JPH02167541A - ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法

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JPH02167541A
JPH02167541A JP18688989A JP18688989A JPH02167541A JP H02167541 A JPH02167541 A JP H02167541A JP 18688989 A JP18688989 A JP 18688989A JP 18688989 A JP18688989 A JP 18688989A JP H02167541 A JPH02167541 A JP H02167541A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はハロゲン化銀写真感光材料の画像形成力法に関
し、さらに詳しくは迅速処理適性を有する印刷感光材料
の画像形成方法に関する。
〔従来の技術〕
近年、ハロゲン化銀写真感光材料の消費量は、増加の一
途をたどっている。このためハロゲン化銀写真感光材料
の現像処理枚数が増加し、現像処理の迅速化、つまり同
一時間内での処理量を増加させることが要求されている
上記傾向は、印刷製版分野でも見受けられる。
即ち、情報の即時性や回数の増加が急増している為、印
刷製版の作業も短納期にしかもより多くの量をこなす必
要が出てきている。この様な印刷製版業界の要望を満た
すには、印刷工程の簡易化を促進するとともに、印刷製
版用フィルムを一層迅速に処理する必要がある。
しかし、処理時間を短縮化すると残色の劣化や残色ムラ
が発生し好ましくない。
〔発明の目的〕
上記のごとき問題に対し、本発明の目的は、例えば現像
・定着・水洗又は/及び安定化液までの処理時間が45
秒以内である超迅速処理を行った時にも、残色が良く残
色ムラのないハロゲン化銀写真感光材料の処理方法を提
供することにある。
〔発明の構成〕
本発明の上記目的は、支持体上に少なくとも1層の感光
性ハロゲン化銀乳剤層を有するハロゲン化銀写真感光材
料において、該ハロゲン化銀写真感光材料が下記−数式
(I a、 )及び一般式〔Ib〕で表される増感色素
の少なくとも1つを含有し、かつラインスピードが15
00mm/min以上の自動現像機を用いて現像・定着
・水洗又は/及び安定化液での処理時間が45秒以内で
処理することを特徴とする処理方法によって遠戚された
一般式(I a:] (X1□e )m、□ 一般式(I b) 式中、Y、、、Y、□、Y2、およびY2□は、各々5
員または6員の含窒素複素環を完成するに必要な非金属
原子群を表し、R++、n1□、R2,およびn2□は
、各々、置換もしくは無置換のアルキル基、アリール基
またはアラルキル基を表す。
R13RIi+  R151R23+ R2i+ R2
5およびR26は各々、水素原子、置換もしくは無置換
のアルキル基、アルコキシ基、フェニル基、ベンジル基
、しくは無置換のアルキル基(アルキル部分の炭素原子
数■〜18、好ましくは1〜4、)、アリール基を表し
、WlとW2とは互いに連結して5員または6員の含窒
素複素環を形成することもできる。
また、RI3とR15およびR23とR25は互いに連
結して5員環または6員環を形成することができる。X
1□およびX21はアニオンを表す。nll+ n12
+n2+およびn2□はOまたは1を表す。
以下本発明について詳細に説明する。
本発明の処理におけるラインスピードは1500mm/
min以上、好ましくは1800mm/ min以上よ
り好ましくは2000mm/ min以上である。
本発明の現像、定着、水洗又は/及び安定化液までの処
理時間か45秒以内とはフィルムの先端が現像液に入っ
てから、定着液、水洗液又は/及び安定化液から出てく
るまでの時間が45秒以内であり、現像液から定着液へ
の渡りの時間及び定着液から水洗液への渡りの時間か含
まれる。
本発明の上記現像、定着、水洗又は/及び安定化液まで
の処理時間は好ましくは40秒以内である。
本発明において処理ラインの長さを短くせずに処理ライ
ン速度を上げることにより前記のごとき問題を発生する
ことなく本発明の目的を遠戚し得ることをみいだした。
次に一般式(I a〕及び一般式〔Ib〕について説明
する。
数式〔■a〕 R,□ 1?++ (X+□e)ml+ 一般式(I b) フトセレナゾール環、ベンゾオキサゾール環、ナフトオ
キサゾール環、キノリン環、3,3−ジアルキルインド
レニン環、ベンツイミダゾール核、ピリジン環等を挙げ
ることができる。
これらの複素環は、低級アルキル基、アルコキシ基、ヒ
ドロキシル基、アリール基、アルコキシカルボニル基、
ハロゲン原子で置換されていてもよい。
Rll+ R12+ R2□およびR2゜は、各々、置
換もしくは無置換のアルキル基、アリール基またはアラ
ルキル基を表す。
R13+ R14+ Rls+ R23+ R24+ 
R25およびR26は各々、水素原子、置換もしくは無
置換のアルキル基、アルコキシ基、フェニル基、ベンジ
ル基、〔式中、Y、□、 Y、2. Y2.およびY2
2は、各々5員または6員の含窒素複素環を完成するに
必要な非金属原子群を表し、例えばベンゾチアゾール環
、ナフトチアゾール環、ベンゾセレナゾール環、ナしく
は無置換のアルキル基(アルキル部分の炭素原子数1〜
18、好ましくは1〜4、)、アリール基を表し、Wl
とW2とは互いに連結して5員または6員の含窒素複素
環を形成することもできる。
また、R13とRI5およびR23とR2Sは互いに連
結して5員環または6員環を形成することができる。Y
 ++、Y +z、Y 21.Y x□、R1□、 R
(2、R13、R1(。
R15・R21・R22・R23・R21・R25・R
11のうちの1つは酸基(たとえばカルボニル基、スル
ホニル基等)もしくは酸基で置換されている基であるこ
とが好ましい。X、1およびX2.はアニオンを表す。
酸基がある場合はmll+m21はOを酸基がない場合
はmll+m21は1を表わす。nll+ n12+ 
n21およびn22は0またはlを表す。
次に、本発明に用いられる増感色素(以下、本発明の増
感色素という)の具体例を示すが、本発i O ■ ■ ■ ■ e e e O ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ e e O 2H5 e (CH2)3303” 2H5 l−21 C2H。
