JP2003525187A - 遺伝的アルゴリズムによる乗客割当て方法および装置 - Google Patents
遺伝的アルゴリズムによる乗客割当て方法および装置Info
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Abstract
Description
および請求項8に記載の装置に関する。
ンを押すことによりエレベータに対する呼びを発する。エレベータ群制御システ
ムは、このエレベータに対する呼びを受信してエレベータ群中のどのエレベータ
がその呼びに対して最も良くサービスできるかを計算しようと試みる。この行為
を呼び割当てと称する。割当てで解決すべき問題は、所与のコスト要因を最小化
するエレベータをいかにして見出すかである。割当ては、乗客の待ち時間、乗客
の移動時間、エレベータの停止回数またはさまざまな手法で重み付けされたいく
つかのコスト要因の組合せを最小化することを狙いとする。
るために、個々のケース毎に複雑な条件構造を使用して推論が実施されて来た。
推論の最終目的は、たとえば典型的には乗客の呼び時間または平均待ち時間とい
ったエレベータ群の運行を表わすコスト要因を最小化することにある。エレベー
タ群は複雑な状態空間で作動するので、条件構造もまた複雑となりギャップを生
じやすく、制御が最適な方法で機能しなくなる状況が現れる。同様に、エレベー
タ群全体を考慮することが困難である。この典型的例は従来の集中制御であって
、この場合には階呼びは、呼んでいる階からもっとも近い距離にあってその呼び
に向かう方向に移動しているエレベータによってサービスされる。しかし、この
簡単な最適化原理はエレベータの集中化をもたらし、これは各エレベータが同じ
方向に揃って移動することを意味し、これによりエレベータ群全体としての運行
に支障を来す。
置を提供することである。本発明にかかる方法は請求項1の特徴段に記載の特徴
を有する。本発明にかかる装置は請求項8の特徴段に記載の特徴を有する。
いている。乗客割当てにおいては、各乗客はその目的階を指示し、出発階は呼び
入力装置の場所により知ることができるから、システム上で乗客の意志は確実に
把握される。この完璧な基本データを用いて、エレベータ群の制御システムは、
乗客に対して好都合なエレベータを探し出すことができ、換言すれば、乗客をエ
レベータかごに割り当てることができる。従来の上り/下り呼びの割当てにおい
ては、乗客について得られるデータは不完全なものであり、したがって、乗客で
なく呼びが割り当てられ、換言すれば、システムは呼びに対して好都合なエレベ
ータを探し出すのである。
候補、すなわち染色体が創られ、割当て決定の際のこれらの品質が決定される。
次に、解の候補の組は遺伝的方法で精製され、この遺伝的方法は、次世代に対す
る、また子孫の親としての代表的解の候補を選択することと、最良解の候補の相
互の異種交配、および/または突然変異すなわち子孫の遺伝子における変化の適
用で子孫、すなわち新たな解の候補を生成することとを含むものである。それぞ
れの子孫ごとに、ある品質因子を決定することが必要であり、これにより次世代
の解の候補を生成することが可能であり、あるいは、終了基準が満足されるなら
、解の組の中から最良の候補が問題の解として出力される。この遺伝的乗客割当
ては以前の遺伝的方法とはとくに次の点で異なっている。すなわち、従来の上り
/下りの呼びに代えて、乗客に割当てを明確に関係付けている。つまり、それぞ
れの乗客にどのエレベータかごをサービスするかを決める。一方、以前の方法で
は、割当て決定によって、どのエレベータかごをそれぞれの階呼びにサービスす
るかを決めるものである。これは、それぞれの乗客が出発階にいる時にその行先
階を信号装置を介して与えて、個々の乗客ごとのデータがエレベータシステム内
で知られるようにするから、可能となる。エレベータシステムはまた、各乗客に
サービスするエレベータについてその乗客に通知をせねばならない。乗客がこの
通知を与えられると、その乗客に対して指定されたエレベータかごは一般に、以
降、変更すべきでない。
法で得られる正確な情報によって、乗客に提供されるサービスレベルの改善が可
能なことである。本システムはまた、とりわけ乗客情報および建物内の乗客の移
動を含むトラヒック統計の作成、および、正常運用時の、たとえば乗客の待ち時
間といった乗客サービスを表わすパラメータを作成することができる。
