JP2018154452A - 通知装置、通知方法、プログラム及び通知システム - Google Patents

通知装置、通知方法、プログラム及び通知システム Download PDF

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Abstract

【課題】行先階に向かう利用者の人数を考慮せずに当該行先階に対してかごを割り当てる場合と比較して、各エレベータの輸送力を向上させる。
【解決手段】通知装置10の行先階特定部1102は、複数のエレベータのうちのいずれかを利用しようとする各利用者の行先階を特定する。待ち人数管理部1103は、行先階ごとに、当該行先階に向かう利用者の人数を計数する。かご割当部1107は、第1の行先階に向かう利用者の人数が所定の人数に達した場合に、当該第1の行先階に対して上記複数のエレベータのうちのいずれかの第1のかごを割り当てる。通知部1108は、上記第1の行先階に対して上記第1のかごを割り当てたことを当該第1の行先階に向かう利用者に通知する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数のエレベータの各かごに行先階を振り分けるための技術に関する。
従来、複数のエレベータを効率的に運用するためのエレベータ群管理装置が知られている。例えば、特許文献1に記載のエレベータ群管理装置では、乗客により乗場呼び登録が行われると当該乗客を同乗グループに割り当て、登録済みの同乗グループのうち、かご未割当の同乗グループに対して定期的にかごが割り当てられる。このエレベータ群管理装置では、同乗グループを構成する乗客の人数にかかわらず、同乗グループに対してかごが割り当てられる。
国際公開第2010/032625号
本発明は、行先階に向かう利用者の人数を考慮せずに当該行先階に対してかごを割り当てる場合と比較して、各エレベータの輸送力を向上させることを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る通知装置は、複数のエレベータのうちのいずれかを利用しようとする各利用者の行先階を特定する行先階特定部と、行先階ごとに、当該行先階に向かう利用者の人数を計数する待ち人数管理部と、第1の行先階に向かう利用者の人数が所定の人数に達した場合に、当該第1の行先階に対して前記複数のエレベータのうちのいずれかの第1のかごを割り当てるかご割当部と、前記第1の行先階に対して前記第1のかごを割り当てたことを当該第1の行先階に向かう利用者に通知する通知部とを備える。
好ましい態様において、前記通知装置は、前記第1のかごに乗車した利用者の人数を特定する乗客数特定部をさらに備え、前記待ち人数管理部は、前記第1の行先階について計数された利用者の人数から、特定された前記人数を減じることを特徴とする。
さらに好ましい態様において、前記通知装置は、前記各利用者の待ち時間を監視する待ち状況監視部をさらに備え、前記かご割当部は、前記各利用者のうちの第1の利用者の待ち時間が所定の時間に達した場合に、当該第1の利用者が向かう第2の行先階に対して前記複数のエレベータのうちのいずれかの第2のかごを割り当て、前記通知部は、前記第2の行先階に対して前記第2のかごを割り当てたことを前記第1の利用者に通知することを特徴とする。
さらに好ましい態様において、前記通知装置は、前記第2の行先階に向かう利用者の人数が所定の人数に達しない場合に、前記第1の利用者とは異なる第2の利用者が向かう第3の行先階を特定する行先階決定部をさらに備え、前記かご割当部は、前記第2及び第3の行先階に対して前記第2のかごを割り当て、前記通知部は、前記第2及び第3の行先階に対して前記第2のかごを割り当てたことを前記第1及び第2の利用者に通知することを特徴とする。
さらに好ましい態様において、前記通知装置は、前記第1のかごに乗車した利用者を特定する乗客特定部と、特定された前記利用者を、前記待ち状況監視部による待ち時間の監視対象から除外する待ち状況管理部とをさらに備えることを特徴とする。
さらに好ましい態様において、前記通知装置は、前記各利用者の属性を特定する属性特定部をさらに備え、前記各利用者のうちの第3の利用者の属性が所定の条件を満たす場合に、当該第3の利用者が向かう第4の行先階に対して前記複数のエレベータのうちのいずれかの第3のかごを割り当て、前記通知部は、前記第4の行先階に対して前記第3のかごを割り当てたことを前記第3の利用者に通知することを特徴とする。
また、本発明に係る通知方法は、行先階特定部が、複数のエレベータのうちのいずれかを利用しようとする各利用者の行先階を特定するステップと、待ち人数管理部が、行先階ごとに、当該行先階に向かう利用者の人数を計数するステップと、かご割当部が、第1の行先階に向かう利用者の人数が所定の人数に達した場合に、当該第1の行先階に対して前記複数のエレベータのうちのいずれかの第1のかごを割り当てるステップと、通知部が、前記第1の行先階に対して前記第1のかごを割り当てたことを当該第1の行先階に向かう利用者に通知するステップとを備える。
また、本発明に係るプログラムは、コンピュータを、複数のエレベータのうちのいずれかを利用しようとする各利用者の行先階を特定する行先階特定部と、行先階ごとに、当該行先階に向かう利用者の人数を計数する待ち人数管理部と、第1の行先階に向かう利用者の人数が所定の人数に達した場合に、当該第1の行先階に対して前記複数のエレベータのうちのいずれかの第1のかごを割り当てるかご割当部と、前記第1の行先階に対して前記第1のかごを割り当てたことを当該第1の行先階に向かう利用者に通知する通知部として機能させるためのプログラムである。
