JPH0216573A - 静電潜像現像剤用キャリア - Google Patents

静電潜像現像剤用キャリア

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JPH0216573A
JPH0216573A JP63167151A JP16715188A JPH0216573A JP H0216573 A JPH0216573 A JP H0216573A JP 63167151 A JP63167151 A JP 63167151A JP 16715188 A JP16715188 A JP 16715188A JP H0216573 A JPH0216573 A JP H0216573A
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JP
Japan
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carrier
resin
fluorine
silyl group
alkyl group
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Application number
JP63167151A
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English (en)
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Satoshi Kuriyama
智 栗山
Shunichi Nakajima
俊一 中島
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Sanyo Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Sanyo Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電子写真法における静電潜像現像剤用キャリア
に関する。
〔従来の技術〕
最近における画像形成方法においては静電潜像を経由す
る方法が最も広く利用されており、その中でもトナー粒
子とキャリア粒子とを摩擦帯電させるいわゆる二成分乾
式現像剤を用いて現像される場合が多い。
キャリアは鉄、フェライト、マグネタイト等の強磁性体
の粒子から成るが、現像剤の使用に伴いそのキャリアの
表面にトナー成分が転移付着してトナーとキャリアとの
摩擦帯電圧が低下したり、コピー画像の地肌部にトナー
が付着するという現象(かぶり)がみられたりするため
に樹脂を被覆したキャリアが開発された。その樹脂とし
てはスチレン/アクリル系共重合体、四ふっ化エチレン
重合体、シリコン樹脂が用いられてきた。
スチレン/アクリル系共重合体で被覆したキャリアは優
れているが表面エネルギーが比較的高く繰り返し使用で
かぶりが発生する欠点がある。
四ふっ化エチレン重合体で被覆したキャリアは表面エネ
ルギーが低いためにかぶりは生じ難いが、溶媒に溶けに
くいために製造がしにくり、また他の樹脂と混合して摩
擦帯電能力を調整することが困難である等の欠点がある
。シリコン樹脂で被覆したキャリアは表面エネルギーは
低いが、シリコン樹脂それ自身が機械的強度が弱いため
に現像機内の攪拌中にキャリア表面のシリコン樹脂が摩
耗し、トナー粒子との摩擦帯電が不安定になり、複写画
像の品質が劣化する。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、種々の樹脂と相溶し摩擦帯電圧が容易に調整
出来る膜で被覆され、耐摩耗性が良く耐久性のあるキャ
リアを得ようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕 本発明者らは前記の問題点を解決するために種々研究を
重ねた結果、本発明に至った。
すなわち本発明は、その表面に含ふっ素アルキル基及び
シリル基を含有する重合体を含む樹脂の被田層を有して
なることを特徴とする静電潜像現像剤用キャリアである
本発明の含ふっ素アルキル基及びシリル基を含有する重
合体としては1分子にそれぞれ一個以上含有するものな
ら特に制限はないが、例えば含ふっ素アルキルを含むビ
