JPH02171230A - 水底敷設管の内張り工法 - Google Patents

水底敷設管の内張り工法

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JPH02171230A
JPH02171230A JP32617688A JP32617688A JPH02171230A JP H02171230 A JPH02171230 A JP H02171230A JP 32617688 A JP32617688 A JP 32617688A JP 32617688 A JP32617688 A JP 32617688A JP H02171230 A JPH02171230 A JP H02171230A
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Akira Hagio
萩尾 彰
Yoshimi Ono
小野 芳美
Hiroshi Honma
博 本間
Kiyoshi Kodama
児玉 清
Shintaro Ikeda
新太郎 池田
Kazuhiro Takasu
高須 一広
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Nippon Kokan Koji KK
JFE Engineering Corp
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Nippon Kokan Koji KK
NKK Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、水底敷設管の内張り工法に関する。
〔従来の技術〕
水道管、ガス管、原油等の油送管内を内張りする方法と
して、管内に硬化性樹脂を含浸させた内張りチューブを
流体圧によってチューブ内外周面を反転させながら挿入
し、このチューブの含浸塗料を硬化させて、管の内壁面
を前記チューブで内張りするチューブ反転式の内張り工
法がある。
第4図および第5図は上記チューブ反転式の内張り工法
を示す図であり、ここでは、海、河川等の水底に敷設さ
れた油送管等の水底敷設管の内張り工法を示している。
同図に示す1は海面であり、海の底に沿って水底敷設管
2が敷設されている。
水底敷設管2の両端部は陸上に設けられている縦坑より
立上り地上に露出している。この水底敷設管1は縦坑内
または陸上において切離されている。
また、水底敷設管2の一端部が位置している陸上には水
塔3が建設されており、この水塔3の下端が水底敷設管
2の切離されている一端に接続されている。なお、水底
敷設管2の他端は開放しておく。4は水底敷設管2内に
挿入される内張リチュブである。このチューブ4はフェ
ルト(不織布)または織布等からなる樹脂含浸層と、チ
ューブ内外面を反転させたときにその内周面の被覆膜と
なる樹脂フィルムとを積層したシート材をチューブ状に
形成したもので、このチューブ3は偏平に押し潰した状
態でリール5に巻かれている。リール5に巻かれている
チューブ4はリール5から巻き解かれて熱硬化性樹脂を
含浸させる樹脂含浸部6を通り、水塔3の上端開口より
水底敷設管2内に導かれる。このチューブ2の水底敷設
管2内への挿入は、チューブ4の先端部を、その内外周
面を反転させて円筒状に拡開した状態で、水底敷設管2
と水塔3との接続部のフランジ2a、3a間に挟持し、
ボルト7とナツト8とで締付は固定する。
そして、チューブ2の挿入はポンプ等で水塔3内に注水
することにより行われる。このようにチューブ4の反転
部4aの内側に注水すると、チューブ4aの反転部4a
が水圧によって円筒状に開拡するとともに、チューブ4
の未反転部4bが反転部4aとの間の折返し部にかかる
水圧によって反転部4a内に引込まれ、この未反転部4
bがその先端側(折返し部分)から順次内周面が外周面
となるように反転して反転部4bが伸びていき、チュー
ブ4が第5図に示すように水底敷設管2内へ入っていく
。また、水底敷設管2内に挿入されたチューブ4の反転
部4aは、この反転部4a内に注水された水圧により、
拡開された内張り管を形作ってゆく。
なお、上記チューブ4は、水底敷設管2の内張り施工長
さに応じた長さ(管長に対して若干余裕をとった長さ)
に製作してあり、このチューブ4の後端は水漏れを生じ
ないように封止されている。
そして、チューブ4が水底敷設管2のほぼ中間位置まで
きたら、このチューブ4の後端に温水給水ホース(不図
示)を接続する。この後も、チューブ4は水圧によって
内外周面を反転されながら水底敷設管2内に挿入されて
いき、最終的に水底敷設管2の全長に挿入されると共に