また、本発明に係る通知システムは、撮影装置と通知装置と出力装置とを備える通知システムであって、前記撮影装置は、複数のエレベータのうちのいずれかを利用しようとする各利用者を撮影し、前記通知装置は、前記撮影装置により撮影された画像を解析して特定された前記各利用者の行先階を特定する行先階特定部と、行先階ごとに、当該行先階に向かう利用者の人数を計数する待ち人数管理部と、第1の行先階に向かう利用者の人数が所定の人数に達した場合に、当該第1の行先階に対して前記複数のエレベータのうちのいずれかの第1のかごを割り当てるかご割当部と、前記第1の行先階に対して前記第1のかごを割り当てたことを、前記出力装置を介して、当該第1の行先階に向かう利用者に通知する通知部とを備える。
本発明によれば、行先階に向かう利用者の人数を考慮せずに当該行先階に対してかごを割り当てる場合と比較して、各エレベータの輸送力を向上させることができる。
通知システム1の構成の一例を示す図である。 通知装置10以外の各装置の設置例を示す平面図である。 利用者情報DB121の一例を示す図である。 待ち人数管理DB122の一例を示す図である。 待ち状況管理DB123の一例を示す図である。 運行状況DB124の一例を示す図である。 行先階管理DB125の一例を示す図である。 ディスプレイ40に表示される、行先階とかごの対応関係を通知する画面の一例を示す図である。 階需要特定処理の一例を示すフローチャートである。 かご割当処理の一例を示すフローチャートである。 第1のかご割当処理の一例を示すフローチャートである。 第2のかご割当処理の一例を示すフローチャートである。 行先階決定処理の一例を示すフローチャートである。 待ち状況・人数補正処理の一例を示すフローチャートである。 ディスプレイ40に表示される、行先階とかごの対応関係を通知する画面の一例を示す図である。
1.実施形態
1−1.構成
図1は、本発明の一実施形態に係る通知システム1の構成の一例を示す図である。通知システム1は、複数のエレベータの各かごに利用者の行先階を振り分け、かごと行先階との対応関係を利用者に通知するためのシステムである。通知システム1は、同図に示すように、通知装置10と、2台の入口カメラ20と、6台の乗場カメラ30と、ディスプレイ40と、スピーカ50とを備える。通知装置10と他の装置とは、有線又は無線により接続される。
通知装置10は、CPU等の演算処理装置11と、ROM、RAM、HDD等の記憶装置12と、入出力インタフェース13とを備えるコンピュータである。通知装置10は、入口カメラ20と乗場カメラ30により撮影された画像に基づいて複数のエレベータの各かごに利用者の行先階を振り分け、かごと行先階との対応関係をディスプレイ40とスピーカ50を利用して利用者に通知する。通知装置10の詳細については後述する。なお変形例として、通知装置10は、通信回線で互いに接続される複数のサーバにより構成されてもよい。
入口カメラ20は、エレベータを利用しようとする利用者の顔を撮影するための撮影装置である。入口カメラ20は、例えば、エレベータを利用しようとする利用者が通過する通路上に設置される。
乗場カメラ30は、エレベータのかごに乗車しようとする利用者の顔を撮影するための撮影装置である。乗場カメラ30は、例えば、エレベータ乗場に、エレベータごとに設置される。
ディスプレイ40は、複数のエレベータの各かごと行先階の対応関係を通知する画像を出力するための画像出力装置である。例えば、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイである。ディスプレイ40は、エレベータを利用しようとする利用者にとって見やすい位置に設置される。
スピーカ50は、複数のエレベータの各かごと行先階の対応関係を通知する音声情報を出力するための音声出力装置である。スピーカ50は、例えば、エレベータを利用しようとする利用者に音声が届くように設置される。
図2は、通知装置10以外の各装置の設置例を示す平面図である。同図に示す設置場所は、18基のエレベータE1〜E18に乗降するために建物の1階に設けられたエレベータホールである。このエレベータホールで乗降する18基のエレベータE1〜E18のうち、エレベータE1〜E6は低層階(1〜10階)用のエレベータであり、エレベータE7〜E12は中層階(11〜20階)用のエレベータであり、エレベータE13〜E18は高層階(21〜30階)用のエレベータである。本実施形態の説明では、これらのエレベータのうち、高層階用のエレベータE13〜E18の各かごに利用者の行先階を振り分ける場合を想定する。以下の説明では、高層階用のエレベータE13〜E18を総称して「エレベータE」という。
このエレベータホールにおいて2台の入口カメラ20は、入場ゲートG近傍の天井に設置され、当該入場ゲートGを通過する利用者の顔を撮影する。ここで入場ゲートGは、高層階用のエレベータEを利用する利用者が高層階用のエレベータEの乗場に向かうために通過する入場ゲートである。なお、この入場ゲートGを通過する利用者は高層階用のエレベータEの利用者のみに限られ、低層階用や中層階用のエレベータを利用する利用者はこの入場ゲートGを通過しないものとする。また、このエレベータホールにおいて6台の乗場カメラ30は、各々、高層階用のエレベータEの乗場天井に設置され、エレベータEのかごに乗車しようとする利用者の顔を撮影する。また、ディスプレイ40とスピーカ50は、入場ゲートGを通過してエレベータEの乗場に向かう利用者がその出力情報を視聴可能な位置に設置される。
上述した通知装置10の記憶装置12は、利用者情報DB121と、待ち人数管理DB122と、待ち状況管理DB123と、運行状況DB124と、行先階管理DB125とを記憶する。
図3は、利用者情報DB121の一例を示す図である。利用者情報DB121は、エレベータEを利用する利用者の情報を予め格納するデータベースである。この利用者情報DB121の各レコードは、利用者の識別情報である利用者IDと、利用者の顔の特徴点位置データと、利用者の所属フロアとにより構成される。