ニル系単量体(a)、シリル基含有単全体(b)及び必
要によりその他の重合性単m体(C)の共重合体が挙げ
られる。
含ふっ素ビニル系単量体(a)としては具体的には例え
ば C7F+5CH20COC:H:CH2゜C7F+5C
H20COC(Me)=CH2+CF3(CFa)2C
H20COC(Me)=CH2゜CF3 (CF2 )
4 (CH2)20COC(Me ):CH2゜CF3
(CF2)o(CH2)20COC(Me)”CH2゜
0F(CF2)s(CI2)20COCH=CH2゜C
F(CF2 )6 (CH2)20cOc(Me):C
Hs。
C*F+ tCHaCHCH20COC(Me)”C&
H a@F+ v COH2)目OCOC(Me)=C:+
!2゜C7F+sCON(Et)(CH2)20COC
(Me)=CH2゜Ca F+ 3502 N (Me
 )(C112120COCH:CHa。
Co F+ t SO2N (Pr )(CH2)20
COCR:CB2゜C@F+ TS02 N(Me)(
CH2)20COC(Me):CH2゜C7F+sCO
N(Me)(C[12) +5OCOCH2C)I:C
B。
CH2”CHCOOCH2CH2゜ CBF17S(12N(CH2C[120COC■=C
H2)2nHCF2(CF2)?CH2CH2OC0C
(:CH2゜ナトのパーフルオロアルキル基含有(メタ
)アクリル酸エステル; Cs F+ v (CH2)目OCOCH=CHCOO
Me。
CB Fl 7 (CH2)110COCH:CHC:
0OCH2fil F+s+などの上記(メタ)アクリ
ル酸エステルの場合と同様のパーフルオロアルキル基を
持つマレイン酸モノまたはジエステル; CvF+sC:H20CH:CH2 CtF+5CB20CHaCH:CH2などの上記と同
様のパーフルオロアルキル基を有するビニルエーテルま
たはアリルエーテル;Cm F+ vsO2NHC■a
 S02 CH=CLなどの上記(メタ)アクリル酸エ
ステルの場合と同様のパーフルオロアルキル基を有する
ビニルスルホン酸があげられる。 [上記においてMe
はメチル基、Etはエチル基、Prはプロピル基を示す
。]これらのうちで好ましいのは炭素数3〜21のパー
フルオロアルキル基を含む(メタ)アクリル酸エステル
である。
シリル基含有単量体(b)としては、アルキルシランを
含有する単量体として例えばトリメチルビニルシラン、
トリブチルビニルシラン、ジブチルメチルビニルシラン
、アリルトリメチルシラン、トリメチルビニロキシシラ
ン、アリロキシトリメチルシラン; ポリシロキサン基
を含有する単量体として例えば1,3.S−トリメチル
−1,3,5−トリビニルシクロトリシロキサン、  
1,1,1,3.3−ペンタメチル3−ビニルシロキサ
ン、 C)12=C(C)Ia)Coo(C1h)3S1 [
03I(C1h)3コ 3CL”C)IcOO(C)I
2)a [51(C1ls)20] n5i(OL)*
CHa:C(CHs)COOCaL [5I(CHa)
20] 。5t(Clis)iCH2=C(CHi)C
OO(CHa)i [5l(CHz)201 n5i(
C113)sC112=C(CHs)C(10(CHa
h [5I(Cut)(Csl(s)011lSt(C
th)? (H2=C(CHa )Coo(CHs h C5l(
Cans )*O]。Si (CRa hCH2二CH
3I  [0[:5I(Cu3)*O]  、5i(C
th)]  5(II=0〜130) ;加水分解性シリル基を含有する単量体として例えば加
水分解性基を有するビニルシラン[ビニルメチルジメト
キシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルメチル
ジクロロシラン、ビニ・ルトリエトキシシラン、ビニル
トリス(β−メトキシエトキン)シランコおよび加水分
解性基ををする(メタ)アクリロキシアルキルシラン[
γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−
メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−
アクリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メタク
リロキシプロピルメチルジクロロシラン、γ−アクリロ
キシプロピルトリクロロシランコなどが挙げられる。
