JPH02163274A - エレベータの制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） この発明は、複数台のエレベータを群管理するエレベー
タの制御装置に関するものである。

（従来の技術） この種の従来のエレベータの制御装置は、乗場に設けら
れた乗場呼び登録ボタン、すなわち、昇方向と降方向と
を選択するボタンの呼びを登録し、その登録内容に基づ
き所定のアルゴリズムに従ってサービス号機の選定、行
先サービス階床の振分け、およびサービス台数の振分は
等の群管理を行なっていた。

なお、特殊な例として、特定階乗場にのみ行先階登録ボ
タンを設けることがあり、この場合には行先階情報をも
考慮して群管理していた。

（発明が解決しようとする課題） エレベータの群管理においては、乗場呼び登録および行
先階の他に、乗客がどの階に何人行くかという情報が得
られたときに始めて高効率のサービスが期待できるもの
である。しかしながら従来のエレベータの制御装置にあ
っては乗客人数を登録する手段を持たなかったがために
、総合的な判断が不可能で、その分だけ運転効率の低下
を免れなかった。

この発明は上記の問題点を解決するためになされたもの
で、乗客人数に応じてエレベータの台数と号機の割振り
、およびサービス階床の割振りを正確にして従来にない
高効率の運転を可能にするエレベータの制御装置を得る
ことを目的とする。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段） この発明は、エレベータ乗場にてそれぞれ行先階および
乗客人数に閃するデータを入力する乗場操作盤と、この
乗場操作盤の入力データを登録する登録手段と、この登
ｊＪ手段に登録された乗客人数を行先階別に加算する加
算手段と、加算された行先階別の総乗客人数から、少な
くともサービス号機の選定、行先サービス階床の振分け
、およびサービス台数の振分けを行う群管理制御手段と
を備えたことを特徴としている。

また、群管理制御手段で決定されたサービス状況および
運転方向を号機毎に表示する案内表示手段をエレベータ
の各乗場に設けるようにするとよい。

（作　用） 上記のように構成されたエレベータの制御装置において
は、乗場操作盤で行先階および乗客人数に関するデータ
を入力すると、乗客人数は行先階別に加算され、その総
乗客人数に従ってサービス号機の選定、行先サービス階
床の振分け、およびサービス台数の振分けが行なわれる
ため、乗場呼びボタンおよび行先階登録スイッチの状態
のみて群管理を行っていた従来装置に比べて高効率の運
転ができる。

また、各乗場に案内表示手段を設けて、群管理１段で決
定されたサービス状況および運転方向を表示するように
すれば、不慣れな乗客でも容易に行先確認ができ、さら
に、運転効率を上げることができる。

（実施例） 以下、図面をフ照して本発明の一実施例について説明す
る。

Ｉｎ管理対象のエレベータは第２図に示すように並べて
設置され、それぞれ戸１１を三方枠１２の内部で開閉す
るようにな７ており、本実施例ではその上部に乗場表示
器１３を、その側部に乗場操作盤１４をそれぞれ設けて
いる。

このうち、乗場表示器１３は第３図に詳細を示すように
、全号機サービス状況案内部２１と、自号機サービス状
況案内部２２と、自号機サービス方向表示部２３とを備
えている。サービス状況案内部２１は各エレベータの運
転停止Ｆ階す−ビス状況を全号機に亘って表示しようと
するものである。

自号機サービス状況案内部２２は自号機のサービス停＋
Ｌ階と、停止階に登録された人数を表示するものである
。自号機サービス方向表示部２３は方向表示灯により運
転方向を表示するものである。

また、乗場操作盤１４は第４図（ａ）に正面図を、（ｂ
）に側面図をそれぞれ示すように、ボックス２５の前面
に１・Ｙ作誘導案内表示器２６、行先登録および人数登
録をするためのテンキー操作ボタンスイッチ２７、行先
階登録するときにテンキー操作ボタンスイッチ２７の操
作後に階床信号を送るボタンスイッチ２８、人数登録す
るときにテンキーＩ・に作ボタンスイッチ２７のＪ？佳
作後人数信号を送る人数ボタンスイッチ２９、−通りの
全操作を終えない段階で操作ミス等、操作上に誤りがあ
った場合に元に仄すためのＲＴ正ボタン３０を備えてい
る。