の行先階をその出発階の呼び入力装置を介して指示する。呼び入力装置は乗客に
どのエレベータが乗客にサービスするかを告げる。以下に、システムの演算をス
テップ毎に説明する。乗客がその行先階を呼び入力装置12を介して指示すると、
呼び入力装置はそこから「新しい乗客」メッセージを発生し、これはエレベータ群
の制御システムに送信される。このメッセージは下記のデータを含んでいる。
ータを保持する。記録ユニットは、到着する情報中に確実な乗客識別情報、時間
およびエレベータデータを含み、これらのデータ([ ]内文字)を蓄積する。
到着時間]+乗客のかごへの乗込み時間+乗客の行先階への到着時間+エレベー
タ+かご+エレベータかごの出発階への見積り到着時間 この段階では、[ ]外文字に与えられた領域はまだ定義されていない。デー
タを格納すると、乗客記録ユニット16はメッセージ「割当ての実行」を送出するこ
とにより乗客割当て手順を開始する。乗客割当てユニット18は、乗客記録ユニッ
ト16にシステム内の全乗客を乗客データとともに与えるよう要求する。次に、同
ユニットは探索を開始し、まだ割当てがなされていない各乗客に対してエレベー
タかごを見つける。未割当て乗客とは、その乗客に対してエレベータかごが割り
当てられていない乗客である。どのエレベータがそれぞれの未割当て乗客にサー
ビスすべきかを乗客割当てユニットが決定すると、同ユニットは、それぞれの乗
客に対する「割当て済乗客」メッセージを乗客記録ユニット16に送る。このメッセ
ージは、乗客にサービスするエレベータかごを指示する情報を含んでいる。
時間 乗客記録ユニット16は、当該乗客にサービスするために予約されたエレベータ
かごに関するデータを更新する。したがってこの段階では、[ ]内文字に与え
られた乗客に対する下記の実データが既知となる。
到着時間]+乗客のかごへの乗込み時間+乗客の行先階への到着時間+[エレベ
ータ+かご+エレベータかごの出発階への見積り到着時間] 乗客記録ユニット16は呼び入力装置12に「あなたの輸送」メッセージを送り、こ
れは、乗客に表示装置14を通じてその乗客にサービスするエレベータかご、およ
び場合によってはエレベータの見積り到着時間を示すものである。
レベータ+かご+エレベータかごの出発階への見積り到着時間] 乗客にサービスするためにどのエレベータかごが向かうかを示すデータはまた
、当該かごを持っているエレベータ19にも送信される。
乗客に対する二つのリストを持っている。リストの一つは、これからかごに搭乗
する乗客を含み、もう一つのリストは、現在かごに搭乗している乗客を含んでい
る。新たな割当て済乗客は最初に、かごへの搭乗を待っている乗客のリストに加
えられる。同時に、乗客の出発階がエレベータの行程に沿った停止階として登録
される。エレベータがある階に停止すると、エレベータはその二つの乗客リスト
を調べる。(a)エレベータの停止中の階が乗客の出発階と同じであり、かつ(
b)エレベータが引き続き乗客の行先階の方向に進むことができる場合は、その
乗客は、これからかごに搭乗する乗客のリストから現在かごに搭乗している乗客
のリストに移される。この場合、エレベータ19は「乗客搭乗」メッセージを送出す
ることになる。
における今後の停止階としてセットする。
ータで更新する。その乗客に関して既知となった実データは下記のとおりである
([ ]内文字)。
到着時間+乗客のかごへの乗込み時間]+乗客の行先階への到着時間+[エレベ
ータ+かご+エレベータかごの出発階への到着時間] 各乗客の行先階は同様な方法で処理される。エレベータがある階に停止すると
、そのかごに搭乗中の乗客リストがチェックされる。停止階が乗客の行先階と同
じ場合には、その乗客はこのリストから除去される。乗客がその行先に到着する
と、エレベータは「乗客行先に到着」メッセージを送出する。
ジのデータで更新する。最後に、乗客記録ユニットは、その乗客を自身のリスト
から除去し、「サービス済乗客」メッセージ中の統計を収集するユニットへその乗
客に関する情報を送る。このメッセージは更新完了済みの乗客データを含んでい
る。
到着時間+乗客のかごへの乗込み時間+乗客の行先階への到着時間+エレベータ
+かご+エレベータかごの出発階への到着時間] この個々の乗客に関する情報に基づき、建物ごとのトラヒック統計を作成し、
様々な階間での乗客の典型的には時間帯毎のトラヒック状況を表わすことが可能
