JPH02149379A - 籾摺選別機の籾供給弁調節装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、脱ぷ部及び内周面に多数の壷穴の構成され
ている回転選別筒で籾・玄米の混合米を選別する籾摺選
別機に利用することができる。

［従来技術］ 脱ぷ部と、内周面に多数の壷穴の構成されている回転選
別筒を横軸回りに回転させて、籾・玄米の混合米を選別
する穀粒選別装置とを具備する籾摺選別機がある。そし
て、特開昭６１−２４２６４７号公報のように、回転選
別筒内には化１―米樋を配設すると共に、回転選別筒の
供給側に設けられている層厚検出具で被選別穀粒量を検
出して、被選別穀粒量が多い場合には、脱ぷ部側の籾供
給調節弁の供給量を減少させて、回転選別筒への供給量
を減少制御し、また、被選別穀粒量が少ない場合には、
脱ぷ部側の籾供給調節弁の供給量を増加させて、回転選
別筒への供給量を増加制御し、回転選別筒の被選別穀粒
量の適正化を図っているものがある。

また、脱ぷ部の籾供給調節弁からの供給量と、回転選別
筒での選別作業が終了し選別終端側から脱ぷ部に還元さ
れた穀粒量とを比較して、あるいは、回転選別筒での選
別後の玄米量と選別終端側から排出される穀粒量とを比
較して、脱ぷ部の籾供給調節弁を関連的に制御するもの
がある。

〔発明が解決しようとする問題点〕

この従来装置では、脱ぷ部での籾摺作業開始時において
、回転選別筒にはまだ被選別穀粒が供給されてないので
、被選別穀粒量を検出しない層厚検出具から脱ぷ部の籾
供給調節弁を開「１するように関連的制御がなされ、脱
ぷ部の籾の摺り出し量が増加し、標準琶よりも多量の混
合米が回転選別筒に供給されるという問題点が有った。

そこで、この発明は、このような問題点を解消して、脱
ぷ部の籾摺作業開始時における摺落米が多量にならない
ようにして、従来装置の欠点を解消しようとするもので
ある。

〔問題を解決するための手段〕

このような技術的課題を解決するための第１項目の発明
の技術手段は、脱ぷ部１及び内周１−「１０．［数の壷
穴が構成されていて横軸回りに回転する回転選別筒１１
を具備し、脱ぷ部１での脱ぷ風選後の摺落米を回転選別
筒１１へ供給可能に構成すると共に、回転選別筒１１で
の選別後の穀粒を脱ぷ部１に還元可能に構成し１回転選
別筒１１内の被選別穀粒量を検出することのできる層Ｊ
’ｉ−検出器２３と脱ぷ部１の籾供給調節弁２６とを関
連的に結合した籾摺選別機において、回転選別筒１１の
選別始端側から選別終端側にかけての被選別穀粒の分布
状態をを検出できる検出器２８を設け、脱ぷ部１の作業
開始から検出器２８の穀粒非検出状態の間は層厚検出器
２３での籾供給調節弁２６の関連制御を中止する制御中
止指令信号、及び、検出器２８の穀粒検出状態では層厚
検出器２３での籾供給調節弁２Ｇを関連的に制御する制
御指令信号を、籾供給調節弁２６の調節手段２９に出力
する制御指令手段を有することを特徴とする籾摺選別機
の籾供給弁調節装置の構成としたことであり、また、第
２項目の発明の技術手段は、脱ぷ部１一 及び内周面に多数の壷穴が構成されていて横軸回りに回
転する回転選別筒１１を具備し、脱ぷ部１での脱ぷ風選
後の摺落米を回転選別筒１１へ供給可能に構成すると共
に、回転選別筒１１での選別後の穀粒を脱ぷ部１に還元
する還元経路を設け、この還元経路に穀粒の還元状態を
検出できる還元穀粒検出器２８を設けて、この還元穀粒
検出器２８と脱ぷ部１の籾供給調節弁２６とを関連的に
結合し、脱ぷ部１の作業開始から還元穀粒検出器２８の
穀粒非検出状態の間は還元穀粒検出器２８での籾供給調
節弁２６の関連制御を中」［する制御中止指令信号、及
び、還元穀粒検出器２８の穀粒検出状態では還元穀粒検
出器２８での検出結果に基づき籾供給調節弁２６を関連
的に制御する制御指令信号を、籾供給調節弁２６の調節
手段２９に出力する制御指令手段を有することを特徴と
する籾摺選別機の籾供給弁調節装置の構成としたことで
ある。