e ■−22 ■−23 CH2CH20H O ■−24 本発明の増感色素は、好ましくはノ\ロダン化銀1モル
当り1mg〜2g、更に好ましくは5mg〜1gの範囲
でハロゲン化銀写真乳剤中に含有される。
本発明の増感色素は、直接乳剤中へ分散することができ
る。また、これらはまず適当な溶媒、例えばメチルアル
コール、エチルアルコール、メチルセロソルブ、アセト
ン、水、ピリジンあるいはこれらの混合溶媒などの中に
溶解され、溶液の形で乳剤へ添加することもできる。
本発明の増感色素は、単独で用いてもよく、2種類以上
併用してもよい。また、本発明以外の増感色素を組合せ
て用いることもできる。増感色素を併用する場合、総量
で上記含有量になることが好ましい。
なお、本発明の増感色素は、米国特許2503776号
、英国特許742112号、色囲特許2065662号
、特公昭40−2346号を参照して容易に合皮するこ
とができる。
本発明の感光材料に用いるノ\ロダン化銀乳剤には、ハ
ロゲン化銀として、塩化銀30モル%以上の塩化銀、塩
臭化銀又は塩沃臭化銀が好ましく、より好ましくは、塩
化銀が50モル%以上含有する塩化銀、塩臭化銀又は塩
沃臭化銀である。ハロゲン化銀粒子は、酸性法、中性法
及びアンモニア法のいずれで得られたものでもよい。
ハロゲン化銀粒子は、粒子内において均一なハロゲン化
銀組成分布を有するものでも、粒子の内部と表面層とで
ハロゲン化銀組成が異なるコア/シェル粒子であっても
よく、潜像が主として表面に形成されるような粒子であ
っても、また主として粒子内部に形成されるような粒子
でもよい。
本発明に係るハロゲン化銀粒子の形状は任意のものを用
いることができる。好ましい1つの例は、+1001面
を結晶表面として有する立方体である。
又、米国特許4,183,756号、同4,225,6
66号、特開昭55−26589号、特公昭55−42
737号等の明細書や、ザ・ジャーナル・オブ・フォト
グラフィック・サイエンス(J 、P botgr、s
 ci) 、 21.39 (1973)等の文献に記
載された方法により、8面体、14面体、12面体等の
形状を有する粒子をつくり、これを用いることもできる
。更に、双晶面を有する粒子を用いてもよい。
本発明に係るハロゲン化銀粒子は、単一の形状からなる
粒子を用いてもよいし、種々の形状の粒子が混合された
ものでもよい。
又、いかなる粒子サイズ分布を持つものを用いてもよく
、粒子サイズ分布の広い乳剤(多分散乳剤と称する)を
用いてもよいし、粒子サイズ分布の狭い乳剤(単分散乳
剤と称する。)を単独又は数種類混合してもよい。又、
多分散乳剤と単分散乳剤を混合して用いてもよい。
ハロゲン化銀乳剤は、別々に形成した2種以上のハロゲ
ン化銀乳剤を混合して用いてもよい。
本発明において、単分散乳剤が好ましい。単分散乳剤中
の単分散のハロゲン化銀粒子としては、平均粒径rを中
心に±20%の粒径範囲内に含まれるハロゲン化銀重量
が、全ハロゲン化銀粒子重量の60%以上であるものが
好ましく、特に好ましくは70%以上、更に好ましくは
80%以上である。
ここに平均粒径Tは、粒径riを有する粒子の頻度ni
とrl3との積niX rl3が最大となるときの粒径
riを定義する。
(有効数字3桁、最小桁数字は四捨五入する。)ここで
言う粒径とは、球状のハロゲン化銀粒子の場合は、その
直径、又球状以外の形状の粒子の場合は、その投影像を
周面積の円像に換算した時の直径である。
粒径は例えば該粒子を電子顕微鏡で1万倍から5万倍に
拡大して撮影し、そのプリント上の粒子直径又は投影時
の面積を実測することによって得られることができる。
(測定粒子個数は無差別に1000個以上ある事とする
。) 本発明の特に好ましい高度の単分散乳剤はによって定義
した単分散度が20以下のものであり、更に好ましくは
15以下のものである。
ここに平均粒径及び粒径標準偏差は前記定義のrlから
求めるものとする。単分散乳剤は特開昭54−4852
1号、同58−49938号及び同60−122935
号公報等を参考にして得ることができる。
感光性ハロゲン化銀乳剤は、化学増感を行わないで、い
わゆる未後熟(Pri…1tive)乳剤のまま用いる
こともできるが、通常は化学増感される。
化学増感のためには、前記Glafkides又は、Z
elikmanらの著書、或いはH,Fr1eser編
デ・グルンドラーゲン・デル・フォトグラフィジエン・
プロツェセ・ミド・ジルベルハロゲニーデン(Die 
Grundlagen der Photograph
ischen Prozesse mit Silbe
rhalogenidenXAkademicche 
Verlagsgesellschafis 1968
)に記載の方法を用いることができる。
即ち、銀イオンと反応し得る硫黄を含む化合物や活性ゼ
ラチンを用いる硫黄増感法、還元性物質を用いる還元増
感法、金その他の貴金属化合物を用いることができる。
硫黄増感剤としては、チオ硫酸塩、チオ尿素類、チアゾ
ール類、ローダニン類、その他の化合物を用いることか
でき、それらの具体例は、米国特許1,574.944
号、同2,410,689号、同2,278,947号
、同2,728,668号、同3,656,955号に
記載されている。還元増感剤としては、第−すず塩、ア
ミン類、ヒドラジン誘導体、ホルムアミジスルフィン酸
、シラン化合物等を用いることができ、それらの具体例
は米国特許2,487,850号、同2,419,97
4号、同2,518.698号、同2,983,609
号、同2,983,610号、同2,694,637号
に記載されている。貴金属増感のためには全錯塩のほか
、白金、イリジウム、パラジウム等の周期律表■族の金
属の錯塩を用いることができ、その具体例は米国特許2
,399,083号、同2,448,060号、英国特
許618.061号等に記載されている。
又、化学増感時のpH,I)Ag、温度等の条件は特に
制限はないが、pH値としては4〜9、特に5〜8が好
ましく、p/Ig値としては5〜IL特に7〜9に保つ
のが好ましい。又温度としては、40〜90°C1特に
45〜75°Cが好ましい。
本発明で用いる写真乳剤は、前述した硫黄増感、金・硫
黄増感の他、還元性物質を用いる還元増感法:貴金属化
合物を用いる貴金属増感法などを併用することもできる
感光性乳剤としては、前記乳剤を単独で用いてもよく、
二種以上の乳剤を混合してもよい。
本発明の実施に際しては、上記のような化学増感の終了
後に、例えば、4−ヒドロキシ−6−メチル1、.3.