となる。これは従来のシステムでは困難であり、従来のシステムでは、単にある
階における上りおよび下り方向に到着および出発するトラヒック量を見積もるこ
とができるに過ぎず、階間のトラヒック量を正確に見積もることができなかった
。同様に、この乗客データを使用して、典型的には時間帯毎のエレベータ群のサ
ービス品質、すなわち乗客の待ち時間、乗り込み時間および移動時間を記述する
正確な基本特性13を作成することができる。従来のシステムでは、これらのデー
タもまた、不正確である。
るローカルデータ蓄積装置22に読み込まれる。次に、乗客は割当て済み乗客24と
未割当て乗客26に群別23される。割当て済み乗客に対しては、あるエレベータか
ごが既に予約されており、換言すれば、システムは、どのエレベータかごがそれ
ぞれの乗客に対してサービスするかを知っている。一方、未割当て乗客に対して
はエレベータかごはまだ予約されていない。この二つの形式のデータがエレベー
タ群モデル28に入力され、これは、エレベータの運行ルール、および速度、かご
のサイズ、エレベータの数量等といった基本情報を含む。基本思想は、各乗客が
モデルに入力されると、各乗客ごとにエレベータが割り当てられ、エレベータモ
デルによって、たとえば乗客の待ち時間、乗り込み時間もしくは移動時間または
これらの組合せといった解の候補の品質30が作り出される点にある。乗客割当て
システムが個々の乗客を把握しているので、上述の特性はエレベータモデルにお
いて非常に正確に計算することができる。
には、エレベータかごが割り当てられる。割当て済み乗客に対してはエレベータ
は明確に決定されていて変更不可であるが、一方、未割当て乗客に対しては、別
の候補のエレベータかごが遺伝的アルゴリズムによって提案され、同アルゴリズ
ムは、その原理に従って動作し、それぞれの未割当て乗客ごとにその乗客に最良
のサービスができるエレベータを品質評価により見つけ出す。遺伝的アルゴリズ
ムに含まれる符号化ユニット34は、それぞれの未割当て乗客ごとに一つの遺伝子
を遺伝的アルゴリズム中の染色体構造に付加する。同時に、符号化ユニットは、
階呼びおよびかご呼びのロック状態の設定値をチェックし、様々な制御機能の各
制御ユニットに照会を送ることにより、出発階および行先階に関して何らかのサ
ービス上の制限33があるかどうかをチェックする。遺伝子の付加時に、遺伝子符
号化ユニット34はまた、遺伝子のタイプを知らせるコードブック35にも書込みを
する。たとえば、ある階に未占有状態で止まっているエレベータについて方向を
決めてやる必要がある。困難なのは、エレベータがどの方向に出発したらそれに
割り当てられた乗客を都合よくサービスできるかを前もって決めることである。
この問題は、空き状態のエレベータの場合、方向を表わしかつエレベータにとっ
て都合のよい方の出発方向を遺伝子探索で確立させる遺伝子36を染色体に含ませ
ることにより解決する。復号化ユニット32は、コードブックを使用して、遺伝子
探索中に遺伝的アルゴリズムにより作られた染色体をエレベータモデルで理解さ
れる形に変形する。遺伝子探索が完了すると、実行ユニットが解の染色体をGA(
遺伝的アルゴリズム)カーネル38から取り込んで復号機能を働かせる。この結果
、復号化ユニットは、こうして得られた解の示すエレベータかごを未割当て乗客
のエレベータデータ領域にセットする。最後に、各未割当て乗客ごとに、実行ユ
ニット39は前述の「割当て済み乗客」メッセージを送出する。染色体中の遺伝子の
位置は乗客の識別情報を定義し、遺伝子の値はその乗客にサービスするように割
り当てられたエレベータかごを定義するものである。空き状態のエレベータに対
する方向遺伝子は、たとえば染色体の末端にある乗客遺伝子の次に符号化すれば
よい。コードブックが遺伝子のタイプおよび特性を記述しているので、遺伝子の
並び順自体は重要ではない。エレベータモデルに至るまでは、かごはエレベータ
と関連付けられていない。
ある。この図の例に使用されている建物は、10階建で4台の単一かご式エレベー
タを有し、これらの識別番号と方向がそれぞれの昇降路上に示されている。対応
する昇降路におけるエレベータの位置は次のとおりである。すなわち、エレベー
タ1は最下階の1階に、エレベータ2は4階に、エレベータ3は7階に、エレベ
ータ4は10階にいる。乗客達とそれによって与えられた行先階は、その移動方向
によってエレベータ群の右側または左側に示されている。下り呼びを発した乗客