第１図は本実施例の全体的構成を示すブロック図である
。同図において、乗場操作盤１４は、情報を一時的に保
ｉｊｊする一時保持装置３１に対して、行先階床ならび
に人数登録信号ａと、訂正指示信号すとを与え、比較装
置および乗場操作盤用制御装置３４に操作完了指令ｄを
与えるようになっている。比較装置３２は操作完了指令
ｄを受けたとき、−時保持装置３１の内容と、メモリ３
３にあらかしめ設定された停止階床、最大定員許容範囲
とを比較し、一致しないとき誤操作信号Ｃを一時保持装
置３１および乗場操作盤表示用制御装置３４に与え、一
致したとき一致信号ｅを乗場操作盤表示用制御装置３４
およびゲート回路３５に与える。ゲート回路３５は一致
信号ｅを受けて動作し、−時保持装置３１に保持されて
いる内容を登録回路３６に送り出す。登録回路３６はこ
れを保持する。また、乗場操作盤表示用制御装置３４は
ボタン操作の誘導案内やボタン操作に誤りがあった場合
に操作誘導案内表示器２６に表示するための制御を行う
。

一方、登録回路３６は行先階登録信号および人数登録信
号を群管理制御回路３７へ送るようになっており、群管
理制御回路３７では加算器３８を付帯し、各乗場での行
先階に対応する人数を加算した内容に基づいて待ち時間
の少ないエレベータの割当、および、サービス階割り振
りを計算し、計算結果を乗場表示用制御装置３９と、各
エレベータの制御回路４０とに与える。乗場表示用制御
装置３９はエレベータのサービス号機、サービス階、行
先人数、サービス台数等を乗場表示器１３に表示させる
構成になっている。

上記のように構成された本実施例の動作を、第５図をも
参照して以下に説明する。

先ず、乗場操作盤１４の操作誘導案内表示器２６はボタ
ンの操作状況に応じて第５図に示したＡ−Ｈのメツセー
ジを表示するが、乗客が行先登録をする前にはＡのメツ
セージを表示する。乗客がこれに従ってテンキー操作ボ
タンスイッチ２７のうち、図と回を押し操作すると操作
誘導案内表示器２６は第５図Ｂに示した表示内容に切換
えられる。

次に、乗客が階ボタンスイッチ２８を押すと第５図Ｃに
示すように行先登録した階床への乗客人数の問いかけの
表示に変わり、これに従ってテンキー操作ボタンスイッ
チ２７を押して人数を登録操作すれば第５図りに示すよ
うに人数ボタンスイッチ２９を押す案内表示をし、この
スイッチの押し操作で行先階および乗客人数の登録操作
を終了する。

かかる登録操作で、若しも、停止階床以外の操作ボタン
や許容人数以外の操作ボタンを押したり、あるいは、順
序を間違える等の誤操作をした場合には、第５図Ｅに示
すように誤操作したこと、および、ｎ［作を促す旨の表
示が行なわれる。

一方、−通りの登録操作を終了しない段階で誤操作に気
が付いた場合には訂正ボタン３０を押して元の状態に戻
す。なお、この訂正ボタン３０は、登録操作中に押した
場合に限ってａ効とするもので、行先階および人数の登
録操作を終了した場合には訂正できないようにしである
。

上述した登録操作に際して、乗場操作ｆｆ１１４の行先
階床および人数の登録信号ａは一時保持装置３１に一旦
、保持されるが、乗場操作盤１４が訂正指示信号すを発
生したとき、および、比較装置３２がＡ操作信号Ｃを発
生したときにはその内容が取消される。

また、乗場操作盤１４は階ボタンスイッチ２８および人
数ボタンスイッチ２９の両方が押し操作されたときに操
作完了指令ｄを出力して比較装置３２に与える。この時
点で比較装置３２は一時保持装置３１の保持内容と、メ
モリ３３に格納された停止階床、許容人数に関する情報
とを比較し、両名が一致するか否かを判定する。そして
、両者が一致した場合にはゲート回路３５および乗場操
作盤表示用制御装置３４に一致信号ｅを与える。

一致するものがないときには一時保持装置３１および乗
場操作盤表示用制御装置３４に誤操作信号Ｃを与える。

ゲート回路３５は一致信号ｅを受けて動作し、−時保持
装置３１に保持されている内容を登録回路３６へ送り出
し、登録回路３６はこの内容、すなわち、行先階登録信
号および人数登録信号を群管理制御回路へ送る。

また、乗場操作盤表示用制御装置３４は、テンキー操作
ボタンスイッチ２７の操作信号が一時保持装置３１に保
持される際の制御信号を受けて動作を開始し、登録完了
ボタンとしての階ボタンスイッチ２８および人数ボタン
スイッチ２９を操作して得られる操作完了指令ｄが入力
されないとき、上述したように第５図Ｂ〜Ｄのメツセー
ジを表示する。そして、一致信号ｅを受けたときに第５
図Ａのメツセージを表示し、誤操作信号Ｃを受けたとき
第５図Ｅのメツセージを表示する。