〔発明の作用効果〕

第１項Ｉ−１の発明は、籾摺作業開始から所定時間経過
して選別作業が安定した通常の状態では、回転選別筒１
１内の層厚検出具２３で被選別穀粒量を検出して、被選
別穀粒量が多い場合には、脱ぷ部１側の籾供給調節弁２
６の供給量を減少させて、回転選別筒１１への被選別穀
粒量の供給量を減少制御し、また、回転選別筒１１内の
被選別穀粒量が少ない場合には、脱ぷ部１側の籾供給調
節弁２６の供給量を増加させて、回転選別筒１１への供
給量を増加制御し、回転選別筒１１の被選別穀粒量の適
正化を図るものでありなから、脱ぷ部１での籾摺作業開
始時において、作業開始から穀粒還元路で穀粒の還元状
態を還元穀粒検出器２８で検出するまでの間、即ち、回
転選別筒１１内に被選別穀粒が供給されて、選別終端側
から排出される未脱ぷ穀粒が脱ぷ部１に還元されるまで
の間は、脱ぷ部１の籾供給調節弁２６の開閉自動制御が
中止されていて、籾供給調節弁２６の開度が所定開度よ
り増加側には調節できないので、籾摺選別の開始時に通
常の被選別穀粒量よりも多量の被選別穀粒量が回転選別
筒１１に供給されるのを防１にして、選別作業開始時か
ら回転選別筒１１への被選別穀粒量の適正化を図り、回
転選別筒１］−での選別精度の向１′を図ることができ
るものである。

また、第２項目の発明は、籾摺作業開始から所定時間経
過して選別作業が安定した通常の状態では、脱ぷ部１の
籾供給調節弁２６の開閉度を、回転選別筒１１の選別終
端側から排出され脱ぷ部１に還元される穀粒量が多い場
合には、脱ぷ部１側の籾供給調節弁２６の供給量を減少
させて、回転選別筒１１への被選別穀粒量の供給量を減
少制御し、また、回転選別筒１１の選別終端側から排出
され脱ぷ部１に還元される穀粒量が少ない場合には、脱
ぷ部１側の籾供給調節弁２６の供給量を増加させて、回
転選別筒１１への被選別穀粒量の供給量を増加させて、
回転選別筒１１の被選別穀粒量の適正化を図るものであ
りなから、脱ぷ部１での籾摺作業開始時において、作業
開始から穀粒還元路で穀粒の還元状態を還元穀粒検出器
２８で検出するまでの間、即ち、回転選別筒１１内に被
選別穀粒が供給されて選別終端側から排出される通常の
選別状態になるまでの間は、脱ぷ部１の籾供給調節弁２
６の開閉制御が中止されていて、籾供給調節弁２６の開
度が所定開度より増加側には調節できないので、籾摺選
別の開始時に通常の被選別穀粒量よりも多量の被選別穀
粒量が回転選別筒１１に供給されるのを防止して、選別
作業開始時から回転選別筒１１への被選別穀粒量の適正
化を図り、回転選別筒１１での選別精度の向１−を図る
ことができるものである。

〔実施例〕 以下、図面に示すこの発明の実施例について説明する。

まず、実施例の構成について説明する。１は、脱ぷ部で
、この脱ぷ部１は、籾ホッパ２．一対の脱ぷロール３，
３等で構成されている。、４は、摺落米風選路で、前方
の吸引ファン５により発生する選別風によって、脱ぷ部
１からの摺落米を風選し、籾殻を吸引ファン５から排塵
筒６を経て機外に排出し、玄米および籾の混合米は下方
の摺落米受樋７に落下供給する。摺落米受樋７に落下し
た混合米は、回転選別筒１１側の混合米ホッパ９を経て
、回転選別筒１１側の供給＠１４の始端部に搬送される
構成である、 １０は、選別ケースで、この選別ケース１０内には、内
周面に多数の壷穴の構成されている回転選別筒１１が横
軸回りに回転できるよう、供給側端部（第１図で右側）
および排出側端部（第１図で左側）を、駆動ローラ１２
，１２で回転自在に支持している。この回転選別筒１１
内には、供給ラセン１３の有る供給樋１４および仕上米
ラセン１５の有る仕り米樋１６に横架している。