達はエレベータ群の左側に示されている。この例では乗客数は四人である。最上
階の10階から呼びを発した乗客は最下階の1階への搭乗を希望している。8階か
らは、一人が5階へ、もう一人が1階へと二つの下り呼びが入っている。5階の
乗客は1階への搭乗を希望している。同様に、行先が上り方向の乗客はエレベー
タ群の右側に示されている。3階には、行先が7階の乗客が一人いる。5階には
、10階への搭乗を希望している乗客が二人いるが、8階にいる一人の乗客の行先
もまた10階である。本例には未割当て乗客と割当て済乗客の両方が含まれている
。下り方向では、5階にいる乗客がエレベータ3を割り当てられている。他の乗
客は未割当てである。同様に、上り呼びを発した乗客のうちで、3階にいる乗客
はエレベータ1を割り当てられているが、他の乗客は未割当てである。
る遺伝子に対応し、その遺伝子の値、すなわち対立遺伝子が個々の乗客にどのエ
レベータをサービスさせるかを決定するということである。さらに、同じ階で待
っていて同じ行先を有する乗客は単独の遺伝子として、すなわち一つの特別乗客
群遺伝子として処理することができる。単独の乗客を表わす遺伝子、すなわち乗
客遺伝子の値が、その乗客のサービス用に割り当てられたエレベータかごを意味
するのと同様に、乗客群遺伝子の場合、その値はこれらの乗客にサービスするた
めに割り当てられたエレベータかごを指す。乗客群遺伝子の一例が5階に見られ
るが、5階の乗客群遺伝子は二人とも10階を同じ行先とする乗客を含んでいる。
ある階で同じ行先を有する乗客がいれば、一つの乗客群を構成することができる
。
の乗客達からおよび5階の乗客群から出発する矢印は、染色体における対応する
遺伝子の位置を指している。染色体では、下り方向の搭乗を希望している乗客は
出発階により降順に配列され、上り方向の搭乗を希望している乗客の前に置かれ
ている。上り方向の乗客は、出発階により昇順に配列されている。したがって、
10階の乗客は染色体の最初の遺伝子によって表わされ、この遺伝子に、8階の下
り方向の行先を持つ乗客達を表わす二つの遺伝子が続いている。8階の二人の乗
客に対しては、彼等が異なる行先を持っているため群遺伝子は作られない。四番
目の遺伝子は、下方への搭乗を希望する5階の乗客を表わす。五番目の遺伝子は
3階の上方に向かう乗客を表わす。六番目の遺伝子は群遺伝子であり、5階にい
る行先が10階の二人の乗客を単独の遺伝子となるよう結合している。この群遺伝
子に七番目の遺伝子が続き、これは8階の上方に向かう乗客を表わしている。染
色体中の遺伝子の位置は遺伝子を個別化するために自由に符号化可能であるから
、遺伝子の相互関係の順序自体は重要ではない。
た割当て済乗客を染色体構成に含めるかどうかによって、5から8の間で変更可
能である。10階への搭乗を希望する5階の二人の乗客は単独の乗客群遺伝子とし
て結合することができ、あるいはこれに代えて、各乗客を独立に取り扱うことも
できる。その場合、染色体構成は二人の乗客それぞれに対応する別々の遺伝子を
含むことになる。選択された処理方式により、染色体構成には、それらの乗客に
対応する一つまたは二つの遺伝子のどちらかが存在することになる。
いる二人の乗客がいるが、他の乗客に対してはこの場合、適当なエレベータを見
つけ出す必要がある。5階の乗客にはエレベータ3が割り当てられている。同様
に、3階の乗客にはエレベータ1が割り当てられている。したがって、これらの
乗客に対応する遺伝子はただ一つの可能な値を持つだけであり、その値は、5階
の乗客の場合はエレベータ3を意味し、また3階の乗客の場合はエレベータ1を
意味する。他の乗客に対してはエレベータかごは割り当てられていないので、こ
れらに対応する遺伝子は、可能性のある四つのエレベータ候補、すなわちエレベ
ータ1、2、3および4を持っている。3階および5階の乗客にサービスするエ
レベータは既に分かっていて、意志決定手順では変更不可となっているから、そ
れらを必ずしも最終の染色体構成の中に含める必要はな。むしろ、当該エレベー
タの行程の一部として直接エレベータモデルに取り込むことができる。これによ
り、当該遺伝子が実際の染色体構成中に含まれていないにせよ、3階および5階
の乗客は意志決定手順においてなお考慮の対象となっているという効果がある。
/または複数かご式エレベータから構成されるエレベータ群にも適用が可能であ
る。
囲内で変更が可能である。
Claims (11)