、チューブ全体が反転する。
この後は、チューブ4内への注水を止め、チューブ後端
に接続してこのチューブ4の反転部4a内に引込んだ上
記温水給水ホースの後端をボイラに接続して、この温水
給水ホースに高温の温水を供給し、この温水を温水給水
ホースに設けられているノズル孔からチューブ4内の水
中に注入してこの水を昇温させることにより、その熱で
チューブ4に含浸させである熱硬化性樹脂を硬化させる
このようにして、チューブ4に含浸させた樹脂を硬化さ
せると、水底敷設管2がその内壁面をチュブ4で内張す
された二重構造となる。なお、この後はチューブ4の水
を排水してからチューブ先端の折返し部を切断して温水
給水ホースをチューブ4から切離し、この温水給水ホー
スを引抜くと共に、チューブ4の水底敷設管2外に突出
している不要部分を切離する。
なお、ここでは内張リチューブを水圧によって水底敷設
管2内に挿入する場合について説明したか、チューブ反
転式の内張り工法には、内張りチューブ4を空気圧によ
って水底敷設管2内に挿入するものもあり、その場合に
は、チューブ3に含浸させた熱硬化性樹脂をスチームに
より熱硬化させる。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、上記チューブ反転式の内張り工法は、管内に
反転挿入した内張リチューブ内に高温流体(温水または
スチーム)を供給して、チューブ4に含浸させである熱
硬化性樹脂を硬化させる方法があるが、内張すされる管
が水底敷設管2の場合は、その周囲を海水等の水が取巻
いているため、チューブ4内に供給した高温流体の熱が
水底敷設管2の外周面から水中に放出されてしまう。そ
のため、チューブ4に含浸させた熱硬化性樹脂に十分な
熱を与えることができず、その結果、熱硬化性樹脂が十
分に硬化せず、内張り管の強度が不十分なものとなる可
能性が高かった。
本発明は、水底敷設管内に反転挿入した内張りチューブ
に含浸させである熱硬化性樹脂を、チューブ内への高温
流体の供給により熱硬化させる際における水中への熱放
出を防止して、チューブ含浸樹脂を確実に硬化させるこ
とができる水底敷設管の内張り工法を提供することを目
的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記課題を解決するために、水底敷設管内にそ
の全長にわたって保温用チューブを引込んでおき、この
保温用チューブ内に前記内張りチューブを反転挿入して
、前記内張りチューブに含浸させた熱硬化性樹脂を、内
張リチューブ外周を前記保温用チューブで保温しながら
熱硬化するようにした。
〔作用〕
このようにすれば、内張リチューブ内に高温流体を供給
して内張リチューブの含浸樹脂を熱硬化させる際に熱が
水底敷設管を介して水中に放出されるのを保温用チュー
ブによって防ぐことができるから、内張りチューブの含
浸樹脂を確実に硬化させることができ、従って強度の十
分な内張り管を構成することができる。
〔実施例〕
第1図は本発明工法の一実施例を示す図であり、内張り
チューブの反転挿入過程を示す断面図である。なお、図
中第5図と同一部分には同一符号を付して説明する。図
に示す10は保温用薄膜チューブであり、熱硬化性樹脂
の加熱硬化温度に耐え得るシート材で形成されている。
この保温用薄膜チューブ10は、第3図に示すように、
たとえば厚さが1 mm以下の2枚の気密性樹脂シート
’ 10 a 。
10bを重ねて溶告したシート材をチューブ状に成形し
たエアバック状のものであり、その外周面側のシート1
0bにはその外周に突出する中空膨出部11が多数細密
な間隔で形成されており、この膨出顔部11内には空気
が密封されている。
次に、水底敷設管への内張り工程を説明する。
先ず、水底敷設管2内に内張リチューブ4を反転挿入す
る前に、水底敷設管2内に上記保温用チューブ10を自
走車などを使用して引込む。次に、内張りチューブ4の
先端部をその内外周面を反転させて円筒状に拡開し、こ
の内張リチューブ4の先端部と、既に管内に引込んであ
る保温用チューブ10の端部とを、水底敷設管2のフラ
ンジ2aと水塔3のフランジ3aとの間に挟持する。
そして、水塔3に注水し、従来と同様にして水塔に蓄え
た水の圧力で内張リチューブ4を水底敷設管2内へ反転
挿入させる。このように水底敷設管2内に内張リチュー
ブ4を反転挿入してゆくと、水底敷設管2内に予め引込
まれていた保温用チュブ10は水圧による内張リチュー
ブ4の反転圧力によって押し広げられながら、水底敷設
管2の内周面に押圧され、筒状のチューブとなって水底
敷設管2の内周面と反転された内張リチューブ4の外周
面との間には挟まれてゆく。このような状態を第2図お