この供給樋１４および仕上米樋１６を回転選別筒１１内
に配設するにあたっては、供給樋１４を第４図に示すよ
うに、回転選別筒１１の下方から１一方へ回転す。る汲
み１・げ側に、また、仕、ヒ米樋１６を回転選別筒１１
の」〕方から下方へ回転する側へ配設して、回転選別筒
１１の壷穴により汲み［〕げられた混合米は、供給＠１
４に落下し、供給ラセン１３で供給４ｉｌＩｉ　１４の
終端側に移送されるように構成されていて、供給樋１４
は混合米受樋の機能も兼ねている。

仕上米４１１６の排出側端部は、仕」−米流下筒１７、
仕上米流穀板１８を介して仕上木受＠１９へ連通されて
いて、仕」−米は仕に米流下筒１７および仕上米流穀板
１８から仕上木受＠１９へ落下する間に風選されて、仕
上米受樋１９へ流下した玄米は、仕上米揚穀機２０を介
して機外に取り出されるものである。

回転選別筒１１の排出側端部下方には、籾受樋２１を配
設し、回転選別筒１１の選別終端側から排出される選別
後の籾を主体とした穀粒は、籾受＠２１に流下し、籾揚
穀機２２で脱ぷ部１に還元される構成である。

２３は、層厚検出器で、回転選別筒１１の軸線方向に沿
った状態で、選別ケース１０に軸支されている層厚検出
軸２４に、二〇層厚検出器２３は取付けら九でいて、回
転選別筒ｌｌ内の被選別穀粒の上面に接触しなから−１
−不回動し、回転選別筒１１の被選別穀粒量の増減を検
出するものである。

この層厚検出軸２４の端部には、Ｍ厚ポテンショメータ
２５が取付けられている。

脱ぷ部１側の籾供給調節弁２６は、開閉調節自在に構成
されていて、籾供給調節弁２６の軸部２６ａには、籾供
給ポテンショメータ２７が取付けられている。２８は、
還元穀粒検出器で、籾揚穀機２２で脱ぷ部１に還元され
る穀粒量を検出するものである。２９は、籾供給調節弁
２６を調節する籾供給制御モータであり、籾供給制御モ
ータ２９が正転あるいは逆回転することにより、調節ネ
ジ棒３０を介して籾供給調節弁２６を開閉する。

そして、この層厚ポテンショメータ２５．籾供給ポテン
ショメータ２７及び還元穀粒検出器２８の検出情報は、
入力インターフェイス３１を介して、記憶機能、演算機
能及び制御機能を有する演算制御部３２（以下単にＣＰ
Ｕという。）に入力される構成である。

次に、ＣＰＵ３２の制御内容について説明する。

■始動スイッチ（図示省略）のＯＮがＣＰＵ３２に入力
されると、還元穀粒検出器２８が還元穀粒を検出するま
での間、即ち、脱ぷ部１の摺落米が　１１　一 回転選別筒１１に供給されて選別終端側から選別後の穀
粒が排出されるまでの間は、籾供給調節弁２６を少ない
開度、例えば、標準開度あるいはこれより少ない開度に
設定する指令信号がリレー３５を介して籾供給制御モー
タ２９に出力される。

■次いで、還元穀粒検出器２８が穀粒の検出をすると、
即ち、脱ぷ部１の摺落米が回転選別筒１１に供給されて
、選別始端側から流動して選別終端側に移動し選別後の
穀粒が排出されるようになり、回転選別筒１１が選別状
態になると、次のような層厚検出器２３の検出結果に基
づく自動制御に移行する。即ち。

ａ０層厚検出器２３の検出情報が設定基準情報と比較さ
れて、基準情報よりも検出情報が穀粒層厚が大である場
合には、ＣＰＵ３２から逆転駆動信号が出力インターフ
ェイス３３．リレー３６を経て籾供給制御モータ２９に
送られて、籾供給調節弁２６を減少側に調節制御し、 ｂ０層厚検出器２３の検出情報が設定基準情報と比較さ
れて、基準情報よりも検出情報の方が穀粒層厚が小であ
る場合には、ＣＰＵ３２から１Ｅ転駆動信号が出力イン
ターフェイス３３．リレー３５を経て籾供給制御モータ
２９に送られて、籾供給調節弁２６を増加側に調節制御
する。