3a、7−テトラザインデン、5−メルカプト−1−フ
ェニルテトラゾール、2−メルカプトベンゾチアゾール
等を始め、種々の安定剤も使用できる。
更に必要であればチオエーテル等のハロゲン化銀溶剤、
又はメルカプト基含有化合物や増感色素のような晶癖コ
ントロール剤を用いてもよい。
本発明の乳剤に用いられるハロゲン化銀粒子は、粒子を
形成する過程及び/又は成長させろ過程で、カドミウム
塩、亜鉛塩、鉛塩、タリウム塩、イリジウム塩又は錯塩
、ロジウム塩又は錯塩、鉄塩又は錯塩を用いて金属イオ
ンを添加し、粒子内部に及び/又は粒子表面に包含させ
る事ができる。
本発明の乳剤は、ハロゲン化銀粒子の成長の終了後に不
要な可溶性塩類を除去しても良いし、あるいは含有させ
たままでもよい。該塩類を除去する場合には、リサーチ
・ディスクロジャー17643号記載の方法に基づいて
行うことができる。
本発明の感光祠料の感光層側のゼラチン量は3.5g/
m2以下が好ましく、3.0g/m2以下がさらに好ま
しい。より好ましくは2.8g/m2以下である。
本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料においては、更
に増感色素を添加して併用してもよい。
用いられる色素には、シアニン色素、メロシアニン色素
、複合シアニン色素、複合メロシアニン色素、ホロポー
ラ−シアニン色素、ヘミシアニン色素、スチリル色素及
びヘミオキサノール色素等が包含される。特に有用な色
素はシアニン色素、メロシアニン色素及び複合メロシア
ニン色素に属する色素である。これらの色素類には、塩
基性異部環核としてシアニン色素類に通常利用される核
のいずれをも適用できる。すなわち、ピロリン核、オキ
サゾリン核、チアゾリン核、ビロール核、オキサゾール
核、チアゾール核、セレナゾール核、イミダゾール核、
テトラゾール核、ピリジン核等、これらの核に脂環式炭
化水素環が融合した核、及びこれらの核に芳香族炭化水
素環が融合した核、即ち、インドレニン核、ベンズイン
ドレニン核、インドール核、ベンズオキサゾール核、ナ
フトオキサゾール核、ベンゾチアゾール核、ナフトチア
ゾール核、ベンゾセレナゾール核、ベンズイミダゾール
核、キノリン核等が適用できる。これらの核は、炭素原
子上で置換されていてもよい。
メロシアニン色素または複合メロシアニン色素にはケト
メチレン構造を有する核として、ピラゾリン−5−オン
核、チオヒダントイン核、2−チオオキサゾリジン−2
4−ジオン核、チアゾリジン−2,4ジオン核、ローダ
ニン核、チオバルビッール酸核等の5〜6員異節環核を
適用することができる。
本発明で用いる増感色素は、通常のネガ型ハロゲン化銀
に用いられると同等の濃度で用いられる。
特に、ハロゲン化銀乳剤の固有感度を実質的に落とさな
い程度の色素濃度で用いるのが有利である。
ハロゲン化銀1モル当り増感色素の約1.OX 10−
’〜約5 X 10−’モルが好ましく、特に/%ロロ
ダ化銀1モル当り増感色素の約4 X 10−5〜2 
X 10−’モルの濃度で用いることが好ましい。
本発明の増感色素を1種又は2種以上組合せて用いるこ
とができる。本発明において有利に使用される増感色素
としてはより具体的には例えば次のごときものを挙げる
ことができる。
即ち、青感光性ハロゲン化銀乳剤層に用いられる増感色
素としては、例えば西独特許929,080号、米国特
許2,231,658号、同2,493,748号、同
2,503゜776号、同2,519,001号、同2
,912,329号、同3 、656956号、同3,
672,897号、同3,694,217号、同4,0
25゜349号、同4,046,572号、英国特許1
,242,588号、特公昭44−14030号、同5
2−24844号、特開昭48−73137号、同61
−172140号等に記載されたものを挙げることがで
きる。又緑感光性ハロゲン化銀乳剤に用いられる増感色
素としては、例えば米国時■、939.201号、同2
,072,908号、同2,739,149号、同2,
945.763号、英国特許505,979号、特公昭
48−42172等に記載されているごときシアニン色
素、メロシアニン色素又は複合シアごン色素をその代表
的なものとして挙げることができる。更に、赤感光性及
び赤外感光性ハロゲン化銀乳剤に用いられる増感色素と
しては、例えば米国特許2,269,234号、同2,
270.378号、同2,442.710号、同2,4
54,629号、同2,776.280号、特公昭49
−17725号、特開昭50−62425号、同61−
29836号、同60−80841号等に記載されてい
るごときシアニン色素、メロシアニン色素又は複合シア
ニン色素をその代表的なものとして挙げることができる
これらの増感色素は単独で用いてもよく、又これらを組
合せて用いてもよい。増感色素の組合せは特に強色増感
の目的でしばしば用いられる。その代表例は、米国特許
2,688,545号、同2,977.229号、同3
,397,060号、同3,522,052号、同3,
527,641号、同3,617.293号、同3,6
28,964号、同3,666.480号、同3,67
2,898号、同3,679,428号、同3,703
゜377号、同3,769,301号、同3,814,
609号、同3,837゜862号、同4,026,7
07号、英国特許1,344,281号、同1,507
,803号、特公昭43−4936号、同53−123
75号、特開昭52−110618号、同52−109
925号等に記載されている。
本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料には、親水性コ
ロイド層にフィルター染料として、あるいはイラジェー
ション防止、ハレーション防止ソの他種々の目的で水溶
性染料を含有してよい。このような染料には、オキソノ
ール染料、ヘミオキソノール染料、スチリル染料、メロ
シアニン染料、ンアニン染料及びアゾ染料等が包含され
る。中でもオキサノール染料;ヘミオキサノール染料及
びメロシアニン染料が有用である。