よび第3図に示す。同図に示すように、水底敷設管2内
に反転挿入された内張りチューブ4の外周面と水底敷設
管2の内周面との間には保温用チューブ10の外周面に
形成されている中空膨出部11の突出高さに相当する空
気層aが形成され、この空気層aと上記中空膨出部11
内の密封空気とによって、内張りチューブ4と水底敷設
管2との間に断熱層が形成される。
そして、内張リチューブ4を水底敷設管2の全長にわた
り反転挿入したならば、ボイラ等で加熱した高温水を注
水する。このとき、樹脂含浸層(フェルト層または織布
層)12、その内周面の樹脂フィルム13とからなる内
張りチューブ4は、その外周を保温用チューブ1oによ
り形成された断熱層によって保温されているので、注入
された高温水の熱が水底敷設管2を介して水中に放出さ
れるのが防がれる。したがって、内張リチューブ4の樹
脂含浸層12に含浸させている熱硬化性樹脂は高温水の
熱により熱硬化する。
このように、本実施例によれば、保温用チュブ4により
水底敷設管2と反転挿入された内張りチューブ4との間
に断熱層が形成されるので、注水された高温水の熱の放
出を防止でき、熱硬化性樹脂が確実に硬化し、したがっ
て十分な強度の内張り管を構成することができる。
なお、上記実施例では、保温用チューブ1oをエアバッ
ク状のものとしているが、この保温用チューブはこれに
限らないし、また水底敷設管2内への内張りチューブ4
の反転挿入は空気圧によって行なってもよい。
〔発明の効果〕
以上詳記したように本発明によれば、内張リチューブを
水底敷設管内に反転挿入する前に、水底敷設管内にその
全長にわたって保温用チューブを引込んでおき、この保
温用チューブ内に前記内張りチューブを反転挿入して、
前記内張りチューブに含浸させた熱硬化性樹脂を、内張
リチューブ外周を前記保温用チューブで保温しながら熱
硬化させるようにしたので、内張リチューブ内に高温流
体を供給して内張リチューブの含浸樹脂を熱硬化させる
際に熱が水底敷設管を介して水中に放出されるのを保温
用チューブにって防ぐことができ、したがって、内張り
チューブの含浸樹脂を確実に硬化させて十分な強度の内
張り管を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本発明の一実施例を示す図であり、第
1図は内張りチューブの反転挿入過程を示す図、第2図
は内張すされた水底敷設管の断面図、第3図は第2図に
示すA−A線矢視断面図、第4図は反転式の内張り工法
を説明するための図、第5図は内張リチューブの反転挿
入過程を示す図である。 2・・・水底敷設管、4・・・内張リチューブ、4a・
・・反転部、4b・・・未反転部、10・・・保温用薄
膜チューブ、11・・・中空膨出部、12・・・樹脂含
浸層、13・・・樹脂フィルム。 出願人代理人  弁理士 鈴江武彦

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 熱硬化性樹脂を含浸させた内張りチューブの端部をその
    内外周面を反転させて保持し、この内張りチューブの反
    転部の内側に流体を圧送することにより、上記流体の圧
    力で前記内張りチューブの未反転部を前記反転部内に引
    込むと共に、その内外周面を順次反転させて前記反転部
    を伸しながら前記内張りチューブを水底敷設管内に挿入
    し、その後前記内張りチューブ内に高温流体を供給して
    チューブ含浸樹脂を熱硬化させ、前記水底敷設管の内壁
    面を前記チューブで内張りする水底敷設管の内張り工法
    において、 内張りチューブを水底敷設管内に反転挿入する前に、前
    記水底敷設管内にその全長にわって保温用チューブを引
    込んでおき、この保温用チューブ内に前記内張りチュー
    ブを反転挿入して、前記内張りチューブに含浸させた熱
    硬化性樹脂を、内張りチューブ外周を前記保温用チュー
    ブで保温しながら熱硬化させることを特徴とする水底敷
    設管の内張り工法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002240150A (ja) * 2001-02-20 2002-08-28 Shonan Gosei Jushi Seisakusho:Kk 管ライニング材表面部材及び管ライニング工法
JP2022006727A (ja) * 2020-06-24 2022-01-13 Jfeエンジニアリング株式会社 水底敷設管の更新方法及び装置

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