次に実施例の作用について説明する。籾摺作業をする場
合には、籾ホッパ２に原初を供給し、籾摺選別機の回転
各部を駆動する。すると、籾ホッパ２から脱ぷ部１に供
給された籾は脱ぷ作用を受け、摺落米は下方の摺落米風
選路４で風選され、籾殻は排塵筒６から機外へ排出され
る。玄米及び籾の混合米は、摺落米受樋７に落下供給さ
れて、混合米揚穀機８で揚穀されて、混合米ホッパ９を
経て回転選別筒１１側の供給４ｉ１１ｉ１４の始端側に
供給され、更に、供給＠Ｘ１４内の供給ラセン１３で回
ｋｍ別筒１１の供給側端部に供給される。

ついで、混合米は、第２図で時計方向へ回転している回
転選別筒１１の壷穴により汲み］−げられ、粒長の短い
玄米は高く汲み−にげられて仕」−米＠１６に落下し、
粒長が長い籾及び一部の玄米は低く汲みトげられて、供
給樋１４に落下して選別される。供給［１４に落下した
未選別の混合米は、供給ラセン１３で供給＠１４の搬送
終端部から再度回転選別筒１１内へ供給され、再選別さ
れる。

また、仕上米樋１６に落下した仕−１−米は、仕り米ラ
セン１５で仕」−米流下筒１７に搬送され、仕上米流穀
板１８を経て仕上米受樋１９へ落下する間に選別風によ
り選別され、仕上米流穀板２０で機外へ取り出されるも
のである。

回転選別筒１１の排出側端部へ送られた選別後の籾を主
体とした穀粒は、下方の籾受＠２１に流下し、籾揚穀機
２２で揚穀されて脱ぷ部１に還元され、再度腕ぶ部１で
脱ぷ作用を受けるものである。

上述のようにして、籾摺選別作業が行われるものである
が５回転選別筒１１の選別始端側から選別終端側に被選
別穀粒の分布している通常の選別状態では、回転選別筒
１１内の被選別穀粒量を層厚検出器２３で検出しなから
、被選別穀粒量の増減に対応して、ＣＰＵ３２からの制
御指令信号が籾供給制御モータ２９に出力し、脱ぷ部１
側の籾供給調節弁２６の開度を閉鎖側あるいは開「１側
に調節して、回転選別筒１１への被選別穀粒の供給量を
減少側あるいは増加側に制御し、回転選別筒１１内の被
選別穀粒量を適１Ｅに保持しなから籾摺り選別作業を行
うものである。

籾摺選別作業の開始にあたって始動スイッチ（図示省略
）をＯＮすると、作業開始から還元穀粒検出器２８が還
元穀粒を検出するまでの間、即ち、脱ぷ部１の摺落米が
回転選別筒１１に供給されて選別終端側から選別後の穀
粒が排出されるまでの間は、籾供給調節弁２６を少ない
開度に設定する指令信号が、ＣＰＵ３２から籾供給制御
モータ２９に出力され、籾供給調節弁２６は少ない開度
で脱ぷ部１に籾を供給し、回転選別筒１１に少なめの被
選別穀粒を供給するもので、作業開始時に回転選別筒１
１に多量の被選別穀粒の供給されるのを防止し、選別精
度の向−１−を図ることができるものである。

また、回転選別筒１１の選別終端側から脱ぷ部１に還元
される還元穀粒を還元穀粒検出器２８が検出することに
関連させて、籾供給調節弁２６の自動制御への切換をし
ているので、含水率あるいは品種により、回転選別筒１
１での選別流動状態に差異があっても、回転選別筒１１
の選別終端側まで被選別穀粒が行き渡ったことを正確に
知ることができ、選別精度が向上できるものである。

次に、第５図乃至第７図について説明する。

４１は、玄米検出器で、仕１−米機１Ｇの終端側から仕
を米揚穀機２０の出口までの玄米搬送経路に配置されて
いて、玄米量を検出するものである。

２７は、脱ぷ部１側の籾供給調節弁２６の軸部２６ａに
取付けられている籾供給ポテンショメータである。２８
は、還元穀粒検出器で、籾揚穀機２２で脱ぷ部１に還元
される穀粒量を検出するものである。２９は、籾供給調
節弁２６を調節する籾供給制御モータである。