本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料において、親水
性コロイド層に染料や紫外線吸収剤等が包含される場合
に、それらはカチオン性ポリマー等によって媒染されて
もよい。
上記の写真乳剤には、ハロゲン化銀写真感光材料の製造
工程、保存中或いは処理中の感度低下やカブリの発生を
防ぐために種々の化合物を添加することができる。即ち
、アゾール類例えばベンゾチアゾリウム塩、ニトロイン
ダゾール類、トリアゾール類、ベンゾトリアゾール類、
ベンズイミダゾール類(特にニトロ−又はハロゲン置換
体)、ヘテロ環メルカプト化合物類例えばメルカプトチ
アゾール類、メルカプトベンズイミダゾール類、メルカ
プトチアゾール類、メルカプトテトラゾール類(特に1
−7エニルー5−メルカプトテトラゾール)、メルカプ
トピリジン類、カルボキシル基やスルホン基等の水溶性
基を有する上記のへテロ環、メルカプト化合物類、チオ
ケト化合物例えばオキサゾリンチオン、アザインデン類
例えばテトラアザインデン類(特に4−ヒドロキシ置換
(1,3,3a 7)テトラアザインデン類)、ベンゼ
ンチオスルホン酸類、ベンゼンスルフィン酸等のような
安定剤として知られた多くの化合物を加えることができ
る。
使用できる化合物の一例は、K、Mees著、ザ・セオ
リー・オブ・ザ・ホトグラフィック・プロセス(The
 Theory of the Photograph
ic Process、第3版、1966午)に原文献
を挙げて記載されている。
これらの更に詳しい具体例及びその他の使用方法につい
ては、例えば米国特許3,954,474号、同3゜9
82 、947号、同4,021,248号又は特公昭
52−28660号の記載を参考にできる。
又、本発明のハロゲン化銀写真感光材料は、写真構成層
中に米国特許3,411,911号、同3,411,9
12号、特公昭45−5331号等に記載のアルキルア
クリレート系ラテックスを含むことができる。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料に下記各種添加剤を
含んでもよい。増粘剤又は可塑剤として例えば米国特許
2,960,404号、特公昭43−4939号、西独
国出願公告1,904,604号、特開昭48−637
15号、ベルギー国特許762,833号、米国特許3
,767.410号、ベルギー国特許588,143号
の各明細書に記載されている物質、例えばスチレン−マ
レイン酸ソーダ共重合体、デキストランサルフェート等
、硬膜剤としては、アルデヒド系、エポキシ系、エチレ
ンイミン系、活性ハロゲン系、ビニルスルホン系、イン
シアネート系、スルホン酸エステル系、カルボジイミド
系、ムコクロル酸系、アシロイル系等の各種硬膜剤、紫
外線吸収剤としては、例えば米国特許3,253,92
1号、英国特許1,309,349号の各明細書等に記
載されている化合物、特に2−(2’−ヒドロキシー5
′−3級ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(
2’−ヒドロキシー3 ’、5 ’−ジー3級ブチルフ
ェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ
−3′3級ブチルー5′−フチルフェニル)−5−クロ
ルベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシー3 
’、5 ’−ジー3級ブヂルフェニル)−5−クロルベ
ンゾトリアゾール等を挙げることができる。更に、塗布
助剤、乳化剤、処理液等に対する浸透性の改良剤、消泡
剤或いは感光祠料の種々の物理的性質をコントロールす
るために用いられる界面活性剤としては英国特許548
.532号、同1,216,389号、米国特許2,0
26,202号、同3,514,293号、特公昭44
−26580号、同43−17922号、同43−17
926号、同43−3166号、同48−20785号
、仏閣特許202,588号、ベルギー国特許773,
459号、特開昭48−101118号等に記載されて
いるアニオン性、カチオン性、非イオン性或いは両性の
化合物を使用することができるが、これらのうち特にス
ルホン基を有するアニオン界面活性剤、例えばコハク酸
エステルスルホン化物、アルキルベンゼンスルホン化物
等が好ましい。又、帯電防止剤としては特公昭46−2
4159号、特開昭48−89979号、米国特許2,
882,157号、同2,972,535号、特開昭4
8−20785号、同48−43130号、同48−9
0391号、特公昭46−24159号、同46−39
312号、同48−43809号、特開昭473362
7号の各公報に記載されている化合物がある。
本発明の製造方法において、塗布液のpHは5.3〜7
,5の範囲であることか好ましい。多層塗布の場合は、
それぞれの層の塗布液を塗布量の比率で混合した塗布液
のpHが上記5.3〜7.5の範囲であることが好まし
い。pHか5.3よりより小さいと硬膜の進行がおそく
て好ましくなく、pHが7.5より大きいと写真性能に
悪影響を及1;1すことか好ましくない。
本発明の感光材料において構成層にはマット化剤、例え
ばスイス特許330,158号に記載のシリカ、仏画特
許1,296,995号に記載のガラス粉、英国特許1
173.181号に記載のアルカリ土類金属又はカドミ
ウム、亜鉛なとの炭酸塩などの無機物粒子;米国特許2
,322,037号に記載の澱粉、ベルギー特許625
451号或いは英国特許981,198号に記載された
澱粉誘導体、特公昭44−3643号に記載のポリビニ
ルアルコール、スイス特許330.158号に記載され
たポリスチレン或いはポリメチルメタアクリレート、米
国特許3,079,257号に記載のポリアクリロニト
リル、米国特許3,022.169号に記載のポリカー
ボネートのような有機物粒子を含むことができる。
本発明の感光材料において構成層にはスベリ剤、例えば
米国特許2,588.756号、同3,121,060
号に記載の高級脂肪族の高級アルコールエステル、米国
特許3 、295 、979号に記載のカゼイン、英国