図4は、待ち人数管理DB122の一例を示す図である。待ち人数管理DB122は、エレベータEの行先階ごとに、エレベータEを待っている利用者の人数を管理するためのデータベースである。この待ち人数管理DB122の各レコードは、行先階と、当該行先階に向かう利用者の人数とにより構成される。
図5は、待ち状況管理DB123の一例を示す図である。待ち状況管理DB123は、エレベータEを待っている各利用者の待ち状況を管理するためのデータベースである。この待ち状況管理DB123の各レコードは、利用者IDと、利用者の行先階と、利用者が後述する利用者特定部1101により特定された時刻と、利用者の行先階にかごが割り当てられているか否かを示すかご割当フラグとにより構成される。
図6は、運行状況DB124の一例を示す図である。運行状況DB124は、各エレベータEの運行状況を管理するためのデータベースである。具体的には、かごの現在位置、昇降の別、乗場呼び及びかご呼びの登録状況、扉の開閉状況等の運行状況を管理する。この運行状況DB124の各レコードは、エレベータEのかごの識別情報であるかごIDと、エレベータEの運行状況とにより構成される。なお、運行状況DB124に格納される運行状況は、エレベータEの運行を制御するエレベータ制御サーバ(図示略)から定期的に取得される。
図7は、行先階管理DB125の一例を示す図である。行先階管理DB125は、各エレベータEのかごの行先階を管理するためのデータベースである。この行先階管理DB125の各レコードは、かごIDと、かごの行先階と、かごに乗車する予定の利用者の利用者IDとにより構成される。
次に、通知装置10の演算処理装置11は、利用者特定部1101と、行先階特定部1102と、待ち人数管理部1103と、待ち状況管理部1104と、待ち人数監視部1105と、かご特定部1106と、かご割当部1107と、通知部1108と、待ち状況監視部1109と、行先階決定部1110と、かご到着監視部1111と、乗客特定部1112と、フラグ補正部1113と、待ち人数補正部1114という機能を備える。これらの機能は、記憶装置12に記憶されるプログラムを演算処理装置11が実行することにより実現される。
利用者特定部1101は、入口カメラ20により撮影された、入場ゲートGを通過する利用者を、周知の顔認証技術を用いて特定する。例えば、入口カメラ20から出力される画像において顔領域を検出し、顔領域から瞳中心、鼻翼、口端等の特徴点の位置を検出し、利用者情報DB121に格納される特徴点位置の各々と照合することにより、エレベータEを利用しようとする利用者を特定する。
行先階特定部1102は、利用者特定部1101により特定された利用者の行先階を、利用者情報DB121を参照して特定する。
待ち人数管理部1103は、行先階特定部1102により行先階が特定されると、待ち人数管理DB122において、当該特定された行先階の計数をインクリメントする。また、待ち人数管理部1103は、行先階管理DB125に行先階とかごの対応関係が新たに登録されると、待ち人数管理DB122において、その行先階の待ち人数をリセットする。また、待ち人数管理部1103は、フラグ補正部1113により待ち人数補正指示が出力されると、当該補正指示に従って、待ち人数管理DB122において待ち人数を変更する。待ち人数管理部1103は、上記の待ち人数をリセットする処理と待ち人数を変更する処理とを実行することにより、行先階の待ち人数から、乗客特定部1112により特定された、当該行先階に割り当てられたかごに実際に乗車する利用者の人数を減じる。
待ち状況管理部1104は、利用者特定部1101により利用者が特定され、行先階特定部1102によりその利用者の行先階が特定されると、その利用者の利用者IDと特定時刻と行先階とかご割当フラグ「NO」とを対応付けて待ち状況管理DB123に格納する。また、待ち状況管理部1104は、行先階管理DB125に行先階とかごの対応関係が新たに登録されると、待ち状況管理DB123においてその行先階とかご割当フラグ「NO」とに対応付けられている利用者のかご割当フラグを「YES」に変更する。また、待ち状況管理部1104は、フラグ補正部1113によりフラグ補正指示が出力されると、当該補正指示に従って、待ち状況管理DB123においてかご割当フラグを補正する。待ち状況管理部1104は、上記のかご割当フラグを「YES」に変更する処理とかご割当フラグを補正する処理とを実行することにより、乗客特定部1112により特定された、当該行先階に割り当てられたかごに実際に乗車する利用者を、待ち状況監視部1109による待ち時間の監視対象から除外する。
待ち人数監視部1105は、待ち人数管理DB122を参照して、いずれかの行先階について待ち人数が所定の人数に達したか否かを判定する。ここで所定の人数とは、かごの定員に応じて設定される人数であり、例えば、かごの定員が20人の場合には、20人に設定される。
かご特定部1106は、待ち人数監視部1105により待ち人数が所定の人数に達したと判定されると、運行状況DB124と行先階管理DB125とを参照して、行先階に割り当てられていないかごであって、エレベータホールへの予測到着時間が最短であるかごを特定する。予測到着時間の演算方法については、周知の方法を用いてよい(例えば、特開2005−200136号公報参照)。また、かご特定部1106は、行先階決定部1110により行先階が決定された場合にもかごを特定する。