そして、この玄米検出器４１．籾供給ポテンショメータ
２７及び還元穀粒検出器２８の検出情報は、入力インタ
ーフェイス３１を介して、記憶機能、演算機能及び制御
機能を有するＣＰＵ３２に入力される構成である。

次に、ＣＰＵ３２の制御内容について説明する。

■始動スイッチ（図示省略）のＯＮがＣＰＵ３２に入力
されると、還元穀粒検出器２８が還元穀粒を検出するま
での間、即ち、脱ぷ部１の摺落米が回転選別筒１１に供
給されて選別終端側から流動し、選別後の穀粒が排出さ
れて、回転選別筒１１の全域に被選別穀粒が行き渡るま
での間は、籾供給調節弁２６を少ない開度、例えば、標
準開度あるいはこれより少ない開度に設定する指令信号
が、ＣＰＵ３２からリレー３５を介し籾供給制御モータ
２９に出力される。

■次いで、還元穀粒検出器２８が穀粒の検出を開始する
と、即ち、脱ぷ部１の摺落米が回転選別筒１１に供給さ
れて選別始端側から流動し、選別終端側から選別後の穀
粒が排出されて、回転選別筒１１の全域に被選別穀粒が
行き渡った選別状態になると、次の玄米検出器３４及び
還元穀粒検出器２８の検出結果に基づく自動制御に移行
する。即ち、 ａ、玄米検出器３４及び還元穀粒検出器２８の検出情報
が設定基準情報と比較されて、玄米の比率よりも還元穀
粒量の比率が高い場合には、ｃｐｕ３２から逆転駆動信
号が出力インターフェイス３３、リレー３６を経て籾供
給制御モータ２９に送られて、籾供給調節弁２６を減少
側に調節制御し、ｂ、また、玄米検出器３４及び還元穀
粒検出器２８の検出情報が設定基準情報と比較されて、
玄米の比率よりも還元穀粒量の比率が低い場合には、Ｃ
ＰＵ３２から正転駆動信号が出力インターフェイス３３
．リレー３５を経て籾供給制御モータ２９に送られて、
籾供給調節弁２６を増加側に調節制御する。

なお、自動制御するにあたり、籾供給調節弁２６の開閉
度で検出した籾供給量と、還元穀粒検出器２８で検出し
た還元穀粒量とを比較演算して、籾供給調節弁を制御す
る構成としてもよい。

次に、作用を説明する。回転選別筒１１の選別始端側か
ら選別終端側にかけて被選別穀粒が行き渡っている通常
の選別状態では、玄米検出器４１及び還元穀粒検出器２
８で玄米量及び還元穀粒量を検出し、この検出情報と基
準情報と比較しなから、還元穀粒量の増減に対応して、
ＣＰｔＪ３２からの制御指令信号を籾供給制御モータ２
９に出力し、脱ぷ部１側の籾供給調節弁２６の開度を、
閉鎖側あるいは開口側に調節して１回転選別筒１１への
被選別穀粒の供給量を減少側あるいは増加側に制御し、
回転選別筒１１内の被選別穀粒量を適正に保持しなから
籾摺り選別作業を行うものである。

籾摺選別作業の開始にあたって始動スイッチ（図示省略
）をＯＮすると、作業開始から還元穀粒検出器２８が還
元穀粒の検出を開始するまでの間、即ち、脱ぷ部１の摺
落米が回転選別筒１１に供給され、選別終端側から選別
後の穀粒が排出されて、回転選別筒１１の全域に被選別
穀粒が行き渡るまでの間は、籾供給調節弁２６を少ない
開度に設定する指令信号が、ＣＰＵ３２からリレー３５
を介して籾供給制御モータ２９に出力され、籾供給調節
弁２６は少ない開度で脱ぷ部１に籾を供給し、回転選別
筒１１に少なめの被選別穀粒が供給されるもので、作業
開始時に回転選別筒１１に多量の被選別穀粒の供給され
るのを防止し、選別精度の向上を図ることができるもの
である。

また、回転選別筒１１の選別終端側から脱ぷ部１に還元
される還元穀粒を、還元穀粒検出器２８の検出開始と関
連させて、籾供給調節弁２６の自動制御への切換として
いるので、含水率あるいは品種により、回転選別筒１１
での選別流動状態に差異があっても、回転選別筒１１の
選別終端側まで被選別穀粒が行き渡ったことを正確に知
ることができ、選別精度を向上させることができる。