特許l、263.722号に記載の高級脂肪族カルシウ
ム塩、英国特許1,313,384号、米国特許3,0
42,522号、同3,489,567号に記載のシリ
コン化合物などを含んでもよい。
流動パラフィンの分散物などもこの目的に用いることか
できる。
本発明の感光材料には、更に目的に応じて種々の添加剤
を用いることができる。これらの添加剤は、より詳しく
は、リサーチディスクロージャ第176巻1 tem1
7643 (1978年12月)及び同187巻Ihe
m18716(1979年11月)に記載されており、
その該添加剤種類 1、化学増感剤 2、感度上昇剤 4、増白剤 7、スティン防止剤 8、色素画像安定剤 9、硬膜剤 10、バインダー 11、可塑剤・潤滑剤 12、塗布助剤・表面活性剤 13、スタチック防止剤 RD 17643 23頁 24頁 25頁右欄 25頁 26頁 26頁 27頁 26〜27頁 27頁 RD 18716 648頁右欄 同上 650頁左〜右欄 651頁左欄 同上 650右欄 同上 同上 本発明のハロゲン化銀写真感光材料の実施において、例
えば乳剤層その他の層は写真感光材料に通常用いられて
いる可撓性支持体の片面又は両面に塗布して構成するこ
とかできる。可撓性支持体として有用なものは、硝酸セ
ルロース、酢酸セルロース、酢酸酪酸セルロース、ポリ
スチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリカーボネート等の半合成又は合成高分子からな
るフィルム、バライタ層又はα−オレフィンポリマー(
例えばポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン/ブテ
ン共重合体)等を塗布又はラミネトした紙などである。
支持体は、染料や顔料を用いて着色されてもよい。遮光
の目的で黒色にしてもよい。これらの支持体の表面は一
般に、乳剤層等との接着をよくするために下塗処理され
る。下塗処理は、特開昭52−104913号、同59
−18949号、同59−19940号、同59−18
949号各公報に記載されている処理が好ましい。
支持体表面は、下塗処理の前又は後にコロナ放電、紫外
線照射、火焔処理等を施してもよい。
本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料において、写真
乳剤層その他の親水性コロイド層は種々の塗布法により
支持体上又は他の層の上に塗布できる。塗布には、デイ
ツプ塗布法、ローラー塗布法、カーテン塗布法、押出し
塗布法等を用いることができる。
本発明における現像時間が20秒以内好ましくは、15
秒以内で処理される現像・定着・水洗・乾燥工程につい
て記す。
本発明に使用する黒白現像液に用いる現像主薬には良好
な性能を得やすい点で、ジヒドロキシベンゼン鎖と1−
フェニル−3−ピラゾリドン類の組合せが最も好ましい
。勿論この他にp−アミノフエノル系現像主薬を含んで
もよい。
本発明に用いるジヒドロキシベンゼン現像主薬としては
ハイドロキノン、クロロハイドロキノン、ブロムハイド
ロキノン、イソプロピルハイドロキノン、メチルハイド
ロキノン、2.3−ジクロロハイドロキノン、2.5−
ジクロロハイドロキノン、2.3ジブロムハイドロキノ
ン、2,5−ジメチルノ\イドロキノンなどがあるが特
にハイドロキノンが好ましい。
本発明に用いるl−フェニル−3−ピラゾリドン又はそ
の誘導体の現像主薬としては1−フェニル−4,4ジメ
チル−3−ピラゾリドン、1−フェニル−4−メチル−
4−ヒドロキシメチル−3−ピラゾリドン、l−フェニ
ル−44−ジヒドロキシメチル−3−ピラゾリドンなど
がある。
本発明に用いるp−アミノフェノール系現像主薬として
はN−メチル−p−アミノフェノール、p−アミノフェ
ノール、 N−(β−ヒドロキシエチル)−p−アミノ
フェノール、N−(4−ヒドロキシフェニル)グリジン
、2−メチル−p−アミノフェノール、p−ベンジルア
ミノフェノール等があるが、なかでもN−メチル−p−
アミノフェノールが好ましい。
現像主薬は通常0.01モル/Q〜1.2モル/Qの量
で用いられるのが好ましい。
本発明に用いる亜硫酸塩の保恒剤としては亜硫酸ナトリ
ウム、亜硫酸カリウム、亜硫酸リチウム、亜硫酸アンモ
ニウム、重亜硫酸ナトリウム、メタ重亜硫酸カリウム、
ホルムアルデヒド重亜硫酸ナトリウムなどがある。亜硫
酸塩は0.2モル/Q以上特に04モル/立以上が好ま
しい。また、上限は2.5モル/Qまでとするのが好ま
しい。
本発明に用いる現像液のpHは9から13までの範囲の
ものが好ましい。更に好ましくはp HI Oから12
までの範囲である。
pHの設定のために用いるアルカリ剤には水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム
、第三リン酸ナトリウム、第三リン酸カリウムの如きp
H調節剤を含む。
特開昭61−28708号(ホウ酸塩)、特開昭60−
93439号(例えば、サッカロース、アセトオキシム
、5−スルホサルチル酸)、リン酸塩、炭酸塩などの緩
衝剤を用いてもよい。
上記成分以外に用いられる添加剤としては、臭化ナトリ
ウム、臭化カリウム、沃化カリウムの如き現像抑制剤:
エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチ
レングリコール、ジメチルホルムアミド、メチルセロソ
ルブ、ヘキシレングリコール、ニチノール、メタノール
の如き有機溶剤:1−フェニル−5−メルカプトテトラ
ゾール、2メルカプトベンツイミダゾール−5−スルホ
ン酸ナトリウム塩等のメルカプト系化合物、5−ニトロ
インダゾール等のインダゾール系化合物、5−メチルベ
ンツトリアゾール等のペンツトリアゾール系化合物など
のカブリ防止剤を含んでもよく、更に必要に応して色調
剤、界面活性剤、消泡剤、硬水軟化剤、特開昭56−1
06244号記載のアミン化合物なとを含んでもよい。
本発明においては現像液に銀汚れ防止剤、例えば特開昭
56−24347号に記載の化合物を用いることができ
る。
本発明の現像液には、特開昭56−106244号に記