- 【請求項1】 各乗客がその行先階を呼び装置を介して与え、これにより乗
客の出発および行先階が定義されるエレベータ群における乗客割当て方法におい
て、 乗客にサービスするエレベータかごに乗客を遺伝的アルゴリズムによって割り
当てて、 −エレベータの行程を候補の染色体に符号化し、前記乗客およびエレベータかご
に関する所要のデータを前記染色体の遺伝子に記録し、 −遺伝的方法を利用して、候補の染色体を展開し、これらのうちの最良の染色体
を選択し、 −該染色体によって指示された乗客を該染色体の表わすエレベータかごに導き、
−前記最良の染色体によって指示されたエレベータかごを、前記染色体に記録さ
れた乗客にサービスするために指し向けることを特徴とするエレベータ群におけ
る乗客割当て方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の方法において、前記染色体は、該染色体に
おける遺伝子の位置が乗客の識別情報を定義し、その値、すなわち該遺伝子の対
立遺伝子が乗客にサービスするエレベータかごを定義することを特徴とする乗客
割当て方法。 - 【請求項3】 請求項1ないし2のいずれかに記載の方法において、前記遺
伝的アルゴリズムが動作中である間は、前記遺伝子が複数の対立遺伝子候補を有
することを特徴とする乗客割当て方法。 - 【請求項4】 請求項1ないし3にのいずれかに記載の方法において、割当
ての前の段階で乗客に割り当てられているエレベータかごを、その対立遺伝子が
変更不可でありかつ既に乗客に割り当てられているかごを表わす遺伝子として染
色体中に記録することを特徴とする乗客割当て方法。 - 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の方法において、遺伝的
割当てをGAカーネルにおいて実行し、そこから乗客のために選択されたエレベ
ータかごを実行ユニットが取得し、該乗客は前記かごを有するエレベータに割当
て済乗客として割り当てられることを特徴とする乗客割当て方法。 - 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載の方法において、遺伝的
アルゴリズムが停止すると、実行ユニットが復号機能を呼び出し、これにより前
記最良の染色体に相当するエレベータをGAカーネルから取得し、未割当て乗客
に対するエレベータデータ領域に置くことを特徴とする乗客割当て方法。 - 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかに記載の方法において、二人以
上の乗客を単独の乗客群遺伝子として一緒に処理することができることを特徴と
する乗客割当て方法。 - 【請求項8】 あるエレベータ群に属する乗客を、各乗客が該エレベータ群
中のエレベータかごの一つによってサービスされるように割り当てる装置におい
て、該装置は、エレベータモデル、乗客および該乗客にサービスするかごを定義
する遺伝子を発生する手段、遺伝的アルゴリズムのカーネル、すなわちGAカー
ネル、および符号化ユニットを含み、該符号化ユニットは、コードブックに書込
みを行なって各遺伝子のタイプを特定し、該コードブックを用いて、前記GAカ
ーネルによって発生した染色体を遺伝子探索中、前記エレベータモデルで理解可
能な形に復号し、該装置は、選択された遺伝子に合致する乗客にサービスする手
段を含むことを特徴とする乗客割り当て装置。 - 【請求項9】 請求項8に記載の装置において、該装置は、未割当ての各乗
客ごとに該乗客が割り当てられたかごを有するエレベータに、「未割当て乗客」メ
ッセージを送出する実行ユニットを含むことを特徴とする乗客割当て装置。 - 【請求項10】 請求項8および9に記載の装置において、前記エレベータ
は、割当て済乗客の出発階および行先階をその行程に停止階として加えることを
特徴とする乗客割当て装置。 - 【請求項11】 請求項8ないし10に記載の装置において、該装置は、個々
の乗客から建物のトラヒックマトリックス、すなわちすべての対となる階の間に
おけるトラヒックの流れを収集する統計ユニットを含み、該統計ユニットは、乗
客の待ち時間、かごに搭乗するための消費時間および移動時間で表わされる乗客
サービスの品質統計を編集することを特徴とする乗客割当て装置。
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