かご割当部1107は、待ち人数監視部1105により待ち人数が所定の人数に達したと判定された行先階に対して、かご特定部1106により特定されたかごを割り当てる。具体的には、その行先階と、そのかごのかごIDとを対応付けて行先階管理DB125に格納する。その際、かご割当部1107は、待ち状況管理DB123においてその行先階と、かご割当フラグ「NO」とに対応付けられている利用者(言い換えると、その行先階に向かう利用者であって、まだかごが割り当てられていない利用者)の利用者IDも、乗車予定者として、その行先階と対応付けて行先階管理DB125に格納する。また、かご割当部1107は、行先階決定部1110により決定された行先階に対しても、かご特定部1106により特定されたかごを割り当てる。また、かご割当部1107は、かご到着監視部1111によりエレベータEのかごの到着が判定されると、行先階管理DB125において当該かごと対応付けられている行先階と乗車予定者の情報を削除する。
通知部1108は、行先階管理DB125に行先階とかごの対応関係が新たに登録されると、その行先階に対してそのかごが割り当てられたことを、ディスプレイ40とスピーカ50を用いて利用者に通知する。図8は、ディスプレイ40に表示される、行先階とかごの対応関係を通知する画面の一例を示す図である。同図に示す画面では、例えば、行先階「30F」に「13」号基のエレベータのかごが割り当てられていることが通知されている。一方、スピーカ50からは、例えば、「30階に向かわれる方は13号基の前でお待ち下さい」という音声メッセージが出力される。音声メッセージは予め記憶装置12に記憶されていてもよいし、音声合成により生成されてもよい。
待ち状況監視部1109は、待ち状況管理DB123を参照して、当該DBに登録されているいずれかの利用者の待ち時間が所定の時間に達したか否かを判定する。その際、待ち状況監視部1109は、待ち状況管理DB123に登録されている利用者特定時刻と現在時刻とを比較することにより、利用者の待ち時間が所定の時間に達したか否かを判定する。ここで所定の時間は、エレベータEの待ち時間として一般的に許容可能な時間(例えば3分)に設定される。
行先階決定部1110は、待ち状況監視部1109により待ち時間が所定の時間に達したと判定された利用者と相乗りさせる利用者を決定するために行先階決定処理を実行する。具体的には、まず、待ち状況管理DB123を参照して、待ち時間の長い別の1以上の利用者を特定する。ここで特定される利用者は、互いに行先階が異なるとともに、待ち時間が所定の時間に達した利用者とも行先階が異なる利用者であって、かご割当フラグ「NO」と対応付けられている利用者である。なお、待ち時間のより長い利用者が優先的に特定される。次に、待ち人数管理DB122を参照して、特定した利用者の行先階の待ち人数を特定する。そして、特定した待ち人数と、待ち時間が所定の時間に達した利用者の行先階の待ち人数の合計が所定の範囲に収まる場合であって、それら全ての行先階の数が所定数以下である場合に、それら全ての行先階をかごの行先階として決定する。ここで所定の範囲とは、かごの定員に基づいて設定される範囲であり、例えば、かごの定員が20人である場合には、15〜20人に設定される。また、所定数とは、許容可能なかごの停止階数であり、例えば「3」に設置される。
かご到着監視部1111は、運行状況DB124を参照して、エレベータEのかごがエレベータホールに到着したか否かを判定する。
乗客特定部1112は、かご到着監視部1111によりかごがエレベータホールに到着したと判定されると、乗場カメラ30により撮影された、当該かごに乗車する利用者を、周知の顔認証技術を用いて特定する。例えば、当該かごに対応する乗場カメラ30から出力される画像において顔領域を検出し、顔領域から瞳中心、鼻翼、口端等の特徴点の位置を検出し、利用者情報DB121に格納される特徴点位置の各々と照合することにより、当該かごに乗車する利用者を特定する。乗客特定部1112は、利用者の個人を特定するとともに、利用者の人数も特定する。
フラグ補正部1113は、行先階管理DB125を参照して、乗客特定部1112により特定された利用者の利用者IDと、かご到着監視部1111により到着したと判定されたかごの乗車予定者の利用者IDとを比較し、その比較結果に基づいてフラグ補正指示を生成する。具体的には、乗客特定部1112により特定された利用者が、行先階管理DB125においてそのかごの乗車予定者として登録されていなかった場合には(すなわち、乗車予定でない利用者が乗車した場合には)、待ち状況管理DB123において当該利用者のかご割当フラグを「YES」に変更することを指示するフラグ補正指示を生成する。逆に、行先階管理DB125においてそのかごの乗車予定者として登録されている利用者が乗客特定部1112により特定されなかった場合には(すなわち、乗車予定者が乗車しなかった場合には)、待ち状況管理DB123において当該利用者のかご割当フラグを「NO」に変更することを指示するフラグ補正指示を生成する。生成したフラグ補正指示は、待ち状況管理部1104に出力する。
待ち人数補正部1114は、行先階管理DB125を参照して、乗客特定部1112により特定された利用者の人数と、かご到着監視部1111により到着したと判定されたかごの乗車予定者の人数とを比較し、その比較結果に基づいて待ち人数補正指示を生成する。その際、人数の比較は行先階ごとに行われる。具体的には、ある行先階について乗客特定部1112により特定された利用者の人数の方が、行先階管理DB125においてそのかごとその行先階とに対応付けられている乗車予定者の人数よりも多い場合には(すなわち、予定よりも多くの利用者が乗車した場合には)、待ち人数管理DB122において当該行先階の待ち人数を差分だけ減算することを指示する待ち人数補正指示を生成する。逆に、ある行先階について乗客特定部1112により特定された利用者の人数の方が、行先階管理DB125においてそのかごとその行先階とに対応付けられている乗車予定者の人数よりも少ない場合には(すなわち、予定よりも少ない利用者が乗車した場合には)、待ち人数管理DB122において当該行先階の待ち人数を差分だけ加算することを指示する待ち人数補正指示を生成する。生成した待ち人数補正指示は、待ち人数管理部1103に出力する。