これらのうちで好ましいものは加水分解性基を有する(
メタ)アクリロキシアルキルアルコキシシランである。
必要により用いられるその他の重合性単量体(C)とし
ては、 (メタ)アクリル酸アルキルエステル〔炭素数
1〜12のアルキルエステル例えば(メタ)アクリル酸
メチル、 (メタ)アクリル酸エチル、 (メタ)アク
リル酸n−ブチル、 (メタ)アクリル酸2−エチルヘ
キシル等〕;(メタ)アクリル酸ヒドロキシアルキル(
アルキル基の炭素数2〜lO)〔(メタ)アクリル酸ヒ
ドロキシエチル、 (メタ)アクリル酸ヒドロキシプロ
ピル、 (メタ)アクリル酸ヒドロキシヘキシル〕;芳
香族ビニル単量体(スチレン、α−メチルスチレン、α
−クロルスチレンなど);ハロゲン含有単量体(塩化ビ
ニル、塩化ビニリデン等);アルキル又はシクロアルキ
ルビニルエーテル(メチルビニルエーテル、シクロヘキ
シルビニルエーテル等);  ビニルエステル(酢酸ビ
ニル等);二) +Jル基含有単量体(アクリロニトリ
ル等);アミド基含有単量体〔(メタ)アクリルアミド
、クロトンアミド、N−メチロールアクリルアミド、フ
マル酸ジアミド等〕;カルボキシル基含有単量体〔(メ
タ)アクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸等〕が挙
げられる。
これらの中で好ましいものは(メタ)アクリル酸アルキ
ルおよび芳香族ビニル単量体であり、特に好ましいもの
はメタクリル酸メチル、アクリル酸n−ブチルおよびス
チレンである。
共重合体中の各単位の含有量は、通常(a)は5〜90
重貴%、 (b)は5〜80重量%、 (C)は0〜9
0重量%であり、好ましくは(a)は20〜80重量%
、(b)は10〜70重1%、 (C)は10〜70重
蚤%である。且つ(a)と(b)との構成比は通常(a
):  (b)が重量比でI:0.I〜l:10であり
、好ましくはI:0.5〜1:5である。 (a)が5
重量%未満であると得られたキャリアの耐久性が不良と
なり、90重量%を越えるとこれ以上キャリアの耐久性
が向上せず薬剤が無駄となる。 (b)が5重量%未満
または構成比が1:0.1未満であるとやはり得られた
キャリアの耐久性が不良となる。加水分解性シリル基を
含有する場合は磁性体を被覆した膜が硬化不十分でべと
つきが残る。 (b)が80重重二を越えるか、または
構成比が1:10を越えるとこれ以上キャリアの耐久性
が向上せず薬剤が無駄となる。
加水分解性シリル基を含有する場合はキャリアの表面の
塗膜が固くなりひび割れが入り摩擦帯電圧が不安定にな
り耐久性も落ちる。
本発明における共重合体は(a)、  (b)および必
要により(C)の各単量体を熱重合、光重合または放射
線重合などのラジカル重合に従って塊状、または溶液重
合させることにより製造できる。
好ましい重合方法は有機溶剤中ラジカル開始剤を使用し
たラジカル重合〔溶液重合の場合、使用される有機溶剤
としては芳香族炭化水素(トルエン、キシレン、エチル
ベンゼンなど)、脂肪族炭化水素(ヘキサン、ヘプタン
、シクロヘキサンなど)、脂肪族エステル(酢酸エチル
、酢酸n−ブチルなど)、脂肪族ケトン(アセトン、メ
チルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、ジ−n−
ブチルケトン、シクロヘキサノンなど)、脂肪族エーテ
ル(ジオキサン、テトラヒドロフランなど)、セロソル
ブ(エチルセロソルブ、n−ブチルセロソルブ、セロソ
ルブアセテートなト)、ハoffン化炭化水素(四塩化
炭素、二塩化エチレンなど)などおよびこれらの二種以
上の混合物が挙げられる。
好ましいものはトルエン、キシレン、メチルエチルケト
ン、メチルイソブチルケトン、酢酸n−ブチル、セロソ
ルブアセテートおよび二塩化エチレンの単独またはこれ
らの二種以上の混合物である。
有機溶剤の(a)、  (b)および必要により(C)
の各単量体の合計重量に対する割合は任意に選択できる
が、通常0.1:l〜2:11  好ましくは0.5=
1〜5+1である。
ラジカル重合反応を行う場合、使用されるラジカル重合
開始剤としてはアゾ系化合物(アゾビスイソブチロニト
リル、アゾビスイソバレロニトリルなど)、過酸化物(
ベンゾイルパーオキシド、ジーし一ブチルバーオキシド
、クメンハイドロパーオキシドなど)、レドックス系化