載のアルカノールアミンなどのアミノ化合物を用いるこ
とができる。
この他り、、F、A、メソン著「フォトグラフィック・
ブロセシン・ケミストリー」、フォーカル・プレス刊(
1966年)の226〜229頁、米国特許第2193
.015号、同2,592,364号、特開昭48−6
4933号などに記載のものを用いてもよい。
本発明において「現像時間」、「定着時間」とは各々、
処理する感光材料が自現機の現像タンク液に浸漬してか
ら次の定着液に浸漬するまでの時間、定着タンク液に浸
漬してから次の水洗タンク液(安定液)に浸漬するまで
の時間をいう。
また「水洗時間」とは、水洗タンク液に浸漬している時
間をいう。
また「乾燥時間」とは通常35°0−100°Cで好ま
しくは40°C〜80°Cの熱風が吹きつけられる乾燥
シンが、自現機には設置されているか、その乾燥ゾーン
に入っている時間をいう。
現像温度及び時間は約25°C〜50°Cで15秒以下
であるが好ましくは30°C〜40℃で6秒〜15秒で
ある。
定着液はチオ硫酸塩を含む水溶液であり、pH3,8以
上、好ましくは4.2〜5,5を有する。
定着剤としてはチオ硫酸ナトリウム、チオ硫酸アンモニ
ウムがあるが、チオ硫酸イオンとアンモニウムイオンと
を必須成分とするものであり、定着速度の点からチオ硫
酸アンモニウムが特に好ましい。定着剤の使用量は適宜
変えることができ、一般には約0.1〜約6モル/aで
ある。
定着液には硬膜剤として作用する水溶性アルミニウム塩
を含んでも良く、それらには、例えば塩化アルミニウム
、硫酸アンモニウム、カリ明ばんなとがある。
定着液には、酒石酸、クエン酸あるいはそれらの導体を
単独で、あるいは2種以上、併用することてができる。
これらの化合物に定着液Iffにつき0.005モル以
上含むものか有効で、特に0.01モ具体的には、酒石
酸、酒石酸カリウム、酒石酸すトリウム、酒石酸カリウ
ムナトリウム、クエン酸、クエン酸すトリウム、クエン
酸カリウム、クエン酸リチウム、クエン酸アンモニウム
などがある。
定着液には所望により保恒剤(例えば、亜硫酸塩、重亜
硫酸塩) 、pH緩衝剤(例えば、酢酸、硝酸) 、p
H調整剤(例えば硫酸)、硬水軟化能のあるキレート剤
や特願昭60−213562号記載の化合物を含むこと
ができる。
定着温度及び時間は約20°C〜約50°Cで6秒〜1
分が好ましいが30°C〜40℃で6秒〜30秒がより
好ましく、更に好ましくは30°C〜40°Cで6秒〜
15秒である。
定着液濃縮液が本発明の方法で自動現像機に、感光材料
が処理されるに従って、それを希釈する水と共に補充さ
れる場合、定着液濃縮液はl剤で構成されることが最も
好ましいことは現像液の場合と同じである。
1剤として定着液現液が安定に存在しうるのはpH4,
5以上であり、より好ましくはpH4,65以上である
。pH4,5未満では、特に定着液が実際に使われるま
での期間長午放置された場合にチオ硫酸塩が分解して最
終的には硫化してしまうためである。
従ってpH4,5以上の範囲では亜硫酸ガスの発生も少
なく、作業環境上も良くなる。pHの上限はそれ程厳し
くないが余り高pHで定着されると、以後水洗されても
膜pHが高くなって膜膨潤が大きくなり従って乾燥負荷
が太きくなるのでpH7まで位が限度である。アルミニ
ウム塩を使って硬膜する定着液ではアルミニウム塩の析
出沈澱防止pH5,5までが限界である。
本発明は現像液または定着液のいずれかが上記のような
希釈水を必要としない(すなわち原液のままで補充する
)いわゆる使用液であっても構わない。
各濃縮液の処理タンク液への供給量及び希釈水との混合
割合はそれぞれ濃縮液のm戊に依存して種々変化させる
ことができるが、一般に濃縮液対希釈水は1対0〜8の
割合で、これらの現像液、定着波谷々の全量は感光材料
l m2に対して50m12から1500mRであるこ
とが好ましい。
本発明においては感光材料は現液、定着した後、水洗又
は安定化処理に施される。
水洗又は安定化処理は本分野で公知のあらゆる方法を適
用することができ、本分野で公知の種々の添加剤を含有
する水を水洗水又は安定化液として用いることもできる
。防黴手段を施した水を水洗水又は安定化液に使用する
ことにより、感光材料1m2当たり3a以下の補充量と
いう節水処理も可能となるのみならず、自現機設置の配
管が不要となり更にストック槽の削減が可能となる。即
ち現像液及び定着液用の調液希釈水及び水洗水又は安定
化液を共通の一層のストック槽から供給でき、自動現像
機の一層のコンパクト化が可能となる。
防黴手段を施した水を水洗水又は安定化液に併用すると
、水垢の発生等か有効に防止し得るため、感光材料1 
m2当たりO〜3I2、好ましくは0〜1α、の節水処
理を行うことができる。
ここで、補充量が0の場合とは、水洗槽中の水洗水が自
然蒸発等により減少した分だけ適宜補充する以外は全く
補充を行なわない、即ち実質的に無補充のいわゆる「た
め水」処理方法を行なう場合をいう。
補充量を少なくする方法として、古くより多段向流方式
(例えば2段、3段など)が知られている。この多段向
流方式を本発明に適用すれば定着液の感光材料はだんだ
んと清浄な方向、つまり定着液で汚れていない処理液の
方に順次接触して処理されて行くので、更に効率の良い
水洗がなされる。これによれば、不安定なチオ硫酸塩等
が適度に除去され、変退色の可能性が一層小さくなって
、更に著しい安定化効果が得られる。水洗水も従来に比
べ津、非常に少ない量ですむ。
少量の水洗水で水洗するときには特願昭60−1729
68号に記載のスフイスローラー洗浄槽を設けることが
より好ましい。
更に水洗又は安定化浴に防黴手段を施した水を処理に応
じて補充することによって生ずる水洗又は安定化浴から
のオーバー70−液の一部又は全部は特開昭60−23
5133号に記載されているようにその前の処理工程で
ある定着能を有する処理液に利用することもできる。こ
うすることによって上記ストンク水の節水ができ、しか
も廃液がより少なくなるためより好ましい。
防黴手段としては、特開昭60−263939号に記さ
れた紫外線照射法、同60−263940号に記された
磁場を用いる方法、同61−131632号に記された