1−2.動作
通知装置10により実行される処理について説明する。具体的には、エレベータEの各行先階に対する需要を特定する階需要特定処理と、利用者の行先階にかごを割り当て、行先階とかごの対応関係を利用者に通知するかご割当処理と、かごが乗場から出発した後に利用者の待ち状況と待ち人数とを補正する待ち状況・人数補正処理とについて説明する。
1−2−1.階需要特定処理
図9は、階需要特定処理の一例を示すフローチャートである。階需要特定処理は、エレベータホールがエレベータEの利用者で混雑する所定の時間帯に実行される。例えば出勤時間帯に実行される。
通知装置10の利用者特定部1101は、入口カメラ20から出力される画像に写る利用者を、顔認証技術を用いて特定する(Sa1)。利用者が特定されると、行先階特定部1102は、その利用者の行先階を、利用者情報DB121を参照して特定する(Sa2)。行先階が特定されると、待ち人数管理部1103は、待ち人数管理DB122において、その行先階の計数をインクリメントする(Sa3)。行先階の計数がインクリメントされると、待ち状況管理部1104は、ステップSa1で特定された利用者の利用者IDと、その特定時刻と、ステップSa2で特定された行先階と、かご割当フラグ「NO」とを対応付けて待ち状況管理DB123に格納する(Sa4)。待ち状況の格納が完了すると、所定の処理終了時刻に達したか否かが判定され(Sa5)、処理終了時刻に達していない場合には(Sa5のNO)、ステップSa1が再び実行され、処理終了時刻に達した場合には(Sa5のYES)、階需要特定処理は終了する。
以上が、階需要特定処理についての説明である。
1−2−2.かご割当処理
図10は、かご割当処理の一例を示すフローチャートである。かご割当処理は上記の階需要特定処理と並行して実行される。
通知装置10の待ち人数監視部1105は、待ち人数管理DB122を参照して、いずれかの行先階について待ち人数が所定の人数に達したか否かを判定する(Sb1)。この判定の結果、いずれの行先階についても待ち人数が所定の人数に達していない場合には(Sb1のNO)、ステップSb3が実行される。一方、この判定の結果、いずれかの行先階について待ち人数が所定の人数に達した場合には(Sb1のYES)、第1のかご割当処理が実行される。図11は、第1のかご割当処理の一例を示すフローチャートである。
第1のかご割当処理において、かご特定部1106は、運行状況DB124と行先階管理DB125とを参照して、行先階に割り当てられていないかごであって、乗場への予測到着時間が最短であるかごを特定する(Sb21)。かごが特定されると、かご割当部1107は、ステップSb1において待ち人数が所定の人数に達したと判定された行先階と、ステップSb21において特定されたかごのかごIDとを対応付けて行先階管理DB125に格納する(Sb22)。その際、かご割当部1107は、待ち状況管理DB123においてその行先階と、かご割当フラグ「NO」とに対応付けられている利用者(言い換えると、その行先階に向かう利用者であって、まだかごが割り当てられていない利用者)の利用者IDも、乗車予定者として、その行先階と対応付けて行先階管理DB125に格納する。行先階管理DB125に行先階とかごの対応関係が新たに登録されると、通知部1108は、その行先階に対してそのかごが割り当てられたことを、ディスプレイ40とスピーカ50を用いて利用者に通知する(Sb23)。その対応関係が通知されると、待ち人数管理部1103は、待ち人数管理DB122において、その行先階の待ち人数をリセットする(Sb24)。待ち人数がリセットされると、待ち状況管理部1104は、待ち状況管理DB123においてその行先階とかご割当フラグ「NO」とに対応付けられている利用者のかご割当フラグを「YES」に変更する(Sb25)。
以上が、第1のかご割当処理についての説明である。
第1のかご割当処理が終了すると、待ち状況監視部1109は、待ち状況管理DB123を参照して、当該DBに登録されているいずれかの利用者の待ち時間が所定の時間に達したか否かを判定する(Sb3)。この判定の結果、いずれの利用者の待ち時間も所定の時間に達していない場合には(Sb3のNO)、ステップSb5が実行される。一方、この判定の結果、いずれかの利用者の待ち時間が所定の時間に達した場合には(Sb3のYES)、第2のかご割当処理が実行される。図12は、第2のかご割当処理の一例を示すフローチャートである。
第2のかご割当処理において、行先階決定部1110は、ステップSb3において待ち時間が所定の時間に達したと判定された利用者と相乗りさせる利用者を決定するために行先階決定処理を実行する(Sb41)。図13は、行先階決定処理の一例を示すフローチャートである。
行先階決定処理において、行先階決定部1110は、待ち人数管理DB122と待ち状況管理DB123とを参照して、待ち時間が所定の時間に達した利用者の行先階の待ち人数を特定する(Sb411)。待ち人数を特定すると、その行先階と待ち人数の組をRAMに記録する。次に、行先階決定部1110は、待ち状況管理DB123を参照して、待ち時間の長い別の利用者の利用者を特定する(Sb412)。ここで特定される利用者は、その行先階がRAMに記録されていない利用者であって、かご割当フラグ「NO」と対応付けられている利用者である。また、本行先階決定処理において未特定の利用者である。別の利用者を特定すると、待ち人数管理DB122と待ち状況管理DB123とを参照して、その別の利用者の行先階の待ち人数を特定する(Sb413)。待ち人数を特定すると、その行先階と待ち人数の組をRAMに記録する。次に、行先階決定部1110は、RAMに記録されている待ち人数の合計が所定範囲の上限より大であるか否かを判定する(Sb414)。