JP2607317B2 - 管路補修工法及び管ライニング構造 - Google Patents

管路補修工法及び管ライニング構造

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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、老朽管の内周面に剛性
内張り管でライニングを施して該老朽管を補修する管路
補修工法と、該管路補修工法によって形成される管ライ
ニング構造に関する。
【0002】
【従来の技術】地中に埋没された下水道管等の管路が老
朽化した場合、該管路を掘出することなく、その内周面
にライニングを施して当該老朽管を補修する管路補修工
法が既に提案され、実用に供されている(例えば、特開
昭60−242038号公報参照)。即ち、この管路補
修工法は、例えば熱硬化性樹脂を含浸した可撓性の管状
ライニング材を水圧によって老朽管内に反転させながら
挿入するとともに、これを老朽管内周面に押圧し、その
後管状ライニング材内に充満する水を蒸気等によって加
熱して温水とし、この温水の熱で管状ライニングに含浸
された熱硬化性樹脂を硬化させることによって、老朽管
の内周に剛性内張り管を形成してライニングを施す工法
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の工法によれば、管状ライニング材を硬化させて剛性
内張り管を得るための硬化性樹脂としては1種類のみが
使用されていたため、例えば耐食性の高いライニングを
施す必要がある場合には、耐食性の高い高価なビニール
エステル樹脂等の硬化性樹脂を用いねばならず、特に大
口径又は長大な老朽管の補修には多大なコストがかかる
という問題がある。又、耐食性に重点を置くと、十分な
強度が得られないという問題もある。
【0004】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、ライニングに要求される複数
の特性を同時に満足させることができる管路補修工法及
び管ライニング構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明方法では、硬化性樹脂を含浸した管状ライニング材
を老朽管内に挿入し、或いは老朽管内に挿入された管状
ライニング材に硬化性樹脂を含浸せしめ、該管状ライニ
ング材の内部に、異種の硬化性樹脂を含浸した別の管状
ライニング材を反転挿入し、両管状ライニング材を流体
圧で老朽管内周面に押圧しつつ、これらに含浸された硬
化性樹脂を硬化させるようにした。
【0006】又、本発明は、異種の硬化性樹脂を含む内
外二重円筒構造の剛性内張り管を老朽管の内周面に形成
して管ライニング構造を構成したことを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明によれば、老朽管の内周面は異種の硬化
性樹脂を含む内外二重の剛性内張り管でライニングされ
るため、例えば外側(管壁側)を強度が高く安価なポリ
エステル樹脂を含む剛性内張り管でライニングし、内側
を耐食性の高いビニールエステル樹脂を含む剛性内張り
管でライニングすれば、耐圧及び耐食性に優れたライニ
ングが可能となる。
【0008】
【実施例】以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
【0009】図1乃至図4は本発明工法をその工程順に
示す断面図、図5は図4のA−A線拡大断面図である。
【0010】図において、1は地中に埋設された下水道
管等の老朽管であって、図1に示すように、該老朽管1
内には円筒状の可撓性牽引ライナー2が空気圧によって
図示矢印方向に反転挿入され、これによって該牽引ライ
ナー2の端部に連結された第1の管状ライニング材3が
老朽管1内に引き込まれる。
【0011】次に、図2に示すように、老朽管1内に引
き込まれた前記管状ライニング材3を真空ポンプ4によ
って真空引きしながら、該管状ライニング材3の内部
に、耐圧強度が高く安価なポリエステル樹脂から成る熱
硬化性樹脂5を樹脂ホース6より注入する。尚、管状ラ
イニング材3は、その一端(樹脂5を注入する側とは反
対側)がストッパー7によって閉塞されている。
【0012】その後、図3に示すように、第2の管状ラ
イニング材であるオープンライナー8を前記管状ライニ
ング材3の内部に空気圧によって反転挿入する。尚、こ
のオープンライナー8には、前記硬化性樹脂5とは異な
る熱硬化性樹脂であって、耐食性に優れるビニールエス
テル樹脂が予め含浸されている。
【0013】而して、管状ライニング材3の内部を真空
ポンプ4によって真空引きしながら、オープンライナー
8を管状ライニング材3内に反転挿入すると、管状ライ
ニング材3内部の熱硬化性樹脂5が前方(図3の右方)
へ送られながら管状ライニング材3に含浸されていく。
【0014】そして、全ての熱硬化性樹脂5が管状ライ
ニング材3に含浸されると、図4に示すように、管状ラ