イオン交換樹脂を用いて純水にする方法、特願昭60−
253807号、同60−295894号、同61−6
3030号、同61−51396号に記載の防菌剤を用
いる方法を用いることができる。
更には、L、E、West  ”Water Qual
ity Cr1teria”Pl+oto Sci &
 Eng、 Vol、9No、 6 (1965)、M
、W、Beacb ”Microbiological
 Growths in Motion−Pietur
e Processing” SMPTE Journ
al Vol、85.(1976)。
R,O,Deegan、  ”Photo Proce
ssing Wash WaterBiocides”
 J、[maging Tech、Vol 10.No
、6(1984)及び特開昭57−8542号、同57
−58143号、同58−105145号、同57−1
32146号、同58−18631号、同57−975
30号、同57−157244号などに記載されている
防菌剤、防黴剤、界面活性剤などを併用することもでき
る。
更に水洗浴には、R,7,[reiman著J、Ima
ge、Techlo、(6) 242 (1984)に
記載されたインチアゾリン系化合物、RESEARCH
DISCLO3URE第205巻、I tem2052
6 (1981年、5月号)に記載されたインチアゾリ
ン系化合物、同第228巻、Item 22845 (
1983年、4月号)に記載されたイソチアゾリン系化
合物特願昭61.−51396号に記載された化合物、
などを防菌剤(Microbiocide)として併用
することもできる。
更に防黴剤の具体例としては、フェノール、4クロロフ
エノール、ペンタクロロフェノール、クレゾール、0−
フェニルフェノール、タロロフェン、ジクロロフェン、
ホルムアルデヒド、ゲルタールアルデヒド、クロルアセ
トアミド、p−ヒドロキシ安息香酸エステル、2−(4
−チアゾリン)ベンゾイミダゾール、ベンゾイソチアゾ
リン−3−オン、ドデシル−ベンジル−ジメチルアンモ
ニウムクロライド、N−(フルオロジクロロメチルチオ
)フタルイミド、2,4.4’−トリクロロ−2′−ハ
イドロオキシジフェニルエーテルなどである。
防黴手段を施して水ストック槽に保存された水は前記現
像液定着液などの処理液原液の希釈水とその添加量は好
ましくは0.01〜10g/ff、より好ましくは0.
1〜5g/Qである。
更に水洗水中には銀画像安定化剤の他に水滴むらを防止
する目的で、各種の界面活性剤を添加することができる
。界面活性剤としては、陽イオン型、陰イオン型、非イ
オン型および両イオン型のいずれを用いてもよい。界面
活性剤の具体例としてはたとえば工学図書(株)発行の
「界面活性剤ハンドブック」に記載されている化合物な
どがある。
上記安定化浴中には画像を安定化する目的で各種化合物
が添加される。例えば膜pHを調整する(例えばpt4
3〜8)ための各種の緩衝剤(例えばホウ酸塩、メタホ
ウ酸塩、ホウ砂、リン酸塩、炭酸塩、水酸化カリ、水酸
化ナトリウム、アンモニア水、モノカルボン酸、ジカル
ボン酸、ポリカルボン酸などを組み合わせて使用)やホ
ルマリンなどのアルデヒドを代表例として挙げることが
できる。その他、キレート剤、殺菌剤(チアゾール系、
インチアゾール系、ハロゲン化フェノール、スルファニ
ルアミド、ベンゾトリアゾールなど)、界面活性剤、蛍
光増白剤、硬膜剤などの各種添加剤を使用してもよく、
同一もしくは異種の目的の化合物を2種以上併用しても
良い。
また、処理液の膜pH調整剤として塩化アンモニウム、
硝酸アンモニウム、硫酸アンモニウム、リン酸アンモニ
ウム、亜硫酸アンモニウム、チオ硫酸アンモニウム等の
各種アンモニウム塩を添加するのが画像保存性を良化す
るために好ましい。
上記の方法による水洗または安定浴温度及び時間はO′
C〜50°Cで6秒〜1分が好ましいが15°C〜40
°Cで6秒から30秒かより好ましく、更には15°C
〜40°Cで6秒から15秒が好ましい。
本発明の方法によれば、現像、定着及び水洗された写真
材料は水洗水をしぼり切る、すなわちスクイズローラ法
を経て乾燥される。乾燥は約40°C〜約100°Cで
行なわれ、乾燥時間は周囲の状態によって適宜変えられ
るが、通常は約5秒〜1分でよいが、より好ましくは4
0°C〜80℃で約5秒〜30秒である。
本発明においては、感光材料における膨潤百分率を低減
する程その乾燥時間を短縮できるという更に優れた効果
を発揮する。
本発明の方法によれば、現像、定着、水洗及び乾燥され
るまでのいわゆるDry to Dryの処理時間は1
00秒以内、好ましくは60秒以内更に好ましくは50
秒以内で処理されることである。
ここで“dry to dry”とは処理される感材の
先端が自現機のフィルム挿入部分に入った瞬間から、処
理されて、同先端が自現機から出てくる瞬間までの時間
を言う。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例によって具体的に説明するが、本
発明はこれによって限定されるものではない。
実施例1 ゼラチンと塩化ナトリウムと水が入った40℃に加温さ
れた容器に、硝酸銀水溶液とハロゲン化銀1モルi’)
2X10−6モルのへキサクロロイリジウム酸カリウム
塩と4 X 10−’モルのへキサブロモロジウム酸カ
リウム塩を添加した臭化カリウムと塩化ナトリウムの混
合水溶液とをダブルジェット法により添加して臭化銀を
35モル%含む塩臭化銀粒子(分布の広さ9%、立方晶
1粒径0.25μm)をpt(3,OpAg7.7に保
ちながら調整し、pH5、9にもどしたのちに常法にて
脱塩した。
この乳剤を金増感及び硫黄増感し増感色素として表−1
に示すものをハロゲン化銀1モル当り60mgを添加し
、更にハロゲン化銀1モル当り1−7エールー5−メル
カプトテトラゾールを70mg、  4−ヒドロキシ−
6−メチル−1,3,3a、7−テトラザインデンを1
.2g、ゼラチンを加えて熟成を停止させたのち、更に
ハロゲン化銀1モル当りに対してハイドロキノンを4g
、臭化カリウムを39.サポニンを5g、スチレン−マ