この判定の結果、待ち人数の合計が所定範囲の上限より大である場合には(Sb414のYES)、直前のステップSb413においてRAMに記録した行先階と待ち人数の組をRAMから消去して(Sb415)、再びステップ412を実行する。一方、この判定の結果、待ち人数の合計が所定範囲の上限以下である場合には(Sb414のNO)、待ち人数の合計が所定範囲の下限より小であるか否かを判定する(Sb416)。この判定の結果、待ち人数の合計が所定範囲の下限以上である場合には(Sb416のNO)、RAMに記録されている行先階をかごの行先階として決定し(Sb417)、行先階決定処理は終了する。一方、この判定の結果、待ち人数の合計が所定範囲の下限より小である場合には(Sb416のYES)、RAMに記録されている行先階の数が所定数以上であるか否かを判定する(Sb418)。言い換えると、かごの予定停止階数が所定階数以上であるか否かを判定する。この判定の結果、行先階の数が所定数以上である場合には(Sb418のYES)。ステップSb417を実行する。一方、この判定の結果、行先階の数が所定数未満である場合には(Sb418のNO)、再びステップ412を実行する。
以上が、行先階決定処理についての説明である。
行先階決定処理が終了すると、かご特定部1106は、運行状況DB124と行先階管理DB125とを参照して、行先階に割り当てられていないかごであって、乗場への予測到着時間が最短であるかごを特定する(Sb42)。かごが特定されると、かご割当部1107は、ステップSb417において決定された行先階と、ステップSb42において特定されたかごのかごIDとを対応付けて行先階管理DB125に格納する(Sb43)。その際、かご割当部1107は、待ち状況管理DB123においてその行先階と、かご割当フラグ「NO」とに対応付けられている利用者(言い換えると、その行先階に向かう利用者であって、まだかごが割り当てられていない利用者)の利用者IDも、乗車予定者として、その行先階と対応付けて行先階管理DB125に格納する。行先階管理DB125に行先階とかごの対応関係が新たに登録されると、通知部1108は、その行先階に対してそのかごが割り当てられたことを、ディスプレイ40とスピーカ50を用いて利用者に通知する(Sb44)。その対応関係が通知されると、待ち人数管理部1103は、待ち人数管理DB122において、その行先階の待ち人数をリセットする(Sb45)。待ち人数がリセットされると、待ち状況管理部1104は、待ち状況管理DB123においてその行先階とかご割当フラグ「NO」とに対応付けられている利用者のかご割当フラグを「YES」に変更する(Sb46)。
以上が、第2のかご割当処理についての説明である。
第2のかご割当処理が終了すると、所定の処理終了時刻に達したか否かが判定され(Sb5)、処理終了時刻に達していない場合には(Sb5のNO)、ステップSb1が再び実行され、処理終了時刻に達した場合には(Sb5のYES)、かご割当処理は終了する。
以上が、かご割当処理についての説明である。
1−2−3.待ち状況・人数補正処理
図14は、待ち状況・人数補正処理の一例を示すフローチャートである。待ち状況・人数補正処理は上記の階需要特定処理及びかご割当処理と並行して実行される。
通知装置10のかご到着監視部1111は、運行状況DB124を参照して、エレベータEのかごが乗場に到着したか否かを判定する(Sc1)。この判定の結果、かごが乗場に到着すると(Sc1のYES)、乗客特定部1112は、乗場カメラ30により撮影された、当該かごに乗車する利用者を、顔認証技術を用いて特定する(Sc2)。乗車する利用者が特定されると、フラグ補正部1113は、行先階管理DB125を参照して、ステップSc2において特定された利用者の利用者IDと、ステップSc1において到着したと判定されたかごの乗車予定者の利用者IDとを比較し、その比較結果に基づいてフラグ補正指示を生成する(Sc3)。フラグ補正指示が生成されると、待ち状況管理部1104は、生成されたフラグ補正指示に従って、待ち状況管理DB123においてかご割当フラグを変更する(Sc4)。かご割当フラグの変更後、待ち人数補正部1114は、行先階管理DB125を参照して、ステップSc2において特定された利用者の人数と、ステップSc1において到着したと判定されたかごの乗車予定者の人数とを比較し、その比較結果に基づいて待ち人数補正指示を生成する(Sc5)。待ち人数補正指示が生成されると、待ち人数管理部1103は、生成された待ち人数補正指示に従って、待ち人数管理DB122において待ち人数を変更する(Sc6)。待ち人数の変更後、かご割当部1107は、行先階管理DB125において、ステップSc1において到着したと判定されたかごと対応付けられている行先階と乗車予定者の情報を削除する(Sc7)。行先階等の情報が削除されると、所定の処理終了時刻に達したか否かが判定され(Sc8)、処理終了時刻に達していない場合には(Sc8のNO)、ステップSc1が再び実行され、処理終了時刻に達した場合には(Sc8のYES)、待ち状況・人数補正処理は終了する。
以上が、待ち状況・人数補正処理についての説明である。
以上説明した通知システム1によれば、原則、行先階の待ち人数が所定の人数に達すると、当該行先階に対してかごが割り当てられる。そのため、待ち人数を考慮せずに行先階に対してかごを割り当てる場合と比較して各エレベータEの輸送力を向上させることができる。また、原則、1つの行先階に対して1つのかごが割り当てられるため、かごが複数階に停止せず、送客時間が短縮化される。また、利用者の待ち時間が所定の時間に達した場合には、待ち人数が所定の人数に達していない場合であっても当該利用者の行先階に対してかごが割り当てられるため、利用者を過度に待たせることを防止することができる。またその際、行先階が異なる利用者を相乗りさせることでエレベータEの輸送力を向上させることができる。また、エレベータEのかごに実際に乗車した利用者の人数及び個人が特定されて、待ち人数管理DB122に格納される待ち人数と待ち状況管理DB123に格納されるかご割当フラグとが補正されるため、待ち人数と待ち状況とをより精度よく管理することができる。また、通知システム1を導入するにあたっては、エレベータEを制御するための制御アルゴリズムに変更を加える必要がないため、その分、システムの導入及び調整が容易である。