合物(ベンゾイルパーオキシド/N1 N−ジメチルア
ニリンなど)などが挙げられる。好ましいのはアゾ系化
合物である。
重合開始剤の添加量は(a)、  (b)および必要に
より(c)の各単1体の固形分合計重量に対し、通常0
.001〜20%、好ましくは0.1〜lθ%である。
また、場合によっては連鎖移動剤(II−ラウリルメル
カプタン、n−ドデシルメルカプタン、t−ドデシルメ
ルカプタン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラ
ン、γ−メルカプトプロピルメチルジメトキシシランな
ど)を加え分子量を調節することができる。
ラジカル重合反応の反応温度は通常50−150°C1
好ましくは70〜+30“Cである。反応時間は通常1
〜10時間であり、好ましくは2〜7時間である。重合
の終点は赤外吸収スペクトルの二重結合の吸収(1[i
48cm−’ )が2肖威することによって、またはガ
スクロマトグラフィーを使い未反応の単量体が減少する
ことによって確認出来る。
含ふっ素アルキル基及びシリル基を含有する重合体の分
子量は特に制限されないが、分子量は通常1,000〜
30,000、好ましくは2,000〜15.000で
ある。加水分解性シリル基を含有する場合は重合体は大
気中に暴露されると常温で網状組織を形成して硬化する
。その硬化機構は次の様に加水分解性シリル基の湿気硬
化による。
一5l−0−R+    [20−−→−3l−OH+
    ROB −5l−OH+   I’l0−3L   −−→−5
i−0−SL    +    820本発明のキャリ
アはキャリア芯材に樹脂を被覆することによって得られ
る。キャリア芯材としては、ガラスピーズ、金属粒子(
磁性材料)等従来キャリア芯材として用いられているも
のを使用することが出来るが、現像方法として有利な磁
気ブラシ法による現像を可能とするためには磁性材料を
使用することが好ましい。この様な磁性材料としてはフ
ェライト、マグネタイトをはじめとする鉄、コバルト、
ニッケル等の強磁性を示す金属もしくは合金またはこれ
らの元素を含む化合物、あるいは強磁性元素を含まない
が適当な熱処理を施すことによって強磁性を示すように
なる合金、例エバマンガン−銅−アルミニウム、マンガ
ン−銅−錫等のマンガンと銅とを含むホイスラー合金と
呼ばれる種類の合金または二酸化クロム、その他を用い
ることが出来る。この様なキャリア芯材としては通常重
量平均粒径が1〜1000μmのものが用いられるが、
特に5〜500μmのものが好ましい。キャリア芯材の
含有量はキャリア総重量に対し通常30〜95重量%程
度であり、好ましくは45〜30重ffi%の配合が良
好な結果を与える。
上記磁性材料に樹脂を被覆して本発明のキャリアを得る
場合に、該樹脂の全部に前記台ふっ素アルキル基及びシ
リル基を含有する重合体を用いてもよ(、また他の樹脂
例えばスチレン/(メタ)アクリル酸エステル系共重合
体、ふっ素樹脂、シリコン樹脂、エポキシ樹脂、ポリウ
レタン、ポリアミド、ポリエステル、ポリカーボネート
、ポリオレフィン、アセタール樹脂、酢酸ビニル樹脂、
フェノール樹脂、加水分解性シリル基を存する各種シリ
コン変性樹脂(シリコン変性アクリル樹脂、シリコン変
性ウレタン樹脂、シリコン変性エステル樹脂、シリコン
変性エポキシ樹脂及びこれらの樹脂の配合または結合し
た樹脂であり特開昭63−4及びシリル基を含有する重
合体とこれらの樹脂の混合比は重量比で通常1:99〜
50 : 50、好ましくは5:35〜25ニア5であ
る。また重合体または樹脂に加水分解性シリル基が含有
されている場合にはこれらの他にシリル基の硬化触媒、
シリル基の安定剤を併用するのが良い。これらの樹脂、
添加剤を適当な溶剤に溶解して処理するが、溶剤として
は本発明の重合体を製造する場合に使用する溶剤と同じ
でよいが、更に溶剤で希釈することも可能である。
溶剤の皿は重合体に対して通常θ〜600重二%で重量
加水分解性シリル基の硬化触媒としては従来からシラノ
ール縮合触媒として使用されているものでよく、カルボ
ン酸型錫化合物(ジブチル錫マレートなど)、スルフィ
ド型、メルカプチド型などの含硫黄系有機錫化合物(ジ
ブチル錫スルフィドなど)、酸性リン酸エステル(モノ
メチル酸性リン酸エステルなど)、カルボン酸及びその