レイン酸の重合体を2gアクリル酸エチルの高分子ポリ
マーラテックスを3g添加し、硬膜剤として1−ヒドロ
キン−3,5ジクロロトリアジンナトリウム塩とホルマ
リンを添加したのちに、下引加工済みのポリエチレンテ
レフタレート支持体上に銀量3.5g/m2ゼラチン量
が表1になるようにし、さらに保護膜としてゼラチン5
00gの水溶液に臭化カリウムlog、1−デシル2−
(3−インペンチル)サクシネート−2−スルホン酸ソ
ーダを4g添加し、平均粒径が5μmである不定型シリ
カを100g添加分散し、ゼラチンが1.og/m2に
なるようにして乳剤層と保護層を同時に塗布しIこ。
なお、上記塗布した面の反対側には染料(a)を含有し
たゼラチン液をあらかじめゼラチン量が3゜8g/m2
.染料(a)が100mg/ m2になるように塗布し
てあった。
染料(a) このようにして得られた試料を、下記−数式の現像液と
定着液を用いて、通常のローラ型自動現像機にて下記条
件にて処理し、残色を評価した。
なお、残色はIO段階に分けて評価し、IOが最良であ
り1〜4が使用不可、5以上が使用可能なレベルである
表1より本発明のものは、残色が良いことがわかる。
なお同じラインスピードで現像、定着、水洗時間をかえ
るときには槽の深さとローラーの数をかえて調整した。
処理条件 (工 程)    (温 度)    (時 間)現 
 像        35  °C12秒定  着  
      34  ℃        12 抄本 
 洗         常  温         1
2  砂粒  燥        50  ℃    
    10 秒現像液処方 (組成A) 純水(イオン交換水)        150mffエ
チレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩5】 g ジエチレングリコール       50g亜硫酸カリ
ウム(55%w/v水溶液)   100m12炭酸カ
リウム           50gハイドロキノン 
          15g5−メチルベンゾトリアゾ
ール    200mg1−7エニルー5−メルカプト
テトラゾール0mg 水酸化カリウム、使用後のpnを1O14にする量臭化
カリウム           4.5g(組成B) 純水(イオン交換水)        3tQジエチレ
ングリコール       50gエチレンジアミン四
酢酸二ナトリウム塩5mg 酢酸(90%水溶液)         0.3mQ5
−二トロインダゾール       110mg1−フ
ェニル−3−ピラゾリドン     700mg現像液
の使用時に水500m(2中に上記組成A1組成Bの順
に溶かし、IQ、に仕上げて用いた。
定着液処方 (組成A) チオ硫酸アンモニウム(72,5%W/V水溶液)24
0m0゜ 亜硫酸ナトリウム         17g酢酸ナトリ
ウム・3水塩      6.5g硼酸       
        6gクエン酸ナトリウム・2水塩  
   2g酢酸(90%w/v水溶液)       
 13.6mff(組成B) 純水(イオン交換水)        17m(2硫酸
(50%w/vの水溶液)       4.7g硫酸
アルミニウム (へ〇、203換算含量が8.1%Wハの水溶液)26
.5g 定着液の使用時に水500mff中に上記組成A1組成
りの順に溶かし、14に仕上げて用いた。この〔発明の
効果〕 本発明により、超迅速処理を行っても残色が少く、画質
低下する事がないハロゲン化銀写真感光材料の処理方法
を提供することが出来た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 支持体上に少なくとも1層の感光性ハロゲン化銀乳剤層
    を有するハロゲン化銀写真感光材料において、該ハロゲ
    ン化銀写真感光材料が下記一般式〔 I a〕及び一般式
    〔 I b〕で表される増感色素の少なくとも1つを含有
    し、かつラインスピードが1500mm/min以上の
    自動現像機を用いて現像・定着・水洗又は/及び安定化
    液までの処理時間が45秒以内で処理することを特徴と
    する処理方法。 一般式〔 I a〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 一般式〔 I b〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、Y_1_1、Y_1_2、Y_2_1およびY
    _2_2は、各々5員または6員の含窒素複素環を完成
    するに必要な非金属原子群を表し、R_1_1、R_1
    _2、R_2_1およびR_2_2は、各々、置換もし
    くは無置換のアルキル基、アリール基またはアラルキル
    基を表す。 R_1_3、R_1_4、R_1_5、R_2_3、R
    _2_4、R_2_5およびR_2_6は各々、水素原
    子、置換もしくは無置換のアルキル基、アルコキシ基、
    フェニル基、ベンジル基、▲数式、化学式、表等があり
    ます▼を表す。ここでW_1とW_2は各々置換もしく
    は無置換のアルキル基(アルキル部分の炭素原子数1〜
    18、好ましくは1〜4、)、アリール基を表し、W_
    1とW_2とは互いに連結して5員または6員の含窒素
    複素環を形成することもできる。 また、R_1_3とR_1_5およびR_2_3とR_
    2_5は互いに連結して5員環または6員環を形成する
    ことができる。X_1_1およびX_2_1はアニオン
    を表す。n_1_1、n_1_2、n_2_1およびn
    _2_2は0または1を表す。〕
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS61129644A (ja) * 1984-11-28 1986-06-17 Mitsubishi Paper Mills Ltd 写真処理方法
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