2.変形例
上記の実施形態は以下に記載するように変形してもよい。以下に記載する1以上の変形例は互いに組み合わせてもよい。
2−1.変形例1
通知システム1は、30階建ての建物の1階のエレベータホールに設置することが想定されているが、建物の階数と設置階はこれに限られない。また、通知システム1は、6基のエレベータEの各かごに行先階を振り分けることが想定されているが、エレベータEの基数は6基に限られない。また、通知システム1は、6基すべてのかごに行先階を振り分けることが想定されているが、必ずしもすべてのかごに行先階を振り分けなくてもよい。すなわち、フリー基を設けてもよい。また、通知システム1は、高層階用のエレベータEに代えて、低層階や中層階用のエレベータの各かごに行先階を振り分けるために利用されてもよい。
2−2.変形例2
入口カメラ20と乗場カメラ30とディスプレイ40とスピーカ50の個数と配置は、図2に示される例に限られない。各装置の個数と配置は、通知システム1が設置されるフロアの構造やエレベータの基数に応じて適宜選択されてよい。一例として、乗場カメラ30は、エレベータ乗場の天井に代えて、各エレベータEのかごの天井に設置されてもよい。
2−3.変形例3
利用者特定部1101は、エレベータEを利用しようとする利用者を、顔認証技術を用いて特定しているが、利用者の特定方法はこれに限られない。例えば、顔認証以外の生体認証を用いてもよいし、ICカード認証やパスワード認証を用いてもよい。同様に、乗客特定部1112もまた、顔認証以外の生体認証やICカード認証やパスワード認証を用いてもよい。
2−4.変形例4
図8に例示されるディスプレイ40の表示画面では、各かごが割り当てられている次回の行先階が通知されているが、次々回以降の行先階も通知するようにしてもよい。図15は、次回に加えて次々回の行先階も通知する、ディスプレイ40の表示画面の一例を示す図である。同図に示す画面では、例えば、「13」号基のエレベータのかごが、次回は行先階「30F」に割り当てられ、次々回は行先階「21F」に割り当てられていることが通知されている。当該通知を行う場合には、行先階管理DB125に格納される各レコードは、かごIDと行先階と乗車予定者の利用者IDに加えて、次回と次々回の別を示す情報により構成される。また、かご割当部1107は、かご到着監視部1111によりエレベータEのかごの到着が判定された場合に、行先階管理DB125において当該かごと対応付けられている次々回の行先階と乗車予定者の情報を、次回の情報として繰り上げる。
2−5.変形例5
かご割当部1107は、原則、1つの行先階に対して1つのかごを割り当てているが、複数の行先階(言い換えると、行先階のグループ)に対して1つのかごを割り当てるようにしてもよい。その場合、待ち人数管理DB122は、行先階のグループごとに、エレベータEを待っている利用者の人数を管理する。なお、行先階のグループは、連続する階により構成されてもよいし、不連続の階により構成されてもよい。
2−6.変形例6
通知部1108は、行先階にかごが割り当てられたことをディスプレイ40とスピーカ50の両方を用いて利用者に通知しているが、いずれか一方のみを用いて通知してもよい。また、これらに加えて又は代えて、利用者が携帯するスマートフォン等の通信端末を介して、行先階にかごが割り当てられたこと通知してもよい。その際、行先階にかごが割り当てられた利用者に対してのみ当該通知を行ってもよい。
2−7.変形例7
通知システム1では、エレベータEのかごに実際に乗車した利用者の人数と個人を特定して、待ち人数とかご割当フラグを補正しているが、これらの処理を省略してもよい。この変形を採用した場合、当該システムで管理される待ち人数とかご割当フラグの精度が低下するが、乗場カメラ30の設置を省略できる分、システムの導入が容易になる。
2−8.変形例8
通知システム1は、エレベータEを利用しようとする利用者の属性が所定の条件を満たす場合に、当該利用者の行先階に対して優先的にかごを割り当てるようにしてもよい。ここで、利用者の属性が所定の条件を満たす場合とは、例えば、利用者が、身障者、高齢者又は妊婦であったり、利用者が所定の役職に就いていたりする場合である。その場合、利用者情報DB121に格納される各レコードは、利用者IDと特徴点位置データと所属フロアに加えて、利用者の属性により構成される。また、演算処理装置11は、利用者特定部1101により特定された利用者の行先階を、利用者情報DB121を参照して特定する属性特定部という機能をさらに備える。また、待ち状況管理部1104は、利用者IDと利用者特定時刻と行先階とかご割当フラグに加えて、属性特定部により特定された属性を対応付けて待ち状況管理DB123に格納する。また、待ち状況監視部1109は、待ち状況管理DB123を参照して、いずれかの利用者の属性が所定の条件を満たすか否かを判定する。また、行先階決定部1110は、待ち状況監視部1109により属性が所定の条件を満たすと判定された利用者と相乗りさせる利用者を決定するために、上記の行先階決定処理を実行する。
2−9.変形例9
通知装置10が備える各機能を実現するためのプログラムは、コンピュータ装置が読み取り可能な記録媒体を介して提供されてもよい。ここで記録媒体とは、例えば、磁気テープや磁気ディスクなどの磁気記録媒体や、光ディスクなどの光記録媒体や、光磁気記録媒体や、半導体メモリ等である。また、このプログラムは、インターネット等のネットワークを介して提供されてもよい。