酸無水物(イタコン酸、コハク酸、無水マレイン酸など
)アミノシラン(γ−アミノプロピルトリエトキシシラ
ンなど)、アミン及びその塩(トリエチルアミン、環式
アミジン及びその塩など)、有機チタネート系化合物(
イソプロピルトリイソステアロイルチタネートなど)そ
の他特開昭58−19381号公報に記載の硬化触媒が
挙げられる。これらの触媒は単独でも2種以上を混合し
て使用してもよい。硬化触媒の添加量は重合体に対し通
常0.QOI〜2(lit量%である。
安定剤としては、加水分解性エステル、アルコールなど
がよく、加水分解性エステルとしてはオルトギ酸トリア
ルキル(オルトギ酸トリメチルなど)、シラン類(メチ
ルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロビルトリ
メトキシシラン、シリケートなど)が挙げられる。アル
コールとしては、メタノール、エタノール、インプロパ
ツール、セロソルブなどが挙げられる。安定剤の量は重
合体に対して好ましくは1〜30%である。
これら磁性粉と樹脂から成るキャリアは種々の方法によ
り製造することが出来る。例えば、バンバリーミキサ−
ニーダ−ロールミル、エクストルーダー等により樹脂と
磁性粉を溶融混練し、冷却後粉砕し分級する方法、ある
いは樹脂溶液中に磁性粉を混合分散した後、加熱して乾
燥させて溶剤を揮発除去する方法か、噴霧乾燥するスプ
レードライ法(この場合樹脂が加水分解性シリル基を含
有する場合には、乾燥時もしくは乾燥後に被覆層を硬化
させて安定な塗膜を得ることが出来る。
加熱温度は通常40〜150°C1好ましくは60〜1
20″Cで0.5〜30分間行うことにより重合体のシ
リル基が縮合し表面のべとつきが無くなる。また室温で
長時間放置することによってべとつきを無くす事もでき
る。)あるいは樹脂を構成すべき単量体と磁性粉等の所
定材料を適当な溶剤中に分散し、この懸濁液を重合させ
ることにより、所望のキャリアを得る懸濁重合法等が適
用可能である。又、キャリアの粒径を調整する方法とし
ては、溶融混練後の粉砕条件を制御することにより調節
したり、分級により所望の粒径のものを得たり、あるい
は予め粒度分布の異なる複数種のキャリアを作製してお
き、混合することにより、所望の粒度分布を有するキャ
リアを得る等の方法がある。
本発明では前記のキャリアはそのままキャリア粒子とし
て用いることも出来るが、更にキャリア表面を樹脂、カ
ップリング剤、界面活性剤、帯電制御剤、微粉末等で表
面処理、あるいは被覆処理を施すことも出来る。
またキャリア粒子は球形化処理を施した球形のものが好
ましい。
本発明のキャリアは感光体へのキャリアの付着及び画質
のバランス上から平均粒子は50〜200μm1好まし
くはEiO−150μmとするのがよい。
この様にして得られる本発明のキャリアはトナーと混合
して静電潜像現像剤用の磁性ブラシ現像剤として使用さ
れる。 トナーとしては樹脂中に着色剤を分散させた、
通常電子写真法で使用されているいかなるトナーを使用
することも出来、特に制限されない。トナーの混合比は
キャリア100重量部に対して0.3〜20重量部が好
ましい。
[実施例] 以下製造例、実施例および比較例によって本発明を更に
説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
製造例 1 キシレン100g  を300m1の四つロコルベンに
仕込み撹拌しなから90°Cに加熱した。スチレン25
g。
CFz(CF2)t(CH2)20cOc(Me):C
To  30g 、  メタクリル酸メチル15g、 
 γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン30
g、  n−ラウリルメルカプタン2g及びアゾビスイ
ソブチロニトリル(以下AIBNという) 3gの混合
溶液を3時間かけて滴下した。2時間同温度で反応させ
た後、AiBNo、3gを追加し、更に2時間反応させ
た。この様にしてキシレン50%溶液の共重合体を得た
製造例2 スチレン30g、  CFs(CFs)s(CH2)t
ocOcH=cHa  20g、アクリル酸n−ブチル
20g、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラ
ン 30g、  n−ラウリルメルカプタン2g、  
