルカリ膨潤型コンクリート非硬化剤と粘着または接着剤
とを混合したものを塗布し、その塗布面に個々のタイル
の表面側を粘着または接着し、その後、型枠内にコンク
リート等を打設したから、脱型時、タイル表面側に付
着する硬化モルタルまたはコンクリート量を低減でき
る。すなわち、タイル表面側のアルカリ膨潤型コンクリ
ート非硬化剤の作用により、付着モルタルまたはコンク
リートの硬化を防止できる。さらに、タイル表面側の
付着物を除去する際に、硬化防止されたタイル表面の付
着モルタル等を容易に洗浄除去できる効果がある。さ
らに従来技術を利用する工程の中でおよびを実現で
きる利点もある。
【0030】請求項2の発明によれば、タイルキットを
用いてタイル一体化コンクリートパネルを製造する際
も、タイルキットの表層材に仕込まれたアルカリ膨潤型
コンクリート非硬化剤の作用により、請求項1の発明と
同様の効果が得られ、タイル表面に付着したモル
タル等の硬化を防止して、モルタル等を容易に洗浄除去
できる。
用いてタイル一体化コンクリートパネルを製造する際
も、タイルキットの表層材に仕込まれたアルカリ膨潤型
コンクリート非硬化剤の作用により、請求項1の発明と
同様の効果が得られ、タイル表面に付着したモル
タル等の硬化を防止して、モルタル等を容易に洗浄除去
できる。
【図1】本発明のタイル一体化コンクリートパネル製造
方法の第1実施例を示すもので、Aはコンクリート非硬
化剤入り粘接着剤を塗布した型枠の断面図、Bはそれに
タイルを配列した状態の断面図、Cはさらにコンクリー
ト等を打設した状態の断面図である。
方法の第1実施例を示すもので、Aはコンクリート非硬
化剤入り粘接着剤を塗布した型枠の断面図、Bはそれに
タイルを配列した状態の断面図、Cはさらにコンクリー
ト等を打設した状態の断面図である。
【図2】同上製造方法の第2実施例を示すもので、Aは
その製造方法に使用されるタイルキットの断面図、Bは
そのタイルキットにコンクリート等を打設した状態の断
面図である。
その製造方法に使用されるタイルキットの断面図、Bは
そのタイルキットにコンクリート等を打設した状態の断
面図である。
【図3】従来のタイル一体化コンクリートパネルの製造
に使用されるタイルキットの断面図である。
に使用されるタイルキットの断面図である。
【図4】タイルキットにモルタルを打設して製造したタ
イル一体化パネルの洗浄後の表面であり、Aは従来のも
のであり、Bは本発明に係るものである。
イル一体化パネルの洗浄後の表面であり、Aは従来のも
のであり、Bは本発明に係るものである。
【図5】タイルキットにコンクリートを打設して製造し
たタイル一体化パネルの洗浄後の表面であり、Aは従来
のものであり、Bは本発明に係るものである。
たタイル一体化パネルの洗浄後の表面であり、Aは従来
のものであり、Bは本発明に係るものである。
11 型枠 12 アルカリ膨潤型コンクリート非硬化剤と粘接着剤
との混合物 13 タイル 16 コンクリート 21 表層材 22 アルカリ膨潤型コンクリート非硬化剤 23 粘着または接着剤
との混合物 13 タイル 16 コンクリート 21 表層材 22 アルカリ膨潤型コンクリート非硬化剤 23 粘着または接着剤
Claims (2)
- 【請求項1】 個々のタイルを用いてタイル一体化コン
クリートパネルを製造する方法において、 型枠の表面に、アルカリ膨潤型コンクリート非硬化剤と
粘着または接着剤とを混合したものを塗布し、 その塗布面にタイルの表面側を粘着または接着し、 その後、型枠内にコンクリート等を打設し、 養生後、脱型してタイル表面の付着物を洗浄除去するこ
とを特徴とするタイル一体化コンクリートパネルの製造
方法。 - 【請求項2】 タイルキットを用いてタイル一体化コン
クリートパネルを製造する方法において、 表層材にアルカリ膨潤型コンクリート非硬化剤および粘
着または接着剤を介し多数のタイルの表面側を粘着また
は接着させたタイルキットを用意し、 このタイルキットの表層材を型枠に一体化し、 型枠内にコンクリート等を打設し、 養生後、脱型してタイル表面の付着物を洗浄除去するこ
とを特徴とするタイル一体化コンクリートパネルの製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22135393A JPH0768517A (ja) | 1993-09-06 | 1993-09-06 | タイル一体化コンクリートパネルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22135393A JPH0768517A (ja) | 1993-09-06 | 1993-09-06 | タイル一体化コンクリートパネルの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0768517A true JPH0768517A (ja) | 1995-03-14 |
Family
ID=16765477
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22135393A Pending JPH0768517A (ja) | 1993-09-06 | 1993-09-06 | タイル一体化コンクリートパネルの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0768517A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001269912A (ja) * | 2000-03-23 | 2001-10-02 | Ando Corp | 化粧材入りプレキャストコンクリート板の製造方法 |
US8013296B2 (en) | 2007-05-21 | 2011-09-06 | Shimadzu Corporation | Charged-particle condensing device |
-
1993
- 1993-09-06 JP JP22135393A patent/JPH0768517A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001269912A (ja) * | 2000-03-23 | 2001-10-02 | Ando Corp | 化粧材入りプレキャストコンクリート板の製造方法 |
US8013296B2 (en) | 2007-05-21 | 2011-09-06 | Shimadzu Corporation | Charged-particle condensing device |
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