1…通知システム、10…通知装置、11…演算処理装置、12…記憶装置、13…入出力インタフェース、20…入口カメラ、30…乗場カメラ、40…ディスプレイ、50…スピーカ、121…利用者情報DB、122…待ち人数管理DB、123…待ち状況管理DB、124…運行状況DB、125…行先階管理DB、1101…利用者特定部、1102…行先階特定部、1103…待ち人数管理部、1104…待ち状況管理部、1105…待ち人数監視部、1106…かご特定部、1107…かご割当部、1108…通知部、1109…待ち状況監視部、1110…行先階決定部、1111…かご到着監視部、1112…乗客特定部、1113…フラグ補正部、1114…待ち人数補正部、E…エレベータ、G…入場ゲート

Claims (9)

  1. 複数のエレベータのうちのいずれかを利用しようとする各利用者の行先階を特定する行先階特定部と、
    行先階ごとに、当該行先階に向かう利用者の人数を計数する待ち人数管理部と、
    第1の行先階に向かう利用者の人数が所定の人数に達した場合に、当該第1の行先階に対して前記複数のエレベータのうちのいずれかの第1のかごを割り当てるかご割当部と、
    前記第1の行先階に対して前記第1のかごを割り当てたことを当該第1の行先階に向かう利用者に通知する通知部と
    を備える通知装置。
  2. 前記第1のかごに乗車した利用者の人数を特定する乗客数特定部をさらに備え、
    前記待ち人数管理部は、前記第1の行先階について計数された利用者の人数から、特定された前記人数を減じる
    ことを特徴とする請求項1に記載の通知装置。
  3. 前記各利用者の待ち時間を監視する待ち状況監視部をさらに備え、
    前記かご割当部は、前記各利用者のうちの第1の利用者の待ち時間が所定の時間に達した場合に、当該第1の利用者が向かう第2の行先階に対して前記複数のエレベータのうちのいずれかの第2のかごを割り当て、
    前記通知部は、前記第2の行先階に対して前記第2のかごを割り当てたことを前記第1の利用者に通知する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の通知装置。
  4. 前記第2の行先階に向かう利用者の人数が所定の人数に達しない場合に、前記第1の利用者とは異なる第2の利用者が向かう第3の行先階を特定する行先階決定部をさらに備え、
    前記かご割当部は、前記第2及び第3の行先階に対して前記第2のかごを割り当て、
    前記通知部は、前記第2及び第3の行先階に対して前記第2のかごを割り当てたことを前記第1及び第2の利用者に通知する
    ことを特徴とする請求項3に記載の通知装置。
  5. 前記第1のかごに乗車した利用者を特定する乗客特定部と、
    特定された前記利用者を、前記待ち状況監視部による待ち時間の監視対象から除外する待ち状況管理部と
    をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の通知装置。
  6. 前記各利用者の属性を特定する属性特定部をさらに備え、
    前記各利用者のうちの第3の利用者の属性が所定の条件を満たす場合に、当該第3の利用者が向かう第4の行先階に対して前記複数のエレベータのうちのいずれかの第3のかごを割り当て、
    前記通知部は、前記第4の行先階に対して前記第3のかごを割り当てたことを前記第3の利用者に通知する
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の通知装置。
  7. 行先階特定部が、複数のエレベータのうちのいずれかを利用しようとする各利用者の行先階を特定するステップと、
    待ち人数管理部が、行先階ごとに、当該行先階に向かう利用者の人数を計数するステップと、
    かご割当部が、第1の行先階に向かう利用者の人数が所定の人数に達した場合に、当該第1の行先階に対して前記複数のエレベータのうちのいずれかの第1のかごを割り当てるステップと、
    通知部が、前記第1の行先階に対して前記第1のかごを割り当てたことを当該第1の行先階に向かう利用者に通知するステップと
    を備える通知方法。
  8. コンピュータを、
    複数のエレベータのうちのいずれかを利用しようとする各利用者の行先階を特定する行先階特定部と、
    行先階ごとに、当該行先階に向かう利用者の人数を計数する待ち人数管理部と、
    第1の行先階に向かう利用者の人数が所定の人数に達した場合に、当該第1の行先階に対して前記複数のエレベータのうちのいずれかの第1のかごを割り当てるかご割当部と、
    前記第1の行先階に対して前記第1のかごを割り当てたことを当該第1の行先階に向かう利用者に通知する通知部
    として機能させるためのプログラム。
  9. 撮影装置と通知装置と出力装置とを備える通知システムであって、
    前記撮影装置は、複数のエレベータのうちのいずれかを利用しようとする各利用者を撮影し、
    前記通知装置は、
    前記撮影装置により撮影された画像を解析して特定された前記各利用者の行先階を特定する行先階特定部と、
    行先階ごとに、当該行先階に向かう利用者の人数を計数する待ち人数管理部と、
    第1の行先階に向かう利用者の人数が所定の人数に達した場合に、当該第1の行先階に対して前記複数のエレベータのうちのいずれかの第1のかごを割り当てるかご割当部と、
    前記第1の行先階に対して前記第1のかごを割り当てたことを、前記出力装置を介して、当該第1の行先階に向かう利用者に通知する通知部と
    を備えることを特徴とする通知システム。
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