AIBN 3gを使用し製造例1と同様にして重合し、
キシレン50%溶液の共重合体を得た。
製造例 3 メタクリル酸メチル40g、アクリル酸n−ブチル25
g、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン2
5g、   CeFrvSO2N(Me)(CH2)s
OcOc(Me):CHtlog、n−ラウリルメルカ
プタン2g、  AIBN 3gを使用し製造例1と同
様にして重合し、キシレン50%溶液の共重合体を得た
実施例1〜7、比較例1〜3 (キャリアの製造) 表1の被覆液を用いて、流動化ベツド装置により平均粒
径100μmの球形フェライト粉に塗布した後溶剤を揮
発除去しく加水分解性シリル基を含有する場合は更に加
熱硬化させて)、含ふっ素アルキル基及びシリル基を含
有する重合体よりなる被覆層を宵する被覆キャリアを得
た。被覆層の厚さは約1μmであった。
参考製造例 1 メタクリル酸メチル40g、スチレン15g、アクリル
酸n−ブチル20g、γ−メタクリロキシプロピルトリ
メトキシシラン25gIn−ラウリルメルカプタン2g
、  AIBN 3gを使用し製造例1と同様にして重
合し、キシレン50%溶液のシリコン変性アクリル樹脂
を得た。
表1 ハイマーSBM−73;  スチレン/メタクリル酸ア
ルキル共重合体(固形分100%、三部化成工業製) クリヤマーUA−90;  シリコン変性アクリルウレ
タン樹脂(湿硬型、固形分50%、三部化成工業製)V
T−+00 ;  ふっ化ビニリテ゛ン/四ぶつビニリ
テ゛ン共重合体 (共重合子ル比80 / 20、り゛(lン工業社製)
溶剤   ; トルエン [本; アセトン/メチルエチルケトン(1/l)コ触
媒   ; シ゛フ゛チル錫シ゛アtテート数値は重量
%を表す。
製造例No、  その他樹脂の( 示す。
)内の数字も重量%を 試験例1 (現像剤の製造) トナーとしてはスチレン/アクリル酸エステル系樹脂と
カーボンブラックとのみからなる平均粒径IIμmのも
のを用い、上記キャリア(実施例)とトナーの重量比3
7/3の割合に混合し現像剤とした。
(実写テスト) 上記現像剤を使用し Fuji  Xerox5043
 でlO万枚の連続複写をし、帯電量、画像濃度、耐久
性、膜はがれ・摩耗を評価した。
(評価法) の結果を表2に示す。
表2 帯!ffi;   ブローオフ法、 トナー1g当りの
摩擦帯電電荷量で示した。
画像濃度;原画の画像濃度を1.3としたときの現像画
像の相対濃度で示した。
耐久性; かぶりが発生し画像品質が著しく低下し始め
たときの複写枚数で表した。
膜はがれφ摩耗;耐久性チエツク時の現像剤からキャリ
アのみを取り出して被覆率を 測定し、新しいキャリアの被覆率と比 較することによって評価した。
◎: 膜はがれ・摩耗なし 0: 膜はがれ一摩耗5%未満 Δ: 膜はがれ・摩耗5〜10% ×: Mはがれ・摩耗10%以上 〔発明の効果〕 本発明の静電潜像現像剤用キャリアは 1、耐久性が良い 2、耐摩耗性が良い 3、帯電性に優れ画像濃度を高(することが出来る 4、被覆膜の樹脂は種々の樹脂と相溶するので摩擦帯電
圧の調整が可能である 等の効果がある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、その表面に含ふっ素アルキル基及びシリル基を含有
    する重合体を含む樹脂の被覆層を有してなることを特徴
    とする静電潜像現像剤用キャリア。 2、含ふっ素アルキル基及びシリル基を含有する重合体
    が含ふっ素アルキルを含むビニル系単量体、(メタ)ア
    クリロキシアルキルアルコキシシランを含む共重合体(
    I )であって、重合体中のそれぞれの単量体含有量が
    5〜90重量%、5〜80重量%で且つその重量比が1
    :0.1〜1:10である請求項1記載の静電潜像現像
    剤用キャリア。 3、共重合体( I )と、その他樹脂(II)とからなり
    構成比が重量比で1:99〜50:50であることを特
    徴とする請求項2記載の静電潜像現像剤用キャリア。 4、その他樹脂(II)がシリコン変性樹脂である請求項
    3記載の静電潜像現像剤用キャリア。
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