また、前述の自動制御をするにあたり、還元穀粒検出器
２８の検出量が基準量板こ封して多い場合には、回転選
別筒１１の回転数調節手段（図示省略）、仕上米調節弁
１６ａの回転調節手段（図示省略）、脱ぷ率の検出手段
（図示省Ｍ）および脱ぷロール間隙調節手段（図示省略
）を設けておき、これらの調節手段を調節した後に再度
還元穀粒検出器２８で還元穀粒量を検出し、自動制御に
入る２〇− 構成としてもよい。なお、この場合には、玄米ノ＼の籾
の混入率を検出する玄米・籾検出器を設けておく。

【図面の簡単な説明】

図面は、この発明の実施例を示すもので、第１図は、切
断側面図、第２図は、切断背面図、第３図は、切断正面
図、第４図は、ブロック回路図、第５図は、切断側面図
、第６図は、ブロック回路図、第７図は、フローチャー
１〜である。 符号の説明 １　脱ぷ部　　　　　　２ ３　脱ぷロール　　　　４ ５　吸引ファン　　　　６ ７　摺落木受＠　　　　８ １０　選別ケース　　　１１ １２　駆動ローラー　　１３ １４　供給樋　　　　　１５ １６　仕上米ｆｌ！１６　ａ １７　仕上米流下筒　　１８ １９　仕り木受＠２０ 籾ホッパ 摺落米風選路 排塵筒 混合米揚穀機 回転選別筒 供給ラセン 仕１・米ラセン 仕上米調節弁 仕１−米流穀板 仕１〕米揚穀機 籾受樋　　　　　２２　籾揚穀機 層厚検出器　　　２４　ｋｌＪ厚検出軸層厚ポテンショ
メータ 籾供給調節弁 籾供給ポテンショメータ 還元穀粒検出器（検出器） 籾供給制御モータ（調節手段） 調節ネジ棒 入力インターフェイス 演算制御部（ＣＰＵ） 出力インターフェイス リレー　　　　　　３６　リレー 玄米検出器

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）脱ぷ部１及び内周面に多数の壷穴が構成されてい
   て横軸回りに回転する回転選別筒１１を具備し、脱ぷ部
   １での脱ぷ風選後の摺落米を回転選別筒１１へ供給可能
   に構成すると共に、回転選別筒１１での選別後の穀粒を
   脱ぷ部１に還元可能に構成し、回転選別筒１１内の被選
   別穀粒量を検出することのできる層厚検出器２３と脱ぷ
   部１の籾供給調節弁２６とを関連的に結合した籾摺選別
   機において、回転選別筒１１の選別始端側から選別終端
   側にかけての被選別穀粒の分布状態をを検出できる検出
   器２８を設け、脱ぷ部１の作業開始から検出器２８の穀
   粒非検出状態の間は層厚検出器２３での籾供給調節弁２
   ６の関連制御を中止する制御中止指令信号、及び、検出
   器２８の穀粒検出状態では層厚検出器２３での籾供給調
   節弁２６を関連的に制御する制御指令信号を、籾供給調
   節弁２６の調節手段２９に出力する制御指令手段を有す
   ることを特徴とする籾摺選別機の籾供給弁調節装置。
2. （２）脱ぷ部１及び内周面に多数の壷穴が構成されてい
   て横軸回りに回転する回転選別筒１１を具備し、脱ぷ部
   １での脱ぷ風選後の摺落米を回転選別筒１１へ供給可能
   に構成すると共に、回転選別筒１１での選別後の穀粒を
   脱ぷ部１に還元する還元経路を設け、この還元経路に穀
   粒の還元状態を検出できる還元穀粒検出器２８を設けて
   、この還元穀粒検出器２８と脱ぷ部１の籾供給調節弁２
   ６とを関連的に結合し、脱ぷ部１の作業開始から還元穀
   粒検出器２８の穀粒非検出状態の間は還元穀粒検出器２
   ８での籾供給調節弁２６の関連制御を中止する制御中止
   指令信号、及び、還元穀粒検出器２８の穀粒検出状態で
   は還元穀粒検出器２８での検出結果に基づき籾供給調節
   弁２６を関連的に制御する制御指令信号を、籾供給調節
   弁２６の調節手段２９に出力する制御指令手段を有する
   ことを特徴とする籾摺選別機の籾供給弁調節装置。