イニング材3とオープンライナー8の開口端は、圧力容
器9の開口部外周に取り付けられる。
【0015】ところで、圧力容器9にはエアコンプレッ
サー10が接続されており、又、この圧力容器9内に
は、地上に設置されたボイラー11から延出する温水ホ
ース12が引き込まれており、該温水ホース12はオー
プンライナー8の中を通って該オープンライナー8の先
端部(図4の右端部)に接続されている。尚、温水ホー
ス12のオープンライナー8内に臨む部位には、温水を
噴出すべき複数の噴出口(図示せず)が適当な間隔で形
成されている。
【0016】又、圧力容器9の下部に取り付けられた水
抜きパイプ13には温水ホース14が接続されており、
該温水ホース14は温水ポンプ15を介して前記ボイラ
ー11に接続されている。
【0017】而して、エアコンプレッサー10が駆動さ
れて圧力容器9内に所定圧の空気が供給されると、該圧
力容器9に接続された管状ライニング材3とオープンラ
イナー8は空気圧によって膨張し、図示のように老朽管
1の内周面に押圧される。
【0018】次に、上記状態を保ったまま、前記ボイラ
ー11及び温水ポンプ15を駆動すると、ボイラー11
によって所定の温度に加熱された温水が温水ホース12
を図示矢印方向に流れ、温水ホース12に形成された前
記噴出口から噴出する。すると、管ライニング材3及び
オープンライナー8は内側から温水のシャワリングを受
け、これらに含浸された互いに異なる熱硬化性樹脂が温
水によって加熱されて硬化し、老朽管1の内周は、図5
に示すように、異種の熱硬化性樹脂が硬化して形成され
る内外二重円筒構造の剛性内張り管8A,3Aによって
ライニングされる。即ち、老朽管1は、その内周壁面に
近い側が耐圧強度の高い剛性内張り管(耐圧強度の高い
ポリエステル樹脂を含浸する管状ライニング材3が硬化
したもの)3Aによってライニングされ、その内側が耐
食性の高い剛性内張り管(耐食性の高いビニールエステ
ル樹脂を含浸するオープンライナー8が硬化したもの)
8Aによってライニングされるため、耐圧強度と耐食性
が同時に高められる。
【0019】尚、以上の実施例では、管状ライニング材
3を老朽管1内に引き込んだ後に該管状ライニング材3
に熱硬化性樹脂を含浸せしめるようにしたが、管状ライ
ニング材3には予め熱硬化性樹脂を含浸させておいても
良い。又、オープンライナー8に、例えば耐アルカリ性
の高いエポキシ樹脂を含浸させておけば、耐圧強度と耐
アルカリ性の高いライニングが可能となる。更に、硬化
性樹脂としては、熱硬化性樹脂の他に、光硬化性樹脂を
用いることもできる。
【0020】
【発明の効果】以上の説明で明らかな如く、本発明によ
れば、硬化性樹脂を含浸した管状ライニング材を老朽管
内に挿入し、或いは老朽管内に挿入された管状ライニン
グ材に硬化性樹脂を含浸せしめ、該管状ライニング材の
内部に、異種の硬化性樹脂を含浸した別の管状ライニン
グ材を反転挿入し、両管状ライニング材を流体圧で老朽
管内周面に押圧しつつ、これらに含浸された硬化性樹脂
を硬化させて老朽管の内周面を異種の硬化性樹脂を含む
内外二重の剛性内張り管でライニングしたため、ライニ
ングに要求される複数の特性を同時に満足させることが
できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明工法をその工程順に示す断面図である。
【図2】本発明工法をその工程順に示す断面図である。
【図3】本発明工法をその工程順に示す断面図である。
【図4】本発明工法をその工程順に示す断面図である。
【図5】図4のA−A線拡大断面図である。
【符号の説明】
1 老朽管 3 管状ライニング材 5 熱硬化性樹脂 8 オープンライナー(管状ライニング材)
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 101:10 B29L 9:00 23:00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硬化性樹脂を含浸した管状ライニング材
    を老朽管内に挿入し、或いは老朽管内に挿入された管状
    ライニング材に硬化性樹脂を含浸せしめ、該管状ライニ
    ング材の内部に、異種の硬化性樹脂を含浸した別の管状
    ライニング材を反転挿入し、両管状ライニング材を流体
    圧で老朽管内周面に押圧しつつ、これらに含浸された硬
    化性樹脂を硬化させることを特徴とする管路補修工法。
  2. 【請求項2】 異種の硬化性樹脂を含む内外二重円筒構
    造の剛性内張り管を老朽管の内周面に形成して成る管ラ
    イニング構造
  3. 【請求項3】 外側の剛性内張り管に含まれる硬化性樹
    脂はポリエステル樹脂であって、内側の剛性内張り管に
    含まれる樹脂はビニールエステル樹脂又はエポキシ樹脂
    であることを特徴とする請求項2記載の管ライニング構
    造。
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