一方、群管理制御回路３７では、登録回路３６から送り
込まれた行先階登録信号および人数登録１コ号と、エレ
ベータの運行状況とに基づいて、待ち時間の最も少ない
エレベータの割当ておよびサービス階の割り振りを行う
。このとき、群管理制御回路３７は加算器３８と交信し
、順に送り込まれる行先階登録信号および人数登録信号
に対して、行先階の新規登録か否か、人数の追加登録か
否かを判断すると共に、行先階別の総人数を演算させて
これを保持し、これによってエレベータのサービス号機
の選定、サービス階振分け、およびエレベータのサービ
ス台数振分けを行う。

制御回路４０はこの群管理制御回路３７の決定に従って
エレベータを制御する。

また、乗場表示用制御装置３９は、群管理制御装置３７
を介して、加算器３８、制御回路４０と交信してエレベ
ータのサービス号機選定信号、サービス階振分は信号、
行先人数信号、サービス台数信号、およびサービス方向
信号を受け、これらの信号に基づき乗場表示器１３にサ
ービス案内表示を行なわせる。

しかして、乗場表示器１３には第３図に示すように全号
機のサービス状況、自号機サービス状況、およびサービ
ス方向が表示される。この場合、全号機のサービス状況
案内部２１はエレベータの運転状況に応じて鹿化し、さ
らに、乗場操作盤１４の操作毎に変化する。また、自号
機のサービス状況案内部２２は、例えば、４階、６階、
１０階に停止することを表示すると共に、これらの階に
、登録があり、降りる予定になっている人数を表示する
。また、この自号機のサービス状況案内部２２は、エレ
ベータが満員になり次第「定員になりましたので、これ
により自号機にお廻りください」という表示をも行い、
次サービス号機を振向ける。

かくして、この実施例によれば、群管理エレベータの乗
場にて行先階および乗客人数を随時登録操作すると乗客
人数が行先階別に加算され、その加算結果に応じてサー
ビス号機の選定、行先サービス階床の振分け、およびサ
ービス台数の振分けを行うので、従来装置に比較してエ
レベータの運転効率を格段に高めることができる。

また、この実施例では乗場操作盤の操作誘導案内をする
ようにしたので、不慣れな乗客でも迷わずに登録できる
。

さらにまた、この実施例では全号機のサービス状況、自
号機のサービス状況、および自号機のサービス方向をそ
れぞれ表示するようにしたので、不慣れな乗客でも容易
に行先確認ができる。

〔発明の効果〕

以上の説明によって明らかなように、この発明によれば
、乗場操作盤で行先階および乗客人数の登録操作をする
ことにより乗客人数が行先階別に加算され、この行先階
別の総乗客人数から、少なくともサービス号機の選定、
行先サービス階床の振分け、およびサービス台数の振分
けを行うので、従来装置と比べて運転効率を格段に向上
させることができる。

また、群管理制御手段で決定されたエレベータのサービ
ス状況および運転方向を号機毎に表示するようにすれば
、不慣れな乗客でも容易に行先を確認することができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例の全体的構成を示すブロッ
ク図、第２図は同実施例の構成要素の設置位置を示すた
めのエレベータ乗場の正面図、第３図は同実施例を構成
する乗場表示器の詳細な構成を示す正面図、第４図（ａ
）、（ｂ）は同実施例を構成する乗場操作盤の詳細な構
成を示す正面図および側面図、第５図は同実施例を構成
する乗場表示器の表示例を説明するための説明図である
。 １２・・・乗場表示器、１４・・・乗場操作盤、２６・
・・操作誘導案内表示器、３１・・・−時保持装置、３
２・・・比較装置、３３・・・メモリ、３６・・・登録
回路、７・・・群管理制御回路、 ８・・・加算器、 ４０・・・制御回路。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、複数台のエレベータを群管理するものにおいて、エ
   レベータ乗場にてそれぞれ行先階および乗客人数に関す
   るデータを入力する乗場操作盤と、この乗場操作盤の入
   力データを登録する登録手段と、この登録手段に登録さ
   れた乗客人数を行先階別に加算する加算手段と、加算さ
   れた行先階別の総乗客人数から、少なくともサービス号
   機の選定、行先サービス階床の振分け、およびサービス
   台数の振分けを行う群管理制御手段とを備え、前記群管
   理制御手段の決定に従ってエレベータを運転することを
   特徴とするエレベータの制御装置。 ２、前記群管理制御手段で決定されたサービス状況およ
   び運転方向を号機毎に表示する案内表示手段をエレベー
   タの各乗場に設けたことを特徴とする請求項１記載のエ
   レベータの制御装置。